JPH1053653A - 自由流動性小片ゴム組成物 - Google Patents

自由流動性小片ゴム組成物

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JPH1053653A
JPH1053653A JP9089046A JP8904697A JPH1053653A JP H1053653 A JPH1053653 A JP H1053653A JP 9089046 A JP9089046 A JP 9089046A JP 8904697 A JP8904697 A JP 8904697A JP H1053653 A JPH1053653 A JP H1053653A
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wax
rubber
coated
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rubbery polymer
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JP9089046A
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English (en)
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Gregory David Pero
グレゴリー・デイヴィッド・ペロ
Michael Kenneth Stockdale
マイケル・ケネス・ストックデイル
Chiyaaruzu Gurimu Donarudo
ドナルド・チャールズ・グリム
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Goodyear Tire and Rubber Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自由流動性小片ゴム組成物を商業的規模で製
造できる方法を提供する。 【解決手段】 自由流動性小片ゴム組成物の製造方法で
あって、 (1)ゴム状ポリマーをワックスエマルジョン中に押し
出すこと; (2)ゴム状ポリマーを含むワックスエマルジョンを撹
拌して、ワックス被覆されたゴム状ポリマーをつくるこ
と; (3)ワックス被覆されたゴム状ポリマーをワックスエ
マルジョンから分離して、湿った、ワックス被覆された
ゴム状ポリマーを回収すること;並びに (4)ワックス被覆されたゴム状ポリマーを強制運動下
でガス媒質中において乾燥して、自由流動性の小片ゴム
組成物をつくること の工程を含んで成る前記の方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自由流動性小片(cru
mb)ゴム組成物、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】合成ゴムが自由流動性の小片、こなくず
状の形態にあることがしばしば便利である。自由流動性
小片ゴムの場合には、ゴムは小さな別々の粒子またはペ
レットの形態にある。これらのペレットは自由に流動で
き、このことがそれらを取扱い容易及び加工容易にす
る。しかし、乳化、溶液または懸濁重合技術によって製
造される合成ゴムは粘着性である傾向がある。結果とし
て、そのような合成エラストマーのペレットは貯蔵の際
に通常凝集する。これは次に小片ゴムの自由流動性を破
壊し、そしてそれを不可能ではないにしてもさらに取扱
い困難及び加工困難にする。
【0003】ゴム状ポリマーのペレットと関連する凝集
の問題は、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、
ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル(PVC)また
はポリエチレンのような、融解した樹脂状間仕切り剤で
ゴム状ポリマーを被覆することによってときどき克服さ
れる。例えば、米国特許第3813259は間仕切り剤
としてのポリメチルメタクリレートの使用に言及してお
り、そして米国特許第4271213号は間仕切り剤と
