JPH0160187B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0160187B2 JPH0160187B2 JP5788785A JP5788785A JPH0160187B2 JP H0160187 B2 JPH0160187 B2 JP H0160187B2 JP 5788785 A JP5788785 A JP 5788785A JP 5788785 A JP5788785 A JP 5788785A JP H0160187 B2 JPH0160187 B2 JP H0160187B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- caprolactone
- polyurethane
- polyol component
- isocyanate compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は弱電関係のコイル用巻線に多用されて
いるポリウレタン絶縁電線に係り、特に鑞着特性
を損うことなく耐熱性、耐クレージング特性、可
とう性を改良したポリウレタン絶縁電線に関する
ものである。 〔従来の技術〕 近年機器の小型軽量化に伴い耐熱特性に優れた
マグネツトワイヤとしてポリアミドイミド線、ポ
リエステルイミド線、ポリイミド線等が開発され
たが、これらはいずれも端末半田付処理の際の絶
縁皮膜の除去作業に難点があるため、特に細物の
エナメル線では鑞着特性を有するポリウレタン線
が依然として用いられているのが現状である。ま
たポリウレタン絶縁電線の耐熱特性を向上させる
ためにポリオール成分又はポリイソシアネート成
分にイミド基を導入する、との手段も図られた
が、この場合耐熱劣化性は良好であるが、耐熱軟
化性が劣る傾向にある。これはイミド基導入によ
り鑞着性が阻害されるため皮膜の架橋密度を抑え
ることによる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来一般のポリイソシアネートブロツク体を架
橋成分として使用したポリウレタン絶縁電線は熱
的特性が低く、その改良を図つたものは他の特性
を大きく損うとの欠点があつた。近時ポリウレタ
ン絶縁電線の特長である鑞着特性を損うことな
く、従来のポリウレタン線の耐熱区分であるE種
よりも更に高いB種、F種の耐熱性を有する絶縁
電線の出現が望まれている。またポリウレタン絶
縁電線はクレージング(3%伸長時のピンホール
の発生)という欠点を有し、これを防止すること
も技術的課題であつた。 ポリウレタン絶縁電線の鑞着特性と耐熱特性と
は、一方を改良すると他方の性質が阻害されると
いう二律背反の関係にあり、また耐熱特性を向上
させるために架橋密度を向上させた場合には、皮
膜の可とう性が低下し、クレージングが発生する
危険性があつた。例えば従来のポリウレタン絶縁
電線の架橋成分たるポリイソシアネートブロツク
体に配合されるポリオール成分として、活性化水
素を有し水酸基当量が70〜150程度の分子量が小
さい汎用のポリエステルプレポリマーに代えて、
活性化水素を有する分子量3000、水酸基当量300
程度のエポキシ樹脂を使用したものなどは、完全
なノークレージング型ではない。またポリイソシ
アネート成分に、2官能のイソシアネートブロツ
ク体例えばジフエニルメタンジイソシアネートを
キシレノール酸で安定化したブロツク体を使用す
る手段もとられるが、これとてもクレージングを
完全に防止することは不可能であり、耐熱的にも
劣るものである。 本発明は、絶縁皮膜を剥離せず直接半田付可能
というポリウレタン絶縁電線の鑞着特性を損うこ
となく、皮膜の耐熱性の向上に加え、耐クレージ
ング性、可とう性の問題をも同時に解決すること
に成功したものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明においてはポリウレタン絶縁電線の架橋
成分たるポリイソシアネートブロツク体に配合さ
れるポリオール成分として、新規なポリオール成
分である活性化水素を有するエポキシ樹脂とε−
カプロラクトンを反応させて得られるカプロラク
トン変性エポキシ樹脂を用いることにより、上記
問題を解決した。 架橋成分たるポリイソシアネートブロツク体と
しては、得られるポリウレタン皮膜に耐熱性を付
与するために少くともイソシアヌレート環を有す
るイソシアネート化合物を含むことが必要で、具
体例としてはトルエンジイソシアネートの三量体
の残余のイソシアネート基をフエノールで安定化
したポリイソシアネートブロツク体であるデスモ
ジユールCTステーブル(独国バイエル社商品名)
が挙げられる。このイソシアヌレート環を有する
ブロツクポリイソシアネート化合物に加えて、ポ
リウレタン皮膜の脆さを補うために、例えば1モ
ルのトリメチロールプロパンと3モルのトルエン
ジイソシアネートを反応させ更に残余のイソシア
ネート基をフエノールで安定化したポリイソシア
