JPH02101086A - グリセロ−Sn−3−ホスホリルコリン粉末の製造方法 - Google Patents

グリセロ−Sn−3−ホスホリルコリン粉末の製造方法

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JPH02101086A
JPH02101086A JP25187088A JP25187088A JPH02101086A JP H02101086 A JPH02101086 A JP H02101086A JP 25187088 A JP25187088 A JP 25187088A JP 25187088 A JP25187088 A JP 25187088A JP H02101086 A JPH02101086 A JP H02101086A
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glycero
phosphorylcholine
methanol
natural
reaction
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JP25187088A
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Hidehiko Hibino
日比野 英彦
Hiroshi Iwasaki
博司 岩崎
Osamu Nakachi
仲地 理
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、天然リン脂質から直接、天然構造を維持した
グリセロ−3n−3−ホスホリルコリン粉末を製造する
方法に関するものである。
(従来の技術) 天然リン脂質の立体特異性を有するホスファチジルコリ
ン、即ち1,2−ジアシル−3n−グリセロ3−ホスホ
リルコリンを合成するには、この天然構造を維持したグ
リセロ−5n−3−ホスホリルコリンが必要である。何
故なら天然リン脂質はグリセロール骨格第2位に不斉炭
素を有するため光学活性を示すからである。そのため従
来の有機合成法による天然と同一配位の光学対掌体を合
成する場合、通常、対応する立体配位の置換グリセロー
ル、例えば、1.2−0−イソプロピリデン−D−グリ
セロールをD−マンニトールから合成して出発原料とす
る方法が用いられる(M、 B。
Jung、 T、J、 Shaw、 J、 Am、 C
hew、 Soc、、 102+6304 (1980
))。これらの出発原料から合成されるリン脂質はプロ
ピル−2−トリメチルアンモニオエチルホスフェート誘
導体である。
また、天然構造を維持したグリセロ−3n−3−ホスホ
リルコリンを得る手段として、前述した全合成法とは別
に、天然リン脂質において、グリセロ−3n−3−ホス
ホリルコリンと脂肪酸を結合させているエステル結合の
みを特異的に加水分解させる方法も知られている。この
加水分解法には、酵素法と 化学薬品法がある。酵素法では脂質のエステル分解酵素
であるホスホリパーゼやリパーゼ等が使われている。
化学薬品法による天然構造を有するグリセロ5n−3−
ホスホリルコリンを得る方法としては、下記の報告が知
られている。
■H,Brockerhoff、 M、 Yorkow
ski、 Can、 J、 Bi。
chem、、43.1777 (1965)■J、 S
、 Chadha、 Chem、 Phys、 Lip
ids、 al 104■ 実験化学講座、第3巻、“
脂質の化学”7・1、ジアシルグリセロリン脂質、第2
61頁、東京化学同人社 以上の方法は共通して、ホスファチジルコリンを無水エ
ーテル中テトラブチルアンモニウムヒドロキシドで加水
