JPH0213018B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0213018B2 JPH0213018B2 JP60166571A JP16657185A JPH0213018B2 JP H0213018 B2 JPH0213018 B2 JP H0213018B2 JP 60166571 A JP60166571 A JP 60166571A JP 16657185 A JP16657185 A JP 16657185A JP H0213018 B2 JPH0213018 B2 JP H0213018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- platinum
- iridium
- electrode
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Spark Plugs (AREA)
Description
本発明は、点火プラグの火花ギツヤプを形成す
る中心電極ないし接地電極の火花放電部にチツプ
電極化して使用される電極材料に関するものであ
る。 従来、点火プラグの電極消耗を少なくする方法
として火花放電部に耐熱性、耐酸化性を有する白
金、白金合金等の貴金属チツプ電極が電気溶接手
段によつて形成した点火プラグは、ニツケル合金
等の卑金属から成る放電部の点火プラグに比較し
て消耗が少なく、耐久寿命を向上させることがで
きる。この場合のチツプ電極は経済的な制約およ
び耐久性を考慮すると0.1〜0.7mmの薄膜化して使
用される。 ところで実際にエンジン内で使用した場合には
この薄膜部分の温度は900〜1000℃以上にもなり、
腐食雰囲気としては非常に厳しいものとなるが、
特に白金系合金は900℃以上の還元性雰囲気では
非常に腐食に対して不安定な状態となつている。
例えば純白金の場合には、結晶粒成長が著しく速
く、400℃以上の温度より結晶粒成長を始め、900
℃以上になると0.5mmの薄膜に対し一つの結晶粒
径になる程まで成長する可能性があり、エンジン
内で使用した場合粒界に沿つて腐食が進行してク
ラツクを生じるいわゆる粒界破壊が大きく、電極
寿命が著しく低下する、また点火プラグ電極材と
して知られている白金イリジウム合金(Ir5〜20
重量%)においては、イリジウムの添加によつて
結晶粒成長温度が700〜880℃と高く、粗大化が遅
くなつて電極のダメージが少なくなるが、それで
も点火プラグ電極としての耐久性を十分に満足す
ることができなかつた。 本発明は上記のような粒界破壊を防止するため
に、エンジンの使用温度である900〜1000℃にお
いても十分に安定性を有し、腐食速度が小さく電
極寿命が大巾に向上することができる点火プラグ
用電極材料の提供を目的とする。 本発明は白金にイリジウム15.0〜25.0重量%と
タングステン0.1〜5.0重量%とより成るか又はイ
リジウム15.0〜25.0重量%とタングステンにもリ
ブデン、ロジウム、レニウム、ルテニウム、コバ
ルト、鉄、マンガン及びニツケルから選ばれる少
なくとも1種が加わつて、0.1〜5.0重量%で、且
つイリジウムとの和が20.0〜30.0重量%の範囲に
ある白金合金によつて高温における結晶粒の粗大
化を有効に防止することを特徴とするものであ
る。 本発明において、イリジウムを15.0重量%以上
とする理由は900℃以上における結晶粒の粗大化
防止効果を確実なものとし、25.0重量%以上添加
すると硬くなつて加工性が悪く、量産性に乏しく
なるためであり、イリジウムに添加するタングス
テン単体又はタングステンにモリブデン、ロジウ
ム、レニウム、ルテニウム、コバルト、鉄、マン
ガン及びニツケルの少なくとも1種を0.1〜5.0重
量%に限定する理由は、0.1重量%以下では粗大
化が防止できず、5.0重量%以上では同様に加工
性が困難となるからである。 以下本発明を実施例によつて説明する。 実施例 1 表1に示すNo.1〜No.17の組成を有する白金合金
を溶解によりインゴツトをそれぞれ製造し熱間鍜
造、圧延加工して0.5mm厚さまで圧延加工を行つ
た。次にこの各試料について、電気炉に所定温度
に1時間放置して結晶組織による結晶粒成長温度
を求めた。 この結果は表1に示す通りであつて、本発明の
試料No.6〜17のいずれも結晶粒の粗大化温度は従
来のNo.1〜3に比べて900℃以上の高温であり白
金表面の異常侵食を有効に防止することができ
る。なお試料No.4、No.5のイリジウム単独添加で
は粗大抑制効果がすぐれているが電極材料との溶
接部における接合力が劣り、イリジウムが25.0重
量%以上では加工性が極端に劣化する。
る中心電極ないし接地電極の火花放電部にチツプ
