JPH0147310B2 - - Google Patents
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- JPH0147310B2 JPH0147310B2 JP55091566A JP9156680A JPH0147310B2 JP H0147310 B2 JPH0147310 B2 JP H0147310B2 JP 55091566 A JP55091566 A JP 55091566A JP 9156680 A JP9156680 A JP 9156680A JP H0147310 B2 JPH0147310 B2 JP H0147310B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acrylic resin
- film
- mold
- acrylic
- diffusing agent
- Prior art date
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- Laminated Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、拡散剤を含有したアクリル系樹脂板
に対し透明なアクリル系フイルムを一体的に密着
させた拡散板の製造方法に関するもので、アクリ
ル系樹脂板と透明なアクリル系フイルムとの密着
性が良好で、かつ解像力や光拡散性の優れたアク
リル樹脂拡散板を効率よく製造することを目的と
するものである。
に対し透明なアクリル系フイルムを一体的に密着
させた拡散板の製造方法に関するもので、アクリ
ル系樹脂板と透明なアクリル系フイルムとの密着
性が良好で、かつ解像力や光拡散性の優れたアク
リル樹脂拡散板を効率よく製造することを目的と
するものである。
後方から投影した映像等を明視するいわゆるス
クリーンは、大型テレビ等のスクリーンやこれ以
外としてはマイクロフイルム用のリーダーやリー
ダープリンターのスクリーンあるいはカメラのピ
ントグラス等にも用いられている。このようなス
クリーンあるいはその他の照明器具として用いら
れる拡散板は、酸化チタンやシリカ等の光拡散剤
および着色剤を適宜のバインダーに混合し、この
液状物をアクリル樹脂等の透光性基板に塗布し、
乾燥、固化し、片面に光拡散層を形成して製造す
るのが一般的である。ところが、このような方法
で製造したスクリーンは、どうしても光拡散層が
外表面に露出しているため、汚損したり剥脱した
りする懸念があり、またこのような方法では透光
性基板に対し光拡散剤を含んだ液状物を塗布する
工程を含むため、塗布量の調節、塗膜の厚さの調
整等煩雑な手間を要し、生産効率が低くコスト高
になり易い欠点がある。
クリーンは、大型テレビ等のスクリーンやこれ以
外としてはマイクロフイルム用のリーダーやリー
ダープリンターのスクリーンあるいはカメラのピ
ントグラス等にも用いられている。このようなス
クリーンあるいはその他の照明器具として用いら
れる拡散板は、酸化チタンやシリカ等の光拡散剤
および着色剤を適宜のバインダーに混合し、この
液状物をアクリル樹脂等の透光性基板に塗布し、
乾燥、固化し、片面に光拡散層を形成して製造す
るのが一般的である。ところが、このような方法
で製造したスクリーンは、どうしても光拡散層が
外表面に露出しているため、汚損したり剥脱した
りする懸念があり、またこのような方法では透光
性基板に対し光拡散剤を含んだ液状物を塗布する
工程を含むため、塗布量の調節、塗膜の厚さの調
整等煩雑な手間を要し、生産効率が低くコスト高
になり易い欠点がある。
この点を改善するため本出願人は、光拡散剤を
混入したアクリル系フイルムをアクリル樹脂板と
一体化した拡散板について、既に提案した。この
着想としては、光拡散層をアクリル系フイルムで
形成し、この層を極力薄くすることにあつた。と
ころが、前述の如き無機粒子からなる光拡散剤を
混入したアクリル系フイルムを製造する場合、光
拡散剤が均一に分散された斑のないフイルムを得
ることが仲々むつかしく、しかもフイルム製造時
に押出機ダイス等を汚染する虞れもあつて、実用
化しにくい面があつた。また、アクリル系フイル
ムとアクリル樹脂板との一体化は、フイルムが硬
化前のアクリル系モノマーまたはその部分重合体
によつて一部膨潤および/または溶解されるの
で、硬化後は一体化されることとなるが、アクリ
ル系フイルムの厚さは大きくなつてしまう傾向が
あつた。さらに光拡散剤を混入したフイルムは、
一般に硬く取扱いに不便であるばかりではなく、
その表面がザラザラしているため鋳込み重合の際
固着した鋳型面を損傷する虞れがあつた。
