JPH0149908B2 - - Google Patents
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- JPH0149908B2 JPH0149908B2 JP60093848A JP9384885A JPH0149908B2 JP H0149908 B2 JPH0149908 B2 JP H0149908B2 JP 60093848 A JP60093848 A JP 60093848A JP 9384885 A JP9384885 A JP 9384885A JP H0149908 B2 JPH0149908 B2 JP H0149908B2
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- G01S7/064—Cathode-ray tube displays or other two dimensional or three-dimensional displays using a display memory for image processing
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- Remote Sensing (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、レーダー、ソナー等で得られる周
期性の入力情報をデイジタル化して実時間にてデ
ータの処理を行なうデータ処理方式に関する。 〔従来の技術〕 従来、レーダー等における信号表示方式の最も
一般的なものは、送信パルスの送出と同時にブラ
ウン管表示器の掃引電流をスタートせしめ、時々
刻々と得られる反射信号は増幅された後、実時間
のままブラウン管に加えて物標映像の表示を行う
ものである。この従来方式における1回の掃引信
号に対応する受信信号の時間的分布をみると、物
標の距離が掃引開始からの時間に比例して対応す
るため、、受信データは時間の経過と共に次々と
出現し、また次々と消失して行くものであるた
め、ここに実時間におけるデータの表示処理が必
要とされる。第1図はレーダーにおける送信波形
A、掃引波形Bおよび受信信号Cのそれぞれを横
軸に時間をとつて示したもので、上記の関係が理
解される。 しかしながら、例えばレーダーにおいて距離レ
ンジを、仮りに1/4マイルから120マイルまで複数
レンジにて切換えて指示させるとすると、掃引信
号の時間幅の最低と最高との比は480倍にも達し、
受信信号を実時間でそのまま表示すると、長距離
レンジに比して短距離レンジにおける表示装置の
輝度は著しく低下し、送信信号の繰り返し周波数
の可変範囲内の変化のみでは、この表示装置の輝
度変化を補うことができないという欠点がある。
この理由は、極めて短時間の電子ビームエネルギ
ーでは、ブラウン管の発光素子が充分な光出力を
生じないことに起因する。 この様な問題を解決するため現在までに考えら
れた方式は、第2図に示すように、アンテナ1か
ら受信機2を経て得られたアナログビデオ信号を
A.D変換器3によりデイジタル信号とし、このデ
イジタルデータを実時間でシフトレジスター等の
記憶装置4に書込みクロツクCL1に同期して順
次書込み、表示すべきレンジに対応する書込み時
間帯にわたる連続書込み動作によるデータの書込
みが全て完了すると、切換器5より書込みクロツ
クCL1とは異なる周波数の読出しクロツクCL2
に同期して、書込まれたデータを逐次読出し、こ
れを増幅器6を経て掃引信号発生器8からの信号
に対応して表示器7に加えて表示させるものであ
る。この場合、短距離レンジにおいては、読出し
クロツクCL2を書込みクロツクCL1に対し十分
低い周波数としておけば、時間的に拡張された受
信信号が表示器7に供給されることになり、短距
離レンジであつても十分なる輝度が得られる。第
3図は第2図の従来方式におけるタイミング波形
図で、送信波形A、受信ビデオ信号B、書込みゲ
ートC、読出しゲートD、読出しビデオ信号E、
掃引信号Fのそれぞれを時間軸をもつて表す。第
3図から明らかなように、書込み動作時間t1と読
出し動作時間t2とは、独立した別個の時間帯であ
つて、書込み動作時間が終了してから読出し動作
時間が開始される関係にある。従つて、この方式
では書込み時間t1と読出し時間t2の和の時間(t1
+t2)が必要であり、送信信号Aの繰り返し間隔
時間、即ち送信信号Aの周期Tは必ず時間(t1+
t2)より大きくする必要がある。この書込み時間
と読出し時間に依存した送信信号周期の制約は、
別に幾多の問題を生ずる。その1つは、送信パル
スの繰り返し周波数の上限が制限されることであ
る。即ち、繰り返し周波数は1/(t1+t2)以上
はとれないため低く抑えられ、特にアンテナ回転
速度が速い場合には、ブラウン管上の掃引密度が
粗となつて映像品質が悪化する。その2は、衝突
予防装置等の必要により、記憶装置からデータを
読出して必要なデータ処理を行ないたい場合に、
読出し時間の制限を受けて迅速な処理を実行し得
ない等々である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この発明の目的は、表示器レンジの変更にかか
わらず常に安定した表示輝度が保持されると共
に、実質的に記憶装置へのデータ書込み時間と同
装置からの読出し時間を重複させて作動させ、更
に近接電波源等による干渉波の発生の除去をも可
能としてデータ処理の高速化と信頼性の向上を実
現することのできる経済性および実用性に優れた
同期性の入力情報のデータ処理方式を提供するも
のである。 〔問題点を解決するための手段と作用〕 この発明においては、変換装置が周期性送信パ
ルスを送信した結果周期的に得られる受信信号
を、前記送信パルス幅内に少くとも1つ以上のサ
ンプリング・クロツクを有する第1のサンプリン
グ周波数によりデイジタル化し、該デイジタルデ
ータの数が記憶装置の容量を越えるときは、その
データの数に対応した整数比により前記デイジタ
ルデータの圧縮を行ない、前記変換装置から出力
されるデイジタル化、又は圧縮デイジタル化され
たデータの書込み並びに読出しが行なわれる複数
の領域を有する前記記憶装置を設け、書込み装置
が前記変換装置から第1のサンプリング周波数の
周期又はデータ圧縮周期毎に出力される各デイジ
タルデータを、該各デイジタルデータの保持時間
を2つに時分割した一方の時間を用いて、前記第
1のサンプリング周波数又は第2の書込み周波数
による時分割動作によつて、前記記憶装置に一定
の順序で領域を選択して書込む。また読出し装置
が前記記憶装置に記憶された各領域のデータを、
前記書込み装置の書込み動作開始に同期して読出
し動作を開始し、書込み装置が時分割書込み動作
で使用していない前記時分割された各データ保持
時間の他方の時間を利用した第3の読出し周波数
による時分割動作によつて、前記記憶装置の各領
域より読出し、相関装置が前記記憶装置の複数の
領域のうち、少なくとも2つ以上の領域から読出
されたデータ間の相関を求める。 そして、前記第1のサンプリング周波数と第2
の書込み周波数とは前記変換装置におけるデータ
の圧縮比に等しい整数比となるように設定され、
前記第1のサンプリング周波数又は第2の書込み
周波数と、第3の読出し周波数とは、前記周期的
に得られる受信信号の入力に同期して開始され
る、第1のサンプリング周波数又は第2の書込み
周波数による書込み動作と第3の読出し周波数に
よる読出し動作が、前記周期的に得られる受信信
号の周期内に終了する範囲内で、整数比となるよ
うに設定されていることを特徴とするものであ
る。 〔実施例〕 以下に図面を参照して、この発明によるデータ
処理方式の実施例を説明する。 まず、この発明のデータ処理方式における原理
的なタイミング波形図を第4図に示す。即ち、周
期Tで送出されるパルス幅τの送信パルスAの送
出により受信された受信ビデオ信号Bは、送信パ
ルスAの発生によりスタートする書込み信号Cに
よつて順序ランダム・アクセス・メモリ(以下、
RAMという)等の記憶装置に書込まれ、所要時
間t1の間にすべてのデータの書込み作業を完了す
る。一方、書込み信号とほぼ同時刻にスタートす
る読出し信号Dによつて記憶装置から先に書込ま
れたデータを所要時間t2にわたつて逐次読出し、
この読出された出力信号(読出しビデオ信号Eに
相当する)を掃引信号Fと共に表示器に加えて映
像表示を行なうものである。この結果、全データ
の読出し所要時間t2を書込み所要時間t1に重複し
て設定することを可能にするものであり、またレ
ンジ変更に伴う書込み所要時間t1の変更に対して
も、送信信号周期が単一の場合には読出し所要時
間t2の変更は不要であることから表示器に充分な
物標表示輝度が得られるものである。また、装置
が複数の送信信号周期を有する場合には、、これ
に対応させて複数の読出し所要時間t2を設定して
表示輝度の均一性を保持させることもできる。 第5図は記憶装置にRAM、例えばテキサスイ
ンストルメント社製のSN74S200等を用いた、こ
の発明の具体的な一実施例を示すブロツク図であ
り、第6図にその基本的なタイミング波形を示
す。 第5,6図に於いて、アナログ受信信号はアナ
ログ・デイジタル変換器(以下AD変換器とい
