JPH0214934B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0214934B2 JPH0214934B2 JP54141994A JP14199479A JPH0214934B2 JP H0214934 B2 JPH0214934 B2 JP H0214934B2 JP 54141994 A JP54141994 A JP 54141994A JP 14199479 A JP14199479 A JP 14199479A JP H0214934 B2 JPH0214934 B2 JP H0214934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copolymer resin
- ethylene
- pellets
- ethylene copolymer
- polyethylene wax
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
本発明は実質的に凝結性の防止された粘着性の
小さいエチレン共重合樹脂のペレツト又は該エチ
レン共重合樹脂を含有するホツトメルト組成物の
ペレツトに関するものである。 粘着性の比較的大きい樹脂ペレツト、例えば酢
酸ビニル含量の比較的高いエチレン―酢酸ビニル
共重合体又は該共重合体を主成分として含有する
ホツトメルト組成物のペレツトは常温で粘着性を
有するため、ペレツトとして保管中に凝結化し使
用に際して包装袋、またはボツクスからの取出し
が困難であるばかりでなく、成形工程、溶解工
程、又は混合工程において計量や各装置への輸送
が容易でなく、又溶解性、混合性も悪いという欠
点があり、該樹脂又は組成物の利用範囲は著しく
制約を受けていた。 従来これら粘着性のある樹脂ペレツトの表面の
粘着性を低減させる方法として種々の方法が提案
されている。例えば粘着防止剤としてタルクやシ
リカ、炭酸カルシウム等の無機質粉末やポリエチ
レンの粉末をまぶすことによつて粘着化しやすい
ペレツトにこれらの粉末を付着させる方法が知ら
れている。 しかし、例えばエチレン―酢酸ビニル共重合体
の場合、タルク、シリカ等の無機質材料は該共重
合体と相溶性がないので、これらの粉末を付着さ
せると末端の用途で性能上悪影響を及ぼすことが
多い。またこの方法ではペレツトの凝結を実質的
に防止するには粘着防止剤粉末をペレツトに対し
数%〜十数%混合せしめる必要があり、かかる量
の粉末を混合すると処理される樹脂の特性が損わ
れる欠点がある。例えばポリエチレン粉末をエチ
レン―酢酸ビニル共重合体ペレツトにまぶした場
合、粉末の付着量が多くなるとエチレン―酢酸ビ
ニル共重合体の接着性、強度特性等が低下し、ま
た溶融特性も変化を受ける。さらにこの方法では
粉末を混合する工程で発塵が著しく作業環境の悪
化を招く欠点がある。 これらの欠点を改良した方法として、微細ポリ
オレフイン粉末の水溶性スラリーに重合体ペレツ
トを接触させ、重合体ペレツトを微細ポリオレフ
インを被覆することによつて、ペレツトの粘着性
を減少させる方法(米国特許第3528841号)ある
いは粘着性の高いエチレンインターポリマーペレ
ツトを粘着性の低いエチレン―酢酸ビニルインタ
ーポリマーの分散液、具体的には“エルバツク
ス”Dのごとき粘着性の低いエチレン―酢酸ビニ
ル共重合体の分散液と接触せしめ、ペレツトを被
覆することによつてペレツトの粘着性を減少させ
る方法(特開昭48−32939号)が提案されている。
これらの方法は粉末混合法の欠点をなくした優れ
た方法である。しかしながらこれらの方法も満足
すべきものではない。すなわち前者の方法のよう
にペレツトを通常の微細ポリオレフイン粉末の水
溶性スラリーで処理した場合は、 (1) 微細ポリオレフインのペレツトの付着力が弱
いため乾燥工程でポリオレフインが脱離しやす
い。 (2) 微細ポリオレフインが溶剤に溶解しにくいた
め、処理後のペレツトを溶剤に溶解して使用す
る際、にごつたり沈殿を生じる。 (3) ホツトメルト組成物ペレツトに適用する場
合、ホツトメルト組成物に対する微細ポリオレ
フインの相溶性が劣るため、ポリオレフインが
相分離を起こし、接着性に悪影響を与える。 などの欠点がある。 また後者の方法では被覆剤として用いるエチレ
ン―酢酸ビニル共重合体の融点が低いため、高温
でのペレツトの凝結防止効果が不十分である。 本発明者等はこれら従来技術の欠点を除き、す
ぐれたペレツトの凝結防止法を開発するために鋭
意研究した結果、本発明を完成したものである。 すなわち本発明の第1の発明は、エチレン共重
合樹脂ペレツト()またはエチレン共重合樹脂
を含有するホツトメルト組成物のペレツト()
の表面を、平均粒径が10μ以下、粘度平均分子量
600ないし6000、軟化点80ないし135℃の低分子量
ポリエチレンワツクスで被覆してなる粘着性の小
さい樹脂ペレツトに関し、第2の発明はエチレン
共重合樹脂ペレツト又はエチレン共重合樹脂を含
有するポツトメルト組成物のペレツトの製造工程
において、エチレン共重合樹脂又はエチレン共重
合樹脂を含有するホツトメルト組成物と、平均粒
径が10μ以下、粘度平均分子量600ないし6000、
軟化点80ないし135℃の低分子量ポリエチレンワ
ツクスの水性分散液を接触させ、前記ペレツトの
表面の少なくとも一部を前記ポリエチレンワツク
スで被覆することを特徴とする粘着性の低減され
たエチレン共重合樹脂ペレツト又は該共重合樹脂
を含有するホツトメルト組成物ペレツトの製造方
法に関する。 本発明においてエチレン共重合樹脂ペレツト又
は該共重合樹脂を含有するホツトメルト組成物の
ペレツトを被覆するために用いるポリエチレンワ
ツクスは、平均粒径が10μ以下粘度平均分子量が
600ないし6000、好ましくは1000ないし4000であ
り、軟化点(環球法)が80ないし135℃、好まし
くは100ないし125℃のものである。 なおポリエチレンワツクスの粘度平均分子量は
デカリン中135℃でワツクスの固有粘度〔η〕を
測定し、次の式より求めた。 M V =2.51×104〔η〕1.235 またワツクスの軟化点は環球法(JIS K2531)に