してのスチレン−ブタジエンコポリマー樹脂とポリメチ
ルメタクリレート樹脂との混合物の使用を記述してい
る。
【0004】場合によっては、無機の間仕切り剤、例え
ばタルクが小片ゴムのための間仕切り剤として使用され
る。しかし、乾燥粉末はコーティング適用中に沈降する
傾向があり、これは望ましくないばらつきにつながる。
また、用途によっては、無機またはポリマー間仕切り剤
は許容できない。例えば、電気ケーブルの製造に使用さ
れるニトリルゴムにおけるタルクの存在は、それが有用
な機能的役務寿命を害し得るので許容できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】目下、高度にばらつき
のない自由流動性の小片ゴム組成物を製造する改善され
た技術に対する必要がある。そのような技術が商業的に
入手でき、そして工業的基礎の上で容易に実行できるこ
とも重要である。無機及びポリマー間仕切り剤を自由流
動性小片ゴム組成物から除去するさらなる必要が存在す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の技術を利用する
ことによって、商業ベースで自由流動性の小片ゴム組成
物を容易に製造できる。また、本発明の技術は自由流動
性の小片ゴム組成物内に無機またはポリマー間仕切り剤
を使用する必要を除去する。
【0007】本発明はさらに詳細には、自由流動性小片
ゴム組成物の製造方法であって、 (1)ゴム状ポリマーをワックスエマルジョン中に押し
出すこと、ここでゴム状ポリマーは約1mm〜約15m
mの範囲内の直径を有するペレットへと押し出され、ワ
ックスエマルジョンは約35重量%〜約89重量%の
水、約10重量%〜約50重量%のワックス及び約1重
量%〜約15重量%の乳化剤を含み、ワックスは約40
℃〜約175℃の範囲内の融点を有し、そしてワックス
エマルジョンは約5℃〜約70℃の範囲内の温度であ
る; (2)ゴム状ポリマーを含むワックスエマルジョンを撹
拌して、ワックス被覆されたゴム状ポリマーをつくるこ
と; (3)ワックス被覆されたゴム状ポリマーをワックスエ
マルジョンから分離して、湿った、ワックス被覆された
ゴム状ポリマーを回収すること;並びに (4)ワックス被覆されたゴム状ポリマーを強制運動下
でガス媒質中において乾燥して、自由流動性の小片ゴム
組成物をつくること、ここでガス媒質は約10〜約50
℃の範囲内の温度である の工程を含んで成る前記の方法を開示する。
【0008】本発明はさらに、自由流動性小片ゴム組成
物の製造方法であって、 (1)ワックスエマルジョンをゴム状ポリマーのラテッ
クスに加えてワックスを含むラテックスをつくること、
ここでワックスは約40℃〜約175℃の範囲内の融点
を有する; (2)ワックスがラテックス全体に分散するように、ワ
ックスを含むラテックスを撹拌すること; (3)ワックスを含むラテックスを凝固させて、ワック
ス被覆された小片ゴムの水中スラリーをつくること; (4)ワックス被覆された小片ゴムをスラリー中の水か
ら回収すること;並びに (5)強制運動下で熱空気媒質中においてワックス被覆
されたゴム状ポリマーを乾燥して自由流動性小片ゴム組
成物を製造すること、ここで熱空気媒質は約20℃〜約
99℃の範囲内の温度である の工程を含んで成る前記の方法を開示する。
【0009】本発明はさらに、約1mm〜約15mmの
範囲内の直径を有するゴム状ポリマーのペレットを含ん
で成る自由流動性の小片ゴム組成物であって、ゴム状ポ
リマーのペレットの表面が約40〜約175℃の範囲内
の融点を有するワックスで被覆されており、そして自由
流動性の小片ゴム組成物が約1重量%〜約10重量%の
ワックスを含む、前記の組成物を開示する。
【0010】本発明の技術は、実際上どのようなタイプ
のゴム状ポリマーの自由流動性小片を製造するためにも
使用できる。このことは、押出し技術または凝固技術を
使用することによって達成できる。多くの場合には、ゴ
ム状ポリマーは、1,3−ブタジエンまたはイソプレン
のような1種以上の共役ジオレフィンモノマーから誘導
される繰返し単位を含む。これはまた、アクリロニトリ
ル、スチレン、α−メチルスチレンまたはn−ブチルア
クリレートのような、共役ジオレフィンモノマーと共重
