JPH0146304B2 - - Google Patents
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- JPH0146304B2 JPH0146304B2 JP59217521A JP21752184A JPH0146304B2 JP H0146304 B2 JPH0146304 B2 JP H0146304B2 JP 59217521 A JP59217521 A JP 59217521A JP 21752184 A JP21752184 A JP 21752184A JP H0146304 B2 JPH0146304 B2 JP H0146304B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- cooling roll
- polyamide
- electrode
- cooling
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/88—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
- B29C48/911—Cooling
- B29C48/9135—Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means
- B29C48/915—Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means with means for improving the adhesion to the supporting means
- B29C48/9165—Electrostatic pinning
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/88—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
- B29C48/911—Cooling
- B29C48/9135—Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means
- B29C48/914—Cooling drums
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明はポリアミド系フイルムの製造方法に関
するもので、ダイから溶融押出成形されたポリア
ミド系フイルムを静電ピニング法により冷却ロー
ル密着させて急冷する方法において、作業の安全
性と得られたフイルムの均質性の改良を目的とす
るものである。 (従来の技術) ポリアミド系フイルムを静電ピニング法で急冷
製膜する方法は従来から知られており、例えば特
公昭59−23270号公報にはポリアミド系フイルム
を冷却するに際し、ストリーマコロナの状態のコ
ロナ放電を行い、高電流をフイルムに付与して冷
却ロールに密着させる方法が記載されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながらこの方法では高電流を必要とする
ため作業の安全性に大きな問題を生じる。特公昭
59−23270号公報の実施例には90mm押出機で製膜
速度50m/minでポリアミドフイルムを静電ピニ
ング製膜する際の電流値は25mAと例示されてい
る。 従つてさらに大企模の生産スケール、例えば工
業的なポリアミド二軸延伸フイルムに製造設備で
一般的に使用される150〜250mmの押出機で広巾の
フイルムを製膜するときは、電流量は大体フイル
ム巾に比例するためさらに大きな電流値が必要と
なり例えば100mA程度にもなる。 静電ピニング用電極はTダイ近傍に設置される
が、その場所には例えば厚み調整のためTダイリ
ツプの調節ボルトを操作するため作業者がしばし
ば近づく。従つて誤つて電極に接触したり、ある
いは何かのトラブルで高圧リード線の端子がはず
れたりしたときに感電事故が生ずる危険がある。 直流高電圧の感電事故は極めて危険であり、30
mAを越えると重大な災害におよぶことが知られ
ており、100mAにもるとときには致命的な事故
になる。当然ながらこれらの事故を防ぐための
種々の安全対策は絶対的に必要となる。例えば作
業者が電極のそばに近づくときは電源を切る方
法、Tダイリツプの調節ボルトを遠隔操作する方
法などである。しかしながらTダイと冷却ロール
の間のフイルムの挙動はフイルム製造工程で最も
デリケートで重要であるため、これらの制約があ
ると運転操作上重大な障害となり、高品質フイル
ムを得ることができなくなる。 又いかに厳重な安全対策を施しても作業者のミ
スや装置の故障ということがあるため重大事故の
可能性は残る。 ポリアミド系フイルムを静電ピニング法で製膜
する方法における第二の問題はストリーマコロナ
の生成した部分のフイルム厚みが乱れることであ
る。特開昭56−105929号公報にはこれを防ぐため
に印加電流S〔mA〕とストリーマコロナを放電
