JPH0152384B2 - - Google Patents

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JPH0152384B2
JPH0152384B2 JP2595483A JP2595483A JPH0152384B2 JP H0152384 B2 JPH0152384 B2 JP H0152384B2 JP 2595483 A JP2595483 A JP 2595483A JP 2595483 A JP2595483 A JP 2595483A JP H0152384 B2 JPH0152384 B2 JP H0152384B2
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JP2595483A
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JPS59152359A (ja
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Hiroshi Yoshida
Teruhiko Inoe
Masayoshi Yamashita
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication of JPH0152384B2 publication Critical patent/JPH0152384B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルコキシメチレンマロノニトリル
の新規な製造法に関するものである。
アルコキシメチレンマロノニトリルは、有用な
複素環化合物、特にビタミンB1およびその類縁
化合物の合成中間体として化合物であり、次の一
般式[]により表わすことができる。
一般式[]において、Rは、脂肪族炭化水素
基、特に炭素数1〜5の脂肪族炭化水素基を意味
する。
従来、アルコキシメチレンマロノニトリルの製
造法としては、マロノニトリルとオルトギ酸エス
テルとを反応させる方法が一般的に利用されてき
ている。この製造法によれば、概して高収率でア
ルコキシメチレンマロノニトリルが得られるが、
上記の原料化合物はいずれも高価なものであり、
工業的に有利な製造法とは言い難い。
従つて本発明者は、アルコキシメチレンマロノ
ニトリルの新規な製造法を確立すべく鋭意研究を
行なつた結果、本発明に到達したものである。
本発明は、4−イソオキサゾールカルボニトリ
ルを塩基の存在下にて開環し、次いで、得られた
生成物をジアルキル硫酸によりアルキル化するこ
とを特徴とするアルコキシメチレンマロノニトリ
ルの製造法(以下、第一製造法ともいう)を提供
するものである。
次に上記第一製造法について詳しく説明する。
上記の開環反応およびアルキル化反応は、次の
ように表わすことができる。
本発明の第一製造法において原料として用いる
4−イソオキサゾールカルボニトリルは公知の化
合物であり、従つて公知の製造法により容易に得
ることができる。
本発明において4−イソオキサゾールカルボニ
トリルを開環する反応は、上記のように塩基の存
在下にて行なわれる。この目的に用いられる塩基
の例としては、アンモニア、メチルアミン、ジメ
チルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、
ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルア
ミン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン、
ブチルアミン、ジブチルアミン、トリブチルアミ
ン、ペピリジン、モルホリン、ピリジン、ピコリ
ン等の有機アミン等;水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等のアルカリ金属水酸化物;ナトリウム
メチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメ
チラート、カリウムエチラート等のアルカリ金属
アルコラート;そしてメチルトリエチルアンモニ
ウム、メチルトリブチルアンモニウム、テトラブ
チルアンモニウム、トリエチベンジルアンモニウ