混入したアクリル系フイルムをアクリル樹脂板と
一体化した拡散板について、既に提案した。この
着想としては、光拡散層をアクリル系フイルムで
形成し、この層を極力薄くすることにあつた。と
ころが、前述の如き無機粒子からなる光拡散剤を
混入したアクリル系フイルムを製造する場合、光
拡散剤が均一に分散された斑のないフイルムを得
ることが仲々むつかしく、しかもフイルム製造時
に押出機ダイス等を汚染する虞れもあつて、実用
化しにくい面があつた。また、アクリル系フイル
ムとアクリル樹脂板との一体化は、フイルムが硬
化前のアクリル系モノマーまたはその部分重合体
によつて一部膨潤および/または溶解されるの
で、硬化後は一体化されることとなるが、アクリ
ル系フイルムの厚さは大きくなつてしまう傾向が
あつた。さらに光拡散剤を混入したフイルムは、
一般に硬く取扱いに不便であるばかりではなく、
その表面がザラザラしているため鋳込み重合の際
固着した鋳型面を損傷する虞れがあつた。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもの
で、その要旨とするところは、少なくとも一方の
鋳型の内面に予め透明なアクリル系フイルムを貼
着したのち、この鋳型とガスケツトによつて鋳込
み重合用のセルを形成し、しかるのちこのセルの
中に光拡散剤を含有したアクリル系樹脂のモノマ
ーまたはその部分重合体を注入し、これを重合硬
化せしめてなることを特徴とするアクリル系樹脂
拡散板の製造方法にある。
で、その要旨とするところは、少なくとも一方の
鋳型の内面に予め透明なアクリル系フイルムを貼
着したのち、この鋳型とガスケツトによつて鋳込
み重合用のセルを形成し、しかるのちこのセルの
中に光拡散剤を含有したアクリル系樹脂のモノマ
ーまたはその部分重合体を注入し、これを重合硬
化せしめてなることを特徴とするアクリル系樹脂
拡散板の製造方法にある。
以下本発明を実施例の図面に従つて説明する。
本発明は、光拡散剤を含有したアクリル樹脂板
の少なくとも片面に透明なアクリル系フイルムが
積層された拡散板を製造しようとするもので、第
1図は本発明によつて得られる拡散板の典型的な
例を示すものである。すなわち光拡散剤を含有し
たアクリル樹脂板1の一方の面に透明なアクリル
系フイルム2が積層されている。本発明によつて
得られる拡散板は、アクリル系フイルム2が接着
剤等で接着されたものではなく、基材となるアク
リル樹脂板1の重合硬化前のアクリル系モノマー
またはその部分重合体によつて、透明なアクリル
系フイルム2が一部膨潤および/または溶解さ
れ、両者が重合硬化する際に密着一体化されてい
る。第1図は両図がいずれも平滑な鏡面に仕上げ
られて製造された例であるが、本発明ではいずれ
か一方の面が艶消し面、ヘアー・ライン面、レン
チキユラー面あるいはフレネル面となつた拡散板
を得ることもできる。第2図はこのうち透明なア
クリル系フイルム2にレンチキユラー面イが形成
されて製造された例であり、第3図は同様にフレ
ネル面ロが形成されて製造された例である。この
ようにレンチキユラー面イやフレネル面ロを透明
なアクリル系フイルム2に形成すると、このフイ
ルム2には光拡散剤は含有されていないので、拡
散層に影響を及ぼすことはなく、その形状も精確
に賦形されることとなる。なお第4図は両面に透
明なアクリル系フイルム2を積層して製造した場
合の例を示すもものである。いずれの場合におい
ても、透明なアクリル系フイルム2は硬化前のア
クリル系モノマーまたはその部分重合体によつて
一部膨潤および/または溶解されているので、そ
の厚さが増加し、相対的に拡散層を薄くすること
ができ、したがつて拡散板の解像力を高め、均一
な拡散性を有する拡散板が得られる。なお、透明
なアクリル系フイルム2としては無色透明なもの
でもよいが、拡散板の色調を整え、スクリーンと
して使用する場合のコントラストをもたせるため
には、このフイルムを適宜の染料等によつて着色
し、着色透明とするとよい。このように着色する
と、透過光量をあまり下げることなくその面での
反射率を減らすことができ好都合である。
の少なくとも片面に透明なアクリル系フイルムが
積層された拡散板を製造しようとするもので、第
1図は本発明によつて得られる拡散板の典型的な
例を示すものである。すなわち光拡散剤を含有し
たアクリル樹脂板1の一方の面に透明なアクリル
系フイルム2が積層されている。本発明によつて
得られる拡散板は、アクリル系フイルム2が接着
剤等で接着されたものではなく、基材となるアク
リル樹脂板1の重合硬化前のアクリル系モノマー
またはその部分重合体によつて、透明なアクリル
系フイルム2が一部膨潤および/または溶解さ
