JPS634284B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS634284B2 JPS634284B2 JP8892480A JP8892480A JPS634284B2 JP S634284 B2 JPS634284 B2 JP S634284B2 JP 8892480 A JP8892480 A JP 8892480A JP 8892480 A JP8892480 A JP 8892480A JP S634284 B2 JPS634284 B2 JP S634284B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating oil
- electrical insulating
- phenylindane
- general formula
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Lubricants (AREA)
Description
従来電気絶縁油としては、精製した鉱油、ポリ
ブテン、アルキルベンゼンなどの合成油または塩
素化ビフエニル等が使用されていたが、塩素化ビ
フエニルは最大の公害源であることが判明して以
来使用されず、また鉱油系の絶縁油は、近年電力
ケーブルの超高圧化、コンデンサー、変圧器等の
高圧化、軽量小型化に伴い、これらの用途に使用
されるには、電気特性、熱安定性、酸化安定性等
の面で劣り、すぐれた電気絶縁油の出現が要望さ
れていた。 さらに近年、絶縁材料としてポリプロピレン、
ポリエチレン等のプラスチツク材料が使用される
ようになつて来ており、これらプラスチツク材料
との適合性にすぐれた電気絶縁油が要望されてい
る。 本発明は、このような要望に応える新規な電気
絶縁油に関するものである。 すなわち、本発明はジアリールアルカンおよび
下記一般式()で表わされるアルキル−3−フ
エニルインダン誘導体からなる電気絶縁油に関す
るものである。 一般式 上式中、R1、R2、R3およびR4は水素原子また
はメチル基であり、R1からR4の合計炭素数は0
から2の整数である。 ジアリールアルカンは、その単独または混合物
の40℃における粘度が7cSt以下のものが好まし
い。ジアリールアルカンのうち好ましい化合物は
ジアリールエタンであり、さらに好ましくは下記
一般式()で表わされるアリールフエニルエタ
ンである。 一般式 上式中、R1からR3は水素原子またはC1〜C3の
アルキル基であり、かつR1からR3の合計炭素数
は3以下である。 ジアリールアルカンの具体例は次ぎの通りであ
る。1・1−ジフエニルエタン、1・1−ジ(メ
チルフエニル)エタン、1−フエニル−1−(メ
チルフエニル)エタン、1−フエニル−1−(ジ
メチルフエニル)エタン、1−フエニル−1−
(エチルフエニル)エタン、1−フエニル−1−
(メチルエチルフエニル)エタン、1−フエニル
−1−(イソプロピルフエニル)エタン、1−フ
エニル−1−(トリメチルフエニル)エタン。こ
れらは、スチレンもしくはアルキルスチレンとア
ルキルベンゼンとをルイス酸触媒の存在下で反応
させることにより容易に製造し得る。あるいは、
エチルベンゼン製造時の副生油から分離して得る
こともできる。これらのジアリールアルカンは単
独または2種以上の化合物の混合物として使用す
る。 前記一般式()のアルキル−3−フエニルイ
ンダン誘導体は、スチレンあるいはそのアルキル
誘導体を固体酸触媒等の酸性触媒で二量化するこ
とによつて得られる。 アルキル−3−フエニルインダン誘導体のう
ち、好ましい化合物は、スチレンまたはα−メチ
ルスチレン、ビニルトルエンを二量化して得られ
るものであり、特に好ましくは1−メチル−3−
フエニルインダンである。 ジアリールアルカン自体は電気的諸特性に優
れ、かつ熱安定性、酸化安定性にも優れている
が、アルキル−3−フエニルインダン誘導体を併
用することにより、ポリプロピレンフイルム等の
プラスチツク絶縁体を使用している電気機器に含
浸した際にプラスチツク絶縁体の寸法安定性が著
しく改善される。 一方、アルキル−3−フエニルインダン誘導体
自体は、一般に流動点が高く、例えば1−メチル
−3−フエニルインダンの場合でも流動点は−40
℃であり、単独使用では必ずしも完全に満足でき
るものではないが、ジアリールアルカンと併用す
ることにより、上記のような改善効果が得られ、
かつ電気絶縁油の粘度を好ましい範囲に調整する
ことができる。 ジアリールアルカンとアルキル−3−フエニル
インダン誘導体との混合割合は任意であるが、前
者1に対し、後者0.01〜9(重量比)が、相乗効
果の点から好ましい。 本発明の電気絶縁油は上記のような諸特性を有
しているので、コンデンサー、ケーブル、変圧器