う)により1ビツト又は複数ビツトのデイジタル
量に変換される。AD変換器の一具体例として、
電圧比較器10で基準となる閾値レベルを設定
し、この閾値レベルを越えたとき論理レベル
“1”の出力を、また閾値以下のとき論理レベル
“0”の出力を得ることで1ビツトのデイジタル
量に変換する。実際の装置では閾値レベルを異に
する電圧比較器を複数用いて任意ビツト数のデイ
ジタル量を得るものであるが、以下説明を簡便に
するため、1ビツトのデイジタル量に変換する場
合を例にとる。 次に電圧比較器10の出力はラツチフリツプフ
ロツプ(以下ラツチFFという)12にサンプル
クロツクパルスA(第6図A)と共に入力され、
ラツチFF12の出力よりサンプルデータB(第6
図B)を得る。ここで使用するサンプルクロツク
パルスAは、各距離レンジに対応して得られる受
信ビデオ信号を実時間で記憶装置14に書込むた
め、次の基準により1又は複数種の周波数が選択
される。 第1の基準は、サンプルデータBの数が一定数
量又はこれの整数倍、即ち1,2,3,……,n
倍又は1/2,1/3,……,1/n等に近い数になるよ
うにサンプルクロツクパルスの周波数を定めるこ
とである。これは記憶装置14の記憶容量を各距
離レンジに対し一定もしくはその整数倍とするこ
とが望ましいことによる。 第2の基準は、これらのサンプルデータが掃引
信号と共にブラウン管上に表示された時、映像が
悪化しない程度にデータ数が多いようにサンプル
クロツク周波数を定めることである。 第3の基準は、小物標からの短時間反射信号を
も十分に捕捉して指示させるため、サンプルクロ
ツクAの繰り返し時間幅tscは、送信パルス幅τ
(第4図参照)より小さいことが好ましいことで
ある。詳述すると、例えば、パルス幅τの送信電
波を発射したとする。この場合において、最も時
間幅の小さい受信電波の時間幅は、ほぼτとな
る。このような受信電波としては、例えば、厚さ
がきわめて小さいブルキ板からの反射信号があ
る。従つて、この最小の時間幅の受信信号をサン
プルクロツクパルスで標本化するためには、1/
τ=0とすると、サンプルクロツクパルスの周波
数をその0より大きい値に選ぶ必要があり、サ
ンプリング定理からすれば、>20であること
が望ましい。第3の基準は、以上のような観点か
ら必要とされるものである。なお、仮に、サンプ
ルクロツクパルスの周波数を、を上記0より小
とし、繰り返し時間幅tscを送信パルス幅τより
も大きくすると、最少時間幅の受信信号がサンプ
ルされない場合があり得ることとなる。 以上の基準をもつて選択されたサンプルクロツ
クAによりラツチされたサンプルデータの各ビツ
トを、今D0,D1,D2,……,Doとする。これら
のデータは記憶装置14の対応する番地に書込み
ゲート信号の時間を通じてアドレス信号供給のも
とに順次書込まれる。書込みゲートCはサンプル
クロツクAにより起動され、サンプルクロツクA
の繰り返し時間の半分、tsc/2の時間経過後に
終了する。即ち、書込みゲート信号Cはサンプル
データ保持時間の前半のみ有効となる。回路的に
は、サンプルクロツクAと同一周期の書込みクロ
ツクを書込みアドレスカウンタ16に入力させ、
その出力から取り出されたアドレスデータと書込
みゲート信号Cとの論理積をアンド回路18で取
り出し、オア回路20を介して記憶装置14のア
ドレス入力端子AIに接続する。 この実施例では記憶装置としてRAM(74S200)
を用いており、そのメモリ―容量は256ビツトで
あり、8ビツトのアドレスデータにより番地の指
定が可能であるが、更に大きなメモリー容量を必
要とする場合には、RAMを複数個使用し、アド
レスカウンタ16の上位ビツト(9ビツト以上)
をデコードした出力の反転信号をRAMのCS端子
(チツプ選択端子)に接続すれば、順次該当する
RAMのICチツプの選択が可能となる。 更に記憶装置14としてのRAMに対するデー
タ書込みは、番地指定の他にWE(Write Enable)
信号が必要で、WE信号のタイミング及び時間幅
は各RAMの規格により指定され、第6図のWE
信号Dに示す如く、WE信号が入力される迄の所
要のセツトアツプ時間tws、WE信号の無効後も
引続き継続を必要とするアドレス信号のホールド
アツプ時間twH、及びWE信号の所要時間tWEの
それぞれを使用するRAMの規格に合うように定
めるものである。かくして、書込むべきデータ
D0,D1,D2,……,Do,に対応した番地を指定
するアドレスカウンタ16よりの信号、及び実際
の書込み動作を許容するWE信号を第6図に示す
相互のタイミングをもつて記憶装置14としての
RAMに供給することにより、デイジタル化され
た受信ビデオ信号が実時間において順次書込まれ
るものである。 次に、第5,6図を参照して、書込まれたデー
タの読出しを説明する。この記憶装置14からの
データ読出しは、書込み周波数とは異なる周波数
にて実行される。第6図の読出しゲートE、デー
タ出力F、ラツチクロツクG及びラツチ出力H
は、 (書込みデータ時間幅)/読出しデータ時間幅) =(ラツチクロツクGの周波数)/(サンプルクロツ
クAの周波数)=n の比が、1:1,1:2,1:3の場合を示した
もので、この発明の特長とするところは、この2
つのデータ時間幅の比nを1,1/2,1/3,……と
任意の整数比に定めることができることであり、
この結果、実時間で読込まれたデータの表示時間
を任意の整数倍に拡張してブラウン管上に表示す
ることができるので、距離レンジが小さくても、
ブラウン管上に表示される映像の輝度を十分なも
のと成しうる。 今、両データ時間比が1:2の場合を例にとつ
て説明すると、読出しクロツク周波数は書込みク
ロツク周波数の半分となり、この読出しクロツク
が読出しアドレスカウンタ22へ供給され、その
出力側に記憶装置14の読出し番地を指定するア
ドレスデータを、書込みゲートCに続いて発生す
る読出しゲート信号E2をアンド回路24に加え
ることにより取り出し、記憶装置14に供給す
る。即ち、読出しゲート信号E2は書込みゲート
信号Cの終了に同期してスタートし、次のサンプ
ルクロツクAの発生により終了する時間幅tsc/
2の信号であり、その発生割合は読出しクロツク
の周期に比例する。この結果、読出しゲート信号
は、サンプルデータBの保持時間tscの後半のみ
有効となる。これを読出しゲートE2についてみ
ると、先ず“0”番地を読出す読出しゲート信号
E2はサンプルデータD0が保持されている時間の
後半に略tsc/2の時間幅で発生し、次の“1”
番地の読出しゲート信号E2は、サンプルデータ
D2が保持されている時間の後半に略tso/2の時
間幅で順次発生するものである。 読出しゲート信号E2の発生で、アンド回路2
4よりオア回路20を介して記憶回路14に読出
しアドレスデータが供給されると、読出しゲート
信号E2のスタートから一定時間TAA(アドレスア
クセス時間)経過した後、記憶装置14より指定
番地のデータが読出され、データ出力F2を生ず
る。即ち、“0”番地指定についてはデータD0
が、また“1”番地指定についてはデータD1が
順次読出される。この出力データF2はラツチFF
26にラツチクロツクG2と共に供給され、次の
ラツチクロツクが入力されるまで記憶装置14か
ら読出されたデータを保持する。その結果、ラツ
チFF26のラツチ出力H2は、サンプルデータB
の保持時間の2倍の時間に拡張されたデータとし
て送出される。 このように、この発明のデータ処理方式におい
ては、記憶装置に対する書込み周波数と読出し周
波数との比を適当に選択することにより、実時間
で書込まれた受信ビデオデータを任意の時間幅に
拡張して読出すことができ、しかも書込みサイク
ルと読出しサイクルは実質的に重複した時間帯で
実行できる。従つて、ビデオ受信時間幅を任意の
倍数に拡張した信号を表示器に供給できるので、
ブラウン管上に十分な輝度による映像表示がで
き、また、実質的に書込み時間と読出し時間とを
重複してとれるので、プロセツサー等を用いたデ
ータの読出し活用、即ち、書込みゲート信号Cの
終了後の後半時間を読出しのため空けているの
で、任意のタイミングに任意のアドレス指定する
ことにより書込み動作中の読出しができるからで
ある。例えば書込み・読出しデータ時間幅の比が
1:2となる第6図のタイミング波形において、
サンプルデータD1に対応する後半の時間帯が明
いているので、この明き時間を利用した書込みデ
ータの読出しが割込み動作等により可能となる。 次に、この発明の基本方式を利用して改良され
た他の実施例による方式を説明する。第6図のタ
イミング波形から明らかな如く、第5図の実施例
において記憶装置14に書込むサンプルデータの
保持時間tscに対し、書込みアドレス信号を記憶
装置14に供給するための書込みゲート信号C
は、サンプルデータ保持時間の前半のtsc/2の
みである。これは、後半のtsc/2時間を読出ア
ドレスの供給に用いることから両者の重複を避け
るためのものである。従つて、入力データとして
利用できるのはサンプルデータ前半のtsc/2の
タイミングのみで、後半のtsc/2におけるサン
プルデータは有効に活用されないという結果を生
じている。 そこで、第5図の実施例におけるラツチFF1
2を第7図に示す回路構成に置き換えることによ
りサンプルデータの保持時間tsc全部にわたる有