れ、両者が重合硬化する際に密着一体化されてい
る。第1図は両図がいずれも平滑な鏡面に仕上げ
られて製造された例であるが、本発明ではいずれ
か一方の面が艶消し面、ヘアー・ライン面、レン
チキユラー面あるいはフレネル面となつた拡散板
を得ることもできる。第2図はこのうち透明なア
クリル系フイルム2にレンチキユラー面イが形成
されて製造された例であり、第3図は同様にフレ
ネル面ロが形成されて製造された例である。この
ようにレンチキユラー面イやフレネル面ロを透明
なアクリル系フイルム2に形成すると、このフイ
ルム2には光拡散剤は含有されていないので、拡
散層に影響を及ぼすことはなく、その形状も精確
に賦形されることとなる。なお第4図は両面に透
明なアクリル系フイルム2を積層して製造した場
合の例を示すもものである。いずれの場合におい
ても、透明なアクリル系フイルム2は硬化前のア
クリル系モノマーまたはその部分重合体によつて
一部膨潤および/または溶解されているので、そ
の厚さが増加し、相対的に拡散層を薄くすること
ができ、したがつて拡散板の解像力を高め、均一
な拡散性を有する拡散板が得られる。なお、透明
なアクリル系フイルム2としては無色透明なもの
でもよいが、拡散板の色調を整え、スクリーンと
して使用する場合のコントラストをもたせるため
には、このフイルムを適宜の染料等によつて着色
し、着色透明とするとよい。このように着色する
と、透過光量をあまり下げることなくその面での
反射率を減らすことができ好都合である。
本発明では、基材となるアクリル系樹脂板1を
形成するアクリル系樹脂のモノマーまたはその部
分重合体に光拡散剤を含有させてなるものである
が、この光拡散剤としては、シリカ、タルク、ク
レー、アルミナ・ホワイト、炭酸カルシウムのそ
れぞれ単独ないし2以上の混合物なるものが使用
される。このうち、アクリル樹脂との組合せにお
いては屈折率その他の特性からシリカが最も適し
ている。これらの光拡散剤の平均粒径は0.5〜
100μ程度であり、含有量は10〜100g/m2程度で
ある。
形成するアクリル系樹脂のモノマーまたはその部
分重合体に光拡散剤を含有させてなるものである
が、この光拡散剤としては、シリカ、タルク、ク
レー、アルミナ・ホワイト、炭酸カルシウムのそ
れぞれ単独ないし2以上の混合物なるものが使用
される。このうち、アクリル樹脂との組合せにお
いては屈折率その他の特性からシリカが最も適し
ている。これらの光拡散剤の平均粒径は0.5〜
100μ程度であり、含有量は10〜100g/m2程度で
ある。
本発明のアクリル系樹脂1を形成するモノマー
または部分重合体としては、メチルメタクリレー
ト90重量%以上と他の共重合可能なモノエチレン
性不飽和化合物および/または多官能性化合物と
の混合物あるいはその部分重合体を挙げることが
できる。ここでモノエチレン性不飽和化合物とし
ては、例えばメタクリル酸エステル類、アクリル
酸エステル類、スチレン等が挙げられる。また多
官能性化合物としては、例えばグリコールジメタ
クリレート、ジアリルメタクリレートなどのメタ
クリル酸エステル、ジアリルフタレート、ジエチ
レングリコールビスアリルカーボネートまたはこ
れらの混合物等が挙げられる。
または部分重合体としては、メチルメタクリレー
ト90重量%以上と他の共重合可能なモノエチレン
性不飽和化合物および/または多官能性化合物と
の混合物あるいはその部分重合体を挙げることが
できる。ここでモノエチレン性不飽和化合物とし
ては、例えばメタクリル酸エステル類、アクリル
酸エステル類、スチレン等が挙げられる。また多
官能性化合物としては、例えばグリコールジメタ
クリレート、ジアリルメタクリレートなどのメタ
クリル酸エステル、ジアリルフタレート、ジエチ
レングリコールビスアリルカーボネートまたはこ
れらの混合物等が挙げられる。
また透明なアクリル系フイルム2としては、メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブ
チルメタクリレート、プロピルメタクリレート等
のアルキルメタクリレートを主成分とする重合体
から製造されたフイルムが用いられ、その厚さは
概ね100μ以上あればよく、場合によつてはシー
トと称される比較的厚いものも使用可能である。
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブ
チルメタクリレート、プロピルメタクリレート等
のアルキルメタクリレートを主成分とする重合体
から製造されたフイルムが用いられ、その厚さは
概ね100μ以上あればよく、場合によつてはシー
トと称される比較的厚いものも使用可能である。
次に本発明の製造方法についてまず第5図およ