電極化して使用される電極材料に関するものであ
る。 従来、点火プラグの電極消耗を少なくする方法
として火花放電部に耐熱性、耐酸化性を有する白
金、白金合金等の貴金属チツプ電極が電気溶接手
段によつて形成した点火プラグは、ニツケル合金
等の卑金属から成る放電部の点火プラグに比較し
て消耗が少なく、耐久寿命を向上させることがで
きる。この場合のチツプ電極は経済的な制約およ
び耐久性を考慮すると0.1〜0.7mmの薄膜化して使
用される。 ところで実際にエンジン内で使用した場合には
この薄膜部分の温度は900〜1000℃以上にもなり、
腐食雰囲気としては非常に厳しいものとなるが、
特に白金系合金は900℃以上の還元性雰囲気では
非常に腐食に対して不安定な状態となつている。
例えば純白金の場合には、結晶粒成長が著しく速
く、400℃以上の温度より結晶粒成長を始め、900
℃以上になると0.5mmの薄膜に対し一つの結晶粒
径になる程まで成長する可能性があり、エンジン
内で使用した場合粒界に沿つて腐食が進行してク
ラツクを生じるいわゆる粒界破壊が大きく、電極
寿命が著しく低下する、また点火プラグ電極材と
して知られている白金イリジウム合金(Ir5〜20
重量%)においては、イリジウムの添加によつて
結晶粒成長温度が700〜880℃と高く、粗大化が遅
くなつて電極のダメージが少なくなるが、それで
も点火プラグ電極としての耐久性を十分に満足す
ることができなかつた。 本発明は上記のような粒界破壊を防止するため
に、エンジンの使用温度である900〜1000℃にお
いても十分に安定性を有し、腐食速度が小さく電
極寿命が大巾に向上することができる点火プラグ
用電極材料の提供を目的とする。 本発明は白金にイリジウム15.0〜25.0重量%と
タングステン0.1〜5.0重量%とより成るか又はイ
リジウム15.0〜25.0重量%とタングステンにもリ
ブデン、ロジウム、レニウム、ルテニウム、コバ
ルト、鉄、マンガン及びニツケルから選ばれる少
なくとも1種が加わつて、0.1〜5.0重量%で、且
つイリジウムとの和が20.0〜30.0重量%の範囲に
ある白金合金によつて高温における結晶粒の粗大
化を有効に防止することを特徴とするものであ
る。 本発明において、イリジウムを15.0重量%以上
とする理由は900℃以上における結晶粒の粗大化
防止効果を確実なものとし、25.0重量%以上添加
すると硬くなつて加工性が悪く、量産性に乏しく
なるためであり、イリジウムに添加するタングス
テン単体又はタングステンにモリブデン、ロジウ
ム、レニウム、ルテニウム、コバルト、鉄、マン
ガン及びニツケルの少なくとも1種を0.1〜5.0重
量%に限定する理由は、0.1重量%以下では粗大
化が防止できず、5.0重量%以上では同様に加工
性が困難となるからである。 以下本発明を実施例によつて説明する。 実施例 1 表1に示すNo.1〜No.17の組成を有する白金合金
を溶解によりインゴツトをそれぞれ製造し熱間鍜
造、圧延加工して0.5mm厚さまで圧延加工を行つ
た。次にこの各試料について、電気炉に所定温度
に1時間放置して結晶組織による結晶粒成長温度
を求めた。 この結果は表1に示す通りであつて、本発明の
試料No.6〜17のいずれも結晶粒の粗大化温度は従
来のNo.1〜3に比べて900℃以上の高温であり白
金表面の異常侵食を有効に防止することができ
る。なお試料No.4、No.5のイリジウム単独添加で
は粗大抑制効果がすぐれているが電極材料との溶
接部における接合力が劣り、イリジウムが25.0重
量%以上では加工性が極端に劣化する。
【表】
【表】
実施例 2
さらに表1の本発明のNo.7および従来例のNo.1
のいずれも0.5厚さの試料を用い、これら試料を
中心電極の先端面に電気溶接にて溶接した点火プ
ラグを容易し、140c.c.の2サイクルエンジンの
3000rpm×4/4条件で耐久テストを行つた結
果、従来例のNo.1は100〜150時間で白金表面が侵
食するのに対し本発明のNo.7は500時間経過後も
合金表面の異常はなかつた。 以上述べたように、本発明の点火プラグ用電極
材料である白金合金はエンジンの使用温度900〜
1000℃以上において腐森および異常侵食を防止し
て長時間にわたつて安定し、点火プラグ電極とし
て優れた耐久性を有する。また、薄膜細径部材に
従来の白金合金と同様に加工性で製作でき、溶接
性についても殆ど従来と同様に接合できるる。
のいずれも0.5厚さの試料を用い、これら試料を
中心電極の先端面に電気溶接にて溶接した点火プ
ラグを容易し、140c.c.の2サイクルエンジンの
3000rpm×4/4条件で耐久テストを行つた結
果、従来例のNo.1は100〜150時間で白金表面が侵
食するのに対し本発明のNo.7は500時間経過後も