分解し、得られた分解物を濾別後、塩化カドミウム溶液
により、グリセロ−3−ホスホリルコリン−塩化カドミ
ウム複合体とじて結晶状で析出させている。
(発明が解決しようとする課題) グリセロール誘導体を出発原料としてプロピル2−トリ
メチルアンモニオエチルホスフェート誘導体に至る全合
成法は、非常に合成段階が多く、また各段階ごとの反応
生成物の精製工程が複雑であり、その最終生成物の収量
が低い。また、このグリセロ−3n−3−ホスホリルコ
リンを原料として合成されるホスファチジルコリンは、
用いた脂肪酸を基準として収率が非常に低い。そのため
、反応生成物のコストが非常に高く、工業的製造法とし
て不適である。
また、全合成法では反応途中において立体配位が逆配位
に反転するワルデン反転が生じる可能性があり、天然構
造でない立体配位物が混在する危険性を含んでいる。
天然リン脂質のグリセロ−3n−3−ホスホリルコリン
と脂肪酸を結合させているエステル結合を酵素で特異的
に加水分解する手段には、■リパーゼによる非特異的分
解、■ホスホリパーゼA2とホスホリパーゼA、又はホ
スホリパーゼA2とリゾホスホリパーゼによる段階的分
離、■ホスホリパーゼBによる非特異的分解がある。
上記のエステル結合を触媒的に加水分解する酵素群は微
生物、動物の膜結合酵素および動物の分泌酵素から精製
される。しかし、これらの原料から、これらの酵素群を
単離あるいは精製するには、硫安分画、DEAE−セル
ロースおよび電気泳動等の分析的手法を多数組み合わせ
る精製法の処理によってのみ入手される。微少な原料か
ら分析的手法で得られるこれらの酵素群の収量は著しく
低く、またその酵素活性も低く、しばしば保存中に力価
が失活する。そのため、これらの酵素群は生化学実験に
使用されても、グリセロ−3n−3−ホスホリルコリン
の工業的製造法としては不適である。
天然リン脂質のグリセロ−8n−3−ホスホリルコリン
と脂肪酸を結合させているエステル結合を化学製品で特
異的に加水分解して天然構造を有するグリセロ−5n−
3−ホスホリルコリンを8周製する方法では、加水分解
剤として高価なテトラブチルアンモニウムヒドロキシド
を無水無極性溶媒中で反応させなくてはならない。特に
、この方法で問題となる工程は、加水分解されたグリセ
ロ−3n3−ホスホリルコリンの回収にカドミウムを使
用して複合体として結晶化させることである。
吸水性の著しいグリセロ−8n−3−ホスホリルコリン
を結晶化させるために使用するこのカドミウムは、生体
中で蓄積されて著しく毒性を生じる重金属である。天然
構造を有するグリセロ−3n3−ホスホリルコリンを用
いて調製される各種ホスファチジルコリンの使用目的が
、医薬品および医薬品原料であるため、それらの各種ホ
スファチジルコリンは生体内に投与される事が明確にな
っており、合成原料中のカドミウム残存は非常に問題で
ある。 また、グリセロ−8n−3−ホスホリルコリン
−塩化カドミウム複合体を用いたホスファチジルコリン
の合成法では、その収率が約50%前後と低い欠点を有
している。
以上述べた如く、天然構造のリン脂質を大量に合成する
には、天然構造を有するグリセロ−3n3−ホスボリル
コリンが安価で多量に確保される必要がある。その使用
目的から安全な原料で、しかもホスファチジルコリン合
成時の反応収率の良い原料という条件を満足させるグリ
セロ−3n−3−ホスホリルコリンの製造法の開発が望
まれている。
従って、本発明は、安価で安全な天然構造を有するグリ
セロ−3n−3−ホスホリルコリンを大量に製造する方
法を確立することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明のグリセロ−3n−3−ホスホリルコリン粉末の
