JPH02107269A - 逆止弁およびその製造方法 - Google Patents

逆止弁およびその製造方法

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JPH02107269A
JPH02107269A JP63260924A JP26092488A JPH02107269A JP H02107269 A JPH02107269 A JP H02107269A JP 63260924 A JP63260924 A JP 63260924A JP 26092488 A JP26092488 A JP 26092488A JP H02107269 A JPH02107269 A JP H02107269A
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JP
Japan
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sphere
housing
check valve
enlarged diameter
liquid
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JP63260924A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Kijima
木島 利彦
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は液体回路用の逆止弁およびその製造方法に関す
る。特に、本発明は、血液回路などの液体回路に使用さ
れる逆上弁であり、弁体として球体(ボール)を用いた
ボール弁型逆止弁およびその製造方法に関する。
[従来の技術J 従来、サック型、ダイアフラム型等の、弾性膜の往復運
動により拍動流を作り出す方式の液体ポンプには、主と
して、Bjork−6hiley弁等の、弁置換術用人
工弁が逆止弁として流用されてきた。これらの人工弁は
、高度な加工技術が必要なため、非常に高価なものにな
り、長くても月単位の短期使用の補助循環に使用する場
合、最も高価な使い捨て部材として、経済的なネックと
なっている。また、これら人工弁は、生体の血管に取り
付けるように設計されており、液体ポンプに用いると、
弁輪固定部の血栓形成、衝撃現象による弁体の破壊等の
問題が生じている。
最近では、液体ポンプ用人工弁として、実験的にポリウ
レタン等のエラストマーを使用した三葉弁を使用する例
が増えているが、このような三葉弁では、エラストマー
の劣化が生じるため、信頼性と、耐久性に欠けるという
欠点がある。
この他に、弁置換用人工弁としてボール弁が液体ポンプ
用に使用される例もある。しかし、ボール弁は、池の弁
に比べて、流動抵抗が格段に太きいという欠点のため、
人工弁置換術において実証されているその優れた耐久性
にも関わらず、現在では殆ど用いられていない。また、
ケージを用いるStarr−Edwards弁タイプの
ボール弁では、ボールのを収納するとともに、ボールの
移動を規制する篭状のケージが設けられている。そして
、このゲージによる血流の乱れや、ケージ取り付は部で
の血栓形成という問題点があった。また、ケージを用い
ないタイプのボール弁として、特開昭56−15103
9号公報にものがある。しかし、このボール弁では、弁
内のボールの揺動による振動や流れの乱れが生じるとい
う欠点があり、特に、ポンプが脈動流を発生するもので
ある場合、揺動、振動が顕著であった。
また、ポンプ、逆止弁、カニューラ等で構成される液体
回路においては、ポンプと逆止弁、カニューラとコネク
タ、ポンプとコネクタ等の接続部分に生じる血栓発生を
なくすために、これらをできるだけ一体化し、内面の継
目を無(そうとする努力がなされている。このような例
としては、低融点金属の型を用いてポンプと弁体を一体
化したもの(特開昭61−199863号公報)に見ら
れるように、ワックスを用いた中子を使用することで、
ポンプとカニューラを接続するコネクタ内に弁体を一体
化した例などがある。
これらに共通なのは、ともに熱的、もしくは化学的に除
去可能な中子を使用している点であるが、低融点金属や
ワックスを取り除く作業は時間がかかり、成形物内面へ
のこれらの物質の残留の問題があった。
本発明の目的は、上記の問題点を解決した、液体の流動
抵抗が小さく、耐衝撃性、耐久性に優れ、かつ、弁内の
ボールの揺動による振動や液体の流れを乱すことの少な
い管路一体形式のボール弁型逆止弁およびその製造方法
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するものは、液体流入口と液体流出口と
を有する筒状ハウジングと、該ハウジング内に移動可能
に収納された球体とからなり、前記ハウジングは軸方向
の途中に前記球体を収納する拡径部を備え、該拡径部の
液体流入口側端部は、前記球体と接触したとき液密状態
に密着可能な形状を有し、さらに該拡径部は、拡径部の
軸方向全体に延びる3以上の突出部を有し、該突出部は
、拡径部の液体流出口側端部より若干液体流入口側の位
置に設けられた前記球体の係止部を有する逆止弁である
。
さらに、前記突出部は、それぞれ平行に設けられている
ことが好ましい。さらに、前記ハウジングの突出部を含
む拡径部の横断面の内側の線は、連続する曲線により形
成されていることが好ましい。前記突出部は、前記ハウ
ジングの拡径部の内面にそれぞれほぼ均等距離離間した
位置に設けられていることが好ましい。さらに、前記拡
径部の横断面における各突出部の先端が規定する円の半
径は、前記球体の半径とほぼ等しいか若干大きいもので
あることが好ましい。
さらに、前記拡径部の横断面における各突出部に設けら
れた係止部の先端が規定する円の半径は、前記球体の半
径より若干小さいものであることが好ましい。さらに、
前記球体が、前記ハウジングの係止部に接触した状態に
おける前記逆止弁をハウジングの軸方向に対して垂直に
切断したときの、ハウジングの拡径部の内面と球体の外
面との間に形成される断面積は、ハウジングの拡径部の
液体流入口側端部から球体の該流入口側頂点までは増加
し、該球体の流入口側頂点から球体中心までは減少し、
該球体の中心から球体の流出口側頂点までは増加し、該
球体の流出口側頂点からハウジングの拡径部の液体流出
口側端部までは減少していることが好ましい。さらに、
前記断面積の変化は、ハウジングの拡径部の液体流入口
側端部および流出口側端部の断面積の50%以内である
ことが好ましい。
さらに、前記ハウジングの内面は、抗血栓性材料がコー
