JPH0140844B2 - - Google Patents

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JPH0140844B2
JPH0140844B2 JP14925082A JP14925082A JPH0140844B2 JP H0140844 B2 JPH0140844 B2 JP H0140844B2 JP 14925082 A JP14925082 A JP 14925082A JP 14925082 A JP14925082 A JP 14925082A JP H0140844 B2 JPH0140844 B2 JP H0140844B2
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JP
Japan
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rubber
powdered
powder
emulsion
powdered rubber
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JP14925082A
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Takao Hayashi
Yasuhiro Sakanaka
Tokuaki Emura
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は貯蔵における粉末ゴムの凝集性を改良
する方法に関するものである。さらに詳しくは、
アニオン性水溶性高分子を含有するゴムラテツク
スを酸性条件で、カチオン性水溶性高分子、ある
いは陽イオン界面活性剤水溶液に滴下し、次いで
合成樹脂エマルジヨンを加えた粉末ゴムスラリー
液に脂肪酸石ケンおよびポリ塩化アルミニウムで
処理することを特徴とする貯蔵における粉末ゴム
の凝集を防止し、流動性の改良された粉末ゴムの
製造法に関するものである。 近年、ゴムの加工技術の進歩に伴い、自動計量
や連続加工が可能なペレツト状あるいは粉末状の
ゴムが省力化あるいは省エネルギーを目的として
市場における要望が高く、注目されてきている。
さらに、ゴムは、その用途の拡大に伴い、各種の
樹脂にブレンドされることも多く、樹脂の改質剤
としても利用される。樹脂はポリ塩化ビニル等の
ように、その形状は粉末状もしくはペレツト状の
ものが多く、したがつて上記改質剤として使用さ
れるゴムは混合性や分散性を考慮すると粉末状で
あることが望ましい。又、アスフアルト改質剤と
して従来から、種々のゴムラテツクスが使用され
ているが、ラテツクスの場合、水を除去するのに
多大のエネルギーを必要とするという欠点を有す
る。この場合においても、分散性にほとんど差の
ない、又、水の除去が不要な粉末状のゴムに対す
る要望が高くなつてきている。 しかしながら、ゴムはその本性から常温でも粘
着性があり、かつ弾性も高く、一度、ペレツトや
粉末状にしても、乾燥、貯蔵等のプロセスで相互
に粘着して塊状にブロツク化してしまうのが通常
である。 このため、従来からお互いに粘着してブロツク
化しない粉末ゴムを得るために、その方法につい
て種々の検討がなされてきた。一般的方法として
は、物理的あるいは機械的に粉砕した後、炭酸カ
ルシウムやタルク等の凝集防止剤を加える物理的
方法と、多価金属塩等のゴムラテツクスの凝固剤
を用いてゴムを粉末状に分離してから単離する化
学的方法の二種類がある。 前者の方法では、粉砕時のゴムの発熱等によ
り、粒径が小さくて均一な粉末ゴムにするのは困
難であり、処理量も限定される。さらには粉末ゴ
ムの凝集を防止するために、多量の凝集防止剤が
必要であるという欠点を有する。一方、後者の場
合は、粉末ゴム中に多量の無機塩が混入し、粉末
ゴムの安定性が損われる等のため不利となつてい
る。 かかる点を考慮して、本発明者らは、ゴムを粉
末化する方法に関して種々の検討を行つた結果、
先に、特公昭57―9562号公報(51年特許願第
148732号)の本質的に無機物質を含有しない粉末
ゴムの製造法を発明するにいたつた。 かかる方法によれば、ゴムラテツクスにアニオ
ン性水溶性高分子を混合し、これを該アニオン性