合され得る1種以上のモノマーをも含むことができる。
使用できるゴム状ポリマーのいくつかの代表的な例は、
ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−
ブタジエンゴム(SBR)、スチレン−イソプレンゴム
(SIR)、イソプレン−ブタジエンゴム(IBR)、
スチレン−イソプレン−ブタジエンゴム(SIBR)、
ニトリルゴム(NBR)またはカルボキシル化ニトリル
ゴムを含む。
【0011】本発明の押出し技術の第1工程において、
ゴム状ポリマーをペレットへと押出す。もちろん、押出
機内に供給できる物理的形態へとゴムを前以て加工する
ことはもちろん必要である。例えば、ベイルド(bai
led)ゴムをバンバリーミキサーを通して加工して押
出機内に供給できる物理形態にすることができる。押出
機を、押出機内を出るゴムが約150℃未満の温度であ
るような速度で操作することが重要である。押出機の温
度分布は押出物を望まれる温度に維持できる温度範囲を
使用するべきである。典型的な温度分布は100℃〜1
50℃の範囲内の温度を含む。押出機を出るゴムは典型
的には約125℃未満の温度である。
【0012】ゴムは、約1mm(ミリメートル)〜約1
5mmの範囲内の直径を有するペレットへと押し出され
る。ゴムは典型的には約2mm〜約10mmの範囲内の
直径を有するペレットへと押し出される。ペレットは好
ましくは4mm〜6mmの直径を有する。押し出された
ペレットは典型的には約1mm〜約15mmの長さに切
断される。ペレットはさらに典型的には約2mm〜約1
0mm、好ましくは約2mm〜6mmの長さへと切断さ
れる。
【0013】アンダウォーター(水中)ペレタイザーを
利用するのが好ましい。いずれにせよ、ゴム状ポリマー
のペレットはワックスのエマルジョン中に押し出され
る。ワックスエマルジョンは約5℃〜約70℃の範囲内
の温度に維持される。ワックスエマルジョンが約20℃
〜約50℃の範囲内の温度であるのが通常好ましい。し
かし、ワックスエマルジョンの温度が使用するワックス
の融点未満の温度に維持されることが重要である。
【0014】ワックスエマルジョンは水、ワックス及び
乳化剤を含んで成る。それは典型的には約35重量%〜
約89重量%の水、約10重量%〜約50重量%のワッ
クス及び約1〜約15重量%の乳化剤を含む。ワックス
エマルジョンは好ましくは約62重量%〜約83重量%
の水、約15重量%〜約30重量%のワックス及び約2
重量%〜約8重量%の乳化剤を含む。ワックスエマルジ
ョンは好ましくは約69重量%〜約76重量%の水、約
20重量%〜約25重量%のワックス及び約4重量%〜
約6重量%の乳化剤を含む。
【0015】ワックスは約40℃〜約175℃の範囲内
の融点を有する。これは好ましくは約50℃〜約150
℃の範囲内の融点を有し、そして最も好ましくは約60
℃〜約70℃の範囲内の融点を有する。
【0016】ワックスは高分子量脂肪酸と高分子量のア
ルコール(グリセロール以外)とのエステルである。こ
れは典型的には、パラフィンワックス、ミクロクリスタ
リンワックス、酸化ミクロクリスタリンワックス、モン
タンワックス、ヘキストワックス及びオゾケライトワッ
クスより成る群から選択される鉱物性ワックスである。
パラフィンワックスが通常好ましい。
【0017】乳化剤は実際上どのタイプのアニオン性乳
化剤または非イオン性乳化剤であってもよい。利用でき
るアニオン性タイプの乳化剤のいくつかの代表的な例
は、カルボキシレート、アルキルベンゼンスルホネー
ト、アルカンスルホネート、α−オレフィンスルホネー
ト、脂肪アルコールサルフェート及びオキソ−アルコー
ルサルフェートを含む。アニオン性乳化剤の中では、ア
ルキルベンゼンスルホネート、脂肪アルコールサルフェ
ート及びオキソ−アルコールエーテルサルフェートが好
ましい。
【0018】乳化剤が非イオン性乳化剤であるのが一般
に好ましい。利用できる非イオン性タイプの乳化剤のい
くつかの代表的な例は、アルキルフェノールエトキシレ
ート、脂肪−アルコールポリエチレングリコールエーテ
ル、オキソ−アルコールポリエチレングリコールエーテ
ル、エチレンオキサイドポリマー、プロピレンオキサン
ドポリマー及び脂肪アルコールポリグリコールエーテル
