JPH02107743A - 均一伸びの優れた超高張力pc鋼線或は鋼棒およびその製造方法 - Google Patents
均一伸びの優れた超高張力pc鋼線或は鋼棒およびその製造方法Info
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- JPH02107743A JPH02107743A JP25944788A JP25944788A JPH02107743A JP H02107743 A JPH02107743 A JP H02107743A JP 25944788 A JP25944788 A JP 25944788A JP 25944788 A JP25944788 A JP 25944788A JP H02107743 A JPH02107743 A JP H02107743A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、均一伸びの優れた、引張強さ120kg/m
m”以上の特性をもつPC鋼線或は鋼棒およびその製造
方法に関するものである。
m”以上の特性をもつPC鋼線或は鋼棒およびその製造
方法に関するものである。
[従来の技術]
近時、鋼構造物の巨大化に伴い、使用される鋼材はまず
ます高強度化する傾向にある。わけても、コンクリート
鉄筋として用いられるPC鋼線は、JIS G 310
9に規定されているように、最高引張強度145kg/
v++”以上のものが要求される。
ます高強度化する傾向にある。わけても、コンクリート
鉄筋として用いられるPC鋼線は、JIS G 310
9に規定されているように、最高引張強度145kg/
v++”以上のものが要求される。
処で、一般に鋼材の強度と延性はその性質が相反し、特
に−様伸び(均一伸び)は、高張力鋼になるほど極端に
劣化する。
に−様伸び(均一伸び)は、高張力鋼になるほど極端に
劣化する。
従来、プレストレストコンクリート構造物に用いられて
いる熱処理PC鋼捧、鋼線は、熱間圧延材をA、変態点
以上の温度に再加熱した後、焼入れ処理することによっ
てマルテンサイト組織となし、次いで降伏点の向上およ
び靭性の回復を図るための焼戻し処理を行うプロセスに
よって製造されてきた。しかしながら、このような焼戻
しマルテンサイト組織によって高強度レベルを得ようと
すると、−様伸びは、焼入れ→焼戻し後3〜5%。
いる熱処理PC鋼捧、鋼線は、熱間圧延材をA、変態点
以上の温度に再加熱した後、焼入れ処理することによっ
てマルテンサイト組織となし、次いで降伏点の向上およ
び靭性の回復を図るための焼戻し処理を行うプロセスに
よって製造されてきた。しかしながら、このような焼戻
しマルテンサイト組織によって高強度レベルを得ようと
すると、−様伸びは、焼入れ→焼戻し後3〜5%。
さらに、矯直→ブルーイングの工程で1〜1.5%劣化
するに のような一様伸びの劣化は、コンクリート構造物が衝撃
荷重等を受けたときに、鉄筋である鋼棒が破断し1、も
はや鉄筋として機能し得ず、場合によっては人命事故に
つながることにもなる。
するに のような一様伸びの劣化は、コンクリート構造物が衝撃
荷重等を受けたときに、鉄筋である鋼棒が破断し1、も
はや鉄筋として機能し得ず、場合によっては人命事故に
つながることにもなる。
このような事故の危険性のないPC鋼線或は鋼棒は、使
用状態で3%以上の一様伸び(均一伸び)が必要である
ことが知られている。ここで、使用状態とは、一般にコ
イルの状態で供給される鋼線或は鋼棒を、矯直し、伸び
特性が劣化した後の状態である。
用状態で3%以上の一様伸び(均一伸び)が必要である
ことが知られている。ここで、使用状態とは、一般にコ
イルの状態で供給される鋼線或は鋼棒を、矯直し、伸び
特性が劣化した後の状態である。
本発明者等は、先に特願昭56−5929号および特願
昭56−205709号において、C: 0.15〜0
.80%でSi20.5%を含む鋼を熱間圧延した後、
500℃以下の適切な温度域まで急冷し、その温度域に
保持することにより、ベイナイト主体またはベイナイト
