JPH0143859B2 - - Google Patents

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JPH0143859B2
JPH0143859B2 JP12228783A JP12228783A JPH0143859B2 JP H0143859 B2 JPH0143859 B2 JP H0143859B2 JP 12228783 A JP12228783 A JP 12228783A JP 12228783 A JP12228783 A JP 12228783A JP H0143859 B2 JPH0143859 B2 JP H0143859B2
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JP
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drum
sub
main drum
cable
main
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JP12228783A
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JPS6015397A (ja
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Jun Yamagishi
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0143859B2 publication Critical patent/JPH0143859B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、巻掛け伝動装置等において使用され
る往復回走する索条が、永久伸び等により緩んだ
場合に、その緩みを自動的に除去するようにした
装置に関する。
例えば、自動車の窓ガラスを昇降させるウイン
ドレギユレータ装置、建築物の高所の窓を遠隔位
置より開閉させる遠隔操作装置、又は弁を遠隔位
置より開閉させる遠隔操作装置等においては、索
条を往復回走させることにより、駆動装置の駆動
力を従動装置に伝達させるようにした巻掛け伝動
装置が用いられることが多い。
このような装置において、索条に永久伸びが生
じ、索条が緩んだ場合、駆動装置の駆動力が正確
に従動装置に伝達されず、誤作動を起こしたり、
作動不能となつたりする場合がある。
このような索条の緩みを防止する従来の装置に
は、次のようなものがある。
(1) 索条と駆動装置又は従動装置とを、互いに螺
合するねじ棒とナツトとをもつて連結し、索条
に永久伸びが生じた場合に、ねじ棒をナツトに
ねじ込んで索条を緊張させるようにしたもの。
(2) 索条の回走路の途中にテンシヨンプーリーを
側方より圧接させ、索条に永久伸びが生じた場
合に、テンシヨンプーリーが、その分だけ索条
の中間部を内方又は外方に押すように移動し、
索条の回走路を実質的に長くして、索条に適当
な張力を回復させるようにしたもの。
(3) 第1図に示すように、ケーシングaに枢支さ
れた同一軸b上に、往復回走する索条cの各端
部が互いに逆向きに巻き取られた2個のドラム
d,eを相対回転可能に並設し、両ドラムd,
eの対向面に、両ドラムd,eが索条cを解き
ほぐす方向に互いに相対的に回転しようとする
ときには、互いに噛合して、その相対回転を阻
止し、両ドラムd,eが索条cを巻き取る方向
に互いに相対的に回転するときには、その相対
回転を許容するようにしたラチエツト歯f,g
を形成し、さらに一方のドラムdを、逆転防止
機構jを介して、駆動装置をなすハンドルhと
一体的に連結するとともに、他方のドラムeと
ケーシングaとの間にウエーブワツシヤiを設
け、このウエーブワツシヤiによりドラムeを
ドラムdに向けて押圧し、索条cに永久伸びが
生じた場合に、ハンドルhを正逆回転させて索
条cを往復回走させることにより、両ドラム
d,eが索条cを巻き取る方向に相対的に回動
して、索条cの伸びを自動的に吸収させるよう