ティングされていることが好ましい。
さらに、前記球体は磁性を存しており、前記ハウジング
は、永久磁石あるいは電磁石を有しているものとしても
よい。
また、上記目的を達成するものは、球体と、該球体を内
部に移動可能に収納したハウジングとからなる逆止弁の
製造方法であって、該製造方法は、球体を成形する工程
と、該球体を内部に埋設し、前記ハウジングの内面形状
に合致した外面形状を有する中子を成形する工程と、該
中子を外周に前記ハウジングを成形する工程と、前記ハ
ウジング内より中子を物理的に除去する工程とを有する
ことを特徴とする逆止弁の製造方法である。
さらに、前記中子を物理的に除去する工程は、中子を破
断することにより行うものであることが好ましい。さら
に、前記中子を成形する工程は、水溶性材料を用いて中
子を成形するものであり、さらに、前記中子を物理的に
除去する工程は、中子を形成する水溶性材料を水を用い
て洗い流すことにより行うものであることが好ましい。
さらに、前記中子を成形する工程の後に、中子の外面に
後に行うハウジングの成形に用いられる樹脂と接着性を
有する抗血栓性材料を被覆する工程を有していることが
好ましい。
そこで、本発明の逆止弁を血液回路用逆上弁に応用した
実施例を用いて図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の逆止弁を血液回路用に応用した実施
例の断面図であり、第2図は、本発明の逆止弁に用いら
れるハウジングの断面図である。第3図は、第1図のX
−X線断面図である。
この逆止弁lは、液体流入口4と液体流出口5とを有す
る筒状ハウジング2と、ハウジング2内に移動可能に収
納された球体3とからなり、ハウジング2は軸方向の途
中に設けられ、前記球体を収納する拡径部8を備え、拡
径部8の液体流入口側端部9は、球体3と接触したとき
液密状態に密着可能な形状を有し、さらに拡径部8は、
拡径部の軸方向に延びる3以上の突出部6を有し、突出
部6は、拡径部の液体流出口側端部より若干液体流入口
側の位置に設けられた球体3の係止部7を有している。
さらに、第3図に示すように、前記ハウジングの突出部
を含む拡径部の横断面の内側の線は、連続する曲線によ
り形成されていることが好ましい。
筒状ハウジング2は、ポリカーボネート、スチレン系樹
脂(例えば、ポリスチレン、MBS。
MS)、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポ
リエチレン)、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、ポリウ
レタンエラストマー ンリコーンゴムなどにより形成さ
れる。
筒状ハウジング2は、第2図に示すように、端に液体流
入口4を有し、他端に液体流出口5を有しており、それ
ぞれの端部は、テーパー状に内面が拡径している。この
ようにすることにより、ポンプチューブ、液体チューブ
、カニユーレなどとの接続部の実質的な段差を少なくす
ることができ血栓の発生を防止できる。
そして、ハウジング2の軸方向中間部は、拡径部8とな
っている。
そして、拡径部8の内面には、拡径部人口8aの端部よ
り若干液体流出口5側の位置より延び、拡径品出口8c
の端部付近に至る突出部6を有している。突出部6は、
3つ以上、好ましくは、3つ、ハウジング2の軸方向と
平行に設けられていることが好ましい。そして、突出部
6の端部6aは、第2図に示すように拡径部8の入口8
aと溝などを形成することなくなだらかに形成されてい
ることが好ましい。また、突出部6の端部6bも、同様
である。よって、突出部6は、それら端部が拡径部8の
内面のほぼ全体に無端となるように延びていることが好
ましい。
そして、突出部6の端部6bより若干液体流入口側の位
置に球体3の係止部7が設けられている。そして、この
係止部7より端部6b側は、直線状に延びている。また
、係止部7は、突出部6の先端(rji点)の一部であ
り、係止部7を含む先端(頂点)は、全体になだらかに
連続している。
拡径部8の液体流入口側端部9は、第1図に示すように
、球体3と接触したとき液密状態に密着可能な形状とな
っている。つまり、端部9の内面が形成する円形断面が
その部分に当接する球体3の外面形状とほぼ合致してい
る。これにより、液体流出口5側が陽圧となったとき、
球体3かこの端部9に密着し、液体の流通を阻止する。
そして、第3図に示すように、突出部6は、拡径部8の
内面にほぼ等間隔離間した距離に設けられている。さら
に、突出部6の先端6cが規定する円(3つの先端6c
が接する円)の半径は、球体3の半径より若干大きいか
ほぼ等しいものとなっている。また、突出部6に設けら
れた係止部7の先端が規定する円(係止部7の3つの先
端が接する円)の半径は、球体3の半径より若干小さい
ものとなっている。よって、球体3は、拡径部8内を拡
径部8の端部9から係止部7に当接するまで移動できる
ようになっている。
球体3は、断面がほぼ真円形を有する球体であり、上述
のように、拡径部8の端部9の内径および係止部7の規
定する円の内径より大きい直径を有している。
球体3は、ポリウレタン、シリコーンゴム、SBSエラ
ストマー ラテックスゴムなどのゴム材またはエラスト
マー、また、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン
、ポリエチレン)、ポリカーボネイト、ポリスチレンな
どの合成樹脂、さらには、ジルコニア、アルミナ、シリ
カなどの無機材料などにより形成される。
好ましくは、球体3は、逆止弁が用いられる流体(例え
ば血液)の比重と同程度(液体の比重の0.7〜1.5
倍程度)とすることがである。このようにすることによ
り、逆止弁の設置方向により球体が浮力による影響を受
け、動作特性が著しく変化することを防止でき好ましい
。このような比重を有する球体は、目的とする比重を有
する材料により形成する方法、また使用する材料、例え
ば樹脂が目的とする比重より軽い場合は、比重調整剤(
例えば金属粉末)を混入させる方法、また逆に使用する
材料が比重が目的とする比重より大きい場合は、球体を
中空体に形成する方法などが考えられる。そして、ハウ
ジング2の拡径部8以外の部分(管路2a部分)の内径
は、成人用血液ポンプに使用する場合8〜20xx程度
が一般的であり、新生児用血液ポンプに使用する場合は
、3i+x程度が一般的である。
また、球体3の直径は、管路2a部分の1.1〜l、5
倍程度が好ましい。そして、突出部6の先端6Cが規定
する円の直径と、球体3の直径との差は、0.4〜0.