製造方法は、天然リン脂質をアルコール中で金属ナトリ
ウム又はナトリウムアルコラートで脱アシル化した後、
この脱アシル化物をメタノール中で塩酸酸性とし、次い
でこれをアセトン中に加えて−10〜−30℃で晶析濾
過し、さらに晶析した脱アシル化物をメタノール中でシ
リカを加えて粉末状にすることを特徴とする。
本発明に用いる天然リン脂質の組成は、ホスファチジル
コリン含量90%以上で残りは、リゾホスファチジルコ
リンであることが好ましい。何故ならリゾホスファチジ
ルコリンの脱アシル化処理によりグリセロ−8n−3−
ホスホリルコリンが生じるからである。
天然リン脂質原料中にホスファチジルコリンを豊富に含
む場合、しばしばホスファチジルコリンやリゾホスファ
チジルコリンと同様のホスホリルコリン骨格を有するス
フィンゴミエリンを併存している。そのため、ホスファ
チジルコリンの濃縮に従って、これらの物質が付随的に
濃縮される。
しかし、スフィンゴミエリンは脂肪族物質をスフィンゴ
シン残基や脂肪酸が酸アミド結合した状態で保持してい
るため、本発明で採用されるアルカリ処理に対して安定
であり、しかもクロロホルム可溶であるので、脱アシル
化時のクロロホルム処理により容易に除去される。従っ
て、本発明の天然リン脂質原料にスフィンゴミエリンの
混在は問題がないので幅広い原料を対象と出来る。
しかし、ホスホリルコリン骨格を持たない一般リン脂質
は、本発明の脱アシル化条件において加水分解を受は相
応する脱アシル化物を生成し、製造目的であるグリセロ
−3n−3−ホスホリルコリンの純度を低下させるので
、本発明における天然リン脂質原料から可能な限りこれ
を除去することが好ましい。
本発明に用いられる天然リン脂質は、落花生、大豆、卵
黄等の天然レシチンを原料とし、冷アセトンによる脱脂
処理、含水エタノールによる溶剤分画処理、二価の金属
塩を付加する錯体処理、シリカカラムや連続遠心液々多
段分配等によるクロマトグラフィー処理等をいくつか組
み合わせることによって得ることができる。
本発明に用いるアルカリ性エステル交換法による脱アシ
ル化法は、グリセロ−5n−3−ホスホリルコリン製造
に適している。室温3時間以上の反応条件が好ましく、
得られるグリセロ−5−ホスホリルコリンの天然構造に
変化を与えない。
硫酸や塩酸等の鉱酸を用いた酸性エステル交換法でも脱
アシル化は可能であるが、得られたグリセロ−3n−3
−ホスホリルコリンに関して5n−3のコリンホスフェ
ートのリン酸基と5n−2の水酸基が分子内で縮合した
ように見受けられるコンホメーション変化が観察される
。また、アルカリ性触媒は反応終了後、容易に酸で中和
されるが、この反応はグリセロ−5n−3−ホスホリル
コリンの立体構造に何ら変化を与えず、生成する塩も同
様にグリセロ−3n−3−ホスホリルコリンの立体構造
またはホスファチジルコリン合成時の反応に何らの影響
も与えない。
本発明に用いた金属ナトリウムおよびナトリウムアルコ
ラートによるエステル交換法は、反応の目的物であるグ
リセロ−3n−3−ホスホリルコリンとエステル交換さ
れた脂肪酸誘導体との分離に好ましい条件である。
反応の目的物であるグリセロ−3n−3−ホスホリルコ
リンは、水酸基とリン酸基を有するため、水溶性化合物
であり、極性溶媒であるメタノールに可溶であるが、ア
セトン、クロロホルムに不溶であり、当然、無極性溶媒
には不溶である。一方、エステル交換された脂肪酸誘導
体はメタノールに可溶であるが、アルコールエステルで
あるので、アセトン、クロロホルムに可溶である。
即ち、天然リン脂質をメタノール中でエステル交換反応
を行うと、出発原料およびいずれの反応生成物も、メタ
ノールに可溶なため、均−系で反応が進行する。反応終
了後の均一溶液にクロロホルムを加える事により、クロ
