JPH0143904B2 - - Google Patents

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JPH0143904B2
JPH0143904B2 JP20609581A JP20609581A JPH0143904B2 JP H0143904 B2 JPH0143904 B2 JP H0143904B2 JP 20609581 A JP20609581 A JP 20609581A JP 20609581 A JP20609581 A JP 20609581A JP H0143904 B2 JPH0143904 B2 JP H0143904B2
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Japan
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electrode
reference electrode
silver
polymer film
membrane
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Noboru Koyama
Takeshi Shimomura
Norihiko Ushizawa
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Terumo Corp
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Publication date
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Publication of JPH0143904B2 publication Critical patent/JPH0143904B2/ja
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/301Reference electrodes

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 この発明は基準電極に関する。 先行技術および問題点 溶液に対するセンサーの電極電位を測定する際
に、該センサーを基準となる電極と組み合せて電
池を構成し、その起電力を測定する。この場合、
得られる電極電位は基準電極との相対値である。 従来、このような基準電極として、水素電極、
カロメル電極、銀―塩化銀電極等が主として使用
されてきている。しかしながら、水素電極の場
合、白金黒を取着した白金電極を測定試料溶液に
浸し、その白金黒付近に水素ガスを吹き込みなが
ら使用する必要がある。一方、カロメル電極や銀
―塩化銀電極では、一定塩素イオン濃度の基準液
室を設けなければならない。したがつて、従来用
いられている基準電極はその構成が比較的複雑
で、微小化が困難であつた。また。基準液室を具
備する基準電極では基準液が測定試料溶液と混和
したりしやすいといつた不都合が生じる。 発明の目的 したがつて、この発明の目的は構成が簡素であ
り、微小化を計ることのできる基準電極を提供す
ることである。 また、この発明の目的は測定条件ごとに、測定
試料液中のイオン種およびその濃度の影響を受け
ず、一定平衡電位値を示す基準電極を提供するこ
とである。 この発明によれば、導電体と、該導電体の表面
に被覆され、銀を含むハロゲン化物層と、該ハロ
ゲン化物層の表面に少なくとも1種のヒドロキシ
芳香族化合物から誘導された重合膜が直接被覆さ
れてなる基準電極が提供される。また、この発明
によれば、銀と、該銀の表面に少なくとも1種の
ヒドロキシ芳香族化合物から誘導された重合膜が
直接被覆されてなる基準電極が提供される。 上記重合体膜はヒドロキシ芳香族化合物の電解
酸化重合膜であることが好ましい。 この発明で使用されるヒドロキシ芳香族化合物
は式 (ここで、Arは芳香核、各Rは置換基、nは
1以上の整数、mは0または1以上の整数であつ
てn+mはArの有効原子価数越えない)で示す
ことができる。このようなヒドロキシ芳香族化合
物の具体例はフエノール、2,6―および3,5
―キシレノール、o―,m―およびp―ヒドロキ
