JPH0140093B2 - - Google Patents

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JPH0140093B2
JPH0140093B2 JP59204181A JP20418184A JPH0140093B2 JP H0140093 B2 JPH0140093 B2 JP H0140093B2 JP 59204181 A JP59204181 A JP 59204181A JP 20418184 A JP20418184 A JP 20418184A JP H0140093 B2 JPH0140093 B2 JP H0140093B2
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JP
Japan
Prior art keywords
annealing
stainless steel
point
ferritic stainless
painting
Prior art date
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Expired
Application number
JP59204181A
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English (en)
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JPS6184329A (ja
Inventor
Nobuyoshi Okato
Katsuhiko Horioka
Sunao Ootabu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Yakin Kogyo Co Ltd filed Critical Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
Priority to JP20418184A priority Critical patent/JPS6184329A/ja
Publication of JPS6184329A publication Critical patent/JPS6184329A/ja
Publication of JPH0140093B2 publication Critical patent/JPH0140093B2/ja
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  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の技術分野) 本発明は、塗装用フエライト系ステンレス鋼帯
板の製造方法に関するものである。 (従来の技術) 塗装ステンレス鋼板はステンレス鋼特有の光沢
を消して防眩性をもたせる点に長所があり、この
鋼板は塗膜に疵がついてもトタンの如く錆びない
ことおよび比較的軽量であるので屋外で使用され
る屋根材や太陽熱温水器用として需要が急増して
いる。 現在塗装用ステンレス鋼には、SUS304などの
オーステナイト系ステンレス鋼が広く使用されて
いるが、フエライト系ステンレス鋼には次のよう
な長所がある。 (1) SUS430に代表されるフエライト系ステンレ
ス鋼は高価なNiを含まないため、Niを含有す
るオーステナイト系ステンレス鋼よりコストが
安い。 (2) 塗装後の耐銹性はオーステナイト系ステンレ
ス鋼とフエライト系ステンレス鋼の間で殆んど
差がない。 (3) 塗装ステンレス鋼板はトタン等と同様手板金
で加工されることが多く、軟質であることを要
求されるが、この点でフエライト系ステンレス
鋼はオーステナイト系ステンレス鋼より有利で
ある。 一方、従来の塗装用オーステナイト系ステンレ
ス鋼板の製造方法によりフエライト系ステンレス
鋼板を製造するとテンシヨンレベラー等による矯
正時にストレツチヤーストレインおよび/または
板金加工時に腰折れ等のシワ状の表面欠陥が発生
して製品の表面外観を著しく損なうため上記方法
を塗装用フエライト系ステンレス鋼板の製造方法
として用いることはできなかつた。 従来上記表面欠陥を防止するための塗装用フエ
ライト系ステンレス鋼板の製造方法が種々提案さ
れている。 第一の方法としてフエライト系ステンレス鋼板
のストレツチヤーストレインおよび/または腰折
れ防止に有効なスキンパス圧延工程を付加した塗
装用フエライト系ステンレス鋼板の製造方法が知
られている。 次に特開昭52−22517号によれば、スキンパス
ロールの表面を粗面となして、スキンパス圧延に
より板または帯表面を粗くし、同時にストレツチ
ヤーストレインおよび腰折れを防止する方法が知
られている。 (発明が解決しようとする問題点) 前記第一の方法によれば最終圧延工程で塗膜密
着性を確保するために施されたスキンパス圧延工
程により、ダル仕上げされた表面が平滑化されて
しまうため、塗装が実質的に不可能になるという