効利用が可能となり、第7図の回路構成を用いた
ときの各部のタイミング波形を第8図に示す。 即ち、第7図においては電圧比較器でデイジタ
ル化された入力データをサンプリングクロツクA
と共に第1のラツチFF28に接続し、ラツチFF
28の出力とサンプリングクロツクAを第2のラ
ツチFF30に接続し、更にラツチFF28,30
の各出力をオア回路32でデータ出力として取出
すように構成したものである。 そこで、サンプリングクロツクの周波数が書込
みゲート周波数の2倍となる場合を示す第8図を
参照して、その動作を説明するに、まずデイジタ
ル化された入力データはラツチFF28に入力さ
れ、サンプリングクロツクAによつてラツチされ
て出力端にD0,D1,D2,……のデータ出力Bを
生じ、オア回路32に入力される。一方、ラツチ
FF28の出力BはラツチFF30に入力されクロ
ツクパルスAによつてラツチされ、その出力端に
ラツチFF28よりもサンプリングクロツクAの
1周期分遅れたタイミングで逐次D0,D1,D2,
……のデータ出力Cを生じ、同様にオア回路32
に入力される。その結果、オア回路32は、D0
+D1,D1+D2,D2+D3,D3+D4,D4+D5,…
…の信号を送出し、書込みゲートEをD0+D1,
D2+D3,D4+D5,……の信号が保持されるタイ
ミングに発生することで、読出しゲート信号Fが
必要となる時間を残しながら、全てのデータを有
効に書込むことができる。第8図の書込みゲート
Eと読出しゲートFは、両者の時間比が1:2の
場合である。通常レーダ或いはソナー等における
物標からの反射信号は、サンプリング数が充分大
きければ、1単位のみの単独物標信号が得られる
ことはまれで、多くの場合、複数単位にわたるサ
ンプリング間隔のあいだデータの喪失を避ける為
に複数単位のデータ信号を圧縮合成した信号をサ
ンプリングにより抽出しても問題はなく、第7図
のオア回路を用いたラツチ方式が実用的な効果を
奏するので、十分利用できる。 また、この実施例において、当初、サンプリン
グクロツクの周波数を十分に高くしておき、距離
分解能の良いデータを数多くサンプルしてデータ
に脱落がないようにしておき、しかる後にこれら
のデータを圧縮合成する。例えば、データ量を1/
2として記憶素子のメモリ容量の低減や応答周波
数を引下げることができ、安価な素子を少量で経
済的に回路を構成できる利点がある。 第9図は論理和演算でなく、入力データを各一
定時間間隔毎に偶数番データと奇数番データの2
系列データに分離し、それぞれ別個の記憶装置に
対し書込み及び読出しを行なうこの発明の他の実
施例を示すブロツク図であり、第10図に各部の
タイミング波形を示す。尚、第9図において、第
5図の実施例に共通する部分は、同一符号を付し
てその説明を省略する。 第9図において、ラツチFF34,36、記憶
装置14―1、ラツチFF26―1及びアンド回
路40―1が偶数番データ処理系列を構成し、ラ
ツチFF38、記憶装置14―2、ラツチFF26
―2及びアンド回路42が奇数番データ処理系列
を構成する。 そこで第10図を参照して第9図の動作を説明
するに、デイジタル入力AはラツチFF34,3
8の両方に加えられる。ラツチFF34には偶数
番データのみをラツチするためのサンプルクロツ
クφ1が、またラツチFF38には奇数番データの
みをラツチするためのサンプルクロツクφ2が加
えられ、サンプルクロツクφ1,φ2の周期は同一
で、サンプルクロツクφ2の位相はφ1より半周期
遅れている。その結果、ラツチFF34には偶数
番データD0,D2,D4,D6,D8,……がラツチさ
れ、またラツチFF38には奇数番データD1,
D3,D5,D7,D9,……がラツチされ、それぞれ
ラツチFF34出力D及びラツチFF38出力Eを
生ずる。更にラツチFF34の出力Dは、ラツチ
FF38の出力Eより半周期進んでいるので、ラ
ツチFF36に加えてサンプルクロツクφ2によつ
てラツチし、ラツチFF38の出力Eと同相のラ
ツチ出力Fを得る。かくして、ラツチFF36の
出力Fは偶数用記憶装置14―1へ、またラツチ
FF38の出力Eは奇数用記憶装置14―2へそ
れぞれ並列に入力される。記憶装置14―1,1
4―2に対する偶数番データ及び奇数番データの
書込みは、書込みアドレスカウンタ16よりのア
ドレス信号をアンド回路18に対する書込みゲー
トGのタイミングで取り出し、WE信号による書
込み許容条件のもとに同時に実行され、その動作
は第5図の実施例と同じになる。 またデータの読出しは、ラツチ出力データE,
Fの保持時間の後半のタイミングを利用して、書
込み時間に対し拡張された読出し時間に対応する
読出しクロツク周波数で動作させれば良い。第1
0図のタイミング波形では時間比が1:2となる
場合を詳細に示し、1:4の場合については一部
省略して示す。 そこで読出し動作を時間比1:2の場合を例に
とつて説明するに、記憶装置14―1,14―2
に対する読出しは、読出しアドレスカウンタ22
のアドレス信号をアンド回路24に対する読出し
ゲートJ2のタイミングで取り出してオア回路2
0より各記憶装置14―1,14―2に共通して
加え、アドレスアクセス時間だけ遅れて、データ
出力K2及びL2が読出され、それぞれラツチ
FF26―1,26―2に加えられ、ラツチクロ
ツクP2により読出されたデータは保持される。
次にラツチFF26―1,26―2までの並列デ
ータ信号を直列データ信号に変換するため、偶数
信号Qをアンド回路40―1に与えると共に奇数
信号をアンド回路40―2に与えて交互に取り
出し、オア回路42より合成信号Rを得る。 この第9図の実施例においては、記憶装置14
―1,14―2から読出された並列データを直列
データに変換しているため、書込みと読出しの時
間幅の倍率は、1:1,1:2,1:4,……,
1:2nとなり、奇数倍の比をとることができな
い。しかしながら、例えばレーダ等の距離レンジ
等は3マイル、6マイル、12マイル、24マイルの
ように偶数倍を採用することが多いので、拡張読
出時間比が偶数倍に限定されても、表示輝度の均
一性は十分得られ、実用上問題はない。 以上の第9図に示した実施例における実用上の
利点を述べると次の通りである。レーダ等の短距
離レンジにおける受信データに対し、良好な距離
分解能でサンプリングを行うためには、サンプリ
ング周波数を高くする必要がある。例えば50MHz
程度のサンプリング周波数を第5図に示す装置に
適用したとすると、、汎用のTTL素子では応答性
に問題があり、きわめて高価なECL等の高速素
子(記憶素子や論理素子)を必要とする。 しかし、かかるサンプリング周波数を第9図に
示す装置に適用しても、第10図に示すように当
初の1/2の2つのサンプルクロツクφ1及びφ2、す
なわち25MHzのクロツク速度により動作する記憶
素子等を使用できるので、汎用で安価な素子の使
用が可能となり、きわめて経済的な回路構成とす
ることができ、経済面での実用的効果が大きい。 なお、上記実施例に対し、書込みと読出しの時
間比の奇数倍としたい場合には、第11図に示さ
れるタイミング波形による処理を実行すれば良
く、第10図のタイミング波形との相違は、次の
3点となる。 第1点として、ラツチFF34の出力Dをその
まま偶数用の記憶装置14―1に書込むことであ
り、そのため第2点として偶数用書込みゲート
GEVと奇数用書込みゲートGODの2種類を必要と
し、更に第3点として読出ゲートも偶数用のJEV
と奇数用のJODを、また読出しデータを保持する
ためのラツチクロツクも偶数用のPEVと奇数用の
PODの2種類をそれぞれ必要とする。他のタイミ
ング動作は第10図の場合と全く同じである。ま
た、第11図に示す動作を実現するための回路構
成は、第9図の実施例においてラツチFF36を
バイパスもしくは除去してラツチFF34の出力
を直接記憶装置14―1に接続すること、書込み
及び読出しのためのアドレス系統を各記憶装置1
4―1,14―2毎に個別に設ける等の一部の変
更をもつて容易に成しうる。 更に、時間比を偶数倍にも奇数倍にも選択可能
な回路構成としても良く、例えばレーダ等の距離
レンジの変更と連動され、選択された距離レンジ
に対応して、回路構成を自動的に変更して、任意
の比率を得ることもできる。 尚、以上の実施例においては、データ書込み時
間に対するデータ読出し時間の比率を整数倍とす
る場合を例にとつたが、逆に整数分の1となる比
率とすることも可能である。このようにデータ書
込み時間に対しデータ読出し時間を少なくする理
由は、長距離レンジに設定している場合、データ
書込み時間に対応してデータ読出し時間も長くな
り、表示器の輝度が必要以上となるので、この表
示輝度を全ての距離レンジに亘り均一に保つため
に必要となる。特に、レーダスクリーンが暗室等
に設置されている場合に最適となる。具体的に
は、データ書込み後、次の周期において前の周期
に書込まれたデータを読出すことになる。 次に、以上述べたこの発明によるデータ処理方
式の他の実施例として、干渉波の処理を付加した
方式について説明する。 一般にレーダ、ソナー等において、近接する他
船からの送信信号により渦状等の干渉波を生じ、
この干渉波の除去が必要とされており、この実施
例のデータ処理方式は表示輝度の均一性を実現し
