JPH0214672Y2 - - Google Patents
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- JPH0214672Y2 JPH0214672Y2 JP1985135000U JP13500085U JPH0214672Y2 JP H0214672 Y2 JPH0214672 Y2 JP H0214672Y2 JP 1985135000 U JP1985135000 U JP 1985135000U JP 13500085 U JP13500085 U JP 13500085U JP H0214672 Y2 JPH0214672 Y2 JP H0214672Y2
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- JP
- Japan
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- piston
- shoe
- brake
- brake shoe
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Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案はドラムブレーキのブレーキシユーと回
転ドラムとの間の間隙(シユー作動間隙)を自動
的に調節するために用いられるシユー作動間隙自
動調節装置の改良に関するものである。
転ドラムとの間の間隙(シユー作動間隙)を自動
的に調節するために用いられるシユー作動間隙自
動調節装置の改良に関するものである。
従来技術
ドラムブレーキにおいては、一般に、往復移動
可能に設けられたブレーキシユーがホイールシリ
ンダのピストンにて外周側へ押し出されて回転ド
ラムの内周面に押圧されることにより制動が行わ
れるが、ブレーキシユーの摩耗に伴つてそのブレ
ーキシユーと回転ドラムとの間の間〓(シユー作
動間〓)が増大するため、そのシユー作動間〓を
自動調節するためのシユー作動間〓自動調節装置
を設けることが行われている。そして、このシユ
ー作動間〓自動調節装置の一種に、ブレーキシユ
ーと共に移動する移動部材と、ホイールシリンダ
の外周面に回動可能に設けられて一方向へのみの
回動が許容され、その移動部材により一方向へ回
動させられるとともにその移動部材の戻り側位置
を規制する調節部材とを備え、前記ブレーキシユ
ーと共に移動する前記移動部材の前記ピストンの
押圧方向における移動量が予め定められた一定の
量を超えると、前記調節部材によりその移動部材
の戻り側位置をシユー作動間〓減少方向へ変更す
ることによりシユー作動間〓を自動的に調節する
形式のものがある。たとえば本出願人が先に出願
して公開された実開昭60−107643号公報に記載さ
れたものがそれである。
可能に設けられたブレーキシユーがホイールシリ
ンダのピストンにて外周側へ押し出されて回転ド
ラムの内周面に押圧されることにより制動が行わ
れるが、ブレーキシユーの摩耗に伴つてそのブレ
ーキシユーと回転ドラムとの間の間〓(シユー作
動間〓)が増大するため、そのシユー作動間〓を
自動調節するためのシユー作動間〓自動調節装置
を設けることが行われている。そして、このシユ
ー作動間〓自動調節装置の一種に、ブレーキシユ
ーと共に移動する移動部材と、ホイールシリンダ
の外周面に回動可能に設けられて一方向へのみの
回動が許容され、その移動部材により一方向へ回
動させられるとともにその移動部材の戻り側位置
を規制する調節部材とを備え、前記ブレーキシユ
ーと共に移動する前記移動部材の前記ピストンの
押圧方向における移動量が予め定められた一定の
量を超えると、前記調節部材によりその移動部材
の戻り側位置をシユー作動間〓減少方向へ変更す
ることによりシユー作動間〓を自動的に調節する
形式のものがある。たとえば本出願人が先に出願
して公開された実開昭60−107643号公報に記載さ
れたものがそれである。
このシユー作動間隙自動調節装置おいては、ホ
イールシリンダにブレーキ液圧が供給されるとピ
ストンの突出しに伴つて移動部材がブレーキシユ
ーとともに押圧方向へ移動させられ、ブレーキシ
ユーの外周面が回転ドラムの内周面に当接するの
と略同時に移動部材の押圧方向への移動が阻止さ
れる。
イールシリンダにブレーキ液圧が供給されるとピ
ストンの突出しに伴つて移動部材がブレーキシユ
ーとともに押圧方向へ移動させられ、ブレーキシ
ユーの外周面が回転ドラムの内周面に当接するの
と略同時に移動部材の押圧方向への移動が阻止さ
れる。
考案が解決すべき問題点