とマルテンサイト或は残留オーステナイトとの混合組織
となる鋼が得られ、これらの鋼が、100kg/mm”
以上の高強度で均一伸びに優れ、上記目標特性を満足す
ることを開示した。しかしながら、これらの鋼を得るべ
くベイナイトを安定して生成させるためには、成分にS
i等の合金元素を比較的多量に添加する必要があり、高
価となる。
昭56−205709号において、C: 0.15〜0
.80%でSi20.5%を含む鋼を熱間圧延した後、
500℃以下の適切な温度域まで急冷し、その温度域に
保持することにより、ベイナイト主体またはベイナイト
とマルテンサイト或は残留オーステナイトとの混合組織
となる鋼が得られ、これらの鋼が、100kg/mm”
以上の高強度で均一伸びに優れ、上記目標特性を満足す
ることを開示した。しかしながら、これらの鋼を得るべ
くベイナイトを安定して生成させるためには、成分にS
i等の合金元素を比較的多量に添加する必要があり、高
価となる。
また、急冷と保定を行うためには特別の直接熱処理設備
を有する圧延装置でなければ実施できない、という短所
があった。また、残留オーステナイトを多く存在せしめ
て特性を安定させる必要がある場合には、C含有量を0
.3%以上にする必要があるが、そうすると溶接性が劣
化しPCm線または鋼棒で骨組を作る際に多少の制約を
余儀なくされる欠点もあった。
を有する圧延装置でなければ実施できない、という短所
があった。また、残留オーステナイトを多く存在せしめ
て特性を安定させる必要がある場合には、C含有量を0
.3%以上にする必要があるが、そうすると溶接性が劣
化しPCm線または鋼棒で骨組を作る際に多少の制約を
余儀なくされる欠点もあった。
[発明が解決しようとする課M]
本発゛明は、上記の如き従来技術における問題点を抜本
的に解決した鋼材およびその製造方法を提供することを
目的としている。より具体的にはC: 0.17〜0.
29%の低炭素で比較的低合金の鋼で矯直後120kg
/mm”以上の超高張力と3%以上の均一伸びを有する
鋼線或は鋼棒およびそれを製造するための、特別な熱処
理設備を用いない熱間圧延および冷却の条件からなる方
法を提供しようとするものである。
的に解決した鋼材およびその製造方法を提供することを
目的としている。より具体的にはC: 0.17〜0.
29%の低炭素で比較的低合金の鋼で矯直後120kg
/mm”以上の超高張力と3%以上の均一伸びを有する
鋼線或は鋼棒およびそれを製造するための、特別な熱処
理設備を用いない熱間圧延および冷却の条件からなる方
法を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段]
本発明の特徴とする処は。
(1)重量で、
C:O,17〜0.29%、 Si<0.5%。
Mn:0.2〜2%。
を含有するとともに、0.2%以下のAlおよびTiの
何れか一方または双方を主成分として含み、熱間圧延後
0.5〜5%の平均粒径3μm以下のフェライトと残部
が主としてマルテンサイトからなる組織を有し、矯直後
引張強さ120kg/mm”以上、均一伸び3%以上で
ある均一伸びの優れた超高張力PC鋼線或は鋼棒であり (2)重量で、 C:0.17〜0.29%、 Si:<0.5%。
何れか一方または双方を主成分として含み、熱間圧延後
0.5〜5%の平均粒径3μm以下のフェライトと残部
が主としてマルテンサイトからなる組織を有し、矯直後
引張強さ120kg/mm”以上、均一伸び3%以上で
ある均一伸びの優れた超高張力PC鋼線或は鋼棒であり (2)重量で、 C:0.17〜0.29%、 Si:<0.5%。
Mn:0,2〜2%
を含有するとともに、0.2%以下のAlおよびTiの
何れか一方または双方を主成分として含みさらに、B≦
0.02%およびCr、Cu、Niの1種以上を合計量
で2%含有し、熱間圧延後0.5〜5%の平均粒径3μ
m以下のフェライトと残部が主としてマルテンサイトか
らなる組織を有し、矯直後引張強さ120kg/ma+
”以上、均一伸び3%以上である均一伸びの優れた超高
張力PC鋼線戒は鋼棒であり (3)重量で。
何れか一方または双方を主成分として含みさらに、B≦