シベンゾフエノン、o―およびm―ヒドロキシベ
ンジルアルコール、2,2′,4,4′―テトラヒド
ロキシベンゾフエノン、o―,m―およびp―ヒ
ドロキシプロピオフエノン、o―,m―およびp
―ヒドロキシベンズアルデヒド、o―,m―およ
びp―ベンゾフエノール、o―,m―およびp―
ヒドロキシアセトフエノン、4―(p―ヒドロキ
シフエニル)―2―ブタノン、並びにビスフエノ
ールAである。 前記重合体は予め合成されたものであつてもよ
く、このような重合体にはポリ(フエニレンオキ
シド)、ポリ(ジフエニルフエニレンオキシド)、
ポリ(ジメチルフエニレンオキシド)およびポリ
カーボネートが含まれる。 一般に、前記導電体表面は銀で形成されてい
る。 発明の具体的説明および作用 以下、この発明を添付の図面に沿つて詳しく説
明する。 第1A図に示すように、この発明の一態様に従
う基準電極10は任意形状の導電体11の周囲を
テフロン等の絶縁材料13で被覆し、導電体11
の露出先端表面に所定の重合体膜12を直接被
着・固定してなるものである。導電体11は導電
性材料で構成され、特にその表面は銀で構成され
るのが好ましい。 導電体11の表面に被着されている重合体膜1
2はヒドロキシ芳香族化合物から誘導された重合
体からなる。このようなヒドロキシ芳香族化合物
は芳香核に直接結合したヒドロキシル基を少なく
とも1つ有する芳香族化合物であり、例えば式 (ここで、Arは芳香核、各Rは置換基、nは
1以上の整数、mは0または1以上の整数であつ
てn+mはArの有効原子価数越えない)で示す
ことができる。芳香核Arはベンゼン核、ピリジ
ン核等の単環式のものであつても、多核式のもの
であつてよい。多核式芳香核にはナフタレン核、
アントラセン核等の縮合環タイプのもの、および
芳香核同志がアルキレン、
【式】等の 架橋基によつて結合した架橋タイプのものが含ま
れる。置換基Rの例を挙げると、アルキル基例え
ばメチル基、アリール基例えばフエニル基、アル
キルカルボニル基およびアリールカルボニル基
【式】ヒドロキシアルキル基(− R″OH)等である。 このようなヒドロキシ芳香族化合物の具体例を
挙げると、フエノール、2,6―および3,5―
キシレノール、o―,m―およびp―ヒドロキシ
ベンゾフエノン、o―およびm―ヒドロキシベン
ジルアルコール、2,2′,4,4′―テトラヒドロ
キシベンゾフエノン、o―,m―およびp―ヒド
ロキシプロピオフエノン、o―,m―およびp―
ヒドロキシベンズアルデヒド、o―,m―および
p―ベンゾフエノール、o―,m―およびp―ヒ
ドロキシアセトフエノン、4―(p―ヒドロキシ
フエニル)―2―ブタノン、ビスフエノールAお
よびこれら2種以上の混合物である。 以上述べたヒドロキシ芳香族化合物から誘導さ
れた重合体の膜を導電体11の表面上に直接被
着・固定するためには、ヒドロキシ芳香族化合物
を電解酸化重合によつて導電体11上表面で重合
させる方法、あるいは予め合成された重合体(例
えばポリ(フエニレンオキシド)、ポリ(ジフエ
ニルフエニレンオキシド)、ポリ(ジメチルフエ
ニレンオキシド)、ポリカーボネート等)を適当
な溶媒例えばベンゼン等に溶解し、この溶液を浸
漬・塗布および乾燥により導電体表面に被着・固
定する方法を採ることができる。最も好ましい方
法は電解酸化重合法である。この方法はアルカリ
性としたメタノール等の溶媒中でヒドロキシ芳香
族化合物を電解酸化重合させ、動作電極としての
所望導電体の表面に酸化重合体膜を被着すること
からなる。 この発明の他の態様に従う基準電極は、第1B
図に示すように、第1A図におけると同様に形成
された重合体膜12が導電体11によつて担持さ
れた該導電体のハロゲン化物層21を直接被覆す
る構造を持つ。ハロゲン化物層21を形成するた
めには、所定のハロゲンイオンを含有する水溶液
中に導電体11を浸漬して電解をおこなう。例え
ば、導電体としての銀を0.1M塩化ナトリウム水
溶液に浸漬し、0.25mA/cm2の電流密度で30分間
電解すると、ハロゲン化物層として塩化銀層が得
られる。 なお、重合体膜の厚さに特に制限はないが、
0.01μないし2.0μ程度が適当である。また、この
明細書で用いている重合体という語は単独重合体
および相互重合体(共重合体、三元重合体等)の
双方を含むものとする。 この発明の基準電極に用いられている重合体膜