にしたもの。
しかし、上記(1)の装置は、手作業で調整作業を
行なわなければならず、不便であり、上記(2)の装
置は、索条に大きな負荷が掛つた場合、テンシヨ
ンプーリーが押し返えされて、誤作動を起こす恐
れがあり、また上記(3)の装置は、ラチエツト機構
を用いているので、索条cの伸びを、ラチエツト
歯f,gのピツチに対応した段階的でしか吸収で
きず、正確さに欠けるとともに、ウエーブワツシ
ヤi等を用いて、両ドラムd,eを互いに圧接さ
せるとともに、一方のドラムeに制動力を付与し
なければならず、そのため、大きな操作力を必要
とする等の欠点がある。
本発明は、上述のような従来装置の欠点を除去
することを目的とするもので、特に、上記(3)の装
置を改良して、索条の伸びを、無段階に正確に吸
収し得るとともに、軽力で操作でき、かつ構造を
より簡単とした往復回走する索条の緩み防止装置
を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、本発明においては、
メインドラム内にサブドラムの少なくとも一部を
回転自在に嵌合して、両ドラムを軸をもつて枢支
するとともに、メインドラムの内面に沿つて巻設
された拡径習性を備えるコイルばねの一端をメイ
ンドラムの内方に向けて折曲し、該折曲部を、前
記サブドラムの外周部の適所に形成した係合溝に
嵌合することによりサブドラムをメインドラムに
対して一方向には相対回転可能で、かつ他方向に
は相対回転不能とし、かつ前記両ドラム間に、前
記サブドラムをメインドラムに対して相対回転可
能な方向に向けて付勢する渦巻きばねを設け、前
記メインドラムに巻き取られたり解きほぐされた
りすることにより往復回走するようにした索条の
一端を前記メインドラムに、かつ他端を前記サブ
ドラムにそれぞれ止着してある。
また、本発明は、このような索条の緩み防止装
置において、索条の伸びを吸収し得る方向に、過
負荷が一時的に掛つた場合に、緩み防止装置が必
要以上に索条を巻き取り、その後の通常の作動時
に索条が緊張し過ぎて、作動抵抗が増大し、大き
な操作力を必要とするようになつたり、場合によ
つては作動不能となる等の恐れを防止するため、
索条の締め過ぎを防止し得るようにした、往復回
走する索条の緩み防止装置を提供することをも目
的とするものである。
この目的を達成するため、本発明においては、
上述のコイルばねの折曲部を、サブドラムに形成
した係合溝に、サブドラムの円周方向に適宜の遊
びをもたせて遊嵌することにより、サブドラム
を、メインドラムに対する上述の相対回転不能方
向にも、上記遊び分に相当するわずかの角度だけ
相対回転し得るようにしてある。
以下本発明を、添付図面に示す実施例に基づい
て説明する。
第2図乃至第7図は、本発明を、自動車のスラ
イドドアの自動開閉装置における駆動機構に適用
した場合の第1実施例を示す。
1は自動車の車体、2はスライドドアである。
車体1の側面下部には、前端が車体1の内方に
向けて若干湾曲し、前後方向に配設されるチヤン
ネル状のロアレール3が固着され、このロアレー
ル3内には、スライドドア2の内面下部に取付け
られたロアローラ装置4が摺動可能に嵌合してい
る。
車体1の側面後部における中位部には、前後方
向に配設されるチヤンネル状のウエストレール5
が固着され、このウエストレール5内には、スラ
イドドア2の後端中位部に取付けられたウエスト
ローラ装置6が、摺動可能に嵌合している。
また、図示を省略してあるが、車体1の側面上
部には、ロアレール3と上下1対をなすようにア
ツパーレールが固着され、このアツパーレールに
は、スライドドア2の内面上部に取付けられたア
ツパーローラ装置(図示略)が、摺動可能に嵌合
している。
しかして、スライドドア2は、ロアローラ装置
4、ウエストローラ装置6及びアツパーローラ装
置が、それぞれロアレール3、ウエストレール5
及びアツパーレールに沿つて摺動することによ
り、第2図に想像線で示す閉扉位置Aから、若干
車体1の外側方に出て、そのまま後方に平行移動
した、第2図に想像線で示す全開位置Bまで開い
たり、その逆方向に閉じたりし得るようになつて