合金表面の異常はなかつた。 以上述べたように、本発明の点火プラグ用電極
材料である白金合金はエンジンの使用温度900〜
1000℃以上において腐森および異常侵食を防止し
て長時間にわたつて安定し、点火プラグ電極とし
て優れた耐久性を有する。また、薄膜細径部材に
従来の白金合金と同様に加工性で製作でき、溶接
性についても殆ど従来と同様に接合できるる。
Claims (1)
- 1 イリジウム15.0〜25.0重量%と、タングステ
ン0.1〜5.0重量%又はタングステンにモリブデ
ン、ロジウム、レニウム、ルテニウム、コバル
ト、鉄、マンガン及びニツケルから選ばれる少な
くとも1種が加わつて0.1〜5.0重量%と、且つイ
リジウムとの和が20.0〜30.0重量%の範囲内と残
部白金より成る点火プラグ用電極材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16657185A JPS6144141A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 点火プラグ用電極材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16657185A JPS6144141A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 点火プラグ用電極材料 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13246481A Division JPS5834151A (ja) | 1981-08-24 | 1981-08-24 | 点火プラグ用電極材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6144141A JPS6144141A (ja) | 1986-03-03 |
| JPH0213018B2 true JPH0213018B2 (ja) | 1990-04-03 |
Family
ID=15833728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16657185A Granted JPS6144141A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 点火プラグ用電極材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6144141A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6262522B1 (en) | 1995-06-15 | 2001-07-17 | Denso Corporation | Spark plug for internal combustion engine |
| JP2877035B2 (ja) * | 1995-06-15 | 1999-03-31 | 株式会社デンソー | 内燃機関用スパークプラグ |
| EP1677400B1 (en) | 2004-12-28 | 2019-01-23 | Ngk Spark Plug Co., Ltd | Spark plug |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6010410B2 (ja) * | 1976-12-15 | 1985-03-16 | 松下電工株式会社 | 複合めつき接点 |
| JPS53128763A (en) * | 1977-04-15 | 1978-11-10 | Matsushita Electric Works Ltd | Plutinum contact |
| JPS53147966A (en) * | 1977-05-31 | 1978-12-23 | Matsushita Electric Works Ltd | Plutinum contact |
| JPS5834151A (ja) * | 1981-08-24 | 1983-02-28 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 点火プラグ用電極材料 |
-
1985
- 1985-07-26 JP JP16657185A patent/JPS6144141A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6144141A (ja) | 1986-03-03 |
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