JPH0155268B2 - - Google Patents
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- JPH0155268B2 JPH0155268B2 JP2282883A JP2282883A JPH0155268B2 JP H0155268 B2 JPH0155268 B2 JP H0155268B2 JP 2282883 A JP2282883 A JP 2282883A JP 2282883 A JP2282883 A JP 2282883A JP H0155268 B2 JPH0155268 B2 JP H0155268B2
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- hydrogen atom
- lower alkyl
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- Hydrogenated Pyridines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は医薬の分野で有用な新規1,4−ジヒ
ドロピリジン誘導体、さらに詳しくは、2−(置
換または無置換アミノ)カルボニルオキシアルキ
ル−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカル
ボン酸対称または非対称ジエステル誘導体、その
製造法およびその用途に関する。 従来技術および発明が解決しようとする課題 従来より1,4−ジヒドロピリジン骨格を有す
る循環器官用薬としては、ニフエジピン
(Nifedipine:3,5−ジメチル、2,6−ジメ
チル−4−(2−ニトロフエニル)−1,4−ジヒ
ドロピリジン−3,5−ジカルボキシラート;米
国特許第3485847号公報参照)が知られている。
また、2−(置換または無置換アミノ)カルボニ
ルオキシアルキル基を有する1,4−ジヒドロピ
リジン誘導体は、特開昭57−118565号公報および
同57−175166号公報等に開示されている。しかし
ながら、既存の1,4−ジヒドロピリジン誘導体
が有する血管拡張作用および安全性は、充分とは
いえず、より優れた血管拡張作用および血圧降下
作用を有し、かつ毒性が極めて弱い、医薬として
有用な化合物が求められている。 課題を解決するための手段 本発明者らは、より優れた血管拡張作用および
血圧降下作用を有し、安全性に優れた1,4−ジ
ヒドロピリジン誘導体を創製すべく鋭意研究した
結果、1,4−ジヒドロピリジン核の2位に(置
換または無置換アミノ)カルボニルオキシアルキ
ル基を有し、該ピリジン核の3位および5位に対
称または非称の低級アルキルオキシカルボニル基
を有する新規な1,4−ジヒドロピリジン誘導体
が、既存の1,4−ジヒドロピリジン誘導体に比
べて、優れた血管拡張作用を有し、かつ毒性が弱
いことを見出し本発明を完成した。 本発明は、一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3、R4およびR5は同一または異なつてい
て低級アルキル基、R6およびR7は同一または異
なつていて、水素原子、低級アルキル基、低級ハ
ロアルキル基、低級アルキニル基、シクロアルキ
ル基、アラルキル基またはアリール基、Aは直鎖
状または分岐状のアルキレン基を示す。但し、
R1またはR2が水素原子、R6が水素原子、低級ア
ルキル基、シクロアルキル基またはアリール基で
あり、かつR7が水素原子である場合は除く〕で
表される1,4−ジヒドロピリジン誘導体、その
製造法およびその用途に関する。 次に、本明細書中に記載された各種用語につい
て説明する。 低級アルキル基とは、炭素数1ないし6個から
なる直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等
が挙げられる。 低級アルコキシ基とは、炭数素1ないし6個か
らなる直鎖状または分岐状のアルコキシ基を示
し、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキ
シ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペ
ンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等が挙げられ
る。 低級ハロアルキル基とは、前記の低級アルキル
基にハロゲン原子が置換したハロアルキル基を示
し、例えばβ−クロロエチル基、β−ブロモエチ
ル基、β−クロロプロピル基、β,β−ジクロロ
エチル基、β,β,β−トリクロロエチル基等が
挙げられる。 低級アルキニル基とは、炭数素2ないし4個か
らなるアルキニル基を示し、例えばプロパルギル
基、2−ブチニル基等が挙げられる。 シクロアルキル基とは、例えばシクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基、シクロヘプチル基等が挙げられる。 ジ低級アルキルアミノ基とは、前記の低級アル
キル基が置換したジアルキルアミノ基を示し、例
えばジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、エチ
ルメチルアミノ基等が挙げられる。 アラルキル基とは、例えばベンジル基、フエネ
チル基、α−メチルベンジル基等が挙げられる。 アリール基とは、例えばフエニル基、ナフチル
基、置換フエニル基(但し、その置換基として
は、ハロゲン原子、ニトロ基、低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ジ低級アルキルアミノ基およ
びシアノ基等が挙げられる)等が挙げられる。 直鎖状または分岐状のアルキレン基とは、炭数
素1ないし4個からなるアルキレン基を示し、例
えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、テ
トラメチレン基、メチルメチレン基、ジメチルメ
チレン基等が挙げられる。 一般式〔〕の化合物において、R1およびR2
は同一または異なつていて、水素原子、塩素原子
またはニトロ基を示す。但し、R1およびR2のい
づれか一方が水素原子のとき、他方は塩素原子ま
たはニトロ基を意味し、また一方がニトロ基のと
き、他方は水素原子を意味する。R1およびR2が
塩素原子である化合物は、良好な薬理活性を有す
る。 また、R3、R4およびR5は同一または異なつて
いて低級アルキル基を示すが、炭素数1ないし3
個のアルキル基が特に好ましい。 R6およびR7は同一または異なつていて、水素
原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基、低
級アルキニル基、シクロアルキル基、アラルキル
基またはアリール基を示し、隣接する窒素原子と
共に置換または無置換のアミノ基を形成する。但
し、R1またはR2が水素原子、R6が水素原子、低
級アルキル基、シクロアルキル基またはアリール
基であり、かつR7が水素原子である場合は除か
れるが、特にR6およびR7が水素原子の化合物は、
良好な薬理活性を有する。 次に、本発明化合物の製造法について説明す
る。 本発明の一般式〔〕の化合物は、以下の製造
法A、製造法B、製造法Cおよび製造法Dのいず
れの方法によつても製造することができる。 製造法 A 本製造法によれば、一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3およびR5は同一または異なつていて低
級アルキル基を示す〕で表される化合物とを反応
させることにより一般式〔〕の化合物を製造す
ることができる。 製造法 B 本製造法によれば、一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する〕で表される化合物と 一般式〔〕 R5−COCH2COOR3 〔〕 〔式中、R3およびR5は同一または異なつていて
低級アルキル基を示す〕で表される化合物とを反
応させることにより、一般式〔〕の化合物を製
造することができる。 製造法 C 本製造法によれば、一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する〕で表される化合物とアンモニアもしくはそ
の塩とを反応させることにより、一般式〔〕の
化合物を製造することができる。 製造法 D 本製造法によれば、一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する〕で表される化合物と 一般式〔〕 R5−COCH2COOR3 〔〕 〔式中、R3およびR5は同一または異なつていて
低級アルキル基を示す〕で表される化合物とアン
モニアもしくはその塩とを反応させることによ
り、一般式〔〕の化合物を製造することができ
る。 以下に、本発明の一般式〔〕の化合物の製造
法について詳細に説明する。 製造法 A 本製造法は、一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルと一般式〔〕のベンジリデン化合物とを反応