水溶性高分子と酸性条件下でコアセルベーシヨン
を起すカチオン性水溶性高分子あるいは陽イオン
界面活性剤水溶液中に滴下混合して、ゴムを粉末
状に分離し、次いで合成樹脂をエマルジヨンとし
て加え、さらに脱水、乾燥して粉末ゴムを製造す
ることができる。かくして得られる乾燥粉末ゴム
は、しかしながら、貯蔵中、特に荷重下における
貯蔵でその流動性を失い、流動性に劣ることが判
明した。たとえば、23℃の恒温室に無荷重下で貯
蔵すれば、一ケ月後も流動性に変化がなく、粉末
形態を保持しているが、35℃で荷重下(20Kg袋8
袋積相当)で貯蔵すると、24時間後にはカステラ
状にブロツク化し、流動性を失い、再粉砕しても
元の均一な粒度の粉末状に戻らなくなり、粉末ゴ
ムの貯蔵あるいは輸送を低温下で行う、さらには
荷重のかからない荷姿にする必要があるという点
で工業的に不利であることが判明した。 本発明者らは、かかる点を考慮して、貯蔵にお
ける粉末ゴムの凝集性を防止すべく鋭意検討した
結果、20Kg詰袋、8袋積の荷重下(約48g/cm2)、
夏場における貯蔵でも、粉末状の形態を保持した
従来のゴムと同様の貯蔵あるいは輸送が可能な工
業的に有利な流動性の改良された粉末ゴムの製造
法を発明するにいたつたものである。 本発明はアニオンもしくはノニオン性のゴムラ
テツクスとゴムラテツクスの乾燥重量当り0.1〜
10重量%のアニオン性水溶性高分子の混合物を酸
性条件下で、該アニオン性水溶性高分子とコアセ
ルベーシヨンを起すカチオン性水溶性高分子、あ
るいは陽イオン界面活性剤をゴムラテツクスの乾
燥重量当り、0.1〜10重量%含有する水溶液中に
滴下混合し、次いで合成樹脂をエマルジヨンとし
てゴムラテツクスの乾燥重量当り、1〜30重量%
添加して得られる粉末ゴムスラリー液にゴムラテ
ツクスの乾燥重量当り0.2〜3重量%の脂肪酸石
ケンを加え、さらにゴムラテツクスの乾燥重量当
り0.1〜2重量%のポリ塩化アルミニウムで処理
することを特徴とする貯蔵における粉末ゴムの凝
集を防止し、荷重下における貯蔵でも凝集するこ
とのない流動性の改良された粉末ゴムの製造法に
関するものである。 本発明におけるポリ塩化アルミニウムは組成式
(Al)o(OH)nCl3o-nを有する無機重合体であつ
て、種々の重合度のものがあり、工業的に製造さ
れており(たとえば東洋曹達工業社製、商品名
PAC)、容易に入手することができる。 なお、多価金属塩がラテツクスの凝固剤として
用いられポリ塩化アルミニウムも特開昭53―
137241にみられるように、ゴムラテツクスからゴ
ムを粉末状に分離する凝固剤として用いられてい
るが、本発明におけるポリ塩化アルミニウムの使
用は、これらとは本質的に異なるものである。 すなわち、本発明におけるポリ塩化アルミニウ
ムは、ゴムラテツクスからゴムを粉末状に分離
し、次いで合成樹脂をエマルジヨンとして加えて
得られる粉末ゴムスラリー液に脂肪酸石ケンを加
え、これをポリ塩化アルミニウムで処理するとい
う工程において用いられる。 特開昭53―137241のように、ポリ塩化アルミニ
ウムをゴムの凝固剤として用いると、明細書にみ
られるように、水を含んだ湿潤状態の粉末ゴムの
流動性は保持されるが、乾燥粉末ゴムに流動性を
付与するためには、別脱水後、そして乾燥前あ
るいは途中に、シリカ、タルク等の凝集防止剤を
加えることが望まれ、さらには荷重貯蔵下におけ
る粉末ゴムの流動性に関しては、何らの記載もな
い。 本発明においては、ポリ塩化アルミニウムの添
加前に、合成樹脂および脂肪酸石ケンを加えてお
くことが必須であり、かかる工程をへることによ
つて、脱水、乾燥が容易で荷重下の貯蔵でも流動
性に変化のない、粉末ゴムを製造することに成功
したものである。単にゴムを粉末状に分離した水
性分散液にポリ塩化アルミニウムを加えても何の
意味もなく、かかる場合、そのまま荷重下で脱水
したりすると、ゴムは塊状に凝集してしまい、ゴ
ムを粉末ゴムとして得ることができない。 本発明において対象とするゴムは、アニオンも
しくはノニオン性のラテツクスとして得られるも
のであれば、すべて使用が可能であり、天然ゴム
(NR)、あるいは従来の乳化重合法で製造される
イソプレン、ブタジエン、クロロプレン等の共役
ジエン化合物の単独重合体であるポリイソプレン
ゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、ポリク