その他の各種電気機器に使用し得る。他の炭化水
素系絶縁油と比較して、誘電率が高いこと、ポリ
プロピレンフイルムあるいはポリエチレンフイル
ムとの適合性に優れていることから、絶縁性とし
てプラスチツクフイルムを含むコンデンサーある
いはケーブル用の電気絶縁油として最適である。 本発明の電気絶縁油は、上記組成の混合物から
なるものであるが、これのみに限らない。すなわ
ち、その一般的な電気的性能を害なわずに、所望
の電気的性能を改善する目的で、ポリブテンや鉱
油系絶縁油、アルキルベンゼン系絶縁油、アルキ
ルナフタレン系、アルキルビフエニル系その他の
芳香族系絶縁油を加えて使用することができる。
ポリブテンは体積固有抵抗、誘電正接を改善し、
鉱油系絶縁油は破壊電圧を向上させ、アルキルベ
ンゼン系絶縁油および他の芳香族系絶縁油は破壊
電圧、誘電正接、流動点等を向上させるが、いず
れも誘電率を低下させる傾向があるため、50%以
上加えることは好ましくない。また、必要に応じ
て酸化安定剤を微量添加することは差支えない。 また、リン酸エステル系化合物、エポキシ系化
合物等電気絶縁油用の添加剤として公知の化合物
を併用することもできる。 以下に実施例により、本発明の電気絶縁油を更
に詳細に説明する。 実施例および比較例 (1) 電気的特性試験 電気的特性を、表1に示す各種絶縁油につい
て測定した。その結果を表2に示す。表1中、
絶縁油3および4は本発明の実施例であり、絶
縁油1、2および5は比較例である。表2中、
流動点、引火点および電気的性能はいずれも
JIS C2101の試験法に従つて測定したものであ
り、酸化安定性の試験は115℃、96時間空気加
熱で行なつたものである。
ブテン、アルキルベンゼンなどの合成油または塩
素化ビフエニル等が使用されていたが、塩素化ビ
フエニルは最大の公害源であることが判明して以
来使用されず、また鉱油系の絶縁油は、近年電力
ケーブルの超高圧化、コンデンサー、変圧器等の
高圧化、軽量小型化に伴い、これらの用途に使用
されるには、電気特性、熱安定性、酸化安定性等
の面で劣り、すぐれた電気絶縁油の出現が要望さ
れていた。 さらに近年、絶縁材料としてポリプロピレン、
ポリエチレン等のプラスチツク材料が使用される
ようになつて来ており、これらプラスチツク材料
との適合性にすぐれた電気絶縁油が要望されてい
る。 本発明は、このような要望に応える新規な電気
絶縁油に関するものである。 すなわち、本発明はジアリールアルカンおよび
下記一般式()で表わされるアルキル−3−フ
エニルインダン誘導体からなる電気絶縁油に関す
るものである。 一般式 上式中、R1、R2、R3およびR4は水素原子また
はメチル基であり、R1からR4の合計炭素数は0
から2の整数である。 ジアリールアルカンは、その単独または混合物
の40℃における粘度が7cSt以下のものが好まし
い。ジアリールアルカンのうち好ましい化合物は
ジアリールエタンであり、さらに好ましくは下記
一般式()で表わされるアリールフエニルエタ
ンである。 一般式 上式中、R1からR3は水素原子またはC1〜C3の
アルキル基であり、かつR1からR3の合計炭素数
は3以下である。 ジアリールアルカンの具体例は次ぎの通りであ
る。1・1−ジフエニルエタン、1・1−ジ(メ
チルフエニル)エタン、1−フエニル−1−(メ
チルフエニル)エタン、1−フエニル−1−(ジ
メチルフエニル)エタン、1−フエニル−1−
(エチルフエニル)エタン、1−フエニル−1−
(メチルエチルフエニル)エタン、1−フエニル
−1−(イソプロピルフエニル)エタン、1−フ
エニル−1−(トリメチルフエニル)エタン。こ
れらは、スチレンもしくはアルキルスチレンとア
ルキルベンゼンとをルイス酸触媒の存在下で反応
させることにより容易に製造し得る。あるいは、
エチルベンゼン製造時の副生油から分離して得る
こともできる。これらのジアリールアルカンは単
独または2種以上の化合物の混合物として使用す
る。 前記一般式()のアルキル−3−フエニルイ
ンダン誘導体は、スチレンあるいはそのアルキル
誘導体を固体酸触媒等の酸性触媒で二量化するこ
とによつて得られる。 アルキル−3−フエニルインダン誘導体のう
ち、好ましい化合物は、スチレンまたはα−メチ
ルスチレン、ビニルトルエンを二量化して得られ
るものであり、特に好ましくは1−メチル−3−
フエニルインダンである。 ジアリールアルカン自体は電気的諸特性に優
れ、かつ熱安定性、酸化安定性にも優れている
が、アルキル−3−フエニルインダン誘導体を併
用することにより、ポリプロピレンフイルム等の
プラスチツク絶縁体を使用している電気機器に含
浸した際にプラスチツク絶縁体の寸法安定性が著
しく改善される。 一方、アルキル−3−フエニルインダン誘導体