より測定したものである。 使用するポリエチレンワツクスの分子量が600
以下ではワツクス自体ある程度の粘着性を有し、
そのため凝結防止効果が不十分であり、また6000
以上では被覆したポリエチレンワツクスのペレツ
トへの付着力が不十分であり、またワツクスの溶
剤に対する溶解性も悪くなり、処理後のペレツト
を溶剤に溶解して使用する際に、にごりや沈殿が
生じやすく、更にホツトメルト組成物に適用した
場合、ポリエチレンワツクスとホツトメルト組成
物の相溶性が悪くなり、相分離が起りやすいなど
の欠点があり、いずれも好ましくない。 また使用するポリエチレンワツクスの軟化点が
80℃以下では凝結防止効果が不十分であり、また
135℃以上ではポリエチレンワツクスのペレツト
の付着性が悪くなり、その結果凝結防止効果が不
十分となるので好ましくない。 ポリエチレンワツクスの平均粒径は10μ以下で
ある。このような粒径のものを用いることによ
り、少量の使用で効果があり、しかもはがれ難
く、また溶剤に溶解させた場合でも容易に溶解す
る。ポリエチレンワツクスの平均粒径が大きくな
りすぎると、ペレツトから脱離しやすく、また溶
剤溶解性が悪くなるため好ましくない。 これらのポリエチレンワツクスは種々の方法で
製造できるが、具体的にはエチレン、あるいはエ
チレンと少量のα―オレフインを水素の存在下、
チーグラー型触媒を用いて直接重合する方法を例
示できる。 また本発明において非粘着化処理を施されるエ
チレン共重合樹脂とは、それ自体粘着性を有する
樹脂状エチレン共重合体であり、例えばエチレン
―酢酸ビニル共重合体、エチレン―プロピオン酸
ビニル共重合体などの如きエチレン―ビニルエス
テル共重合体、エチレン―アクリル酸エチル共重
合体、エチレン―メタアクリル酸メチル共重合体
などの如きエチレン―α,β―不飽和カルボン酸
エステル共重合体、エチレン―酢酸ビニル―アク
リル酸共重合体の如きエチレン―ビニルエステル
―不飽和カルボン酸三元共重合体、エチレン―酢
酸ビニル―一酸化炭素共重合体、エチレン―酢酸
ビニル共重合体の部分あるいは完全ケン化物など
が例示される。 これらの中で本発明を適用するのに最も好まし
いエチレン共重合樹脂は酢酸ビニル含量20ないし
85重量%のエチレン―酢酸ビニル共重合体であ
る。 また本発明はエチレン共重合樹脂に各種の安定
剤、添加剤、充填剤等を配合した樹脂配合物にも
適用できる。 また本発明において、非粘着化処理されるエチ
レン共重合樹脂を含有するホツトメルト組成物と
は、上記のエチレン共重合樹脂と粘着付与樹脂を
主成分とし、その他必要に応じてワツクス、エラ
ストマー、オイル、または可塑剤等を配合してな
る組成物で、接着剤あるいはコーテイング剤の用
途に用いられるものである。 その一般的配合割合は、例えば以下のようであ
る。 エチレン共重合樹脂 20〜60重量部 粘着付与樹脂 20〜60重量部 ワツクス、その他 0〜40重量部 粘着付与樹脂としては、ロジン、ロジン誘導
体、ポリテルペン樹脂、テルペン―フエノール樹
脂、低分子量ポリスチレン、低分子量スチレン共
重合体、及び石油樹脂が例示できる。 本発明においてエチレン共重合樹脂又はそのホ
ツトメルト組成物ペレツトを粘度平均分子量600
ないし6000、軟化点80ないし135℃のポリエチレ
ンワツクスで被覆するには該ポリエチレンワツク
スを主固形分とする水性分散液(以下単にポリエ
チレンワツクスの水性分散液という)を用いる。 本発明に用いるポリエチレンワツクス水性分散
液はその固形分濃度が約50重量%までの範囲のも
のを使用できるが、粘着防止剤に特定のポリエチ
レンワツクスを用いているので、樹脂ペレツトの
凝結化防止の目的では0.1重量%以上あれば十分
な効果が得られるのが特徴であり、通常固形分濃
度が0.1〜50重量%特に0.1〜20重量%の範囲の分
散液が好ましい。 本発明に用いるポリエチレンワツクスへの水性
分散液においては分散液中のポリエチレンワツク
スが平均粒径が10μ以下が好ましい。 この水性分散液は例えば上記ポリエチレンワツ
クスを溶融状態とし、分散液の存在下、又は不存
在下において140〜300℃であつて、ポリエチレン
ワツクスの融点以上にある水中において撹拌した
後室温に冷却することによつて製造することがで
きる。 そして処理後の樹脂ペレツトの非凝結性及び溶
剤溶解性の面から本発明で用いることができる最
も好ましいポリエチレンワツクス水性分散液は、
分子量300〜6000、軟化点80〜140℃のポリエチレ
ンワツクス(a)と該ポリエチレンワツクスに対して
1〜50%の酸価30〜150〔η〕0.04〜1のカルボキ
シル基含有ポリオレフイン(b)との組成物を塩基性
物質を含む水中に分散させて得た平均粒径10μ以
下の分散液である。 この分散液の調製に用いるカルボキシル基含有
ポリオレフインは、エチレン、プロピレン、1―
ブテン等の1―オレフイン系不飽和炭化水素の単
独または共重合体からなるワツクス、高分子量ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフイン
をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水
マレイン酸等のα,β―不飽和カルボン酸で変性
したものである。 また塩基性物質とは、アルカリ金属又はその酸
化物、水酸化物、水素化物、アルカリ土類金属又
はその酸化物、水酸化物、弱酸塩、水素化物など
水中で塩基として作用する物質、及びこれらの金
属のアルコオキシドを使用できる。またこの分散
液の調製方法としては例えば特開昭52−13539号
に開示された方法を用いることができる。 エチレン共重合樹脂ペレツトまたは該共重合樹
脂を含有するホツトメルト組成物のペレツトをポ
リエチレンワツクスで被覆するに際し、該共重合
樹脂又は該共重合樹脂を含有するホツトメルト組
成物と該ワツクスの水性分散液との接触は、ペレ
ツトの製造工程の任意の段階で行うことができ
る。例えば、一旦ペレツト化した後、該水性分散
液と接触させる方法、ペレツト化直前の樹脂スト
ランドと該水性分散液を接触させた後、ペレツト
化する方法、ペレツトの製造と同時的に水性分散
液と接触させる方法などがある。より具体的に
は、 (1) エチレン共重合体又は該共重合体を含有する
