JPH0143342Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0143342Y2 JPH0143342Y2 JP13761084U JP13761084U JPH0143342Y2 JP H0143342 Y2 JPH0143342 Y2 JP H0143342Y2 JP 13761084 U JP13761084 U JP 13761084U JP 13761084 U JP13761084 U JP 13761084U JP H0143342 Y2 JPH0143342 Y2 JP H0143342Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- oil
- chamber
- cylinder
- small diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 考案の目的
(1) 産業上の利用分野
本考案は、車両用急速充填型マスタシリンダ、
特にシリンダ本体に前部の小径部と後部の大径部
よりなる段付シリンダ孔を設け、このシリンダ孔
に、前記小径部および大径部に各対応する小径ピ
ストン部および大径ピストン部を有するピストン
を摺合し、このピストンの所定の後退位置で前記
小径ピストン部前方に形成される油圧室に開口す
るリリーフポートと、前記小径ピストン部および
大径ピストン部間に形成される補給油室に開口す
るサプライポートとを通油路を介して油槽に連通
し、前記通油路には弁装置を介装し、前記弁装置
は前記補給油室の圧力が所定値以上に上昇したと
き開弁する圧力応動弁と、前記油槽から前記補給
油室への一方向弁にのみ油の流れを許容する一方
向弁と、前記圧力応動弁および前記一方向弁を迂
回して前記油槽と前記リリーフポートとの間を連
通する流路抵抗の大きいバイパスとを備えたもの
の改良に関する。
特にシリンダ本体に前部の小径部と後部の大径部
よりなる段付シリンダ孔を設け、このシリンダ孔
に、前記小径部および大径部に各対応する小径ピ
ストン部および大径ピストン部を有するピストン
を摺合し、このピストンの所定の後退位置で前記
小径ピストン部前方に形成される油圧室に開口す
るリリーフポートと、前記小径ピストン部および
大径ピストン部間に形成される補給油室に開口す
るサプライポートとを通油路を介して油槽に連通
し、前記通油路には弁装置を介装し、前記弁装置
は前記補給油室の圧力が所定値以上に上昇したと
き開弁する圧力応動弁と、前記油槽から前記補給
油室への一方向弁にのみ油の流れを許容する一方
向弁と、前記圧力応動弁および前記一方向弁を迂
回して前記油槽と前記リリーフポートとの間を連
通する流路抵抗の大きいバイパスとを備えたもの
の改良に関する。
(2) 従来の技術
従来、この種マスタシリンダとして、シリンダ
本体の上部に油槽を、またシリンダ本体の側部
で、且つ油槽の下部に弁室をそれぞれ設け、その
弁室に一方向弁および圧力応動弁を配設したもの
が知られている。
本体の上部に油槽を、またシリンダ本体の側部
で、且つ油槽の下部に弁室をそれぞれ設け、その
弁室に一方向弁および圧力応動弁を配設したもの
が知られている。
(3) 考案が解決しようとする問題点
しかしながら、前記マスタシリンダにおいては
従来の油槽の幅(シリンダ本体の軸方向と直交す
る方向の長さ)を維持しつつその幅内にシリンダ
本体および弁室を収めるようにしているので、油
槽の幅を狭めようとすれば弁室の一部が油槽の下
部から側方へ突出し、同時に所定の油量を確保す
る関係から油槽の高さが高くなり、一方油槽の高
さを低くしようとすれば油槽の幅が従来よりも広
くなるといつた不具合がある。
従来の油槽の幅(シリンダ本体の軸方向と直交す
る方向の長さ)を維持しつつその幅内にシリンダ
本体および弁室を収めるようにしているので、油
槽の幅を狭めようとすれば弁室の一部が油槽の下
部から側方へ突出し、同時に所定の油量を確保す
る関係から油槽の高さが高くなり、一方油槽の高
さを低くしようとすれば油槽の幅が従来よりも広
くなるといつた不具合がある。
本考案は上記不具合に鑑み、油槽の高さおよび
幅を狭めることができるようにした前記急速充填
型マスタシリンダを提供することを目的とする。
幅を狭めることができるようにした前記急速充填