ロホルム中に脂肪酸誘導体、未反応リン脂質原料および
原料由来の脂質不純物は移行するが、目的物のグリセロ
−3n3−ホスホリルコリンは移行しない。それ故、反
応物の除去にこのクロロホルム処理が適している。
次いで、反応の目的物であるグリセロ−5−ホスホリル
コリンはメタノールに可?容なため、グリセロ−3n−
3−ホスホリルコリンを塩酸酸性でメタノール溶液に調
製後、アセトンを加える。
これによりメタノールは溶解されたアセトンにより、グ
リセロ−5n−3−ホスホリルコリンの溶解能を失い、
溶液外にグリセロ−3n−3−ホスホリルコリンを放出
する。そして、グリセロ−5−ホスホリルコリンはアセ
トンに対して不溶性であるため、結晶として析出する。
クロロホルムやアセトンによる溶剤分画処理において、
メタノール中からより効率的にグリセロ−3n−3−ホ
スホリルコリンを晶析させるため、−15℃〜−30℃
で、望ましくは数時間以上、最低2時間以上保持するこ
とが好ましい。また、アセトンによるグリセロ5n−3
−ホスホリルコリン結晶の洗浄および晶析は、望ましく
は4回以上、最低2回以上繰り返すことが好ましい。
本発明において、アルカリ性触媒として用いられる金属
ナトリウムおよびナトリウムメチラートやナトリウムエ
チラートのようなナトリウムアルコラートは、原料の天
然リン脂質に対して最大量2重量%で、好ましくは、0
.5重量%を添加する。
触媒を効率良く用いるためには、触媒の添加に先立って
、天然リン脂質を0.5〜2時間攪拌状態でメタノール
に溶解する。この天然リン脂質のメタノール溶液に触媒
を入れて室温で3時間以上反応させる。反応の進行状態
は薄層クロマトグラフィ−を用いてホスファチジルコリ
ンが検出されなくなった時に終了する。添加した触媒は
、脱アシル化後にグリセロ−3n−3−ホスホリルコリ
ンのメタノール溶液調製時に塩酸、好ましくは16〜2
0%塩酸でP)14.0〜6.0に中和して失活させる
。この際、四級アミンを有するグリセロ−3n−3−ホ
スホリルコリンのホスホリルコリン塩は塩酸塩に変換さ
れて四級アミン塩として安定する。この塩酸塩はホスフ
ァチジルコリン合成時の反応に何らの影響も与えない。
トリアジルグリセロールの場合には、水酸化ナトリウム
や水酸化カリウムのようなアルカリ金属塩を触媒として
、室温で少量のアルコールと12時間以上の反応でエス
テル交換が可能であるが、天然リン脂質は触媒量や反応
時間を増加しても、その反応率は低く、本発明の目的に
は不適である。
また、前述のようなアルカリ金属塩を用いて天然リン脂
質原料を高温でケン化分解して脱アシル化する方法は、
生成する脂肪酸塩の水、アルコールおよびアセトンに対
する溶解性がグリセロ−3n3−ホスホリルコリンに近
仙しており、かつ、脱アシル溶媒のクロロホルムに対す
る溶解性が不十分なため、反応生成物のグリセロ−3n
−3−ホスホリルコリンと脂肪酸塩を直ちに分別出来な
い。
さらに、ケン化分解法では、天然リン脂質原料のモル数
に相当するモル数のアルカリ金属塩に反応過剰率を付加
してアルカリ金属塩を加える。そのため、反応系中に多
量のアルカリ金属塩が残存する。即ち、反応終了時の過
剰アルカリの中和、さらには、脂肪酸塩の中和による脂
肪酸への変換後の脱脂肪酸に際してグリセロ−5n−3
−ホスホリルコリン中に大量に塩、例えば塩化カリウム
、硫酸ナトリウム等が混在する。この条件で得られるグ
リセロ−3n−3−ホスホリルコリンは晶析が難しく、
しばしば黄褐色の着色があり、ホスファチジルコリン合
成時における反応収率が低い。
これに対して、本発明におけるグリセロ−3n −3−
ホスホリルコリンの収率は定量的である。ホスファチジ
ルコリンから産生されるグリセロ−3n3−ホスホリル