ホツトメルト組成物のペレツトをポリエチレン
ワツクスの水性分散液に浸漬するか、または該
ペレツトを撹拌又は流動させながらポリエチレ
ンワツクスの水性分散液を散布することによ
り、該ペレツトを該水性分散液に接触させ、そ
の後乾燥する方法。 (2) 押出機のダイから吐出されたエチレン共重合
体または該共重合体を含有するホツトメルト組
成物のストランドをポリエチレンワツクス水性
分散液中を通過させた後ペレツト状にカツテイ
ングする方法。 (3) 押出機のダイから吐出されたエチレン共重合
体又は該共重合体を含有するホツトメルト組成
物の溶融物をポリエチレン水性分散液中に吐出
させながらホツトカツテイングする方法。 が例示できる。 いずれの方法を採用する場合でもエチレン共重
合樹脂、又は該共重合樹脂を含むホツトメルト組
成物とポリエチレンワツクスの水性分散液との接
触時間は極めて短時間でよく、ペレツト表面が該
水性分散液で濡れることにより目的が達せられ
る。ペレツトの被覆処理時における温度は分散液
が液体であれば特に制限はなく、通常は0〜140
℃、特に10〜80℃が好ましい。 本発明においてはペレツト表面に対する分散液
の濡れを改善する目的で水性分散液中に界面活性
剤を加えてもよい。 またペレツト表面に付着させるポリエチレンワ
ツクス固形分の量は、処理すべきペレツトの種類
によつても異なるが、通常はペレツトに対し
0.020ないし0.30重量%付着させれば十分であり、
もちろんこれ以上付着させても差支えない。 本発明においては粘着防止剤として特定のポリ
エチレンワツクスを水性分散液の形で用いている
ので、従来の粘着防止剤よりも微量の被覆量、付
着量例えばペレツトに対し0.02重量%程度の付着
量でも充分な凝結防止が可能なこと、またポリエ
チレンワツクスのエチレン共重合体への相溶性が
良好であるため得られたペレツトの樹脂性能が損
なわれないことなどの利点がある。しかもこのポ
リエチレンワツクスを水性分散液として用いてい
ることから従来の粉末をまぶす方法のように粉末
の浮遊飛散がなく、清浄な作業環境が得られ、ま
た粘着性の低下した樹脂ペレツトを製造するに際
し、水中カツテイングプロセス、すなわち非粘着
化処理される樹脂の溶融物を水性分散液と接触さ
せながらカツテイングするプロセスを適用するこ
とにより一段階で凝結化しにくいペレツトを製造
することができる利点がある。次に実施例により
本発明を更に詳しく説明するが以下実施例中に記
述するペレツトの凝結性、溶解性及び相溶性は次
の方法で試験した。 (1) 非凝結性 非粘着化処理後の樹脂ペレツト1Kgをポリエ
チレン袋に入れてヒートシールし、40℃の恒温
槽に24時間放置後開封し、ペレツトの凝結化の
程度を次の基準により判定した。 A:全く凝結を生じておらず、流れるように袋
から排出する。 B:ペレツト同志で若干くつつきあつている
が、手で比較的簡単に砕くことができ、ほぼ
バラバラになる。 C:ペレツト同志でかなり強固にくつつきあつ
ているが、小さな固りに砕くことはできる。 D:強固にくつつきあつていて、砕くことが困
難である。 (2) 溶剤溶解性 非粘着化処理後の樹脂ペレツト20gをトルエ
ン80gに溶解し、0℃で24時間放置後、液透明
度、相分離又は沈殿物の有無により判定した。 A:濁り、沈殿物とも全く認められない。 B:僅かに濁りが認められるが、相分離はな
い。 C:かなりの濁りと若干の沈殿物が認められ
る。 D:著しい沈殿物が認められる。 (3) 相溶性 非粘着化処理後のホツトメルト組成物ペレツ
トを180℃で加熱溶融させ、溶液の透明度、濁
りにより判定した。 A:全く濁りがなく透明である。 B:やや濁りがある。 C:かなり濁りがある。 D:完全に乳白である。 実施例 1 分子量(粘度平均分子量)2000、軟化点(環球
法)120℃の低分子量ポリエチレンワツクスを水
中に分散せしめた平均粒径5μ、固形分濃度1.5重
量%の水性分散液2Kg中に酢酸ビニル含量40%の
エチレン―酢酸ビニル共重合樹脂のペレツト1Kg
を浸漬した後、ペレツトを金網で過し、乾燥し
た。乾燥前後のペレツト重量測定から求めた固形
分付着量は0.075重量%であつた。このようにし
て得られたペレツトの非凝結性はAであつた。 比較例 1 分子量(粘度平均分子量)16000、軟化点130℃
のポリエチレンを水中に分散せしめた固形分濃度
1.5重量%の水性分散液を用いる以外は全く実施
例1と同様に行なつて、ポリエチレン被覆処理し
たエチレン―酢酸ビニル共重合樹脂のペレツトを
得た。しかしこのペレツトへの固形分付着量は
0.023重量%であり、ペレツトの非凝結性はCで
あつた。 実施例 2 分子量4000、軟化点115℃の低分子量ポリエチ
レンワツクスを水中に分散せしめた平均粒径5μ、
固形分濃度3重量%の水性分散液中に酢酸ビニル
含量45%のエチレン―酢酸ビニル共重合樹脂のペ
レツト10Kgを浸漬した後、金網で過し、水切り
したペレツトを熱風で乾燥した。このようにして
得られたペレツトへの固形分付着量は0.32%であ
つた。ペレツトの非凝結性及び溶剤溶解性を第1
表に示した。 比較例 2 第1表に示す分子量、軟化点のポリエチレン又
はパラフインを水中に分散せしめた固形分濃度8
重量%の水性分散液を用いる以外は実施例2と同
様にしてエチレン―酢酸ビニル共重合樹脂ペレツ
トを処理した。このようにして得られたペレツト
の固形分付着量、非凝結性及び溶剤溶解性を第1
表に示した。 実施例 3 分子量4000、軟化点115℃の低分子量ポリエチ
レンワツクスを水中に分散せしめた平均粒径5μ、
固形分濃度10重量%の水性分散液に1.5Kgエチレ
ン―酢酸ビニル共重合体〔商品名エバフレツクス
250三井ポリケミカル(株)製〕60重量部、粘着付与
樹脂〔商品名アルコンM―100荒川化学(株)製〕40
重量部を主成分として配合してなるホツトメルト
配合物のペレツト1Kgを30秒浸漬した後、ペレツ
トを金網で過し熱風で乾燥した。このようにし
て得られたペレツトへの固形分付着量は0.38重量
%であつた。ペレツトの非凝結性及び相溶性試験
の結果を第2表に示した。 比較例 3 第1表に示す分子量、軟化点のポリエチレン又
はパラフインを水中に分散せしめた固形分濃度10