型マスタシリンダを提供することを目的とする。
B 考案の構成
(1) 問題点を解決するための手段
本考案は、前記油槽を前記シリンダ本体の上部
に位置する上部油室と該上部油室に連通し、且つ
前記シリンダ本体の側部に位置する側部油室とよ
り構成し、前記シリンダ本体の下部に該本体の軸
方向に延びる小径シリンダを一体に設け、該小径
シリンダに前記通油路を形成すると共に該通油路
内に前記弁装置を収容する弁室を設け、前記一方
向弁を前記弁室の内端面に形成された弁座と、該
弁座と対向する中空筒状弁体と、該中空筒状弁体
を前記弁座側へ付勢する弁ばねとより構成し、前
記圧力応動弁を前記中空筒状弁体内に組込んだこ
とを特徴とする。
に位置する上部油室と該上部油室に連通し、且つ
前記シリンダ本体の側部に位置する側部油室とよ
り構成し、前記シリンダ本体の下部に該本体の軸
方向に延びる小径シリンダを一体に設け、該小径
シリンダに前記通油路を形成すると共に該通油路
内に前記弁装置を収容する弁室を設け、前記一方
向弁を前記弁室の内端面に形成された弁座と、該
弁座と対向する中空筒状弁体と、該中空筒状弁体
を前記弁座側へ付勢する弁ばねとより構成し、前
記圧力応動弁を前記中空筒状弁体内に組込んだこ
とを特徴とする。
(2) 作用
ピストンが前進してリリーフポートが閉じられ
ると油圧室に油圧が発生し、その油圧は所定の機
器に伝達される。また補給油室の容積が縮小され
るので、その油室より排出される油はバイパスの
大きな流路抵抗および一方向弁の閉鎖により油槽
側へは殆んど戻らず、油圧室に急速充填される。
補給油室の油圧が圧力応動弁の規定の開弁圧力以
上に上昇すると圧力応動弁が開弁する。
ると油圧室に油圧が発生し、その油圧は所定の機
器に伝達される。また補給油室の容積が縮小され
るので、その油室より排出される油はバイパスの
大きな流路抵抗および一方向弁の閉鎖により油槽
側へは殆んど戻らず、油圧室に急速充填される。
補給油室の油圧が圧力応動弁の規定の開弁圧力以
上に上昇すると圧力応動弁が開弁する。
ピストンの後退時油圧室の減圧に伴い弁室の油
がサプライポートおよび補給油室を経て油圧室に
補給されると、一方向弁が開いて油槽から弁室に
油の補給が行われる。
がサプライポートおよび補給油室を経て油圧室に
補給されると、一方向弁が開いて油槽から弁室に
油の補給が行われる。
上記各部の油圧作動は、油槽を構成する上部油
室と側部油室とにより十分な油量が確保されてい
るので、長時間に亘り支障なく行われる。
室と側部油室とにより十分な油量が確保されてい
るので、長時間に亘り支障なく行われる。
(3) 実施例
図面は本考案を自動二輪車におけるブレーキ用
マスタシリンダに適用した一実施例を示し、第1
図において急速充填型マスタシリンダMはそのシ
リンダ本体6と一体のブラケツト2を介して自動
二輪車の操向ハンドル1に固定される。3はブレ
ーキレバーで、ブラケツト2に支軸5を介して枢
着される。
マスタシリンダに適用した一実施例を示し、第1
図において急速充填型マスタシリンダMはそのシ
リンダ本体6と一体のブラケツト2を介して自動
二輪車の操向ハンドル1に固定される。3はブレ
ーキレバーで、ブラケツト2に支軸5を介して枢
着される。
第2図に示すように、シリンダ本体6は車体の
左右方向に延び、そのシリンダ孔7にはピストン
8が摺合される。ピストン8は前後に並ぶ小径ピ
ストン部81と大径ピストン部82とを有し、これ
らピストン部81,82に対応してシリンダ孔7も
小径部71と大径部72を持つように段付に形成さ
れる。
左右方向に延び、そのシリンダ孔7にはピストン
8が摺合される。ピストン8は前後に並ぶ小径ピ
ストン部81と大径ピストン部82とを有し、これ
らピストン部81,82に対応してシリンダ孔7も
小径部71と大径部72を持つように段付に形成さ
れる。
小径部71の前端壁と小径ピストン部81間には
油圧室9が画成され、その前端壁の出力ポート1
0に図示しないブレーキ油圧回路が接続される。
また小径および大径ピストン部81,82間には補
給油室11が画成され、その油室11を小径ピス
トン部81の前端に付設された弾性ピストンカツ
プ12背面に連通させる油孔13が小径ピストン
部81に形成される。
油圧室9が画成され、その前端壁の出力ポート1