0.02%およびCr、Cu、Niの1種以上を合計量
で2%含有し、熱間圧延後0.5〜5%の平均粒径3μ
m以下のフェライトと残部が主としてマルテンサイトか
らなる組織を有し、矯直後引張強さ120kg/ma+
”以上、均一伸び3%以上である均一伸びの優れた超高
張力PC鋼線戒は鋼棒であり (3)重量で。
C:0.17〜0.29%、 Si<0.5%。
Mn:0.2〜2%
を含有するとともに、0.2%以下のAlおよびTiの
何れか一方または双方を主成分として含む鋼に、900
℃から1000℃の温度域で1秒間以内に合計60%以
上の熱間加工を加え、引き続き0.5秒間以内に50℃
/s以上の冷却速度で500℃以下まで冷却することを
特徴とする均一伸びの優れた超高張力PC鋼線或は鋼棒
の製造方法であり (4)重量で、 C二0.17〜0.29%、 SL<0.5%。
何れか一方または双方を主成分として含む鋼に、900
℃から1000℃の温度域で1秒間以内に合計60%以
上の熱間加工を加え、引き続き0.5秒間以内に50℃
/s以上の冷却速度で500℃以下まで冷却することを
特徴とする均一伸びの優れた超高張力PC鋼線或は鋼棒
の製造方法であり (4)重量で、 C二0.17〜0.29%、 SL<0.5%。
Mn:0.2〜2%
を含有するとともに、0.2%以下のAlおよびTiの
何れか一方または双方を主成分として含みさらに、B≦
0.02%およびCr、Cu、Njの1種以上を合計量
で2%含有する鋼に、900℃から1000℃の温度域
で1秒間以内に合計60%以上の熱間加工を加え、引き
続き0.5秒間以内に50℃八以上の冷却速度で500
℃以下まで冷却することを特徴とする均一伸びの優れた
超高張力PC鋼線成は鋼棒の製造方法である。
何れか一方または双方を主成分として含みさらに、B≦
0.02%およびCr、Cu、Njの1種以上を合計量
で2%含有する鋼に、900℃から1000℃の温度域
で1秒間以内に合計60%以上の熱間加工を加え、引き
続き0.5秒間以内に50℃八以上の冷却速度で500
℃以下まで冷却することを特徴とする均一伸びの優れた
超高張力PC鋼線成は鋼棒の製造方法である。
以下に、本発明の詳細な説明する。
本発明者等は、先に、特願昭58−43813号にて引
張強さ70kg/mm2以上を有する、少量の超微細粒
フェライトと残部ベイナイトまたはマルテンサイトから
なる熱延鋼材とその製造方法を提案した。
張強さ70kg/mm2以上を有する、少量の超微細粒
フェライトと残部ベイナイトまたはマルテンサイトから
なる熱延鋼材とその製造方法を提案した。
本発明は、この発明の改良に係わり、矯直後に著しく高
い強度と高い均一伸びを有する鋼線或は鋼棒およびその
製造方法に関する。
い強度と高い均一伸びを有する鋼線或は鋼棒およびその
製造方法に関する。
本発明の基本思想は、低炭素鋼を変態点付近から上の温
度で強加工すると、この加工によって微細フェライトが
誘起されて発生し、その微細フェライトがオーステナイ
トの未再結晶化およびその後の冷却で生成するベイナイ
トやマルテンサイトを微細化し、それによって高強度で
強靭化が得られるという画期的な知見から出発するもの
であるが、その際、冷却を強化して微細フェライト以外
をほぼ完全にマルテンサイト状態に焼入れだとき、この
マルテンサイトが著しく微細な組織構造を有し、全くフ
ェライトのない場合よりむしろ高い強度と優れた均一伸
びを有するという新しい知見に基づく。
度で強加工すると、この加工によって微細フェライトが
誘起されて発生し、その微細フェライトがオーステナイ
トの未再結晶化およびその後の冷却で生成するベイナイ
トやマルテンサイトを微細化し、それによって高強度で
強靭化が得られるという画期的な知見から出発するもの
であるが、その際、冷却を強化して微細フェライト以外
をほぼ完全にマルテンサイト状態に焼入れだとき、この
マルテンサイトが著しく微細な組織構造を有し、全くフ
ェライトのない場合よりむしろ高い強度と優れた均一伸
びを有するという新しい知見に基づく。
本発明の鋼成分の限定理由は、以下の通りである。
Cは、鋼の強度を高めるのに有効な元素であり、0.1