%の水性分散液を用いる以外は実施例3と同様に
してエチレン―酢酸ビニル共重合樹脂ペレツトを
処理した。このようにして得られたペレツトの固
形分付着量、非凝結性及び相溶性の試験結果を第
2表に示した。
小さいエチレン共重合樹脂のペレツト又は該エチ
レン共重合樹脂を含有するホツトメルト組成物の
ペレツトに関するものである。 粘着性の比較的大きい樹脂ペレツト、例えば酢
酸ビニル含量の比較的高いエチレン―酢酸ビニル
共重合体又は該共重合体を主成分として含有する
ホツトメルト組成物のペレツトは常温で粘着性を
有するため、ペレツトとして保管中に凝結化し使
用に際して包装袋、またはボツクスからの取出し
が困難であるばかりでなく、成形工程、溶解工
程、又は混合工程において計量や各装置への輸送
が容易でなく、又溶解性、混合性も悪いという欠
点があり、該樹脂又は組成物の利用範囲は著しく
制約を受けていた。 従来これら粘着性のある樹脂ペレツトの表面の
粘着性を低減させる方法として種々の方法が提案
されている。例えば粘着防止剤としてタルクやシ
リカ、炭酸カルシウム等の無機質粉末やポリエチ
レンの粉末をまぶすことによつて粘着化しやすい
ペレツトにこれらの粉末を付着させる方法が知ら
れている。 しかし、例えばエチレン―酢酸ビニル共重合体
の場合、タルク、シリカ等の無機質材料は該共重
合体と相溶性がないので、これらの粉末を付着さ
せると末端の用途で性能上悪影響を及ぼすことが
多い。またこの方法ではペレツトの凝結を実質的
に防止するには粘着防止剤粉末をペレツトに対し
数%〜十数%混合せしめる必要があり、かかる量
の粉末を混合すると処理される樹脂の特性が損わ
れる欠点がある。例えばポリエチレン粉末をエチ
レン―酢酸ビニル共重合体ペレツトにまぶした場
合、粉末の付着量が多くなるとエチレン―酢酸ビ
ニル共重合体の接着性、強度特性等が低下し、ま
た溶融特性も変化を受ける。さらにこの方法では
粉末を混合する工程で発塵が著しく作業環境の悪
化を招く欠点がある。 これらの欠点を改良した方法として、微細ポリ
オレフイン粉末の水溶性スラリーに重合体ペレツ
トを接触させ、重合体ペレツトを微細ポリオレフ
インを被覆することによつて、ペレツトの粘着性
を減少させる方法(米国特許第3528841号)ある
いは粘着性の高いエチレンインターポリマーペレ
ツトを粘着性の低いエチレン―酢酸ビニルインタ
ーポリマーの分散液、具体的には“エルバツク
ス”Dのごとき粘着性の低いエチレン―酢酸ビニ
ル共重合体の分散液と接触せしめ、ペレツトを被
覆することによつてペレツトの粘着性を減少させ
る方法(特開昭48−32939号)が提案されている。
これらの方法は粉末混合法の欠点をなくした優れ
た方法である。しかしながらこれらの方法も満足
すべきものではない。すなわち前者の方法のよう
にペレツトを通常の微細ポリオレフイン粉末の水
溶性スラリーで処理した場合は、 (1) 微細ポリオレフインのペレツトの付着力が弱
いため乾燥工程でポリオレフインが脱離しやす
い。 (2) 微細ポリオレフインが溶剤に溶解しにくいた
め、処理後のペレツトを溶剤に溶解して使用す
る際、にごつたり沈殿を生じる。 (3) ホツトメルト組成物ペレツトに適用する場
合、ホツトメルト組成物に対する微細ポリオレ
フインの相溶性が劣るため、ポリオレフインが
相分離を起こし、接着性に悪影響を与える。 などの欠点がある。 また後者の方法では被覆剤として用いるエチレ
ン―酢酸ビニル共重合体の融点が低いため、高温
でのペレツトの凝結防止効果が不十分である。 本発明者等はこれら従来技術の欠点を除き、す
ぐれたペレツトの凝結防止法を開発するために鋭
意研究した結果、本発明を完成したものである。 すなわち本発明の第1の発明は、エチレン共重
合樹脂ペレツト()またはエチレン共重合樹脂
を含有するホツトメルト組成物のペレツト()
の表面を、平均粒径が10μ以下、粘度平均分子量
600ないし6000、軟化点80ないし135℃の低分子量
ポリエチレンワツクスで被覆してなる粘着性の小
さい樹脂ペレツトに関し、第2の発明はエチレン
共重合樹脂ペレツト又はエチレン共重合樹脂を含
有するポツトメルト組成物のペレツトの製造工程
において、エチレン共重合樹脂又はエチレン共重
合樹脂を含有するホツトメルト組成物と、平均粒
径が10μ以下、粘度平均分子量600ないし6000、
軟化点80ないし135℃の低分子量ポリエチレンワ
ツクスの水性分散液を接触させ、前記ペレツトの
表面の少なくとも一部を前記ポリエチレンワツク
スで被覆することを特徴とする粘着性の低減され
たエチレン共重合樹脂ペレツト又は該共重合樹脂
を含有するホツトメルト組成物ペレツトの製造方
法に関する。 本発明においてエチレン共重合樹脂ペレツト又
は該共重合樹脂を含有するホツトメルト組成物の
ペレツトを被覆するために用いるポリエチレンワ
ツクスは、平均粒径が10μ以下粘度平均分子量が
600ないし6000、好ましくは1000ないし4000であ
り、軟化点(環球法)が80ないし135℃、好まし
くは100ないし125℃のものである。 なおポリエチレンワツクスの粘度平均分子量は
デカリン中135℃でワツクスの固有粘度〔η〕を
測定し、次の式より求めた。 M V =2.51×104〔η〕1.235 またワツクスの軟化点は環球法(JIS K2531)に
より測定したものである。 使用するポリエチレンワツクスの分子量が600
以下ではワツクス自体ある程度の粘着性を有し、
そのため凝結防止効果が不十分であり、また6000
以上では被覆したポリエチレンワツクスのペレツ
トへの付着力が不十分であり、またワツクスの溶
剤に対する溶解性も悪くなり、処理後のペレツト
を溶剤に溶解して使用する際に、にごりや沈殿が
生じやすく、更にホツトメルト組成物に適用した
場合、ポリエチレンワツクスとホツトメルト組成
物の相溶性が悪くなり、相分離が起りやすいなど
の欠点があり、いずれも好ましくない。 また使用するポリエチレンワツクスの軟化点が
80℃以下では凝結防止効果が不十分であり、また
135℃以上ではポリエチレンワツクスのペレツト
の付着性が悪くなり、その結果凝結防止効果が不
十分となるので好ましくない。 ポリエチレンワツクスの平均粒径は10μ以下で
