JPH0215508B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0215508B2 JPH0215508B2 JP62194335A JP19433587A JPH0215508B2 JP H0215508 B2 JPH0215508 B2 JP H0215508B2 JP 62194335 A JP62194335 A JP 62194335A JP 19433587 A JP19433587 A JP 19433587A JP H0215508 B2 JPH0215508 B2 JP H0215508B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- slurry
- hardening
- curing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は気泡コンクリートの硬化調整剤に関
し、更に詳細にはプレフオーム方式により気泡コ
ンクリートを製造する際、セメント配合物から成
る水硬性スラリーと、アルミナセメント配合物か
らなる急硬性スラリーと、水性気泡とを混合して
なる急硬発泡スラリーの初期硬化時間を調整して
発泡コンクリートを製造するための硬化調整剤に
関する。 <従来の技術及びその問題点> 気泡コンクリートの代表的なものとしてALC
があり、ALCは発泡硬化体をオートクレーブに
より高温高圧養生して得られ、結晶性ケイ酸カル
シウム水和物(トバモライト)を主成分とするも
のである。ALCの製造方法は金属粉末の水性ガ
ス反応を利用し気泡を生成させるポストフオーム
方式と気泡を水硬性スラリー中に吹き込むプレフ
オーム方式とに大別される。 ポストフオーム方式とは、型枠中で水硬性スラ
リーを発泡させる方式で具体例を示せば、まずポ
ルトランドセメント、ケイ砂粉末及び石灰系混和
剤等からなる水硬性スラリーに金属粉末などを混
合し、型枠内に打設する。その後水性ガス反応に
よつて生成する気泡がセメントの硬化に伴い内部
に固定され発泡硬化体が得られる。この発泡硬化
体を脱枠後ピアノ線等を用い所定の形状に成形後
オートクレーブで高温高圧養生して気泡コンクリ
ートを得るものである。 しかしながら、ポストフオーム方式は型枠中で
水硬性スラリーを発泡させるため気泡系が揃いに
くく又独立気泡性に乏しく耐熱性の面で十分満足
のいくものではなかつた。又、型枠内での発泡中
の水硬性スラリーの静圧を考慮すれば、発泡状態
の均一性を確保するためには、型枠内の発泡高さ
は60cm程度にしかできず、高価な型枠の使用効率
が低い結果となり、大型化異形化等の面でも十分
満足のいくものではなかつた。 これに対してプレフオーム方式とは予め気泡剤
を発泡させて造つた泡とセメントペースト又はモ
ルタルとを混合させる方式で具体例を示せば、ま
ずポルトランドセメント、ケイ砂粉末及び石灰系
混和剤等から成る水硬性スラリーに気泡剤により
生成させた気泡を混入し、水硬性発泡スラリーと
し、CaO・Al2O3を主成分として含むアルミナセ
メントを含有する急硬性スラリーを混合し、急硬
発泡スラリーとし、型枠に打設する。この急硬発
泡スラリーによつて気泡は消泡する前に部材中に
固定され発泡硬化体が得られる。この発泡硬化体
を脱枠後、オートクレーブで高温高圧養生して発
泡コンクリートを得る方式である。この方式では
予め気泡を水硬性スラリーに混入し、更に急硬性
スラリーを混合して気泡を硬化体中に固定させる
為、水性ガスの発生に伴う容積膨脹がなく気泡系
も安定するのでパネルの大型化、異形化が図れパ
ネルの表面加工処理も容易に行なえる等の利点が
ある。 しかしながら、プレフオーム方式においても1
枚のスラブに対し1つの型枠を必要とするので生
産性を向上させる為に型枠の回転を早めることが
必要であり、そのためには急硬発泡スラリーの打