しかしながら、ホイールシリンダに比較的過大
なブレーキ液圧が加えられた場合には、ブレーキ
シユーおよび回転ドラムの剛性に起因してそれ等
ブレーキシユーおよび回転ドラムがピストンの過
大な押圧力により弾性変形させられ、それに伴つ
て移動部材がさらに押圧方向へ移動させられる場
合がある。このような場合には、シユー作動間隙
が予め定められた一定量を超えていないにも拘わ
らず移動部材の戻り側位置がシユー作動間隙減少
方向へ変更されてしまう場合があり、シユー作動
間隙の適確な調節が損なわれるという問題があつ
た。
なブレーキ液圧が加えられた場合には、ブレーキ
シユーおよび回転ドラムの剛性に起因してそれ等
ブレーキシユーおよび回転ドラムがピストンの過
大な押圧力により弾性変形させられ、それに伴つ
て移動部材がさらに押圧方向へ移動させられる場
合がある。このような場合には、シユー作動間隙
が予め定められた一定量を超えていないにも拘わ
らず移動部材の戻り側位置がシユー作動間隙減少
方向へ変更されてしまう場合があり、シユー作動
間隙の適確な調節が損なわれるという問題があつ
た。
問題点を解決するための手段
本考案は以上の事情を背景にして為されたもの
であり、その要旨とするところは、前記のような
シユー作動間隙自動調節装置であつて、前記ピス
トンの押圧力が予め定められた一定の値を超えた
とき弾性変形することにより前記移動部材の移動
を抑制する弾性部材を、前記ホイールシリンダの
ピストンから前記ブレーキシユーに至る押圧力伝
達径路に備えることにある。
であり、その要旨とするところは、前記のような
シユー作動間隙自動調節装置であつて、前記ピス
トンの押圧力が予め定められた一定の値を超えた
とき弾性変形することにより前記移動部材の移動
を抑制する弾性部材を、前記ホイールシリンダの
ピストンから前記ブレーキシユーに至る押圧力伝
達径路に備えることにある。
作用および考案の効果
このようにすれば、前記ピストンの押圧力が予
め定められた一定の値を超えたとき弾性変形する
ことにより前記移動部材の移動を抑制する弾性部
材が、前記ホイールシリンダのピストンから前記
ブレーキシユーに至る押圧力伝達径路に備えられ
ているので、たとえ比較的過大なピストンの押圧
力がブレーキシユーおよび回転ドラムに加えられ
たとしても、その押圧力が予め定められた一定の
値を超えたときに弾性部材が弾性変形させられて
ブレーキシユーおよび回転ドラムが弾性変形させ
られることが防止され、これにより、ブレーキシ
ユーの外周面が回転ドラムの内周面に当接した後
以降の移動部材の押圧方向への移動が抑制されて
移動部材の戻り側位置がシユー作動間〓減少方向
へ不要に変更されてしまうことが防止される。こ
の結果、ホイールシリンダの外周面に設けられた
調節部材がホイールシリンダの作動時にブレーキ
シユーと共に移動する移動部材により一方向へ回
動させられることによりその移動部材の戻り側位
置がシユー作動間〓減少方向へ変更されてシユー
作動間〓が自動調節される形式のシユー作動間〓
自動調節装置において、シユー作動間〓が常に適
確に調節されてオーバアジヤストが防止されるの
である。
め定められた一定の値を超えたとき弾性変形する
ことにより前記移動部材の移動を抑制する弾性部
材が、前記ホイールシリンダのピストンから前記
ブレーキシユーに至る押圧力伝達径路に備えられ
ているので、たとえ比較的過大なピストンの押圧
力がブレーキシユーおよび回転ドラムに加えられ
たとしても、その押圧力が予め定められた一定の
値を超えたときに弾性部材が弾性変形させられて
ブレーキシユーおよび回転ドラムが弾性変形させ
られることが防止され、これにより、ブレーキシ
ユーの外周面が回転ドラムの内周面に当接した後
以降の移動部材の押圧方向への移動が抑制されて
移動部材の戻り側位置がシユー作動間〓減少方向
へ不要に変更されてしまうことが防止される。こ
の結果、ホイールシリンダの外周面に設けられた
調節部材がホイールシリンダの作動時にブレーキ
シユーと共に移動する移動部材により一方向へ回
動させられることによりその移動部材の戻り側位
置がシユー作動間〓減少方向へ変更されてシユー
作動間〓が自動調節される形式のシユー作動間〓
自動調節装置において、シユー作動間〓が常に適
確に調節されてオーバアジヤストが防止されるの
である。
実施例
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第10図は本考案が適用されたツーリーデイン
グ型ドラムブレーキの要部を示す図であつて、バ
ツキングプレート10上には一対のブレーキシユ
ー12,14がシユーホルドダウン装置16,1
8により拡開可能に配設されている。ブレーキシ