ある。このような粒径のものを用いることによ
り、少量の使用で効果があり、しかもはがれ難
く、また溶剤に溶解させた場合でも容易に溶解す
る。ポリエチレンワツクスの平均粒径が大きくな
りすぎると、ペレツトから脱離しやすく、また溶
剤溶解性が悪くなるため好ましくない。 これらのポリエチレンワツクスは種々の方法で
製造できるが、具体的にはエチレン、あるいはエ
チレンと少量のα―オレフインを水素の存在下、
チーグラー型触媒を用いて直接重合する方法を例
示できる。 また本発明において非粘着化処理を施されるエ
チレン共重合樹脂とは、それ自体粘着性を有する
樹脂状エチレン共重合体であり、例えばエチレン
―酢酸ビニル共重合体、エチレン―プロピオン酸
ビニル共重合体などの如きエチレン―ビニルエス
テル共重合体、エチレン―アクリル酸エチル共重
合体、エチレン―メタアクリル酸メチル共重合体
などの如きエチレン―α,β―不飽和カルボン酸
エステル共重合体、エチレン―酢酸ビニル―アク
リル酸共重合体の如きエチレン―ビニルエステル
―不飽和カルボン酸三元共重合体、エチレン―酢
酸ビニル―一酸化炭素共重合体、エチレン―酢酸
ビニル共重合体の部分あるいは完全ケン化物など
が例示される。 これらの中で本発明を適用するのに最も好まし
いエチレン共重合樹脂は酢酸ビニル含量20ないし
85重量%のエチレン―酢酸ビニル共重合体であ
る。 また本発明はエチレン共重合樹脂に各種の安定
剤、添加剤、充填剤等を配合した樹脂配合物にも
適用できる。 また本発明において、非粘着化処理されるエチ
レン共重合樹脂を含有するホツトメルト組成物と
は、上記のエチレン共重合樹脂と粘着付与樹脂を
主成分とし、その他必要に応じてワツクス、エラ
ストマー、オイル、または可塑剤等を配合してな
る組成物で、接着剤あるいはコーテイング剤の用
途に用いられるものである。 その一般的配合割合は、例えば以下のようであ
る。 エチレン共重合樹脂 20〜60重量部 粘着付与樹脂 20〜60重量部 ワツクス、その他 0〜40重量部 粘着付与樹脂としては、ロジン、ロジン誘導
体、ポリテルペン樹脂、テルペン―フエノール樹
脂、低分子量ポリスチレン、低分子量スチレン共
重合体、及び石油樹脂が例示できる。 本発明においてエチレン共重合樹脂又はそのホ
ツトメルト組成物ペレツトを粘度平均分子量600
ないし6000、軟化点80ないし135℃のポリエチレ
ンワツクスで被覆するには該ポリエチレンワツク
スを主固形分とする水性分散液(以下単にポリエ
チレンワツクスの水性分散液という)を用いる。 本発明に用いるポリエチレンワツクス水性分散
液はその固形分濃度が約50重量%までの範囲のも
のを使用できるが、粘着防止剤に特定のポリエチ
レンワツクスを用いているので、樹脂ペレツトの
凝結化防止の目的では0.1重量%以上あれば十分
な効果が得られるのが特徴であり、通常固形分濃
度が0.1〜50重量%特に0.1〜20重量%の範囲の分
散液が好ましい。 本発明に用いるポリエチレンワツクスへの水性
分散液においては分散液中のポリエチレンワツク
スが平均粒径が10μ以下が好ましい。 この水性分散液は例えば上記ポリエチレンワツ
クスを溶融状態とし、分散液の存在下、又は不存
在下において140〜300℃であつて、ポリエチレン
ワツクスの融点以上にある水中において撹拌した
後室温に冷却することによつて製造することがで
きる。 そして処理後の樹脂ペレツトの非凝結性及び溶
剤溶解性の面から本発明で用いることができる最
も好ましいポリエチレンワツクス水性分散液は、
分子量300〜6000、軟化点80〜140℃のポリエチレ
ンワツクス(a)と該ポリエチレンワツクスに対して
1〜50%の酸価30〜150〔η〕0.04〜1のカルボキ
シル基含有ポリオレフイン(b)との組成物を塩基性
物質を含む水中に分散させて得た平均粒径10μ以
下の分散液である。 この分散液の調製に用いるカルボキシル基含有
ポリオレフインは、エチレン、プロピレン、1―
ブテン等の1―オレフイン系不飽和炭化水素の単
独または共重合体からなるワツクス、高分子量ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフイン
をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水
マレイン酸等のα,β―不飽和カルボン酸で変性
したものである。 また塩基性物質とは、アルカリ金属又はその酸
化物、水酸化物、水素化物、アルカリ土類金属又
はその酸化物、水酸化物、弱酸塩、水素化物など
水中で塩基として作用する物質、及びこれらの金
属のアルコオキシドを使用できる。またこの分散
液の調製方法としては例えば特開昭52−13539号
に開示された方法を用いることができる。 エチレン共重合樹脂ペレツトまたは該共重合樹
脂を含有するホツトメルト組成物のペレツトをポ
リエチレンワツクスで被覆するに際し、該共重合
樹脂又は該共重合樹脂を含有するホツトメルト組
成物と該ワツクスの水性分散液との接触は、ペレ
ツトの製造工程の任意の段階で行うことができ
る。例えば、一旦ペレツト化した後、該水性分散
液と接触させる方法、ペレツト化直前の樹脂スト
ランドと該水性分散液を接触させた後、ペレツト
化する方法、ペレツトの製造と同時的に水性分散
液と接触させる方法などがある。より具体的に
は、 (1) エチレン共重合体又は該共重合体を含有する
ホツトメルト組成物のペレツトをポリエチレン
ワツクスの水性分散液に浸漬するか、または該
ペレツトを撹拌又は流動させながらポリエチレ
ンワツクスの水性分散液を散布することによ
り、該ペレツトを該水性分散液に接触させ、そ
の後乾燥する方法。 (2) 押出機のダイから吐出されたエチレン共重合
体または該共重合体を含有するホツトメルト組
成物のストランドをポリエチレンワツクス水性
分散液中を通過させた後ペレツト状にカツテイ
ングする方法。 (3) 押出機のダイから吐出されたエチレン共重合
体又は該共重合体を含有するホツトメルト組成
物の溶融物をポリエチレン水性分散液中に吐出
させながらホツトカツテイングする方法。 が例示できる。 いずれの方法を採用する場合でもエチレン共重
合樹脂、又は該共重合樹脂を含むホツトメルト組
成物とポリエチレンワツクスの水性分散液との接