設から脱枠までの初期硬化時間の調整が必須で各
生産工程に適合した初期硬化時間を設定する必要
があつた。又、一定のコンシステンシーが発生し
た時点で、パネル表面に模様付け等の複雑な加工
を行う場合など微妙な初期硬化時間のコントロー
ルは難しかつた。この初期硬化時間は、アルミナ
セメントの添加量を変えたり、添加剤(セツタ
ー)を併用することである程度は設定できるが、
アルミナセメント量を多くするとオートクレーブ
による高温高圧養生時に、アルミナセメント水和
物の転移に伴い強度が低下する為、強度面からア
ルミナセメントの添加量は少ない方が好ましい。 しかしながら、アルミナセメントの添加量を減
少させると硬化時間が長くなり、発泡硬化体の脱
枠時間が長くなり、高価な型枠の有効活用ができ
なくなるばかりでなく、気泡の消泡に伴い、気泡
コンクリートの持つ軽量性、断熱性および遮音性
等の特性が劣化する等の欠点がある。一方、添加
剤を併用し、初期硬化時間を調整すると少量の添
加によつて初期硬化時間やコンシステンシーが敏
感に変化する為、工程バラツキを生じ易く、添加
量が多くなると強度低下を生じる為好ましくな
い。 <問題点を解決するための手段> 本発明はCaO・Al2O3を主成分として含むアル
ミナセメント100重量部と、2CaO・Al2O3・SiO2
を主成分として含有し、しかも無定形分が50%以
上であるアルミナセメントを含む硬化遅延剤10〜
200重量部とを含有するアルミナセメント組成物
40〜95重量部とブレーン値2800〜6500cm2/gの
型無水石膏60〜5重量部とを含む気泡コンクリー
トの硬化調整剤である。 以下本発明の内容を詳しく説明する。 本発明者らは、前述の欠点を解消すべく種々検
討した結果、プレフオーム方式により気泡コンク
リートを製造する際CaO・Al2O3を主成分とする
アルミナセメントと2CaO・Al2O3・SiO2を主成
分とする特定のアルミナセメントの硬化遅延剤と
を含むアルミナセメント組成物と所定の型無水
石膏とを含有する硬化調整剤を用いると、パネル
表面に模様付けする必要がある場合など微妙な初
期硬化時間やコンシステンシーについて調整で
き、オートクレーブ養生後も十分な強度が確保で
きる知見を得て本発明を完成するに到つた。 本発明で使用するアルミナセメント(以下AC
という)とは、ボーキサイト、バイヤーアルミナ
等のアルミ源と、生石灰、石灰石等のカルシア源
から焼成法及び/又は電融法によつて合成したク
リンカーをチユーブミル、振動ミル及びローラー
ミル等の粉砕機で粉砕したものであつて、CaO・
Al2O3(以下CAという)を主成分として含むもの
であつて、Al2O3が40〜60重量部、CaOが30〜40
重量部になる様にアルミナ源とカルシア源とを配
合するのが好ましい。又、前述の方法で合成した
クリンカーをブレーン値3000〜7000cm2/gになる
様に粉砕することが好ましく、電融法で製造した
ACは水和活性が高いので好ましい。 本発明で使用する2CaO・Al2O・SiO2(以下
C2ASという)を主成分として含むアルミナセメ
ントを含有する硬化遅延剤(以下、遅延剤とい
う)は、ボーキサイト、バイヤーアルミナ等のア
ルミナ源と石灰石、生石灰等のカルシア源と、溶
融シリカ、シヤモツト、硅石等のシリカ源から焼
成法及び/又は電融法によつて合成したクリンカ
ーをチユーブミル、振動ミル、ジエツトミル及び
ローラーミル等の粉砕機で粉砕したものであつ
て、その比表面積は、ブレーン値で3000cm2/g以
上が好ましく5000cm2/g以上がより好ましい。比
表面積が3000cm2/gより小さいと粒子が粗い為、
水和活性が低下し著しく硬化遅延する為好ましく
ない。 遅延剤中のC2ASの量は、鉱物粉末100重量部中
60重量%以上が好ましく、80重量%以上がより好
ましい。遅延剤中の無定形分は50重量%以上であ
つて、80重量%以上がより好ましい。無定形の判
