JPH0213475Y2 - - Google Patents

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JPH0213475Y2
JPH0213475Y2 JP8102285U JP8102285U JPH0213475Y2 JP H0213475 Y2 JPH0213475 Y2 JP H0213475Y2 JP 8102285 U JP8102285 U JP 8102285U JP 8102285 U JP8102285 U JP 8102285U JP H0213475 Y2 JPH0213475 Y2 JP H0213475Y2
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blast furnace
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は高炉用炉頂装入装置の分配シユートに
係り、特に、上記分配シユート本体の原料通過面
上に設けたライナー部材の構造を改良することに
より、良好な耐摩耗性を有し、構造が簡単で、そ
の組立が容易にできる高炉用炉頂装入装置の分配
シユートに関するものである。
[従来の技術] 一般に第7図に示す如く、高炉20の上部にベ
ルレス炉頂装入装置等の炉頂装入装置21が設け
られていることは知られている。
この炉頂装入装置21は高炉20内への原料装
入時に高炉20から圧力が漏洩して高炉20の内
部圧力が変動するのを防止するために、その内部
に区画された均圧室22の内部圧力を高炉20の
内部圧力と均等な圧力状態に保持して高炉20内
に原料を分配装入するようにしたものである。
従来、特に、上記ベルレス炉頂装入装置21に
あつては、このベルレス炉頂装入装置21から高
炉20内に原料を分配装入するための分配シユー
ト23は、上記ベルレス炉頂装入装置21の下端
部から高炉20内に臨んで傾斜して垂下されて設
けられている。また、この分配シユート23は高
炉20内に原料を均一に分配装入するために例え
ば旋回するように形成されている。
第8図及び第9図は上記分配シユート23を示
したものである。図示するように、分配シユート
本体24は例えば半円筒形の樋形状に成型された
鋼材によつて形成されている。この分配シユート
本体24の長手方向の一端部は上述の如く、ベル
レス炉頂装入装置21の下端部から高炉20内に
臨んで上記分配シユート23を傾斜して、垂下さ
せるための吊金物25に取り付けられている。こ
のように分配シユート23は高炉20内に臨んで
いるので、炉内の高温ガスによる熱影響を軽減緩
和するための防熱材26が上記分配シユート本体
24の外周面を覆つて密着して設けられている。
ことに、この分配シユート23は原料の通過によ
つてその原料通過面27が摩耗するため、耐摩耗
構造を有することが重要であり、その対策として
原料通過面27上には耐摩耗性を有するライナー
部材28が設けられている。このライナー部材2
8は上記原料通過面27に沿うように円錐形状に
成型された鋼材29の内周面上に第10図に示す
如く、耐摩耗性溶接金属による硬化肉盛溶接30
を3層程度施して形成されている。このように形
成されたライナー部材28の長手方向の端部を原
料の通過する方向へ順次下側となるようずらして
2〜3枚重ね合せると共に最上面のライナー部材
28の表面上に長手方向に所定の間隔を隔てて円
周方向に沿つて突起部31を設け、1ユニツトの
ライナー部材28が構成されている。次に、上記
原料通過面27上に上記1ユニツトのライナー部
材28を原料の通過する方向Tへ順次下側となる
よう長手方向の端部をずらして複数並設して、ボ
ルト32等で固定し、耐摩耗構造を有する高炉用
炉頂装入装置の分配シユート23が構成されてい
る。尚、ライナー部材28の突起部31は原料の
通過速度を抑制して摩耗性を緩和したものであ
る。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、この従来例の高炉用炉頂装入装置の
分配シユート23にあつては、分配シユート23
の原料通過面27上に設けられたライナー部材2
8の耐摩耗性が硬化肉盛溶接30を3層程度施す
ことによつて確立されているため、作業工数が掛
かりコスト高となる問題があつた。
また、上記硬化肉盛溶接後、ライナー部材28
が熱変形を起こし、ライナー部材28の重ね合せ
が困難であるという問題があつた。
更に、ライナー部材28の数が多く、寸法も異
なるため、作業段取りが複雑となり、これが工期
の中で占める割合が大きくコスト高を招くという
問題があつた。
また更に、上記の如く、ライナー部材28の数
が多く寸法も異なるため、メンテナンス用予備品
の数量(種類)が多くなるという問題があつた。
[考案の目的] 本考案は高炉用炉頂装入装置の分配シユートに
おける問題点を有効に解決すべく創案されたもの
である。
本考案の目的は、原料の分配装入に対する耐摩