7%未満の含有量では完全焼入れを行っても目標とする
120kg/mm2以上の強度を安定して得ることがで
きない。一方、Cの含有量が0.29%を超えると、強
度は十分高くなるけれどもそれに伴って均一伸びがやや
低下する傾向があり、また、溶接性も劣化する。
7%未満の含有量では完全焼入れを行っても目標とする
120kg/mm2以上の強度を安定して得ることがで
きない。一方、Cの含有量が0.29%を超えると、強
度は十分高くなるけれどもそれに伴って均一伸びがやや
低下する傾向があり、また、溶接性も劣化する。
Siは、鋼中に多少は含ま九、鋼の強化、マルテンサイ
ト焼入れ性に寄与する元素であるが、フェライト形成元
素であるため本発明鋼においては、0.5%を超えて添
加すると加工誘起フェライト量が多くなり過ぎてマルテ
ンサイト量が減少し、鋼の強度低下を来す。
ト焼入れ性に寄与する元素であるが、フェライト形成元
素であるため本発明鋼においては、0.5%を超えて添
加すると加工誘起フェライト量が多くなり過ぎてマルテ
ンサイト量が減少し、鋼の強度低下を来す。
Mnも鋼中に多少は含まれ、焼入れ性向上等に有用な元
素であり、本発明鋼では、マルテンサイト焼入れ性確保
のため少なくとも0.2%は必要である。しかし、2%
を超えて添加すると、Ar、変態点が低下し加工誘起フ
ェライトの生成が困奪となる。
素であり、本発明鋼では、マルテンサイト焼入れ性確保
のため少なくとも0.2%は必要である。しかし、2%
を超えて添加すると、Ar、変態点が低下し加工誘起フ
ェライトの生成が困奪となる。
Al、Tiは、鋼の脱酸のために通常何れか一方または
双方を添加する。また、 A Q 、Txは何れもNを
固定する効果があるが、その一方が0.2%を超えると
鋼の靭性を低下させるので、その1種以上を0.2%以
下に限定する。
双方を添加する。また、 A Q 、Txは何れもNを
固定する効果があるが、その一方が0.2%を超えると
鋼の靭性を低下させるので、その1種以上を0.2%以
下に限定する。
Cr、Ni、Cu、Bは、何れも鋼のマルテンサイト焼
入れ性を向上させる効果を有し、本発明鋼に有用な合金
元素である。また、Crは耐食性改善、Ni、Cuは低
温靭性改善の面で有効である。
入れ性を向上させる効果を有し、本発明鋼に有用な合金
元素である。また、Crは耐食性改善、Ni、Cuは低
温靭性改善の面で有効である。
しかしCr、Ni、CuについてはMnと同様の理由で
、合計2%を超えて多量に添加すると、却って有害とな
る。
、合計2%を超えて多量に添加すると、却って有害とな
る。
Bは、0.02%を超えて添加すると粗大な析出物を生
成し、靭性劣化を起すことがある。
成し、靭性劣化を起すことがある。
次に、本発明鋼の望ましい製造方法について説明する。
本発明鋼は、LD転炉等の製鋼手段で製造され、場合に
より予備的な圧延を行って鋼片とするのが通常であり、
最終的な加工段階に至るための履歴についての制約はな
く、どのような工程を経てもかまわない。
より予備的な圧延を行って鋼片とするのが通常であり、
最終的な加工段階に至るための履歴についての制約はな
く、どのような工程を経てもかまわない。
本発明鋼は、最終段階の熱間加工を行う直前においては
、実質的にオーステナイト相のみからなるべきである。
、実質的にオーステナイト相のみからなるべきである。
即ち、Ar、変態点以上である必要があるが、この中で
も極少量の加工誘起フェライトを生成させるためには、
加工温度域は900〜1000℃であるべきことが知見
された。1000℃を超える温度域では、実質的に効果
のある0、5%以上の加工誘起フェライトの生成が困難
であり、一方、900℃未満の温度域ではフェライト量
が5%以上と多くなり過ぎて鋼の強度低下を来す。
も極少量の加工誘起フェライトを生成させるためには、
加工温度域は900〜1000℃であるべきことが知見
された。1000℃を超える温度域では、実質的に効果
のある0、5%以上の加工誘起フェライトの生成が困難
であり、一方、900℃未満の温度域ではフェライト量
が5%以上と多くなり過ぎて鋼の強度低下を来す。