を含む。エトキシル化アルコールは高度に好ましいクラ
スの非イオン性乳化剤である。
【0019】ゴム状ポリマーを含むワックスエマルジョ
ンはワックスとゴム状ポリマーのペレットとを一緒に完
全に混合できるように撹拌される。この混合はワックス
がゴム状ポリマーの表面を被覆することを許容する。こ
の混合工程の間、ゴム状ポリマーは、ワックス被覆され
たゴム状ポリマーペレットの全重量を基準として、約1
重量%〜約10重量%のワックスで被覆される。さらに
典型的には、ゴム状ポリマーは約2重量%〜約5重量%
のワックスで被覆される。
【0020】ワックス被覆されたゴム状ポリマーのペレ
ットは次にワックスエマルジョンから分離される。この
ことはゴム状ポリマーを含むワックスエマルジョンを、
ゴム状ペレットを捕らえるのに十分に小さいスクリーン
を通して単に注ぐことによって達成される。ワックスエ
マルジョンのワックス被覆されたゴム状ペレットからの
除去は遠心分離によって容易化される。
【0021】ワックスエマルジョンから回収された湿っ
た、ワックス被覆されたゴム状ペレットは、一般に約2
%未満の水を含む。これらの湿潤ペレットを次に乾燥し
て存在する水のレベルを約0.5%未満に減じる。この
乾燥工程を強制運動下に行うことが高度に好ましい。強
制運動はワックス被覆されたゴム状ポリマーペレットが
乾燥する前に凝集しないようにするのに十分でなければ
ならない。この乾燥は典型的にはガス媒質をワックス被
覆されたゴム状ポリマーペレットの床を通過させること
によって達成される。本発明の一態様において、強制運
動は、ワックス被覆されたゴム状ポリマーペレットの床
を流動化するのに十分な速度でガス媒質をワックス被覆
されたゴム状ポリマーペレットの床を通すことによって
与えられる。より高い乾燥温度はより速い乾燥を促進
し、もちろん乾燥のための時間を減じる。しかし、高温
は利用できる乾燥温度を制限する凝集につながる可能性
がある。使用する乾燥温度は典型的には約10℃〜約5
0℃の範囲内である。約20℃〜約40℃の範囲内の乾
燥温度を利用するのが好ましい。ここでいう乾燥温度と
は乾燥工程において使用するガス媒質の温度である。利
用するガス媒質は典型的には空気である。しかし、窒素
のような他のガスも利用できる。ガス媒質が乾燥工程に
おいて使用される前に乾燥かつ加熱されていることが一
般に有利である。
【0022】本方法によって製造された自由流動性の小
片ゴム組成物は約1mm〜約15mmの範囲内の直径を
有するゴム状ポリマーのペレットを含み、ゴム状ポリマ
ーのペレットの表面は約40℃〜約175℃の範囲内の
融点を有するワックス被覆されており、そしてこの自由
流動性の小片ゴム組成物は約1重量%〜約10重量%の
ワックスを含む。この自由流動性の小片ゴム組成物は、
無機物質もゴム状ポリマー自体以外のポリマー物質も含
まない。これらの自由流動性の小片ゴム組成物は、凝集
が起こるのを防ぐために、約60°F(16°)未満の
温度で貯蔵されるべきである。この自由流動性の小片ゴ
ム組成物は好ましくは40°F(4℃)未満の温度で貯
蔵される。
【0023】凝固技術 本発明の凝固技術の第1工程において、ワックスエマル
ジョンをゴム状ポリマーのラテックスへ加える。このこ
とはワックスエマルジョンをラテックスに単に加えるこ
とによって達成できる。加えるワックスエマルジョンの
量は通常、ラテックス中のゴム状ポリマーの乾燥重量を
基準として約1重量%〜約10重量%のワックスを含む
のに十分なものである。加えるワックスエマルジョンの
量は好ましくはラテックス中のゴム状ポリマーの乾燥重
量を基準として約2重量%〜約5重量%のワックスを含
むのに十分なものである。ワックス含有ラテックスを、
ワックスエマルジョンをラテックス中に完全に混合する
ように撹拌する。この混合工程は通常、約5℃〜約70
℃の範囲内の温度で実施される。混合を、ラテックスが
約20℃〜約50℃の範囲内の温度である間に行うこと
が通常好ましい。いずれにせよ、ラテックスが、温度が
使用するワックスの融点未満の温度に維持されることが
重要である。
【0024】ワックスエマルジョンは水、ワックス及び
乳化剤を含む。ワックスは約40℃〜約175℃の範囲
内の融点を有する。これは好ましくは約50℃〜約15
