JPH0142675Y2 - - Google Patents

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JPH0142675Y2
JPH0142675Y2 JP1984051419U JP5141984U JPH0142675Y2 JP H0142675 Y2 JPH0142675 Y2 JP H0142675Y2 JP 1984051419 U JP1984051419 U JP 1984051419U JP 5141984 U JP5141984 U JP 5141984U JP H0142675 Y2 JPH0142675 Y2 JP H0142675Y2
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band
lining
vibration
thin plate
vibrations
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は自転車等に使用するバンドブレーキの
制動時に発する鳴きを防止する装置に関するもの
である。
(従来技術) 自転車に用いられるバンドブレーキには従来か
ら制動時に不快な鳴きを発生するという問題点が
あつた。この鳴きを防止するためには、ライニン
グの材質や形状を変更することや、部品にダンパ
ーを付加して振動の減衰を図ること、および部品
が共振しないように、各部品の固有振動数を変更
する等の方法がある。しかし自転車などのブレー
キ装置は軽量化、低コスト化が重要視されるため
これらの要件を満たしながらの防止対策では、そ
れほど大きな効果を期待できないのが現状であ
る。
バンドブレーキの鳴き発生のメカニズムは、ラ
イニングとドラムが摩擦摺動することにより摩擦
振動が発生し、この振動がブレーキ装置のバン
ド、ベルクランク、ケースおよび車体等へ伝わる
結果、これらいずれかが音源となつて不快な鳴き
が発生する。この鳴きを防ぐためには、先に述べ
たような方法で対策を行なわなければならない
が、自転車用バンドブレーキの場合、各部品が薄
板構造で振動を伝え易い上に、重量やコストの面
で制約があるので、その対策も難しくなる。
従来のバンドブレーキを第9〜12図により説
明すると、1はブレーキドラム、2は軟質ライニ
ング、3は鋼製バンドで、ライニング2はリベツ
ト4でバンド3に固定されている。バンド3の端
部3bはピン5により車体に取り付けられ、バン
ド3の他端3aはベルクランク6に取り付けられ
ている。そしてベルクランク6を第9図の矢印A
の方向へ引くことにより、ライニング2がドラム
1に圧接して制動力を発生させるようになつてい
る。
このバンドブレーキに制動力を発生させると、
第11図に示すように摺動面Bには摩擦振動が発
生する。これと同時にライニング2の裏面Cにも
制動力と同じように振動が発生して両面に摩擦振
動が起こる。一般的にドラム1とバンド3はほぼ
同じ材質のものであるからライニング2との摩擦
係数もほぼ同様である。このためライニング2と
バンド3がリベツト4で固定してあつても、ライ
ニング2の両面の摩擦振動はほぼ同じになり、ラ
イニング2の全体が摩擦振動により大きく振動す
る。一方、このライニング2に固定されているバ
ンド3も質量が少なく単純な形状の薄板であるた
め、ライニング2の振動に影響されて第11図で
示すように、ライニング2とバンド3は同じよう
に振動を始め第12図で示すような大きな振動と
なつて他の部品に伝えられる。
(考案の目的および構成) 本考案は今まで述べたバンドブレーキ鳴きの問
題を解決するためなされたもので、軟質ライニン
グと鋼製バンドの間にバンドと異なつた材質で、
複数個の開口を分布配設した形状の薄板をライニ
ツグ周長の一部である中間部Eに挿入し、このバ
ンドと薄板とライニングをリベツトで固定する際
に、バンドの外側に弾性体製の座金を挿入して固
定することにより、ドラムの摺動面で発生した振
動を減衰させて不快な鳴きを防止することを目的
とするものである。
(実施例) 以下第1図〜第8図について本考案の実施例を
説明する。図中前記符号と同一の符号は同等のも
のを示す。本考案装置においてもドラム1、ライ
ニング2、バンド3、ベルクランク6の関係は、
従来のバンドブレーキと同じである。しかし、ラ
イニング2とバンド3の間には第2図で示すよう
に数個の開口7aを分布配設した平面形状で、バ
ンド3とは異なつた材質の薄板7をライニング2
の周長の一部である中間部Eに挿入する。そして
薄板7の入つていない部分のバンド3とライニン
グ2のリベツト4による固定は従来と同じである
が、薄板7の入つている部分のライニング2の固
定方法は、バンド3とライニング2の接する反対
側であるバンド3の外側に弾性体製の座金8を当
てがつてライニング2と、薄板7とバンド3をリ
ベツト9によつて固定する。なお10は座金8の
外側に当てがつた金属製の座金である。
(作用および効果) 本考案によるバンドブレーキの制動時に発生す
る摩擦振動は、第1図のD部およびF部では従来
のバンドブレーキと同じであるが、E部では異な
つたものになる。第4図および第5図に示す振動
の状態は挿入した薄板7の第2図におけるG−G
断面におけるものである。すなわちライニング2
をドラム1に圧接して制動力を発生させると摺動
面Hには摩擦振動が生じ、ライニング2の裏面I
にも振動が発生する。本考案装置ではバンド3と
薄板7の材質が異なるため、ライニング2との摩
擦係数も異なり、ライニング2の両面に発生する
摩擦振動も当然異なつた振動となる。そこで両面
の振動が互いに干渉し合い、ライニング自身の振
動は小さくなる。また、薄板7とバンド3との摺
動面Jにおいても摩擦振動が発生するが、この場
合、金属同士の摩擦であるためライニング2の場
合とは違つた振動になる。このように第2図のG
−G面の振動の伝わり方は、摩擦振動がライニン
グ2の中で減衰されて薄板7に伝わりさらに薄板
7とバンド3間で減衰されてバンド3に伝わる。
これらの作用によつて前記した第12図に示すよ
うな振幅の振動が第5図に示すように減衰され
る。次に第2図のK−K面における振動の伝わり
方は第6図および第7図に示すようになる。この