耗性を損うことなく、構造が簡単で組立が容易に
できる高炉用炉頂装入装置の分配シユートを提供
するものである。
[考案の概要] 上記目的を達成するために本考案は高炉用炉頂
装入装置に用いられ、原料を分配装入するための
分配シユートにおいて、鋼材により樋状を呈する
分配シユート本体を形成し、この分配シユート本
体の原料通過面上に中空鋼管内に耐摩耗成分を有
する溶鋼を注入したライナー部材を所定の間隔を
隔てて設け、これらライナー部材間に形成される
間隙内に原料堆積層を形成するように構成し、上
記ライナー部材が原料による上記原料通過面の摩
耗を防止すると共に、上記ライナー部材間に上記
原料堆積層が形成されることにより、この原料堆
積層が上記原料通過面を保護して、原料による衝
撃及び摩耗を緩和するようにしたものである。
[実施例] 次に本考案の実施例を添付図面に従つて詳述す
る。
高炉用炉頂装入装置に用いられ、高炉内に原料
を分配装入するための分配シユートは、例えばベ
ルレス炉頂装入装置にあつてはその下端部から高
炉内に臨んで傾斜して垂下されて設けられてい
る。
本考案は、この分配シユートの耐摩耗構造に特
徴を有するものである。
第1図及び第2図に示す如く、この分配シユー
ト1の分配シユート本体2は鋼材により例えば半
円筒形の樋状を呈するように形成されている。こ
の分配シユート本体2は従来同様にベルレス炉頂
装入装置の下端部から高炉内に臨んで分配シユー
ト1を傾斜して垂下させるための吊金物3に取り
付けられており、炉内の高温ガスによる熱影響を
軽減緩和するための防熱材4が上記分配シユート
本体2の外周面を覆つて密着して設けられてい
る。また、この分配シユート本体2の内周面には
分配シユート本体2の原料通過面5を形成する所
定の長さのライナー取付板6が上記分配シユート
本体2の長手方向に沿つて複数個配設されてい
る。この場合、ライナー取付板6の長さは全数等
一するか、長さの等しい組を数種類にした方が良
い。上記原料通過面5であるライナー取付板6上
には第3図に示すように例えば断面矩形の中空鋼
管7内に高クロム系鋳鉄等の耐摩耗成分を有する
溶鋼8を注入し、凝固させたライナー部材9が取
付金物10を介して溶接等で固定されて設けられ
ている。尚、この中空鋼管7は断面円形の中空鋼
管でも良い。上記ライナー部材9は分配シユート
本体2の内周面に沿つて縦横に所定の間隔Pを隔
てて上記ライナー取付板6に配設されている。そ
の配列は本実施例にあつては、上記ライナー部材
9の長手方向を分配シユート本体2の内周面の周
方向に向けて、この内周面に沿つて第2図に示す
ように所定の間隔Pを隔てて、上記ライナー部材
9が複数個設けられ、且つ、第1図に示すように
これら周方向に設けられたライナー部材9にその
端部を揃えて、同様に分配シユート本体2の長手
方向に所定の間隔Pを隔てて、複数個のライナー
部材9が設けられている。この所定の間隔Pはラ
イナー部材9間に間隙を形成させて、原料が上記
原料通過面5上を通過する際に、この間隙内に粒
度が比較的細かい原料が堆積して、原料堆積層1
1が形成されるように設けられたものである。
以上のように耐摩耗性構造を有する高炉用炉頂
装入装置の分配シユート1が構成されている。
次に本実施例の作用を述べる。
第3図に示したようにライナー部材9は断面矩
形の中空鋼管7内に高クロム系鋳鉄等の耐摩耗成
分を有する溶鋼8を注入し、凝固させて製作さ
れ、鋳物工場等で、長さを全数等一するか、又は
長さの等しい組を数種類にして、内作される。こ
のようにして、製作されたライナー部材9に取付
金物10が溶接される。次に、所定の長さの分配
シユート本体2の内周面に沿うように形成された
一枚のライナー取付板6上に上記取付金物10を
含むライナー部材9が上述の如く配列され、溶接
によつて固定される。このように一枚のライナー
取付板6上に設けられた複数の取付金物10を含
むライナー部材9が1ユニツト12として工場等
で複数個製作される。次に、現場でこれらユニツ
ト12が分配シユート本体2の長手方向に沿つて
複数個配設され、第3図に示すように分配シユー
ト本体2にボルト13等でスペーサ14を用いて
固定されて、分配シユート1が製作される。この
分配シユート1は吊金物3によつてベルレス炉頂
装入装置の下端部から高炉内に臨んで傾斜して垂
下されて設けられる。この分配シユート1の原料
通過面5上を原料が通過する際に上記ライナー部
材9の耐摩耗性は上記中空鋼管7の表面部の軟鋼
部が摩耗した後、その効力を発揮する。また、上
記ライナー部材9は原料通過面5であるライナー
取付板6から突き出ているため、原料の分配装入
速度を抑制することになる。更に、ライナー部材
9間に形成される間隙内には上記所定の間隔Pよ
りも粒度の細かい原料が堆積し、原料堆積層11
が生じる。この原料堆積層11は上記原料通過面
5であるライナー取付板6を保護して、原料によ
る衝撃及び摩耗を緩和することになる。