ロロプレンゴム(CR)、前記共役ジエン化合物と
スチレン、アクリロニトリル、ビニルピリジン、
アクリル酸、メタクリル酸、アルキルアクリレー
ト、アルキルメタクリレート等のビニル化合物と
の共重合体であるスチレンブタジエンゴム
(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム
(NBR)、ビニルピリジンブタジエンスチレンゴ
ム、アクリル酸ブタジエンゴム、メチルアクリレ
ートブタジエンゴム、メチルメタクリレートブタ
ジエンゴム等、さらにはエチレン、プロピレン、
イソブチレン等のオレフイン類と共役ジエン化合
物との共重合体であるイソブチレンイソプレンゴ
ム(IIR)等がある。 本発明において用いられるアニオン性水溶性高
分子としては、アルギン酸ナトリウム、アラビア
ゴム、カラゲナン、寒天等の天然品やカルボキシ
メチルセルロースナトリウム、ポリビニルスルホ
ン酸、ポリスチレンスルホン酸、アクリル酸・ア
クリル酸メチル共重合体、メタクリル酸・メチル
メタクリレート共重合体、クロトン酸・酢酸ビニ
ル共重合体、スチレン・マレイン酸共重合体、セ
ルロースアセテートフタレート、スターチアセテ
ートフタレート等の合成品があつて、これらの水
溶性高分子はゴムラテツクスの乾燥重量に対して
0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲
で用いられ、水溶液の形で混合される。 本発明で用いられる前記アニオン性水溶性高分
子と酸性条件下でコアセルベーシヨンを起す物質
とは、ポリビニルピリジン、ポリベンジルアミノ
エチルセルロース、ポリジエチルアミノエチルス
チレン、ポリビニルベンジルアミン等の酸性で水
に溶解するカチオン性水溶性高分子、ドデシルト
リメチルアミン、セチルトリメチルアミン、ステ
アリルジメチルベンジルアミン、ドデシルジメチ
ルベンジルアミン、ヤシアルキルジメチルアミ
ン、硬化牛脂アルキルジメチルアミン、ポリオキ
シエチレン牛脂アルキルプロピレンジアミン、ド
デシルトリエタノールアミン、ヤシアルキルアミ
ン、ドデシルアミン、牛脂アルキルアミン、セチ
ルアミン、ステアリルアミン、硬化牛脂アルキル
アミン等の高級アミンの酢酸塩、塩酸塩、硫酸
塩、ジメチル硫酸塩、硝酸塩、第四級アンモニウ
ム塩等の陽イオン界面活性剤等が挙げられる。こ
れらの物質は、ゴムラテツクスの乾燥重量に対し
て、0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の
範囲で水溶液の形で用いられる。 本発明において、まずこれらゴムラテツクスと
アニオン性水溶性高分子の混合物を酸性条件下で
該アニオン性水溶性高分子とコアセルベーシヨン
を起す前記物質の水溶液中に滴下混合することに
より、ゴムを粉末状に分離することができる。粉
末分離を効果的に行うためには、アニオン性水溶
性高分子、ならびにこれとコアセルベーシヨンを
起す物質との間に好適な使用比率があるが、これ
は予備実験により、容易に求めることができる。 粉末分離は酸性条件下のみで起こりうるもので
あり、粉末分離系のPHは酸性、好ましくはPHを5
以下に保つ必要がある。このために用いられる酸
としては、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸、あるい
は酢酸等の有機酸があるが、これらの酸の添加方
法については何ら制限がなく、粉末分離終了時の
PHが酸性に保たれていればよい。 この操作は各溶液を撹拌下に混合するだけでよ
く、容易にかつ、コントロールをうまく行うこと
ができ、ゴムはただちに、粉末状に分離する。こ
の場合、溶液中の水量あるいは撹拌強さの影響を
受けるが、重要な因子でなく、好適な水量あるい
は撹拌強さは個々の場合に、予め予備実験を行つ
て容易に決定することができる。 この段階で得られる粉末ゴムは綿布等を用いる
ことによつて容易に別、洗浄することができる
が、荷重下に脱水すると、脱水後にはブロツク化
してしまう傾向にあつて、ゴムを粉末状態で得る
ことが困難となる。 本発明においては、この問題を合成樹脂をエマ
ルジヨンとして加えることにより解決したもので
あつて、合成樹脂を粉末ゴム粒子表面に吸着させ
ることにより、ゴム粒子間の粘着を防止し、流動