1xxが好ましい。
そして、球体3が係止部7に接触し、逆上弁が完全解放
状態にあるときのハウジング2の拡径部8の内面と内面
(突出部を含む)と球体3の外面とにより形成される任
意の断面積(第3図参照)は、第4図に示すようにハウ
ジングの軸方法に対して変化していることが好ましい。
そして、上記の断面積の変化は、管路2a部分の断面積
の0.9〜1.5倍の範囲内であり、かつ第4図に示す
ようになだらかに連続的になめらかに変化していること
が好ましい。具体的に説明すると、第4図に示すように
、球体3がハウジング2の係止部7に接触した状態にお
ける逆止弁1をハウジング2の軸方向に対して垂直に切
断したときのハウジング2の拡径部8の内面と球体3の
外面との間に形成される断面積は、ハウジング2の拡径
部8の液体流入口側端部9から球体3の流入口側頂点ま
では増加し、球体3の流入口側頂点から球体中心までは
減少し、球体3の中心から球体の流出口側頂点までは増
加し、球体3の流出口側頂点からハウジング2の拡径部
8の液体流出口側端部までは減少している。
このようにすることにより、球体3の前後、特に拡径部
8の液体流入口側および流出口側端部における液体の剥
離による渦流の発生を防止でき、なだらかな液体の流れ
を形成することができる。さらに、断面積の変化は、ハ
ウジングの拡径部の液体流入口側端部および流出口側端
部の断面積の50%以内であることが好ましい。
そして、本発明の逆止弁1は、球体3の軌跡(外面)に
実質的に常に3点で接する滑らかな連続曲線を管路断面
形状(ハウジングの拡径部の内面形状)の基本とするも
のとなっており、管路(ハウジング2)自体に閉鎖時の
弁座、球体3の動きを規定するガイド、解放時に球体3
を止めるストッパの3機能を持たせることができる。
よって、本発明のボール弁型逆止弁は、管路自体に、球
体と密着して逆流を防ぐ弁座機能、移動中の球体の揺動
を防ぐガイド機能、解放時の球体の移動範囲を制限し、
適当な位置に球体を保持するストッパ機能を付与し、し
かも、液体が接する内面形状を連続的滑らかな曲面で構
成し得るため、球体は揺動により流れを乱す事なく極め
てスムーズに開閉運動を行い、淀みがない滑らかな液体
流を得ることができる。このため、液体に対する流動抵
抗もごくわずかなものとすることができる。
そして、管路断面形状を規定する連続曲線として選択し
た曲線を定義するための、適当なパラメーターを連続的
に変化させることで、解放時の流路断面積変化が軸方向
に沿って連続的滑らかなものとすることができる。
さらに、ハウジング2の内面には、抗血栓材料をコーテ
ィングすることが好ましい。
抗血栓材料としては、セグメント化ポリウレタン、ポリ
HEMA、HEMA−3t−HEMAブロックコポリマ
ー シリコーンなどが使用できる。また、ヘパリン等の
抗血栓物質を内表面に固定してもよい。同様に、球体3
の表面にも上記のような抗血栓処理を行うことが好まし
い。 そこで、第5図ないし第10図を用いて、本発明
の逆止弁1の基本的な設計思想および設計手順を説明す
る。
まず、第5a図に示すように液体流入口4および液体流
出口5の流路半径(内径) VRi n、VRout、
球体3の半径Rb、球体移動距離Zcを決める。第5a
図は、この1例であり実線が解放時、点線が閉鎖時のボ
ールの位置を示している。
そして、球体3が移動することによってできるボール軌
跡面と液体流入口および液体流出口の管路内面を接続し
た1基準面」を与える。第5b、図は最も単純に管路内
径が変化する事なく、そのままボール軌跡面に接続して
いる例であり、第5c図は両者をなめらかな曲線で接続
した例である。以上に示した基準面は、解放時の球体の
中心を原点とした円柱座標系(第6図および第7図参照
)を考えると、第5b図に示した最も単純な例の場合、
次の式で与えられる回転体面となる。
R(Z)−VRi n          (Z<−Z
 d)−v’(Rb”−(l Z l −Zc)リ  
(’−Zd≦z<−Zc)−Rb          
    (−Zc≦Zく0)=((Rb ’−Zつ  
     (0≦Z<Z u)=VRout     
        (zu≦Z)ただしZd=Zc+/ 
(Rb”−VRi n”)Zu−、/’−(Rb’−V
Rou t”)そして、上述のように規定された基準面
の各2における任意の断面において、3点A1〜A3で
外接する連続閉曲線を想定する。第8図はこの連続閉曲
線の一例である。本曲線は各接点で3等分割した場合、
隣りあう曲線は中心0に対する+20’の回転で重ね合
わすことができ、分割された各領域の曲線は第9図に示
すように5個の円弧と2本の線分で定義される。円弧C
IとC5は基準面断面円と接点AI、A2において接し
適当に与えられる半径Rgを有する円の一部であり、線
分Ll、L2は直線OAI、OA2と120’の角度を
なし円弧CI、C5と接する直線の一部である。円弧C
3は適当な半径Rw(Z)−R(Z)+DR(Z)を有
する基準面断面円と同心の円の一部であり、円弧C2,
C4はそれぞれ線分L1と円弧C3、線分L2と円弧C
3に接する適当な半径Rcを有する円の一部である。C
1とLlの接点をPl、LlとC2の接点をP2、C2
とC3の接点をP3、C3と04の接点をP4.04と
L2の接点をP5、L2と05の接点をP6とすると、
本曲線はAIからPlまでの円弧C1、PlからP2ま
