JPH0146543B2 - - Google Patents

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JPH0146543B2
JPH0146543B2 JP13880981A JP13880981A JPH0146543B2 JP H0146543 B2 JPH0146543 B2 JP H0146543B2 JP 13880981 A JP13880981 A JP 13880981A JP 13880981 A JP13880981 A JP 13880981A JP H0146543 B2 JPH0146543 B2 JP H0146543B2
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acrylic resin
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based pressure
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Hirobumi Kakimoto
Hironori Nii
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Hayakawa Rubber Co Ltd
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Hayakawa Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は構造物の壁面のモルタル仕上げのため
に壁面に塗布される改良された水系感圧型接着剤
に関するものである。 従来、構造物の外壁または内壁等のモルタル塗
装は、下地材にラス紙又はゴム系もしくは樹脂系
シートを張りつけ、木舞やラス金網を機械的固定
し、その上に生モルタルを吹き付けるか鏝仕上げ
をして行なわれる。この方法では、木舞やラス金
網の固定は普通釘及びステープルで行なわれるの
で、釘穴及びステール穴より裏面に水が回ること
がしばしばある。 最近、新たに省力化を目的として生モルタルと
壁面を接着する各種接着剤が使用されているが接
着剤を壁面に塗布後生モルタルを打設するまでの
期間により制限を受ける欠点がある。すなわち、
接着剤を壁面に塗布した後屋外暴露にさらされた
場合経時変化により接着剤の生モルタルとの接着
力が著しく低下する問題がある。実際には黒色ポ
リエチレンシート等で生モルタル打設まで被覆し
ているが、労力を必要とする上、風雨等によつて
被覆シートが破損する等の問題がある。 本発明はこの問題を解決するため、分子量30万
以上のアクリル樹脂をノニオン系界面活性剤で水
分散したアクリル樹脂エマルジヨンと、軟化温度
が100〜150℃のテルペン樹脂をノニオン系界面活
性剤で水分散させたテルペン樹脂エマルジヨンと
を、該アクリル樹脂と該テルペン樹脂の重量比が
1:0.5〜1:2の範囲に混合したことを特徴と
する水系感圧型接着剤を提供するものである。
又、上記水系感圧型接着材に必要に応じて消泡
剤、増粘剤、無機質充填剤等を均一混合分散させ
た水系感圧型接着剤を提供する。 この水系感圧型接着剤は合板、金属板、セメン
ト板、石膏板等の有機あるいは無機質の被着体面
に水系感圧型接着剤を塗布し、乾燥後さらに屋外
暴露にさらされた場合においても生モルタルとの
接着が可能である。すなわち、屋外暴露による紫
外線劣化、耐水劣化、耐熱劣化等に起因する生モ
ルタルとの接着力の低下が著しく少なく、又生モ
ルタル硬化後には被着体とモルタル層が完全に一
体化し、接着剤層は防水層となり得る特長をもつ
ものである。 本発明のアクリル樹脂は、下記のような構成式
をもつ共重合体(本発明において基本アクリル樹
脂という) である。アクリル樹脂の分子量は30万以上である
ことが必要であり分子量が30万より小さい場合に
は十分な凝集力がよく水系感圧型接着剤に使用し
た場合接着力が低くなるので問題がある。以上の
ごとく、耐候性、耐水性の良いこと、凝集力が高
くフイルム強度が高いことおよび感圧型接着剤で
あるので表面粘着があることが本発明のアクリル
樹脂として好ましい。 アクリル樹脂とともに使用される樹脂の種類に
はクマロン・インデン樹脂、テルペンフエノール
樹脂、p―第三―ブチルフエノール・アセチレン
樹脂、フエノールホルムアルデヒド樹脂、テルペ
ン樹脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂、石油
系炭化水素樹脂、水素添加炭化水素樹脂、ロジン
誘導体、テルペン系樹脂等があるが、耐候性、耐
熱性、耐水性等の問題、及びコスト的な面さらに
各種下地材とのなじみ及びアクリル樹脂との相溶
性等の問題よりテルペン樹脂が最も良い。 又テルペン樹脂の軟化温度の点では使用用途が
モルタルの下地材であることより最高80℃位の温
度がかかると推定される為に軟化温度は100℃は
必要である。又100℃以下の樹脂を使用して水系
感圧型接着剤を作製した場合には、接着剤層の凝
集力が低下する。 軟化温度が150℃以上の樹脂を使用して水系感
圧型接着剤を作製した場合には接着剤層が硬く、
しかももろくなることよりモルタル層と接着剤層