ネートブロツク体であるコロネートAPステーブ
ル(日本ポリウレタン工業社商品名)等が必要に
応じ併用される。 活性化水素を有するビスフエノールA系ジグリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂は、エポキシ当量
が1000に満たないと皮膜形成性に難点があり、同
4000を超えると塗料の安定性に問題が出てくるた
め、エポキシ当量1000〜4000の範囲が好ましく、
具体例としてはエピコート1007、エピコート1009
(米国シエル社商品名)、エポトートYD7019(東
都化成社商品名)等が挙げられる。このエポキシ
樹脂はε−カプロラクトンと反応してカプロラク
トン変性エポキシ樹脂とされ、ポリオール成分と
して用いられる。 〔実施例〕 カプロラクトン変性エポキシ樹脂の合成例 (1) エポキシ当量2000のビスフエノールA系ジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂400g、溶剤
としてシクロヘキサノン450gを、撹拌機、冷
却管を付けた4ツ口セパラブルフラスコに秤量
し入れ、80℃に加温しエポキシ樹脂が完全に溶
解するまで撹拌した。溶解後、ε−カプロラク
トン100g、触媒としてステアリン酸鉛12gを、
シクロヘキサノン50gに均一に分散させた溶液
を滴下し、全量を加えた後、180℃に昇温し3
時間加熱撹拌を行い、カプロラクトン変性エポ
キシ樹脂を合成した。反応の終点は系内のエポ
キシ基の有無を塩酸−ジオキサン法により調べ
確認した。 (2) エポキシ当量2000のビスフエノールA系ジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂の使用量を
350g、ε−カプロラクトンの使用量を150gと
したほかは、合成例(1)と同じ手順で反応を行
い、カプロラクトン変性エポキシ樹脂を合成し
た。 (3) エポキシ当量2000のビスフエノールA系ジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂の使用量を
250g、ε−カプロラクトンの使用量を250gと
したほかは、合成例(1)と同じ手順で反応を行
い、カプロラクトン変性エポキシ樹脂を合成し
た。 ポリウレタン絶縁塗料の調製及びポリウレタン絶
縁電線の製造 1モルのトリメチロールプロパンと3モルのト
ルエンジイソシアネートを反応させ更に残余のイ
ソシアネート基をフエノールで安定化させたブロ
ツクポリイソシアネート化合物であるコロネート
APステーブル及びトルエンジイソシアネート三
量体の残余のイソシアネート基をフエノールで安
定化させたブロツクポリイソシアネート化合物で
あるデスモジユールCTステーブルを架橋成分と
し、これに合成例(1)(2)(3)で得たカプロラクトン変
性エポキシ樹脂を、表−1の配合組成で添加し、
m−クレゾール、キシロールの混合溶剤に溶解
し、濃度30%のポリウレタン絶縁塗料を調製し
た。なお比較例として示したものは、ブロツクポ
リイソシアネート化合物に、エポキシ当量1500の
ビスフエノール系ジグリシジルエーテル型エポキ
シ樹脂(未変性)または1モルのトリメチロール
プロパンと1モルのアジピン酸とを反応させて得
た低分子量ポリエステルプレポリマーを、表−1
の配合組成で添加し、同一条件で調製したポリウ
レタン絶縁塗料である。
いるポリウレタン絶縁電線に係り、特に鑞着特性
を損うことなく耐熱性、耐クレージング特性、可
とう性を改良したポリウレタン絶縁電線に関する
ものである。 〔従来の技術〕 近年機器の小型軽量化に伴い耐熱特性に優れた
マグネツトワイヤとしてポリアミドイミド線、ポ
リエステルイミド線、ポリイミド線等が開発され
たが、これらはいずれも端末半田付処理の際の絶
縁皮膜の除去作業に難点があるため、特に細物の
エナメル線では鑞着特性を有するポリウレタン線
が依然として用いられているのが現状である。ま
たポリウレタン絶縁電線の耐熱特性を向上させる
ためにポリオール成分又はポリイソシアネート成
分にイミド基を導入する、との手段も図られた
が、この場合耐熱劣化性は良好であるが、耐熱軟
化性が劣る傾向にある。これはイミド基導入によ
り鑞着性が阻害されるため皮膜の架橋密度を抑え
ることによる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来一般のポリイソシアネートブロツク体を架
橋成分として使用したポリウレタン絶縁電線は熱
的特性が低く、その改良を図つたものは他の特性
を大きく損うとの欠点があつた。近時ポリウレタ
ン絶縁電線の特長である鑞着特性を損うことな
く、従来のポリウレタン線の耐熱区分であるE種
よりも更に高いB種、F種の耐熱性を有する絶縁
電線の出現が望まれている。またポリウレタン絶
縁電線はクレージング(3%伸長時のピンホール
の発生)という欠点を有し、これを防止すること
も技術的課題であつた。 ポリウレタン絶縁電線の鑞着特性と耐熱特性と