加工誘起フェライトは、大圧下を加えなければ生成しな
いが、1バスで大圧下を加えることは、工業的な圧延で
は藩しい。しかし、線材、棒鋼等の連続熱間圧延におい
ては、極めて短時間内に複数回の圧下を加えるので、累
積歪によって1パス大圧下と同様の効果がある。本発明
鋼の場合には、1秒間以内に合計60%以上の加工を加
えればよく、このような短時間に大きな圧下を加える加
工は、線材、棒鋼等の連続熱間圧延によって工業的に達
成される。
いが、1バスで大圧下を加えることは、工業的な圧延で
は藩しい。しかし、線材、棒鋼等の連続熱間圧延におい
ては、極めて短時間内に複数回の圧下を加えるので、累
積歪によって1パス大圧下と同様の効果がある。本発明
鋼の場合には、1秒間以内に合計60%以上の加工を加
えればよく、このような短時間に大きな圧下を加える加
工は、線材、棒鋼等の連続熱間圧延によって工業的に達
成される。
このような、1パスまたは累積大圧下を加える加工によ
って生成する加工誘起フェライトは、生成直後では通常
、0.5〜2μm程度の微細なものであり、基礎的研究
結果によれば、これが存在することにより、大圧下加工
されたオーステナイトの回復再結晶による軟化が抑制さ
れオーステナイトの加工歪が保存されるため、低温でマ
ルテンサイトに変態後もこれが受は継がれて加工熱処理
による強靭化効果を生じるのである。
って生成する加工誘起フェライトは、生成直後では通常
、0.5〜2μm程度の微細なものであり、基礎的研究
結果によれば、これが存在することにより、大圧下加工
されたオーステナイトの回復再結晶による軟化が抑制さ
れオーステナイトの加工歪が保存されるため、低温でマ
ルテンサイトに変態後もこれが受は継がれて加工熱処理
による強靭化効果を生じるのである。
さらに、熱間加工後、加工誘起フェライトは、平衡変態
点以上の上記900〜1000°Cの温度域では極めて
不安定であし〕、この温度域に0.5秒間を超えて置か
れると消失してしまうので、熱間加工後0.5秒間以内
に急冷を開始する必要がある。
点以上の上記900〜1000°Cの温度域では極めて
不安定であし〕、この温度域に0.5秒間を超えて置か
れると消失してしまうので、熱間加工後0.5秒間以内
に急冷を開始する必要がある。
また、A、変態点以下では微細フェライトが核となり、
初析フェライトが成長を始めるが、フェライトが3μm
を超えて大きくなりさらに、ベイナイトの生成も起るよ
うになると焼入れ後の鋼の強度が低下するので、500
℃以下まで急冷を続ける必要がある。
初析フェライトが成長を始めるが、フェライトが3μm
を超えて大きくなりさらに、ベイナイトの生成も起るよ
うになると焼入れ後の鋼の強度が低下するので、500
℃以下まで急冷を続ける必要がある。
このときの冷却速度は大なるほどよいが、上記目的を達
するためには、少なくとも50℃/sの冷却速度が必要
であり、望ましくは100℃/s以上である。
するためには、少なくとも50℃/sの冷却速度が必要
であり、望ましくは100℃/s以上である。
500℃以下の温度域における冷却も、マルテンサイト
変態点の低い鋼では急冷が必要である場合がある。この
場合の冷却下限温度は、ベイナイト変態速度が極めて遅
くなる350℃程度以上となる。
変態点の低い鋼では急冷が必要である場合がある。この
場合の冷却下限温度は、ベイナイト変態速度が極めて遅
くなる350℃程度以上となる。
このようにして製造された鋼は、上述のように0.5〜
5%の、3μm以下の微細粒と残部主としてマルテンサ
イトからなる組織を有する。鋼成分と冷却速度によって
はベイナイトが一部、マルテンサイトに混入することが
あるが、この量はできるだけ少ない方がよく、多くとも
30%であることが望ましい。しかしながら、通常、ベ
イナイトとマルテンサイトを光学顕微鏡等の容易に実行
し得る実験法で定量的に区別するのは困難な場合が多い
。従って、明確な量の規定はしない。
5%の、3μm以下の微細粒と残部主としてマルテンサ
イトからなる組織を有する。鋼成分と冷却速度によって
はベイナイトが一部、マルテンサイトに混入することが
