JPH0140441B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0140441B2 JPH0140441B2 JP55125841A JP12584180A JPH0140441B2 JP H0140441 B2 JPH0140441 B2 JP H0140441B2 JP 55125841 A JP55125841 A JP 55125841A JP 12584180 A JP12584180 A JP 12584180A JP H0140441 B2 JPH0140441 B2 JP H0140441B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrical
- insulating
- phenyl
- insulating oil
- oxidation stability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lubricants (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
本発明は電気絶縁油に関するものである。コン
デンサ、ケーブル、変圧器などの電気機器につい
ては、近年高圧化および小型化の傾向が著しく、
それに伴つて、絶縁材料として従来の絶縁紙の代
りに、あるいは絶縁紙と併用する形式で、合成樹
脂フイルムが使用されるようになつてきた。その
結果、電気絶縁油に要求される性能が益々厳しく
なつている。 従来から、油含浸電気機器用の絶縁油として、
鉱油、アルキルベンゼン、ポリブテン、アルキル
ナフタレン、アルキルビフエニル、ジアリールア
ルカンなどが提案され使用されている。しかし、
これらは上記のような電気機器の発展に伴う要求
に充分対応し得ていない。 すなわち、前述の電気機器の高圧化や小型化に
伴つて、使用する絶縁油に要求される性能は、絶
縁破壊電圧が高いこと、誘電損失の原因となる誘
電正接が低いことの他、酸化安定性が優れている
ことである。 絶縁油含浸電気機器、例えば油含浸のケーブ
ル、コンデンサ、変圧器、開閉器などにおいて
は、絶縁油の酸化安定性がこれら電気機器の性
能、特に長期安定性に大きな影響を与える。すな
わち、含浸した電気絶縁油の酸化安定性が優れて
いる程、これら電気機器の性能の経時劣化が少な
く、長時間安定した性能を示すので実用上望まし
い。従つて、電気絶縁油については、酸化安定性
が優れていることが強く望まれている。 しかしながら、前述の各絶縁油は、絶縁破壊電
圧および誘電損失はある程度満足し得るものであ
るが、酸化安定性は充分満足できるものではな
い。 本発明は、このような要望に応え得る新規な電
気絶縁油に関するものである。 すなわち、本発明は、1−フエニル−1−(3,
4−ジメチルフエニル)エタンを含む1−フエニ
ル−1−ジメチルフエニルエタン異性体混合物に
おいて、下記式()で表わされる1−フエニル
−1−(2,4−ジメチルフエニル)エタンおよ
び下記式()で表わされる1−フエニル−1−
(2,5−ジメチルフエニル)エタンの合計量が、
1−フエニル−1−(3,4−ジメチルフエニル)
エタンの100(重量比)に対して20以上であること
を特徴とする電気絶縁油組成物に係るものであ
る。 (ここで、R1およびR2はいずれもメチル基であ
る) これらの化合物はいずれもm−キシレンまたは
p−キシレンとスチレンとを酸触媒の存在下に反
応させて得ることができる。 前記一般式()および()で表わされる化
合物は、これらと類似の化合物である1−フエニ
ル−1−(3,4−ジアルキルフエニル)エタン、
1−フエニル−1−モノアルキルフエニルエタン
などと比較して、酸化安定性が特異的に優れてい
る。 式()のごとくR1、R2が2,4の位置およ
び式()のごとくR1、R2が2,5の位置にあ
る化合物がその構造に起因して特異的に酸化安定
性に優れていることは従来到底予想できないこと
であつた。また、式()および()の化合物
を他の電気絶縁油に混合するときには、単なる混
合による効果以上の酸化安定性改良の効果が発揮
されることもまた予想外のことである。 一般式()あるいは()で表わされるアリ
ールフエニルエタンは単独で用いることもできる
が、これらの化合物の2種以上の混合物として用
いることもできる。さらに、他の絶縁油、例え
ば、1−フエニル−1−(3,4−ジアルキルフ
エニル)エタン、1−アルキル−3−フエニルイ
ンダン類、および1,4−ジフエニルブタン類、
1,4−ジフエニルブテン類などのアリールフエ
ニルアルカンあるいはジアリールアルカン系の絶