間又は接着剤層と下地層間の界面剥離を生じる。 以上の点を考慮した場合、水系感圧型接着剤の
樹脂としては軟化温度が100〜150℃のテルペン樹
脂が好ましい。 本発明のアクリル樹脂およびテルペン樹脂はい
ずれもノニオン系界面活性剤で水分散したエマル
ジヨンの形で使用される。アクリル樹脂エマルジ
ヨン及びテルペン樹脂エマルジヨンにおけるそれ
ぞれの樹脂の濃度は水系感圧型接着剤として使用
するときの条件によつて適当に選択され、普通35
〜55重量%のものが使用され、標準的には50重量
%のものが使用されるが勿論本発明はこれに限定
されるものではない。アクリル樹脂エマルジヨン
とテルペン樹脂エマルジヨンを該アクリル樹脂と
該テルペン樹脂の重量比が1:0.5〜1:2の範
囲に混合して水系感圧型接着剤がつくられる。さ
らに、この水系感圧型接着剤に必要に応じて消泡
剤、増粘剤および無機質充填剤を均一に混合分散
させたものも水系感圧型接着剤として好ましい。
界面活性剤としては耐水性、分散性、相溶性、粘
度安定性の面でノニオン系の界面活性剤を使用す
ることが好ましい。ノニオン系界面活性剤として
はポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリ
オキシエチレンアルキルフエノールエーテル類、
ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ソルビ
タンアルキルエステル類又はポリオキシエチレン
ソルビタンアルキル類が使用される。界面活性剤
の使用量はアクリル樹脂又はテルペン樹脂100重
量部に対して10重量部以下適当な量が使用され
る。 消泡剤としてはこの場合接着剤として使用する
ことにより非シリコタイプが好ましく、ノニオン
系界面活性剤等がある。消泡剤の使用量は普通ア
クリル樹脂100重量部に対して0.2〜3重量部であ
る。 増粘剤としては繊維素グリコール酸ナトリウ
ム、ビニルポリマーのカリウム塩(Modicol
VE,米国Nopco chem(株)製、商品名)、ベントナ
イト、がある。増粘剤の使用量は普通アクリル樹
脂100重量部に対して2〜10重量部である。 無機質充填剤として硅砂等がある。無機質充填
剤の使用量は普通アクリル樹脂100重量部に対し
て100〜500重量部である。無機質充填剤を使用す
ることにより、乾燥性を早くすることが出来る。
すなわち、水系接着剤の乾燥は常温長時間で普通
行なわれるが充填剤の導入により50〜80℃の温度
下で短時間乾燥が可能となる。又同時に水系感圧
型接着剤は厚塗りしても欠膠部の少ない接着剤層
を形成する。 以上のものを混合して得られる水系感圧型接着
剤は生モルタルと良く接着するばかりでなく水系
感圧型接着剤を被着体に塗布乾燥後生モルタルを
打設する期間又、生モルタルを打設する迄の屋外
暴露期間に左右されない利点をもち、生モルタル
打設後にはモルタルと被着体が完全に一体化し、
接着剤層は適当な透湿度をもつた防水層を形成す
る。 本発明に係る実際の施工についての構成は次の
如くである。 (イ) 構成: 合板、金属板、セメント板、石膏板の有機あ
るいは無機質の被着体面に水系感圧型接着剤を
ロール刷毛、ロールコーター、スプレー等を使
用して0.8〜1.2Kg/m2の割合で塗布し充分乾燥
させる。 乾燥方法は自然乾燥でも強制乾燥でも行なえ
るのも特長の一つである。 充分乾燥した水系感圧型接着剤面に生モルタ
ルを吹き付け、コテ塗り等の方法で生モルタル
を打設し、モルタル乾燥後には完全に一体成型
となる。 (ロ) 用途: 構造物の外壁、浴室、廚房回りのモルタルと
被着体の接着剤層及び防水層を兼ねるものであ
る。 合板、金属板、セメント板、石膏板の有機あ
るいは無機質の被着体に水型感圧型接着剤を塗
布し、乾燥した接着剤層はその後の養生条件に
よりモルタルとの接着力の低下が認められな
い。 すなわち、屋外暴露による紫外線劣化、耐水
劣化、耐熱劣化等に起因する生モルタルとの接
着力の低下がないのが最大の特長である。 従来上市されていた接着剤は屋外暴露による
接着力の低下が大きく生モルタル打設迄屋外暴
露が充分に考えられる現場作業で生モルタルを
打設することは困難であつたが本発明の水系感
圧型接着剤は屋外暴露後でも使用上問題はな
い。 また、モルタル層と被着体が水型感圧型接着
剤層を介在させることにより一体化しており、
さらに接着剤層が防水層をも兼ねることより、
構造物の外壁の下地材としてはもちろんのこ
と、浴室、廚房回りの内壁の下地材としても使
用でき得るもである。 以下本発明を実施例および比較例により詳細に
説明する。この実施例および比較例において使用
した材料および薬品中特に断わりのない限り次の
ものを使用した。 アクリル樹脂エマルジヨンはその後に括弧書き
でエマルジヨン中のアクリル樹脂の分子量を示
し、その下の行に該アクリル樹脂種類およびエマ
ルジヨンに使用されていいる界面活性剤の種類を
示す。アクリル樹脂として、基本アクリル樹脂を
用いたエマルジヨンはアクロナール81DP(油化パ
デイシユ(株)製、商品名)を、スチレンを共重合さ
せたアクリル樹脂を用いたエマルジヨンはアクロ
ナール295D(油化パデイシユ(株)製、商品名)を、
酢酸ビニルを共重合させたアクリル樹脂を用いた
エマルジヨンはリカボンドPS―3000H(中央理化