場合薄板7に切り欠き開口7aがあるため摩擦振
動はより減衰され易い。すなわち薄板7の切り欠
き開口のない部分については先に述べた通りであ
るが、切り欠きのある部分ではライニング2がド
ラム1に圧接されることにより、第3図に示すよ
うにライニング2が薄板7の切り欠き部に入り込
む。このためライニング2の密度が変化し、振動
の減衰率も変化する。同時にライニング2の裏面
のバンド3と薄板7とはそれぞれ材質が異なるた
め、摩擦振動も異なつてくる。また、ライニング
2とバンド3と薄板7をリベツト9により固定す
る際に、弾性体製の座金8を介挿してあるため、
それぞれ部材がある程度自由に振動する。このよ
うに、種々の振動が発生しそれらが互いに干渉し
合いながら最終的にバンド3へ伝えられる時には
第7図に示すように減衰された振動になる。
以上述べたように、一様でない形状の薄板7を
挿入することによりバンド3へ伝わる振動は変化
する。これらはライニング2、バンド1の一断面
についての振動であるが、これをライニング2お
よびバンド3の横幅全体での振動としてとらえる
と、第5図および第7図の振動が互いに干渉して
第8図に示すごとくさらに減衰される。またバン
ド3の周長全体の振動は第1図のDの部分の振
動、Eの部分の振動、Fの部分の振動のように一
つの振動系の中にそれぞれ異なつた振動が生ずる
ので、これらが干渉し合つてさらに振動が減衰さ
れる。
このようにして、本考案によれば従来から問題
になつていたバンドブレーキの鳴きが簡便で、軽
く、かつ安いコストで解決することが可能になつ
た。バンドブレーキの鳴き防止対策としては、以
前からバンドの裏側にバネを取り付けたり、鋼製
バンドを二重にして振動を抑える方法等があつ
た。しかしこれらの方法では、制振材であるライ
ニングの特徴を生かしておらず、またライニング
とバンドが一体となつているため、一つの振動系
となつて振動し易く、さらに摩擦振動を強制的に
減衰させようとしている等の理由から、比較的効
果は少ないものであつた。これに対して本考案の
鳴き防止装置は、制振材としてライニングの特徴
を生かしており、また振動系をいくつかに分けて
いるため、それぞれの振動が互に干渉して減衰す
るから、有効にブレーキ鳴きを防止できるという
すぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を付したバンドブレーキの
正面図、第2図は薄板の平面図、第3図は本考案
のバンドブレーキの部分拡大断面図、第4図は第
2図のG−G面における摩擦振動状態の説明図、
第5図はその振動波形線図、第6図は第2図のK
−K面における摩擦振動状態の説明図、第7図は
その振動波形線図、第8図は薄板挿入部全体の振
動波形線図、第9図は従来のバンドブレーキの正
面図、第10図はそのバンドとライニング部の拡
大断面図、第11図は従来のバンドブレーキの摩
擦振動状態の説明図、第12図はその振動波形線
図である。 1……ドラム、2……ライニング、3……バン
ド、4……リベツト、5……ピン、6……ベルク
ランク、7……薄板、8……弾性体製の座金、9
……リベツト、10……座金。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキドラムのフランジ部に鋼製バンドを介
    して軟質ライニングを押し付けて制動力を得る構
    造のバンドブレーキにおいて、バンドとライニン
    グの間にバンドと異なつた材質で複数個の開口を
    分布配設した形状の薄板をライニング周長の中間
    部に挿入し、このバンドと薄板とライニングをリ
    ベツトで固定する際に、バンドの外側に弾性体製
    の座金を挿入して固定することを特徴とするバン
    ドブレーキの鳴き防止装置。
JP5141984U 1984-04-10 1984-04-10 バンドブレ−キの鳴き防止装置 Granted JPS60164136U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5141984U JPS60164136U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 バンドブレ−キの鳴き防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5141984U JPS60164136U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 バンドブレ−キの鳴き防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60164136U JPS60164136U (ja) 1985-10-31
JPH0142675Y2 true JPH0142675Y2 (ja) 1989-12-13

Family

ID=30570448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5141984U Granted JPS60164136U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 バンドブレ−キの鳴き防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60164136U (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49102193U (ja) * 1972-12-26 1974-09-03
JPS5719865U (ja) * 1980-07-08 1982-02-02
JPS5731012A (en) * 1980-07-31 1982-02-19 Fujitsu Ltd Temperature controlling circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60164136U (ja) 1985-10-31

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