ユー12,14の各両端部はバツキングプレート
10上に固定された一対のホイールシリンダ2
0,22の各両端部とそれぞれ係合させられてい
る。そして、ホイールシリンダ20,22によつ
てブレーキシユー12,14が互いに拡開されて
その外周面が回転する回転ドラム23の内周面に
押し付けられることにより回転ドラム23の回転
が抑制されるようになつている。また、ブレーキ
シー12,14の間にはそれ等を互いに接近する
方向へ常時付勢する一対のリターンスプリング2
4,26が張設されている。なお、ホイールシリ
ンダ20,22は同様に構成されているので、以
下の説明はホイールシリンダ20についてのみ行
うことにする。
グ型ドラムブレーキの要部を示す図であつて、バ
ツキングプレート10上には一対のブレーキシユ
ー12,14がシユーホルドダウン装置16,1
8により拡開可能に配設されている。ブレーキシ
ユー12,14の各両端部はバツキングプレート
10上に固定された一対のホイールシリンダ2
0,22の各両端部とそれぞれ係合させられてい
る。そして、ホイールシリンダ20,22によつ
てブレーキシユー12,14が互いに拡開されて
その外周面が回転する回転ドラム23の内周面に
押し付けられることにより回転ドラム23の回転
が抑制されるようになつている。また、ブレーキ
シー12,14の間にはそれ等を互いに接近する
方向へ常時付勢する一対のリターンスプリング2
4,26が張設されている。なお、ホイールシリ
ンダ20,22は同様に構成されているので、以
下の説明はホイールシリンダ20についてのみ行
うことにする。
ホイールシリンダ20は、第1図および第2図
に示すように、シリンダ本体28とピストン30
とから成つており、シリンダ本体28の取付部3
2においてバツキングプレート10に固定される
ようになつている。シリンダ本体28の一端部に
は一方のブレーキシユー12の一端部が係合させ
られている。シリンダ本体28の内部にはシリン
ダ本体28の他端部へ向かつて開口するシリンダ
ボア34が形成されており、そのシリンダボア3
4にピストン30がシリンダ本体28の軸線方向
において摺動可能に嵌合されている。ピストン3
0はピストン本体36とその嵌合穴38に摺動可
能に嵌め込まれた係合部材40とから成る。係合
部材40は軸部42と溝44が形成された頭部4
6とを備えており、溝44に他方のブレーキシユ
ー14の一端部が係合させられている。そして、
シリンダ本体28の液室48にブレーキ液圧が供
給されるとピストン30が図において右方へ押し
出され、係合部材40を介してブレーキシユー1
4が回転ドラム23に所定の押圧力にて押し付け
られる。
に示すように、シリンダ本体28とピストン30
とから成つており、シリンダ本体28の取付部3
2においてバツキングプレート10に固定される
ようになつている。シリンダ本体28の一端部に
は一方のブレーキシユー12の一端部が係合させ
られている。シリンダ本体28の内部にはシリン
ダ本体28の他端部へ向かつて開口するシリンダ
ボア34が形成されており、そのシリンダボア3
4にピストン30がシリンダ本体28の軸線方向
において摺動可能に嵌合されている。ピストン3
0はピストン本体36とその嵌合穴38に摺動可
能に嵌め込まれた係合部材40とから成る。係合
部材40は軸部42と溝44が形成された頭部4
6とを備えており、溝44に他方のブレーキシユ
ー14の一端部が係合させられている。そして、
シリンダ本体28の液室48にブレーキ液圧が供
給されるとピストン30が図において右方へ押し
出され、係合部材40を介してブレーキシユー1
4が回転ドラム23に所定の押圧力にて押し付け
られる。
シリンダ本体28にはその外周部の一部から半
径方向外側に突出する突出部50,52が形成さ
れている。突出部50には外周部に複数の掛止歯
54を有する掛止部材56がピン58によつてピ
ン58回りの回転不能に固定されている。一方、
突出部52には調節部材60がピン62により回
動可能に取り付けられている。調節部材60は扇
状の係合部64と作用部66とを備えており、係
合部64の周縁部はピン62を中心とする円弧に
略沿つて、より正確には第2図中下方に進む程曲
率半径が大きくなる曲線状に形成されている。そ
して、前記周縁部には複数の係合歯68が形成さ
れている。また、調節部材60の係合部64には
ピン62を間に挟んで係合歯68と反対側の端部
においてピン70が固着されており、ピン58と
ピン70との間に張設されたスプリング72の付
勢力によつて、係合歯68は通常掛止歯54と係
合させられている。作用部66は係合部64のピ