させることにより、一般式〔〕の化合物を製造
するものである。 一般式〔〕の化合物を製造する際の反応条件
は、使用される原料化合物の種類により適宜選択
されるが、通常一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルに対して、一般式〔〕のベンジリデン化合物
の使用量は反応に特に悪影響を及ぼさない限り、
自由に変えることができるが、好ましくは、該プ
ロペン酸エステルとほぼ等モル使用する。反応溶
媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであ
れば特に限定されないが、水、不活性有機溶媒ま
たは水と不活性有機溶媒との混合溶媒が挙げられ
る。 好ましい反応溶媒としては、例えば水;メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ール並びにブタノール等のアルコール;ジエチル
エーテル、エチルメチルエーテル並びにジイソプ
ロピルエーテル等のエーテル;ジオキサン、テト
ラフドロフラン、アセトニトリル、アセトン、
N,N−ジメチルホルムアミド、酢酸エチル、ベ
ンゼン、ジクロロメタンおよびクロロホルム等の
不活性有機溶媒および水とこれらの不活性有機溶
媒との混合溶媒が挙げられる。 反応は、通常一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルと一般式〔〕のベンジリデン化合物を該反応
溶媒に溶解し、撹拌下、室温ないし加熱下、好ま
しくは60ないし70℃の加熱下で行われる。反応時
間には、特に限定はないが、反応は2ないし24時
間で完結する。 また、触媒として、酢酸、プロピオン酸等の有
機酸、ピペリジン、ピペラジン、ジイソプロピル
アミン等の有機塩基を適量添加することにより、
該反応は促進される。 本製造法により合成された一般式〔〕の化合
物は、反応終了後、有機溶媒を用いる抽出処理、
アルミナ、シリカゲル等の担体を用いるクロマト
グラフイーによる分離精製処理および結晶化処理
等の通常の方法を、要すれば該処理を適宜組合せ
て行うことにより、分離、精製、単離および採取
することができる。 製造法 B 本製造法は、一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルと一般式〔〕のベンズアルデヒドと一般式
〔〕のβ−ケトエステル化合物とを反応させる
ことにより、一般式〔〕の化合物を製造するも
のである。 一般式〔〕の化合物を製造する際の反応条件
は、使用される原料化合物の種類により適宜選択
されるが、通常一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルに対して、一般式〔〕のベンズアルデヒドお
よび一般式〔〕のβ−ケトエステル化合物の使
用量は、反応に特に悪影響を及ぼさない限り、自
由に変えることができるが、好ましくは該プロペ
ン酸エステルと夫々ほぼ等モル量使用する。 本製造法の反応溶媒、反応温度、反応時間、分
離精製処理の操作方法は、製造法Aと同様に行う
ことができる。 製造法 C 本製造法は、一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルと一般式〔〕のベンジリデン化合物とアンモ
ニアもしくはその塩とを反応させることにより、
一般式〔〕の化合物を製造するものである。 一般式〔〕の化合物を製造する際の反応条件
は、使用される原料化合物の種類により適宜選択
されるが、通常一般式〔〕のプロピン酸エステ
ルに対して、一般式〔〕のベンジリデン化合物
の使用量は反応に特に悪影響を及ぼさない限り、
自由に変えることができるが、好ましくは該プロ
ピン酸エステルとほぼ等モル量使用する。また、
アンモニアもしくはその塩は、該プロピン酸エス
テルに対し過剰量使用することができるが、反応
に悪影響を及ぼさない限り、自由に変えることが
できる。アンモニアもしくはその塩としては、例
えばアンモニア;蟻酸、酢酸、酒石酸、安息香
酸、フエニル酢酸等の有機酸とのアンモニウム
塩;炭酸、ホウ酸等の無機酸とのアンモニウム塩
等が挙げられる。 本製造法の反応溶媒、反応温度、反応時間、分
離精製処理の操作方法は、製造法Aと同様に行う
ことができる。 製造法 D 本製造法は、一般式〔〕のプロピン酸エステ
ルと一般式〔〕のベンズアルデヒドと一般式
〔〕のβ−ケトエステル化合物とアンモニアも
しくはその塩とを反応させることにより、一般式
〔〕の化合物を製造するものである。 一般式〔〕の化合物を製造する際の反応条件
は、使用される原料化合物の種類により適宜選択
されるが、通常一般式〔〕のプロピン酸エステ
ルに対して、一般式〔〕のベンズアルデヒドお
よび一般式〔〕のβ−ケトエステル化合物の使
用量は反応に特に悪影響を及ぼさない限り、自由
に変えることができるが、該プロピン酸エステル
とそれぞれほぼ等モル量使用するのが好ましい。
また、アンモニアもしくはその塩は、該プロピン
酸エステルに対し過剰量使用することができる
が、反応に悪影響を及ぼさない限り、自由に変え
ることができる。該アンモニアもしくはその塩
は、製造法Cで使用するアンモニアもしくはその
塩を用いることができる。 本製造法の反応溶媒、反応温度、反応時間、分
離精製処理の操作方法は、製造法Aと同様に行う
ことができる。 次に、本発明の一般式〔〕のジヒドロピリジ
ン誘導体を製造するための有用な中間体である一
般式〔〕のプロピン酸エステルおよび一般式
〔〕のプロペン酸エステルの製造方法について
説明する。 先ず、一般式〔〕のプロピン酸エステルの製
造法について説明する。 一般式〔〕の化合物は、すでに公知である
か、または例えばM.Mark Midland;J.Org.
Chem.、40、2250−2252(1975)、Henne
Greenlee;J.Am.Chem.Soc.、67、484(1945)等
に記載された公知の方法に準じて合成される。す
なわち、 式 HO−A−C≡CH 〔式中、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基
を示す〕で表わされる化合物とホスゲンまたはト
リクロロメチルクロロホルメートとを反応させ
て、 式 Cl−COO−A−C≡CH 〔式中、Aは前記の意味を有する〕で表わされる
化合物とし、これと 式 〔式中、R6およびR7は同一または異なつていて、
水素原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル
基、低級アルキニル基、シクロアルキル基、アラ
ルキル基またはアリール基を示す〕で表わされる
化合物とを反応させて、 式 〔式中、R6、R7およびAは前記の意味を有する〕
で表わされる化合物とし、次いでこれに金属化試
薬を作用させて有機金属化合物とし、さらに 式 ClCOOR4 〔式中、R4は低級アルキル基を示す〕で表わさ
れる化合物を反応させることにより、一般式
〔〕の化合物は製造される。 また一般式〔〕の化合物の第2の製造法とし
て、 式 HO−A−C≡C−COOR4 〔式中、R4は低級アルキル基、Aは直鎖状また
は分岐状のアルキレン基を示す〕で表わされる化
合物と 式 R8NCO 〔式中、R8はクロロスルホニル基、ジクロロス
ルホニル基、トリクロロアセチル基、低級アルキ
ル基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、
シクロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基を示す〕で表わされるイソシアナートもしくは
反応条件下で該イソシアナートを生成する化合物
とを反応させ、もし必要であれば、加水分解する
ことが挙げられる。 さらには、式 HO−A−C≡C−COOR4 〔式中、R4およびAは前記の意味を有する〕で
表わされる化合物と 式 〔式中、R6およびR7は同一または異なつていて、
水素原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル
基、低級アルキニル基、シクロアルキル基、アラ
ルキル基またはアリール基を示す〕で表わされる
化合物とを反応させて、一般式〔〕の化合物を
製造することができる。 一般式〔〕の化合物は、例えば、K.Bowden
et al.“Researchers on “acetylenic
compounds”Vol.、(A)The addition of
amines to ethynyl ketones等に記載の方法に準
じて、一般式〔〕の化合物とアンモニアもしく
はその塩とを反応させることにより製造すること
ができる。 次に、本発明の一般式〔〕の化合物の有用性
を示すために、以下の薬効薬理試験および毒性試
験を行つた。 薬効薬理試験 1 試験方法 (a) 冠血管拡張作用 ウサギ摘出心蔵を用いて、ランゲンドルフ
〔O.Langendorff;Pfugers arch.ges.