は選択的なイオン透過性を示す。例えば、フエノ
ールの電解酸化重合膜は水素イオン、臭素イオ
ン、Fe2+アコイオン等を透過させるが、Fe
(edta)-、Fe(CN)3- 6イオンは透過させない。膜
を透過するイオン種の中で、導電体の平衡電位値
に影響を及ぼすイオン種が該試料溶液中に共存す
る場合、この発明の膜被覆電極は基準電極として
使用できない。このような場合、ヒドロキシ芳香
族化合物から誘導された重合体膜を他の、第2の
膜で被覆するとよい。この第2の膜は平衡電位値
に影響を与えない不活性溶存イオン種を選択的に
透過させるような孔を多数有するものであり、ポ
リアクリルアミド、ポリウレタン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリアミノ酸、ポリアミド、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ(フツ化化合物)、シリコ
ーンゴム、ポリ2―ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、セルロースおよびその誘導体、合成ゴム、
天然高分子(コラーゲン、ゼラチン、天然ゴム
等)等種々の高分子材料から形成することができ
る。 第2、第3の被覆膜として、四級化した高重合
度のポリビニルピリジンやナフイオン(登録商標
名)などのようなスルホン基を持つた高分子など
陽イオン性および陰イオン性高分子電解質被覆膜
を使用し、溶存中の多価電荷イオン種の基板電極
表面への直接接触を防止することもできる。ま
た、これらの被覆膜は親溶媒性などに影響を与
え、平衡電位到達速度(応答性)の改善にもな
る。 また、本発明の膜被覆電極の平衡電位値が、試
料溶液中の溶存イオン種濃度によつて影響を受け
る場合、導電体表面にハロゲン化物層を形成し、
その表面をヒドロキシ芳香族化合物の重合体で被
覆し、更にその表面をテフロン(登録商標名)な
どの保持剤を含むハロゲン化アルキルアンモニウ
ム塩で被覆し、その外側をエポキシなどの薄膜で
覆うことによつて基準電極として使用することが
できる。 以上述べたこの発明の基準電極は電極電位を測
定すべきセンサーと接続させ、両者を試料溶液中
に浸漬することによつて該電極電位測定の基準と
して使用される。 以下、この発明の実施例を示す。 実施例 1 銀線の周囲をテフロンで絶縁し、電極表面を電
解前に次の方法で前処理した。シリコーンカーバ
イト紙およびアルミナ粉末(粒径0.3μm)で研磨
して平滑にし、蒸溜水で水洗いし、メタノールで
洗滌し乾燥する。次に、電極被覆膜作成は電極セ
ルに通常の3電極式H型セルを使用し、作用電極
に上記電極を用い、対極として白金網、基準電極
として食塩飽和カロメル電極(SSCE)を用い
た。電解液はメタノール溶媒で、10mMフエノー
ルと30mM水酸化ナトリウムを含み、電解前にア
ルゴンガスで十分に脱酸素した。印加電圧を1.0
ボルト(対SSCE)で止め、2分間定電位電解し
電極表面に酸化重合物を被覆させた。その後、電
極表面を蒸溜水で3回以上洗滌し高分子膜被覆電
極を作製した。この基準電極の構造は第1A図で
示される。 このようにして作製した膜被覆電極の基準電極
としての作用を調べた。測定溶液として、市販標
準緩衝溶液およびリン酸塩緩衝溶液(全リン酸塩
濃度50mMを含む緩衝溶液を用い、水酸化ナトリ
ウムおよび過塩素酸で溶液のPHを調整)を用い
(開放系)、これに膜被覆電極を浸し、基準電極に
飽和食塩カロメル電極(SSCE)を用いて膜被覆
電極の起電力を測定した。この測定起電力とPH値
(市販ガラス電極による測定)とをプロツトした
ものを第2図に〇印で示す。この図から、本発明
の電極による測定起電力は広範囲なPH値(2.0
PH8.0)において一定であり、水素イオン濃度
の影響を受け難い。また、応答速度は約1分であ
り非常に速い。したがつて、この膜被覆電極は試
料溶液のPH値が異なる測定条件下で飽和カロメル
電極と同様にPHセンサー用の基準電極として使用
できることが明らかとなつた。 一方、導電体の銀表面に塩化銀を付着せしめ、
いわゆる、固体状態での銀―塩化銀電極上に、更
に高分子膜を上記と同様に被覆させ膜被覆電極を
作製した。この電極の構造は第1B図で示され