ン70側から係合部64と同一平面内において係
合部64と略直角な方向へ延び出した状態で形成
されており、その作用部66が後述の係合プレー
ト78のアーム部82に形成された係合穴88に
嵌め入れられている。作用部66は係合穴88に
おけるピストン30の軸心と平行な方向の両壁面
(第2図中左右方向の両壁面)に略対向する両側
面が湾曲形状に形成されており、調節部材60が
回動させられたときに、係合穴88の両壁面とこ
れら両壁面と対向する作用部66の両側面との間
の総間隙が変化しないようにされている。なお、
調節部材60にはピストン30の軸心と略平行な
方向に長穴74が形成されており、この長穴74
内に前記ピン62が所定の遊びを有して嵌め入れ
られている。76は調節部材60が一定量以上回
動するのを阻止するための回り止め部である。
径方向外側に突出する突出部50,52が形成さ
れている。突出部50には外周部に複数の掛止歯
54を有する掛止部材56がピン58によつてピ
ン58回りの回転不能に固定されている。一方、
突出部52には調節部材60がピン62により回
動可能に取り付けられている。調節部材60は扇
状の係合部64と作用部66とを備えており、係
合部64の周縁部はピン62を中心とする円弧に
略沿つて、より正確には第2図中下方に進む程曲
率半径が大きくなる曲線状に形成されている。そ
して、前記周縁部には複数の係合歯68が形成さ
れている。また、調節部材60の係合部64には
ピン62を間に挟んで係合歯68と反対側の端部
においてピン70が固着されており、ピン58と
ピン70との間に張設されたスプリング72の付
勢力によつて、係合歯68は通常掛止歯54と係
合させられている。作用部66は係合部64のピ
ン70側から係合部64と同一平面内において係
合部64と略直角な方向へ延び出した状態で形成
されており、その作用部66が後述の係合プレー
ト78のアーム部82に形成された係合穴88に
嵌め入れられている。作用部66は係合穴88に
おけるピストン30の軸心と平行な方向の両壁面
(第2図中左右方向の両壁面)に略対向する両側
面が湾曲形状に形成されており、調節部材60が
回動させられたときに、係合穴88の両壁面とこ
れら両壁面と対向する作用部66の両側面との間
の総間隙が変化しないようにされている。なお、
調節部材60にはピストン30の軸心と略平行な
方向に長穴74が形成されており、この長穴74
内に前記ピン62が所定の遊びを有して嵌め入れ
られている。76は調節部材60が一定量以上回
動するのを阻止するための回り止め部である。
ピストン30には、移動部材を構成する係合プ
レート78が取り付けられている。係合プレート
78は円板状の取付部80とその取付部80の外
周端縁の一部からその径方向に突出しかつその先
端部が取付部80の軸心と略平行な方向に延び出
すアーム部82とから構成されている。係合プレ
ート78は取付部80に形成された穴84におい
て係合部材40の軸部42に嵌合されており、か
つ係合部材40の頭部46とピストン本体30と
によつて挟まれた状態で取り付けられている。取
付部80の穴84の周縁部にはそれが取り付けら
れた状態においてピストン本体36側に向かつて
突出する突出部86が形成されているとともに、
アーム部82の先端部には係合穴88が形成され
ている。本実施例においては突出部86により弾
性部材が構成されており、突出部86はリターン
スプリング24,26の付勢力により所定の押圧
力にて狭圧されている。
レート78が取り付けられている。係合プレート
78は円板状の取付部80とその取付部80の外
周端縁の一部からその径方向に突出しかつその先
端部が取付部80の軸心と略平行な方向に延び出
すアーム部82とから構成されている。係合プレ
ート78は取付部80に形成された穴84におい
て係合部材40の軸部42に嵌合されており、か
つ係合部材40の頭部46とピストン本体30と
によつて挟まれた状態で取り付けられている。取
付部80の穴84の周縁部にはそれが取り付けら
れた状態においてピストン本体36側に向かつて
突出する突出部86が形成されているとともに、
アーム部82の先端部には係合穴88が形成され
ている。本実施例においては突出部86により弾
性部材が構成されており、突出部86はリターン
スプリング24,26の付勢力により所定の押圧
力にて狭圧されている。
かかるドラムブレーキのシユー作動間隙自動調
節装置においては、ブレーキ非作動時には作用部
66の図中左側面と係合穴88の図中左側の壁面
との間に適正なシユー作動間隙の下限値に対応す
る間隙Cが形成されている。ブレーキ作動時にお
いては、ブレーキシユー14が摩耗していないと