での線分Ll、P2からP3までの円弧C2、P3から
P4までの円弧C3、P4からP5までの円弧C4、P
5からP6までの線分L2、P6からA2までの円弧C
5の、連続した5円弧、2線分で定義される。ただし、
Rw(Z)とR(Z)の差がごく少ない場合は、線分L
IL2は消滅し、円弧C2,C4はそれぞれ円弧C1と
円弧C31円弧C5と円弧C3に接する円弧として定義
される。
そして、Zの関数として、球体が解放位置にある場合の
流路断面積関数FA(Z)を適当に与える。そして、各
座標位置Zにおいて、流路断面積がFA(Z)に一致す
るように断面積調節パラメータD R(Z )を決定す
る。第10図は、VRin=VRou t=VRとし、
すべてのZにおいて流路断面積が出入り口部の流路断面
積πVR’に一致するようにF A (Z )=πVR
’とした例の断面図である。ボールが実線で示した位置
にあるとき、本発明は解放状態にあり、液体は第8図お
よび第10図中に明確に示される球体と管壁の隙間Fを
通過して流れることができる。
第1θ図において球体が点線で示される位置にあるとき
、本発明は閉鎖状態にあり、管壁の形状が第8図に示さ
れる非円形断面から完全な円形断面への変化を終了した
断面CCにおいて、ボールと管壁が密着することにより
、液体の上流方向への逆流を阻止することができる。本
例ではFA(Z)を定数としたが、流路をより滑らかに
するために様々な関数が利用可能である。
また本例ではRg、RcはZに無関係な定数として与え
、流路断面積を調節するためのパラメータとしては、D
 R(Z )で示される半径増分のみを用いているがR
gおよびRcも変化させることにより、さらに高度な曲
面設計を行ってもよい。
なお、実際にはボールがスムーズに動くために、ボール
と管壁が接するとして定義した接点AI−A3(第8図
)において適当な隙間を設ける必要がある。この隙間は
第11図に示すようにR(Z)の区間−Zc≦z<Oに
おける値に隙間に相当する値Gを加え、前後の関数と適
当に接続することにより任意に設定することができる。
第12図は、本発明の逆止弁の別の断面形状を示す実施
例である。第12図は、第8図および第9図に示した例
の基準面断面円と同心の円弧C3の代わりに基準面断面
円と同半径で、中心が外周方向にCD(Z)だけ偏心し
た円弧を用いた例である。第13図は、同じく第8図お
よび第9図に示した例の直線Ll、L、2がそれぞれ直
線OAI、OA2となす角度を120°からO’(平行
)に変更した例である。このような断面形状の定義には
他にも様々なものが考えられ、楕円その他の2次曲線な
ど連続曲線を構成できるものであるならばどのようなも
のを使用してもよい。
そして、筒状ハウジング2は、一体物ではなく、第14
図に示すように、2つの部材を接合成形してもよい。こ
の実施例では、公知の射出成形技術等で作成された液体
流入ロ側ハウジング部材22aと液体流出口側ハウジン
グ部材22bを球体3を挟み込むようにして中央部で凹
凸嵌合して弁体を作成している。両者の接合は、超音波
、高周波などを用いた融着、または接着剤を用いた接着
により行われる。第14図のハウジングを2ピース成形
した実施例では、公知の射出成形技術等で作成された上
流部のハウジング部材2zaと下流部のハウジング22
bをボールに挟み込むようにして中央部で凹凸嵌合して
逆止弁が形成されている。このようにして作成した逆止
弁は管路中央部の継目部分で血栓を生じるおそれがある
ので、ハウジング22aおよび22bの内面に抗血栓性
材料をコーティングすることが好ましい。
また、ヘパリン等の抗液体凝固剤を使用して行われる関
心術や緊急時の補助循環等の数時間程度の使用であれば
抗血栓性材料をコーティングしなくても十分使用可能で
ある。
次に、本発明の逆止弁の他の実施例を説明する。
第15図ないし第19図に示す実施例は、本発明の逆止
弁lに、電磁力による開閉動作の補助、または能動的な
制御機能を付加したものである。
球体に公知の技術により磁性(好ましくは、強磁性)を
付与し、ハウジング2に永久磁石もしくは電磁石構造を
組み込むかまたは取り付けることにより、球体3の動き
を補助または能動的に制御できるように構成されている
。
球体に磁性を付与する方法としては、例えば、球体3の
内部に、磁性材料(金属例えば、鉄鋼、ニッケル、コバ
ルト、金属酸化物例えば、Fee Os、 F e 3
04)の粒状物、粉状物などを含有させることが考えら
れる。また、磁性材料は、球体3の外面付近もしくは中
心のみに存在するものとしてもよい。さらに、血球等の
付着を防止するために、上記材料が球体3の外表面に露
出しないように含有させることが好ましい。
第15図は、球体3の上流部に配置した電磁石30およ
び下流部に配置した電磁石32の2個の電磁石によって
球体3を制御するものであり、電磁石30を作動させ電
磁石32を停止することにより球体3を閉鎖位置く点線
位置)に保持し、電磁石32を作動させ電磁石30を停
止することにより球体3を解放位置く実線位置)に保持
することができる。その他の構成は、第1図ないし第3
図に示した実施例と同じである。第16図および第17
図に示す実施例は、逆止弁を円筒状に囲むコイル34を
用いて進行磁界を発生することにより、球体3をより能
動的に制御する形式のものである。第17図は、第16
図のY−Y線断面図である。なお、電磁石30.32.