工業(株)製、商品名)を使用した。アクリル樹脂エ
マルジヨン中のアクリル樹脂の濃度は特に断りの
ない限り約50重量%である。 テルペン樹脂エマルジヨンは、名称の下に括弧
書きで該テルペン樹脂の軟化温度を示し、該樹脂
の化学構造式は次の式()に示すような、 であるT―130(安原油脂工業(株)製、商品名)のノ
ニオン系界面活性剤を使用した水分散エマルジヨ
ンである。テルペン樹脂モルタル中のテルペン樹
脂の濃度は特に断りのない限り約50重量%であ
る。 消泡剤はノプコNXZ(サンノプコ(株)製、商品
名)を増粘剤はゲルトン―50(白石工業(株)製、商
品名)を使用した。 ノニオン系界面活性剤はポリオキシエチレンア
ルキルエステル類としてポリオキシエチレンモノ
ステアレート(ノニオンS―6、日本油脂(株)製、
商品名)が、ポリオキシエチレンアルキルフエノ
ールエーテル類としてポリオキシエチレンノニル
フエノールエーテル(ノニオンNS―206、日本油
脂(株)製、商品名)が、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル類としてポリオキシエチレンステアリ
ルエーテル(ノニオンS―215、日本油脂(株)製、
商品名)が同様に使用される。 すべての使用量は重量部で示した。 次にその実施例、比較例を示す。 実施例 1 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)(基
本アクリル樹脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度130℃)
100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1増粘剤 5 計 406 比較例 1 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)(50
重量%のスチレンを共重合させたアクリル樹
脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度130℃)
100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1消泡剤 5 計 406 比較例 2 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)(50
重量%の酢酸ビニルを共重合させたアクリル樹
脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度130℃)
100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1増粘剤 5 計 406 実施例 2 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)(25
重量%のスチレンを共重合させたアクリル樹
脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度130℃)
100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1消泡剤 5 計 406 実施例 3 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)(25
重量%の酢酸ビニルを共重合させたアクリル樹
脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度130℃)
100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1消泡剤 5 計 406 比較例 3 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量25万)(基
本アクリル樹脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度130℃)
100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1増粘剤 5 計 406 実施例 4 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量500万)(基
本アクリル樹脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度130℃)
100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1増粘剤 5 計 406 比較例 4 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)※
1(基本アクリル樹脂、アニオン系界面活性剤)
100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度130℃)
100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1消泡剤 5 計 406 ※1アクロナールYX8501D(油化バデイシユ(株)