いる。
第3図に示すように、ロアローラ装置4は、ス
ライドドア2の内面に固着されたブラケツト7
と、このブラケツト7の車内側に向けて突出する
先端部に、上下方向の軸8をもつて枢着された揺
動片9と、この揺動片9に水平軸10をもつて枢
支された垂直ローラ11と、揺動片9に垂直軸1
2をもつて枢支された前後1対の水平ローラ13
とからなり、垂直ローラ11がロアレール3の下
片3aの上面に沿つて、また水平ローラ13がロ
アレール3の側片3bの内面に沿つて、それぞれ
転動することにより、ロアローラ装置4は、ロア
レール3に沿つて円滑に摺動できるようになつて
いる。
ロアレール3内に嵌合した揺動片9の前後の端
部には、ロアレール3内に配設された、例えば硬
鋼線等よりなる可撓性の索条14,15の各端部
が止着されている。
第2図に示すように、ロアレール3の前端より
出た索条14は、車体1のフロア下面に適宜の止
め金16をもつて止着された可撓性の索導管17
に案内され、巻き取りドラムをなすメインドラム
18の外周に形成された螺旋状の案内溝18aに
沿つて巻回されている。
また、ロアレール3の後端より出た索条15
は、車体1のフロア下面に適宜の止め金16をも
つて止着された可撓性の索導管19に案内され
て、車体1の後部においてU字状に湾曲した後、
ロアレール3と平行に前方に向き、最終的にメイ
ンドラム18の外周に形成された螺旋状の案内溝
18bに沿つて、上記索条14の巻回方向と逆方
向に巻回されている。
第2図、第4図及び第5図に明示するように、
メインドラム18は、車体1のフロアの下面に取
付けられた電磁クラツチ内蔵の減速器20におけ
る下向きの出力軸21に、適宜の回り止め金具2
2を介して、相対回転不能なように嵌着されてい
る。
第5図乃至第7図に明示するように、メインド
ラム18内には、次のような構成よりなる索条の
緩み防止装置23が設けられている。
すなわち、メインドラム18内には、上端が上
壁18cにより閉塞され、かつ下方に向かつて開
口するとともに、下部に拡径段部24aを備える
円形の凹部24が形成され、この凹部24内に
は、拡径習性を備えるコイルばね25が、凹部2
4の内面に沿つて圧接するように巻設されてい
る。
出力軸21まわりに互いにほぼ180゜の関係をな
すコイルばね25の両端には、メインドラム18
の内方を向く折曲部25a,25bがそれぞれ折
曲形成されている。
凹部24内における上壁18cの中央より垂下
する円筒状のボス部18dには、下部に拡径段部
26aを備えるサブドラム26が、メインドラム
18に対して相対回転自在に嵌合されている。
サブドラム26の外径は、凹部24の内径より
コイルばね25の線径分を差し引いた寸法よりさ
らに若干小さ目としてある。また、サブドラム2
6の拡径段部26aの外径は、凹部24の拡径段
部24aの内径より若干小さ目としてある。
サブドラム26の外周には、コイルばね25に
おける折曲部25aの線径より幾分大き目とした
円周方向の幅を有する上下方向の係合溝27と、
それより格段に大きな円周方向の幅を有する上下
方向の係合溝28とが、互いにほぼ180゜の関係を
なすように形成されている。
係合溝27には、コイルばね25の一方の折曲
部25aが、また係合溝28には、同じく他方の
折曲部25bがそれぞれ遊嵌されている。なお、
係合溝27と折曲部25aとの関係は重要である
が、係合溝28と折曲部25bとの関係は、作動
中に折曲部25bが係合溝27のいずれの端面に
も当接しなければよいだけで、特に重要な構成で
はない。
コイルばね25は、サブドラム26が、メイン
ドラム18に対して第7図における反時計方向に
相対的に回転しようとするときは、そのサブドラ
ム26の回転に伴つて、折曲部25aが同方向に
牽引され、全体がサブドラム26の外周に巻きつ
くように若干縮径しつつサブドラム26と一体と
なつて回転し、サブドラム26のこの方向への相
対回転を許容するが、サブドラム26がメインド
ラム18に対して第7図における時計方向に回転
しようとするときには、折曲部25aが係合溝2
7により時計方向に押され、この押圧力がコイル