phisiol.、61、291−322(1895)〕法により冠
動脈拡張作用を調べた。冠血管拡張作用の強
さは冠動脈血流量を50%増加させるサンプル
投与量即ちpl50により評価した。 (b) 抗高血圧作用 生後15ないし16過齢、体重300g前後の雄
性高血圧症ラツト(spontaneous
hypertensive rat:SHR)を用いた。血圧
の測定は、SHRを予め45ないし50℃で10な
いし20分間加温後、自動血圧記録計を用い、
tail plethysmograph法により尾動脈の収縮
期血圧を非観血的に測定した。一群3ないし
5匹用いた。薬物は、ポリエチレングリコー
ルC−300に溶解し、10ないし100mg/Kg相当
量を経口投与した。抗高血圧作用は薬物投与
前の血圧に対して、各薬物を投与後各時間の
血圧の減少を抑圧%として表した。計算式
は、次の通りである。 抑圧(%)(投与前血圧)−(投与後各時間の血圧
)/(投与前血圧)×100 (c) 急性毒性 DM系マウス(18ないし22g)を用い、静
脈内投与によりアツプ・アンド・ダウン法に
従つてID50値を求めた。 (2) 試験結果 ランゲンドルフ法によるウサギに対する冠血
管拡張作用並びにマウスに対する急性毒性は次
の表−1に示す通りであつた。
ドロピリジン誘導体、さらに詳しくは、2−(置
換または無置換アミノ)カルボニルオキシアルキ
ル−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカル
ボン酸対称または非対称ジエステル誘導体、その
製造法およびその用途に関する。 従来技術および発明が解決しようとする課題 従来より1,4−ジヒドロピリジン骨格を有す
る循環器官用薬としては、ニフエジピン
(Nifedipine:3,5−ジメチル、2,6−ジメ
チル−4−(2−ニトロフエニル)−1,4−ジヒ
ドロピリジン−3,5−ジカルボキシラート;米
国特許第3485847号公報参照)が知られている。
また、2−(置換または無置換アミノ)カルボニ
ルオキシアルキル基を有する1,4−ジヒドロピ
リジン誘導体は、特開昭57−118565号公報および
同57−175166号公報等に開示されている。しかし
ながら、既存の1,4−ジヒドロピリジン誘導体
が有する血管拡張作用および安全性は、充分とは
いえず、より優れた血管拡張作用および血圧降下
作用を有し、かつ毒性が極めて弱い、医薬として
有用な化合物が求められている。 課題を解決するための手段 本発明者らは、より優れた血管拡張作用および
血圧降下作用を有し、安全性に優れた1,4−ジ
ヒドロピリジン誘導体を創製すべく鋭意研究した
結果、1,4−ジヒドロピリジン核の2位に(置
換または無置換アミノ)カルボニルオキシアルキ
ル基を有し、該ピリジン核の3位および5位に対
称または非称の低級アルキルオキシカルボニル基
を有する新規な1,4−ジヒドロピリジン誘導体
が、既存の1,4−ジヒドロピリジン誘導体に比
べて、優れた血管拡張作用を有し、かつ毒性が弱
いことを見出し本発明を完成した。 本発明は、一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3、R4およびR5は同一または異なつてい
て低級アルキル基、R6およびR7は同一または異
なつていて、水素原子、低級アルキル基、低級ハ
ロアルキル基、低級アルキニル基、シクロアルキ
ル基、アラルキル基またはアリール基、Aは直鎖
状または分岐状のアルキレン基を示す。但し、
R1またはR2が水素原子、R6が水素原子、低級ア
ルキル基、シクロアルキル基またはアリール基で
あり、かつR7が水素原子である場合は除く〕で
表される1,4−ジヒドロピリジン誘導体、その
製造法およびその用途に関する。 次に、本明細書中に記載された各種用語につい
て説明する。 低級アルキル基とは、炭素数1ないし6個から
なる直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等
が挙げられる。 低級アルコキシ基とは、炭数素1ないし6個か
らなる直鎖状または分岐状のアルコキシ基を示
し、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキ
シ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペ
ンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等が挙げられ
る。 低級ハロアルキル基とは、前記の低級アルキル
基にハロゲン原子が置換したハロアルキル基を示
し、例えばβ−クロロエチル基、β−ブロモエチ
ル基、β−クロロプロピル基、β,β−ジクロロ
エチル基、β,β,β−トリクロロエチル基等が
挙げられる。 低級アルキニル基とは、炭数素2ないし4個か
らなるアルキニル基を示し、例えばプロパルギル
基、2−ブチニル基等が挙げられる。 シクロアルキル基とは、例えばシクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基、シクロヘプチル基等が挙げられる。 ジ低級アルキルアミノ基とは、前記の低級アル
キル基が置換したジアルキルアミノ基を示し、例
えばジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、エチ
ルメチルアミノ基等が挙げられる。 アラルキル基とは、例えばベンジル基、フエネ
チル基、α−メチルベンジル基等が挙げられる。 アリール基とは、例えばフエニル基、ナフチル
基、置換フエニル基(但し、その置換基として
は、ハロゲン原子、ニトロ基、低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ジ低級アルキルアミノ基およ
びシアノ基等が挙げられる)等が挙げられる。 直鎖状または分岐状のアルキレン基とは、炭数
素1ないし4個からなるアルキレン基を示し、例
えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、テ
トラメチレン基、メチルメチレン基、ジメチルメ
チレン基等が挙げられる。 一般式〔〕の化合物において、R1およびR2
は同一または異なつていて、水素原子、塩素原子
またはニトロ基を示す。但し、R1およびR2のい
づれか一方が水素原子のとき、他方は塩素原子ま
たはニトロ基を意味し、また一方がニトロ基のと
き、他方は水素原子を意味する。R1およびR2が
塩素原子である化合物は、良好な薬理活性を有す
る。 また、R3、R4およびR5は同一または異なつて
いて低級アルキル基を示すが、炭素数1ないし3
個のアルキル基が特に好ましい。 R6およびR7は同一または異なつていて、水素
原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基、低
級アルキニル基、シクロアルキル基、アラルキル
基またはアリール基を示し、隣接する窒素原子と
共に置換または無置換のアミノ基を形成する。但
し、R1またはR2が水素原子、R6が水素原子、低
級アルキル基、シクロアルキル基またはアリール
基であり、かつR7が水素原子である場合は除か
れるが、特にR6およびR7が水素原子の化合物は、
良好な薬理活性を有する。 次に、本発明化合物の製造法について説明す
る。 本発明の一般式〔〕の化合物は、以下の製造
法A、製造法B、製造法Cおよび製造法Dのいず