自体は、一般に流動点が高く、例えば1−メチル
−3−フエニルインダンの場合でも流動点は−40
℃であり、単独使用では必ずしも完全に満足でき
るものではないが、ジアリールアルカンと併用す
ることにより、上記のような改善効果が得られ、
かつ電気絶縁油の粘度を好ましい範囲に調整する
ことができる。 ジアリールアルカンとアルキル−3−フエニル
インダン誘導体との混合割合は任意であるが、前
者1に対し、後者0.01〜9(重量比)が、相乗効
果の点から好ましい。 本発明の電気絶縁油は上記のような諸特性を有
しているので、コンデンサー、ケーブル、変圧器
その他の各種電気機器に使用し得る。他の炭化水
素系絶縁油と比較して、誘電率が高いこと、ポリ
プロピレンフイルムあるいはポリエチレンフイル
ムとの適合性に優れていることから、絶縁性とし
てプラスチツクフイルムを含むコンデンサーある
いはケーブル用の電気絶縁油として最適である。 本発明の電気絶縁油は、上記組成の混合物から
なるものであるが、これのみに限らない。すなわ
ち、その一般的な電気的性能を害なわずに、所望
の電気的性能を改善する目的で、ポリブテンや鉱
油系絶縁油、アルキルベンゼン系絶縁油、アルキ
ルナフタレン系、アルキルビフエニル系その他の
芳香族系絶縁油を加えて使用することができる。
ポリブテンは体積固有抵抗、誘電正接を改善し、
鉱油系絶縁油は破壊電圧を向上させ、アルキルベ
ンゼン系絶縁油および他の芳香族系絶縁油は破壊
電圧、誘電正接、流動点等を向上させるが、いず
れも誘電率を低下させる傾向があるため、50%以
上加えることは好ましくない。また、必要に応じ
て酸化安定剤を微量添加することは差支えない。 また、リン酸エステル系化合物、エポキシ系化
合物等電気絶縁油用の添加剤として公知の化合物
を併用することもできる。 以下に実施例により、本発明の電気絶縁油を更
に詳細に説明する。 実施例および比較例 (1) 電気的特性試験 電気的特性を、表1に示す各種絶縁油につい
て測定した。その結果を表2に示す。表1中、
絶縁油3および4は本発明の実施例であり、絶
縁油1、2および5は比較例である。表2中、
流動点、引火点および電気的性能はいずれも
JIS C2101の試験法に従つて測定したものであ
り、酸化安定性の試験は115℃、96時間空気加
熱で行なつたものである。
【表】
【表】
(2) ポリプロピレンフイルムとの適合性試験
つぎにポリプロピレンフイルムとの適合性の
試験を行なつた。 試験 1 クラフト絶縁紙/ポリプロピレンフイルム/ク
ラフト絶縁紙(厚み43μ/49μ/43μ)の構成の、
クラフト絶縁紙とポリプロピレンフイルムとの複
合フイルムを10枚重ねて、1Kg/cm2の圧力をかけ
ながら100℃で24時間乾燥した後、一定加圧のま
ま同温の絶縁油を含浸させ、厚みの変化を測定し
た。 この試験の結果は表3の通りであつた。(表3
中の数字は厚み変化率%である)
試験を行なつた。 試験 1 クラフト絶縁紙/ポリプロピレンフイルム/ク
ラフト絶縁紙(厚み43μ/49μ/43μ)の構成の、
クラフト絶縁紙とポリプロピレンフイルムとの複
合フイルムを10枚重ねて、1Kg/cm2の圧力をかけ
ながら100℃で24時間乾燥した後、一定加圧のま
ま同温の絶縁油を含浸させ、厚みの変化を測定し
た。 この試験の結果は表3の通りであつた。(表3
中の数字は厚み変化率%である)
【表】
クラフト絶縁紙に対する各絶縁油の厚み変化率
は同等であるから、表3に示した厚み変化率の差
は、ポリプロピレンフイルムに対する各絶縁油の
厚み変化の差を示している。 試験 2 ポリプロピレン押出しフイルム(厚み49μ)を
100℃の充分量の絶縁油中に40日間浸漬した後、
油に溶解したポリプロピレンをメタノールで析出
させ、ポロプロピレンの溶解量を求めた。その結
果を表4に示す。
は同等であるから、表3に示した厚み変化率の差
は、ポリプロピレンフイルムに対する各絶縁油の
厚み変化の差を示している。 試験 2 ポリプロピレン押出しフイルム(厚み49μ)を
100℃の充分量の絶縁油中に40日間浸漬した後、
油に溶解したポリプロピレンをメタノールで析出
させ、ポロプロピレンの溶解量を求めた。その結
果を表4に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ジアリールアルカンの1種または2種以上、
および下記一般式()で表わされるアルキル−
3−フエニルインダン誘導体の1種または2種以
上からなることを特徴とする電気絶縁油。 一般式 上式中、R1、R2、R3およびR4は水素原子また
はメチル基であり、R1からR4の合計炭素数は0
から2の整数である。 2 前記ジアリールアルカンがアリールフエニル
エタンである特許請求の範囲第1項に記載の電気
絶縁油。 3 前記アルキル−3−フエニルインダン誘導体
