JPH0143018B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0143018B2 JPH0143018B2 JP474384A JP474384A JPH0143018B2 JP H0143018 B2 JPH0143018 B2 JP H0143018B2 JP 474384 A JP474384 A JP 474384A JP 474384 A JP474384 A JP 474384A JP H0143018 B2 JPH0143018 B2 JP H0143018B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strength
- steel
- less
- present
- austenitic stainless
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Hydraulic Turbines (AREA)
Description
本発明は、海水ならびに酸性河川等の厳しい腐
食性環境下で使用される鋳鋼品、例えばランナ
ー、プロペラ、バルブ等の材料として用いられる
高強度、高疲労強度を有するオーステナイトステ
ンレス鋳鋼に関する。 近年、省資源、省エネルギーの要求により、発
電プラントの使用条件が苛酷化しており、また従
来用いられなかつたような腐食条件の厳しい環境
における使用も余儀無くされている。 従来、上記腐食性を有する環境下ではSCS14等
のオーステナイトステンレス鋳鋼が適用されてい
たが、これらは強度水準が低く、また腐食疲労強
度も満足できるものではなかつた。 本発明の目的は、従来のオーステナイトステン
レス鋳鋼、すなわちSCS14の基本的化学成分にお
いて、Ni含有量を減少させNを添加することに
より、高強度と高腐食疲労度を有する、海水なら
びに酸性河川など厳しい腐食環境下で使用するラ
ンナー、プロペラ、バルブなどに使用できるオー
ステナイトステンレス鋳鋼を提供するにある。 本発明のオーステナイトステンレス鋳鋼は、重
量%で、C0.12%以下、Si1.0〜1.5%、Mn1.5%以
下、Cr17〜20%、Ni8〜11%、Mo1〜5%、
N0.05〜0.15%、残部Feおよび不可避的不純物よ
りなる。 つぎに本発明の各成分の限定理由について説明
する。Cは強度水準を高めるのに不可欠の元素で
あるが炭化物を形成し、耐食性を著しく害するの
で強度と耐食性を勘案して0.12%以下に限定し
た。 Siは有効な脱酸剤であり、通常の製鋼過程にお
いて必然的に含有され、また強度確保の点から1
%以上必要であるが、1.5%以上含有するとシグ
マ相を析出させ脆化する傾向にあるので1.5%以
下とする。 MnはSi同様脱酸剤として、また耐酸化性を向
上させるために有効である。しかしながらその含
有量を増すと逆に強度が低下するので1.5%以下
に限定した。 Crは腐食環境下で不働態化作用を有し、ステ
ンレス鋼としての機能を発揮させるのに不可欠な
元素であり、また17%よりも少ない場合は適正な
強度が得られない、しかしながら20%を超えると
脆化が顕著となるから17〜20%に限定した。 Niは耐食性を維持するためと基地に固溶して
固溶強化すると共に靭性を増す。またオーステナ
イト相の安定化には8%以上必要であるが、強度
には逆効果を与えるから11%を上限とした。 MoはCrとの共存によつて局部腐食に対する耐
食性を著しく向上させる元素であるが1%以下で
は不十分であり、また5%以上では効果が飽和す
るとともに脆化するので1〜5%に限定した。 Nは基地を強化するのみならず靭延性を損わず
に強度を確保するのに有効な元素であり、その効
果は0.05%以上で現われる。しかし0.15%を超え
ると延靭性を阻害するから0.05〜0.15%に限定し
た。 つぎに本発明の実施例を従来鋼と比較して説明
する。 第1表は本発明の実施例の化学成分を従来鋼の
それと比較して示す。第2表は第1表の各鋼の機
械的性質を示す。第2表より明らかなように、従
来鋼の引張強さは42.2Kg/mm2、45.5Kg/mm2である
のに対し本発明鋼のそれは55Kg/mm2以上であり大
巾に優れており、延性および靭性(シヤルピー衝
撃値)は両者共略同等であり、海水腐食疲労強度
は本発明鋼は大巾に優れている。
食性環境下で使用される鋳鋼品、例えばランナ
ー、プロペラ、バルブ等の材料として用いられる
高強度、高疲労強度を有するオーステナイトステ
ンレス鋳鋼に関する。 近年、省資源、省エネルギーの要求により、発
電プラントの使用条件が苛酷化しており、また従
来用いられなかつたような腐食条件の厳しい環境
における使用も余儀無くされている。 従来、上記腐食性を有する環境下ではSCS14等
のオーステナイトステンレス鋳鋼が適用されてい
たが、これらは強度水準が低く、また腐食疲労強
度も満足できるものではなかつた。 本発明の目的は、従来のオーステナイトステン
レス鋳鋼、すなわちSCS14の基本的化学成分にお
いて、Ni含有量を減少させNを添加することに
より、高強度と高腐食疲労度を有する、海水なら