る。 なお、塩化銀基板電極の作製方法は0.1M塩化
ナトリウム溶液中に銀電極を浸漬し0.25mAcm-2
の電流密度で30分間電解酸化して銀電極表面に塩
化銀を析出せしめた。 測定液(緩衝溶液)中の水素イオン濃度を変え
て、この膜被覆電極と市販のSSCEとの間で平衡
電位測定を行なうと、第2図に△印で示した様に
PH値の変化にかかわらず、PH領域4.0≦PH≦9.0で
平衡電位はほぼ一定で、本発明の膜被覆電極は、
測定液に標準緩衝溶液またはこれに準ずるイオン
種が共存する測定液中で基準電極として使用でき
る。なお、平衡電位値に達する応答速度は1〜10
分間である。 実施例 2〜5 実施例1と同様の方法で銀電極基板または塩化
銀電極基板を作製した。これら電極表面上に3,
5―キシレノール、o―ヒドロキシベンゾフエノ
ン、2,2′,4,4′―テトラヒドロキシベンゾフ
エノン、o―ヒドロキシベンジルアルコールを電
解酸化重合法(実施例1と同様)により、前記重
合体膜被覆電極を作製し、これら電極の基準電極
の性能を検討した(表1)。
【表】
【表】 以上より、本発明の膜被覆電極がPHの広い領域
にわたつてmV/PHがほぼ一定であり、基準電極
として使用できる可能性を見出した。 実施例 6,7 ポリ2,6―ジメチルフエニレンオキシド
(PPO)およびポリカーボネートを各々0.01重量
パーセント濃度でベンゼンに溶解させ、これらポ
リマー溶液に銀又は塩化銀を被覆した基材を浸漬
した後、乾燥し、水洗しい高分子膜被覆電極を作
製した(表2)。
【表】 この結果、本発明の電極が標準緩衝液またはこ
れに準ずるイオンが共存する測定液中で、膜電極
の平衡電位値(mV)とPH値との関係はほぼ一定
であり、基準電極として使用される。 比較例 1 銀線の周囲をテフロンで絶縁した銀電極を用
い、実施例1と同様に研磨、洗滌し、基準電極と
しての作用を調べた。測定試料溶液として市販標
準緩衝溶液およびリン酸塩緩衝溶液(実施例1と
同様に調整)を用い、基準電極として市販の
SSCEを用いて、銀電極との間の起電力を測定し
た(開放系)。この電極の起電力は、第3図に□
印で示すように、試料溶液のPHによつて大きく変
動し一定値を示さない。したがつて、被覆膜を持
たない銀電極をそのまま、PH値の異なる試料溶液
中で基準電極として使用することはできない。 一方、実施例1と同様の方法により作製した塩
化銀電極を用いて、前記標準緩衝溶液中およびリ
ン酸緩衝溶液中でPH値を変えて市販の飽和カロメ
ル電極に対し当該電極の平衡電位を測定した時、
第3図に△印で示したように2.0PH10.5の領
域で一定値は得られなかつた。しかし、7mM塩
化ナトリウム添加した緩衝溶液で同様の測定を行
なうと、第3図に〇印で示したように平衡電位値
はPH2.0〜9.0の範囲でほとんど変化しなかつた。
したがつて、試料溶液中に微量の塩素イオンが一
定濃度で共存した時、測定液中で、この電極は基
準電極として使用できる。 実施例 8 実施例1と同様の方法により銀表面にポリ(フ
エノール)膜を電解酸化重合法で直接、被覆し膜
被覆電極を作製した。試料溶液中にFe2+アコイ
オンを共存させ、この膜被覆電極と市販SSCEと
の間の膜被覆電極の平衡電位値の影響を調べた
(第4図)。Fe2+アコイオンが共存する系で膜被
覆電極の平衡電位が影響を受ける(線b)。した
がつて、第2の膜としてテフロン膜を被覆した
銀/ポリ(フエノール)/テフロン測定液型の電
極を使用して同様に測定した結果、Fe2+アコイ
オン3mMを共存した測定液中で膜被覆電極は平
衡電位が一定であり、Fe2+アコイオンの影響を
受けなかつた(線a)。ただしPH=4.00で測定し
た。 この他の金属種についても検討し次の結果が得
られた。
【表】 実施例 9 実施例8と同様に作製した銀/ポリ(フエノー
ル)/テフロン型電極を基準電極とし、他方、白
金電極上にフエノールを電解酸化重合させた高分
子膜被覆電極を作動電極として使用し、両電極の
PHセンナーとしての応答性を調べた。この電極の
平衡電位をデイジタルボルトメーター(タケダ理
研製TR6841型)で測定し、電極の平衡電位とPH
値(市販ガラス電極測定による)の相関は第5図
に示すように25゜±0.01℃でPH2.5〜10.0の広い領
域にわたつて良い直線関係を満足し、この直線の