0に図示しないブレーキ油圧回路が接続される。
また小径および大径ピストン部81,82間には補
給油室11が画成され、その油室11を小径ピス
トン部81の前端に付設された弾性ピストンカツ
プ12背面に連通させる油孔13が小径ピストン
部81に形成される。
油圧室9にはピストン8を後退方向に付勢する
戻しばね14が縮設され、ピストン8の後退限は
その大径ピストン部82の背面が大径部72の内壁
に係止された止環15に当接することにより規制
される。
戻しばね14が縮設され、ピストン8の後退限は
その大径ピストン部82の背面が大径部72の内壁
に係止された止環15に当接することにより規制
される。
第3図に明示するように、シリンダ本体6には
油槽16が一体に設けられる。その油槽16はシ
リンダ本体6の上部に位置する上部油室161と、
その油室161に連通し、且つシリンダ本体6の
側部、図示例は車体の前後方向後側に位置する側
部油室162とより構成され、両油室161,16
2により所定の油量が確保される。また側部油室
162と同容量分だけ油槽16の高さを低くし、
または幅を狭めることができる。一方、前記同容
量分だけ油槽16の高さ方向および幅方向の容量
を減少させれば、油槽16の高さを低くすると共
に幅を狭めることができる。
油槽16が一体に設けられる。その油槽16はシ
リンダ本体6の上部に位置する上部油室161と、
その油室161に連通し、且つシリンダ本体6の
側部、図示例は車体の前後方向後側に位置する側
部油室162とより構成され、両油室161,16
2により所定の油量が確保される。また側部油室
162と同容量分だけ油槽16の高さを低くし、
または幅を狭めることができる。一方、前記同容
量分だけ油槽16の高さ方向および幅方向の容量
を減少させれば、油槽16の高さを低くすると共
に幅を狭めることができる。
またシリンダ本体6の下部には、その本体6の
軸方向に延びる小径シリンダ17が一体に連設さ
れ、その小径シリンダ17の軸方向に通油路18
が形成される。その通油路18の前端側は連通路
19を介して側部油室162の底部に連通し、通
油路18の後端側は、ピストン8が所定の後退限
に位置するときリリーフポート20およびサプラ
イポート21を介して油圧室9および補給油室1
1にそれぞれ連通する。
軸方向に延びる小径シリンダ17が一体に連設さ
れ、その小径シリンダ17の軸方向に通油路18
が形成される。その通油路18の前端側は連通路
19を介して側部油室162の底部に連通し、通
油路18の後端側は、ピストン8が所定の後退限
に位置するときリリーフポート20およびサプラ
イポート21を介して油圧室9および補給油室1
1にそれぞれ連通する。
通油路18には長い円筒状弁室22が形成さ
れ、その弁室22に前記リリーフポート20およ
びサプライポート21が開口している。
れ、その弁室22に前記リリーフポート20およ
びサプライポート21が開口している。
弁室22内には、油槽16と補給油室11間の
連通を制御する弁装置23が設けられる。
連通を制御する弁装置23が設けられる。
この弁装置23は第4、第5図に明示するよう
に油槽16から補給油室11への一方にのみ油の
流れを許容する一方向弁24と、その一方向弁2
4内に組み込まれ、補給油室11の圧力が所定値
以上に上昇したとき開弁する圧力応動弁25と、
両弁24,25を迂回して油槽16とリリーフポ
ート20間を連通する流路抵抗の大きいバイパス
26とを備えている。
に油槽16から補給油室11への一方にのみ油の
流れを許容する一方向弁24と、その一方向弁2
4内に組み込まれ、補給油室11の圧力が所定値
以上に上昇したとき開弁する圧力応動弁25と、
両弁24,25を迂回して油槽16とリリーフポ
ート20間を連通する流路抵抗の大きいバイパス
26とを備えている。
一方向弁24は、弁室22の、油槽16との連
通部側に位置する内端面に形成された弁座27
と、弁座27と対向する中空筒状弁体28と、中
空筒状弁体28を弁座27側へ付勢する弁ばね2
9とより構成される。中空筒状弁体28は弁座1
7側に位置し弁室22に回転および摺動自在に嵌
合される球状部28aと、、その球状部28aに
連設されそれよりも小径の円筒部28bとよりな
る。円筒部28bの端面には段部30が形成さ
れ、その段部30と弁室22の内端壁間に前記弁