コリンの理論収率は、34.0%である。
本発明では、晶析した脱アシル化物をメタノール中でシ
リカを加えて粉末状にするが、使用したホスファチジル
コリン95%とりゾホスファチジルコリン5%からなる
天然リン脂質原料100gから32〜37gのグリセロ
−3n−3−ホスホリルコリン量に相当するシリカ担持
物が得られる。シリカ担持物中のグリセロ−5n−3−
ホスホリルコリン含量は乾燥重量に換算して、少なくと
も50%、そして上限は80%、特に60〜70%が好
ましく、この含量以上では取り扱いや保存が困難となり
、この含量以下では担持物の容量が大きくなり、ホスフ
ァチジルコリン合成時の反応容積や攪拌効果から好まし
くない。
本発明に用いるシリカは無水ケイ酸の99.8%以上の
純度を示すもので、比表面積110±20rrr/gで
化学的に表面をメチル基でコーティングして疎水化し、
平均径が16am程度のものが好ましい。シリカは化学
的に不活性であり、メタノール中でグリセロ−3n−3
−ホスホリルコリンを高濃度、約60%以上を含有して
粉末となる。この際、シリカは少量の添加で嵩容積を減
少させる流動性を向上させるが、添加量を上記濃度以下
になるよう増加すると嵩容積が著しく増加するので好ま
しくない。
さらにシリカの添加によりグリセロ−3n−3−ホスホ
リルコリンの表面をこれが覆い、固結を防止し粉体の流
動性を向上させることができる。
本発明で得られたグリセロ−3n−3−ホスホリルコリ
ンは薄層クロマトグラフィーによるRf値と発色反応、
GC−MSによる分子量測定、NMRによるスペクトル
解析、ライネッケ塩比色法によるコリン量、モリブドバ
ナドリン酸比色法によるリン量、およびケルプール法に
よる窒素量等から高純度で天然構造を維持していること
が確認された。
本発明で得られたグリセロ−3n−3−ホスホリルコリ
ンのシリカ担持物は、ホスファチジルコリンの合成の原
料として、取り扱いが非常に容易である。
本発明で得られるグリセロ−5n−3−ホスホリルコリ
ン粉末を用いると、ヘキサメチルリン酸トリアミド存在
下に酸塩化物と反応させる方法、および末剤を塩基性エ
ステル化触媒とクロロホルムの存在下に酸無水物と反応
させる方法等によって、好ましくホスファチジルコリン
を合成することができる。特にヘキサメチルリン酸トリ
アミド存在下での反応は、最少量の酸塩化物で短時間に
高収率で進行させることが出来る。
また、ホスファチジルコリン合成時におけるシリカの除
去は、反応溶液の蒸留クロロホルム溶液での濾過と遠心
分離法によって完全に行われ、ホスファチジルコリン反
応の原料として問題はない。
(発明の効果) 本発明によれば、天然リン脂質原料から常温で固体状で
あり、取り扱いが容易な天然の立体構造を有したグリセ
ロ−5n−3−ホスホリルコリンが特別に高価な薬剤、
酵素および毒性の高いカドミウム塩等を使わずに、大量
に安価に、しかも簡便な方法で製造することが出来る。
これによって、有害な重金属を含まないホスファチジル
コリンを高収率で製造する事が出来、しかも製造される
ホスファチジルコリンは、天然の立体構造を有している
。また、シリカ担持物として粉末化しであるので、流動
性があり、取り扱いが容易となり、ホスファチジルコリ
ンの合成において作業性の面で有利である。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
実施例1 塩化カルシウム管を装着した2βのフラスコに市販大豆
ホスファチジルコリン(ホスファチジルコリン94%、
リゾホスファチジル3925%含有)100gを量りと
り、0.511のメタノールを加えた。
フラスコ中にマグネチックスクーラーを入れ、1時間攪
拌しながらホスファチジルコリンを溶かし、その後0.