あるが、この量はできるだけ少ない方がよく、多くとも
30%であることが望ましい。しかしながら、通常、ベ
イナイトとマルテンサイトを光学顕微鏡等の容易に実行
し得る実験法で定量的に区別するのは困難な場合が多い
。従って、明確な量の規定はしない。
上記微細フェライトが存在するため、第1図(a)に示
すように、マルテンサイト組織は微細かつ緻密になる。
すように、マルテンサイト組織は微細かつ緻密になる。
これは、第1図(b)に示す同じ成分の鋼を通常の熱処
理工程で焼入れした組織と比較してみれば、その効果は
明らかである。
理工程で焼入れした組織と比較してみれば、その効果は
明らかである。
本発明鋼は、このように緻密な組織であるため高い強度
を有しかつ優れた均一伸びを示す。かかる特性は、先に
述べたようにPC鋼線戒は鋼棒に好適である。特に、P
Cm線或いは鋼棒のうちコイルの形態で製造される場合
には、使用前に直線状に矯正する必要があるけれども、
その際、最高2%程度の塑性歪を受けさらに歪取りのた
め300〜400℃の温度域に加熱を行うと、一般に、
歪時効現象のため延性が低下する。然る処、本発明鋼に
おいては、歪時効による均一伸びの劣化が小さい。これ
は、上記のように、緻密な組織であるため局部的な応力
集中による歪の局在化が起り難いためである。
を有しかつ優れた均一伸びを示す。かかる特性は、先に
述べたようにPC鋼線戒は鋼棒に好適である。特に、P
Cm線或いは鋼棒のうちコイルの形態で製造される場合
には、使用前に直線状に矯正する必要があるけれども、
その際、最高2%程度の塑性歪を受けさらに歪取りのた
め300〜400℃の温度域に加熱を行うと、一般に、
歪時効現象のため延性が低下する。然る処、本発明鋼に
おいては、歪時効による均一伸びの劣化が小さい。これ
は、上記のように、緻密な組織であるため局部的な応力
集中による歪の局在化が起り難いためである。
[実施例]
第1表に示す成分組成を有する4種の鋼を大型上底吹転
炉で溶解し、300mm X 500mm断面のブルー
ムに連続鋳造した後、分塊圧延によって120mmX1
2抛m断面のビレットとした。このビレットを。
炉で溶解し、300mm X 500mm断面のブルー
ムに連続鋳造した後、分塊圧延によって120mmX1
2抛m断面のビレットとした。このビレットを。
加熱炉で900〜1100℃に加熱し、賦香1〜3のも
のは25段の全連続線材ミルによって最終放出速度二6
0m/sで圧延して5.5mmφの線材とした。
のは25段の全連続線材ミルによって最終放出速度二6
0m/sで圧延して5.5mmφの線材とした。
前記圧延の最終段階は、10連のブロックミルで、約0
.4秒の間に87%の累積圧下を加えた。
.4秒の間に87%の累積圧下を加えた。
圧延線材は、約0.1秒で水冷管中に入り、約0.7秒
間に約400℃まで冷却され、然る後ルーズコイルに巻
かれ、次いで12℃/sの冷却速度で300℃まで強制
風冷された。
間に約400℃まで冷却され、然る後ルーズコイルに巻
かれ、次いで12℃/sの冷却速度で300℃まで強制
風冷された。
賦香4の材料は、同じ圧延ミルでブロックミルを通さず
に16mmφの鋼棒に圧延した。その際、最終3パスで
0.9秒以内の間に61%の圧下を加えた。
に16mmφの鋼棒に圧延した。その際、最終3パスで
0.9秒以内の間に61%の圧下を加えた。
次いで、0.4秒後から水冷を始め、60℃/sの冷却
速度で430℃まで冷却した。第2表に、各賦香の鋼の
圧延温度と冷却条件および得られた鋼の組織と機械的性
質を示す。賦香1に示す鋼の組織は、第1図(a)に示
すものであり、これに対し同じ鋼を900°C×5分間
加熱した後水冷したものの組織は、第1図(b)に示す
もので、この材質、組織は、第2表に比較材7として示
したものである。
速度で430℃まで冷却した。第2表に、各賦香の鋼の
圧延温度と冷却条件および得られた鋼の組織と機械的性
質を示す。賦香1に示す鋼の組織は、第1図(a)に示
すものであり、これに対し同じ鋼を900°C×5分間
加熱した後水冷したものの組織は、第1図(b)に示す
もので、この材質、組織は、第2表に比較材7として示