0℃の範囲内の融点を有し、そして最も好ましくは約6
0℃〜約70℃の範囲内の融点を有する。
【0025】ワックスは高分子量の脂肪酸とグリセリン
以外の高分子量のアルコールとのエステルである。これ
は典型的にはパラフィンワックス、ミクロクリスタリン
ワックス、酸化ミクロクリスタリン、モンタンワック
ス、ヘキストワックス及びオゾケライトワックスより成
る群から選択される鉱物性ワックスである。パラフィン
ワックスが通常好ましい。
【0026】乳化剤は実際上いかなるタイプのアニオン
性乳化剤または非イオン性乳化剤であることができる。
利用できるアニオン性タイプの界面活性剤のいくつかの
代表艇は、カルボキシレート、アルキルベンゼンスルホ
ネート、アルカンスルホネート、α−オレフィンスルホ
ネート、脂肪アルコールサルフェート及びオキソ−アル
コールサルフェートを含む。アニオン性乳化剤の中で
は、アルキルベンゼンスルホネート、脂肪アルコールサ
ルフェート及びオキソ−アルコールエーテルサルフェー
トが好ましい。
【0027】乳化剤が非イオン性乳化剤であるのが一般
に好ましい。利用できる非イオン性タイプの界面活性剤
のいくつかの代表例は、アルキルフェノールエトキシレ
ート、脂肪アルコールポリエチレングリコールエーテ
ル、オキソ−アルコールポリエチレングリコールエーテ
ル、エチレンオキサイドポリマー、プロピレンオキサイ
ドポリマー、及び脂肪アルコールポリグリコールエーテ
ルを含む。エトキシル化アルコールが高度に好ましい類
の非イオン性乳化剤である。
【0028】ワックスエマルジョンをラテックス全体に
完全に混合した後、ワックスを含むラテックスを凝固さ
せる。ワックスを含むラテックスは慣用の塩/酸・凝固
手順を使用して凝固させる。すなわち、塩と酸との組み
合わせをラテックスに加えて凝固を引き起こすことがで
きる。このような塩/酸・凝固は典型的には少なくとも
1種の強無機酸及び塩をラテックスに単に加えることに
よって達成される。しかし、場合によって硫酸アルミニ
ウムのような高度に有効な塩だけを加えることによって
凝固させるのが好ましい。ゴム状ポリマー含有エマルジ
ョンの凝固に凝固助剤を使用することができる。ラテッ
クスの凝固に使用できる強無機酸のいくつかの代表的な
例は、硫酸、塩酸及び硝酸を含み、硫酸が好ましい。広
い種々の塩が使用し得る。使用できる塩類のいくつかの
代表的な例は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カ
ルシウム、硫酸アルミニウム、硫酸マグネシウム及び第
4アンモニウム塩を含む。凝固を引き起こすのに必要な
塩と酸の量は、特定のエマルジョン及び利用する塩のタ
イプとともに変化する。塩化カルシウムは高度に好まし
い塩であり、そして通常約13phr〜約40phrの
範囲内の量で加えられる。
【0029】ラテックスを凝固させた後、凝固したゴム
スラリーが形成される。スラリー中のゴムはワックス被
覆された小片ゴムの形態にある。凝固したゴムスラリー
は水分及びワックス被覆されたゴム小片を含む。この水
分は本質的に水相であり、ゴム小片は固相である。水分
はもちろん水、乳化剤、酸、塩及び他の水溶性の残留化
合物を含む。
【0030】凝固したゴムスラリーは、典型的には凝固
工程を完了させるために転化タンクに移される。ワック
ス被覆されたゴム小片は次にワックス被覆されたゴム小
片を集めてそれをレスラリータンク内にためるシェーカ
ースクリーンを通して濾別される。過剰のセッケン及び
/または電解質をワックス被覆された小片ゴムから除く
ために洗浄が典型的に使用される。リスラリータンク内
において、ワックス被覆されたゴム小片を洗浄し、そし
て新しい洗浄水中で撹拌してワックス被覆されたゴムの
リスラリーを製造する。
【0031】次にゴムのリスラリーのpHは所望によっ
て、約5〜約8の範囲内にあるように調節することがで
きる。この中和工程は塩基の添加によって達成される。
水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カリウ
ム及び水酸化ナトリウムを含む、本技術における当業者
に既知の多数の塩基が使用できる。ワックス被覆された
ゴムのリスラリーのpHは好ましくは約5.5〜約7.