つつ、不周期性干渉波の除去を実現するものであ
る。 第12図は、1周期前の受信ビデオデータと今
回の受信ビデオデータとの相関を求めることによ
り干渉波を除去する、この発明の実施例を示すブ
ロツク図で、第13図はこの実施例における各部
のタイミング波形を示す。尚、第12図において
前述の第5,9図の実施例に共通する部分は説明
を簡便にするため同一符号を付して表す。また、
第13図において送信パルスAに付された#0,
#1,#2,……の番号は、送信パルスの送出番
号を示し、偶数信号Bは偶数番送信パルスにより
発生し奇数番送信パルスで終了する偶数/奇数識
別用の信号であり、更に偶数用記憶装置14―1
に対する書込みゲート信号C及び読出しゲート信
号D、奇数用記憶装置14―2に対する書込みゲ
ート信号E及び読出しゲート信号F、掃引信号
D、相関出力信号Hのそれぞれが示される。 第12,13図を参照して、その動作を説明す
ると、今、最初の送信パルス#0が送出され、こ
の受信ビデオ信号が得られると、前述の実施例と
同様にして、偶数用記憶装置14―1に対するデ
ータの書込みと読出しが行なわれる。しかし、こ
の最初の受信ビデオについては、相関回路50に
て相関を求めるべき過去のデータが無いので、掃
引信号Gと相関出力Hの発生は行なわれない。次
に、#1の送信パルスが送出され、その受信ビデ
オが得られると、こんどは奇数用記憶装置14―
2に対するデータの書込みと読出しが行なわれ
る。この記憶装置14―2からの奇数番データの
読出しと全く同じタイミングに、前回の#0送信
パルスで得られた偶数番データの読出しが記憶装
置14―1から行なわれ、各読出し出力は別個の
ラツチFF26―1,26―2でラツチされ、相
関回路50にて両信号の相関出力信号Hが得ら
れ、これを掃引信号Gと共に表示器に加えて表示
するものである。 この相関回路50の具体例の1つとして、両信
号の積を求める演算回路を用いることができる。
この演算回路を数式的にみると、1周期の時間間
隔をτとするとx(t)・x(t―τ)、即ち両デイ
ジタル信号の乗算による積を求める演算を実行す
ることとなる。また別の具体例としては、デイジ
タル論理演算として単純に両信号の論理積を取り
出すアンド回路を用いることによつても干渉波の
除去が簡単に行なわれ、且つ前述の実施例と同様
に表示輝度の制御ができる。 尚、第12図の実施例における偶数番ビデオデ
ータと奇数番ビデオデータの記憶装置14―1に
対する書込みは、ラツチFF12よりの偶数番デ
ータはアンド回路44―1に対する偶数信号Bの
印加によつて記憶装置14―1のデータ入力端子
に、また奇数番データはアンド回路44―2に対
する奇数信号の印加によつて記憶装置14―2
のデータ入力端子に交互に加えられ、各記憶装置
14―1,14―2に対する書込みは、書込みア
ドレスカウンタ16、アンド回路18及びオア回
路20を通じて得られるアドレス信号及び各デー
タの書込みを有効とするアンド回路46―1,4
6―2よりの偶数信号B、奇数信号の生成の下
に加えられるWE信号の供給を通じて行なわれ
る。また、各記憶装置14―1,14―2に対す
るデータ読出しも、読出しアドレスカウンタ2
2、アンド回路24及びオア回路20により前述
の実施例と同様に実行されるものである。 また、第12,13図の実施例においては、説
明の都合上、一周期前の受信信号との相関を求め
る場合を説明したが、記憶装置を更に増加して複
数系列とすることで、複数周期前からの複数の読
出し信号の間での相関を求めることもできる。例
えば、記憶装置として3系列のRAM1,2,3
を用いて
期性の入力情報をデイジタル化して実時間にてデ
ータの処理を行なうデータ処理方式に関する。 〔従来の技術〕 従来、レーダー等における信号表示方式の最も
一般的なものは、送信パルスの送出と同時にブラ
ウン管表示器の掃引電流をスタートせしめ、時々
刻々と得られる反射信号は増幅された後、実時間
のままブラウン管に加えて物標映像の表示を行う
ものである。この従来方式における1回の掃引信
号に対応する受信信号の時間的分布をみると、物
標の距離が掃引開始からの時間に比例して対応す
るため、、受信データは時間の経過と共に次々と
出現し、また次々と消失して行くものであるた
め、ここに実時間におけるデータの表示処理が必
要とされる。第1図はレーダーにおける送信波形
A、掃引波形Bおよび受信信号Cのそれぞれを横
軸に時間をとつて示したもので、上記の関係が理
解される。 しかしながら、例えばレーダーにおいて距離レ
ンジを、仮りに1/4マイルから120マイルまで複数
レンジにて切換えて指示させるとすると、掃引信
号の時間幅の最低と最高との比は480倍にも達し、
受信信号を実時間でそのまま表示すると、長距離
レンジに比して短距離レンジにおける表示装置の
輝度は著しく低下し、送信信号の繰り返し周波数
の可変範囲内の変化のみでは、この表示装置の輝
度変化を補うことができないという欠点がある。
この理由は、極めて短時間の電子ビームエネルギ
ーでは、ブラウン管の発光素子が充分な光出力を
生じないことに起因する。 この様な問題を解決するため現在までに考えら
れた方式は、第2図に示すように、アンテナ1か
ら受信機2を経て得られたアナログビデオ信号を
A.D変換器3によりデイジタル信号とし、このデ
イジタルデータを実時間でシフトレジスター等の
記憶装置4に書込みクロツクCL1に同期して順
次書込み、表示すべきレンジに対応する書込み時
間帯にわたる連続書込み動作によるデータの書込
みが全て完了すると、切換器5より書込みクロツ
クCL1とは異なる周波数の読出しクロツクCL2
に同期して、書込まれたデータを逐次読出し、こ
れを増幅器6を経て掃引信号発生器8からの信号
に対応して表示器7に加えて表示させるものであ
る。この場合、短距離レンジにおいては、読出し
クロツクCL2を書込みクロツクCL1に対し十分
低い周波数としておけば、時間的に拡張された受
信信号が表示器7に供給されることになり、短距
離レンジであつても十分なる輝度が得られる。第
3図は第2図の従来方式におけるタイミング波形
図で、送信波形A、受信ビデオ信号B、書込みゲ
ートC、読出しゲートD、読出しビデオ信号E、
掃引信号Fのそれぞれを時間軸をもつて表す。第
3図から明らかなように、書込み動作時間t1と読
出し動作時間t2とは、独立した別個の時間帯であ
つて、書込み動作時間が終了してから読出し動作
時間が開始される関係にある。従つて、この方式
では書込み時間t1と読出し時間t2の和の時間(t1
+t2)が必要であり、送信信号Aの繰り返し間隔
時間、即ち送信信号Aの周期Tは必ず時間(t1+
t2)より大きくする必要がある。この書込み時間
と読出し時間に依存した送信信号周期の制約は、
別に幾多の問題を生ずる。その1つは、送信パル
スの繰り返し周波数の上限が制限されることであ
る。即ち、繰り返し周波数は1/(t1+t2)以上
はとれないため低く抑えられ、特にアンテナ回転
速度が速い場合には、ブラウン管上の掃引密度が
粗となつて映像品質が悪化する。その2は、衝突
予防装置等の必要により、記憶装置からデータを
読出して必要なデータ処理を行ないたい場合に、
読出し時間の制限を受けて迅速な処理を実行し得
ない等々である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この発明の目的は、表示器レンジの変更にかか
わらず常に安定した表示輝度が保持されると共
に、実質的に記憶装置へのデータ書込み時間と同
装置からの読出し時間を重複させて作動させ、更
に近接電波源等による干渉波の発生の除去をも可
能としてデータ処理の高速化と信頼性の向上を実
現することのできる経済性および実用性に優れた
同期性の入力情報のデータ処理方式を提供するも
のである。 〔問題点を解決するための手段と作用〕 この発明においては、変換装置が周期性送信パ
ルスを送信した結果周期的に得られる受信信号
を、前記送信パルス幅内に少くとも1つ以上のサ
ンプリング・クロツクを有する第1のサンプリン
グ周波数によりデイジタル化し、該デイジタルデ
ータの数が記憶装置の容量を越えるときは、その
データの数に対応した整数比により前記デイジタ
ルデータの圧縮を行ない、前記変換装置から出力
されるデイジタル化、又は圧縮デイジタル化され
たデータの書込み並びに読出しが行なわれる複数
の領域を有する前記記憶装置を設け、書込み装置
が前記変換装置から第1のサンプリング周波数の
周期又はデータ圧縮周期毎に出力される各デイジ
タルデータを、該各デイジタルデータの保持時間
を2つに時分割した一方の時間を用いて、前記第
1のサンプリング周波数又は第2の書込み周波数
による時分割動作によつて、前記記憶装置に一定
の順序で領域を選択して書込む。また読出し装置
が前記記憶装置に記憶された各領域のデータを、
前記書込み装置の書込み動作開始に同期して読出
し動作を開始し、書込み装置が時分割書込み動作
で使用していない前記時分割された各データ保持
時間の他方の時間を利用した第3の読出し周波数
による時分割動作によつて、前記記憶装置の各領
域より読出し、相関装置が前記記憶装置の複数の
領域のうち、少なくとも2つ以上の領域から読出
されたデータ間の相関を求める。 そして、前記第1のサンプリング周波数と第2
の書込み周波数とは前記変換装置におけるデータ