ばね25全体を拡径しようとするように作用し、
コイルばね25の外周面と凹部24の内面との摩
擦力が増大して、結局サブドラム26の同方向へ
の相対回転を阻止するように作用する。
ただ、サブドラム26は、コイルばね25に対
して、この折曲部25aと係合溝27との円周方
向の遊びに相当する角度(α)だけはいずれの方
向に対しても相対回転可能であるから、メインド
ラム18に対しても、この遊びに相当する角度
(α)だけは、第7図における時計方向にも相対
回転可能である。
サブドラム26の上端には、ボス部18dと同
心状をなす円形の凹部29が形成され、この凹部
29内には、渦巻きばね30が設けられている。
この渦巻きばね30の内端30aは、ボス18
d及び出力軸21を横方向に貫通するようにそれ
らに止着され、かつ同じく外端30bは、サブド
ラム26における凹部29の内面に止着されてい
る。
この渦巻きばね30により、サブドラム26
は、メインドラム18に対して、コイルばね25
により相対回転を妨げられない方向、すなわち第
7図における反時計方向に常時付勢されている。
サブドラム26の拡径段部26aの外周には、
メインドラム18の外周壁に穿設された貫通孔3
1を通つてメインドラム18内に進入した索条1
5の端末15aが止着され、索条15は、渦巻き
ばね30の付勢力により、サブドラム26の拡径
段部26aの外周に巻き取られるようになつてい
る。26bは、この索条15の巻き取りを案内す
るためにサブドラム26の拡径段部26aの外周
に形成された案内溝である。
索条14の端末14aは、メインドラム18の
外周適所に止着されている。
かくして、コイルばね25、サブドラム26、
渦巻きばね30等により、索条14,15の緩み
防止装置23が構成されている。
32は、メインドラム18における凹部24の
下端を閉塞するための閉塞板、33は、メインド
ラム18を覆うように、減速器20の下面に取付
けられたドラムカバーである。
減速器20は、公知のものでもよいが、この実
施例においては、本出願人による特開昭58−
72728号公報により開示されたものと同一の構成
としてある。
すなわち、入力軸34と一体的に形成したウオ
ーム35と、これに噛合するウオームホイール3
6とを備え、かつこのウオームホイール36と出
力軸21との間に、電磁クラツチ37を設けたも
のとしてある。
なお、本発明は、この減速器20の構成自体に
は直接関係しないので、その詳細な説明は省略す
る。
減速器20の入力軸34は、車体1のフロアの
下面に適宜の取付部材38,39をもつて固着さ
れた、正逆回転可能なモータ40の回転軸40a
に、外装ケーブル41内において芯材42が自由
に回転し得るようにしたトルク伝達用のコネクタ
43をもつて、互いに連結されている。
次に、第1実施例の装置の作用について説明す
る。
減速器20に内蔵された電磁クラツチ37を作
動させた状態で、モータ40の回転軸40aを予
め定められた正転方向に回転させることにより、
減速器20を介してメインドラム18を、第4図
における矢印方向に回転させ、索条15をメイン
ドラム18に巻き取るとともに、索条14を解き
ほぐすことにより、索条14,15を、第2図及
び第4図における矢印方向をなす正方向に走行さ
せ、スライドドア2を開くことができる。
また、減速器20に内蔵された電磁クラツチ3
7を作動させた状態で、モータ40の回転軸40
aを上述の場合と逆方向に回転させると、上述の
場合と逆の作動で索条14,15を逆方向に走行
させ、スライドドア2を閉じることができる。
なお、減速器20における電磁クラツチ37を
不作動状態としているときは、モータ40とメイ
ンドラム18の連係は断たれ、スライドドア2を
手動で自由に開閉することができる。
この場合、索条14,15とメインドラム18
とがスライドドア2の手動操作に従動するだけ
で、減速器20の入力軸34側が従動することは
ないので、スライドドア2の手動操作は円滑に行
なえる。
以上の作動中、索条14,15が、渦巻きばね
30によるサブドラム26の第7図における反時
計方向への回転付勢力以上に緊張しているとき