する電極の放電点の数Nとの比S/Nを低く保
ち、局部的なストリーマコロナの強度を弱める方
法が記載されている。しかしこの方法は電極の精
度を極めて厳重に管理する必要があり、又製膜速
度が遅い場合や例えば帯電防止剤を練り込んだナ
イロン6のように比抵抗が104Ω−cm程度になる
とほとんど不可能な方法である。 すなわちポリアミド系フイルムを冷却するに際
し、ストリーマコロナ状態のコロナ放電を行い高
電流をフイルムに付与する従来の方法では作業上
の安全問題およびストリーマ放電点の厚さ乱れと
いう重大な問題があつた。本発明はこれらの問題
を解決するための方法に関するものである。 (問題点を解決するための手段) ポリアミド系フイルムのうち溶融状態の比抵抗
が3×105Ω・cm以下のフイルムに静電荷を印加
する場合、フイルムから冷却ロールへ漏洩する電
流が大きいためフイルムと冷却ロールとの間に電
気的引力を生ぜしめるために必要な量以上の電荷
をフイルムに付与することが必要となり、そのた
め高電流放電、すなわちストリーマコロナ状態の
放電が必要になると考えられる。 本発明質等は電極〜冷却ロール間に電気的抵抗
体を設けることにより漏洩電流を少なくする方法
を研究した結果、冷却ロールの表面に電気絶縁性
被覆を設けることにより、ストリーマ状態に到ら
ない低電流放電でポリアミド系フイルムの静電ピ
ニングが可能となることを知つて本発明に到達し
た。 ここに電気絶縁性被覆とはフツ素系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の有機重合体
材料あるいはAl2O3のような電気絶縁性セラミツ
クス材料であり、通常はこれらの組み合わせが最
も適している。被覆層は絶縁破壊電圧5KV以上、
さらに好ましくは10KV以上の耐電圧を備えると
いう条件を第一に考慮して材質、厚みを選択す
る。これは製膜操作中に何かのトラブルでアーク
放電が生じた場合に被覆層が破損することを避け
なければならないからである。しかし電気絶縁性
被覆材料は一般に熱伝導度が低いため被覆層を厚
くしすぎると冷却ロールの冷却効率が悪くなると
いう問題がある。このため被覆層は絶縁破壊電圧
5KV以上15KV以下の範囲が綜合的には適してお
り、この範囲からポリマーの比抵抗、フイルム厚
み、速度、冷却ロール温度などの製膜条件に応じ
て最適なものを選択する。この際見掛けの印加密
度を2μC/cm2移下にすることが電気絶縁性被覆の
材質、厚みを選択する上での第二の基準である。 ここに見掛けの印加密度とは電極で消費される
電流値をフイルムの巾と速度の積で除した値で、
たとえば巾1m(100cm)のフイルムを速度40
m/min(66.7cm/sec)で製膜するときの電流値
が4mAであつたとすると見掛けの印加密度は
0.6μC/cm2である。見掛けの印加密度が低いほど
作業の安全上からは好ましいが、低くしすぎると
逆に製膜が難しくなる。安全性と製膜性と被覆層
形成の難易度のバランスから2μC/cm2以下の範囲
が適している。 電極は直径0.1〜0.3mmの鋼線、タングステン線
をフイルムが冷却ロールに接触する位置の上方で
フイルム面から1〜10mmの位置に配設する方法が
一般的である。電極には直流高電圧発生装置によ
り正又は負で5〜15KVの直流電圧を印加する。
極性は一般的には正負どちらでもよいが、絶縁被
覆材料とフイルムの帯電列から決定される被覆材
料の帯電極性と逆の極性電圧を電極に印加するの
がより好ましい場合が多い。 また、フイルムに接触する直前の絶縁被覆材料
に帯電むらがあると電界が乱れて、溶融ポリアミ
ドと冷却ロールの均一な密着が阻害さるため、カ
ーボンブラシ等を接触させて接地させることによ
り、絶縁被覆の表面電位を300V以下、さらに好
ましくは100V以下に徐電しておくことが必要で
ある。 (作用) 本発明方法を適用することにより、ストリーマ
コロナ放電域に到らない低電流でポリアミド系フ
イルムを冷却ロールに密着させて急冷製膜するこ
とが可能になる。その結果作業の安全性は改善さ
れ又ストリーマコロナ放電点で生じる厚さの乱れ
もなくなりフイルムの均一性は改良される。 本発明の適用を受けるポリアミド系フイルムと
はナイロン6、ナイロン66、ナイロン6−10、ナ
ンロン4−6等のホモポリマーあるいはこれらの
混合物よりなるフイルムおよびこれらのポリアミ
ドの基本的性質を変えない範囲の共重合物等より
なるフイルムであり、さらに可塑剤、滑剤、酸化
防止剤等の添加物が添加されたものを含み、溶融
状態における比抵抗が3×105Ω・cm以下のもの
である。 又本発明方法により従来法では難しかつた低比
抵抗ポリマー、特にポリアミド系フイルムに帯電
防止剤が添加されて溶融状態の比抵抗が104Ω−
cmのレベルまで低下したフイルムの静電ピニング
法製膜が可能になる。本発明方法により製膜した
ポリアミド系フイルムをさらに二軸延伸する場合
は厚み精度、光学的均一性等の改良された二軸延
伸ポリアミドフイルムが得られ本発明方法の効果
がさらに高まる。 実施例 1〜4 90mm押出機、400mm巾Tダイ、900mm径の冷却ロ