び第6図を中心に、鋳型として面板を用いた実施
例について説明する。第5図はセルSを組立て重
合硬化する状態を示しており、3,3′が強化ガ
ラス面板等からなる一対の鋳型であり、このうち
の一方の鋳型3′の内面には予め透明なアクリル
系フイルム2が貼着されている。なお、4はガス
ケツト、5は締付け具である。このように組立て
られたセルSに、光拡散剤を含有したアクリル系
樹脂の硬化前の一般にシラツプと称される液状物
を注入する。注入後のセルSは、数十度の雰囲気
の水浴あるいは空気浴に数時間、さらに100℃以
上の雰囲気中に数十分程度滞在させて重合硬化さ
せる。セルSから取り出したアクリル系樹脂拡散
板は、概ね第1図に示す如き断面を有し、アクリ
ル樹脂板1と透明なアクリル系フイルム2とが密
着一体化されたものとなる。第6図は透明なアク
リル系フイルム2を予め鋳型に貼着する方法を示
すもので、鋳型3は送りロール群7によつて支承
され移動できるようになつている。まずこの鋳型
3に対し、その表面に接着剤塗布装置6により薄
く接着剤を塗布する。次いでこの鋳型3を移動し
フイルム接合装置8より供給した透明なアクリル
系フイルム2を接合して貼着する。連続的に透明
なアクリル系フイルム2が貼着された鋳型3′は、
余分なフイルムが切除され、第5図の如き鋳型
3′が用意される。なお、この方法で用いる接着
剤は通常前述のアクリル系樹脂のシラツプを使用
する。本発明のアクリル系樹脂拡散板に、第2図
や第3図の如きレンチキユラー面イやフレネル面
ロあるいは艶消し面やヘアー・ライン面を形成す
る場合、一旦第1図の如く形成したアクリル樹脂
拡散板に対し熱プレス加工その他の後加工で形成
しても一向差し支えないが、透明なアクリル系フ
イルムを貼着する鋳型の内面がレンチキユラー
面、フレネル面、艶消し面あるいはヘアー・ライ
ン面となつたものを用いることにより、鋳込み重
合と同時にこのような賦形がなされたアクリル系
樹脂拡散板を得ることができる。このように透明
なアクリル系フイルム2の面に賦形すると、前述
の如く拡散層には何等の影響を与えることがなく
特に好ましい。
び第6図を中心に、鋳型として面板を用いた実施
例について説明する。第5図はセルSを組立て重
合硬化する状態を示しており、3,3′が強化ガ
ラス面板等からなる一対の鋳型であり、このうち
の一方の鋳型3′の内面には予め透明なアクリル
系フイルム2が貼着されている。なお、4はガス
ケツト、5は締付け具である。このように組立て
られたセルSに、光拡散剤を含有したアクリル系
樹脂の硬化前の一般にシラツプと称される液状物
を注入する。注入後のセルSは、数十度の雰囲気
の水浴あるいは空気浴に数時間、さらに100℃以
上の雰囲気中に数十分程度滞在させて重合硬化さ
せる。セルSから取り出したアクリル系樹脂拡散
板は、概ね第1図に示す如き断面を有し、アクリ
ル樹脂板1と透明なアクリル系フイルム2とが密
着一体化されたものとなる。第6図は透明なアク
リル系フイルム2を予め鋳型に貼着する方法を示
すもので、鋳型3は送りロール群7によつて支承
され移動できるようになつている。まずこの鋳型
3に対し、その表面に接着剤塗布装置6により薄
く接着剤を塗布する。次いでこの鋳型3を移動し
フイルム接合装置8より供給した透明なアクリル
系フイルム2を接合して貼着する。連続的に透明
なアクリル系フイルム2が貼着された鋳型3′は、
余分なフイルムが切除され、第5図の如き鋳型
3′が用意される。なお、この方法で用いる接着
剤は通常前述のアクリル系樹脂のシラツプを使用
する。本発明のアクリル系樹脂拡散板に、第2図
や第3図の如きレンチキユラー面イやフレネル面
ロあるいは艶消し面やヘアー・ライン面を形成す
る場合、一旦第1図の如く形成したアクリル樹脂
拡散板に対し熱プレス加工その他の後加工で形成
しても一向差し支えないが、透明なアクリル系フ
イルムを貼着する鋳型の内面がレンチキユラー
面、フレネル面、艶消し面あるいはヘアー・ライ
ン面となつたものを用いることにより、鋳込み重
合と同時にこのような賦形がなされたアクリル系
樹脂拡散板を得ることができる。このように透明
なアクリル系フイルム2の面に賦形すると、前述
の如く拡散層には何等の影響を与えることがなく
特に好ましい。
第7図は本発明の製造方法の別の例を示すもの
で、相対向して走行するエンドレスベルトで構成
された鋳型を用いる実施例を示すものである。こ
の製造方法においては、連続鋳込み重合装置9を
用いており、鋳型の一方である上ベルト3′に透
明なアクリル系フイルム2が貼着されるようにな
つているが、上下のベルトはそれぞれプーリー9
2によつて懸架され、入口の両側からはガスケツ