縁油との混合物として用いることも好ましく行な
い得る。 この場合、一般式()あるいは()で表わ
されるアリールフエニルエタンの合計含有量は、
他の絶縁油100に対して20以上あることが、得ら
れる絶縁油の酸化安定性向上の観点から望まし
い。 このようにして得られる本発明の電気絶縁油
は、酸化安定性が極めて優れ、さらに他の諸特
性、すなわち、絶縁破壊電圧、体積抵抗率、誘電
損失なども優れたものである。また高い誘電率を
有する。 本発明の電気絶縁油は上記のような諸特性を有
しているので、コンデンサ、ケーブル、変圧器そ
の他各種の電気機器に好適に使用し得る。 本発明の電気絶縁油は、上記組成の化合物ある
いはその混合物からなるものであるが、これのみ
に限定されるものではない。すなわち、その一般
的電気的性能を損わずに、所望の電気的性能を改
善する目的で、前記アリールフエニルアルカンや
ジアリールアルカンなど以外に、ポリブテンや鉱
油系絶縁油、アルキルベンゼン系絶縁油、アルキ
ルナフタレン系やアルキルビフエニル系絶縁油な
どの他の芳香族系絶縁油を加えて使用することが
できる。ポリブテンは体積固有抵抗、誘電正接を
改善し、鉱油系絶縁油は破壊電圧を向上させ、ア
ルキルベンゼン系絶縁油および他の芳香族系絶縁
油は破壊電圧、誘電正接、流動点等を向上させる
が、いずれも誘電率を低下させる傾向があるので
50%以上加えることは好ましくない。また、必要
に応じて酸化安定剤を微量添加することは差し支
えない。 また、リン酸エステル系化合物エポキシ系化合
物などの電気絶縁油用の添加剤として公知の化合
物を併用することもできる。 以下に実施例により本発明の電気絶縁油を更に
詳細に説明する。 実施例および比較例 (1) 電気的特性試験 電気的特性を、表1に示す各種の絶縁油につ
いて測定した。その結果を表2に示す。表1
中、絶縁油4は本発明の実施例であり、絶縁油
1,2,3および5は比較例である。
デンサ、ケーブル、変圧器などの電気機器につい
ては、近年高圧化および小型化の傾向が著しく、
それに伴つて、絶縁材料として従来の絶縁紙の代
りに、あるいは絶縁紙と併用する形式で、合成樹
脂フイルムが使用されるようになつてきた。その
結果、電気絶縁油に要求される性能が益々厳しく
なつている。 従来から、油含浸電気機器用の絶縁油として、
鉱油、アルキルベンゼン、ポリブテン、アルキル
ナフタレン、アルキルビフエニル、ジアリールア
ルカンなどが提案され使用されている。しかし、
これらは上記のような電気機器の発展に伴う要求
に充分対応し得ていない。 すなわち、前述の電気機器の高圧化や小型化に
伴つて、使用する絶縁油に要求される性能は、絶
縁破壊電圧が高いこと、誘電損失の原因となる誘
電正接が低いことの他、酸化安定性が優れている
ことである。 絶縁油含浸電気機器、例えば油含浸のケーブ
ル、コンデンサ、変圧器、開閉器などにおいて
は、絶縁油の酸化安定性がこれら電気機器の性
能、特に長期安定性に大きな影響を与える。すな
わち、含浸した電気絶縁油の酸化安定性が優れて
いる程、これら電気機器の性能の経時劣化が少な
く、長時間安定した性能を示すので実用上望まし
い。従つて、電気絶縁油については、酸化安定性
が優れていることが強く望まれている。 しかしながら、前述の各絶縁油は、絶縁破壊電
圧および誘電損失はある程度満足し得るものであ
るが、酸化安定性は充分満足できるものではな
い。 本発明は、このような要望に応え得る新規な電
気絶縁油に関するものである。 すなわち、本発明は、1−フエニル−1−(3,
4−ジメチルフエニル)エタンを含む1−フエニ
ル−1−ジメチルフエニルエタン異性体混合物に
おいて、下記式()で表わされる1−フエニル
−1−(2,4−ジメチルフエニル)エタンおよ
び下記式()で表わされる1−フエニル−1−
(2,5−ジメチルフエニル)エタンの合計量が、
1−フエニル−1−(3,4−ジメチルフエニル)
エタンの100(重量比)に対して20以上であること
を特徴とする電気絶縁油組成物に係るものであ
る。 (ここで、R1およびR2はいずれもメチル基であ
る) これらの化合物はいずれもm−キシレンまたは
p−キシレンとスチレンとを酸触媒の存在下に反
応させて得ることができる。 前記一般式()および()で表わされる化
合物は、これらと類似の化合物である1−フエニ
ル−1−(3,4−ジアルキルフエニル)エタン、
1−フエニル−1−モノアルキルフエニルエタン
などと比較して、酸化安定性が特異的に優れてい
る。 式()のごとくR1、R2が2,4の位置およ
び式()のごとくR1、R2が2,5の位置にあ
る化合物がその構造に起因して特異的に酸化安定