性のある湿潤粉末ゴムにすることができる。 ここで用いられる合成樹脂エマルジヨンとはガ
ラス転移温度が30℃以上の合成樹脂粒子が水性媒
体中に分散したエマルジヨンのことをいう。この
ような合成樹脂エマルジヨンとしては、ポリスチ
レンエマルジヨン、ポリメチルメタクリレートエ
マルジヨン、メチルメタクリレート・メチルアク
リレート共重合体エマルジヨン、ポリ塩化ビニル
エマルジヨン、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重
合体エマルジヨン、ポリ酢酸ビニルエマルジヨ
ン、スチレン・アクリロニトリル共重合体エマル
ジヨン、スチレン・イタコン酸共重合体エマルジ
ヨン、スチレン・メチルメタクリレート共重合体
エマルジヨン、スチレン・塩化ビニル共重合体エ
マルジヨン、ポリフツ化ビニルやポリクロロトリ
フロロエチレン等のフツ素樹脂エマルジヨン等が
ある。 これらの合成樹脂エマルジヨンは、ゴムラテツ
クスの乾燥重量に対して乾燥重量として、1〜30
重量%、好ましくは2〜15重量%になるように加
えられる。合成樹脂の量が1重量%未満であると
充分な効果を得ることが困難であつて、ブロツク
化してしまう傾向にあつて、又、30重量%をこえ
て用いるとゴムとしての性質が損なわれるために
好ましくない。 合成樹脂粒子を粉末ゴム粒子表面に充分に吸着
させるためには、合成樹脂エマルジヨンを添加し
た後の混合を充分に行う必要があるが、10分以上
撹拌すれば充分である。さらに、速やかに、かつ
より充分に吸着させることを目的として、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、塩化
カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、塩化
アルミニウム等の無機電解質、あるいは、メタノ
ール、エタノール等の低級アルコール、アセトン
等を加えてもよい。これらの添加物は粉末ゴムを
過等の方法で単離後、水洗することにより容易
に除去することが可能であつて、最終的に得られ
る粉末ゴム中には含まれない。 次いで、遠心分離器等を用いて容易に脱水され
るが、かかる時点でお互いに粘着してブロツク化
してしまうというようなことはなく、流動性のあ
るあるいは軽度の粉砕操作で容易に粉砕できる湿
潤粉末ゴムが得られる。さらに流動乾燥等により
径が約2mm以下の自由流動性の乾燥粉末ゴムにす
ることができるが、かかる粉末ゴムは、しかしな
がら、20Kg詰袋、8袋積相当の荷重下(約48g/
cm2)で35℃で貯蔵すると24時間後にはカステラ状
にブロツク化することが判明した。 これらは、再粉砕しても、元の粉末ゴムには戻
らず、粉末ゴム材料としては使用が困難で、工業
的に不利である。 かかる点を改良するために、鋭意研究した結
果、合成樹脂エマルジヨンを加えた粉末ゴムスラ
リー液に、PHを酸性に維持したまま、脂肪酸石ケ
ン及びポリ塩化アルミニウムを加えることにより
荷重下における貯蔵に際して、お互いに凝集する
ことのない粉末ゴムの製造に成功したものであ
る。 ここで用いられる脂肪酸石ケンとは炭素数が12
から20を有する脂肪酸のナトリウム塩やカリウム
塩等であつて、脂肪酸としてラウリル酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、リノール酸、リノレン酸等があげられ、これ
らはゴムラテツクスの乾燥重量に対して0.2〜3
重量%、好ましくは0.5〜2重量%の範囲で用い
られる。脂肪酸石ケンは水溶液の形で用いるのが
好ましいが、脂肪酸石ケンの種類によつては水に
対する溶解度に限度があるため、この場合、脂肪
酸石ケンが速やかに、かつ均一に分散させること
を目的として粉末ゴムスラリー液を脂肪酸石ケン
の溶解温度に上げておくことが望ましい。これら
の温度は文献等から容易に知ることができる。 これら脂肪酸石ケンの添加後、ただちにあるい
は平行してポリ塩化アルミニウムを加えてもよい
が、脂肪酸石ケンの水溶液が本質的にアルカリ性
であることを考慮して、粉末ゴムスラリー液のPH
を酸性に維持することを目的として、塩酸、硫
酸、硝酸等の無機酸、酢酸等の有機酸、あるいは
塩化カルシウム、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、塩化