ばね29が縮設され、通常は弁ばね29の弾発力
で球状部28aを弁座27に着座させて油槽16
を補給油室11に対して遮断している。球状部2
8aには、弁室2内の弁座側空間aと円筒部側空
間bを連通する4本の切欠き状連通路31が形成
され、球状部28aが弁座27より離間すると通
油路18の弁室22よりも上流部の油が各連通路
31を経て円筒部側空間bに流入する。
通部側に位置する内端面に形成された弁座27
と、弁座27と対向する中空筒状弁体28と、中
空筒状弁体28を弁座27側へ付勢する弁ばね2
9とより構成される。中空筒状弁体28は弁座1
7側に位置し弁室22に回転および摺動自在に嵌
合される球状部28aと、、その球状部28aに
連設されそれよりも小径の円筒部28bとよりな
る。円筒部28bの端面には段部30が形成さ
れ、その段部30と弁室22の内端壁間に前記弁
ばね29が縮設され、通常は弁ばね29の弾発力
で球状部28aを弁座27に着座させて油槽16
を補給油室11に対して遮断している。球状部2
8aには、弁室2内の弁座側空間aと円筒部側空
間bを連通する4本の切欠き状連通路31が形成
され、球状部28aが弁座27より離間すると通
油路18の弁室22よりも上流部の油が各連通路
31を経て円筒部側空間bに流入する。
円筒部28bの開口部には弁座部材32が装着
される。
される。
前記圧力応動弁25は弁座部材32の内端面に
形成された弁座33と、その弁座33に対向する
球状弁体34と、球状弁体34と球状部28a内
の段部35間に縮設され、その球状弁体34を弁
座33側に付勢する弁ばね36とよりなり、通常
は弁ばね36の弾発力で球状弁体34を弁座33
に着座させて補給油室11を油槽16に対して遮
断している。
形成された弁座33と、その弁座33に対向する
球状弁体34と、球状弁体34と球状部28a内
の段部35間に縮設され、その球状弁体34を弁
座33側に付勢する弁ばね36とよりなり、通常
は弁ばね36の弾発力で球状弁体34を弁座33
に着座させて補給油室11を油槽16に対して遮
断している。
前記バイパス26は、弁室25の円筒部側空間
b、各連通路31、弁室22の弁座側空間aおよ
び球状部34の先端面に形成された細溝37より
なり、その細溝37は常に通油路18と弁室22
の弁座側空間aとを連通する。
b、各連通路31、弁室22の弁座側空間aおよ
び球状部34の先端面に形成された細溝37より
なり、その細溝37は常に通油路18と弁室22
の弁座側空間aとを連通する。
次にこの実施例の作用について説明すると、ブ
レーキペダルを操作してピストン8を図示の後退
位置から前進させれば、ピストン8は戻しばね1
4を圧縮しながら前進し、ピストンカツプ12が
リリーフポート20を閉じてからはピストン8の
前進量に応じて油圧室9に油圧を発生させ、この
油圧を出力ポート10より出力させて対応する車
輪ブレーキを作動させることができる。
レーキペダルを操作してピストン8を図示の後退
位置から前進させれば、ピストン8は戻しばね1
4を圧縮しながら前進し、ピストンカツプ12が
リリーフポート20を閉じてからはピストン8の
前進量に応じて油圧室9に油圧を発生させ、この
油圧を出力ポート10より出力させて対応する車
輪ブレーキを作動させることができる。
この間、特にピストン8の大径ピストン部82
の前進によれば、補給油室11の容積が縮小され
るので、該油室11より排出される油は細溝37
の大きな流路抵抗と一方向弁24における球状部
28aが球面を以て弁座27に着座していること
による確実なシール性とによつて油槽16側へは
殆ど戻らず、油孔13を通つてピストンカツプ1
2の外周部を前方へ撓ませながら油圧室9に圧送
される。かくして、油圧室9には圧油の急速充填
が行われ、その結果出力ポート10には早期に出
力油圧が発生し、車輪ブレーキの遊びが速やかに
取り除かれ、これらを時間遅れなく作動させるこ
とができる。
の前進によれば、補給油室11の容積が縮小され
るので、該油室11より排出される油は細溝37
の大きな流路抵抗と一方向弁24における球状部
28aが球面を以て弁座27に着座していること
による確実なシール性とによつて油槽16側へは
殆ど戻らず、油孔13を通つてピストンカツプ1
2の外周部を前方へ撓ませながら油圧室9に圧送