が1−メチル−3−フエニルインダンである特許
請求の範囲第1項に記載の電気絶縁油。 4 前記一般式()において、R1およびR2が
水素原子であり、R3およびR4がメチル基である
特許請求の範囲第1項に記載の電気絶縁油。 5 前記一般式()において、R1およびR2が
メチル基であり、R3およびR4が水素原子である
特許請求の範囲第1項に記載の電気絶縁油。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8892480A JPS5713611A (en) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | Electrically insulating oil |
| US06/276,709 US4347169A (en) | 1980-06-30 | 1981-06-23 | Electrical insulating oil and oil-filled electrical appliances |
| SE8103954A SE446041B (sv) | 1980-06-30 | 1981-06-24 | Elektrisk isolerande olja innefattande en diarylalkan och en dimeriserad styren samt oljefylld elektrisk apparatur |
| GB8119817A GB2082626B (en) | 1980-06-30 | 1981-06-26 | Electrical insulating oil and oil-filled electrical appliances |
| FR8112622A FR2485563B1 (fr) | 1980-06-30 | 1981-06-26 | Huile isolante du point de vue electrique et appareils electriques en contenant |
| DE19813125762 DE3125762A1 (de) | 1980-06-30 | 1981-06-30 | Elektrisches isolieroel und oelgefuellte elektrische vorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8892480A JPS5713611A (en) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | Electrically insulating oil |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5713611A JPS5713611A (en) | 1982-01-23 |
| JPS634284B2 true JPS634284B2 (ja) | 1988-01-28 |
Family
ID=13956454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8892480A Granted JPS5713611A (en) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | Electrically insulating oil |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5713611A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5724527A (en) * | 1980-07-22 | 1982-02-09 | Nippon Petrochemicals Co Ltd | Oil-immersed electric device |
| JPS5951407A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-24 | 日本石油化学株式会社 | 新規な電気絶縁油 |
| US5236429A (en) * | 1982-10-25 | 1993-08-17 | Molnlycke Ab | Disposable diaper |
-
1980
- 1980-06-30 JP JP8892480A patent/JPS5713611A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5713611A (en) | 1982-01-23 |
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