勾配は50mV/PHであつた。 平衡電位値に達する応答速度は約30分であつ
た。したがつて当該膜被覆電極はPHセンサー用の
基準電極として作動していることがわかる。 またFe(edta)1-(edta=エチレンジアミン四酢
酸イオン)が共存したときその濃度が3mM以下
であれば平衡電位値に対する影響はみられず基準
電極として作動した。応答速度は約30分であつ
た。この他Co()、イオン、Cu()イオンが
3mM以下共存した場合も同様であつた。 Ru(edta)1-は影響を与えた。 実施例 10 実施例1と同様の方法により銀線基材表面にポ
リ(フエノール)膜を電解酸化重合法により直接
被覆し、膜被覆電極を作製した。この電極を四級
化ポリビニルピリジン(QPVP)(塩化メチル化
度約90%、ポリビニルピリジン平均重合度7500)
をメタノール溶液中に1分間浸漬、次いで、ナフ
イオン膜(No.125,Dupont社製ポリフルオロスル
ホン酸樹脂)を被覆して、基準電極としての効果
を検討した。本発明の銀/ポリ(フエノール)/
QPVP/ナフイオン膜からなる電極の平衡電位値
を市販のSSCEに対して測定したときPH2.0PH
10.0のPH領域で起電力(平衡電位)が一定であ
り、本発明の電極が基準電極として使用できるこ
とがわかつた。また、平衡電位値に達する応答速
度は約15分であつた。 実施例1と同様の電解条件で作製した白金/ポ
リ(フエノール)膜の表面上にQPVP、次いでナ
フイオン膜を被覆した電極を動作電極とし、本発
明の電極を基準電極として使用して試料溶液のPH
測定を行なつた。この結果、第6図に示すように
2.2PH10.0の範囲で、平衡電位値に対するPH
の依存性は直線関係を満足し、この直線の勾配は
50mV/PH(25゜±0.01℃)であつた。また、平衡
電位値に達する応答速度は1〜15分間であり、応
答速度も実施例9の電極にくらべて早い(第7
図)。第7図において線a,b,cおよびdはそ
れぞれPHが10.02,6.86、4.01および2.23の場合の
もので、この順番に測定したものである。 実施例 11 銀―塩化銀電極表面上にトリオクチルメチルア
ンモニウムクロリド:漆:メチルエチルケトン=
1:0.7:0.7(重量比)の溶融物を被覆した後48
時間乾燥し、膜被覆電極を作製した。この電極と
市販のSSCEとの間の電位差は試料溶液のPHを変
えても一定値を示すが、その応答速度は約30分と
遅い。しかしながら、塩化銀表面に予め電解重合
ポリ(フエノール)膜を被覆し、その外側に同様
の膜を被覆したとき、応答速度は約15分と早くな
つた。 実施例 12 実施例9と同様にテフロン膜被覆電極を基準電
極に用い、他方、作動電極にポリ(4,4′―ジア
ミノジフエニルエーテル)膜被覆電極(10mM4,
4′―ジアミノジフエニルエーテル、0.1M過塩素
酸ナトリウムを含むアセトニトリル溶媒中で白金
電極上に電解酸化重合法により重合体膜を被覆し
た)を用いたPH電極を作製し、この電極の性能を
調べた。本発明の電極の平衡電位値とPH値(市販
ガラス電極により測定)との相関関係は第8図の
ようである。PH値2.5〜9.0の広領域にわたつて直
線関係が成立し、この直線の勾配は約48mV/PH
(測定温度25゜±0.01℃)であつた。平衡電位値に
達する応答速度は約30分であつた。 次に、共存イオン種が水素イオン濃度測定に与
える影響をPH4.0で検討した(第9図)。Fe
(edta)-1、Cu()イオンなどのイオン種が共存し
てていても水素イオン濃度測定ができる。一方、
Co()イオン、Ru(edta)-1、Fe()(アコ)イオンが
共存する場合には水素イオン濃度は正確に測定で
きなかつた。なお、平衡電位値に達する応答速度
は1分間〜5分間であつた。第9図中、線aは
CuSO4を、線bはFe(edta)1-を、線cはFeSO4
を、線dはRu(edta)を、そして線eはCoCl2
共存させた場合をそれぞれ示す。 発明の具体的効果 以上述べたこの発明の基準電極は以下に列挙す
る効果を奏する。 (1) この発明の基準電極は銀または導電体に担持
されたハロゲン化物層の表面に所定の重合体膜
を直接被着しただけの構成であり、基準液室を
設ける必要がない。したがつて、導電体の加工
限度まで微小化できるとともに測定試料溶液が
少量でよい。 (2) この発明の基準電極は基準液室を必要としな