触時間は極めて短時間でよく、ペレツト表面が該
水性分散液で濡れることにより目的が達せられ
る。ペレツトの被覆処理時における温度は分散液
が液体であれば特に制限はなく、通常は0〜140
℃、特に10〜80℃が好ましい。 本発明においてはペレツト表面に対する分散液
の濡れを改善する目的で水性分散液中に界面活性
剤を加えてもよい。 またペレツト表面に付着させるポリエチレンワ
ツクス固形分の量は、処理すべきペレツトの種類
によつても異なるが、通常はペレツトに対し
0.020ないし0.30重量%付着させれば十分であり、
もちろんこれ以上付着させても差支えない。 本発明においては粘着防止剤として特定のポリ
エチレンワツクスを水性分散液の形で用いている
ので、従来の粘着防止剤よりも微量の被覆量、付
着量例えばペレツトに対し0.02重量%程度の付着
量でも充分な凝結防止が可能なこと、またポリエ
チレンワツクスのエチレン共重合体への相溶性が
良好であるため得られたペレツトの樹脂性能が損
なわれないことなどの利点がある。しかもこのポ
リエチレンワツクスを水性分散液として用いてい
ることから従来の粉末をまぶす方法のように粉末
の浮遊飛散がなく、清浄な作業環境が得られ、ま
た粘着性の低下した樹脂ペレツトを製造するに際
し、水中カツテイングプロセス、すなわち非粘着
化処理される樹脂の溶融物を水性分散液と接触さ
せながらカツテイングするプロセスを適用するこ
とにより一段階で凝結化しにくいペレツトを製造
することができる利点がある。次に実施例により
本発明を更に詳しく説明するが以下実施例中に記
述するペレツトの凝結性、溶解性及び相溶性は次
の方法で試験した。 (1) 非凝結性 非粘着化処理後の樹脂ペレツト1Kgをポリエ
チレン袋に入れてヒートシールし、40℃の恒温
槽に24時間放置後開封し、ペレツトの凝結化の
程度を次の基準により判定した。 A:全く凝結を生じておらず、流れるように袋
から排出する。 B:ペレツト同志で若干くつつきあつている
が、手で比較的簡単に砕くことができ、ほぼ
バラバラになる。 C:ペレツト同志でかなり強固にくつつきあつ
ているが、小さな固りに砕くことはできる。 D:強固にくつつきあつていて、砕くことが困
難である。 (2) 溶剤溶解性 非粘着化処理後の樹脂ペレツト20gをトルエ
ン80gに溶解し、0℃で24時間放置後、液透明
度、相分離又は沈殿物の有無により判定した。 A:濁り、沈殿物とも全く認められない。 B:僅かに濁りが認められるが、相分離はな
い。 C:かなりの濁りと若干の沈殿物が認められ
る。 D:著しい沈殿物が認められる。 (3) 相溶性 非粘着化処理後のホツトメルト組成物ペレツ
トを180℃で加熱溶融させ、溶液の透明度、濁
りにより判定した。 A:全く濁りがなく透明である。 B:やや濁りがある。 C:かなり濁りがある。 D:完全に乳白である。 実施例 1 分子量(粘度平均分子量)2000、軟化点(環球
法)120℃の低分子量ポリエチレンワツクスを水
中に分散せしめた平均粒径5μ、固形分濃度1.5重
量%の水性分散液2Kg中に酢酸ビニル含量40%の
エチレン―酢酸ビニル共重合樹脂のペレツト1Kg
を浸漬した後、ペレツトを金網で過し、乾燥し
た。乾燥前後のペレツト重量測定から求めた固形
分付着量は0.075重量%であつた。このようにし
て得られたペレツトの非凝結性はAであつた。 比較例 1 分子量(粘度平均分子量)16000、軟化点130℃
のポリエチレンを水中に分散せしめた固形分濃度
1.5重量%の水性分散液を用いる以外は全く実施
例1と同様に行なつて、ポリエチレン被覆処理し
たエチレン―酢酸ビニル共重合樹脂のペレツトを
得た。しかしこのペレツトへの固形分付着量は
0.023重量%であり、ペレツトの非凝結性はCで
あつた。 実施例 2 分子量4000、軟化点115℃の低分子量ポリエチ
レンワツクスを水中に分散せしめた平均粒径5μ、
固形分濃度3重量%の水性分散液中に酢酸ビニル
含量45%のエチレン―酢酸ビニル共重合樹脂のペ
レツト10Kgを浸漬した後、金網で過し、水切り
したペレツトを熱風で乾燥した。このようにして
得られたペレツトへの固形分付着量は0.32%であ
つた。ペレツトの非凝結性及び溶剤溶解性を第1
表に示した。 比較例 2 第1表に示す分子量、軟化点のポリエチレン又
はパラフインを水中に分散せしめた固形分濃度8
重量%の水性分散液を用いる以外は実施例2と同
様にしてエチレン―酢酸ビニル共重合樹脂ペレツ
トを処理した。このようにして得られたペレツト
の固形分付着量、非凝結性及び溶剤溶解性を第1
表に示した。 実施例 3 分子量4000、軟化点115℃の低分子量ポリエチ
レンワツクスを水中に分散せしめた平均粒径5μ、
固形分濃度10重量%の水性分散液に1.5Kgエチレ
ン―酢酸ビニル共重合体〔商品名エバフレツクス
250三井ポリケミカル(株)製〕60重量部、粘着付与
樹脂〔商品名アルコンM―100荒川化学(株)製〕40
重量部を主成分として配合してなるホツトメルト
配合物のペレツト1Kgを30秒浸漬した後、ペレツ
トを金網で過し熱風で乾燥した。このようにし
て得られたペレツトへの固形分付着量は0.38重量
%であつた。ペレツトの非凝結性及び相溶性試験
の結果を第2表に示した。 比較例 3 第1表に示す分子量、軟化点のポリエチレン又
はパラフインを水中に分散せしめた固形分濃度10
%の水性分散液を用いる以外は実施例3と同様に
してエチレン―酢酸ビニル共重合樹脂ペレツトを
処理した。このようにして得られたペレツトの固
形分付着量、非凝結性及び相溶性の試験結果を第
2表に示した。
【表】
【表】
実施例 4
粘度平均分子量4000、軟化点115℃のポリエチ
レンワツクス640gにアクリル酸グラフトポリエ
チレンワツクス(〔η〕=0.20、酸価100、軟化点
128℃)160gを200℃で溶融混合した。別途、内
容積10の耐圧ホモミキサーに水240ml及び水酸
化ナトリウム6gを入れ、180℃に加熱して
5000rpmで撹拌しながら前述の溶融状態のアクリ
ル酸グラフトポリエチレンワツクスとポリエチレ
ンとの組成物をギアーポンプによつて1時間で供
給し、さらに30分撹拌後、室温まで冷却した処、
球状で、数平均粒径が1μ以下である微粒状ポリ