ム、トリオクチルメチルアンモニウム等の第四級
アンモニウムの水酸化物などを挙げることができ
る。
これらの塩基は、化学量論以上使用され、通常
4−イソオキサゾールカルボニトリル1モルに対
して約1〜50モルの割合で使用される。なお、塩
基として気体状のアミンを用いる場合には、常圧
下において反応系に気体状で導入してもよく、加
圧下において液状で使用してもよい。
一般に上記の開環反応は、反応に不活性な溶媒
中にて行なわれる。そのような溶媒の例として
は、メタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール、エチレングリコール等のアルコール系
溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサン等のケトン系溶
媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロ
ピオン酸メチル等のエステル系溶媒;ジエチルエ
ーテル、ジメトキシエタン、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル系溶媒;ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、シクロ
ヘキサン等の炭化水素系溶媒;塩化メチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン等のハ
ロゲン化炭化水素系溶媒;そしてアセトニトリ
ル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミ
ドを挙げることができる。なお、この開環反応に
用いられる溶媒は、使用される塩基の種類によつ
て適宜選択するのが好ましい。
上記の開環反応の反応温度は0〜100℃の範囲
から選ぶことが好ましく、また反応時間は0.1〜
5時間の範囲から選ぶことが好ましい。
上記の開環反応により得られた生成物を、次に
ジアルキル硫酸を用いてアルキル化することによ
りアルコキシメチレンマロノニトリルを得ること
ができる。
開環反応を行なつた反応液は、これをそのまま
用いてアルキル化を行なつてもよく、あるいは反
応液から溶媒、塩基などの一部を除去したのちに
アルキル化を行なつてもよい。
アルキル化に用いられるジアルキル硫酸の例と
しては、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、ジプロピ
ル硫酸、ジブチル硫酸を挙げることができる。ジ
アルキル硫酸の使用量は、出発原料の4−イソオ
キサゾールカルボニトリル1モルに対して約1〜
10モル使用することが望ましい。
一般に上記のアルキル化反応は、反応に不活性
な溶媒中にて行なわれる。そのような溶媒の例と
しては、前記開環反応に用いられる溶媒として挙
げられたものの中から同様に選択することができ
る。そしてアルキル化反応に用いられる溶媒は、
開環反応に用いられた溶媒と同一のものであつて
もよく、あるいは異なるものであつてもよい。
アルキル化反応の反応温度は0〜150℃の範囲
から選ぶことが好ましく、また反応時間は0.1〜
10時間の範囲から選ぶことが好ましい。
以上の方法により生成したアルコキシメチレン
マロノニトリルは、アルキル化反応に用いられた
溶媒の性質、反応生成物の性質、所望の純度など
に応じて、濾過、濃縮、蒸留、再結晶などの公知
の生成物分離手段、精製手段などを利用すること
により単離することができる。
また本発明の目的物質のアルコキシメチレンマ
ロノニトリルは、2−ヒドロキシメチレン−3,
3−ジアルコキシプロパンニトリルのアルカリ金
属塩とヒドロキシルアミンの鉱酸塩から出発して
同様の経路を経て製造することもできる。
即ち、本発明は、2−ヒドロキシメチレン−
3,3−ジアルコキシプロパンニトリルのアルカ
リ金属塩とヒドロキシルアミンの鉱酸塩とを反応
させ、得られた反応生成物を反応液から単離する
ことなく塩基と反応させ、次いでジアルキル硫酸
を用いてアルキル化することを特徴とするアルコ
キシメチレンマロノニトリルの製造法(以下、第
二製造法ともいう)をも提供するものである。
本発明者は、既に、2−ヒドロキシメチレン−
3,3−ジアルコキシプロパンニトリルのアルカ
リ金属塩とヒドロキシルアミンの鉱酸塩とを不活