ト4が連続的に供給され、これによつて一種のセ
ルが構成されている。この装置9において上ベル
ト3′には接着剤塗布装置6とフイルム接合装置
8が配備されている。この接着剤塗布装置6は、
第8図に示すように貯槽61に接着剤62が貯え
られ、貯槽61に一部浸漬した舌片63が上ベル
ト3′に接触するようになつている。また、この
塗布装置6にほぼ隣接して、第9図の如きフイル
ム接合装置8が配備されているが、この装置8は
透明なアクリル系フイルム2を捲いた主ローラー
81から該フイルム2が複数のローラー群81を
経て押圧ローラー83に供給されるようになつて
おり、上記塗布装置6によつてアクリル系樹脂の
シラツプ等の接着剤が薄く塗布された上に、透明
なアクリル系フイルム2を連続的に接合するよう
になつている。以上のようにして透明なアクリル
系フイルム2が貼着された上ベルト3′ともう一
方の下ベルト3によつて構成されたセルには、定
量ポンプ91から注入器93を経てアクリル系樹
脂のシラツプが連続的に供給され、第一の重合帯
域95を通過し、さらに第二の重合帯域96を通
過して重合が完結される。引続き第一の冷却帯域
97および第二の冷却帯域98を通過し、樹脂温
度が適度に下つた状態で上下ベルト3′,3は剥
離され、第1図の如き断面を有するアクリル樹脂
拡散板が連続的に製造される。この方法によつて
得られたアクリル樹脂拡散板も第5図の場合と同
様、光拡散剤を含有するアクリル系樹脂板1に対
し透明なアクリル系フイルム2が密着一体化され
た良好なものであつた。
で、相対向して走行するエンドレスベルトで構成
された鋳型を用いる実施例を示すものである。こ
の製造方法においては、連続鋳込み重合装置9を
用いており、鋳型の一方である上ベルト3′に透
明なアクリル系フイルム2が貼着されるようにな
つているが、上下のベルトはそれぞれプーリー9
2によつて懸架され、入口の両側からはガスケツ
ト4が連続的に供給され、これによつて一種のセ
ルが構成されている。この装置9において上ベル
ト3′には接着剤塗布装置6とフイルム接合装置
8が配備されている。この接着剤塗布装置6は、
第8図に示すように貯槽61に接着剤62が貯え
られ、貯槽61に一部浸漬した舌片63が上ベル
ト3′に接触するようになつている。また、この
塗布装置6にほぼ隣接して、第9図の如きフイル
ム接合装置8が配備されているが、この装置8は
透明なアクリル系フイルム2を捲いた主ローラー
81から該フイルム2が複数のローラー群81を
経て押圧ローラー83に供給されるようになつて
おり、上記塗布装置6によつてアクリル系樹脂の
シラツプ等の接着剤が薄く塗布された上に、透明
なアクリル系フイルム2を連続的に接合するよう
になつている。以上のようにして透明なアクリル
系フイルム2が貼着された上ベルト3′ともう一
方の下ベルト3によつて構成されたセルには、定
量ポンプ91から注入器93を経てアクリル系樹
脂のシラツプが連続的に供給され、第一の重合帯
域95を通過し、さらに第二の重合帯域96を通
過して重合が完結される。引続き第一の冷却帯域
97および第二の冷却帯域98を通過し、樹脂温
度が適度に下つた状態で上下ベルト3′,3は剥
離され、第1図の如き断面を有するアクリル樹脂
拡散板が連続的に製造される。この方法によつて
得られたアクリル樹脂拡散板も第5図の場合と同
様、光拡散剤を含有するアクリル系樹脂板1に対
し透明なアクリル系フイルム2が密着一体化され
た良好なものであつた。
以下具体的な実施例について説明する。
実施例 1
メチルメタクリレート単量体を予備重合してメ
チルメタクリレート重合体を約20重量%を含む、
25℃における粘度が約10ポイズのメチルメタクリ
レート部分重合体(以下、シラツプという)を製
造した。このシラツプに重合触媒としてアゾビス
ジメチルバレロニトリル650ppmおよび剥離剤と
してジオクチルスルホサクシネート30ppm、光拡
散剤として平均粒径4μのシリカ粒子を2.5重量%
添加しこれらを混合した。この添加量は、アクリ
ル系樹脂板に対し約65g/m2に相当する。
チルメタクリレート重合体を約20重量%を含む、
25℃における粘度が約10ポイズのメチルメタクリ
レート部分重合体(以下、シラツプという)を製
造した。このシラツプに重合触媒としてアゾビス
ジメチルバレロニトリル650ppmおよび剥離剤と
してジオクチルスルホサクシネート30ppm、光拡
散剤として平均粒径4μのシリカ粒子を2.5重量%
添加しこれらを混合した。この添加量は、アクリ
ル系樹脂板に対し約65g/m2に相当する。
一方、鋳型としては厚さ100mm、幅1.420mm、長
さ1.164mmの強化ガラスで、一方が平滑な鏡面の