きにはピストン30が突き出されてブレーキシユ
ー14が回転ドラム23に押し付けられるのと略
同時に間隙Cが消滅するだけであるが、ブレーキ
シユー14の摩耗に伴つて係合プレート78は間
隙Cが消滅した後更に押圧方向へ移動させられ、
調節部材60がシユー作動間隙減少方向(第2図
中右回り)に回動させられる。そして、係合プレ
ート78の押圧方向の移動量が予め定められた一
定量を超えたとき、つまりシユー作動間隙が適正
な範囲の上限を超えたときに調節部材60の係合
歯68が掛止部材56の掛止歯54を乗り越え
て、係合プレート78の戻り側位置がシユー作動
間隙減少方向へ変更される。このとき、調節部材
60は長穴74によりスプリング72の付勢力に
抗して掛止部材56の掛止歯54との非係合方向
へ移動させられるので、その回動が許容される。
節装置においては、ブレーキ非作動時には作用部
66の図中左側面と係合穴88の図中左側の壁面
との間に適正なシユー作動間隙の下限値に対応す
る間隙Cが形成されている。ブレーキ作動時にお
いては、ブレーキシユー14が摩耗していないと
きにはピストン30が突き出されてブレーキシユ
ー14が回転ドラム23に押し付けられるのと略
同時に間隙Cが消滅するだけであるが、ブレーキ
シユー14の摩耗に伴つて係合プレート78は間
隙Cが消滅した後更に押圧方向へ移動させられ、
調節部材60がシユー作動間隙減少方向(第2図
中右回り)に回動させられる。そして、係合プレ
ート78の押圧方向の移動量が予め定められた一
定量を超えたとき、つまりシユー作動間隙が適正
な範囲の上限を超えたときに調節部材60の係合
歯68が掛止部材56の掛止歯54を乗り越え
て、係合プレート78の戻り側位置がシユー作動
間隙減少方向へ変更される。このとき、調節部材
60は長穴74によりスプリング72の付勢力に
抗して掛止部材56の掛止歯54との非係合方向
へ移動させられるので、その回動が許容される。
次に、以上のようなシユー作動間隙自動調節装
置を備えたドラムブレーキにおいて、ピストン3
0の押圧力に対応する係合プレート78および突
出部86の作動を第3図乃至第5図に基づいて説
明する。なお、これらの図において係合プレート
78のアーム部82および調節部材60の作用部
66は便宜上アーム部82の長手方向において略
90度回転した状態で示されている。ブレーキ非作
動時には、第3図に示すように、作用部66の図
中左側面と係合穴88の図中左側の壁面との間に
は前記間隙Cが形成されている。このとき、係合
プレート78の突出部86に加わつている押圧力
はリターンスプリング24,26による付勢力だ
けであり、突出部86は殆ど弾性変形させられて
いないかあるいは僅かに弾性変形させられて予備
圧縮された状態にある。
置を備えたドラムブレーキにおいて、ピストン3
0の押圧力に対応する係合プレート78および突
出部86の作動を第3図乃至第5図に基づいて説
明する。なお、これらの図において係合プレート
78のアーム部82および調節部材60の作用部
66は便宜上アーム部82の長手方向において略
90度回転した状態で示されている。ブレーキ非作
動時には、第3図に示すように、作用部66の図
中左側面と係合穴88の図中左側の壁面との間に
は前記間隙Cが形成されている。このとき、係合
プレート78の突出部86に加わつている押圧力
はリターンスプリング24,26による付勢力だ
けであり、突出部86は殆ど弾性変形させられて
いないかあるいは僅かに弾性変形させられて予備
圧縮された状態にある。
通常のブレーキ作動時においてブレーキシユー
14および回転ドラム23の弾性変形が生じない
程度に比較的小さいピストン30の押圧力が加え
られたときには、第4図に示すように、ピストン
本体36とともに係合プレート78および係合部
材40がリターンスプリング24,26の付勢力
に抗して押し出されてブレーキシユー14が回転
ドラム23に押し付けられるとともに、前記間隙
Cが消滅して作用部66の左側面が係合穴88の
左壁面と当接させられ、ブレーキシユー14の摩
耗量に対応して調節部材60がシユー間隙減少方
向へ所定量回動させられる。この場合において
も、突出部86は殆ど弾性変形せず、ブレーキシ
ユー14が回転ドラム23の内周面に当接するの
と略同時にピストン本体36の突出しが阻止され
る。
14および回転ドラム23の弾性変形が生じない
程度に比較的小さいピストン30の押圧力が加え
られたときには、第4図に示すように、ピストン
本体36とともに係合プレート78および係合部
材40がリターンスプリング24,26の付勢力
に抗して押し出されてブレーキシユー14が回転
ドラム23に押し付けられるとともに、前記間隙