エチレンワツクスが分散した水性分散液を得た。
この分散液に水を添加して固形分濃度7%に調製
した。かくして調製したポリエチレンワツクスの
水性分散液2Kg中に、酢酸ビニル含量45%のエチ
レン―酢酸ビニル共重合樹脂のペレツト1Kgを約
15秒浸漬した後、熱風で乾燥した。このようにし
て得られたペレツトの非凝結性、溶剤溶解性は共
にAであつた。
レンワツクス640gにアクリル酸グラフトポリエ
チレンワツクス(〔η〕=0.20、酸価100、軟化点
128℃)160gを200℃で溶融混合した。別途、内
容積10の耐圧ホモミキサーに水240ml及び水酸
化ナトリウム6gを入れ、180℃に加熱して
5000rpmで撹拌しながら前述の溶融状態のアクリ
ル酸グラフトポリエチレンワツクスとポリエチレ
ンとの組成物をギアーポンプによつて1時間で供
給し、さらに30分撹拌後、室温まで冷却した処、
球状で、数平均粒径が1μ以下である微粒状ポリ
エチレンワツクスが分散した水性分散液を得た。
この分散液に水を添加して固形分濃度7%に調製
した。かくして調製したポリエチレンワツクスの
水性分散液2Kg中に、酢酸ビニル含量45%のエチ
レン―酢酸ビニル共重合樹脂のペレツト1Kgを約
15秒浸漬した後、熱風で乾燥した。このようにし
て得られたペレツトの非凝結性、溶剤溶解性は共
にAであつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレン共重合樹脂ペレツト()またはエ
チレン共重合樹脂を含有するホツトメルト組成物
のペレツト()の表面を、平均粒径が10μ以
下、粘度平均分子量600ないし6000、軟化点80な
いし135℃の低分子量ポリエチレンワツクスで被
覆してなる粘着性の小さい樹脂ペレツト。 2 エチレン共重合樹脂がエチレン―ビニルエス
テル共重合体又はエチレン―α,β―不飽和カル
ボン酸エステル共重合体である特許請求の範囲1
記載の樹脂ペレツト。 3 エチレン共重合樹脂がエチレン―酢酸ビニル
共重合体である特許請求の範囲1記載の樹脂ペレ
ツト。 4 エチレン共重合樹脂が酢酸ビニル含量20ない
し85重量%のエチレン―酢酸ビニル共重合体であ
る特許請求の範囲1記載のペレツト。 5 エチレン共重合樹脂ペレツト又はエチレン共
重合樹脂を含有するホツトメルト組成物のペレツ
トの製造工程において、エチレン共重合樹脂又は
エチレン共重合樹脂を含有するホツトメルト組成
物と、平均粒径が10μ以下、粘度平均分子量600
ないし6000、軟化点80ないし135℃の低分子量ポ
リエチレンワツクスの水性分散液を接触させ、前
記ペレツトの表面の少なくとも一部を前記ポリエ
チレンワツクスで被覆することを特徴とする粘着
性の低減されたエチレン共重合樹脂ペレツト又は
該共重合樹脂を含有するホツトメルト組成物ペレ
ツトの製造方法。 6 上記被覆をエチレン共重合樹脂ペレツト又は
エチレン共重合樹脂を含有するホツトメルト組成
物のペレツトを上記低分子量ポリエチレンワツク
スを主固形分とする水性分散液と接触させること
により行う特許請求の範囲5記載の方法。 7 上記被覆を、押出ダイより吐出されたエチレ
ン共重合樹脂又は該共重合樹脂を含有するホツト
メルト組成物のストランドを上記低分子量ポリエ
チレンワツクスを主固形分とする水性分散液と接
触させた後、ストランドカツテイングすることに
より行なう特許請求の範囲5記載の方法。 8 上記被覆を、押出ダイより吐出されたエチレ
ン共重合樹脂又は該共重合樹脂を含有するホツト
メルト組成物の溶融物を上記低分子量ポリエチレ
ンワツクスを主固形分とする水性分散液との接触
下で、ホツトカツテイングすることにより行う特
許請求の範囲5記載の方法。 9 エチレン共重合樹脂がエチレン―ビニルエス
テル共重合体又はエチレン―α,β―不飽和カル
ボン酸エステル共重合体である特許請求の範囲5
ないし8のいずれかに記載の方法。 10 エチレン共重合樹脂がエチレン―酢酸ビニ
ル共重合体である特許請求の範囲5ないし8のい
ずれかに記載の方法。 11 エチレン共重合樹脂が酢酸ビニル含量20〜
85重量%のエチレン―酢酸ビニル共重合体である
特許請求の範囲5ないし8のいずれかに記載の方
法。 12 低分子量ポリエチレンワツクスの水性分散
液が粘度平均分子量600ないし6000、軟化点80な
いし135℃のポリエチレンワツクス50〜99重量部
と酸価30〜150のカルボキシル基含有ポリオレフ
イン1〜50重量部からなる組成物を固形分とする
分散液である特許請求の範囲5〜11のいずれか
に記載の方法。 13 水性分散液中の低分子量ポリエチレンワツ
クスの固形分濃度が0.1ないし50重量%である特
許請求の範囲5ないし12のいずれかに記載の方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14199479A JPS5667209A (en) | 1979-11-05 | 1979-11-05 | Tack-free resin pellet and method of manufacturing thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14199479A JPS5667209A (en) | 1979-11-05 | 1979-11-05 | Tack-free resin pellet and method of manufacturing thereof |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5667209A JPS5667209A (en) | 1981-06-06 |
| JPH0214934B2 true JPH0214934B2 (ja) | 1990-04-10 |
Family