ール、600W(15KV×20mA)の直流高圧発生装
置よりなる製膜装置で150μのナイロン6フイル
ム(260℃で測定した溶融比抵抗1.7×105Ω・cm)
を製膜した。冷却ロールは表面とクロムメツキし
たもの(比較例)と表面にセラミツク(Al2O3)
を0.15mm厚に被覆したもの(実施例)の二種類を
用いた。セラミツク被覆層の絶縁破壊電圧は
8.5KVであつた。また、被覆層の表面にはフイル
ムが接触する点より、30cm上流に冷却ロールの巾
と等しい長さを持つカーボンブラシを2列に並べ
て冷却ロールに接触させ、カーボンブラシのホル
ダーを接地することにより、セラミツク被覆層の
表面電位を100V以下に除電した。 電極は真鍮製で直径0.8mm、長さ8mmの針がピ
ツチ2.5mmで真鍮板に埋め込まれたもの(比較例)
と直径0.2mmのタングステン線(実施例)の二種
類を用いた。電極の有効巾はともに270mmで比較
例の場合は電極〜フイルム間距離7mm、電極〜冷
却ロール間距離15mm、実施例の場合はそれぞれ6
mm、8mm、の距離に電極を配置した。 表1に製膜条件と得られたフイルム厚さ変動量
(巾方向の最大厚と最小厚の差)を示す。 (発明の効果) 以上の説明から明らかなように本発明方法によ
り作業上安全な低電流でポリアミド系フイルムの
静電ピニング製膜が可能となり、さらに得られた
フイルムの均一性は、製膜速度の広い範囲で優れ
たものとなる。その結果製膜段階での速度が比較
的遅い場合の二軸延伸フイルム製造プロセスに静
電ピニング製膜法を適用しても均一性の優れたフ
イルムが得られるし、又製膜速度が高くなつて従
来法では作業上危険な電流量を必要とした場合で
も、本発明方法により安全な低電流で製膜可能と
なる。
するもので、ダイから溶融押出成形されたポリア
ミド系フイルムを静電ピニング法により冷却ロー
ル密着させて急冷する方法において、作業の安全
性と得られたフイルムの均質性の改良を目的とす
るものである。 (従来の技術) ポリアミド系フイルムを静電ピニング法で急冷
製膜する方法は従来から知られており、例えば特
公昭59−23270号公報にはポリアミド系フイルム
を冷却するに際し、ストリーマコロナの状態のコ
ロナ放電を行い、高電流をフイルムに付与して冷
却ロールに密着させる方法が記載されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながらこの方法では高電流を必要とする
ため作業の安全性に大きな問題を生じる。特公昭
59−23270号公報の実施例には90mm押出機で製膜
速度50m/minでポリアミドフイルムを静電ピニ
ング製膜する際の電流値は25mAと例示されてい
る。 従つてさらに大企模の生産スケール、例えば工
業的なポリアミド二軸延伸フイルムに製造設備で
一般的に使用される150〜250mmの押出機で広巾の
フイルムを製膜するときは、電流量は大体フイル
ム巾に比例するためさらに大きな電流値が必要と
なり例えば100mA程度にもなる。 静電ピニング用電極はTダイ近傍に設置される
が、その場所には例えば厚み調整のためTダイリ
ツプの調節ボルトを操作するため作業者がしばし
ば近づく。従つて誤つて電極に接触したり、ある
いは何かのトラブルで高圧リード線の端子がはず
れたりしたときに感電事故が生ずる危険がある。 直流高電圧の感電事故は極めて危険であり、30
mAを越えると重大な災害におよぶことが知られ
ており、100mAにもるとときには致命的な事故
になる。当然ながらこれらの事故を防ぐための
種々の安全対策は絶対的に必要となる。例えば作
業者が電極のそばに近づくときは電源を切る方
法、Tダイリツプの調節ボルトを遠隔操作する方
法などである。しかしながらTダイと冷却ロール
の間のフイルムの挙動はフイルム製造工程で最も
デリケートで重要であるため、これらの制約があ
ると運転操作上重大な障害となり、高品質フイル
ムを得ることができなくなる。 又いかに厳重な安全対策を施しても作業者のミ
スや装置の故障ということがあるため重大事故の
可能性は残る。 ポリアミド系フイルムを静電ピニング法で製膜
する方法における第二の問題はストリーマコロナ
の生成した部分のフイルム厚みが乱れることであ
る。特開昭56−105929号公報にはこれを防ぐため
に印加電流S〔mA〕とストリーマコロナを放電
する電極の放電点の数Nとの比S/Nを低く保
ち、局部的なストリーマコロナの強度を弱める方
法が記載されている。しかしこの方法は電極の精
度を極めて厳重に管理する必要があり、又製膜速
度が遅い場合や例えば帯電防止剤を練り込んだナ
イロン6のように比抵抗が104Ω−cm程度になる
とほとんど不可能な方法である。 すなわちポリアミド系フイルムを冷却するに際
し、ストリーマコロナ状態のコロナ放電を行い高
電流をフイルムに付与する従来の方法では作業上
の安全問題およびストリーマ放電点の厚さ乱れと
いう重大な問題があつた。本発明はこれらの問題
を解決するための方法に関するものである。 (問題点を解決するための手段) ポリアミド系フイルムのうち溶融状態の比抵抗
が3×105Ω・cm以下のフイルムに静電荷を印加