の圧縮比に等しい整数比となるように設定され、
前記第1のサンプリング周波数又は第2の書込み
周波数と、第3の読出し周波数とは、前記周期的
に得られる受信信号の入力に同期して開始され
る、第1のサンプリング周波数又は第2の書込み
周波数による書込み動作と第3の読出し周波数に
よる読出し動作が、前記周期的に得られる受信信
号の周期内に終了する範囲内で、整数比となるよ
うに設定されていることを特徴とするものであ
る。 〔実施例〕 以下に図面を参照して、この発明によるデータ
処理方式の実施例を説明する。 まず、この発明のデータ処理方式における原理
的なタイミング波形図を第4図に示す。即ち、周
期Tで送出されるパルス幅τの送信パルスAの送
出により受信された受信ビデオ信号Bは、送信パ
ルスAの発生によりスタートする書込み信号Cに
よつて順序ランダム・アクセス・メモリ(以下、
RAMという)等の記憶装置に書込まれ、所要時
間t1の間にすべてのデータの書込み作業を完了す
る。一方、書込み信号とほぼ同時刻にスタートす
る読出し信号Dによつて記憶装置から先に書込ま
れたデータを所要時間t2にわたつて逐次読出し、
この読出された出力信号(読出しビデオ信号Eに
相当する)を掃引信号Fと共に表示器に加えて映
像表示を行なうものである。この結果、全データ
の読出し所要時間t2を書込み所要時間t1に重複し
て設定することを可能にするものであり、またレ
ンジ変更に伴う書込み所要時間t1の変更に対して
も、送信信号周期が単一の場合には読出し所要時
間t2の変更は不要であることから表示器に充分な
物標表示輝度が得られるものである。また、装置
が複数の送信信号周期を有する場合には、、これ
に対応させて複数の読出し所要時間t2を設定して
表示輝度の均一性を保持させることもできる。 第5図は記憶装置にRAM、例えばテキサスイ
ンストルメント社製のSN74S200等を用いた、こ
の発明の具体的な一実施例を示すブロツク図であ
り、第6図にその基本的なタイミング波形を示
す。 第5,6図に於いて、アナログ受信信号はアナ
ログ・デイジタル変換器(以下AD変換器とい
う)により1ビツト又は複数ビツトのデイジタル
量に変換される。AD変換器の一具体例として、
電圧比較器10で基準となる閾値レベルを設定
し、この閾値レベルを越えたとき論理レベル
“1”の出力を、また閾値以下のとき論理レベル
“0”の出力を得ることで1ビツトのデイジタル
量に変換する。実際の装置では閾値レベルを異に
する電圧比較器を複数用いて任意ビツト数のデイ
ジタル量を得るものであるが、以下説明を簡便に
するため、1ビツトのデイジタル量に変換する場
合を例にとる。 次に電圧比較器10の出力はラツチフリツプフ
ロツプ(以下ラツチFFという)12にサンプル
クロツクパルスA(第6図A)と共に入力され、
ラツチFF12の出力よりサンプルデータB(第6
図B)を得る。ここで使用するサンプルクロツク
パルスAは、各距離レンジに対応して得られる受
信ビデオ信号を実時間で記憶装置14に書込むた
め、次の基準により1又は複数種の周波数が選択
される。 第1の基準は、サンプルデータBの数が一定数
量又はこれの整数倍、即ち1,2,3,……,n
倍又は1/2,1/3,……,1/n等に近い数になるよ
うにサンプルクロツクパルスの周波数を定めるこ
とである。これは記憶装置14の記憶容量を各距
離レンジに対し一定もしくはその整数倍とするこ
とが望ましいことによる。 第2の基準は、これらのサンプルデータが掃引
信号と共にブラウン管上に表示された時、映像が
悪化しない程度にデータ数が多いようにサンプル
クロツク周波数を定めることである。 第3の基準は、小物標からの短時間反射信号を
も十分に捕捉して指示させるため、サンプルクロ
ツクAの繰り返し時間幅tscは、送信パルス幅τ
(第4図参照)より小さいことが好ましいことで
ある。詳述すると、例えば、パルス幅τの送信電
波を発射したとする。この場合において、最も時
間幅の小さい受信電波の時間幅は、ほぼτとな
る。このような受信電波としては、例えば、厚さ
がきわめて小さいブルキ板からの反射信号があ
る。従つて、この最小の時間幅の受信信号をサン
プルクロツクパルスで標本化するためには、1/
τ=0とすると、サンプルクロツクパルスの周波
数をその0より大きい値に選ぶ必要があり、サ
ンプリング定理からすれば、>20であること
が望ましい。第3の基準は、以上のような観点か
ら必要とされるものである。なお、仮に、サンプ
ルクロツクパルスの周波数を、を上記0より小
とし、繰り返し時間幅tscを送信パルス幅τより
も大きくすると、最少時間幅の受信信号がサンプ
ルされない場合があり得ることとなる。 以上の基準をもつて選択されたサンプルクロツ
クAによりラツチされたサンプルデータの各ビツ
トを、今D0,D1,D2,……,Doとする。これら
のデータは記憶装置14の対応する番地に書込み
ゲート信号の時間を通じてアドレス信号供給のも
とに順次書込まれる。書込みゲートCはサンプル
クロツクAにより起動され、サンプルクロツクA
の繰り返し時間の半分、tsc/2の時間経過後に
終了する。即ち、書込みゲート信号Cはサンプル
データ保持時間の前半のみ有効となる。回路的に
は、サンプルクロツクAと同一周期の書込みクロ
ツクを書込みアドレスカウンタ16に入力させ、
その出力から取り出されたアドレスデータと書込
みゲート信号Cとの論理積をアンド回路18で取
り出し、オア回路20を介して記憶装置14のア
ドレス入力端子AIに接続する。 この実施例では記憶装置としてRAM(74S200)
を用いており、そのメモリ―容量は256ビツトで
あり、8ビツトのアドレスデータにより番地の指
定が可能であるが、更に大きなメモリー容量を必
要とする場合には、RAMを複数個使用し、アド
レスカウンタ16の上位ビツト(9ビツト以上)
をデコードした出力の反転信号をRAMのCS端子
(チツプ選択端子)に接続すれば、順次該当する
RAMのICチツプの選択が可能となる。 更に記憶装置14としてのRAMに対するデー
タ書込みは、番地指定の他にWE(Write Enable)
信号が必要で、WE信号のタイミング及び時間幅
は各RAMの規格により指定され、第6図のWE
信号Dに示す如く、WE信号が入力される迄の所
要のセツトアツプ時間tws、WE信号の無効後も
引続き継続を必要とするアドレス信号のホールド
アツプ時間twH、及びWE信号の所要時間tWEの
それぞれを使用するRAMの規格に合うように定
めるものである。かくして、書込むべきデータ
D0,D1,D2,……,Do,に対応した番地を指定
するアドレスカウンタ16よりの信号、及び実際
の書込み動作を許容するWE信号を第6図に示す
相互のタイミングをもつて記憶装置14としての
RAMに供給することにより、デイジタル化され
た受信ビデオ信号が実時間において順次書込まれ
るものである。 次に、第5,6図を参照して、書込まれたデー
タの読出しを説明する。この記憶装置14からの
データ読出しは、書込み周波数とは異なる周波数
にて実行される。第6図の読出しゲートE、デー
タ出力F、ラツチクロツクG及びラツチ出力H
は、 (書込みデータ時間幅)/読出しデータ時間幅) =(ラツチクロツクGの周波数)/(サンプルクロツ
クAの周波数)=n の比が、1:1,1:2,1:3の場合を示した
もので、この発明の特長とするところは、この2
つのデータ時間幅の比nを1,1/2,1/3,……と
任意の整数比に定めることができることであり、
この結果、実時間で読込まれたデータの表示時間
を任意の整数倍に拡張してブラウン管上に表示す
ることができるので、距離レンジが小さくても、
ブラウン管上に表示される映像の輝度を十分なも
のと成しうる。 今、両データ時間比が1:2の場合を例にとつ
て説明すると、読出しクロツク周波数は書込みク
ロツク周波数の半分となり、この読出しクロツク
が読出しアドレスカウンタ22へ供給され、その
出力側に記憶装置14の読出し番地を指定するア
ドレスデータを、書込みゲートCに続いて発生す
る読出しゲート信号E2をアンド回路24に加え
ることにより取り出し、記憶装置14に供給す
る。即ち、読出しゲート信号E2は書込みゲート
信号Cの終了に同期してスタートし、次のサンプ
ルクロツクAの発生により終了する時間幅tsc/
2の信号であり、その発生割合は読出しクロツク
の周期に比例する。この結果、読出しゲート信号
は、サンプルデータBの保持時間tscの後半のみ
有効となる。これを読出しゲートE2についてみ
ると、先ず“0”番地を読出す読出しゲート信号
E2はサンプルデータD0が保持されている時間の
後半に略tsc/2の時間幅で発生し、次の“1”
番地の読出しゲート信号E2は、サンプルデータ
D2が保持されている時間の後半に略tso/2の時
間幅で順次発生するものである。 読出しゲート信号E2の発生で、アンド回路2
4よりオア回路20を介して記憶回路14に読出
しアドレスデータが供給されると、読出しゲート
信号E2のスタートから一定時間TAA(アドレスア
クセス時間)経過した後、記憶装置14より指定
番地のデータが読出され、データ出力F2を生ず
る。即ち、“0”番地指定についてはデータD0
が、また“1”番地指定についてはデータD1が
順次読出される。この出力データF2はラツチFF
26にラツチクロツクG2と共に供給され、次の