ところで、上記所定の間隔Pは上述の如く、粒
度の比較的細かい原料をライナー部材9間の間隙
内に堆積させて、原料堆積層11を生じさせ、上
述の作用を得るものである。分配シユート1にお
ける原料摩耗の形態は分配シユート本体2の長さ
に対して、吊金物3側から略1/3の長さにおいて
は、原料による衝撃摩耗であり、残部略2/3の長
さにおいては、原料によるすべり摩耗である。こ
のことから、上記衝撃摩耗側においては、ライナ
ー部材9間の間隔Pを小さく設定した方が良い。
また、上述の如く中空鋼管7内に耐摩耗成分を
有する溶鋼8を注入して、凝固させるものに代え
て、中空鋼管7を用いず、ライナー部材9として
耐摩耗鋳物自体を設けることも考えられるが、こ
れは鋳物製作上大きさや形状が限られ、また溶接
が困難であり、耐熱衝撃性上からも好ましくな
い。
第4図に本考案の第2の実施例を示す。
本実施例は上記ライナー部材15が直状ではな
く、分配シユート本体2の原料通過面5であるラ
イナー取付板6の内周面に沿つて円弧状に形成さ
れ、この円弧状のライナー部材15が取付金物1
0を介さずにライナー取付板6に直接溶接された
ものである。
第5図に本考案の第3の実施例を示す。
本実施例はライナー部材16の長手方向を分配
シユート本体2の長手方向に沿つて、配設したも
のである。特に本実施例にあつては、上記原料堆
積層11がより効果的に形成されるように、上記
ライナー部材16はちどり状に構成されている。
第6図に第4の実施例を示す。
本実施例はライナー部材17を分配シユート本
体2の長手方向に沿つて縦横に配設したものであ
る。
以上の如く、第4図、第5図及び第6図はライ
ナー部材9の形状及び配列を変形させたものであ
るが、上記に限らずこれらを組み合わせて原料堆
積層11が効果的に形成される構成を採用するこ
とが望ましい。尚、上記第2、第3及び第4の実
施例は第1の実施例と同様の作用効果を示すもの
である。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次の如き優れた効
果を発揮する。
(1) ライナー部材の耐摩耗性が硬化肉盛溶接を採
用せず中空鋼管内に耐摩耗成分を有する溶鋼を
注入し、凝固させて構成されているため、大幅
な工期の短縮及び工数の低減が可能であり、且
つ、溶接による熱影響によつてライナー部材が
変形することがないので取付が容易にできる。
(2) ライナー部材の製作が定寸法によつて行える
ため工場内作が容易である。このため、メンテ
ナンスに伴う予備品の部品点数が少なくなり、
管理が容易であり、コストの低減ができる。
(3) ライナー部材が複数個分割されて形成されて
いるため分割せずに一体化して形成したライナ
ー部材に比べて、熱膨張吸収が容易であり、使
用中の熱衝撃による割れの危険性を少なくでき
る。
(4) ライナー部材が原料による原料通過面の摩耗
を防止すると共に、ライナー部材間に原料堆積
層が形成されることにより、原料堆積層が原料
通過面を保護して、原料による衝撃及び摩耗を
緩和し、従来同様非常に良好な耐摩耗性が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す側断面
図、第2図は第1図の−線矢視図、第3図は
第1図のA部拡大図、第4図は本考案の第2の実
施例を示す横断面図、第5図は本考案の第3の実
施例を示す側断面図、第6図は本考案の第4の実
施例を示す側断面図、第7図は分配シユートの設
置箇所を示す概略図、第8図は第9図の−線
矢視図、第9図は従来例を示す側断面図、第10
図は第9図のB部拡大図である。 図中、1は分配シユート、2は分配シユート本
体、5は原料通過面、7は中空鋼管、8は溶鋼、
9はライナー部材、11は原料堆積層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高炉用炉頂装入装置に用いられ、原料を分配装
    入するための分配シユートにおいて、鋼材により
    樋状を呈する分配シユート本体を形成し、該分配
    シユート本体の原料通過面上に、中空鋼管内に耐
    摩耗成分を有する溶鋼を注入し、凝固させたライ
    ナー部材を所定の間隔を隔てて設け、これらライ
    ナー部材間に形成される間隙内に原料堆積層を形
    成するように構成したことを特徴とする高炉用炉
    頂装入装置の分配シユート。
JP8102285U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0213475Y2 (ja)

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JP8102285U JPH0213475Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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