する場合、フイルムから冷却ロールへ漏洩する電
流が大きいためフイルムと冷却ロールとの間に電
気的引力を生ぜしめるために必要な量以上の電荷
をフイルムに付与することが必要となり、そのた
め高電流放電、すなわちストリーマコロナ状態の
放電が必要になると考えられる。 本発明質等は電極〜冷却ロール間に電気的抵抗
体を設けることにより漏洩電流を少なくする方法
を研究した結果、冷却ロールの表面に電気絶縁性
被覆を設けることにより、ストリーマ状態に到ら
ない低電流放電でポリアミド系フイルムの静電ピ
ニングが可能となることを知つて本発明に到達し
た。 ここに電気絶縁性被覆とはフツ素系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の有機重合体
材料あるいはAl2O3のような電気絶縁性セラミツ
クス材料であり、通常はこれらの組み合わせが最
も適している。被覆層は絶縁破壊電圧5KV以上、
さらに好ましくは10KV以上の耐電圧を備えると
いう条件を第一に考慮して材質、厚みを選択す
る。これは製膜操作中に何かのトラブルでアーク
放電が生じた場合に被覆層が破損することを避け
なければならないからである。しかし電気絶縁性
被覆材料は一般に熱伝導度が低いため被覆層を厚
くしすぎると冷却ロールの冷却効率が悪くなると
いう問題がある。このため被覆層は絶縁破壊電圧
5KV以上15KV以下の範囲が綜合的には適してお
り、この範囲からポリマーの比抵抗、フイルム厚
み、速度、冷却ロール温度などの製膜条件に応じ
て最適なものを選択する。この際見掛けの印加密
度を2μC/cm2移下にすることが電気絶縁性被覆の
材質、厚みを選択する上での第二の基準である。 ここに見掛けの印加密度とは電極で消費される
電流値をフイルムの巾と速度の積で除した値で、
たとえば巾1m(100cm)のフイルムを速度40
m/min(66.7cm/sec)で製膜するときの電流値
が4mAであつたとすると見掛けの印加密度は
0.6μC/cm2である。見掛けの印加密度が低いほど
作業の安全上からは好ましいが、低くしすぎると
逆に製膜が難しくなる。安全性と製膜性と被覆層
形成の難易度のバランスから2μC/cm2以下の範囲
が適している。 電極は直径0.1〜0.3mmの鋼線、タングステン線
をフイルムが冷却ロールに接触する位置の上方で
フイルム面から1〜10mmの位置に配設する方法が
一般的である。電極には直流高電圧発生装置によ
り正又は負で5〜15KVの直流電圧を印加する。
極性は一般的には正負どちらでもよいが、絶縁被
覆材料とフイルムの帯電列から決定される被覆材
料の帯電極性と逆の極性電圧を電極に印加するの
がより好ましい場合が多い。 また、フイルムに接触する直前の絶縁被覆材料
に帯電むらがあると電界が乱れて、溶融ポリアミ
ドと冷却ロールの均一な密着が阻害さるため、カ
ーボンブラシ等を接触させて接地させることによ
り、絶縁被覆の表面電位を300V以下、さらに好
ましくは100V以下に徐電しておくことが必要で
ある。 (作用) 本発明方法を適用することにより、ストリーマ
コロナ放電域に到らない低電流でポリアミド系フ
イルムを冷却ロールに密着させて急冷製膜するこ
とが可能になる。その結果作業の安全性は改善さ
れ又ストリーマコロナ放電点で生じる厚さの乱れ
もなくなりフイルムの均一性は改良される。 本発明の適用を受けるポリアミド系フイルムと
はナイロン6、ナイロン66、ナイロン6−10、ナ
ンロン4−6等のホモポリマーあるいはこれらの
混合物よりなるフイルムおよびこれらのポリアミ
ドの基本的性質を変えない範囲の共重合物等より
なるフイルムであり、さらに可塑剤、滑剤、酸化
防止剤等の添加物が添加されたものを含み、溶融
状態における比抵抗が3×105Ω・cm以下のもの
である。 又本発明方法により従来法では難しかつた低比
抵抗ポリマー、特にポリアミド系フイルムに帯電
防止剤が添加されて溶融状態の比抵抗が104Ω−
cmのレベルまで低下したフイルムの静電ピニング
法製膜が可能になる。本発明方法により製膜した
ポリアミド系フイルムをさらに二軸延伸する場合
は厚み精度、光学的均一性等の改良された二軸延
伸ポリアミドフイルムが得られ本発明方法の効果
がさらに高まる。 実施例 1〜4 90mm押出機、400mm巾Tダイ、900mm径の冷却ロ
ール、600W(15KV×20mA)の直流高圧発生装
置よりなる製膜装置で150μのナイロン6フイル
ム(260℃で測定した溶融比抵抗1.7×105Ω・cm)
を製膜した。冷却ロールは表面とクロムメツキし
たもの(比較例)と表面にセラミツク(Al2O3)
を0.15mm厚に被覆したもの(実施例)の二種類を
用いた。セラミツク被覆層の絶縁破壊電圧は
8.5KVであつた。また、被覆層の表面にはフイル
ムが接触する点より、30cm上流に冷却ロールの巾
と等しい長さを持つカーボンブラシを2列に並べ
て冷却ロールに接触させ、カーボンブラシのホル
ダーを接地することにより、セラミツク被覆層の
表面電位を100V以下に除電した。 電極は真鍮製で直径0.8mm、長さ8mmの針がピ