もの、他方が艶消し処理されたものを用意した。
まず艶消し処理された強化ガラスに第6図の要領
で、その艶消し面に透明なアクリル系フイルムを
貼着した。アクリル系フイルムは、メチルメタク
リレート64重量%とブチルアクリレート36重量%
との共重合体からなる厚さ100μのものを用い、
フイルム接合に際しては鋳型の強化ガラス間の間
隔は約150mm、移動速度は0.5m/分として行なつ
た。また貼着の際には、重合率3%、粘度10セン
チポイズのメチルメタクリートを一種の接着剤と
して用いこれを予め塗布した。
さ1.164mmの強化ガラスで、一方が平滑な鏡面の
もの、他方が艶消し処理されたものを用意した。
まず艶消し処理された強化ガラスに第6図の要領
で、その艶消し面に透明なアクリル系フイルムを
貼着した。アクリル系フイルムは、メチルメタク
リレート64重量%とブチルアクリレート36重量%
との共重合体からなる厚さ100μのものを用い、
フイルム接合に際しては鋳型の強化ガラス間の間
隔は約150mm、移動速度は0.5m/分として行なつ
た。また貼着の際には、重合率3%、粘度10セン
チポイズのメチルメタクリートを一種の接着剤と
して用いこれを予め塗布した。
以上のようなフイルムを貼着した鋳型と貼着し
ていない鋳型とを一対として用い、これの周囲に
塩化ビニル製の中空ガスケツトを挾着し、第5図
のようにセルを組立て、このセルの中に前記のシ
ラツプを注入して、板厚が2mmとなるように鋳型
を調整しながら締付けを行つた。次にこのセルを
60℃で6時間、さらに120℃で2時間加熱し、重
合、硬化させた。冷却後両鋳型から樹脂板を剥離
すると、片面に艶消し面が形成されかつこの面が
透明なアクリル系フイルムで形成され、かつこの
フイルムが密着一体化された良好なアクリル系樹
脂拡散板が得られた。
ていない鋳型とを一対として用い、これの周囲に
塩化ビニル製の中空ガスケツトを挾着し、第5図
のようにセルを組立て、このセルの中に前記のシ
ラツプを注入して、板厚が2mmとなるように鋳型
を調整しながら締付けを行つた。次にこのセルを
60℃で6時間、さらに120℃で2時間加熱し、重
合、硬化させた。冷却後両鋳型から樹脂板を剥離
すると、片面に艶消し面が形成されかつこの面が
透明なアクリル系フイルムで形成され、かつこの
フイルムが密着一体化された良好なアクリル系樹
脂拡散板が得られた。
実施例 2
この実施例は、第7図の重合装置を用いてアク
リル系樹脂拡散板を連続的に製造する例である。
リル系樹脂拡散板を連続的に製造する例である。
エンドレスベルトは厚さ1.5mm、幅1500mmの鏡
面に研磨されたステンレス鋼製のものを用い、こ
れが上下2対のプーリーに張力をかけて懸架され
ており、毎分3mの速度で走行するようになつて
いる。このような装置において、光拡散剤を含有
したシラツプは実施例1で用いたと同様のものを
用い、これを定量ポンプで一定量ずつ注入器より
注入した。
面に研磨されたステンレス鋼製のものを用い、こ
れが上下2対のプーリーに張力をかけて懸架され
ており、毎分3mの速度で走行するようになつて
いる。このような装置において、光拡散剤を含有
したシラツプは実施例1で用いたと同様のものを
用い、これを定量ポンプで一定量ずつ注入器より
注入した。
一方、透明のアクリル系フイルムは実施例1と
同じ組成であつてカーボンブラツクで薄く着色さ
れた厚さ250μのフイルムを用意し、第9図の如
きフイルム貼着装置にセツトした。また、フイル
ムの貼着に先立ち第8図の接着剤の塗布装置に、
実施例1の塗布装置で用いたと同様のシラツプを
貯槽に貯え、予め上ベルトの面に薄く塗布する。
同じ組成であつてカーボンブラツクで薄く着色さ
れた厚さ250μのフイルムを用意し、第9図の如
きフイルム貼着装置にセツトした。また、フイル
ムの貼着に先立ち第8図の接着剤の塗布装置に、
実施例1の塗布装置で用いたと同様のシラツプを
貯槽に貯え、予め上ベルトの面に薄く塗布する。
以上の如く上ベルトには透明なアクリル系フイ
ルムを貼着し、上下のエンドレスベルトを2mmの
厚さとなるように調整して走行させながら重合を
行なつた。なお、ガスケツトはジブチルフタレー
トを含むポリ塩化ビニル製中空パイプを使用し
た。そして、第一の重合帯域では84℃の温水がシ
ヤワーとして散布され、この加熱によりシラツプ
はほぼ重合硬化するが、透明なアクリル系フイル
ムはこの段階でのシラツプ中の部分重合体または
モノマーによつて一部膨潤および/または溶解さ
れ、この重合帯域における板状の重合物と密着す
る。そして引続き第二の重合帯域に送られ、ここ
では両面より赤外線ヒーター等で約130℃に加熱
され、重合が完結する。エンドレスベルトはさら