は、その索条14,15の緊張力により、サブド
ラム26は、時計方向に引張られ、第7図に実線
で示すように、係合溝27の反時計方向寄りの端
面27aがコイルばね25の折曲部25aに当接
し、サブドラム26は、メインドラム18に対し
て不動となつている。
この状態では、索条14,15にいかに大きな
荷重負荷が掛つても、その負荷が大きければ大き
いほど、コイルばね25の外周とメインドラム1
8における凹部24の内面との摩擦力が増大し、
メインドラム18に対するサブドラム26の第7
図における時計方向の回転阻止力が大となるの
で、索条14,15が緩むことはない。
索条14,15の緊張力が、渦巻きばね30に
よるサブドラム26の第7図における反時計方向
への回転付勢力以下に低下し、索条14,15が
緩むと、渦巻きばね30の付勢力により、サブド
ラム26はメインドラム18に対して第7図にお
ける反時計方向に相対回転し、索条15を巻き取
ることにより、索条14,15の緩みは吸収され
る。
索条14,15の緩み量が微小であるときは、
コイルばね25の折曲部25aに対して係合溝2
7が相対的に移動することにより、メインドラム
18及びコイルばね25に対して、サブドラム2
5のみが単独で回転する。この場合には、その後
に索条15に牽引力が作用したときに、その牽引
力により、サブドラム26は再び第7図に実線で
示す状態まで逆転させられる。
索条14,15の緩み量が大きい場合には、サ
ブドラム26は、まず上述の場合と同様に、メイ
ンドラム18に対して単独で第7図における反時
計方向に回転し、第7図に想像線で示すように、
係合溝27の時計方向寄りの端面27bがコイル
ばね25の折曲部25aに当接した後は、コイル
ばね25とともに反時計方向に回転する。
索条14,15の緩みが完全に解消したとき、
メインドラム18に対するサブドラム26とコイ
ルばね25との相対回転は停止する。この停止時
には、係合溝27の時計方向寄りの端面27bが
折曲部25aに当接しているので、その後に索条
15に渦巻きばね30によるサブドラム26の回
転付勢力により大きな牽引力が作用したときに
は、サブドラム26は、そのときの係合溝27と
折曲部25aとの遊び分だけ時計方向に逆転す
る。
このように、索条15は、緩み防止装置23に
より、係合溝27と折曲部25aとの遊び分に相
当するわずかの緩み戻しの可能性を残して、その
緩みを吸収される。
したがつて、例えばメインドラム18が第7図
における時計方向に回転し、スライドドア2を閉
じている途中で、スライドドア2に人体その他の
物体が挾まれた場合のように、索条15の緩みを
吸収し得る方向(第7図における反時計方向)に
過剰に負荷が掛つた場合、一旦索条15をサブド
ラム26に巻き取つてその緩みを吸収するが、過
剰負荷が除去されたときは、索条15がサブドラ
ム26から若干巻き戻されて、索条14,15は
もとの均等な緊張状態に戻ることができ、索条1
5が必要以上に締め過ぎられて、通常の作動に支
障を来たすという恐れはない。
その結果、索条14,15は、常に適切な緊張
度に維持される。
なお、上述のような索条15の緩みの吸収作動
は、主に、メインドラム18を第7図における時
計方向に回転させ、スライドドア2を閉じたとき
のように、索条14側がメインドラム18に多量
に巻き取られ、かつメインドラム18の外周への
索条15の巻き取り量がわずかか又はゼロとなつ
たときに、自動的に行なわれる。
また、索条14側に永久伸び等による緩みが生
じた場合でも、その緩みは、スライドドア2の自
動閉止作動時に索条15側に伝達され、索条15
がサブドラム26に巻き取られることでその緩み
は吸収される。
第1実施例の装置は上述のような構成及び作用
をなすので、従来の装置に比して次のような利点
がある。
(イ) 索条14,15の永久伸び等による緩みを無
段階的に正確に吸収することができる。
(ロ) 緩み防止装置23自体の構成及び作用が、本
来の駆動装置の駆動力を弱めたり、抵抗となつ
たりすることがなく、軽力でドアの開閉を行な
うことができる。
(ハ) ラチエツト機構のような複雑な装置を用いる