Cが消滅して作用部66の左側面が係合穴88の
左壁面と当接させられ、ブレーキシユー14の摩
耗量に対応して調節部材60がシユー間隙減少方
向へ所定量回動させられる。この場合において
も、突出部86は殆ど弾性変形せず、ブレーキシ
ユー14が回転ドラム23の内周面に当接するの
と略同時にピストン本体36の突出しが阻止され
る。
次に、ブレーキシユー14および回転ドラム2
3の弾性変形が殆ど生じる程度にピストン30の
押圧力が過大に加えられたときには、第5図に示
すように、係合部材40の軸部42が嵌合穴38
内に押し入れられるとともに、係合プレート78
の突出部86がピストン30の軸心方向において
弾性変形させられる。このとき、ピストン30の
過大な押圧力に伴うその移動量は突出部86の弾
性変形によつて消費され、ブレーキシユー14が
回転ドラム23の内周面に当接した後においてブ
レーキシユー14、回転ドラム23、および係合
プレート78のアーム部82等がピストン30の
押圧方向へ移動させられることが殆ど解消され
る。また、係合プレート78の突出部86の弾性
力は、ピストン30の押圧力が予め定められた一
定の値を超えたとき、たとえば上述のように、ブ
レーキシユー14および回転ドラム23の弾性変
形が殆ど生じる程度にピストン30の押圧力が過
大に加えられたときに弾性変形させられるように
その材質および形状等が考慮されており、ピスト
ン30の通常の押圧力によるブレーキ作動時には
殆ど弾性変形しないのでペダルストローク等に影
響を与えることは殆どない。
3の弾性変形が殆ど生じる程度にピストン30の
押圧力が過大に加えられたときには、第5図に示
すように、係合部材40の軸部42が嵌合穴38
内に押し入れられるとともに、係合プレート78
の突出部86がピストン30の軸心方向において
弾性変形させられる。このとき、ピストン30の
過大な押圧力に伴うその移動量は突出部86の弾
性変形によつて消費され、ブレーキシユー14が
回転ドラム23の内周面に当接した後においてブ
レーキシユー14、回転ドラム23、および係合
プレート78のアーム部82等がピストン30の
押圧方向へ移動させられることが殆ど解消され
る。また、係合プレート78の突出部86の弾性
力は、ピストン30の押圧力が予め定められた一
定の値を超えたとき、たとえば上述のように、ブ
レーキシユー14および回転ドラム23の弾性変
形が殆ど生じる程度にピストン30の押圧力が過
大に加えられたときに弾性変形させられるように
その材質および形状等が考慮されており、ピスト
ン30の通常の押圧力によるブレーキ作動時には
殆ど弾性変形しないのでペダルストローク等に影
響を与えることは殆どない。
このように、本実施例のシユー作動間隙自動調
節装置によれば、ピストン30の押圧力が予め定
められた一定の値を超えたとき弾性変形すること
により係合プレート78の移動を抑制する突出部
86が、ピストン本体36と係合部材40との間
に設けられているので、たとえブレーキシユー1
2,14が回転ドラム23にピストン30により
過大な押圧力で押し付けられたとしても、その押
圧力が予め定められた一定の値を超えたときに突
出部86が弾性変形させられてブレーキシユー1
2,14および回転ドラム23が弾性変形させら
れることが防止され、これにより、ブレーキシユ
ー12,14の外周面が回転ドラム23の内周面
に当接した後以降の係合プレート78の押圧方向
への移動が抑制されて係合プレート78(移動部
材)の戻り側位置がシユー作動間〓減少方向へ不
要に変更されてしまうことが防止される。この結
果、ホイールシリンダの外周面に設けられた調節
部材がホイールシリンダの作動時にブレーキシユ
ーと共に移動する移動部材により一方向へ回動さ
せられることによりその移動部材の戻り側位置が
シユー作動間〓減少方向へ変更されてシユー作動
間〓が自動調節される形式のシユー作動間〓自動
調節装置において、シユー作動間〓が常に適確に
調節されてオーバアジヤストが防止されるのであ
る。
節装置によれば、ピストン30の押圧力が予め定
められた一定の値を超えたとき弾性変形すること
により係合プレート78の移動を抑制する突出部
86が、ピストン本体36と係合部材40との間
に設けられているので、たとえブレーキシユー1
2,14が回転ドラム23にピストン30により
過大な押圧力で押し付けられたとしても、その押
圧力が予め定められた一定の値を超えたときに突
出部86が弾性変形させられてブレーキシユー1
2,14および回転ドラム23が弾性変形させら
れることが防止され、これにより、ブレーキシユ
ー12,14の外周面が回転ドラム23の内周面