ツチ2.5mmで真鍮板に埋め込まれたもの(比較例)
と直径0.2mmのタングステン線(実施例)の二種
類を用いた。電極の有効巾はともに270mmで比較
例の場合は電極〜フイルム間距離7mm、電極〜冷
却ロール間距離15mm、実施例の場合はそれぞれ6
mm、8mm、の距離に電極を配置した。 表1に製膜条件と得られたフイルム厚さ変動量
(巾方向の最大厚と最小厚の差)を示す。 (発明の効果) 以上の説明から明らかなように本発明方法によ
り作業上安全な低電流でポリアミド系フイルムの
静電ピニング製膜が可能となり、さらに得られた
フイルムの均一性は、製膜速度の広い範囲で優れ
たものとなる。その結果製膜段階での速度が比較
的遅い場合の二軸延伸フイルム製造プロセスに静
電ピニング製膜法を適用しても均一性の優れたフ
イルムが得られるし、又製膜速度が高くなつて従
来法では作業上危険な電流量を必要とした場合で
も、本発明方法により安全な低電流で製膜可能と
なる。
【表】
【表】
面積速度=製膜速度×フイルム巾
印加密度=電流/面積速度
印加密度=電流/面積速度
Claims (1)
- 1 比抵抗が3×105Ω・cm以下の溶融したポリ
アミド系樹脂をダイからフイルムとして押出し、
冷却ロール上にキヤステイングする際に、該フイ
ルムの上方に配設した電極によつて静電荷を与
え、接地された冷却ロールとの間に作用する電気
的引力によつて前記フイルムを冷却ロールに密着
させて冷却する方法において、冷却ロールの表面
に絶縁破壊電圧5KV以上の電気絶縁性被覆を設
け、かつフイルムに接触する直前の該被覆の表面
電位を300V以下に除電し、前記電極と溶融ポリ
アミドフイルムとの間に非ストリーマ状態のコロ
ナ放電を行い、見掛けの印加密度2μC/cm2以下の
電荷をフイルムに付与することを特徴とするポリ
アミド系フイルムの急冷製膜方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59217521A JPS6195925A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | ポリアミド系フイルムの急冷製膜方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59217521A JPS6195925A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | ポリアミド系フイルムの急冷製膜方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6195925A JPS6195925A (ja) | 1986-05-14 |
| JPH0146304B2 true JPH0146304B2 (ja) | 1989-10-06 |
Family
ID=16705541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59217521A Granted JPS6195925A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | ポリアミド系フイルムの急冷製膜方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6195925A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019116600A1 (ja) | 2017-12-14 | 2019-06-20 | 硬化クローム工業株式会社 | 冷却ロール、およびそれを用いた熱可塑性樹脂シートの製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4997600A (en) * | 1988-05-24 | 1991-03-05 | Mitsubishi Monsanto Chemical Company, Ltd. | Process for preparation of thermoplastic resin sheets |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4829311A (ja) * | 1971-08-18 | 1973-04-18 |
-
1984
- 1984-10-17 JP JP59217521A patent/JPS6195925A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019116600A1 (ja) | 2017-12-14 | 2019-06-20 | 硬化クローム工業株式会社 | 冷却ロール、およびそれを用いた熱可塑性樹脂シートの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6195925A (ja) | 1986-05-14 |
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