したものである。
圧延温度が本発明に規定する温度よりも高い比較材5お
よびこれを再加熱した比較材7は、均一伸びが不良であ
り、冷却停止温度の高い比較材6は強度が不足している
。
よびこれを再加熱した比較材7は、均一伸びが不良であ
り、冷却停止温度の高い比較材6は強度が不足している
。
これに比し1本発明の実施例1〜4は、歪時効後でも1
25〜190kg/mm”の引張強さと3%以上の均一
伸びを有し、本発明の効果が顕著である。
25〜190kg/mm”の引張強さと3%以上の均一
伸びを有し、本発明の効果が顕著である。
[発明の効果コ
本発明によれば、極めて高い強度レベルを有しかつ、均
一伸び特性に優れたF’ C鋼線或いは鋼棒を得ること
ができ、これをコンクリート鉄筋として用いるときは、
衝撃荷重にも強く安全性の高いプレストレストコンクリ
ート構造物とすることができる効果を奏する。
一伸び特性に優れたF’ C鋼線或いは鋼棒を得ること
ができ、これをコンクリート鉄筋として用いるときは、
衝撃荷重にも強く安全性の高いプレストレストコンクリ
ート構造物とすることができる効果を奏する。
第1図(a)は、本発明鋼のマルテンサイト組織を示す
金属組織の写真。 第1図(b)は、第1図(a)におけると同じ成分の鋼
を、通常の熱処理工程で焼入れして得られた金属組織の
写真。 である。 特許出願人 新日本a鐵株式会社
金属組織の写真。 第1図(b)は、第1図(a)におけると同じ成分の鋼
を、通常の熱処理工程で焼入れして得られた金属組織の
写真。 である。 特許出願人 新日本a鐵株式会社
Claims (4)
- (1)重量で、 C:0.17〜0.29%、Si<0.5%、Mn:0
.2〜2%、 を含有するとともに、0.2%以下のAlおよびTiの
何れか一方または双方を主成分として含み、熱間圧延後
0.5〜5%の平均粒径3μm以下のフェライトと残部
が主としてマルテンサイトからなる組織を有し、矯直後
引張強さ120kg/mm^2以上、均一伸び3%以上
である均一伸びの優れた超高張力PC鋼線或は鋼棒。 - (2)重量で、 C:0.17〜0.29%、Si:<0.5%、Mn:
0.2〜2% を含有するとともに、0.2%以下のAlおよびTiの
何れか一方または双方を主成分として含みさらに、B≦
0.02%およびCr、Cu、Niの1種以上を合計量
で2%含有し、熱間圧延後0.5〜5%の平均粒径3μ
m以下のフェライトと残部が主としてマルテンサイトか
らなる組織を有し、矯直後引張強さ120kg/mm^
2以上、均一伸び3%以上である均一伸びの優れた超高
張力PC鋼線或は鋼棒。 - (3)重量で、 C:0.17〜0.29%、Si<0.5%、Mn:0
.2〜2% を含有するとともに、0.2%以下のAlおよびTiの
何れか一方または双方を主成分として含む鋼に、900
℃から1000℃の温度域で1秒間以内に合計60%以
上の熱間加工を加え、引き続き0.5秒間以内に50℃
/s以上の冷却速度で500℃以下まで冷却することを
特徴とする均一伸びの優れた超高張力PC鋼線或は鋼棒
の製造方法。 - (4)重量で、 C:0.17〜0.29%、Si<0.5%、Mn:0
.2〜2% を含有するとともに、0.2%以下のAlおよびTiの
何れか一方または双方を主成分として含みさらに、B≦
0.02%およびCr、Cu、Niの1種以上を合計量
で2%含有する鋼に、900℃から1000℃の温度域
で1秒間以内に合計60%以上の熱間加工を加え、引き
続き0.5秒間以内に50℃/s以上の冷却速度で50
0℃以下まで冷却することを特徴とする均一伸びの優れ
た超高張力PC鋼線或は鋼棒の製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63259447A JPH0759738B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 均一伸びの優れた超高張力pc鋼線或は鋼棒およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63259447A JPH0759738B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 均一伸びの優れた超高張力pc鋼線或は鋼棒およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02107743A true JPH02107743A (ja) | 1990-04-19 |