欠点がある。また前記特開昭52−22517号によれ
ば下記の欠点があるため塗装用フエライト系ステ
ンレス鋼板を製造する方法としては適していな
い。即ち (1) スキンパスミルの圧下能力が低いため、塗膜
密着性確保の点から必要な表面の平均粗度Ra
を2μm以上に粗らすことが困難である。 (2) スキンパス工程で表面を粗らした後に直接塗
装されるので、従来方法の如く焼鈍、酸洗工程
が不要である。このため表面の粗さ曲線が鋭角
的になり、塗装時において塗料の流れ込みが悪
く、塗膜密着性が従来方法より劣つている。 (3) スキンパス工程が入るため塗装用ステンレス
鋼素材として要求される軟質性が失なわれる。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、従来の塗装用フエライト系ステンレ
ス鋼板の製造方法の有する欠点を除去改善するこ
とを目的とするものであり、特許請求の範囲記載
の方法を提供することにより前記目的を達成する
ことができる。すなわち本発明は、熱間圧延した
フエライト系ステンレス鋼帯板を、素材焼鈍工
程、中間焼鈍工程を経た後最終圧延工程の仕上げ
パスにおいて粗面ロールを用いる圧延により帯板
表面の平均粗度Raを2μm以上になし、次にスキ
ンパス圧延を経ることなく最終焼鈍工程を経るこ
とにより、塗料密着性に優れた塗装用フエライト
系ステンレス鋼帯板を製造する方法において、前
記素材焼鈍工程における熱延板の焼鈍をAc1点未
満の温度で行い、そして前記中間焼鈍工程におけ
る鋼帯板の焼鈍をオーステナイトが生成し始める
温度Ac1点と(Ac1点+150℃)との温度範囲内で
行い、その後の最終焼鈍工程の焼鈍をAc1点未満
の温度で行うことを特徴とする塗装用フエライト
系ステンレス鋼帯板の製造方法に関するものであ
る。 従来塗装用フエライト系ステンレス鋼板に限ら
ず、フエライト系ステンレス鋼の各工程における
焼鈍条件は、オーステナイトが生成し始める温度
すなわちAc1点より約50℃低い温度で行われてい
た。この理由は、Ac1点付近またはそれ以上の温
度で焼鈍すると固溶炭素量が増加し、かつオース
テナイトが生成するからである。冷却過程におい
て固溶炭素量の増加は、Cr炭化物の粒界析出に
よる粒界Cr欠乏層を、また高温で生成するオー
ステナイトは冷却過程でマルテンサイト変態して
延性劣化をひき起し、製品品質の劣化ならびに製
造上のトラブルの原因となる。 ところで、本発明者らは最終焼鈍工程において
焼鈍温度をAc1点前後まで上げると、焼鈍後スト
レツチヤーストレインの発生が防止され極めて低
耐力の製品を得るこことができることを新規に知
見して、特願昭58−132869号により特許出願し
た。 本発明者らは、さらに中間および素材焼鈍工程
における焼鈍条件にさかのぼつて種々研究を重ね
た結果、中間焼鈍工程における焼鈍温度をAc1
以上にすると、その段階ではCr欠乏層ならびに
マルテンサイト相が生成するが、最終焼鈍におい
て通常のAc1点以下の温度で焼鈍することによ
り、上記Cr欠乏層、マルテンサイト相のいずれ
も消失してストレツチヤーストレインの発生が防
止され、同時に低耐力の製品が得られることを新
規に知見した。このようになる機構は中間焼鈍後
に生成したマルテンサイト相が最終焼鈍によりフ
エライトとCr炭化物に分解するが、この部分は
他のフエライトマトリツクスよりもCr炭化物が
偏析しているため強度が高い。このためわずかな
応力でも境界部のフエライトマトリツクス側に変
形が集中するため、この部分に可動転位が連続的
に発生してマクロ的ストレツチヤーストレインの
発生を防止すると同時に耐力の著しい低下がもた
らされるものであることが判つた。従つて、中間
焼鈍においてAc1点より低い焼鈍温度にするとマ
ルテンサイトが生成しないので、最終焼鈍後の上
記効果は得られない。一方上記中間焼鈍工程にお
ける焼鈍温度を(Ac1点+150℃)より高くする
と、生成するマルテンサイト量は30%以上に増加
し、粒粗大化が加わるため著しく脆化し、次の最
終圧延工程において破断等のトラブルが生じ易く
なり、かりに最終焼鈍工程にまで達しても耐力が
著しく上昇する。従つて、中間焼鈍工程における
焼鈍温度はAc1点〜(Ac1点+150℃)の範囲内に
する必要がある。 次に、熱延鋼帯板の素材の焼鈍工程において、
焼鈍温度をAc1点以上にすると中間焼鈍後の段階
ではストレツチヤーストレインが防止されるが、
この効果は最終焼鈍後まで維持されず、7割以上
の確率でストレツチヤーストレインを発生する。
また素材焼鈍工程でAc1点以上の焼鈍を加えると
マルテンサイト相の脆化・硬化に加えて、板厚が
厚いため、次の中間圧延工程において曲げ応力が
大きくなることがさらに加わつて破断トラブルの
原因となる。従つて素材焼鈍工程において、その
焼鈍温度をAc1点以上としても、本発明の目的は
達成されない。 このような理由により本発明は、素材焼鈍工程
における熱延板の焼鈍をAc1点未満の温度で行
い、そして、 中間焼鈍工程では、上述のように、Ac1
(Ac1+150)の温度で焼鈍し、さらに、 最終焼鈍工程では、上述したようにCr欠乏層