マグネシウム等の多価金属塩で中和しておいてか
ら、ポリ塩化アルミニウムを加えてもよい。ここ
で用いられるポリ塩化アルミニウムはゴムラテツ
クスの乾燥重量当り0.1〜3重量%、好ましくは
0.2〜1重量%の範囲で用いられる。 本発明において、これらは共に必要な成分であ
つて、脂肪酸石ケンが0.2重量%未満で、ポリ塩
化アルミニウムを加えた場合、あるいは脂肪酸石
ケンのみで処理した場合、乾燥により自由流動性
の粉末ゴムを得ることができるが、荷重下の貯蔵
における粉末ゴムの凝集を防止することができな
い。又、脂肪酸石ケンを3重量をこえて用いるこ
とおよびポリ塩化アルミニウムを3重量%をこえ
て用いることはゴムの加硫遅れの原因になつたり
あるいはゴムの安定性が悪くなる等、ゴムの性質
を損るので好ましくない。 かくして得られる粉末ゴムスラリー液は遠心分
離器等で容易に脱水され、流動性のあるあるいは
手で簡単にくずれる湿潤粉末ゴムを得ることがで
きる。次いで、乾燥されるが、乾燥の方法は特に
制限されるものでなく、通風乾燥、熱風乾燥、真
空乾燥、流動乾燥等の方法を自由に選択して用い
ることができる。 本発明は以上の構成からなる荷重下の貯蔵にお
いて凝集することのない粉末ゴムの製造法であつ
て、本発明によれば、粒径が約2mmあるいはそれ
以下の自由流動性の粉末ゴムを効率よくかつ速や
かに製造することができる。 本発明における荷重下における粉末ゴムの凝集
性は乾燥粉末ゴム約130gを縦、横が60mm、深さ
が70mmの箱に充てんし、これに20Kg詰袋、8袋積
の最下部にかかる荷重に相当する力、48g/cm2
荷重をかけた状態で35℃で24時間貯蔵し、その後
箱から取り出しこれをくずして粉末ゴムにするに
要する力、および貯蔵前後の粉末ゴムの粒径によ
つて評価した。 以下に実施例を示して説明するが、これに限定
されるものでない。 実施例中で特に記載のない限り、部および%は
重量を表わす。 実施例に使用したゴムラテツクスおよび合成樹
脂エマルジヨン (A) ポリクロロプレンゴムラテツクス(CRと略
す) 窒素気流中でロジンカリ石ケン4.0部、苛性ソ
ーダ0.4部、ホルムアルデヒド―ナフタレンスル
ホン酸ソーダの縮合物0.4部を水100部に溶解し、
次いでn―ドデシルメルカプタン0.2部、2,6
―ジ―t―ブチル―p―クレゾール0.1部を溶解
したクロロプレンを加えて乳化し、40℃で過硫酸
カリウムの1%水溶液を滴下しながら重合を行つ
た。重合は70%転化率で停止させ、未反応クロロ
プレンを留去して乾燥重量が35%のポリクロロプ
レンゴムラテツクスを得た。 (B) アクリロニトリル・ブタジエンゴムラテツク
ス(NBRと略す) 日本ゼオン社製の高アクリロニトリル・ブタジ
エンゴムラテツクス(商品名Nipol1571)を乾燥
重量が35%になるように調整した。 (C) ポリブタジエンゴムラテツクス(BRと略
す) 日本合成ゴム社製のポリブタジエンゴムラテツ
クス(商品名JSR0700)を乾燥重量が35%になる
ように調整した。 (D) スチレン・ブタジエンゴムラテツクス
(SBRと略す) 日本合成ゴム社製のスチレン・ブタジエンゴム
ラテツクス(商品名JSR0561)を乾燥重量が35%
になるように調整した。 (E) ポリメチルメタクリレートエマルジヨン
(PMMAと略す) 窒素気流中で水200部にアルキルアリールポリ
オキシエチレンスルホン酸ソーダ7.5部、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ソーダ0.75部を溶解し、次
いで、メチルメタクリレート150部を加えて、開
始剤に過硫酸カリウムを用いて75℃で重合した。
得られたポリメチルメタクリレートの乾燥重量は
42%であつた。 (F) ポリ塩化ビニルエマルジヨン(PVCと略す) 日本ゼオン社製のポリ塩化ビニルエマルジヨン
(商品名Geon150×15)を用いた。乾燥重量は50
%であつた。 (G) ポリスチレンエマルジヨン(PStと略す) 窒素気流中で水100部にアルキルアリールポリ
オキシエチレンスルホン酸ソーダ7.5部、ラウリ
ル硫酸ソーダ0.7部を溶解し、次いでスチレン65
部を加え、70℃で過硫酸カリウムを開始剤として
重合した。得られたポリスチレンエマルジヨンの