| JPH0759738B2 JPH0759738B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=17334206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63259447A Expired - Fee Related JPH0759738B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 均一伸びの優れた超高張力pc鋼線或は鋼棒およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0759738B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100775252B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2007-11-12 | 주식회사 포스코 | Cu함유 고강도 콘크리트 보강용 선재의 제조방법 |
| US7775247B2 (en) | 2005-12-22 | 2010-08-17 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Steel cord for reinforcement of off-the-road tires |
| CN102747277A (zh) * | 2012-06-07 | 2012-10-24 | 河北钢铁股份有限公司 | 一种低硅低锰性能优良的q345热轧板卷的生产方法 |
| JP2015161018A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | Jfeスチール株式会社 | 鉄筋およびその製造方法 |
| JP2015160999A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | Jfeスチール株式会社 | 鉄筋 |
| CN105401048A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-03-16 | 吉林建龙钢铁有限责任公司 | 一种减少q345b/c带状组织的低成本制备工艺 |
| CN109957724A (zh) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 株式会社Posco | 冷镦用线材及其制造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6242021A (ja) * | 1985-08-20 | 1987-02-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 秤量器 |
-
1988
- 1988-10-17 JP JP63259447A patent/JPH0759738B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN109957724A (zh) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 株式会社Posco | 冷镦用线材及其制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0759738B2 (ja) | 1995-06-28 |
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