5gに相当するナトリウムメチラート(和光純薬製、2
8%ナトリウムメチラート/メチルアルコール溶液1 
、8 +d )を加えた。この反応混合物を室温で3時
間攪拌した。
反応の終了は薄層クロマトグラフィーで確認した。展開
溶媒はクロロホルム/メタノール/水の65/25/ 
4 (vol/vol/vol)組成液を用い、呈色は
硫酸発色で行った。薄層クロマトグラフィー上でRf値
0.3のホスファチジルコリンのスポットが消失し、溶
媒フロントに脂肪酸メチルエステルのスポットと原点の
脱アシル化物のスポットのみが観察された時に終了した
反応混合物を70℃の水浴中で減圧留去して、脱溶媒し
、その後、0.57!のクロロホルムを一度に加えて原
料中の不純物と反応生成物である脂肪酸メチルエステル
を溶解した。このフラスコを2時間、−25℃に冷却し
た。クロロホルム層をデカンテーションで除去し、脱ア
シル残渣を100mpのメタノールに溶解し20%塩酸
数滴でpl+ 4.0〜6.0に調整した。そして、こ
のメタノール溶液をII!フラスコ中の0.5βのアセ
トン中に攪拌しながら滴下した。このフラスコを一25
℃で3時間冷却し、その後アセトン層をデカンテーショ
ンで除去した。
この残渣を300mffのメタノールに溶かし、この/
8液中に、20gのシリカ(デグノサ社製、商品名Ae
rosil R972)を加え、50℃の水浴中、ロー
タリーエバポレーターで溶媒を除去した。得られた固体
を乳鉢ですりつぶし、デシケータ−中で五酸化リンと共
に高度に減圧して、重量が一定になるまで乾燥させてシ
リカ吸着グリセロ−5n−3−ホスホリルコリンの白色
粉末が55g(グリセロ−5n3−ホスホリルコリン含
量35g)得られた。収率は93%であった。
このものの分析値は次の通りであった。
薄層クロマトグラフィー、 移動層:メタノール/水(1/1) Rf値=0.4ワンスボツト ドラーゲンドルフ試薬発色ニオレンジ色リン試薬発色:
青色 GC−MS  FAB (ポジデイプ)マトリックス 
トリエタノールアミン m/e CM + H) ” 258 、 (M+Na
) ” 28ONMR,白色粉末をD 20に溶かし、
溶液を遠心分離して不溶性のシリカを除いた。
3.1 ppm  (s 、  N”(CR3)3)3
.2〜4.3 ppm  (m、グリセリン−Hおよび
コリン−H〕 コリン含量、ライネソケ塩比色法 47.1%(理論値41.3%) リン含量、モリブドバナドリン酸比色法11.9%(理
論値12.3%) 窒素含量、ケルプール法 5.27%(理論値5.54%) 実施例2 塩化カルシウム管を装着した27!のフラスコに市販大
豆ホスファチジルコリン(ホスファチジルコリン94%
、リゾホスファチジルコリン5%含有)100gを量り
とり、0.57!のメタノールを加えた。
フラスコ中にマグネチソクスクーラーを入れ、1時間攪
拌しながらホスファチジルコリンを溶かし、そのf&1
.ogに相当する棒状ナトリウム(関東化学製、プロテ
クティブ液パラフィン)を加えた。この反応混合物を室
温で3時間攪拌した。
反応の終了は薄層クロマトグラフィーで確認した。展開
溶媒はクロロホルム/メタノール/水の65/25/ 
4  (vol/vol/vol)組成液を用い、呈色
は硫酸発色で行った。薄層クロマトグラフィー上でRf
 (!0.35のホスファチジルコリンのスポットが消
失し、溶媒フロントに脂肪酸メチルエステルのスポット
と原点の脱アシル化物のスポットのみが観察された時に
終了した。
反応混合物を70℃の水浴中で減圧留去して、脱溶媒し
、その後、0.57!のクロロホルムを一度に加えて原
料中の不純物と反応生成物である脂肪酸メチルエステル
を溶解した。このフラスコを2時間、−20℃に冷却し
た。クロロホルム層をデカンテーションで除去し、脱ア
シル残渣ヲ100m1のメタノールに溶解し20%塩酸
数滴でpH4,0〜6.0に調整した。そして、このメ
タノール溶液をIIlフラスコ中の0.57!のアセト
ン中に攪拌しながら滴下した。このフラスコを一20℃
で3時間冷却し、その後アセトン層をデカンテーション
で除去した。
この残渣を300+++#のメタノールに溶かし、この
溶液中に、20gのシリカ(デグソサ社製、商品名^e
rosil R972)を加え、50℃の水浴中、ロー
タリーエバポレーターで溶媒を除去した。得られた固体
を乳鉢ですりつぶし、デシケータ−中で五酸化リンと共
に高度に減圧して、重量が一定になるまで乾燥させてシ