乾燥重量は40%であつた。 実施例 1〜6 表1に示したような各試薬の組合せを用いて粉
末ゴムの製造を行つた。すなわち、ゴムラテツク
ス285部にアニオン性水溶性高分子の1%水溶液
200部を加え、均一溶液になるまで混合し、10%
の酢酸水溶液をゆつくりと添加してPHを6.3にし
た。次いで、この混合溶液を高級アミンの酢酸
塩、2部を含有する酸性水溶液900部中に室温下
で激しく撹拌しながら投入するとゴムはただちに
粉末状に分離した。粉末分離後のPHは4.9であつ
た。 次いで、合成樹脂エマルジヨンをゴムラテツク
スの乾燥重量に対して、5重量%になるように加
え、約10分間混合を続けた。この粉末ゴムスラリ
ー液を脂肪酸石ケンが均一に溶解するように、約
50℃に加温して、表1に示した脂肪酸石ケンをそ
れぞれの割合で加え、当モルの塩酸で中和した。
引続いてポリ塩化アルミニウムをそれぞれの割合
で加え、30分間混合を続けた。綿布で別、洗浄
後に遠心分離で脱水すると手で容易に粉末状にな
る湿潤粉末ゴムを得た。 次いで流動乾燥機で乾燥して、表2に示したよ
うな粒子サイズの均一な粉末ゴムを得ることがで
きた。これらの粉末ゴムを35℃で荷重下で24時間
貯蔵後の凝集性を評価したところ表2に示すよう
に、手で簡単にくずれる状態であり、ほとんど凝
集していないことがわかる。又貯蔵後の粒子サイ
ズも貯蔵前とほとんど変わつておらず、粉末ゴム
としての性状が損われていないことがわかる。比
較例に示したように、脂肪酸石ケンおよびポリ塩
化アルミニウムによる処理を行わなかつた場合、
脂肪酸石ケンによる処理のみを行つた場合、さら
にポリ塩化アルミニウムによる処理のみを行つた
場合、35℃荷重下で24時間貯蔵すると、貯蔵後に
はカステラ状に凝集しており、破壊することが不
可能であり、又たとえ破壊できたとしても貯蔵前
の粉末状態にならず、粉末ゴムとしての性状が失
なわれていることがわかる。
【表】
【表】
【表】 実施例 7 CRラテツクス100部にカルボキシメチルセルロ
ースナトリウムの1%水溶液100部を加えて混合
し、均一溶液とした。10%の酢酸水溶液を加えて
PHを6.3にした後、この混合溶液をポリビニルピ
リジンの塩酸塩の0.2%の酸性水溶液500部中に激
しく撹拌しながら室温下に投入するとゴムは粉末
状に分離した。PMMAエマルジヨンをゴムラテ
ツクスの乾燥重量に対して6重量%になるように
加え、10分間混合を続けた。次いで、約50℃に昇
温してステアリン酸ソーダ0.7部を溶解させ、ポ
リ塩化アルミニウム(商品名PAC、固形分約10
%、東洋曹達社製)3.5部を加え、30分間混合を
続けた。綿布で別、洗浄後に遠心分離器で脱水
すると容易に粉砕できる湿潤粉末ゴムを得た。次
いで乾燥して96.1%が20mesh以下の乾燥粉末ゴ
ムを得た。この粉末ゴムを35℃荷重下(48g/
cm2)、24時間貯蔵したところ、粉末成型体は荷重
3.0Kgで容易にくずれ、粉末性状も20mesh以下が
95.7%と貯蔵前とほとんど変わらなかつた。 比較例 4 実施例1と同様にして、CRラテツクスからゴ
ムを粉末状に分離した。粉末分離後のPHは4.9で
あり、この粉末分離液にポリ塩化アルミニウム
(東洋曹達社製、商品名PAC、固形分約10%)3
部を加えた。このようにして得られた粉末ゴムス
ラリー液を遠心分離器で脱水したところ、ゴムは
塊状にブロツク化してしまい、粉末ゴムを得るこ
とができなかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アニオン性水溶性高分子を含むゴムラテツク
    スを、酸性条件下で該アニオン性水溶性高分子と
    コアセルベーシヨンを起すカチオン性水溶性高分
    子あるいは陽イオン界面活性剤の水溶液中に酸性
    条件下で投下混合し、次いで合成樹脂をエマルジ
    ヨンとして加えて得られる粉末ゴムスラリー液を
    脂肪酸石ケンおよびポリ塩化アルミニウムで処理
    することを特徴とする貯蔵における粉末ゴムの凝
    集防止方法。
JP14925082A 1982-08-30 1982-08-30 粉末ゴムの凝集防止方法 Granted JPS5938206A (ja)

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