性に優れていることは従来到底予想できないこと
であつた。また、式()および()の化合物
を他の電気絶縁油に混合するときには、単なる混
合による効果以上の酸化安定性改良の効果が発揮
されることもまた予想外のことである。 一般式()あるいは()で表わされるアリ
ールフエニルエタンは単独で用いることもできる
が、これらの化合物の2種以上の混合物として用
いることもできる。さらに、他の絶縁油、例え
ば、1−フエニル−1−(3,4−ジアルキルフ
エニル)エタン、1−アルキル−3−フエニルイ
ンダン類、および1,4−ジフエニルブタン類、
1,4−ジフエニルブテン類などのアリールフエ
ニルアルカンあるいはジアリールアルカン系の絶
縁油との混合物として用いることも好ましく行な
い得る。 この場合、一般式()あるいは()で表わ
されるアリールフエニルエタンの合計含有量は、
他の絶縁油100に対して20以上あることが、得ら
れる絶縁油の酸化安定性向上の観点から望まし
い。 このようにして得られる本発明の電気絶縁油
は、酸化安定性が極めて優れ、さらに他の諸特
性、すなわち、絶縁破壊電圧、体積抵抗率、誘電
損失なども優れたものである。また高い誘電率を
有する。 本発明の電気絶縁油は上記のような諸特性を有
しているので、コンデンサ、ケーブル、変圧器そ
の他各種の電気機器に好適に使用し得る。 本発明の電気絶縁油は、上記組成の化合物ある
いはその混合物からなるものであるが、これのみ
に限定されるものではない。すなわち、その一般
的電気的性能を損わずに、所望の電気的性能を改
善する目的で、前記アリールフエニルアルカンや
ジアリールアルカンなど以外に、ポリブテンや鉱
油系絶縁油、アルキルベンゼン系絶縁油、アルキ
ルナフタレン系やアルキルビフエニル系絶縁油な
どの他の芳香族系絶縁油を加えて使用することが
できる。ポリブテンは体積固有抵抗、誘電正接を
改善し、鉱油系絶縁油は破壊電圧を向上させ、ア
ルキルベンゼン系絶縁油および他の芳香族系絶縁
油は破壊電圧、誘電正接、流動点等を向上させる
が、いずれも誘電率を低下させる傾向があるので
50%以上加えることは好ましくない。また、必要
に応じて酸化安定剤を微量添加することは差し支
えない。 また、リン酸エステル系化合物エポキシ系化合
物などの電気絶縁油用の添加剤として公知の化合
物を併用することもできる。 以下に実施例により本発明の電気絶縁油を更に
詳細に説明する。 実施例および比較例 (1) 電気的特性試験 電気的特性を、表1に示す各種の絶縁油につ
いて測定した。その結果を表2に示す。表1
中、絶縁油4は本発明の実施例であり、絶縁油
1,2,3および5は比較例である。
【表】
【表】
【表】
(2) 酸素吸収試験
次に酸素吸収特性を前記の各絶縁油について
測定した。試験温度115℃で銅触媒の存在下に
おける酸素吸収速度を測定した。その結果は添
付図面の通りであつた。図面中、曲線に付した
番号は表1に示した絶縁油の番号である。 (3) 酸化安定性試験 前記の各絶縁油を空気中で加熱し、加熱前後
の電気特性値を測定し、酸化安定性を比較し
た。試験はASTM−D−1934の方法に準拠し
た。その結果を表3に示す。 これらの結果より、本発明の電気絶縁油は、そ
の構造に起因して、他の絶縁油と比べて酸化安定
性が極めて優れていることが解る。また、酸化安
定性に劣る絶縁油1と混合するときには、両者の
平均値以上の酸化安定性を示すことが解る。
測定した。試験温度115℃で銅触媒の存在下に
おける酸素吸収速度を測定した。その結果は添
付図面の通りであつた。図面中、曲線に付した
番号は表1に示した絶縁油の番号である。 (3) 酸化安定性試験 前記の各絶縁油を空気中で加熱し、加熱前後
の電気特性値を測定し、酸化安定性を比較し
た。試験はASTM−D−1934の方法に準拠し
た。その結果を表3に示す。 これらの結果より、本発明の電気絶縁油は、そ
の構造に起因して、他の絶縁油と比べて酸化安定
性が極めて優れていることが解る。また、酸化安
定性に劣る絶縁油1と混合するときには、両者の
平均値以上の酸化安定性を示すことが解る。
図面は電気絶縁油の酸化安定性の試験結果を示
すグラフである。曲線に付した符号は実施例およ
び比較例の絶縁油の番号を表わす。
すグラフである。曲線に付した符号は実施例およ
び比較例の絶縁油の番号を表わす。
Claims (1)
- 1 1−フエニル−1−(3,4−ジメチルフエ
ニル)エタンを含む1−フエニル−1−ジメチル
フエニルエタン異性体混合物において、1−フエ
ニル−1−(2,4−ジメチルフエニル)エタン
および1−フエニル−1−(2,5−ジメチルフ
エニル)エタンの合計量が、1−フエニル−1−