ID=15304915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14199479A Granted JPS5667209A (en) | 1979-11-05 | 1979-11-05 | Tack-free resin pellet and method of manufacturing thereof |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5667209A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4803035A (en) * | 1985-12-16 | 1989-02-07 | Exxon Chemical Patents Inc. | Method for making composite films |
| JP3022591B2 (ja) * | 1990-10-29 | 2000-03-21 | 日本ユニカー株式会社 | エチレン酢酸ビニルコポリマー変性物の製造方法 |
| JP2002293946A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-10-09 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | イソブチレン系ブロック共重合体ペレットのブロッキング防止方法 |
| JP2003089774A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Hiyoshi Chemical Industrial Co Ltd | 粘着型ホットメルト接着剤及びその製造方法並びに製造装置 |
| JP4642480B2 (ja) * | 2004-01-13 | 2011-03-02 | 株式会社ジェイエスピー | 熱可塑性樹脂粒子の製造方法 |
| WO2016002239A1 (ja) * | 2014-07-04 | 2016-01-07 | 日立化成株式会社 | ホットメルト接着剤 |
| WO2020196044A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 三井・ダウ ポリケミカル株式会社 | 樹脂ペレット、樹脂ペレットの製造方法及びグラビアインキ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3779785A (en) * | 1971-05-26 | 1973-12-18 | Nat Distillers Chem Corp | Free flowing wax coated particulate ethylene-vinyl acetate copolymers |
| JPS5834497B2 (ja) * | 1973-09-04 | 1983-07-27 | 大日本インキ化学工業株式会社 | エチレン−ビニルエステルキヨウジユウゴウブツノ フンマツカホウ |
-
1979
- 1979-11-05 JP JP14199479A patent/JPS5667209A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5667209A (en) | 1981-06-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4440908A (en) | Finely divided ionomer coated thermoplastic resin | |
| US4775713A (en) | Aqueous dispersion and process for preparation thereof | |
| AU778576B2 (en) | Adhesive composition comprising a particulate thermoplastic component | |
| US4714728A (en) | Aqueous dispersions of acidic ethylene interpolymers | |
| JP2004516374A (ja) | 耐ブロッキング性を改善するための、エチレンベースのポリマーペレットの表面処理 | |
| JPS5842207B2 (ja) | ポリオレフインソセイブツノ スイセイブンサンエキノセイゾウホウホウ | |
| WO1999018147A1 (en) | Hot melt adhesive pellet comprising continuous coating of pelletizing aid | |
| JP2579814B2 (ja) | 吸水剤およびその製造方法 | |
| JPS60120763A (ja) | 粉粒体野外貯蔵物の表面処理剤 | |
| JP2006045313A (ja) | 水性分散体および水性ヒートシール剤 | |
| JPH0214934B2 (ja) | ||
| JP2004051884A (ja) | 水性分散液および接着剤 | |
| JP4996013B2 (ja) | 低mfiエチレンアクリル酸コポリマーを含むコーティング組成物 | |
| EP0749454A1 (en) | Tracky polymer particle anti-stick additive | |
| US4336210A (en) | Process for the preparation of finely divided thermoplastic resin | |
| JPS6223795B2 (ja) | ||
| JP4122766B2 (ja) | エチレン系共重合体ペレット及びホットメルト接着剤 | |
| JPH09296081A (ja) | オレフィン系熱可塑性樹脂組成物水性分散液およびその製造方法 | |
| JPH03199282A (ja) | ホットメルト接着剤組成物 | |
| JP2012082312A (ja) | 熱可塑性樹脂水性分散液及びこれを用いた耐水性皮膜 | |
| JP3492043B2 (ja) | 樹脂ペレットの表面処理方法 | |
| JP5037012B2 (ja) | ポリオレフィン樹脂水性分散体の製造方法 | |
| JP2851880B2 (ja) | ポリオレフィン組成物の水性分散液の製造方法 | |
| JPH05230433A (ja) | ラベル用接着剤 | |
| JPS6111256B2 (ja) |