される。かくして、油圧室9には圧油の急速充填
が行われ、その結果出力ポート10には早期に出
力油圧が発生し、車輪ブレーキの遊びが速やかに
取り除かれ、これらを時間遅れなく作動させるこ
とができる。
油圧室9の昇圧により補給油室11の油圧が圧
力応動弁25の規定の開弁圧力以上に上昇する
と、球状弁体34を弁ばね36の力に抗して第
2、第4図左方へ移動させて圧力応動弁24を開
弁状態とするため、補給油室11のサプライポー
ト21より排出される油は圧力応動弁25から通
油路18の上流側を通つて油槽16へ戻され、こ
れにより補給油室11の過度の圧力上昇が抑えら
れるので、ピストン8の前進に支障を来すことは
ない。
力応動弁25の規定の開弁圧力以上に上昇する
と、球状弁体34を弁ばね36の力に抗して第
2、第4図左方へ移動させて圧力応動弁24を開
弁状態とするため、補給油室11のサプライポー
ト21より排出される油は圧力応動弁25から通
油路18の上流側を通つて油槽16へ戻され、こ
れにより補給油室11の過度の圧力上昇が抑えら
れるので、ピストン8の前進に支障を来すことは
ない。
ブレーキペダルより操作力を解除すれば、ピス
トン8はそれぞれ戻しばね14の戻し力により所
定の後退限に戻され、その戻り過程で油圧室9が
減圧し、ピストンカツプ12の外周部はその前後
の圧力差により前方へ撓んでシリンダ孔7内面と
の間に隙間を生じ、その結果弁室22の円筒部側
空間bの油がサプライポート21、補給油室11
および油孔13を経て油圧室9に補給され、これ
に伴い油槽16の油は中空筒状弁体28を弁ばね
29の力に抗して第2、第4図右方へ移動させて
一方向弁24を開弁状態とするため、その油は通
油路18の上流側より弁室22の円筒部側空間b
に効率良く流入する。この場合、一方向弁24に
おける球状部28aは弁室22内周面に線接触し
ているので、中空筒状弁体28の摺動抵抗が小さ
く、その弁体28の作動は円滑、且つ安定に行わ
れる。
トン8はそれぞれ戻しばね14の戻し力により所
定の後退限に戻され、その戻り過程で油圧室9が
減圧し、ピストンカツプ12の外周部はその前後
の圧力差により前方へ撓んでシリンダ孔7内面と
の間に隙間を生じ、その結果弁室22の円筒部側
空間bの油がサプライポート21、補給油室11
および油孔13を経て油圧室9に補給され、これ
に伴い油槽16の油は中空筒状弁体28を弁ばね
29の力に抗して第2、第4図右方へ移動させて
一方向弁24を開弁状態とするため、その油は通
油路18の上流側より弁室22の円筒部側空間b
に効率良く流入する。この場合、一方向弁24に
おける球状部28aは弁室22内周面に線接触し
ているので、中空筒状弁体28の摺動抵抗が小さ
く、その弁体28の作動は円滑、且つ安定に行わ
れる。
ピストン8が所定の後退位置に戻れば、リリー
フポート20が油圧室9に開口するので、油圧室
9の過剰補給分はリリーフポート20およびバイ
パス26を通つて油槽16へ放出される(第4図
矢印参照)。
フポート20が油圧室9に開口するので、油圧室
9の過剰補給分はリリーフポート20およびバイ
パス26を通つて油槽16へ放出される(第4図
矢印参照)。
上記各部の油圧作動時において中空筒状弁体2
8が第4図鎖線示のように傾いても、一方向弁2
4においてはその球状部28aが球面を以て弁座
27に着座しているので、球状部28aと弁座2
7間のシールが確実に行われ、また中空筒状弁体
28の傾きは圧力応動弁25の作動に何等影響を
与えることはなく、したがつて圧力応動弁25の
作動を常に円滑、且つ安定に行うことができる。
8が第4図鎖線示のように傾いても、一方向弁2
4においてはその球状部28aが球面を以て弁座
27に着座しているので、球状部28aと弁座2
7間のシールが確実に行われ、また中空筒状弁体
28の傾きは圧力応動弁25の作動に何等影響を
与えることはなく、したがつて圧力応動弁25の
作動を常に円滑、且つ安定に行うことができる。
また前記各部の油圧作動は油槽16を構成する
上部油室161と側部油室162とにより十分な油
量が確保されているので、長時間に亘り支障なく
行われる。
上部油室161と側部油室162とにより十分な油
量が確保されているので、長時間に亘り支障なく
行われる。
なお、バイパス26の細溝37は中空筒状弁体
28の円筒部28b周壁を貫通するオリフイスに