れの方法によつても製造することができる。 製造法 A 本製造法によれば、一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3およびR5は同一または異なつていて低
級アルキル基を示す〕で表される化合物とを反応
させることにより一般式〔〕の化合物を製造す
ることができる。 製造法 B 本製造法によれば、一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する〕で表される化合物と 一般式〔〕 R5−COCH2COOR3 〔〕 〔式中、R3およびR5は同一または異なつていて
低級アルキル基を示す〕で表される化合物とを反
応させることにより、一般式〔〕の化合物を製
造することができる。 製造法 C 本製造法によれば、一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する〕で表される化合物とアンモニアもしくはそ
の塩とを反応させることにより、一般式〔〕の
化合物を製造することができる。 製造法 D 本製造法によれば、一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する〕で表される化合物と 一般式〔〕 R5−COCH2COOR3 〔〕 〔式中、R3およびR5は同一または異なつていて
低級アルキル基を示す〕で表される化合物とアン
モニアもしくはその塩とを反応させることによ
り、一般式〔〕の化合物を製造することができ
る。 以下に、本発明の一般式〔〕の化合物の製造
法について詳細に説明する。 製造法 A 本製造法は、一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルと一般式〔〕のベンジリデン化合物とを反応
させることにより、一般式〔〕の化合物を製造
するものである。 一般式〔〕の化合物を製造する際の反応条件
は、使用される原料化合物の種類により適宜選択
されるが、通常一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルに対して、一般式〔〕のベンジリデン化合物
の使用量は反応に特に悪影響を及ぼさない限り、
自由に変えることができるが、好ましくは、該プ
ロペン酸エステルとほぼ等モル使用する。反応溶
媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであ
れば特に限定されないが、水、不活性有機溶媒ま
たは水と不活性有機溶媒との混合溶媒が挙げられ
る。 好ましい反応溶媒としては、例えば水;メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ール並びにブタノール等のアルコール;ジエチル
エーテル、エチルメチルエーテル並びにジイソプ
ロピルエーテル等のエーテル;ジオキサン、テト
ラフドロフラン、アセトニトリル、アセトン、
N,N−ジメチルホルムアミド、酢酸エチル、ベ
ンゼン、ジクロロメタンおよびクロロホルム等の
不活性有機溶媒および水とこれらの不活性有機溶
媒との混合溶媒が挙げられる。 反応は、通常一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルと一般式〔〕のベンジリデン化合物を該反応
溶媒に溶解し、撹拌下、室温ないし加熱下、好ま
しくは60ないし70℃の加熱下で行われる。反応時
間には、特に限定はないが、反応は2ないし24時
間で完結する。 また、触媒として、酢酸、プロピオン酸等の有
機酸、ピペリジン、ピペラジン、ジイソプロピル
アミン等の有機塩基を適量添加することにより、
該反応は促進される。 本製造法により合成された一般式〔〕の化合
物は、反応終了後、有機溶媒を用いる抽出処理、
アルミナ、シリカゲル等の担体を用いるクロマト
グラフイーによる分離精製処理および結晶化処理
等の通常の方法を、要すれば該処理を適宜組合せ
て行うことにより、分離、精製、単離および採取
することができる。 製造法 B 本製造法は、一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルと一般式〔〕のベンズアルデヒドと一般式
〔〕のβ−ケトエステル化合物とを反応させる
ことにより、一般式〔〕の化合物を製造するも
のである。 一般式〔〕の化合物を製造する際の反応条件
は、使用される原料化合物の種類により適宜選択
されるが、通常一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルに対して、一般式〔〕のベンズアルデヒドお
よび一般式〔〕のβ−ケトエステル化合物の使
用量は、反応に特に悪影響を及ぼさない限り、自
由に変えることができるが、好ましくは該プロペ
ン酸エステルと夫々ほぼ等モル量使用する。 本製造法の反応溶媒、反応温度、反応時間、分
離精製処理の操作方法は、製造法Aと同様に行う
ことができる。 製造法 C 本製造法は、一般式〔〕のプロペン酸エステ
ルと一般式〔〕のベンジリデン化合物とアンモ
ニアもしくはその塩とを反応させることにより、
一般式〔〕の化合物を製造するものである。 一般式〔〕の化合物を製造する際の反応条件
は、使用される原料化合物の種類により適宜選択
されるが、通常一般式〔〕のプロピン酸エステ
ルに対して、一般式〔〕のベンジリデン化合物
の使用量は反応に特に悪影響を及ぼさない限り、
自由に変えることができるが、好ましくは該プロ
ピン酸エステルとほぼ等モル量使用する。また、
アンモニアもしくはその塩は、該プロピン酸エス
テルに対し過剰量使用することができるが、反応
に悪影響を及ぼさない限り、自由に変えることが
できる。アンモニアもしくはその塩としては、例
えばアンモニア;蟻酸、酢酸、酒石酸、安息香
酸、フエニル酢酸等の有機酸とのアンモニウム
塩;炭酸、ホウ酸等の無機酸とのアンモニウム塩
等が挙げられる。 本製造法の反応溶媒、反応温度、反応時間、分
離精製処理の操作方法は、製造法Aと同様に行う
ことができる。 製造法 D 本製造法は、一般式〔〕のプロピン酸エステ
ルと一般式〔〕のベンズアルデヒドと一般式
〔〕のβ−ケトエステル化合物とアンモニアも
しくはその塩とを反応させることにより、一般式
〔〕の化合物を製造するものである。 一般式〔〕の化合物を製造する際の反応条件
は、使用される原料化合物の種類により適宜選択
されるが、通常一般式〔〕のプロピン酸エステ
ルに対して、一般式〔〕のベンズアルデヒドお
よび一般式〔〕のβ−ケトエステル化合物の使
用量は反応に特に悪影響を及ぼさない限り、自由
に変えることができるが、該プロピン酸エステル
とそれぞれほぼ等モル量使用するのが好ましい。
また、アンモニアもしくはその塩は、該プロピン
酸エステルに対し過剰量使用することができる
が、反応に悪影響を及ぼさない限り、自由に変え
ることができる。該アンモニアもしくはその塩
は、製造法Cで使用するアンモニアもしくはその
塩を用いることができる。 本製造法の反応溶媒、反応温度、反応時間、分
離精製処理の操作方法は、製造法Aと同様に行う
ことができる。 次に、本発明の一般式〔〕のジヒドロピリジ
ン誘導体を製造するための有用な中間体である一
般式〔〕のプロピン酸エステルおよび一般式
〔〕のプロペン酸エステルの製造方法について
説明する。 先ず、一般式〔〕のプロピン酸エステルの製
造法について説明する。 一般式〔〕の化合物は、すでに公知である
か、または例えばM.Mark Midland;J.Org.