に第一の冷却帯域でほぼ100℃に、また第二の冷
却帯域でほぼ80℃に空冷され、エンドレスベルト
から分離された。取出されたアクリル系樹脂拡散
板は、板厚が2mm±0.2mmであり、第1図の断面
のように透明なアクリル系フイルムと光拡散剤の
含有されたアクリル樹脂板とが密着一体化された
良好なものであつた。
ルムを貼着し、上下のエンドレスベルトを2mmの
厚さとなるように調整して走行させながら重合を
行なつた。なお、ガスケツトはジブチルフタレー
トを含むポリ塩化ビニル製中空パイプを使用し
た。そして、第一の重合帯域では84℃の温水がシ
ヤワーとして散布され、この加熱によりシラツプ
はほぼ重合硬化するが、透明なアクリル系フイル
ムはこの段階でのシラツプ中の部分重合体または
モノマーによつて一部膨潤および/または溶解さ
れ、この重合帯域における板状の重合物と密着す
る。そして引続き第二の重合帯域に送られ、ここ
では両面より赤外線ヒーター等で約130℃に加熱
され、重合が完結する。エンドレスベルトはさら
に第一の冷却帯域でほぼ100℃に、また第二の冷
却帯域でほぼ80℃に空冷され、エンドレスベルト
から分離された。取出されたアクリル系樹脂拡散
板は、板厚が2mm±0.2mmであり、第1図の断面
のように透明なアクリル系フイルムと光拡散剤の
含有されたアクリル樹脂板とが密着一体化された
良好なものであつた。
本発明は以上の如き構成からなるものであるか
ら、拡散剤を含有したアクリル系樹脂板に対し透
明なアクリル系フイルムが密着一体化された性能
のよいアクリル系樹脂拡散板を効率的に製造しう
ることができる利点がある。
ら、拡散剤を含有したアクリル系樹脂板に対し透
明なアクリル系フイルムが密着一体化された性能
のよいアクリル系樹脂拡散板を効率的に製造しう
ることができる利点がある。
第1図ないし第4図はそれぞれ本発明によつて
製造されたアクリル樹脂拡散板の実施例を示す断
面図、第5図は本発明の製造方法のうち面板で構
成された鋳型を用いた実施例を示す断面図、第6
図は第5図に用いた鋳型のアクリル系フイルム貼
着方法の例を示す側面図、第7図は本発明の製造
方法のうち相対向して走行するエンドレスベルト
で構成された鋳型を用いた実施例を示す概略的な
側面図、第8図は第7図における貼着用シラツプ
の塗布装置の拡大断面図、第9図は同様に第7図
におけるフイルム貼着装置の拡大側面図である。 1……光拡散剤を含有したアクリル系樹脂板、
2……透明なアクリル系フイルム、3,3′……
鋳型(エンドレスベルト)、4……ガスケツト。
製造されたアクリル樹脂拡散板の実施例を示す断
面図、第5図は本発明の製造方法のうち面板で構
成された鋳型を用いた実施例を示す断面図、第6
図は第5図に用いた鋳型のアクリル系フイルム貼
着方法の例を示す側面図、第7図は本発明の製造
方法のうち相対向して走行するエンドレスベルト
で構成された鋳型を用いた実施例を示す概略的な
側面図、第8図は第7図における貼着用シラツプ
の塗布装置の拡大断面図、第9図は同様に第7図
におけるフイルム貼着装置の拡大側面図である。 1……光拡散剤を含有したアクリル系樹脂板、
2……透明なアクリル系フイルム、3,3′……
鋳型(エンドレスベルト)、4……ガスケツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一方の鋳型の内面に予め透明なア
クリル系フイルムを貼着したのち、この鋳型とガ
スケツトによつて鋳込み重合用のセルを形成し、
しかるのちこのセルの中に光拡散剤を含有したア
クリル系樹脂のモノマーまたはその部分重合体を
注入し、これを重合硬化せしめてなることを特徴
とするアクリル系樹脂拡散板の製造方法。 2 鋳型が面板で構成されていることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のアクリル系樹脂拡
散板の製造方法。 3 透明なアクリル系フイルムを貼着する鋳型の
内面が、艶消し面、ヘアー・ライン面、レンチキ
ユラー面あるいはフレネル面となつていることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアクリル
系樹脂拡散板の製造方法。 4 鋳型が相対向して走行するエンドレスベルト
で構成されていることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のアクリル系樹脂拡散板の製造方
法。 5 光拡散剤が、シリカ、タルク、クレー、アル
ミナ・ホワイト、炭酸カルシウムのそれぞれ単独
ないしは2以上の混合物からなるものであること
を特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項、第