性溶媒中で反応(環化反応)させることにより前
記製造法の出発物質である4−イソオキサゾール
カルボニトリルが容易に得られることを見い出
し、この製造法については既に特許出願を行なつ
ている(特願昭57−227467号)。
本発明者は、上記反応において得られる反応生
成物を反応溶液(環化反応液)から単離すること
なく塩基と反応させ、さらにジアルキル硫酸を用
いてアルキル化することにより、意外にも環化反
応液中に存在する4−イソオキサゾールカルボニ
トリルを開環、アルキル化することにより生成す
ると推定される量以上のアルコキシメチレンマロ
ノニトリルが生成することを見い出した。これ
は、環化反応時に生成した4−イソオキサゾール
カルボニトリルの一部分が、逐次反応により開環
してヒドロキシメチレンマロノニトリルとなつて
環化反応液中に存在しており、このヒドロキシメ
チレンマロノニトリルがアルキル化反応により、
同様にしてアルコキシメチレンマロノニトリルに
変換されるためであると考えられる。
従つて、2−ヒドロキシメチレン−3,3−ジ
アルコキシプロパンニトリルのアルキル金属塩と
ヒドロキシルアミンの鉱酸塩との環化反応により
4−イソオキサゾールカルボニトリルを得て、こ
の4−イソオキサゾールカルボニトリルについて
前述の開環反応とアルキル化反応を行ないアルコ
キシメチレンマロノニトリルを製造する場合に
は、むしろ、前記の環化反応液から4−イソオキ
サゾールカルボニトリルを単離することなく、そ
の反応液の状態で次の開環反応に供する上記の第
二製造法を利用することが有利である。
次に上記第二製造法について詳しく説明する。
2−ヒドロキシメチレン−3,3−ジアルコキ
シプロパンニトリルのアルカリ金属塩は次の一般
式[]で表わされる。
一般式[]のR1およびR2は、炭素数1〜5
の脂肪族炭化水素基から任意に選択することがで
き、R1とR2は互いに同一のものであつてもよく、
また相異なるものであつてもよい。Mは、ナトリ
ウム、カリウムなどのアルカリ金属から選ばれ
る。
ヒドロキシアミンの鉱酸塩の例としては、塩酸
塩、硫酸塩、およびリン酸塩を挙げることができ
る。これらのヒドロキシルアミンの鉱酸塩は、一
般式[]で示される化合物1モルに対して、約
0.7〜1.5モルの割合で使用することが望ましい。
一般式[]で示される化合物とヒドロキシル
アミンの鉱酸塩との反応(環化反応)は、一般に
不活性溶媒中にて実施される。この環化反応に用
いられる不活性溶媒としては、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール、エチレング
リコール等のアルコール系溶媒が好ましい。ただ
し、これらのアルコール系溶媒と他の不活性溶
媒、たとえば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、プロピオン酸メチル等のエステル系溶媒;
ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒;ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタ
ン、シクロヘキサン等の炭化水素系溶媒;塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエ
タン等のハロゲン化炭化水素系溶媒;およびアセ
トニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド等の溶媒との混合溶媒を使用すること
もでききる。
上記の環化反応の反応温度は0〜100℃の範囲
から選ぶことが好ましく、また反応時間は0.1〜
10時間の範囲から選ぶことが好ましい。
次に、上記の環化反応による反応生成物、すな
わち、4−イソオキサゾールカルボニトリルおよ
び他の生成物(たとえば、ヒドロキシメチレンマ
ロノニトリル)を反応溶液から単離することなく
塩基と反応させる。この反応により反応液中の4
−イソオキサゾールカルボニトリルは前記の反応
式に従い開環する。
上記の反応において使用される塩基の例として
は、第一製造法の説明にて述べた4−イソオキサ
ゾールカルボニトリルの開環反応に用いられる塩
基と同じものを挙げることができる。塩基は、原
料の2−ヒドロキシメチレン−3,3−ジアルコ