ラツチクロツクが入力されるまで記憶装置14か
ら読出されたデータを保持する。その結果、ラツ
チFF26のラツチ出力H2は、サンプルデータB
の保持時間の2倍の時間に拡張されたデータとし
て送出される。 このように、この発明のデータ処理方式におい
ては、記憶装置に対する書込み周波数と読出し周
波数との比を適当に選択することにより、実時間
で書込まれた受信ビデオデータを任意の時間幅に
拡張して読出すことができ、しかも書込みサイク
ルと読出しサイクルは実質的に重複した時間帯で
実行できる。従つて、ビデオ受信時間幅を任意の
倍数に拡張した信号を表示器に供給できるので、
ブラウン管上に十分な輝度による映像表示がで
き、また、実質的に書込み時間と読出し時間とを
重複してとれるので、プロセツサー等を用いたデ
ータの読出し活用、即ち、書込みゲート信号Cの
終了後の後半時間を読出しのため空けているの
で、任意のタイミングに任意のアドレス指定する
ことにより書込み動作中の読出しができるからで
ある。例えば書込み・読出しデータ時間幅の比が
1:2となる第6図のタイミング波形において、
サンプルデータD1に対応する後半の時間帯が明
いているので、この明き時間を利用した書込みデ
ータの読出しが割込み動作等により可能となる。 次に、この発明の基本方式を利用して改良され
た他の実施例による方式を説明する。第6図のタ
イミング波形から明らかな如く、第5図の実施例
において記憶装置14に書込むサンプルデータの
保持時間tscに対し、書込みアドレス信号を記憶
装置14に供給するための書込みゲート信号C
は、サンプルデータ保持時間の前半のtsc/2の
みである。これは、後半のtsc/2時間を読出ア
ドレスの供給に用いることから両者の重複を避け
るためのものである。従つて、入力データとして
利用できるのはサンプルデータ前半のtsc/2の
タイミングのみで、後半のtsc/2におけるサン
プルデータは有効に活用されないという結果を生
じている。 そこで、第5図の実施例におけるラツチFF1
2を第7図に示す回路構成に置き換えることによ
りサンプルデータの保持時間tsc全部にわたる有
効利用が可能となり、第7図の回路構成を用いた
ときの各部のタイミング波形を第8図に示す。 即ち、第7図においては電圧比較器でデイジタ
ル化された入力データをサンプリングクロツクA
と共に第1のラツチFF28に接続し、ラツチFF
28の出力とサンプリングクロツクAを第2のラ
ツチFF30に接続し、更にラツチFF28,30
の各出力をオア回路32でデータ出力として取出
すように構成したものである。 そこで、サンプリングクロツクの周波数が書込
みゲート周波数の2倍となる場合を示す第8図を
参照して、その動作を説明するに、まずデイジタ
ル化された入力データはラツチFF28に入力さ
れ、サンプリングクロツクAによつてラツチされ
て出力端にD0,D1,D2,……のデータ出力Bを
生じ、オア回路32に入力される。一方、ラツチ
FF28の出力BはラツチFF30に入力されクロ
ツクパルスAによつてラツチされ、その出力端に
ラツチFF28よりもサンプリングクロツクAの
1周期分遅れたタイミングで逐次D0,D1,D2,
……のデータ出力Cを生じ、同様にオア回路32
に入力される。その結果、オア回路32は、D0
+D1,D1+D2,D2+D3,D3+D4,D4+D5,…
…の信号を送出し、書込みゲートEをD0+D1,
D2+D3,D4+D5,……の信号が保持されるタイ
ミングに発生することで、読出しゲート信号Fが
必要となる時間を残しながら、全てのデータを有
効に書込むことができる。第8図の書込みゲート
Eと読出しゲートFは、両者の時間比が1:2の
場合である。通常レーダ或いはソナー等における
物標からの反射信号は、サンプリング数が充分大
きければ、1単位のみの単独物標信号が得られる
ことはまれで、多くの場合、複数単位にわたるサ
ンプリング間隔のあいだデータの喪失を避ける為
に複数単位のデータ信号を圧縮合成した信号をサ
ンプリングにより抽出しても問題はなく、第7図
のオア回路を用いたラツチ方式が実用的な効果を
奏するので、十分利用できる。 また、この実施例において、当初、サンプリン
グクロツクの周波数を十分に高くしておき、距離
分解能の良いデータを数多くサンプルしてデータ
に脱落がないようにしておき、しかる後にこれら
のデータを圧縮合成する。例えば、データ量を1/
2として記憶素子のメモリ容量の低減や応答周波
数を引下げることができ、安価な素子を少量で経
済的に回路を構成できる利点がある。 第9図は論理和演算でなく、入力データを各一
定時間間隔毎に偶数番データと奇数番データの2
系列データに分離し、それぞれ別個の記憶装置に
対し書込み及び読出しを行なうこの発明の他の実
施例を示すブロツク図であり、第10図に各部の
タイミング波形を示す。尚、第9図において、第
5図の実施例に共通する部分は、同一符号を付し
てその説明を省略する。 第9図において、ラツチFF34,36、記憶
装置14―1、ラツチFF26―1及びアンド回
路40―1が偶数番データ処理系列を構成し、ラ
ツチFF38、記憶装置14―2、ラツチFF26
―2及びアンド回路42が奇数番データ処理系列
を構成する。 そこで第10図を参照して第9図の動作を説明
するに、デイジタル入力AはラツチFF34,3
8の両方に加えられる。ラツチFF34には偶数
番データのみをラツチするためのサンプルクロツ
クφ1が、またラツチFF38には奇数番データの
みをラツチするためのサンプルクロツクφ2が加
えられ、サンプルクロツクφ1,φ2の周期は同一
で、サンプルクロツクφ2の位相はφ1より半周期
遅れている。その結果、ラツチFF34には偶数
番データD0,D2,D4,D6,D8,……がラツチさ
れ、またラツチFF38には奇数番データD1,
D3,D5,D7,D9,……がラツチされ、それぞれ
ラツチFF34出力D及びラツチFF38出力Eを
生ずる。更にラツチFF34の出力Dは、ラツチ
FF38の出力Eより半周期進んでいるので、ラ
ツチFF36に加えてサンプルクロツクφ2によつ
てラツチし、ラツチFF38の出力Eと同相のラ
ツチ出力Fを得る。かくして、ラツチFF36の
出力Fは偶数用記憶装置14―1へ、またラツチ
FF38の出力Eは奇数用記憶装置14―2へそ
れぞれ並列に入力される。記憶装置14―1,1
4―2に対する偶数番データ及び奇数番データの
書込みは、書込みアドレスカウンタ16よりのア
ドレス信号をアンド回路18に対する書込みゲー
トGのタイミングで取り出し、WE信号による書
込み許容条件のもとに同時に実行され、その動作
は第5図の実施例と同じになる。 またデータの読出しは、ラツチ出力データE,
Fの保持時間の後半のタイミングを利用して、書
込み時間に対し拡張された読出し時間に対応する
読出しクロツク周波数で動作させれば良い。第1
0図のタイミング波形では時間比が1:2となる
場合を詳細に示し、1:4の場合については一部
省略して示す。 そこで読出し動作を時間比1:2の場合を例に
とつて説明するに、記憶装置14―1,14―2
に対する読出しは、読出しアドレスカウンタ22
のアドレス信号をアンド回路24に対する読出し
ゲートJ2のタイミングで取り出してオア回路2
0より各記憶装置14―1,14―2に共通して
加え、アドレスアクセス時間だけ遅れて、データ
出力K2及びL2が読出され、それぞれラツチ
FF26―1,26―2に加えられ、ラツチクロ
ツクP2により読出されたデータは保持される。
次にラツチFF26―1,26―2までの並列デ
ータ信号を直列データ信号に変換するため、偶数
信号Qをアンド回路40―1に与えると共に奇数
信号をアンド回路40―2に与えて交互に取り
出し、オア回路42より合成信号Rを得る。 この第9図の実施例においては、記憶装置14
―1,14―2から読出された並列データを直列
データに変換しているため、書込みと読出しの時
間幅の倍率は、1:1,1:2,1:4,……,
1:2nとなり、奇数倍の比をとることができな
い。しかしながら、例えばレーダ等の距離レンジ
等は3マイル、6マイル、12マイル、24マイルの
ように偶数倍を採用することが多いので、拡張読
出時間比が偶数倍に限定されても、表示輝度の均
一性は十分得られ、実用上問題はない。 以上の第9図に示した実施例における実用上の
利点を述べると次の通りである。レーダ等の短距
離レンジにおける受信データに対し、良好な距離
分解能でサンプリングを行うためには、サンプリ
ング周波数を高くする必要がある。例えば50MHz
程度のサンプリング周波数を第5図に示す装置に
適用したとすると、、汎用のTTL素子では応答性
に問題があり、きわめて高価なECL等の高速素
子(記憶素子や論理素子)を必要とする。 しかし、かかるサンプリング周波数を第9図に
示す装置に適用しても、第10図に示すように当
初の1/2の2つのサンプルクロツクφ1及びφ2、す
なわち25MHzのクロツク速度により動作する記憶
素子等を使用できるので、汎用で安価な素子の使
用が可能となり、きわめて経済的な回路構成とす
ることができ、経済面での実用的効果が大きい。 なお、上記実施例に対し、書込みと読出しの時
間比の奇数倍としたい場合には、第11図に示さ
れるタイミング波形による処理を実行すれば良
く、第10図のタイミング波形との相違は、次の