いので、従来の基準電極におけるように基準液
が測定溶液と混り合つたり、基準液が温度の影
響を受けやすいといつたような不都合が生じな
い。 (3) 複数種のイオンが共存する溶液系において
も、平衡電位が一定になるように工夫できる。 (4) 懸濁液、スラリー状液、ゲル状液のような不
均質溶液系においても使用できる。 (5) 基準液室がなく、しかも重合体膜は約200℃
の耐熱性を示すので、高温液中においても使用
できる。 (6) 重合体膜が消耗するまで繰り返し使用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図はこの発明のそれぞれ
異なる態様に従う基準電極の断面図、第2図およ
び第4ないし第9図はこの発明の基準電極の特性
を示すグラフ、第3図は比較例の電極の特性を示
すグラフ。 11……導電体、22……重合体膜、13……
絶縁膜、21……ハロゲン化物層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導電体と、該導電体の表面に被覆され、銀を
    含むハロゲン化物層と、該ハロゲン化物層の表面
    に少なくとも1種のヒドロキシ芳香族化合物から
    誘導された重合膜が直接被覆されてなる基準電
    極。 2 重合膜が電解酸化重合膜である特許請求の範
    囲第1項記載の基準電極。 3 ヒドロキシ芳香族化合物が式 (ここで、Arは芳香核、各Rは置換基、nは
    1以上の整数、mは0または1以上の整数であつ
    てm+nはArの有効原子価を越えない)で示さ
    れる特許請求の範囲第1項または第2項記載の基
    準電極。 4 ヒドロキシ芳香族化合物がフエノール、2,
    6―および3,5―キシレノール、o―キシレノ
    ール、o―,m―およびp―ヒドロキシベンゾフ
    エノン、o―およびm―ヒドロキシベンジルアル
    コール、2,2,4,4′―テトラヒドロキシベン
    ゾフエノン、o―,m―およびp―ヒドロキシベ
    ンズアルデヒド、o―,m―およびp―ベンゾフ
    エノール、o―,m―およびp―ヒドロキシアセ
    トフエノン、4―(p―ヒドロキシフエニル)―
    2―ブタノン、並びにビスフエノールAよりなる
    群の中から選ばれたものである特許請求の範囲第
    3項記載の基準電極。 5 重合膜がポリ(フエニレンオキシド)、ポリ
    (ジフエニレンオキシド)またはポリカーボネー
    トである特許請求の範囲第1項記載の基準電極。 6 導電体が銀からなることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の基準電極。 7 銀と、該銀の表面に少なくとも1種のヒドロ
    キシ芳香族化合物から誘導された重合膜が直接被
    覆されてなる基準電極。 8 重合膜が電解酸化重合膜である特許請求の範
    囲第7項記載の基準電極。 9 ヒドロキシ芳香族化合物が式 (ここで、Arは芳香核、各Rは置換基、nは
    1以上の整数、mは0または1以上の整数であつ
    てm+nはArの有効原子価を越えない)で示さ
    れる特許請求の範囲第7項または第8項記載の基
    準電極。 10 ヒドロキシ芳香族化合物がフエノール、
    2,6―および3,5―キシレノール、o―キシ
    レノール、o―,m―およびp―ヒドロキシベン
    ゾフエノン、o―およびm―ヒドロキシベンジル
    アルコール、2,2,4,4′―テトラヒドロキシ
    ベンゾフエノン、o―,m―およびp―ヒドロキ
    シベンズアルデヒド、o―,m―およびp―ベン
    ゾフエノール、o―,m―およびp―ヒドロキシ
    アセトフエノン、4―(p―ヒドロキシフエニ
    ル)―2―ブタノン、並びにビスフエノールAよ
    りなる群の中から選ばれたものである特許請求の
    範囲第9項記載の基準電極。 11 重合膜がポリ(フエニレンオキシド)、ポ
    リ(ジフエニレンオキシド)またはポリカーボネ
    ートである特許請求の範囲第7項記載の基準電
    極。
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