ことなく、コイルばね25、渦巻きばね30、
サブドラム26等の簡単な部品だけで緩み防止
装置23を構成でき、安価に、かつ簡単に製造
できる。
(ニ) (ハ)と同様な理由から、小型化が可能であり、
特にこの実施例では緩み防止装置23全体をメ
インドラム18内に収納でき、好都合である。
(ホ) 索条14,15の締め過ぎを防止できるの
で、その締め過ぎによる作動抵抗の増大、作動
不能等の恐れを除去することができる。
特に、この実施例のようなスライドドアの自動
開閉装置においては、ロアレール3内におけるロ
アローラ装置4の走行中の位置によつて、索条1
4,15の回走路が若干変化し、その回走路の長
さもそれに伴つて変化するので、索条14,15
にはある程度の緩み又は緩み戻しの可能性を残し
ておかなければならず、その意味でもかかる装置
にとつて本発明は最適である。
なお、この第1実施例においては、係合溝27
とコイルばね25の折曲部25aとの間に遊びを
設けることにより、索条14,15の締め過ぎの
防止を計つているが、このような遊びを設けずに
本発明を実施することもできる。この場合には、
上記(ホ)の効果が得られないだけで、(イ)乃至(ニ)の主
要な効果は十分に発揮することができる。
第8図乃至第10図は、本発明を自動車のドア
のウインドレギユレータにおける駆動装置に適用
した場合の第2実施例を示す。
この第2実施例においては、サブドラム50
を、メインドラム51の外径と等しい外径を備え
る大径部50aと、その一端に連設された小径の
ボス部50bとよりなるものとし、このボス部5
0bのみが、メインドラム51に穿設した凹部5
2内に嵌合するようにして、両ドラム50,51
を軸53に相対回転自在に枢支し、メインドラム
51の凹部52とサブドラム50のボス部50b
との間〓内に、拡径習性を備えるコイルばね54
を設け、このコイルばね54の一端に形成した内
方を向く折曲部54aを、ボス部50bの外周面
に形成した係合溝55に、円周方向に適宜の遊び
をもたせて嵌合することにより、このコイルばね
54により第1実施例におけるコイルばね25と
同様な機能をもたせてある。
コイルばね54の他端に形成した内方を向く折
曲部54bは、ボス部50bと凹部52の間〓内
において自由に遊動し得るようにしてある。
サブドラム50の大径部50aの外周と、メイ
ンドラム51の外周とには、往復回走することに
より、窓ガラス(図示略)を昇降させるようにし
たワイヤ等よりなる可撓性の索条56の両端末
が、互いに逆向きに巻回された後、それぞれのド
ラム50,51に止着されている。
ボス部50bと反対側のサブドラム50の端面
には凹部57が形成され、この凹部57には、内
端58aがケーシング59における軸受筒部59
aに、かつ外端58bがサブドラム50における
凹部57の内面にそれぞれ止着され、サブドラム
50を、索条56を巻き取る方向、すなわち第1
0図における反時計方向に付勢する渦巻きばね5
8が設けられている。この渦巻きばね58は、第
1実施例における渦巻きばね30と同様に、メイ
ンドラム51に対してサブドラム50を索条56
を巻き取る方向に相対的に付勢させる作用の他
に、窓ガラスの重量とバランスさせ、ハンドル6
0の操作力が、窓ガラスの上昇時と下降時とであ
まり異ならないようにする作用をも行なわせるよ
うにしてある。
61は、ハンドル60側の操作力は、メインド
ラム51側に伝達し得るが、メインドラム51側
からの力はハンドル60側には伝達されないよう
にした公知の逆転防止機構である。
この第2実施例においては、サブドラム50、
コイルばね54、渦巻きばね58等により緩み防
止装置62が構成され、この緩み防止装置62
は、ハンドル60の正逆回転による窓ガラスの昇
降作動時に、索条56に緩みが生じた場合、第1
実施例における緩み防止装置23と同様に作用し
て、索条56の緩みを、わずかの緩み戻しの可能
性を残して吸収することができ、第1実施例の場
合と同様な効果を奏することができる。
なお、第2実施例においても、コイルばね54
の折曲部54aと、サブドラム50の係合溝55
との間に遊びを設けないで実施することもでき
る。