3点となる。 第1点として、ラツチFF34の出力Dをその
まま偶数用の記憶装置14―1に書込むことであ
り、そのため第2点として偶数用書込みゲート
GEVと奇数用書込みゲートGODの2種類を必要と
し、更に第3点として読出ゲートも偶数用のJEV
と奇数用のJODを、また読出しデータを保持する
ためのラツチクロツクも偶数用のPEVと奇数用の
PODの2種類をそれぞれ必要とする。他のタイミ
ング動作は第10図の場合と全く同じである。ま
た、第11図に示す動作を実現するための回路構
成は、第9図の実施例においてラツチFF36を
バイパスもしくは除去してラツチFF34の出力
を直接記憶装置14―1に接続すること、書込み
及び読出しのためのアドレス系統を各記憶装置1
4―1,14―2毎に個別に設ける等の一部の変
更をもつて容易に成しうる。 更に、時間比を偶数倍にも奇数倍にも選択可能
な回路構成としても良く、例えばレーダ等の距離
レンジの変更と連動され、選択された距離レンジ
に対応して、回路構成を自動的に変更して、任意
の比率を得ることもできる。 尚、以上の実施例においては、データ書込み時
間に対するデータ読出し時間の比率を整数倍とす
る場合を例にとつたが、逆に整数分の1となる比
率とすることも可能である。このようにデータ書
込み時間に対しデータ読出し時間を少なくする理
由は、長距離レンジに設定している場合、データ
書込み時間に対応してデータ読出し時間も長くな
り、表示器の輝度が必要以上となるので、この表
示輝度を全ての距離レンジに亘り均一に保つため
に必要となる。特に、レーダスクリーンが暗室等
に設置されている場合に最適となる。具体的に
は、データ書込み後、次の周期において前の周期
に書込まれたデータを読出すことになる。 次に、以上述べたこの発明によるデータ処理方
式の他の実施例として、干渉波の処理を付加した
方式について説明する。 一般にレーダ、ソナー等において、近接する他
船からの送信信号により渦状等の干渉波を生じ、
この干渉波の除去が必要とされており、この実施
例のデータ処理方式は表示輝度の均一性を実現し
つつ、不周期性干渉波の除去を実現するものであ
る。 第12図は、1周期前の受信ビデオデータと今
回の受信ビデオデータとの相関を求めることによ
り干渉波を除去する、この発明の実施例を示すブ
ロツク図で、第13図はこの実施例における各部
のタイミング波形を示す。尚、第12図において
前述の第5,9図の実施例に共通する部分は説明
を簡便にするため同一符号を付して表す。また、
第13図において送信パルスAに付された#0,
#1,#2,……の番号は、送信パルスの送出番
号を示し、偶数信号Bは偶数番送信パルスにより
発生し奇数番送信パルスで終了する偶数/奇数識
別用の信号であり、更に偶数用記憶装置14―1
に対する書込みゲート信号C及び読出しゲート信
号D、奇数用記憶装置14―2に対する書込みゲ
ート信号E及び読出しゲート信号F、掃引信号
D、相関出力信号Hのそれぞれが示される。 第12,13図を参照して、その動作を説明す
ると、今、最初の送信パルス#0が送出され、こ
の受信ビデオ信号が得られると、前述の実施例と
同様にして、偶数用記憶装置14―1に対するデ
ータの書込みと読出しが行なわれる。しかし、こ
の最初の受信ビデオについては、相関回路50に
て相関を求めるべき過去のデータが無いので、掃
引信号Gと相関出力Hの発生は行なわれない。次
に、#1の送信パルスが送出され、その受信ビデ
オが得られると、こんどは奇数用記憶装置14―
2に対するデータの書込みと読出しが行なわれ
る。この記憶装置14―2からの奇数番データの
読出しと全く同じタイミングに、前回の#0送信
パルスで得られた偶数番データの読出しが記憶装
置14―1から行なわれ、各読出し出力は別個の
ラツチFF26―1,26―2でラツチされ、相
関回路50にて両信号の相関出力信号Hが得ら
れ、これを掃引信号Gと共に表示器に加えて表示
するものである。 この相関回路50の具体例の1つとして、両信
号の積を求める演算回路を用いることができる。
この演算回路を数式的にみると、1周期の時間間
隔をτとするとx(t)・x(t―τ)、即ち両デイ
ジタル信号の乗算による積を求める演算を実行す
ることとなる。また別の具体例としては、デイジ
タル論理演算として単純に両信号の論理積を取り
出すアンド回路を用いることによつても干渉波の
除去が簡単に行なわれ、且つ前述の実施例と同様
に表示輝度の制御ができる。 尚、第12図の実施例における偶数番ビデオデ
ータと奇数番ビデオデータの記憶装置14―1に
対する書込みは、ラツチFF12よりの偶数番デ
ータはアンド回路44―1に対する偶数信号Bの
印加によつて記憶装置14―1のデータ入力端子
に、また奇数番データはアンド回路44―2に対
する奇数信号の印加によつて記憶装置14―2
のデータ入力端子に交互に加えられ、各記憶装置
14―1,14―2に対する書込みは、書込みア
ドレスカウンタ16、アンド回路18及びオア回
路20を通じて得られるアドレス信号及び各デー
タの書込みを有効とするアンド回路46―1,4
6―2よりの偶数信号B、奇数信号の生成の下
に加えられるWE信号の供給を通じて行なわれ
る。また、各記憶装置14―1,14―2に対す
るデータ読出しも、読出しアドレスカウンタ2
2、アンド回路24及びオア回路20により前述
の実施例と同様に実行されるものである。 また、第12,13図の実施例においては、説
明の都合上、一周期前の受信信号との相関を求め
る場合を説明したが、記憶装置を更に増加して複
数系列とすることで、複数周期前からの複数の読
出し信号の間での相関を求めることもできる。例
えば、記憶装置として3系列のRAM1,2,3
を用いて
この発明のデータ処理方式は以上説明したよう
に、周期性送信パルスを送信した結果周期的に得
られる受信信号を、前記送信パルス幅内に少くと
も1つ以上のサンプリング・クロツクを有する第
1のサンプリング周波数によりデイジタル化し、
該デイジタルデータの数が記憶装置の容量を越え
るときは、そのデータの数に対応した整数比によ
り前記デイジタルデータの圧縮を行ない、前記第
1のサンプリング周波数の周期又はデータ圧縮周
期毎に発生されるデイジタル化、又は圧縮デイジ
タル化された各データを、該各データの保持時間
を2つに時分割した一方の時間を用いて、前記第
1のサンプリング周波数又は第2の書込み周波数
による時分割動作によつて、複数の領域を有する
記憶装置に一定の順序で領域を選択して書込み、
前記記憶装置に記憶された各領域のデータを、前
記書込み動作開始に同期して読出し動作を開始
し、前記時分割された各データ保持時間の他方の
時間を利用した第3の読出し周波数による時分割
動作によつて、前記記憶装置の複数の領域のう
ち、少なくとも2以上の領域からデータを読出
し、該読出されたデータ間の相関を求めるように
した。 従つて高輝度表示のためのデータ書込み動作と
読出し動作を、実質的に重複した時間帯で同一の
記憶装置に行ない、従来よりも少い記憶装置によ
りこれを実現できる経済的効果と、従来高輝度表
示を行なう際にサンプリングされない場合もあつ
た小物標からの短時間の反射信号も検出できる物
標検知性能の向上の効果とを有する。 またデータの書込み時間帯と読出し時間帯が実
質的に重複することにより、周期性信号の周波数
に対する選択の制約が緩和される。そして記憶装
置より1表示単位のデータの読出し後、次の表示
単位のデータの読出しまでに相当の時間的余裕が
生ずる。従つてかなり高い周波数の周期性信号に
対しても複雑な相関処理を行うことができるの
で、近接妨害源からの非周期性信号の混入で生ず
る干渉信号を良好に除去することができる。更
に、かかる時間的余裕を有効に活用することによ
り、他のデータ処理によつて例えば、衝突防止シ
ステム等を併用する際にデタの送受を実時間で行
なうなど、種々の処理を行うことができる。 以上のように本発明によればデータ読出し時間
を変更してブラウン管等の表示器における表示輝
度の低下を防ぐのみならず、干渉波の除去等のデ
ータ処理の高速化と表示データの信頼性の向上の
効果を有する。
に、周期性送信パルスを送信した結果周期的に得
られる受信信号を、前記送信パルス幅内に少くと
も1つ以上のサンプリング・クロツクを有する第
1のサンプリング周波数によりデイジタル化し、
該デイジタルデータの数が記憶装置の容量を越え
るときは、そのデータの数に対応した整数比によ
り前記デイジタルデータの圧縮を行ない、前記第
1のサンプリング周波数の周期又はデータ圧縮周
期毎に発生されるデイジタル化、又は圧縮デイジ
タル化された各データを、該各データの保持時間
を2つに時分割した一方の時間を用いて、前記第
1のサンプリング周波数又は第2の書込み周波数
による時分割動作によつて、複数の領域を有する
記憶装置に一定の順序で領域を選択して書込み、
前記記憶装置に記憶された各領域のデータを、前
記書込み動作開始に同期して読出し動作を開始
し、前記時分割された各データ保持時間の他方の
時間を利用した第3の読出し周波数による時分割
動作によつて、前記記憶装置の複数の領域のう
ち、少なくとも2以上の領域からデータを読出
し、該読出されたデータ間の相関を求めるように
した。 従つて高輝度表示のためのデータ書込み動作と
読出し動作を、実質的に重複した時間帯で同一の