5の範囲内に調節され、最も好ましくは約6〜約7の範
囲内に調節される。
【0032】次にシェーカースクリーンからの水分を典
型的には凝固装置に再循環して戻して凝固剤を効率的に
利用する。リスラリータンクからの、ワックス被覆され
たゴム小片は次に通常は第2シェーカースクリーン上を
通過し、そして搾り機(expeller)に向かう。
この中で、ポリマーが脱水できる。エクスペラーは、徐
々に増加する締め付け条件の下で、搾り機のシャフトを
ゴムを下に輸送するスクリューを含む。搾り機のバレル
は狭い溝に沿って縦に並んでおり、その幅はゴムが搾り
機を通って移動するにつれて減少する。
【0033】水は所望によってバレルの遠方端に位置す
る開口端コーンにゴムが進む間に溝を通して圧搾でき
る。このコーンは脱水スクリューのための背圧を提供す
る。脱水力はコーンの設定を調節することによって制御
できる。この調節は異なるタイプのゴムによって変更す
ることができ、そして望まれる水分含量を達成するため
に仕上げ操作の間に変えられる。搾り機を出るゴムの水
分含量は典型的には約10重量%である。
【0034】脱水されたワックス被覆されたゴムは次に
典型的に乾燥される。この乾燥工程を強制運動下で行う
ことが高度に好ましい。この強制運動は、ワックス被覆
された小片ゴムが乾燥する前に凝集しないようにするた
めに十分でなければならない。この乾燥は典型的には熱
空気をワックス被覆された小片ゴムの床を通過させるこ
とによって達成される。本発明の一態様において、強制
運動は、ワックス被覆されたゴム状ポリマー粒子の床を
流動化するのに十分な速度で熱空気媒質をワックス被覆
されたゴム状ポリマー粒子の床を通すことによって与え
られる。より高い乾燥温度はより速い乾燥を促進し、も
ちろん乾燥のための時間を減じる。しかし、高温は利用
できる乾燥温度を制限する凝集につながる可能性があ
る。ゴムの熱ヒストリーが最終特性にかなり影響するの
で、最大乾燥温度は最大約210°F(99℃)に制限
される。室温程度に低い乾燥温度(約20℃)が使用で
きる。しかし、商業的に満足な乾燥速度を達成するため
には、温度は通常少なくとも約150°F(66℃)で
ある。従って、使用する温度は典型的には約150°F
(66℃)〜約210°F(99℃)の範囲内である。
約165°F(74℃)〜約195°F(91℃)の範
囲内の乾燥温度を利用するのが通常好ましい。
【0035】典型的な乾燥工程において、ワックス被覆
された小片ゴムはサイクロンへ空気運搬され、続いてそ
こで金属エプロン上に落下し、エプロンドライヤーを通
って前進する。サイクロンはゴムを空気と分離するノッ
クアウト容器として機能する。結果として、ゴムはエプ
ロン上に一様に分散した形態で落下する。エプロンドラ
イヤーは典型的には各々特定の温度にセットできる一連
の加熱帯を含む、単一パスのドライヤーである。熱空気
が特定の温度の各帯域を進んで、ワックス被覆されたゴ
ムから水分を除去する。帯域の温度及びエプロン速度を
変えてエプロンドライヤー内の乾燥条件を調節できる。
完成ゴムの水分含量は好ましくは約1%未満であり、そ
してさらに好ましくは約0.7%未満である。ゴムがエ
プロンドライヤーを出るとき、それは放冷され、そして
輸送のために包装される。
【0036】本方法によって製造された自由流動性の小
片ゴム組成物は、約40℃〜約175℃の範囲内の融点
を有するワックスでその表面上を被覆されており、ここ
で自由流動性のゴム組成物は約1重量%〜約10重量%
のワックスを含む。この自由流動性の小片ゴム組成物は
無機物質もゴム状ポリマー自体以外のポリマー物質も含
まない。これらの自由流動性の小片ゴム組成物は、凝集
が起こるのを防ぐために、約60°F(16°)未満の
温度で貯蔵されるべきである。自由流動性の小片ゴム組
成物を、約75°F(24℃)未満の温度で貯蔵するの
が好ましい。この自由流動性の小片ゴム組成物は好まし
くは40°F(4℃)未満の温度で貯蔵される。しか
し、短期間この自由流動性の小片ゴム組成物を凝集なし
により高温で貯蔵することは可能である。
【0037】本発明は単に例示の目的のために以下の実
施例によってしめされ、これらは本発明の範囲の限定ま
たは本発明が実施できる方法であるとは見なされない。
他に示さない限り、部及び百分率は重量で与えられる。
【0038】
【実施例】実施例1 本試験において、本発明の自由流動性のニトリルゴム小
片を本発明の技術を利用して製造した。使用した手順に
おいて、125ポンド(56.7kg)のChemig
um(登録商標)N615Bニトリルゴム(グッドイヤ
ーアンドラバーカンパニーから)を#4バンバリーミキ
サー内に供給し、そして約2〜約5分間混合した。この