代えることができる。
28の円筒部28b周壁を貫通するオリフイスに
代えることができる。
C 考案の効果
本考案によれば、油槽をシリンダ本体の上部に
位置する上部油室と、その上部油室に連通し、且
つシリンダ本体の側部に位置する側部油室とより
構成したので、従来と同様の油量を両油室により
確保することができると共に、側部油室と同容量
分だけ油槽の高さを低くし、または幅を狭めるこ
とができる。さらに前記と同容量分だけ油槽の高
さ方向および幅方向の容量を減少させれば、油槽
の高さを低くすると共に幅を狭めることができ
る。
位置する上部油室と、その上部油室に連通し、且
つシリンダ本体の側部に位置する側部油室とより
構成したので、従来と同様の油量を両油室により
確保することができると共に、側部油室と同容量
分だけ油槽の高さを低くし、または幅を狭めるこ
とができる。さらに前記と同容量分だけ油槽の高
さ方向および幅方向の容量を減少させれば、油槽
の高さを低くすると共に幅を狭めることができ
る。
さらにまた、シリンダ本体の下部にその本体の
軸方向に延びるように一体に設けられた小型シリ
ンダに通油路を形成し、その通油路に弁装置を収
容する弁室を設け、その弁室内に一方向弁の中空
筒状弁体を収容し、またその中空筒状弁体内に圧
力応動弁を組み込んだので、シリンダ本体下方の
死空間を有効に利用して弁装置をコンパクトに構
成することができる。
軸方向に延びるように一体に設けられた小型シリ
ンダに通油路を形成し、その通油路に弁装置を収
容する弁室を設け、その弁室内に一方向弁の中空
筒状弁体を収容し、またその中空筒状弁体内に圧
力応動弁を組み込んだので、シリンダ本体下方の
死空間を有効に利用して弁装置をコンパクトに構
成することができる。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体
の平面図、第2図は第1図−線断面図、第3
図は第2図−線断面図、第4図は弁装置周り
の拡大断面図、第5図は第4図矢視方向から見
た中空筒状弁体の端面図である。 6……シリンダ本体、7……シリンダ孔、71,
72……小、大径部、9……油圧室、11……補
給油室、16……油槽、161,162…上部、側
部油室、17……小径シリンダ、18……通油
路、20……リリーフポート、21……サプライ
ポート、22……弁室、23……弁装置、24…
…一方向弁、25……圧力応動弁、26……バイ
パス、27……弁座、28……中空筒状弁体、2
9……弁ばね。
の平面図、第2図は第1図−線断面図、第3
図は第2図−線断面図、第4図は弁装置周り
の拡大断面図、第5図は第4図矢視方向から見
た中空筒状弁体の端面図である。 6……シリンダ本体、7……シリンダ孔、71,
72……小、大径部、9……油圧室、11……補
給油室、16……油槽、161,162…上部、側
部油室、17……小径シリンダ、18……通油
路、20……リリーフポート、21……サプライ
ポート、22……弁室、23……弁装置、24…
…一方向弁、25……圧力応動弁、26……バイ
パス、27……弁座、28……中空筒状弁体、2
9……弁ばね。
Claims (1)
- シリンダ本体に前部の小径部と後部の大径部よ
りなる段付シリンダ孔を設け、このシリンダ孔
に、前記小径部および大径部に各対応する小径ピ
ストン部および大径ピストン部を有するピストン
を摺合し、このピストンの所定の後退位置で前記
小径ピストン部前方に形成される油圧室に開口す
るリリーフポートと、前記小径ピストン部および
大径ピストン部間に形成される補給油室に開口す
るサプライポートとを通油路を介して油槽に連通
し、前記通油路には弁装置を介装し、前記弁装置
は前記補給油室の圧力が所定値以上に上昇したと
き開弁する圧力応動弁と、前記油槽から前記補給
油室への一方向にのみ油の流れを許容する一方向
弁と、前記圧力応動弁および前記一方向弁を迂回
して前記油槽と前記リリーフポートとの間を連通
する流路抵抗の大きいバイパスとを備えた車両用
急速充填型マスタシリンダにおいて、前記油槽を
前記シリンダ本体の上部に位置する上部油室と該
上部油室に連通し、且つ前記シリンダ本体の側部
に位置する側部油室とより構成し、前記シリンダ
本体の下部に該本体の軸方向に延びる小径シリン
ダを一体に設け、該小径シリンダに前記通油路を