  コイル34は必ずしも管路と一体化する必要はなく
、第18図および第19図に示すように、逆止弁lのハ
ウジングと別個のものを取り付けたものを用いてもよい
。
次に、本発明の逆止弁lを用いたコネクタについて説明
する。
第20図は、最も汎用性が高いストレートタイプ(出入
口の径が同じ)の逆止弁内蔵型コネクタとして、本発明
の逆止弁1を取り付けた実施例である。第20図に示し
た実施例は、液体ポンプ出口と連通ずるポンプチューブ
40と送血チューブ42(または送血カニューラ)また
は液体ポンプ入口と連通ずるポンプチューブと脱血チュ
ーブ(または脱血カニューラ)を接続するコネクタとし
て使用可能である。41は固定部材である。そして、出
入口の径が同じであるため、入口用と出口用が全く同じ
形状となるという製造上の利点がある。
第21図は、逆止弁lの液体流入口4と液体流出口5と
の内径が異なる実施例の逆止弁lを異径コネクタとして
用いた実施例であり、40はポンプチューブ、42は送
血チューブ、43は脱血チューブ、41は固定部材であ
る。第21図に示した実施例は、ポンプチューブの出入
口径とカニューラ(または液体チューブ)の末端径が異
なる場合に適している。この場合は、逆止弁は、出口用
と人口用で形状が異なるため、成形にはそれぞれ別の金
型が必要になる。
第22図は、ポンプ出入口のチューブ部分40と本発明
の逆止弁1を一体化した実施例である。
42は送血チューブ(または送血カニコーラ)であり、
43は脱血チューブ(または脱血カニューラ)、41は
固定部材である。
第22図に示した例では、コネクタ一体型のものに比べ
て血栓が発生しやすい液体接触面の継目をより少なくす
ることができる。この場合、形状から明らかなようにポ
ンプチューブ側の中子を破断により抜くことが困難であ
り、物理的な破断により除去可能な中子を使用したシー
ムレス成形は使用することはできない。
第23図は、送血カニューラ42と本発明の逆止弁1を
一体化した実施例である。第23図に示した実施例では
、やはりコネクタ一体型のものに比べて血栓が発生しや
すい液体接触面の継目をより少なくすることができる。
また、この場合は成形体の両端から中子を引き抜くこと
が可能であり、物理的な破断により除去可能な中子を使
用したシームレス成形により製造することができる。こ
の場合、一般にこのようなカニューラは軟質塩化ビニー
ル、ポリウレタンエラストマー等の軟質材料で構成され
るため、逆止弁のハウジングの肉厚は、逆止弁のハウジ
ングの形状が弁機能に支障を来すほど変形しないように
十分に厚くする必要がある。また、肉厚を厚(する変わ
りに金属、硬質プラスチックなどで、部分的に補強を施
してもよい。また、脱血カニューラ等のその他の血液回
路チューブ類と本発明の逆止弁を一体化してもよい。
第24図は、遠心ポンプ形式の液体ポンプ45と本発明
の逆止弁lとを一体化した実施例である。
第24図に示した実施例は、次のような効果を有してい
る。遠心ポンプ形式の液体ポンプ45は、従来開心術等
に用いられているローラポンプに比べ、非常に小型化で
きるため、最近心筋梗塞などの緊急時に液体循環を維持
するためのポンプとして注目され始めている。しかし、
ローラポンプの場合、停止してもローラが液体チューブ
を閉鎖した状態で停止するため、逆流を生じないのに対
し、遠心ポンプでは停止時に流出口の圧力が流入口の圧
力より高い場合、逆流が生じてしまう。このため、遠心
ポンプの場合はポンプ停止前に必ずクランプ等の手段に
よりポンプ出口の液体回路を遮断するという操作が必要
になる。しかし、第24図のように逆止弁内蔵型の遠心
ポンプ45とすることにより、このような操作は不要と
なり、取り扱いが容易となる。さらに、逆流を気にする
ことなくポンプ操作を行うことができるため、特に緊急
時のようなミスを侵し易い場合の安全性を高めることが
できる。
また、遠心ポンプは通常定常流で使用されており、より
生理的に好ましいと考えられている拍動流を発生するた
めには、回転数を2段階で周期的に変化させている。す
なわち、心臓の収縮期に相当する期間には高回転で回転
させ、心臓の拡張期に相当する期間は逆流を防止する程
度の低回転で回転させることによって、液体を周期的に
送り出すことになる。しかし、血流がOに近い点はポン
プ効率が悪いため、このような点でポンプを動作させる
ことは、液体成分に悪影響を与えることが予想される。
逆止弁を備えた遠心ポンプ45を用いるとこのような回
転数の2段階制御は必要なく、心臓の拡張期に相当する
期間はポンプ45を完全に停止することができるため、
ポンプ制御もより簡略化することができ、より効率的な
拍動流を得ることができる。
さらに、上述した磁力により球体を制御した管路一体形
式のボール弁型逆止弁をこのような遠心ポンプ用の逆止
弁として使用すれば、さらに高度な液体制御を容易に実
現することができる。
例えば、第15図に示される電磁石吸引形の逆止弁を使
用すれば、遠心ポンプの停止と同時に電磁石3Cを作動
させ、確実に閉鎖位置に球体を保持することにより、外
因的な液体回路の振動などで球体が閉鎖位置からずれる
ことなどがないように維持することができる。
次に、本発明の逆止弁の製造方法を第1図、第2図およ
び第25図ないし第30図を用いて説明する。
本発明の製造方法は、球体と、球体を内部に移動可能に
収納したハウジングとからなる逆止弁の製造方法であり
、球体を成形する工程と、成形された球体を内部に埋設