リカ吸着グリセロ−3n’−3−ホスホリルコリンの白
色粉末が52g(グリセロ−5n3−ホスホリルコリン
含量33g)得られた。収率は88%であった。
このものの分析値は実施例1と同様であった。
シリカ吸着グリセロ−5n−3−ホスホリルコリンのホ
スファチジルコリン合成原料としての有効性を下記の参
考例に示した。
参考例1 29m1lのナス型フラスコにシリカ吸着グリセロ5n
−3−ホスホリルコリン1613mg (グリセロ−5
n3−ホスホリルコリン1g含有:3.9 ミリモル)
を入れ、クロロホルムIQmlを加えて懸濁させた。
この懸濁液をマグネチソクスターラーで30分間攪拌し
た後に、ミリスチン酸無水物4.0g(9,1ミリモル
)およびジメチルアミノピリジン1.11g(9,1ミ
リモル)を加え、室温で5時間攪拌した。反応終了後、
この混合物を乾燥アセトン300+++1中に注ぎ、生
成した沈澱物を遠心分離により単離した。沈澱物をクロ
ロホルムに溶解し、シリカを濾過して除いた後に溶媒を
減圧留去した。1,2−シミリストイルホスファチジル
コリンが2.0g得られ、収率は75.9%であった。
本物質をFAB−MSで分析した結果、m/e 678
 (M + H)+が確認された。
参考例2 20−のナス型フラスコにシリカ吸着グリセロ5n−3
−ホスホリルコリン1613mg (グリセロ−3n3
−ホスホリルコリン1g含有;3.9 ミリモル)を入
れ、ヘキサメチルリン酸トリアミド10#+2を加えて
懸濁させた。この懸濁液を、マグネチソクスクーラーで
30分間攪拌した後に、リルオイルクロライド4.6g
(15,3ミリモル)を加え、油浴上で60℃で3時間
攪拌した。反応終了後、この混合物を150艷の氷水中
に注ぎ、ヘキサン抽出した。ヘキサン層を硫酸ナトリウ
ムで乾燥させた後に、残留物をシリカゲルを充填した2
φX 50cm0カラムにのせ、クロロホルム−メタノ
ール系グラジェントで?容離させると2.31 gの1
.2−シリルオイルホスファチジルコリン あった。本物質をFAB−MSで分析した結果、m/e
 782 (M + H )+が確認サレタ。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例において得られたグリセロSn−3−
ホスホリルコリンについて、ファースト・アトム・ボン
バード・イオン化マスクロマトのポジティブ法で分析し
た結果を示す図で、グリセロ−Sn−3−ホスホリルコ
リン( CM+H)”25B, CM+Na) ” 2
80 )が認られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 天然リン脂質をアルコール中で金属ナトリウム又はナト
    リウムアルコラートで脱アシル化した後、この脱アシル
    化物をメタノール中で塩酸酸性とし、次いでこれをアセ
    トン中に加えて−10〜−30℃で晶析濾過し、さらに
    晶析した脱アシル化物をメタノール中でシリカを加えて
    粉末状にすることを特徴とするグリセロ−Sn−3−ホ
    スホリルコリン粉末の製造方法。
JP25187088A 1988-10-07 1988-10-07 グリセロ−Sn−3−ホスホリルコリン粉末の製造方法 Pending JPH02101086A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5637304A (en) * 1992-03-30 1997-06-10 Flarer S.A. Pharmaceutical Fine Chemicals Cosmetical or pharmaceutical compositions comprising deacylated glycerophospholipids for topical use

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5637304A (en) * 1992-03-30 1997-06-10 Flarer S.A. Pharmaceutical Fine Chemicals Cosmetical or pharmaceutical compositions comprising deacylated glycerophospholipids for topical use

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