キシプロパンニトリルのアルカリ金属塩1モルに
対して約1〜50モル使用するのが好ましい。
上記の塩基を用いる反応は不活性溶媒中で行な
うことが望ましく、その不活性溶媒の例は、前述
の第一製造法の塩基を用いる環化反応に用い得る
不活性溶媒の例と同様である。
なお、2−ヒドロキシメチレン−3,3−ジア
ルコキシプロパンニトリルのアルカリ金属塩とヒ
ドロキシルアミンの鉱酸塩との反応に使用された
溶媒をそのまま、あるいは一部分除去もしくは増
量したのち、上記の塩基を用いる反応に利用して
もよい。
上記の塩基を用いる反応の反応温度は0〜100
℃の範囲から選ぶことが好ましく、また反応時間
は0.1〜5時間の範囲から選ぶことが好ましい。
上記の反応により得られた反応液中に存在する
化合物を、次にジアルキル硫酸を用いてアルキル
化することにより、アルコキシメチレンマロノニ
トリルを得ることができる。
開環反応を行なつた反応液は、これをそのまま
用いてアルキル化を行なつてもよく、あるいは反
応液から溶媒あるいは塩基などの一部を除去した
のちにアルキル化を行なつてもよい。
アルキル化に用いられるジアルキル硫酸の例と
使用量、反応に用いるのが好ましい溶媒、反応温
度、そして反応時間などについては、前記の第一
製造法におけるアルキル化工程と同様に選択する
ことができる。
以上の方法により生成したアルコキシメチレン
マロノニトリルは、第一製造法の場合と同様に公
知の生成物分離手段、精製手段などを利用するこ
とにより単離することができる。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 1 100mlの丸底フラスコに4−イソオキサゾール
カルボニトリル0.94g(10ミリモル)とメタノー
ル10g入れ、これらを撹拌しながら更にアンモニ
ア・メタノール混合液(2:8、重量比)10gを
加えた。このフラスコをシリカゲル管で封して湿
気を遮断したのち、内容物を室温で30分間撹拌し
た。
次に、フラスコの内容物を減圧下に置いて過剰
のアンモニアを留去したのち、ジメチル硫酸3.78
g(30ミリモル)を加えた。そして、このフラス
コにシリカゲル管付還流冷却器を取り付けたの
ち、上記の混合物を30分間還流下に撹拌した。
反応混合物を冷却したのちガスクロマトグラフ
イーにかけ、内部標準法により反応生成物を分析
した結果、メトキシメチレンマロノニトリルが収
率61%で生成していることが確認された。
実施例 2 シリカゲル管付還冷却器を備えた100mlの二つ
口フラスコに4−イソオキサゾールカルボニトリ
ル0.94g(10ミリモル)とアセトン20gを入れ、
これらを撹拌しながら、更にトリエチルアミン
1.52g(15ミリモル)を加えた。そして混合物を
室温で30分間撹拌した。
次に、上記混合物にジメチル硫酸3.78g(30ミ
リモル)を加え、これを1時間還流下に撹拌し
た。
反応混合物を実施例1と同様にして分析した結
果、メトキシメチレンマロノニトリルが収率89%
で生成していることが確認された。
実施例 3 実施例2において、アセトンの代りに同量のベ
ンゼンを用い、ジメチル硫酸添加後の還流下撹拌
時間を3時間に変えた以外は同様にして反応を行
なつた。
反応混合物を実施例1と同様にして分析した結
果、メトキシメチレンマロノニトリルが収率90%
で生成していることが確認された。
実施例 4 100mlの丸底フラスコに4−イソオキサゾール
カルボニトリル0.94g(10ミリモル)とメタノー
ル10gを入れ、これらを撹拌しながら更にアンモ
ニア・メタニール混合液(2:8、重量比)10g
を加えた。このフラスコをシリカゲル管で封して
湿気を遮断したのち、内容物を室温で30分間撹拌
した。
次に、フラスコの内容物を減圧下に置いて蒸発
乾固することにより過剰のアンモニアおよびメタ
ノールを除去したのち、アセトン20gとジメチル
硫酸3.78g(30ミリモル)を加えた。そして、こ
のフラスコにシリカゲル管付還流冷却器を取り付
けたのち、上部の混合物を1時間還流下に撹拌し
た。
反応混合物を実施例1と同様にして分析した結
果、メトキシメチレンマロノニトリルが収率97%
で生成していることが確認された。
実施例 5 100mlの丸底フラスコに4−イソオキサゾール
カルボニトリル0.94g(10ミリモル)とテトラヒ