びに酸性河川など厳しい腐食環境下で使用するラ
ンナー、プロペラ、バルブなどに使用できるオー
ステナイトステンレス鋳鋼を提供するにある。 本発明のオーステナイトステンレス鋳鋼は、重
量%で、C0.12%以下、Si1.0〜1.5%、Mn1.5%以
下、Cr17〜20%、Ni8〜11%、Mo1〜5%、
N0.05〜0.15%、残部Feおよび不可避的不純物よ
りなる。 つぎに本発明の各成分の限定理由について説明
する。Cは強度水準を高めるのに不可欠の元素で
あるが炭化物を形成し、耐食性を著しく害するの
で強度と耐食性を勘案して0.12%以下に限定し
た。 Siは有効な脱酸剤であり、通常の製鋼過程にお
いて必然的に含有され、また強度確保の点から1
%以上必要であるが、1.5%以上含有するとシグ
マ相を析出させ脆化する傾向にあるので1.5%以
下とする。 MnはSi同様脱酸剤として、また耐酸化性を向
上させるために有効である。しかしながらその含
有量を増すと逆に強度が低下するので1.5%以下
に限定した。 Crは腐食環境下で不働態化作用を有し、ステ
ンレス鋼としての機能を発揮させるのに不可欠な
元素であり、また17%よりも少ない場合は適正な
強度が得られない、しかしながら20%を超えると
脆化が顕著となるから17〜20%に限定した。 Niは耐食性を維持するためと基地に固溶して
固溶強化すると共に靭性を増す。またオーステナ
イト相の安定化には8%以上必要であるが、強度
には逆効果を与えるから11%を上限とした。 MoはCrとの共存によつて局部腐食に対する耐
食性を著しく向上させる元素であるが1%以下で
は不十分であり、また5%以上では効果が飽和す
るとともに脆化するので1〜5%に限定した。 Nは基地を強化するのみならず靭延性を損わず
に強度を確保するのに有効な元素であり、その効
果は0.05%以上で現われる。しかし0.15%を超え
ると延靭性を阻害するから0.05〜0.15%に限定し
た。 つぎに本発明の実施例を従来鋼と比較して説明
する。 第1表は本発明の実施例の化学成分を従来鋼の
それと比較して示す。第2表は第1表の各鋼の機
械的性質を示す。第2表より明らかなように、従
来鋼の引張強さは42.2Kg/mm2、45.5Kg/mm2である
のに対し本発明鋼のそれは55Kg/mm2以上であり大
巾に優れており、延性および靭性(シヤルピー衝
撃値)は両者共略同等であり、海水腐食疲労強度
は本発明鋼は大巾に優れている。
【表】
【表】
以上説明したように、本発明鋼は従来鋼より、
強度および腐食疲労強度において大巾に優れ、海
水ならびに酸性河川等の厳しい腐食性環境下で使
用されるランナー、プロペラ、バルブ等の材料と
して極めて優れた性能を発揮する。
強度および腐食疲労強度において大巾に優れ、海
水ならびに酸性河川等の厳しい腐食性環境下で使
用されるランナー、プロペラ、バルブ等の材料と
して極めて優れた性能を発揮する。
Claims (1)
- 1 重量%でC0.12%以下、Si1.0〜1.5%、Mn1.5
%以下、Cr17〜20%、Ni8〜11%、Mo1〜5%、
N0.05〜0.15%、残部Feおよび不可避的不純物か
ら成ることを特徴とする高強度、高腐食疲労強度
を有するオーステナイトステンレス鋳鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP474384A JPS60149747A (ja) | 1984-01-17 | 1984-01-17 | 高強度,高腐食疲労強度を有するオ−ステナイトステンレス鋳鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP474384A JPS60149747A (ja) | 1984-01-17 | 1984-01-17 | 高強度,高腐食疲労強度を有するオ−ステナイトステンレス鋳鋼 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60149747A JPS60149747A (ja) | 1985-08-07 |
| JPH0143018B2 true JPH0143018B2 (ja) | 1989-09-18 |
Family
ID=11592390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP474384A Granted JPS60149747A (ja) | 1984-01-17 | 1984-01-17 | 高強度,高腐食疲労強度を有するオ−ステナイトステンレス鋳鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60149747A (ja) |
-
1984
- 1984-01-17 JP JP474384A patent/JPS60149747A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60149747A (ja) | 1985-08-07 |
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