記憶装置に行ない、従来よりも少い記憶装置によ
りこれを実現できる経済的効果と、従来高輝度表
示を行なう際にサンプリングされない場合もあつ
た小物標からの短時間の反射信号も検出できる物
標検知性能の向上の効果とを有する。 またデータの書込み時間帯と読出し時間帯が実
質的に重複することにより、周期性信号の周波数
に対する選択の制約が緩和される。そして記憶装
置より1表示単位のデータの読出し後、次の表示
単位のデータの読出しまでに相当の時間的余裕が
生ずる。従つてかなり高い周波数の周期性信号に
対しても複雑な相関処理を行うことができるの
で、近接妨害源からの非周期性信号の混入で生ず
る干渉信号を良好に除去することができる。更
に、かかる時間的余裕を有効に活用することによ
り、他のデータ処理によつて例えば、衝突防止シ
ステム等を併用する際にデタの送受を実時間で行
なうなど、種々の処理を行うことができる。 以上のように本発明によればデータ読出し時間
を変更してブラウン管等の表示器における表示輝
度の低下を防ぐのみならず、干渉波の除去等のデ
ータ処理の高速化と表示データの信頼性の向上の
効果を有する。
第1図はレーダー等における実時間データを示
す波形図、第2図は記憶装置を用いた従来のデー
タ処理方式を示すブロツク図、第3図は第2図の
従来方式における各部のタイミング波形図、第4
図は、この発明のデータ処理方式の原理を説明す
るためのタイミング波形図、第5図は、この発明
の一実施例を示すブロツク図、第6図は第5図の
実施例における各部のタイミング波形図、第7図
は第5図のラツチFF12に置き換えられる論理
和演算部を示すブロツク図、第8図は第7図のブ
ロツクを第5図の実施例に用いたときの各部のタ
イミング波形図、第9図はデイジタルデータを偶
数番データと奇数番データの二系列に分けて処理
するこの発明の他の実施例を示すブロツク図。第
10図は第9図の実施例における各部のタイミン
グ波形図、第11図は書込み時間に対する読出し
時間の比率を奇数倍としたときのタイミング波形
図、第12図は干渉波を除去するための相関回路
を備えたこの発明の他の実施例を示すブロツク
図、第13図は第12図の実施例における各部の
タイミング波形図、第14図は干渉波を除去する
この発明の他の実施例を示すブロツク図、第15
図は、第14図の実施例における各部のタイミン
グ波形図である。 1…アンテナ、2…受信器、3…AD変換器、
4…記憶装置、5…切換器、6…増幅器、7…表
示器、8…掃引信号発生器、10…電圧比較器、
12,26,26―1,26―2,28,30,
34,36,38…ラツチ、フリツプフロツプ
(ラツチFF)、14,14―1,14―2…記憶
装置(ランダム・アクセス・メモリ、RAM)、
16…書込みアドレスカウンタ、22…読出しア
ドレスカウンタ、18,24,40―1,40―
2,44―1,44―2,46―1,46―2,
……アンド回路、20,32,42…オア回路、
50…相関回路。
す波形図、第2図は記憶装置を用いた従来のデー
タ処理方式を示すブロツク図、第3図は第2図の
従来方式における各部のタイミング波形図、第4
図は、この発明のデータ処理方式の原理を説明す
るためのタイミング波形図、第5図は、この発明
の一実施例を示すブロツク図、第6図は第5図の
実施例における各部のタイミング波形図、第7図
は第5図のラツチFF12に置き換えられる論理
和演算部を示すブロツク図、第8図は第7図のブ
ロツクを第5図の実施例に用いたときの各部のタ
イミング波形図、第9図はデイジタルデータを偶
数番データと奇数番データの二系列に分けて処理
するこの発明の他の実施例を示すブロツク図。第
10図は第9図の実施例における各部のタイミン
グ波形図、第11図は書込み時間に対する読出し
時間の比率を奇数倍としたときのタイミング波形
図、第12図は干渉波を除去するための相関回路
を備えたこの発明の他の実施例を示すブロツク
図、第13図は第12図の実施例における各部の
タイミング波形図、第14図は干渉波を除去する
この発明の他の実施例を示すブロツク図、第15
図は、第14図の実施例における各部のタイミン
グ波形図である。 1…アンテナ、2…受信器、3…AD変換器、
4…記憶装置、5…切換器、6…増幅器、7…表
示器、8…掃引信号発生器、10…電圧比較器、
12,26,26―1,26―2,28,30,
34,36,38…ラツチ、フリツプフロツプ
(ラツチFF)、14,14―1,14―2…記憶
装置(ランダム・アクセス・メモリ、RAM)、
16…書込みアドレスカウンタ、22…読出しア
ドレスカウンタ、18,24,40―1,40―
2,44―1,44―2,46―1,46―2,
……アンド回路、20,32,42…オア回路、
50…相関回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 周期性送信パルスを送信した結果周期的に得
られる受信信号を、前記送信パルス幅内に少くと
も1つ以上のサンプリング・クロツクを有する第
1のサンプリング周波数によりデイジタル化し、
該デイジタルデータの数が記憶装置の容量を越え
るときは、そのデータの数に対応した整数比によ
り前記デイジタルデータの圧縮を行なう変換装置
と、 該変換装置から出力されるデイジタル化、又は
圧縮デイジタル化されたデータの書込み並びに読
出しが行なわれる複数の領域を有する前記記憶装
置と、 前記変換装置から第1のサンプリング周波数の
周期又はデータ圧縮周期毎に出力される各デイジ
タルデータを、該各デイジタルデータの保持時間
を2つに時分割した一方の時間を用いて、前記第
1のサンプリング周波数又は第2の書込み周波数
による時分割動作によつて、前記記憶装置に一定
の順序で領域を選択して書込む書込み装置と、 前記記憶装置に記憶された各領域のデータを、
前記書込み装置の書込み動作開始に同期して読出
し動作を開始し、書込み装置が時分割書込み動作
で使用していない前記時分割された各データ保持
時間の他方の時間を利用した第3の読出し周波数
による時分割動作によつて、前記記憶装置の各領
域より読出す読出し装置と、 前記記憶装置の複数の領域のうち、少なくとも
2つ以上の領域から読出されたデータ間の相関を
求める相関装置とを含み、 前記第1のサンプリング周波数と第2の書込み
周波数とは前記変換装置におけるデータの圧縮比
に等しい整数比となるように設定され、 前記第1のサンプリング周波数又は第2の書込
み周波数と、第3の読出し周波数とは、前記周期
的に得られる受信信号の入力に同期して開始され
る、第1のサンプリング周波数又は第2の書込み
周波数による書込み動作と第3の読出し周波数に
よる読出し動作が、前記周期的に得られる受信信
号の周期内に終了する範囲内で、整数比となるよ
うに設定されていることを特徴とするデータ処理
方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60093848A JPS6170481A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | デ−タ処理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60093848A JPS6170481A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | デ−タ処理方式 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7639278A Division JPS554508A (en) | 1978-06-26 | 1978-06-26 | Data processing system |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6170481A JPS6170481A (ja) | 1986-04-11 |
| JPH0149908B2 true JPH0149908B2 (ja) | 1989-10-26 |
Family
ID=14093823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60093848A Granted JPS6170481A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | デ−タ処理方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6170481A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1498413A (en) * | 1974-05-01 | 1978-01-18 | Decca Ltd | Pulse radar apparatus |
-
1985
- 1985-05-02 JP JP60093848A patent/JPS6170481A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6170481A (ja) | 1986-04-11 |
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