やマルテンサイト相を消失させるために、再び
Ac1点未満の温度で焼鈍するのであり、 このように3段階の各熱処理温度を区別すると
ころが本発明の特徴である。 次に本発明を実施例について説明する。 実施例 熱間圧延により製造したSUS430と410Sの熱延
帯板を素材とし、この素材を焼鈍、酸洗、中間圧
延、中間焼鈍および酸洗を経て最終圧延工程の仕
上パスにおいて粗面ロール圧延によつて帯板表面
の平均粗度Raを2μm以上となした後、最終焼鈍
ならびに酸洗をした。この際表に示すように各焼
鈍工程の焼鈍条件を種々変え、製品品質として耐
力、ストレツチヤーストレインおよび粒界腐食試
験の結果を調べた。なおSUS430のAc1点は880℃
SUS410Sのそれは850℃である。また腐食試験は
JIS G0575ステンレス鋼の硫酸、硫酸銅腐食試験
方法によつて行つた。
【表】
【表】 上記表から判るように、中間焼鈍工程における
焼鈍温度を本発明例にみるようにAc1点〜(Ac1
点+150℃)の温度範囲内にすることにより、本
発明例は比較例に比べて耐力が低く、ストレツチ
ヤーストレインがなく、かつ粒界腐食のないステ
ンレス鋼帯板を得ることができる。 (効果) 以上本発明によれば、塗装用素材としてフエラ
イト系ステンレス鋼を用いる場合に欠点であつた
ストレツチヤーストレインあるいは腰折れの表面
欠陥を防止でき、かつすぐれた塗料密着性を確保
できるようになつた。これによりオーステナイト
系ステンレス鋼よりコスト的に安価な塗装用フエ
ライト系ステンレス鋼帯板を工業的に提供するこ
とが可能となつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱間圧延したフエライト系ステンレス鋼帯板
    を、素材焼鈍工程、中間焼鈍工程を経た後最終圧
    延工程の仕上げパスにおいて粗面ロールを用いる
    圧延により帯板表面の平均粗度Raを2μm以上に
    なし、次にスキンパス圧延を経ることなく最終焼
    鈍工程を経ることにより、塗料密着性に優れた塗
    装用フエライト系ステンレス鋼帯板を製造する方
    法において、 前記素材焼鈍工程における熱延板の焼鈍をAc1
    点未満の温度で行い、そして前記中間焼鈍工程に
    おける鋼帯板の焼鈍をオーステナイトが生成し始
    める温度Ac1点と(Ac1点+150℃)との温度範囲
    内で行い、その後の最終焼鈍工程の焼鈍をAc1
    未満の温度で行うことを特徴とする塗装用フエラ
    イト系ステンレス鋼帯板の製造方法。
JP20418184A 1984-10-01 1984-10-01 塗装用フエライト系ステンレス鋼帯板の製造方法 Granted JPS6184329A (ja)

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JP20418184A JPS6184329A (ja) 1984-10-01 1984-10-01 塗装用フエライト系ステンレス鋼帯板の製造方法

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JP20418184A JPS6184329A (ja) 1984-10-01 1984-10-01 塗装用フエライト系ステンレス鋼帯板の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS6184329A JPS6184329A (ja) 1986-04-28
JPH0140093B2 true JPH0140093B2 (ja) 1989-08-25

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JP20418184A Granted JPS6184329A (ja) 1984-10-01 1984-10-01 塗装用フエライト系ステンレス鋼帯板の製造方法

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Families Citing this family (2)

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DE19821299A1 (de) * 1998-05-13 1999-11-18 Abb Patent Gmbh Anordnung und Verfahren zum Erzeugen von Warmband
KR20220134780A (ko) * 2020-04-10 2022-10-05 닛테츠 스테인레스 가부시키가이샤 페라이트계 스테인리스강 및 페라이트계 스테인리스강의 제조 방법

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JPS6184329A (ja) 1986-04-28

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