し、ハウジングの内面形状に合致した外面形状を有する
中子を成形する工程と、成形された中子の外周に前記ハ
ウジングを成形する工程と、ハウジング内より中子を物
理的に除去する工程とを有するものである。
特に、この方法により、逆止弁1のハウジングをシーム
レス1ピース成形することができる。
この製造方法の特徴は、球体3を埋設した物理的に除去
可能な中子54を使用した注型法による点にある。まず
、第25図に示されるようなハウジング2の内面形状を
型どった金型50a、 50bを作成し、金型50a、
 50b内部に第26図に示すように適当な治具52a
、 52b、 52c、 52dを用いて、球体3を固
定する。次に第27図に示すように金型50a、 50
b内に硬化後物理的に除去可能な樹脂等を注入し、硬化
後金型50a、 50bを分割もしくは破壊することに
より、内部に球体3を埋設した中子54を得る。この中
子54の素材としては、物理的に除去可能なシリコンゴ
ム、ウレタンゴム等の軟質樹脂が使用可能であるが、埋
設する球体3の回復不可能な熱変形、変質等を生じるも
のであってはならない。さらに、球体3と接着性を有さ
ない材料を用いることが好ましいが、球体3の外面に適
当な洗浄除去可能な離型剤の薄膜を設けることにより、
両者が接着性を有するものであっても使用可能となる。
中子54の材料として水溶性樹脂を使用する場合は、第
30図の中子54の除去工程が中子の水洗浄工程に変更
される。また水溶性樹脂としてロストワックス法で使用
されている水溶性ユリア樹脂もしくはポリエチレングリ
コールを主成分とする消失模型材料を用いる場合は、中
子成形法としては射出成形法が使用可能である。この場
合、ハウジングの成形方法は注型法もしくはRIM法が
可能である。同じく水溶性樹脂である多糖類のブルラン
を使用する場合は中子成形法としては粉末加熱加圧成形
が可能であり中子の剛性を向上させるために水酸化アル
ミニウム粉末等のフィラーを混入してもよい。さらにプ
ルランは耐熱温度が約260°Cであるため、この温度
以下で成形できる樹脂であれば管路成形方法として射出
成形も使用可能であり、効率的な生産を行うことができ
る。また、中子素材として水溶性高分子を使用するため
、特別な設備を必要とせず作業環境がよいという利点が
ある。そして、金型50a、 50bより取り出された
中子54には金型50a、 50bの分割面に起因する
パーティングラインが生じるため、次に研磨、コーティ
ング等の手段により、第28図に示すように、このパー
ティングラインを除去する。次に、第29図に示すよう
に、この中子54を、ハウジング2の外面を型どった金
型55a、 55bにセットし、液体状態の樹脂を注入
し、ハウジング2を成型する。樹脂が硬化した後、金型
55a、 55bと球体保持治具52a、 52bを取
り除き、そして、第30図に示すように、中子54を物
理的手段を用いて除去する。このとき、治具52a、 
52bを抜き取った空間が中子54の変形を容易にし、
中子54は肉厚の薄いボール中心部で裂けて、第30図
に示すように除去される。以上の工程により、第1図に
示すような内面に型のパーティングラインがなく、シー
ムレスなハウジング2(中空体)内部に球体3が保持さ
れた状態の本発明の逆止弁を得ることができる。
本発明の逆止弁の内面の滑らかさはシームレス成形法を
用いることにより一層完全なものとなり、抗血栓性に優
れたものとなる。
また、第27図に示される中子成形工程において、樹脂
を2回に分けて注入する等の手段を用いることにより、
球体3の中心付近に裂は易い境界面を作成しておけば、
中子54の除去はさらに容易になり、好ましい。
ハウジング2の成形材料として、ポリウレタンエラスト
マー シリコーンゴム等のディッピング成形が可能な材
料を使用する場合は第29図の注型工程をディッピング
工程に変更してもよい。また、本発明の逆止弁を血液回
路に使用する場合は、ハウジング2の注型成形に用いら
れる材料は、血液適合性に優れたものであることが好ま
しく、この意味では、例えば、人工腎臓、人工肺などの
ボッティング材などに使用されているようなポリウレタ
ン系の素材が好ましい。
また、ハウジング2の成形材料として、塩化ビニール等
のペースト成形が可能な材料を使用する場合は、第29
図の注型工程をペースト成形工程に変更し2てもよい。
治具52a、 52bは、中子の剛性を高める役割、型
同士の位置合わせの役割、および中子材料の節約の役割
を果すものである。
以上のようにして作成された本発明の逆止弁lは、ハウ
ジング2(中空体)の内部に球体3が保持されているた
め、内面にセグメント化ポリウレタン、ポリHEMA、
HEMA−3t −HEMAのブロックコポリマー等の
抗血栓性の高い物質をコーティングすることが困難とな
る。
そこで、金型55a、 55bにセットする前に、中子
54の外面に抗血栓性物質のコーティング処理を施して
おけば、中子54除去後にコーティング皮膜がハウジン
グ2の内面に残留するため、抗血栓性物質の皮膜をハウ
ジング2の内面に形成することができる。
さらに、上記の方法によれば、管路内部に球体などの管
路と分離独立した構造物を有する中空体内面に抗血栓性
皮膜をシームレスに形成することを可能にする。さらに
、ハウジング内面形状は除去される中子によってのみ規
定され、皮膜の厚みに無関係であるため、ハウジング成
形後に内面コーティングをする方法のように内面形状に