ニトリルゴムは約33%の結合アクリロニトリルを含ん
でいた。この混合工程は、最終混合温度が約300°F
(149℃)未満に維持されるような方法で実施した。
このニトリルゴムを次に押出機−ペレタイザー内に供給
し、そして多孔ダイをとおして2500ポンド/時(1
134kg/時)の速度で押し出した。ダイの孔は8分
の1インチ(3mm)の直径を有した。
【0039】押し出されたニトリルゴムをワックス水性
エマルジョン内にぺレット化させた。ワックス水性エマ
ルジョンを、100部のPetrolite(登録商
標)01分散物を100部の水で希釈することによって
製造した。ワックス水性エマルジョンは64℃の融点を
有するパラフィンワックス22.5重量%、エトキシル
化アルコール2.5%及び水75重量%を含んでいた。
ワックスエマルジョンの温度を50℃未満に維持される
ように制御し、そして撹拌してニトリルゴムペレットを
ワックスエマルジョン全体に混合した。ニトリルゴムペ
レットを含むワックスエマルジョンを次に遠心分離乾燥
機内に供給し、これはニトリルゴムペレットの水含量を
2%未満に減じた。ニトリルゴムペレットを次にリボン
ブレンダー内で100°F(38℃)の温度で乾燥し
て、ニトリルゴムペレットの水分含量をさらに減じ、そ
れを貯蔵及びその後の利用のために50ポンド(22.
7kg)の箱に包装した。製造した小片ゴム組成物は4
0°F(4℃)未満の温度における数カ月の冷却保存の
後で自由流動性のままであった。
【0040】実施例2 この試験において、138℃の融点を有するワックスを
利用して自由流動性ニトリルゴム小片を製造した。使用
した手順において、125ポンド(56.7kg)のC
hemigum(登録商標)N615Bニトリルゴム
(グッドイヤーアンドラバーカンパニーから)を#4バ
ンバリーミキサー内に供給し、そして約2〜約5分間混
合した。このニトリルゴムは約33%の結合アクリロニ
トリルを含んでいた。この混合工程は、最終混合温度が
約300°F(149℃)未満に維持されるような方法
で実施した。このニトリルゴムを次に押出機−ペレタイ
ザー内に供給し、そして多孔ダイをとおして2500ポ
ンド/時(1134kg/時)の速度で押し出した。ダ
イの孔は8分の1インチ(3mm)の直径を有した。
【0041】押し出されたニトリルゴムをワックス水性
エマルジョン内にぺレット化させた。ワックス水性エマ
ルジョンは138℃の融点を有するパラフィンワックス
20重量%、エトキシル化アルコール2重量%、及び水
78重量%を含んでいた。ワックスエマルジョンの温度
を50℃未満に維持されるように制御し、そして撹拌し
てニトリルゴムペレットをワックスエマルジョン全体に
混合した。ニトリルゴムペレットを含むワックスエマル
ジョンを次に遠心分離乾燥機内に供給し、これはニトリ
ルゴムペレットの水含量を2%未満に減じた。ニトリル
ゴムペレットを次にリボンブレンダー内で100°F
(38℃)の温度で乾燥して、ニトリルゴムペレットの
水分含量をさらに減じ、それを貯蔵及びその後の利用の
ために50ポンド(22.7kg)の箱に包装した。製
造した小片ゴム組成物は40°F(4℃)未満の温度に
おける数カ月の冷却保存の後で自由流動性のままであっ
た。
【0042】実施例3 この試験において、本発明の技術を利用して自由流動性
ニトリルゴム小片を製造した。使用した手順において、
35ポンド(15.9kg)のChemigum(登録
商標)N615Bニトリルゴムラテックス(グッドイヤ
ーアンドラバーカンパニーから)を約1ポンド(0.4
54kg)のPetrolite(登録商標)01ワッ
クス分散物と混合した。このニトリルゴムは約33%の
結合アクリロニトリルを含んでいた。
【0043】このラテックスを次に、水と240gの硫
酸アルミニウムから成る凝固剤20ポンド(9.1k
g)の添加によって凝固させた。この凝固は160°F
(71℃)の温度で行った。凝固の後、ワックス被覆さ
れた小片ゴムを20ガロン(76リットル)の冷水道水
で2回洗浄した。小片ゴムを次に120°F(49℃)
の温度で微細スクリーン上で乾燥し、これはニトリルゴ
ム小片の水含量を0.5%未満に減じた。製造した小片
ゴム組成物は室温(約20℃)における数カ月の貯蔵の
後で自由流動性のままであった。
【0044】本発明におけるバリエーションは本明細書
中に与えられる記述に照らして可能である。いくつかの
代表的な態様と詳細を本発明を例示する目的で示して来
たが、本技術の当業者には、種々の変更及び修正が本発
明の範囲から逸脱することなくその中でなし得ることが
明らかである。従って、特許請求の範囲によって定義さ
れる本発明の意図される全ての範囲内にある、説明され