以上から明らかなように、本発明によると、索
条の永久伸び等による緩みを、無段階的に正確に
吸収し得るとともに、軽力で索条を回走させるこ
とができ、かつ構造が簡単で、安価に製造できる
往復回走する索条の緩み防止装置を提供すること
ができ、有意義である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の索条の緩み防止装置の一例を
示す中央縦断面図、第2図乃至第7図は、本発明
を、自動車の自動ドア開閉装置における駆動装置
に適用した場合の第1実施例を示すもので、第2
図は、全体の概略斜視図、第3図は、ロアローラ
装置の拡大斜視図、第4図は、スライドドアの駆
動機構の要部の分解斜視図、第5図は、減速器と
索条の巻き取り部との中央縦断面図、第6図は、
第5図の−線に沿う横断面図、第7図は、第
5図の−線に沿う横断面図、第8図乃至第1
0図は、本発明を、自動車のドアのウインドレギ
ユレータの駆動装置に適用した場合の第2実施例
を示すもので、第8図は、要部の中央縦断面図、
第9図は、第8図の−線に沿う縦断面図、第
10図は、第8図の−線に沿う縦断面図であ
る。 14,15,56……索条、18,51……メ
インドラム、23,62……緩み防止装置、2
5,54……コイルばね、25a,54a……折
曲部、26,50……サブドラム、27,55…
…係合溝、30,58……渦巻きばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メインドラム内にサブドラムの少なくとも一
    部を回転自在に嵌合して、両ドラムを軸をもつて
    枢支するとともに、メインドラムの内面に沿つて
    巻設された拡径習性を備えるコイルばねの一端を
    メインドラムの内方に向けて折曲し、該折曲部
    を、前記サブドラムの外周部の適所に形成した係
    合溝に嵌合することにより、サブドラムをメイン
    ドラムに対して一方向には相対回転可能で、かつ
    他方向には相対回転不能とし、かつ前記両ドラム
    間に、前記サブドラムをメインドラムに対して相
    対回転可能な方向に向けて付勢する渦巻きばねを
    設け、前記メインドラムに巻き取られたり解きほ
    ぐされたりすることにより往復回走するようにし
    た索条の一端を前記メインドラムに、かつ他端を
    前記サブドラムにそれぞれ止着したことを特徴と
    する往復回走する索条の緩み防止装置。 2 メインドラム内にサブドラムの少なくとも一
    部を回転自在に嵌合して、両ドラムを軸をもつて
    枢支するとともに、メインドラムの内面に沿つて
    巻設された拡径習性を備えるコイルばねの一端を
    メインドラムの内方に向けて折曲し、該折曲部
    を、前記サブドラムの外周部の適所に形成した係
    合溝に、円周方向に適宜の遊びをもたせて遊嵌す
    ることにより、サブドラムをメインドラムに対し
    て一方向には相対回転可能で、かつ他方向には、
    前記コイルばねの折曲部と係合溝との遊びに相当
    する角度だけ相対回転可能で、それ以上は相対回
    転不能とし、かつ前記両ドラム間に、前記サブド
    ラムをメインドラムに対して前記相対回転可能な
    方向に向けて付勢する渦巻きばねを設け、前記メ
    インドラムに巻き取られたり解きほぐされたりす
    ることにより往復回走するようにした索条の一端
    を前記メインドラムに、かつ他端を前記サブドラ
    ムにそれぞれ止着したことを特徴とする往復回走
    する索条の緩み防止装置。
JP12228783A 1983-07-07 1983-07-07 往復回走する索条の緩み防止装置 Granted JPS6015397A (ja)

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JPS6015397A JPS6015397A (ja) 1985-01-26
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