は、一方を改良すると他方の性質が阻害されると
いう二律背反の関係にあり、また耐熱特性を向上
させるために架橋密度を向上させた場合には、皮
膜の可とう性が低下し、クレージングが発生する
危険性があつた。例えば従来のポリウレタン絶縁
電線の架橋成分たるポリイソシアネートブロツク
体に配合されるポリオール成分として、活性化水
素を有し水酸基当量が70〜150程度の分子量が小
さい汎用のポリエステルプレポリマーに代えて、
活性化水素を有する分子量3000、水酸基当量300
程度のエポキシ樹脂を使用したものなどは、完全
なノークレージング型ではない。またポリイソシ
アネート成分に、2官能のイソシアネートブロツ
ク体例えばジフエニルメタンジイソシアネートを
キシレノール酸で安定化したブロツク体を使用す
る手段もとられるが、これとてもクレージングを
完全に防止することは不可能であり、耐熱的にも
劣るものである。 本発明は、絶縁皮膜を剥離せず直接半田付可能
というポリウレタン絶縁電線の鑞着特性を損うこ
となく、皮膜の耐熱性の向上に加え、耐クレージ
ング性、可とう性の問題をも同時に解決すること
に成功したものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明においてはポリウレタン絶縁電線の架橋
成分たるポリイソシアネートブロツク体に配合さ
れるポリオール成分として、新規なポリオール成
分である活性化水素を有するエポキシ樹脂とε−
カプロラクトンを反応させて得られるカプロラク
トン変性エポキシ樹脂を用いることにより、上記
問題を解決した。 架橋成分たるポリイソシアネートブロツク体と
しては、得られるポリウレタン皮膜に耐熱性を付
与するために少くともイソシアヌレート環を有す
るイソシアネート化合物を含むことが必要で、具
体例としてはトルエンジイソシアネートの三量体
の残余のイソシアネート基をフエノールで安定化
したポリイソシアネートブロツク体であるデスモ
ジユールCTステーブル(独国バイエル社商品名)
が挙げられる。このイソシアヌレート環を有する
ブロツクポリイソシアネート化合物に加えて、ポ
リウレタン皮膜の脆さを補うために、例えば1モ
ルのトリメチロールプロパンと3モルのトルエン
ジイソシアネートを反応させ更に残余のイソシア
ネート基をフエノールで安定化したポリイソシア
ネートブロツク体であるコロネートAPステーブ
ル(日本ポリウレタン工業社商品名)等が必要に
応じ併用される。 活性化水素を有するビスフエノールA系ジグリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂は、エポキシ当量
が1000に満たないと皮膜形成性に難点があり、同
4000を超えると塗料の安定性に問題が出てくるた
め、エポキシ当量1000〜4000の範囲が好ましく、
具体例としてはエピコート1007、エピコート1009
(米国シエル社商品名)、エポトートYD7019(東
都化成社商品名)等が挙げられる。このエポキシ
樹脂はε−カプロラクトンと反応してカプロラク
トン変性エポキシ樹脂とされ、ポリオール成分と
して用いられる。 〔実施例〕 カプロラクトン変性エポキシ樹脂の合成例 (1) エポキシ当量2000のビスフエノールA系ジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂400g、溶剤
としてシクロヘキサノン450gを、撹拌機、冷
却管を付けた4ツ口セパラブルフラスコに秤量
し入れ、80℃に加温しエポキシ樹脂が完全に溶
解するまで撹拌した。溶解後、ε−カプロラク
トン100g、触媒としてステアリン酸鉛12gを、
シクロヘキサノン50gに均一に分散させた溶液
を滴下し、全量を加えた後、180℃に昇温し3
時間加熱撹拌を行い、カプロラクトン変性エポ
キシ樹脂を合成した。反応の終点は系内のエポ
キシ基の有無を塩酸−ジオキサン法により調べ
確認した。 (2) エポキシ当量2000のビスフエノールA系ジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂の使用量を
350g、ε−カプロラクトンの使用量を150gと
したほかは、合成例(1)と同じ手順で反応を行
い、カプロラクトン変性エポキシ樹脂を合成し
た。 (3) エポキシ当量2000のビスフエノールA系ジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂の使用量を
250g、ε−カプロラクトンの使用量を250gと
したほかは、合成例(1)と同じ手順で反応を行
い、カプロラクトン変性エポキシ樹脂を合成し
た。 ポリウレタン絶縁塗料の調製及びポリウレタン絶
縁電線の製造 1モルのトリメチロールプロパンと3モルのト
ルエンジイソシアネートを反応させ更に残余のイ
ソシアネート基をフエノールで安定化させたブロ
ツクポリイソシアネート化合物であるコロネート
APステーブル及びトルエンジイソシアネート三
量体の残余のイソシアネート基をフエノールで安