ドロフラン10gを入れ、これらを撹拌しながら更
にメチルアミン・テトラヒドロフラン混合液
(1:9、重量比)10gを加えた。このフラスコ
をシリカゲル管で封して湿気を遮断したのち、内
容物を室温で30分間撹拌した。
次に、フラスコの内容物を減圧下に置いて過剰
のメチルアミンを留去したのち、ジメチル硫酸
3.78g(30ミリモル)を加えた。そして、このフ
ラスコにシリカゲル管付還流冷却器を取り付けた
のち、上記の混合物を1時間還流下に撹拌した。
反応混合物を実施例1と同様にして分析した結
果、メトキシメチレンマロノニトリルが収率85%
で生成していることが確認された。
実施例 6 シリカゲル管付還流冷却器を備えた100mlの二
つのフラスコに4−イソオキサゾールカルボニト
リル0.94g(10ミリモル)とエタノール20gを入
れ、これらを撹拌しながら、更にナトリウムエチ
ラート0.82g(12ミリモル)を加えた。そして混
合物を室温で10分間撹拌した。
次に、上記混合物にジエチル硫酸3.08g(20ミ
リモル)を加え、これを1時間還流下に撹拌し
た。
反応混合物を冷却したのちガスクロマトグラフ
イーにかけ、内部標準法により反応生成物を分析
した結果、エトキシメチレンマロノニトリルが収
率54%で生成していることが確認された。
実施例 7 100mlの丸底フラスコ4−イソオキサゾールカ
ルボニトリル0.94g(10ミリモル)とベンゼン15
gを入れ、これらを撹拌しながら更に水酸化ナト
リウムのエタノール溶液(水酸化ナトリウム0.48
g(12ミリモル)/エタノール5g)を加えた。
このフラスコをシリカゲル管で封して湿気を遮断
したのち、内容物を室温で30分間撹拌した。
次に、フラスコの内容物を減圧下に置いて溶媒
を留去したのち、酢酸エチル20gおよびジエチル
硫酸3.08g(20ミリモル)を加えた。そして、こ
のフラスコにシリカゲル管付還流冷却器を取り付
けたのち、上記の混合物を1時間還流下に撹拌し
た。
反応混合物を実施例6と同様にして分析した結
果、エトキシメチレンマロノニトリルが収率91%
で生成していることが確認された。
実施例 8 100mlの丸底フラスコに2−ヒドロキシメチレ
ン−3,3−ジメトキシプロパンニトリルのナト
リウム塩2.62g(純度91.6%、14.5ミリモル)と
メタノール15gを入れ、これらを撹拌しながら更
にヒドロキシルアミン塩酸塩1.01g(14.5ミリモ
ル)を加えた。このフラスコをシリカゲル管で封
して湿気を遮断したのち、内容物を室温で30分間
撹拌した。
次に、上記のフラスコにナトリウムメチラート
のメタノール溶液3.36g(ナトリウムメチラート
28重量%、17.4ミリモル)を入れ、室温下で10分
間撹拌した。その後、反応混合物にベンゼン25g
を加えたのち減圧下に置いて蒸発乾固する操作を
二回繰り返して淡黄色の乾固物を得た。
上記の乾固物に、アセトン40gとジメチル硫酸
5.50g(43.6ミリモル)を加えた。そして、この
フラスコにシリカゲル管付還流冷却器を取り付け
たのち、上記の混合物を1時間還流下に撹拌し
た。
反応混合物を実施例1と同様にして分析した結
果、メトキシメチレンマロノニトリルが収率83%
で生成していることが確認された。
なお、別に2−ヒドロキシメチレン−3,3−
ジメトキシプロパンニトリルのナトリウム塩とヒ
ドロキシルアミン塩酸塩とを上記と同量用い、同
条件にて反応させて4−イソオキサゾールカルボ
ニトリルを生成させ、その反応液をガスクロマト
グラフイーにかけ、内部標準法により定量したと
ころ、4−イソオキサゾールカルボニトリルの収
率は79%であつた。このことは、前記のメトキシ
メチレンマロノニトリルの製造法において、途中
に生成する4−イソオキサゾールカルボニトリル
を単離して、これを開環アルキル化反応にかけた
場合には、メトキシメチレンマロノニトリルの収
率(原料の2−ヒドロキシメチレン−3,3−ジ
メトキシプロパンのナトリウム塩からの収率)は
79%を越えることがないことを意味する。
実施例 9 100mlの丸底フラスコに2−ヒドロキシメチレ
ン−3,3−ジメトキシプロパンニトリルのナト
リウム塩1.90g(純度91.6%、10.5ミリモル)と
メタノール40gを入れ、これらを撹拌しながら更
にヒドロキシルアミン硫酸塩0.89g(5.4ミリモ