影響を受ける事がなく、ハウジング内面全体を高精度に
形成することができ、さらに、皮膜の厚さを自由に選択
できる。
以上のように、本発明の逆止弁の製造方法は、ボール弁
型逆止弁に限らず、特公昭54−42759号公報記載
の管路一体形式のボール弁型逆止弁、特開昭61−19
9863号公報記載の弁装置にも適用可能である。
[実施例コ (実施例) 入口径15xx、出口径15131、球体直径1911
、球体移動距離5.6xxの人工弁を作成した。ハウジ
ングは硬質ポリウレタンを用いて形成し、球体はRTV
シリコンゴムを用いて作成した。そして、第12図にお
けるCD(Z)−3,5jv、R(Z)= 9.5xx
%RC= 1.5xx、Rg=1.5xxとし、ハウジ
ングの内面形状は、球体がハウジングの係止部に接触し
た状態における逆止弁をハウジングの軸方向に対して垂
直に切断したときの、ハウジングの拡径部の内面と球体
の外面との間に形成される断面積の変化(断面積曲線)
、R2曲線およびRZ+CD曲線が、第32図に示され
るように形成した。また、逆止弁は、第25図ないし第
30図に示した上述した方法により行い、物理的に除去
可能な中子はシリコンゴムを用いて形成した。また、中
子と球体との接着を防止するために、球体にシリコーン
オイルを付着させて作成した。
(比較例) ディスク径16xxのMedtronic−)fall
弁を比較例1とした。また、特公昭54−42759号
公報記載の管路一体形式のボール弁型逆止弁であり、出
入口径、ボール径、ボール移動距離および拡径部数大外
径を実施例Iの逆止弁と同じになるように作成したもの
を比較例2とした。
(実験) 実施例1、比較例1および2の逆止弁を用いて以下の実
験を行った。
アクリル管路内に上記の逆止弁をそれぞれ取り付け、工
業用遠心ポンプを用いて管路内に液体を流入させ、逆止
弁取り付は部前後のアクリル管路側壁に設けた圧力導入
ボート間の圧力差を水柱マノメタ−により読み取った。
液体としては、水(25℃)を用い、それぞれの流量に
おける各逆止弁の圧力損失(圧力差)を測定した。
その結果は、第31図に示すとおりであり、実施例1が
曲線A1比較例1が曲線B、比較例2が曲線Cであった
。よって、実施例1の逆止弁は、比較例1の逆止弁と同
等以下の圧力損失のものであることがわかった。
[発明の効果] 本発明の逆上弁は、液体流入口と液体流出口とを有する
筒状ハウジングと、該ハウジング内に移動可能に収納さ
れた球体とからなり、前記ハウジングは軸方向の途中に
設けられ、前記球体を収納する拡径部を備え、該拡径部
の液体流入口側端部は、前記球体と接触したとき液密状
態に密着可能な形状を有し、さらに該拡径部は、拡径部
の軸方向に延びる3以上の突出部を有し、該突出部は、
拡径部の液体流出口側端部より若干液体流入口側の位置
に設けられた前記球体の係上部を有することを特徴とす
る逆止弁であるので、弁体として球体を用いており、さ
らに、球体のガイドおよびストッパは、管路を形成する
ハウジング自体にこれらの機能を付与しているため、こ
のようなケージ等の他の部材は不要となる。また、本発
明の逆止弁は、球体と管路を形成するハウジングのみで
構成されており、弁閉鎖時の衝撃圧によって、破損する
おそれがない。
また、本発明の逆止弁の製造方法は、球体と、該球体を
内部に移動可能に収納したハウジングとからなる逆止弁
の製造方法であって、該製造方法は、球体を成形する工
程と、該球体を内部に埋設し、前記ハウジングの内面形
状に合致した外面形状を有する中子を成形する工程と、
該中子を外周に前記ハウジングを成形する工程と、前記
ハウジング内より中子を物理的に除去する工程とを有す
るものであり、特に、本発明の製造方法では、硬化後、
物理的に中子を除去するものであるので、低融点金属や
、ワックスを用いた公知の方法のように成形品へのこれ
ら中子素材の残留がなく、さらに、作業時間が非常に短
く、特別な設備も必要ないため作業環境もよく、効率的
に上記の逆止弁を製造することができる。また、ワック
スを薬品で洗浄する方法では管路成形素材がワックス洗
浄剤に対する反応性によって制限されるという問題があ
るが、本発明ではこのような制限がなく、注型が可能で
、中子素材と反応しないものであればどのようなもので
も使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の逆止弁の一実施例の断面図、第2図
は、第1図に示した逆止弁のハウジングの断面図、第3
図は、第1図のX−X線にて切断した逆止弁の断面図、
第4図は、本発明の逆止弁のハウジング軸方向に対する
断面積の変化を表す図、第5図ないし第13図は、本発
明の逆止弁の設計思想説明図、第14図は、本発明の逆
止弁の他の実施例の断面図、第15図は、本発明の逆止
弁の他の実施例の断面図、第16図は、本発明の逆止弁
の他の実施例の断面図、第17図は、第16図のY−Y
線にて切断した逆止弁の断面図、第18図および第19
図は、本発明の逆止弁の他の実施例の断面図、第20図
ないし第24図は、本発明の逆止弁を応用した実施例の
断面図、第25図ないし第30図は、本発明の逆止弁の
製造方法の一実施例の説明図、第31図は、本発明の逆
止弁と比較例の逆止弁とを用いた圧力損失実験結果を示
す図、第32図は、本発明の実施例の逆止弁のハウジン
グ軸方向に対する断面積曲線、R2曲線およびRZ十C