に当接した後以降の係合プレート78の押圧方向
への移動が抑制されて係合プレート78(移動部
材)の戻り側位置がシユー作動間〓減少方向へ不
要に変更されてしまうことが防止される。この結
果、ホイールシリンダの外周面に設けられた調節
部材がホイールシリンダの作動時にブレーキシユ
ーと共に移動する移動部材により一方向へ回動さ
せられることによりその移動部材の戻り側位置が
シユー作動間〓減少方向へ変更されてシユー作動
間〓が自動調節される形式のシユー作動間〓自動
調節装置において、シユー作動間〓が常に適確に
調節されてオーバアジヤストが防止されるのであ
る。
なお、前述の実施例において弾性部材(突出部
86)は移動部材としての係合プレート78に一
体に形成されているが、必ずしもそのように構成
する必要はなく、たとえば第6図に示すように、
係合プレート90の係合部材40と嵌合される部
分を平坦な板状に形成するとともに、その係合プ
レート90とピストン本体36との間に皿バネ9
2等より成る弾性部材を介挿しても良い。
86)は移動部材としての係合プレート78に一
体に形成されているが、必ずしもそのように構成
する必要はなく、たとえば第6図に示すように、
係合プレート90の係合部材40と嵌合される部
分を平坦な板状に形成するとともに、その係合プ
レート90とピストン本体36との間に皿バネ9
2等より成る弾性部材を介挿しても良い。
また、前述の実施例において係合プレート78
は、第7図に示すように、別々に成形されたバネ
鋼より成る円板状の取付部材94と鋼材より成る
作用部材96とから一体的に形成された係合プレ
ート97としても良い。
は、第7図に示すように、別々に成形されたバネ
鋼より成る円板状の取付部材94と鋼材より成る
作用部材96とから一体的に形成された係合プレ
ート97としても良い。
また、弾性部材と移動部材とを別部材にて構成
した場合においては、皿バネ等より成る弾性部材
を係合部材40の軸部42の先端部と嵌合穴38
の底部との間に介挿するとともに移動部材を係合
部材40の頭部46あるいはブレーキシユー1
2,14等に固定しても良いし、また、移動部材
をブレーキシユー12,14に固定しかつ所定の
弾性部材を係合部材40とブレーキシユー12,
14との間に介挿することも可能である。要する
に、弾性部材はピストン本体36からブレーキシ
ユー12,14に至る押圧力伝達径路に設けられ
ておれば良い。
した場合においては、皿バネ等より成る弾性部材
を係合部材40の軸部42の先端部と嵌合穴38
の底部との間に介挿するとともに移動部材を係合
部材40の頭部46あるいはブレーキシユー1
2,14等に固定しても良いし、また、移動部材
をブレーキシユー12,14に固定しかつ所定の
弾性部材を係合部材40とブレーキシユー12,
14との間に介挿することも可能である。要する
に、弾性部材はピストン本体36からブレーキシ
ユー12,14に至る押圧力伝達径路に設けられ
ておれば良い。
また、前述の実施例において、ピストン30の
過大な押圧力によつて突出部86がその弾性限度
を超えて変形させられるのを防止するために、第
8図に示すように、ピストン本体36の嵌合穴3
8の底部にシム98等より成るストツパを設けて
も良いし、あるいは第9図に示すように、係合部
材40の軸部42の基部周縁にシム100もしく
は所定の突起等より成るストツパを設けても良
い。
過大な押圧力によつて突出部86がその弾性限度
を超えて変形させられるのを防止するために、第
8図に示すように、ピストン本体36の嵌合穴3
8の底部にシム98等より成るストツパを設けて
も良いし、あるいは第9図に示すように、係合部
材40の軸部42の基部周縁にシム100もしく
は所定の突起等より成るストツパを設けても良
い。
また、前述の実施例においては本考案がツーリ
ーデイング型ドラムブレーキに適用された場合に
ついて説明したが、本考案はユニサーボ型ドラム
ブレーキ等、他の型式のドラムブレーキにも適用
し得る。
ーデイング型ドラムブレーキに適用された場合に
ついて説明したが、本考案はユニサーボ型ドラム
ブレーキ等、他の型式のドラムブレーキにも適用
し得る。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
おいて種々変更が加えられ得るものである。
第1図は本考案が適用されたシユー作動間隙自
動調節装置を備えたホイールシリンダの一部を切
り欠いて示す平面図である。第2図は第1図の正
面図である。第3図乃至第5図はピストンの押圧
力に対応する係合プレート78の作動をそれぞれ
説明するための概要図である。第6図乃至第9図
は本考案の他の実施例をそれぞれ示す図であつ