製、商品名) 比較例 5 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)(基
本アクリル樹脂、ノニオン系界面活性剤) 100 石油系炭化水素エマルジヨン ※2(軟化温度
130℃) 100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1増粘剤 5 計 406 なる化学構造を有するペトロジン# 130をノニ
オン系界面活性剤で水分散したエマルジヨン、該
樹脂の濃度は約50% 比較例 6 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)(基
本アクリル樹脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度90℃)
100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1増粘剤 5 計 406 比較例 7 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)(基
本アクリル樹脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度160℃)
100 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1消泡剤 5 計 406 比較例 8 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)(基
本アクリル樹脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度130℃)
40 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1増粘剤 5 計 346 比較例 9 アクリル樹脂エマルジヨン(分子量100万)(基
本アクリル樹脂、ノニオン系界面活性剤) 100 テルペン樹脂エマルジヨン(軟化温度130℃)
230 炭酸カルシウム 200 消泡剤 1増粘剤 5 計 536 以上の実施例、比較例の配合を高速撹拌して均
一なペースト状の水系感圧型接着剤を得る。 この様にして得られた接着剤を経時接着力、耐
水接着力、耐熱接着力、透湿度を測定し表1〜4
に記載する。 試験方法 〔1〕 経時接着力 1―1 供試体の作製 厚み9mmの合板及び石膏板に水系感圧型接
着剤を1Kg/m2の割合で塗布し、一昼夜室内
乾燥する。その後これを屋外暴露する。その
後生モルタルを10mm厚に打設し、2日間室内
でポリエチレンフイルムを覆つて養生する。
その後ポリエチレンフイルムを取り去り室内
で8日間養生後測定する。 1―2 測定方法 試料面積が16cm2(4×4cm2)になる様にモ
ルタル面に切り込みを入れる。次にエポキシ
樹脂接着剤でアタツテメントを取り付け後引
張りスピード200mm/minで測定する。試料
は3ケとし数値は3ケの平均とする。 〔2〕 耐水接着力 2―1 供試体の作製 厚み9mmの合板及び石膏板に水系感圧型接
着剤を1Kg/m2の割合で塗布し、一昼夜乾燥
後生モルタル10mm厚に打設する。1―1と同
様にして生モルタル養生後低粘度タイプエポ
キシ樹脂接着剤で合板及び石膏板露出部分を
覆う。エポキシ樹脂接着剤硬化後に常温水中
に浸漬する。測定時には水中より取り出し2
時間後に測定する。 2―2 測定方法 1―2と同様 〔3〕 耐熱接着力 3―1 供試体の作製 厚み9mmの合板及び石膏板に水系感圧型接
着剤を1Kg/m2の割合で塗布し一昼夜乾燥後
に生モルタルを10mm厚に打設する。1―1と
同様にして生モルタル養生後80℃恒温槽中で
養生する。測定時には恒温槽より取り出し4
時間室内静置後に測定する。 3―2 測定方法 1―2と同様 〔4〕 透湿度の測定(JIS―Z―0208に準処) 4―1 供試体の作製 厚さ5.5mmの耐水合板に水系感圧型接着剤
を1Kg/m2の割合で塗布し室温にて一週間乾
燥したものを供試体とする。 4―2 測定方法 供試体を70mmφに切りアルミカツプの中に
無水塩化カルシウムをつめ込む。次に試料を
接着剤層を上にして埋め込み、封ろうする。
これを40℃、湿度90±10%の恒温槽中に24時
間静置し次式にて透湿度を求める。 透湿度(g/m2、24H)=240×m/tS S:透湿面積 t:試験を行つた2つの秤量間隔の時間の合計
(h) m: 〃 〃 増加質量の合
計(mg) 以上の試験〔1〕〜〔3〕迄に使用したモルタ
ルの配合は下記の通りであつた。 ポルトランドセメント 100 標 準 砂 200 水 60 合 計 360
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 以上の実施例、比較例より次の事が判明した。 アクリル樹脂の種類としては基本アクリル樹
脂、30重量%以内のスチレン、又は酢酸ビニルを
共重合させたアクリル樹脂が好ましい。 スチレン、酢酸ビニルあるいは両者の合計の含
有量が30重量%を超えると耐候性、耐水性に問題
が生じる。 すなわち、30重量%を超えてスチレンを共重合
させたアクリル樹脂を使用して水系感圧型接着剤
を作製した場合、接着剤塗布乾燥後の屋外暴露期