Chem.、40、2250−2252(1975)、Henne
Greenlee;J.Am.Chem.Soc.、67、484(1945)等
に記載された公知の方法に準じて合成される。す
なわち、 式 HO−A−C≡CH 〔式中、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基
を示す〕で表わされる化合物とホスゲンまたはト
リクロロメチルクロロホルメートとを反応させ
て、 式 Cl−COO−A−C≡CH 〔式中、Aは前記の意味を有する〕で表わされる
化合物とし、これと 式 〔式中、R6およびR7は同一または異なつていて、
水素原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル
基、低級アルキニル基、シクロアルキル基、アラ
ルキル基またはアリール基を示す〕で表わされる
化合物とを反応させて、 式 〔式中、R6、R7およびAは前記の意味を有する〕
で表わされる化合物とし、次いでこれに金属化試
薬を作用させて有機金属化合物とし、さらに 式 ClCOOR4 〔式中、R4は低級アルキル基を示す〕で表わさ
れる化合物を反応させることにより、一般式
〔〕の化合物は製造される。 また一般式〔〕の化合物の第2の製造法とし
て、 式 HO−A−C≡C−COOR4 〔式中、R4は低級アルキル基、Aは直鎖状また
は分岐状のアルキレン基を示す〕で表わされる化
合物と 式 R8NCO 〔式中、R8はクロロスルホニル基、ジクロロス
ルホニル基、トリクロロアセチル基、低級アルキ
ル基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、
シクロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基を示す〕で表わされるイソシアナートもしくは
反応条件下で該イソシアナートを生成する化合物
とを反応させ、もし必要であれば、加水分解する
ことが挙げられる。 さらには、式 HO−A−C≡C−COOR4 〔式中、R4およびAは前記の意味を有する〕で
表わされる化合物と 式 〔式中、R6およびR7は同一または異なつていて、
水素原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル
基、低級アルキニル基、シクロアルキル基、アラ
ルキル基またはアリール基を示す〕で表わされる
化合物とを反応させて、一般式〔〕の化合物を
製造することができる。 一般式〔〕の化合物は、例えば、K.Bowden
et al.“Researchers on “acetylenic
compounds”Vol.、(A)The addition of
amines to ethynyl ketones等に記載の方法に準
じて、一般式〔〕の化合物とアンモニアもしく
はその塩とを反応させることにより製造すること
ができる。 次に、本発明の一般式〔〕の化合物の有用性
を示すために、以下の薬効薬理試験および毒性試
験を行つた。 薬効薬理試験 1 試験方法 (a) 冠血管拡張作用 ウサギ摘出心蔵を用いて、ランゲンドルフ
〔O.Langendorff;Pfugers arch.ges.
phisiol.、61、291−322(1895)〕法により冠
動脈拡張作用を調べた。冠血管拡張作用の強
さは冠動脈血流量を50%増加させるサンプル
投与量即ちpl50により評価した。 (b) 抗高血圧作用 生後15ないし16過齢、体重300g前後の雄
性高血圧症ラツト(spontaneous
hypertensive rat:SHR)を用いた。血圧
の測定は、SHRを予め45ないし50℃で10な
いし20分間加温後、自動血圧記録計を用い、
tail plethysmograph法により尾動脈の収縮
期血圧を非観血的に測定した。一群3ないし
5匹用いた。薬物は、ポリエチレングリコー
ルC−300に溶解し、10ないし100mg/Kg相当
量を経口投与した。抗高血圧作用は薬物投与
前の血圧に対して、各薬物を投与後各時間の
血圧の減少を抑圧%として表した。計算式
は、次の通りである。 抑圧(%)(投与前血圧)−(投与後各時間の血圧
)/(投与前血圧)×100 (c) 急性毒性 DM系マウス(18ないし22g)を用い、静
脈内投与によりアツプ・アンド・ダウン法に
従つてID50値を求めた。 (2) 試験結果 ランゲンドルフ法によるウサギに対する冠血
管拡張作用並びにマウスに対する急性毒性は次
の表−1に示す通りであつた。
【表】
表−1から明らかなように、本発明の化合物
は冠血管に作用して強力な冠状動脈拡張効果を
示している。また急性毒性はニフエジピンにく
らべて明らかに軽減されている。 高血圧症ラツト(SHR)に対する抗高血圧
作用は、表−2に示す通りであつた。
は冠血管に作用して強力な冠状動脈拡張効果を
示している。また急性毒性はニフエジピンにく
らべて明らかに軽減されている。 高血圧症ラツト(SHR)に対する抗高血圧
作用は、表−2に示す通りであつた。
【表】
表−2から明らかのように、本発明の化合物
は、高血圧症ラツト(SHR)に対し経口投与
で強力な抗高血圧作用を示している。また、投
与後6時間においても本発明の化合物は顕著な
抗高血圧作用を示しており、作用の持続性を示
唆している。 以上に示した薬理効果試験並びに毒性試験の
結果から、本発明の化合物()は、血管拡張
作用並びに抗高血圧作用を有しており、特に抗
高血圧作用が強く且つ毒性が弱いので、高血圧
症、心機能不全、狭心症、心筋梗塞並びに脳血
管障害などの循環器系疾病の治療剤として期待
される医薬品である。 本発明の化合物()の投与形態としては、
一般に静脈内、皮下または筋肉内注射、または
直腸投与などの非経口投与、あるいは錠剤、散
剤、顆粒剤、カプセル剤、舌下錠またはシロツ
プ剤などの経口投与などが挙げられる投与量と
しては、患者の症状、年令、体重並びに投与形
態によつて異るが、通常は成人に対して1日量
0.1ないし1000mg、好ましくは1ない100mgであ
る。上記の各製剤は、それぞれ周知の方法によ
り製造することができる。 次に本発明の製造法を実施例を挙げて詳しく説
明するが、本発明はこれにより特に限定されるも
のではない。 本発明方法 実施例 1 4−カルバモイルオキシ−3−アミノクロトン
酸エチル9.4g(50ミリモル)および2−(2,3−
ジクロルベンジリデン)アセト酢酸エチル14.4g
(50ミリモル)をエタノール(200ml)に溶解し、
60〜70℃において16時間撹拌して反応する。反応
混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル−ヘキサ
ンから結晶化すると結晶状の4−(2,3−ジク
ロルフエニル)−2−カルバモイルオキシメチル
−6−メチル−1,4−ジヒドロピリジン−3,
5−ジカルボン酸ジエチルエステル13.3g(収率
58.2%)を得る。 mp;168−169.5℃ UV;λMeOH nax、236、360nm IR(KBr);3340、3000、1675、1640、1600、
1480、1400、1385、1365、1330、1275、1200、
1120、1100、1075、1040、795、780、735cm-1。 NMR(90MHz、DMSO−d6);δ1.08(t、J=
8Hz、6H)、227(s、3H)、4.0(q、J=8
Hz、4H)、4.83(d、J=12Hz、1H)、5.07(d、
J=12Hz、1H)、5.38(s、1H)、6.66(s、
2H)、7.04〜7.54(m、3H)、8.83(s、1H)。 実施例 2〜19 実施例1に記載の方法に準拠して表−3に記載
された化合物が得られる。
は、高血圧症ラツト(SHR)に対し経口投与
で強力な抗高血圧作用を示している。また、投
与後6時間においても本発明の化合物は顕著な
抗高血圧作用を示しており、作用の持続性を示
唆している。 以上に示した薬理効果試験並びに毒性試験の
結果から、本発明の化合物()は、血管拡張
作用並びに抗高血圧作用を有しており、特に抗
高血圧作用が強く且つ毒性が弱いので、高血圧
症、心機能不全、狭心症、心筋梗塞並びに脳血
管障害などの循環器系疾病の治療剤として期待