3項または第4項記載のアクリル系樹脂拡散板の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9156680A JPS5718251A (en) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | Acryl group resin diffusing board and its manufacture |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9156680A JPS5718251A (en) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | Acryl group resin diffusing board and its manufacture |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5718251A JPS5718251A (en) | 1982-01-30 |
| JPH0147310B2 true JPH0147310B2 (ja) | 1989-10-13 |
Family
ID=14030058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9156680A Granted JPS5718251A (en) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | Acryl group resin diffusing board and its manufacture |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5718251A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01138211A (ja) * | 1987-07-31 | 1989-05-31 | Sumitomo Chem Co Ltd | 多色・多層合成樹脂板の製造方法 |
| WO2005022208A1 (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | 表面微細構造をもつメタクリル系樹脂キャスト板及びその製造方法 |
| JP5009491B2 (ja) | 2004-05-11 | 2012-08-22 | 出光興産株式会社 | 液晶バックライト装置用プリズム一体型光拡散板 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2321248A1 (de) * | 1973-04-26 | 1974-10-31 | Siemens Ag | Anordnung zum betrieb eines einphaseninduktionsmotors mit einer schutzkleinspannung |
| JPS6051068B2 (ja) * | 1975-08-11 | 1985-11-12 | 株式会社日立製作所 | 受信装置 |
| JPS541353A (en) * | 1977-06-03 | 1979-01-08 | Omron Tateisi Electronics Co | Roll paper coating machine |
| JPS5593102A (en) * | 1979-01-05 | 1980-07-15 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Acrylic laminated plate for high diffusion of light |
| JPS55113561A (en) * | 1979-01-30 | 1980-09-02 | Mitsubishi Rayon Co | Acryl group synthetic resin board whose inside has optical dissusing layer* and its preparation |
-
1980
- 1980-07-04 JP JP9156680A patent/JPS5718251A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5718251A (en) | 1982-01-30 |
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