定化させたブロツクポリイソシアネート化合物で
あるデスモジユールCTステーブルを架橋成分と
し、これに合成例(1)(2)(3)で得たカプロラクトン変
性エポキシ樹脂を、表−1の配合組成で添加し、
m−クレゾール、キシロールの混合溶剤に溶解
し、濃度30%のポリウレタン絶縁塗料を調製し
た。なお比較例として示したものは、ブロツクポ
リイソシアネート化合物に、エポキシ当量1500の
ビスフエノール系ジグリシジルエーテル型エポキ
シ樹脂(未変性)または1モルのトリメチロール
プロパンと1モルのアジピン酸とを反応させて得
た低分子量ポリエステルプレポリマーを、表−1
の配合組成で添加し、同一条件で調製したポリウ
レタン絶縁塗料である。
【表】
上記の如く調製した塗料を、導体径0.35mmの銅
線に均一厚に塗布焼付し、本発明に係るポリウレ
タン絶縁電線を製造した。その諸特性を表−2に
示す。
線に均一厚に塗布焼付し、本発明に係るポリウレ
タン絶縁電線を製造した。その諸特性を表−2に
示す。
【表】
本発明に係るポリウレタン絶縁電線は、ポリウ
レタン皮膜の架橋成分としてのブロツクポリイソ
シアネート化合物のイソシアヌレート環による良
好な耐熱特性に加え、ポリオール成分からε−カ
プロラクトンとエポキシ基との反応により生ずる
エステル基が導入されるため、更に耐熱性が向上
する。またイソシアヌレート環を有するブロツク
ポリイソシアネート化合物を架橋成分として用い
ても、これに配合されるべきポリオール成分が比
較例に示す従来の低分子量ポリエステルプレポリ
マーや未変性エポキシ樹脂の場合は、得られるポ
リウレタン皮膜は硬く、可とう性、耐クレージン
グ性に欠けるところ、本発明においてポリオール
成分として採用したカプロラクトン変性エポキシ
樹脂は、上記従来のものに比べ分子鎖が長いた
め、皮膜の剛直化を抑えることが可能となり、皮
膜に良好な可とう性及び耐クレージング性を付与
せしめ得る。更に本発明のポリウレタン絶縁電線
は、上記のように皮膜の熱的特性を向上せしめ得
た上、ウレタン結合の存在により鑞着特性をも併
用する優れたものである。 なお本発明において、ポリオール成分としての
カプロラクトン変性エポキシ樹脂のOH基とブロ
ツクポリイソシアネート化合物のNCO基との反
応当量比を1:0.7〜2.0に限定した理由は、この
範囲を外れる場合は、ポリウレタン皮膜が脆くな
つたり、皮膜形成性に難点が出てくるためであ
る。 〔発明の効果〕 本発明のポリウレタン絶縁電線は、表−2に示
す諸特性より明らかなように、熱軟化温度が約
290℃と公知のポリウレタン絶縁電線では得られ
ない高い耐熱特性を示し、かつ鑞着性においても
従来に比し遜色ない特性が得られた。しかも特定
のポリオール成分を用いたことにより、皮膜に良
好な可とう性及び耐クレージング性を付与せしめ
得た。
レタン皮膜の架橋成分としてのブロツクポリイソ
シアネート化合物のイソシアヌレート環による良
好な耐熱特性に加え、ポリオール成分からε−カ
プロラクトンとエポキシ基との反応により生ずる
エステル基が導入されるため、更に耐熱性が向上
する。またイソシアヌレート環を有するブロツク
ポリイソシアネート化合物を架橋成分として用い
ても、これに配合されるべきポリオール成分が比
較例に示す従来の低分子量ポリエステルプレポリ
マーや未変性エポキシ樹脂の場合は、得られるポ
リウレタン皮膜は硬く、可とう性、耐クレージン
グ性に欠けるところ、本発明においてポリオール
成分として採用したカプロラクトン変性エポキシ
樹脂は、上記従来のものに比べ分子鎖が長いた
め、皮膜の剛直化を抑えることが可能となり、皮
膜に良好な可とう性及び耐クレージング性を付与
せしめ得る。更に本発明のポリウレタン絶縁電線
は、上記のように皮膜の熱的特性を向上せしめ得
た上、ウレタン結合の存在により鑞着特性をも併
用する優れたものである。 なお本発明において、ポリオール成分としての
カプロラクトン変性エポキシ樹脂のOH基とブロ
ツクポリイソシアネート化合物のNCO基との反
応当量比を1:0.7〜2.0に限定した理由は、この
範囲を外れる場合は、ポリウレタン皮膜が脆くな
つたり、皮膜形成性に難点が出てくるためであ
る。 〔発明の効果〕 本発明のポリウレタン絶縁電線は、表−2に示
す諸特性より明らかなように、熱軟化温度が約
290℃と公知のポリウレタン絶縁電線では得られ
ない高い耐熱特性を示し、かつ鑞着性においても
従来に比し遜色ない特性が得られた。しかも特定
のポリオール成分を用いたことにより、皮膜に良
好な可とう性及び耐クレージング性を付与せしめ
得た。
Claims (1)
- 1 エポキシ当量1000〜4000の活性化水素を有す
るビスフエノールA系ジグリシジルエーテル型エ
ポキシ樹脂とε−カプロラクトンとの合成により
得られるカプロラクトン変性エポキシ樹脂をポリ
オール成分とし、これに少くともイソシアヌレー
ト環を有するイソシアネート化合物を含むブロツ
クイソシアネート化合物を、上記ポリオール成分
のOH基とブロツクイソシアネート化合物のNCO