される医薬品である。 本発明の化合物()の投与形態としては、
一般に静脈内、皮下または筋肉内注射、または
直腸投与などの非経口投与、あるいは錠剤、散
剤、顆粒剤、カプセル剤、舌下錠またはシロツ
プ剤などの経口投与などが挙げられる投与量と
しては、患者の症状、年令、体重並びに投与形
態によつて異るが、通常は成人に対して1日量
0.1ないし1000mg、好ましくは1ない100mgであ
る。上記の各製剤は、それぞれ周知の方法によ
り製造することができる。 次に本発明の製造法を実施例を挙げて詳しく説
明するが、本発明はこれにより特に限定されるも
のではない。 本発明方法 実施例 1 4−カルバモイルオキシ−3−アミノクロトン
酸エチル9.4g(50ミリモル)および2−(2,3−
ジクロルベンジリデン)アセト酢酸エチル14.4g
(50ミリモル)をエタノール(200ml)に溶解し、
60〜70℃において16時間撹拌して反応する。反応
混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル−ヘキサ
ンから結晶化すると結晶状の4−(2,3−ジク
ロルフエニル)−2−カルバモイルオキシメチル
−6−メチル−1,4−ジヒドロピリジン−3,
5−ジカルボン酸ジエチルエステル13.3g(収率
58.2%)を得る。 mp;168−169.5℃ UV;λMeOH nax、236、360nm IR(KBr);3340、3000、1675、1640、1600、
1480、1400、1385、1365、1330、1275、1200、
1120、1100、1075、1040、795、780、735cm-1。 NMR(90MHz、DMSO−d6);δ1.08(t、J=
8Hz、6H)、227(s、3H)、4.0(q、J=8
Hz、4H)、4.83(d、J=12Hz、1H)、5.07(d、
J=12Hz、1H)、5.38(s、1H)、6.66(s、
2H)、7.04〜7.54(m、3H)、8.83(s、1H)。 実施例 2〜19 実施例1に記載の方法に準拠して表−3に記載
された化合物が得られる。
【表】
【表】
【表】
【表】
実施例 20
4−N−メチルカルバモイルオキシ−3−アミ
ノクロトン酸エチル10.1g(50ミリモル)および2
−(2,3−ジクロルベンジリデン)アセト酢酸
エチル14.4g(50ミリモル)をエタノール(200ml)
に溶解し、60〜70℃において16時間撹拌して反応
する。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプ
ロピルエーテル−ヘキサンから結晶化すると結晶
状の4−(2,3−ジクロルフエニル)−2−N−
メチルカルバモイルオキシメチル−6−メチル−
1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン
酸ジエチルエステル14.4g(収率61.1%)が得られ
る。 mp;110℃ UV;λMeOH nax、237、360nm IR(KBr);3375、3325、3000、1680、1640、
1550、1480、1420、1280、1250、1200、1120、
1100、1050、865、780、740cm-1。 NMR(90MHz、DMSO−d6);δ1.08(t、J=
8Hz、6H)、228(s、3H)、26(d、J=4.5
Hz、3H)、4.0(q、J=8Hz、4H)、4.9(d、
J=13Hz、1H)、5.05(d、J=13Hz、1H)、
5.38(s、1H)、6.92〜7.28(m、1H)、7.15(m、
3H)、8.83(s、1H)。 実施例 21〜28 実施例20に記載の方法に準拠して表−4に記載
された化合物が得られる。
ノクロトン酸エチル10.1g(50ミリモル)および2
−(2,3−ジクロルベンジリデン)アセト酢酸
エチル14.4g(50ミリモル)をエタノール(200ml)
に溶解し、60〜70℃において16時間撹拌して反応
する。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプ
ロピルエーテル−ヘキサンから結晶化すると結晶
状の4−(2,3−ジクロルフエニル)−2−N−
メチルカルバモイルオキシメチル−6−メチル−
1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン
酸ジエチルエステル14.4g(収率61.1%)が得られ
る。 mp;110℃ UV;λMeOH nax、237、360nm IR(KBr);3375、3325、3000、1680、1640、
1550、1480、1420、1280、1250、1200、1120、
1100、1050、865、780、740cm-1。 NMR(90MHz、DMSO−d6);δ1.08(t、J=
8Hz、6H)、228(s、3H)、26(d、J=4.5
Hz、3H)、4.0(q、J=8Hz、4H)、4.9(d、
J=13Hz、1H)、5.05(d、J=13Hz、1H)、
5.38(s、1H)、6.92〜7.28(m、1H)、7.15(m、
3H)、8.83(s、1H)。 実施例 21〜28 実施例20に記載の方法に準拠して表−4に記載
された化合物が得られる。
【表】
【表】
【表】
実施例 29
4−N,N−ジメチルカルバモイルオキシ−3
−アミノクロトン酸エチル10.8g(50ミリモル)お
よび2−(3−ニトロペンジリデン)アセト酢酸
エチル13.2g(50ミリモル)をエタノール(200ml)
に溶解し、70〜80℃において16時間撹拌して反応
する。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプ
ロピルエーテル−ヘキサンから結晶化すると結晶
状の4−(3−ニトロフエニル)−2−N,N−ジ
メチルカルバモイルオキシメチル−6−メチル−
1,4−ジヒドロピリジン−ジカルボン酸ジエチ
ルエステル16.4g(収率71.1%)が得られる。 mp;131〜131.5℃ UV;λMeOH nax237、356nm IR(KBr);3220、2990、1680、1495、1445、
1345、1280、1200、1100、1060、1120、905、
760、715cm-1。 NMR(90MHz、DMSO−d6);0.98〜1.33(m、
6H)、233(s、3H)、288(s、6H)、4.06(q、
J=7Hz、4H)、5.0(d、J=12Hz、1H)、
5.07(s、1H)、5.14(d、J=12Hz、1H)、
7.46〜8.18(m、4H)、9.15(s、1H)。 実施例 30〜44 実施例29に記載の方法に準拠して、表−5に記
載された化合物が得られる。
−アミノクロトン酸エチル10.8g(50ミリモル)お
よび2−(3−ニトロペンジリデン)アセト酢酸
エチル13.2g(50ミリモル)をエタノール(200ml)
に溶解し、70〜80℃において16時間撹拌して反応
する。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプ
ロピルエーテル−ヘキサンから結晶化すると結晶
状の4−(3−ニトロフエニル)−2−N,N−ジ
メチルカルバモイルオキシメチル−6−メチル−
1,4−ジヒドロピリジン−ジカルボン酸ジエチ
ルエステル16.4g(収率71.1%)が得られる。 mp;131〜131.5℃ UV;λMeOH nax237、356nm IR(KBr);3220、2990、1680、1495、1445、
1345、1280、1200、1100、1060、1120、905、
760、715cm-1。 NMR(90MHz、DMSO−d6);0.98〜1.33(m、
6H)、233(s、3H)、288(s、6H)、4.06(q、
J=7Hz、4H)、5.0(d、J=12Hz、1H)、
5.07(s、1H)、5.14(d、J=12Hz、1H)、
7.46〜8.18(m、4H)、9.15(s、1H)。 実施例 30〜44 実施例29に記載の方法に準拠して、表−5に記
載された化合物が得られる。
【表】
【表】
【表】
【表】
実施例 45
4−カルバモイルオキシ−3−アミノクロトン