て、第3図に相当する図である。第10図は本考
案が適用されたシユー作動間隙自動調節装置を備
えたドラムブレーキの要部を示す正面図である。 12,14:ブレーキシユー、20,22:ホ
イールシリンダ、23:回転ドラム、30:ピス
トン、60:調節部材、78,90,97:係合
プレート(移動部材)、[86:突出部、92:皿
バネ、94:取付部材](弾性部材)。
動調節装置を備えたホイールシリンダの一部を切
り欠いて示す平面図である。第2図は第1図の正
面図である。第3図乃至第5図はピストンの押圧
力に対応する係合プレート78の作動をそれぞれ
説明するための概要図である。第6図乃至第9図
は本考案の他の実施例をそれぞれ示す図であつ
て、第3図に相当する図である。第10図は本考
案が適用されたシユー作動間隙自動調節装置を備
えたドラムブレーキの要部を示す正面図である。 12,14:ブレーキシユー、20,22:ホ
イールシリンダ、23:回転ドラム、30:ピス
トン、60:調節部材、78,90,97:係合
プレート(移動部材)、[86:突出部、92:皿
バネ、94:取付部材](弾性部材)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 往復移動可能に設けられたブレーキシユーをホ
イールシリンダのピストンにて回転ドラムに押圧
するドラムブレーキにおいて、該ブレーキシユー
と共に移動する移動部材と、該ホイールシリンダ
の外周面に回動可能に設けられて一方向へのみの
回動が許容され、該移動部材により該一方向へ回
動させられるとともに該移動部材の戻り側位置を
規制する調節部材とを備え、前記ブレーキシユー
と共に移動する前記移動部材の前記ピストンの押
圧方向における移動量が予め定められた一定の量
を超えると、前記調節部材により該移動部材の戻
り側位置をシユー作動間〓減少方向へ変更するこ
とによりシユー作動間〓を自動的に調節する形式
のシユー作動間〓自動調節装置であつて、 前記ピストンの押圧力が予め定められた一定の
値を超えたとき弾性変形することにより前記移動
部材の移動を抑制する弾性部材を、前記ホイール
シリンダのピストンから前記ブレーキシユーに至
る押圧力伝達径路に備えることを特徴とするドラ
ムブレーキのシユー作動間〓自動調節装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985135000U JPH0214672Y2 (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985135000U JPH0214672Y2 (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6241944U JPS6241944U (ja) | 1987-03-13 |
| JPH0214672Y2 true JPH0214672Y2 (ja) | 1990-04-20 |
Family
ID=31036765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985135000U Expired JPH0214672Y2 (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0214672Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2642241B2 (ja) * | 1990-11-22 | 1997-08-20 | 富士写真フイルム株式会社 | 感材収納箱及び画像記録装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58174735A (ja) * | 1982-04-08 | 1983-10-13 | Nisshinbo Ind Inc | ブレ−キのシユ−間隔自動調整装置 |
| JPS60107643U (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-22 | 豊生ブレ−キ工業株式会社 | ドラムブレ−キのシユ−作動間隙自動調整装置 |
-
1985
- 1985-09-03 JP JP1985135000U patent/JPH0214672Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6241944U (ja) | 1987-03-13 |
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