(3,4−ジメチルフエニル)エタンの100(重量
比)に対して20以上であることを特徴とする電気
絶縁油組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12584180A JPS5750708A (en) | 1980-09-10 | 1980-09-10 | Electric insulating oil |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12584180A JPS5750708A (en) | 1980-09-10 | 1980-09-10 | Electric insulating oil |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5750708A JPS5750708A (en) | 1982-03-25 |
| JPH0140441B2 true JPH0140441B2 (ja) | 1989-08-29 |
Family
ID=14920262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12584180A Granted JPS5750708A (en) | 1980-09-10 | 1980-09-10 | Electric insulating oil |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5750708A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5951407A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-24 | 日本石油化学株式会社 | 新規な電気絶縁油 |
| JP4689203B2 (ja) * | 2004-07-13 | 2011-05-25 | ヤンマー株式会社 | 作業車両のキャビン |
| JP5814637B2 (ja) | 2011-06-07 | 2015-11-17 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 低温特性に優れた電気絶縁油組成物 |
| WO2013115372A1 (ja) | 2012-02-03 | 2013-08-08 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 広い温度領域での性能に優れた電気絶縁油組成物 |
| EP2827342B1 (en) | 2012-03-13 | 2019-05-08 | JX Nippon Oil & Energy Corporation | Capacitor oil exhibiting excellent performance in wide temperature range |
| JP2013196913A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Jx Nippon Oil & Energy Corp | 電気絶縁油組成物 |
| JP6240444B2 (ja) | 2013-09-12 | 2017-11-29 | Jxtgエネルギー株式会社 | 電気絶縁油組成物及び油含浸電気機器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6030298B2 (ja) * | 1977-04-27 | 1985-07-16 | 日本石油化学株式会社 | アルキルベンゼンのアラルキル化法 |
| JPS54154742A (en) * | 1978-05-24 | 1979-12-06 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Preparation of diarylethane derivative |
| JPS5536979A (en) * | 1978-09-07 | 1980-03-14 | Kureha Chemical Ind Co Ltd | Capacitor |
-
1980
- 1980-09-10 JP JP12584180A patent/JPS5750708A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5750708A (en) | 1982-03-25 |
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