ている特別の態様内で変化がなされ得ることは明らかで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 マイケル・ケネス・ストックデイル アメリカ合衆国オハイオ州44333,アクロ ン,メドウ・パーク・ドライブ 1106 (72)発明者 ドナルド・チャールズ・グリム アメリカ合衆国オハイオ州44319,アクロ ン,ブロンソン・トレイル 400

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自由流動性小片ゴム組成物の製造方法で
    あって、 (1)ゴム状ポリマーをワックスエマルジョン中に押し
    出すこと、ここでゴム状ポリマーは約1mm〜約15m
    mの範囲内の直径を有するペレットへと押し出され、ワ
    ックスエマルジョンは約35重量%〜約89重量%の
    水、約10〜約50重量%のワックス及び約1重量%〜
    約15重量%の乳化剤を含み、ワックスは約40℃〜約
    175℃の範囲内の融点を有し、そしてワックスエマル
    ジョンは約5℃〜約70℃の範囲内の温度である; (2)ゴム状ポリマーを含むワックスエマルジョンを撹
    拌して、ワックス被覆されたゴム状ポリマーをつくるこ
    と; (3)ワックス被覆されたゴム状ポリマーをワックスエ
    マルジョンから分離して、湿った、ワックス被覆された
    ゴム状ポリマーを回収すること;並びに (4)ワックス被覆されたゴム状ポリマーを強制運動下
    でガス媒質中において乾燥して、自由流動性の小片ゴム
    組成物をつくること、ここでガス媒質は約10〜約50
    ℃の範囲内の温度である の工程を含んで成る前記の方法。
  2. 【請求項2】 約1mm〜約15mmの範囲内の直径を
    有するゴム状ポリマーのペレットを含んで成る自由流動
    性の小片ゴム組成物であって、 ゴム状ポリマーのペレットの表面が約40℃〜約175
    ℃の範囲内の融点を有するワックスで被覆されており、
    そして自由流動性の小片ゴム組成物が約1mm〜約10
    重量%のワックスを含む、前記の組成物。
  3. 【請求項3】 自由流動性小片ゴム組成物の製造方法で
    あって、 (1)ワックスエマルジョンをゴム状ポリマーのラテッ
    クスni加えてワックスを含むラテックスをつくるこ
    と、ここでワックスは約40℃〜約175℃の範囲内の
    融点を有する; (2)ワックスエマルジョンがラテックス全体に分散す
    るように、ワックスを含むラテックスを撹拌すること; (3)ワックスを含むラテックスを凝固させて、ワック
    ス被覆された小片ゴムの水中スラリーをつくること; (4)ワックス被覆された小片ゴムをスラリー中の水か
    ら回収すること;並びに (5)強制運動下で熱空気媒質中でワックス被覆された
    ゴム状ポリマーを乾燥して自由流動性小片ゴム組成物を
    製造すること、ここで熱空気媒質は約20℃〜約99℃
    の範囲内の温度である の工程を含んで成る前記の方法。
JP9089046A 1996-04-08 1997-04-08 自由流動性小片ゴム組成物 Pending JPH1053653A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

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US629285 1990-12-18
US08/629,285 US5738941A (en) 1996-04-08 1996-04-08 Free flowing crumb rubber composition
US762493 1996-12-09
US08/762,493 US5686139A (en) 1996-12-09 1996-12-09 Preparation of free-flowing crumb rubber composition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
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EP (1) EP0801093A3 (ja)
JP (1) JPH1053653A (ja)

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EP0801093A2 (en) 1997-10-15
EP0801093A3 (en) 1998-07-01

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