形成すると共に該通油路内に前記弁装置を収容す
る弁室を設け、前記一方向弁を前記弁室の内端面
に形成された弁座と、該弁座と対向する中空筒状
弁体と、該中空筒状弁体を前記弁座側へ付勢する
弁ばねとより構成し、前記圧力応動弁を前記中空
筒状弁体内に組込んだことを特徴とする車両用急
速充填型マスタシリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13761084U JPH0143342Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13761084U JPH0143342Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6152551U JPS6152551U (ja) | 1986-04-09 |
| JPH0143342Y2 true JPH0143342Y2 (ja) | 1989-12-15 |
Family
ID=30696025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13761084U Expired JPH0143342Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0143342Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8714322B2 (en) * | 2012-01-16 | 2014-05-06 | Sram, Llc | Hydraulic brake mechanism |
-
1984
- 1984-09-11 JP JP13761084U patent/JPH0143342Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6152551U (ja) | 1986-04-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4660683A (en) | Brake device for vehicles | |
| JPS5849590A (ja) | 自動二輪車の制動装置 | |
| US4455832A (en) | Master cylinder | |
| JPH064404B2 (ja) | 配分弁装置 | |
| US4072363A (en) | Inertia-controlled valve for vehicle braking systems | |
| JP3542220B2 (ja) | 車両用アンチロックブレーキ装置 | |
| US4667466A (en) | Quick fill type master cylinder | |
| JPH0355477Y2 (ja) | ||
| JP3669650B2 (ja) | 車両用アンチロックブレーキ装置における油圧リザーバの配設構造 | |
| JPH0512141Y2 (ja) | ||
| JPH0143340Y2 (ja) | ||
| JPH0225736Y2 (ja) | ||
| JP2618672B2 (ja) | ブレーキ液圧の増圧装置 | |
| JP2003291799A (ja) | ブレーキ用マスターシリンダ装置 | |
| JPH0454073Y2 (ja) | ||
| JPS5833565A (ja) | 自動二輪車の制動装置用マスタシリンダ | |
| JPS59130774A (ja) | 農用トラクタ−のブレ−キ装置 | |
| JPH027097Y2 (ja) | ||
| JP3111334B2 (ja) | センタバルブ型車両用液圧マスタシリンダ | |
| JPH0232539Y2 (ja) | ||
| JPH0891201A (ja) | マスタシリンダ | |
| JPH05254422A (ja) | 車両用制動装置 | |
| JP2772698B2 (ja) | タンデム型マスタシリンダ | |
| JPS5837720Y2 (ja) | タンデム型マスタ−シリンダ−のオイルリザ−バ−タンク装置 | |
| JP3768322B2 (ja) | 車両用ディスクブレーキ |