酸エチル9.4g(50ミリモル)、2,3−ジクロルベ
ンズアルデヒド8.75g(50ミリモル)並びにアセト
酢酸エチル6.5g(50ミリモル)をエタノール(200
ml)に溶解し、60〜70℃、16時間撹拌して反応す
る。反応混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル
−ヘキサンから結晶化すると結晶状の4−(2,
3−ジクロルフエニル)−2−カルバモイルオキ
シメチル−6−メチル−1,4−ジヒドロピリジ
ン−3,5−ジカルボン酸ジエチルエステル8.7g
(収率38.0%)を得る。 mp;168〜169.5℃ このもののUV、IR並びにNMRの機器分析デ
ータは実施例1の生成物のそれとよい一致を示し
た。 実施例 46 4−カルバモイルオキシテトロール酸エチル
8.6g(50ミリモル)、2−(2,3−ジクロルベン
ジリデン)アセト酢酸エチル14.4g(50ミリモル)
並びに酢酸アンモニウム10g(125ミリモル)をエ
タノール(200ml)に溶解し、60〜70℃、16時間
撹拌して反応する。反応混合物を減圧濃縮し、油
状残渣を酢酸エチル(200ml)で抽出処理する。
酢酸エチル抽出液を無水硫酸マグネシウムで脱水
処理し、減圧濃縮する。残渣を分取液体クロマト
グラフ装置(ウオーターズ社、システム500A)
によりPrep PAk−500/SILICAのカラムを用い
酢酸エチル−ヘキサン(1:1)を展開して分離
精製処理する。有効画分を集め減圧濃縮し、残渣
をジイソプロピルエーテル−ヘキサンから結晶化
すると結晶状の4−(2,3−ジクロルフエニル)
−2−カルバモイルオキシメチル−6−メチル−
1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン
酸ジエチルエステル5.6g(収率24.5%)を得る。 mp;168〜169.5℃ このもののUV、IR並びにNMRの機器分析デ
ータは実施例1の生成物のそれとよい一致を示し
た。 実施例 47 4−カルバモイルオキシテトロール酸エチル
8.6g(50ミリモル)、2,3−ジクロルベンジリデ
ンアルデヒド8.75g(50ミリモル)、アセト酢酸エ
チル6.4g(50ミリモル)並びに酢酸アンモニウム
10g(125ミリモル)をエタノール(200ml)に溶
解し、60〜70℃、16時間撹拌して反応する。反応
混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル(200ml)
で抽出処理する。抽出液を無水硫酸マグネシウム
で脱水処理したあと減圧濃縮する。残渣を分取液
体クロマトグラフ装置(ウオーターズ社、システ
ム500A)によりPrep PAk−500/SILICAのカ
ラム上、酢酸エチル−ヘキサン(1:1)を展開
して、分離精製処理する。有効画分を集め減圧濃
縮し、残渣をジイソプロピルエーテル−ヘキサン
から結晶化すると結晶状の4−(2,3−ジクロ
ルフエニル)−2−カルバモイルオキシメチル−
6−メチル−1,4−ジヒドロピリジン−3,5
−ジカルボン酸ジエチルエステル4.8g(収率21.0
%)を得る。 mp;168〜169.5℃ このもののUV、IR並びにNMRの機器分析デ
ータは実施例1の生成物のそれとよい一致を示し
た。 発明の効果 本発明の一般式〔〕の化合物は血管拡張作用
および血圧降下作用を有し、特に冠血管拡張作用
が強く、かつ毒性が極めて弱いので、高血圧症、
心機能不全、狭心症および心筋梗塞等の循環器系
疾柄の治療に有用であると期待される。
酸エチル9.4g(50ミリモル)、2,3−ジクロルベ
ンズアルデヒド8.75g(50ミリモル)並びにアセト
酢酸エチル6.5g(50ミリモル)をエタノール(200
ml)に溶解し、60〜70℃、16時間撹拌して反応す
る。反応混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル
−ヘキサンから結晶化すると結晶状の4−(2,
3−ジクロルフエニル)−2−カルバモイルオキ
シメチル−6−メチル−1,4−ジヒドロピリジ
ン−3,5−ジカルボン酸ジエチルエステル8.7g
(収率38.0%)を得る。 mp;168〜169.5℃ このもののUV、IR並びにNMRの機器分析デ
ータは実施例1の生成物のそれとよい一致を示し
た。 実施例 46 4−カルバモイルオキシテトロール酸エチル
8.6g(50ミリモル)、2−(2,3−ジクロルベン
ジリデン)アセト酢酸エチル14.4g(50ミリモル)
並びに酢酸アンモニウム10g(125ミリモル)をエ
タノール(200ml)に溶解し、60〜70℃、16時間
撹拌して反応する。反応混合物を減圧濃縮し、油
状残渣を酢酸エチル(200ml)で抽出処理する。
酢酸エチル抽出液を無水硫酸マグネシウムで脱水
処理し、減圧濃縮する。残渣を分取液体クロマト
グラフ装置(ウオーターズ社、システム500A)
によりPrep PAk−500/SILICAのカラムを用い
酢酸エチル−ヘキサン(1:1)を展開して分離
精製処理する。有効画分を集め減圧濃縮し、残渣
をジイソプロピルエーテル−ヘキサンから結晶化
すると結晶状の4−(2,3−ジクロルフエニル)
−2−カルバモイルオキシメチル−6−メチル−
1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン
酸ジエチルエステル5.6g(収率24.5%)を得る。 mp;168〜169.5℃ このもののUV、IR並びにNMRの機器分析デ
ータは実施例1の生成物のそれとよい一致を示し
た。 実施例 47 4−カルバモイルオキシテトロール酸エチル
8.6g(50ミリモル)、2,3−ジクロルベンジリデ
ンアルデヒド8.75g(50ミリモル)、アセト酢酸エ
チル6.4g(50ミリモル)並びに酢酸アンモニウム
10g(125ミリモル)をエタノール(200ml)に溶
解し、60〜70℃、16時間撹拌して反応する。反応
混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル(200ml)
で抽出処理する。抽出液を無水硫酸マグネシウム
で脱水処理したあと減圧濃縮する。残渣を分取液
体クロマトグラフ装置(ウオーターズ社、システ
ム500A)によりPrep PAk−500/SILICAのカ
ラム上、酢酸エチル−ヘキサン(1:1)を展開
して、分離精製処理する。有効画分を集め減圧濃
縮し、残渣をジイソプロピルエーテル−ヘキサン
から結晶化すると結晶状の4−(2,3−ジクロ
ルフエニル)−2−カルバモイルオキシメチル−
6−メチル−1,4−ジヒドロピリジン−3,5
−ジカルボン酸ジエチルエステル4.8g(収率21.0
%)を得る。 mp;168〜169.5℃ このもののUV、IR並びにNMRの機器分析デ
ータは実施例1の生成物のそれとよい一致を示し
た。 発明の効果 本発明の一般式〔〕の化合物は血管拡張作用
および血圧降下作用を有し、特に冠血管拡張作用
が強く、かつ毒性が極めて弱いので、高血圧症、
心機能不全、狭心症および心筋梗塞等の循環器系
疾柄の治療に有用であると期待される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3、R4およびR5は同一または異なつてい
て低級アルキル基、R6およびR7は同一または異
なつていて、水素原子、低級アルキル基、低級ハ
ロアルキル基、低級アルキニル基、シクロアルキ
ル基、アラルキル基またはアリール基、Aは直鎖
状または分岐状のアルキレン基を示す。但し、
R1またはR2が水素原子、R6が水素原子、低級ア
ルキル基、シクロアルキル基またはアリール基で
あり、かつR7が水素原子である場合は除く〕で
表される1,4−ジヒドロピリジン誘導体。 2 一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3およびR5は同一または異なつていて低
級アルキル基を示す〕で表される化合物とを反応
させることを特徴とする、 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3、R4およびR5は同一または異なつてい