基との反応当量比が1:0.7〜2.0なる率で加え、
有機溶剤に溶解してなる絶縁塗料を、導体上に直
接又は他の絶縁皮膜を介して塗布焼付したことを
特徴とするポリウレタン絶縁電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5788785A JPS61215669A (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | ポリウレタン絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5788785A JPS61215669A (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | ポリウレタン絶縁電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61215669A JPS61215669A (ja) | 1986-09-25 |
| JPH0160187B2 true JPH0160187B2 (ja) | 1989-12-21 |
Family
ID=13068499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5788785A Granted JPS61215669A (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | ポリウレタン絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61215669A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI628214B (zh) * | 2012-02-13 | 2018-07-01 | 日產化學工業股份有限公司 | 液晶配向劑、液晶配向膜及液晶顯示元件 |
-
1985
- 1985-03-22 JP JP5788785A patent/JPS61215669A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61215669A (ja) | 1986-09-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4431758A (en) | Heat resistant resin composition comprising reaction product of polyamideimide resin, alcohol and acid component. | |
| US4477624A (en) | Heat-resistant synthetic resin composition | |
| US4740576A (en) | Preparation of polyamidoimide coatings having a long shelf life | |
| JPH0160187B2 (ja) | ||
| JPS6369819A (ja) | 高温抵抗性迅速なろう着ワイヤエナメル | |
| JPS638967B2 (ja) | ||
| JPS59127312A (ja) | 耐熱性ポリウレタン絶縁電線 | |
| JP3336220B2 (ja) | 絶縁電線 | |
| JPH02142853A (ja) | はんだ付け性を有する樹脂組成物およびこれを用いた絶縁電線 | |
| JP2570210B2 (ja) | プリプレグ | |
| JPH111538A (ja) | 電気絶縁用樹脂組成物及び絶縁電線 | |
| JPS5816561B2 (ja) | 自己融着性絶縁電線 | |
| JP4399912B2 (ja) | 電気絶縁用樹脂組成物及びこれを用いた絶縁電線 | |
| KR920009847B1 (ko) | 절연전선 | |
| JPS6081221A (ja) | はんだ付け性を有する樹脂組成物 | |
| JPS59151704A (ja) | 電気機器の製造法 | |
| JPS63189456A (ja) | はんだ付け性を有する樹脂組成物 | |
| JPH05331367A (ja) | 樹脂組成物及びこれを用いた絶縁電線 | |
| JP2632336B2 (ja) | ポリウレタン系絶縁塗料 | |
| JPH07166054A (ja) | 樹脂組成物およびこれを用いた絶縁電線 | |
| JP2001214059A (ja) | 電気絶縁用樹脂組成物及びこれを用いた絶縁電線 | |
| JPH11228812A (ja) | 電気絶縁用樹脂組成物及びこれを用いた絶縁電線 | |
| JPS61270A (ja) | ポリウレタン系電気絶縁塗料 | |
| JPS62241974A (ja) | ポリウレタン系電気絶縁塗料 | |
| JPH10265717A (ja) | 絶縁塗料 |