間が長くなれば生モルタルとの接着力が低下す
る。30重量%を超えて酢酸ビニルを共重合させた
アクリル樹脂を使用して水系感圧型接着剤を作製
した場合、耐水性が悪い。 アクリル樹脂の分子量が30万より小さい場合に
は水系感圧型接着剤塗布後の凝集力が低くなる。
分子量が30万以上の場合には問題ない。 アクリル樹脂を水分散する界面活性剤として、
ノニオン系界面活性剤とアニオン系界面活性剤を
使用して比較した場合、ノニオン系界面活性剤の
方が耐水性が良い。カチオン系界面活性剤を使用
した場合には、他の配合物との分散性、相容性、
及び水系感圧型接着剤の粘度安定性が悪い為、ノ
ニオン系界面活性剤が良いと考える。 テルペン樹脂と石油系炭化水素樹脂を比較した
場合、テルペン系樹脂の方が接着力の数値が高く
なつている事よりテルペン樹脂の方が好ましい。 又テルペン樹脂の軟化温度が100℃より低い場
合には接着力の数値が低くなる。逆に軟化温度が
150℃より高い場合には水系感圧型接着剤塗布乾
燥後の接着剤層がもろくなり、接着剤層とモルタ
ル間で界面剥離を生じる。 アクリル樹脂とテルペン樹脂の重量比が1:
0.5より大きいときは下地材と接着剤層間の界面
剥離を生じる。 アクリル樹脂とテルペン樹脂の重量比が1:2
より小さいときには、耐水性、耐熱性が悪い。特
に耐水性に於いて極端な低下を示す。 以上の事よりアクリル樹脂としては基本アクリ
ル樹脂、スチレン、酢酸ビニル又は両者の合計の
含有量が30重量%以内のアクリル樹脂で分子量30
万以上のノニオン系界面活性剤を使用して水分散
したアクリル樹脂エマルジヨンが好ましい。 テルペン樹脂としては軟化温度が100〜150℃の
ものをノニオン系界面活性剤で水分散させたテル
ペン樹脂エマルジヨンが好ましい。この様にして
得られた水系感圧型接着剤は塗布乾燥後の養生条
件、及び養生日数に左右されず生モルタルと良く
接着し、また耐水性、耐熱性の優れた水系感圧型
接着剤である。さらに被着体として有機あるいは
無機の合板、金属板、セメント板、石膏板等巾広
く使用できるのも特長の一つである。 又、生モルタル硬化後には水系感圧型接着剤層
が被着体とモルタル層を一体化させるばかりでな
く、接着剤層は適当な透湿度をもつた防水層を形
成する特長をも持つている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分子量30万以上のアクリル樹脂をノニオン系
    界面活性剤で水分散したアクリル樹脂エマルジヨ
    ンと、軟化温度が100〜150℃のテルペン樹脂をノ
    ニオン系界面活性剤で水分散させたテルペン樹脂
    エマルジヨンとを、該アクリル樹脂と該テルペン
    樹脂の重量比が1:0.5〜1:2の範囲に混合し
    たことを特徴とする水系感圧型接着剤。 2 分子量30万以上のアクリル樹脂をノニオン系
    界面活性剤で水分散したアクリル樹脂エマルジヨ
    ンと、軟化温度が100〜150℃のテルペン樹脂をノ
    ニオン系界面活性剤で水分散させたテルペン樹脂
    エマルジヨンとを、該アクリル樹脂と該テルペン
    樹脂の重量比が1:0.5〜1:2の範囲に混合し
    た物に消泡剤、増粘剤、および無機質充填剤を配
    合したことを特徴とする水系感圧型接着剤。 3 前記消泡剤としてノニオン界面活性剤から選
    ばれた1種又は2種以上を前記アクリル樹脂100
    重量部に対して0.2〜3重量部の範囲で配合した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の水
    系感圧型接着剤。 4 前記増粘剤として繊維素グリコール酸ナトリ
    ウム、ベントナイトから選ばれた1種又は2種を
    前記アクリル樹脂100重量部に対して2〜10重量
    部の範囲で配合したことを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の水系感圧型接着剤。 5 前記無機質充填剤として硅砂をアクリル樹脂
    100重量部に対して100〜500重量部の範囲で配合
    したことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の水系感圧型接着剤。 6 分子量30万以上のアクリル樹脂をノニオン系
    界面活性剤で水分散したアクリル樹脂エマルジヨ
    ンと、軟化温度が100〜150℃のテルペン樹脂をノ
    ニオン系界面活性剤で水分散させたテルペン樹脂
    エマルジヨンとを、該アクリル樹脂と該テルペン
    樹脂の重量比が1:0.5〜1:2の範囲に混合し
    た物に、該アクリル樹脂100重量部に対して消泡
    剤を0.2〜3重量部、増粘剤を2〜10重量部およ
    び無機質充填剤としての硅砂を100〜500重量部の
    範囲に配合したことを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の水系感圧型接着剤。
JP13880981A 1981-09-03 1981-09-03 水系感圧型接着剤 Granted JPS5840377A (ja)

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