ル)を加えた。このフラスコをシリカゲル管で封
して湿気を遮断したのち、内容物を室温で6時間
撹拌した。
次に、上記のフラスコにナトリウムメチラート
のメタノール溶液2.45g(ナトリウムメチラート
28重量%、12.7ミリモル)を入れ、室温下で10分
間撹拌した。その後、反応混合物にトルエン25g
を加えたのち減圧下に置いて蒸発乾固する操作を
二回繰り返して淡黄色の乾固物を得た。
上記の乾固物に、ジオキサン20gとジエチル硫
酸6.40g(41.5ミリモル)を加えた。そして、こ
のフラスコにシリカゲル管付還流冷却器を取り付
けたのち、上記の混合物を1時間還流下に撹拌し
た。
反応混合物を実施例6と同様にして分析した結
果、エトキシメチレンマロノニトリルが収率63%
で生成していることが確認された。
なお、別に2−ヒドロキシメチレン−3,3−
ジメトキシプロパンニトリルのナトリウム塩とヒ
ドロキシルアミン硫酸塩とを上記と同量用い、同
条件にて反応させて4−イソオキサゾールカルボ
ニトリルを生成させ、その反応液をガスクロマト
グラフイーにかけ、内部標準法により定量したと
ころ、4−イソオキサゾールカルボニトリルの収
率は42%であつた。このことは、前記のメトキシ
メチレンマロノニトリルの製造法において、途中
に生成する4−イソオキサゾールカルボニトリル
を単離して、これを開環、アルキル化反応にかけ
た場合には、メトキシメチレンマロノニトリルの
収率(原料の2−ヒドロキシメチレン−3,3−
ジメトキシプロパンニトリルのナトリウム塩から
の収率)は42%を越えることがないことを意味す
る。
実施例 10 100mlの丸底フラスコに2−ヒドロキシメチレ
ン−3,3−ジ−n−ブトキシプロパンニトリル
のナトリウム塩2.50g(純度90.5%、9.1ミリモ
ル)とメタノール25gを入れ、これらを撹拌しな
がら更にヒドロキシルアミン塩酸塩0.63g(9.1
ミリモル)を加えた。このフラスコをシリカゲル
管で封して湿気を遮断したのち、内容物を室温で
1時間撹拌した。
次に、上記のフラスコにトリエチルアミン1.42
g(14ミリモル)を入れ、室温下で30分間撹拌し
た。その後、反応混合物にトルエン25gを加えた
のち減圧下に置いて蒸発乾固する操作を二回繰り
返して淡黄色の乾固物を得た。
上記の乾固物に、酢酸メチル30gとジメチル硫
酸3.78g(30ミリモル)を加えた。そして、この
フラスコにシリカゲル管付還流冷却器を取り付け
たのち、上記の混合物を3時間還流下に撹拌し
た。
反応混合物を実施例と同様にして分析した結
果、メトキシメチレンマロノニトリルが収率80%
で生成していることが確認された。
なお、別に2−ヒドロキシメチレン−3,3−
ジ−n−ブトキシプロパンニトリルのナトリウム
塩とヒドロキシルアミン塩酸塩とを上記と同量用
い、同条件にて反応させて4−イソオキサゾール
カルボニトリルを生成させ、その反応液をガスク
ロマトグラフイーにかて、内部標準法により定量
したところ、4−イソオキサゾールカルボニトリ
ルの収率は75%であつた。このことは、前記のメ
トキシメチレンマロノニトリルの製造法におい
て、途中に生成する4−イソオキサゾールカルボ
ニトリルを単離して、これを開環、アルキル化反
応にかけた場合には、メトキシメチレンマロノニ
トリルの収率(原料の2−ヒドロキシメチレン−
3,3−ジ−n−ブトキシプロパンニトリルのナ
トリウム塩からの収率)は75%を越えることがな
いことを意味する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 4−イソオキサゾールカルボニトリルを塩基
    の存在下にて開環し、次いで、得られた生成物を
    ジアルキル硫酸によりアルキル化することを特徴
    とするアルコキシメチレンマロノニトリルの製造
    法。 2 2−ヒドロキシメチレン−3,3−ジアルコ
    キシプロパンニトリルのアルカリ金属塩とヒドロ
    キシルアミンの鉱酸塩とを反応させ、得られた反
    応生成物を反応液から単離することなく塩基と反
    応させ、次いでジアルキル硫酸を用いてアルキル
    化することを特徴とするアルコキシメチレンマロ
    ノニトリルの製造法。
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