D曲線を表す図である。 1・・・逆止弁 2・・・ハウジング 4・・・液体流入口 6・・・突出部 8・・・拡径部 3・・・球体 5・・・液体流出口 ア・・・係止部 第1図 第3図 第2図 第5α図 第4図 第50図 Zd Zc u 第7図 第16図 第21図 第22図 第17図 第20図

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液体流入口と液体流出口とを有する筒状ハウジン
    グと、該ハウジング内に移動可能に収納された球体とか
    らなり、前記ハウジングは軸方向の途中に前記球体を収
    納する拡径部を備え、該拡径部の液体流入口側端部は、
    前記球体と接触したとき液密状態に密着可能な形状を有
    し、さらに該拡径部は、拡径部の軸方向に延びる3以上
    の突出部を有し、該突出部は、拡径部の液体流出口側端
    部より若干液体流入口側の位置に設けられた前記球体の
    係止部を有することを特徴とする逆止弁。
  2. (2)前記突出部は、それぞれ平行に設けられている請
    求項1に記載の逆止弁。
  3. (3)前記ハウジングの突出部を含む拡径部の横断面の
    内側の線は、連続する曲線により形成されている請求項
    1または2に記載の逆止弁。
  4. (4)前記突出部は、前記ハウジングノの拡径部の内面
    にそれぞれほぼ均等距離離間した位置に設けられている
    請求項1ないし3のいずれかに記載の逆止弁。
  5. (5)前記拡径部の横断面における各突出部の先端が規
    定する円の半径は、前記球体の半径とほぼ等しいか若干
    大きいものである請求項1ないし4のいずれかに記載の
    逆止弁。
  6. (6)前記拡径部の横断面における各突出部に設けられ
    た係止部の先端が規定する円の半径は、前記球体の半径
    より若干小さいものである請求項1ないし4のいずれか
    に記載の逆止弁。
  7. (7)前記球体が、前記ハウジングの係止部に接触した
    状態における前記逆止弁をハウジングの軸方向に対して
    垂直に切断したときの、ハウジングの拡径部の内面と球
    体の外面との間に形成される断面積は、ハウジングの拡
    径部の液体流入口側端部から球体の該流入口側頂点まで
    は増加し、該球体の流入口側頂点から球体中心までは減
    少し、該球体の中心から球体の流出口側頂点までは増加
    し、該球体の流出口側頂点からハウジングの拡径部の液
    体流出口側端部までは減少している請求項1ないし6の
    いずれかに記載の逆止弁。
  8. (8)前記断面積の変化は、ハウジングの拡径部の液体
    流入口側端部および流出口側端部の断面積の50%以内
    である請求項7に記載の逆止弁。
  9. (9)前記ハウジングの内面は、抗血栓性材料がコーテ
    ィングされている請求項1ないし8のいずれかに記載の
    液体回路用人工弁。
  10. (10)前記球体は磁性を有しており、前記ハウジング
    は、永久磁石あるいは電磁石を有している請求項1ない
    し9のいずれかに記載の液体回路用人工弁。
  11. (11)球体と、該球体を内部に移動可能に収納したハ
    ウジングとからなる逆止弁の製造方法であって、該製造
    方法は、球体を成形する工程と、該球体を内部に埋設し
    、前記ハウジングの内面形状に合致した外面形状を有す
    る中子を成形する工程と、該中子の外周に前記ハウジン
    グを成形する工程と、前記ハウジング内より中子を物理
    的に除去する工程とを有することを特徴とする逆止弁の
    製造方法。
  12. (12)前記中子を物理的に除去する工程は、中子を破
    断することにより行うものである請求項11に記載の逆
    止弁の製造方法。
  13. (13)前記中子を成形する工程は、水溶性材料を用い
    て中子を成形するものであり、さらに、前記中子を物理
    的に除去する工程は、中子を形成する水溶性材料を水を
    用いて洗い流すことにより行うものである請求項11に
    記載の逆止弁の製造方法。
  14. (14)前記中子を成形する工程の後に、中子の外面に
    後に行うハウジングの成形に用いられる樹脂と接着性を
    有する抗血栓性材料を被覆する工程を有している請求項
    11ないし13のいずれかに記載の逆止弁の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015188388A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社ヤクルト本社 タンク破損防止機構
JP2017009050A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 太盛工業株式会社 微小流体素子及びその製造方法
JP2024507412A (ja) * 2021-02-23 2024-02-19 ヴェントリフロ・インコーポレイテッド パルス状流体ポンプのためのポンプ弁調節アセンブリ
JP2024083294A (ja) * 2022-12-08 2024-06-20 ティーアイ オートモーティブ テクノロジー センター ゲーエムベーハー 逆止弁

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