て低級アルキル基、R6およびR7は同一または異
なつていて、水素原子、低級アルキル基、低級ハ
ロアルキル基、低級アルキニル基、シクロアルキ
ル基、アラルキル基またはアリール基、Aは直鎖
状または分岐状のアルキレン基を示す。但し、
R1またはR2が水素原子、R6が水素原子、低級ア
ルキル基、シクロアルキル基またはアリール基で
あり、かつR7が水素原子である場合は除く〕で
表される1,4−ジヒドロピリジン誘導体の製造
法。 3 一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する〕で表される化合物と 一般式〔〕 R5−COCH2COOR3 〔〕 〔式中、R3およびR5は同一または異なつていて
低級アルキル基を示す〕で表される化合物とを反
応させることを特徴とする、 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3、R4およびR5は同一または異なつてい
て低級アルキル基、R6およびR7は同一または異
なつていて、水素原子、低級アルキル基、低級ハ
ロアルキル基、低級アルキニル基、シクロアルキ
ル基、アラルキル基またはアリール基、Aは直鎖
状または分岐状のアルキレン基を示す。但し、
R1またはR2が水素原子、R6が水素原子、低級ア
ルキル基、シクロアルキル基またはアリール基で
あり、かつR7が水素原子である場合は除く〕で
表される1,4−ジヒドロピリジン誘導体の製造
法。 4 一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1またはR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する〕で表される化合物とアンモニアもしくはそ
の塩とを反応させることを特徴とする、 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3、R4およびR5は同一または異なつてい
て低級アルキル基、R6およびR7は同一または異
なつていて、水素原子、低級アルキル基、低級ハ
ロアルキル基、低級アルキニル基、シクロアルキ
ル基、アラルキル基またはアリール基、Aは直鎖
状または分岐状のアルキレン基を示す。但し、
R1またはR2が水素原子、R6が水素原子、低級ア
ルキル基、シクロアルキル基またはアリール基で
あり、かつR7が水素原子である場合は除く〕で
表される1,4−ジヒドロピリジン誘導体の製造
法。 5 一般式〔〕 〔式中、R4は低級アルキル基、R6およびR7は同
一または異なつていて、水素原子、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルキニル基、シ
クロアルキル基、アラルキル基またはアリール
基、Aは直鎖状または分岐状のアルキレン基を示
す。但し、R6が水素原子、低級アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基、R7が水素原
子であり、かつ後記一般式〔〕の化合物におい
て、R1およびR2が水素原子である場合は除く〕
で表される化合物と 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する〕で表される化合物と 一般式〔〕 R5−COCH2COOR3 〔〕 〔式中、R3およびR5は同一または異なつていて
低級アルキル基を示す〕で表される化合物とアン
モニアもしくはその塩とを反応させることを特徴
とする、 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3、R4およびR5は同一または異なつてい
て低級アルキル基、R6およびR7は同一または異
なつていて、水素原子、低級アルキル基、低級ハ
ロアルキル基、低級アルキニル基、シクロアルキ
ル基、アラルキル基またはアリール基、Aは直鎖
状または分岐状のアルキレン基を示す。但し、
R1またはR2が水素原子、R6が水素原子、低級ア
ルキル基、シクロアルキル基またはアリール基で
あり、かつR7が水素原子である場合は除く〕で
表される1,4−ジヒドロピリジン誘導体の製造
法。 6 一般式〔〕 〔式中、R1およびR2は同一または異なつていて、
水素原子、塩素原子またはニトロ基を示す。但
し、R1およびR2のいづれか一方が水素原子のと
き、他方は塩素原子またはニトロ基を意味し、ま
た一方がニトロ基のとき、他方は水素原子を意味
する。R3、R4およびR5は同一または異なつてい
て低級アルキル基、R6およびR7は同一または異
なつていて、水素原子、低級アルキル基、低級ハ
ロアルキル基、低級アルキニル基、シクロアルキ
ル基、アラルキル基またはアリール基、Aは直鎖
状または分岐状のアルキレン基を示す。但し、
R1またはR2が水素原子、R6が水素原子、低級ア
ルキル基、シクロアルキル基またはアリール基で
あり、かつR7が水素原子である場合は除く〕で
表される1,4−ジヒドロピリジン誘導体を有効
成分とする血圧降下剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2282883A JPS59152373A (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 1,4―ジヒドロピリジン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2282883A JPS59152373A (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 1,4―ジヒドロピリジン誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59152373A JPS59152373A (ja) | 1984-08-31 |
| JPH0155268B2 true JPH0155268B2 (ja) | 1989-11-22 |
Family
ID=12093552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2282883A Granted JPS59152373A (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 1,4―ジヒドロピリジン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59152373A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1197012B (it) * | 1986-07-29 | 1988-11-25 | Boehringer Biochemia Srl | 2-(aciltio) metil diidropiridine, un processo per la loro preparazione e composizioni farmaceutiche che le contengono |
| JPH01216972A (ja) * | 1988-02-26 | 1989-08-30 | Banyu Pharmaceut Co Ltd | 光学活性な1,4−ジヒドロピリジン誘導体、その製造法及びその用途 |
| EP0311053A3 (en) * | 1987-10-06 | 1991-05-08 | Banyu Pharmaceutical Co., Ltd. | Ameliorant of cerebral circulation and optical isomer of nb-818, processes for its production and its use |
-
1983
- 1983-02-16 JP JP2282883A patent/JPS59152373A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59152373A (ja) | 1984-08-31 |
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