断は、粉末X線回折法により回折線の消出により
行うことができる。即ち結晶形のピークの高さか
ら、予め作成した既知の割合のピークの高さの検
量線を用いて決定するもので、無定形の割合は次
式による。 無定形の割合%=100−(ピーク面積/全面積) ×100% 遅延剤中の無定形分を50重量%以上とする方法
は、特に限定されるものではないが、一般に焼成
及び/又は電融によつて製造したクリンカーを水
及び/又は空気等に接触させ急冷する方法が用い
られる。急冷の度合が高いと無定形分は多くな
る。無定形分が50重量%より少ないと硬化遅延効
果が鈍化する為好ましくない。 ACと遅延剤の割合はAC100重量部に対し、10
〜200重量部であり、50〜100重量部がより好まし
い。10重量部未満では、硬化遅延効果に乏しく
200重量部を越えると、著しく硬化遅延し強度も
低下する為好ましくない。 型無水石膏(以下型―Cという)の比表
面積は、ブレーン値で2800〜6500cm2/gであり、
4000〜6000cm2/gが好ましい。2800cm2/gより小
さいとセメントとの反応性が悪く十分な初期強度
が得られない。6500cm2/gより大きいと初期強度
は高くなるがオートクレーブによる高温高圧養生
時にエトリンジヤイト水和物(3CaO・Al2O3・
3CaSO4・31〜32H2O)の分解、転移に伴う強度
低下を生じる為好ましくない。 前述のAC組成物と―Cの配合割合は、AC
組成物40〜95重量部に対し―C60〜5重量部
であり、AC組成物60〜80重量部、―C40〜
20重量部がより好ましい。AC組成物が40重量部
より少ないと、脱枠時に十分な強度が得られず、
パネルが破損し易くなる。95重量部を越えると初
期強度は高くなるがオートクレーブによる高温高
圧養生時にアルミナセメント水和物の転移に伴う
強度低下を生じ易い為好ましくない。一方、―
Cが5重量部より少ないとエトリンジヤイトの
生成が少なく初期強度が低くなり、脱枠時にパネ
ルが破損し易くなる。60重量部を越えると、オー
トクレーブによる高温高圧養生時にセメント水和
物の転移に伴う強度低下を生じ易い為好ましくな
い。尚、AC、遅延剤及び―Cの配合は、ナ
ウタミキサー、ヘンシエルミキサー等の混合機に
よつて混合するのが好ましい。 本発明の気泡コンクリートの硬化調整剤(以
下、調整剤という)の水硬性発泡スラリーへの配
合方法は、水硬性発泡スラリーに直接粉末として
投入しても良く、水を加えスラリーとして添加混
合しても良い。クエン酸、グルコン酸等のカルボ
ン酸類、リン酸、ヘキサメタリン酸等のリン酸
類、リグニンスルフオン酸、ナフタレンスルフオ
ン酸等のスルフオン酸類及びこれらの酸類の塩等
の凝結調整剤と併用できる。 <実施例> 次に本発明を実施例によつて更に詳細に説明す
る。 実施例 1 ポルトランドセメント100重量部、ケイ砂粉末
120重量部、消石灰6重量部及び水110重量部から
成る水硬性スラリーにタンパク分解気泡剤7重量
部と水93重量部で発泡させた、比重0.05g/cm3の
水性気泡を吹み込み、比重0.7g/cm3の水硬性発
泡スラリーを調整した。 この水硬性発泡スラリーに表1に示す、急硬性
スラリー45重量部を混合し急硬発泡スラリーとし
型枠に打設養生後、脱枠して得られた発泡硬化体
をオートクレーブで高温高圧養生して気泡コンク
リートを作製しその物性を測定した。結果を表―
2に示す。 尚、物性の測定は次の方法で行つた。 (1) 初期硬化時間:水硬性発泡スラリーに急硬性
スラリーを混合してから、この急硬発泡スラリ
ーの温度が水和発熱により、打設直後から10℃
上昇するまでに要した時間を温度記録計にて測
定した。 (2) 初期強度:急硬発泡スラリーを型枠に打設後
所定時間経過した時の強度を貫入抵抗値として
測定した。 (3) 中期強度:打設した供試体(10φ×20cm)を
20時間室温で前置養生し、オートクレーブ内に
入れ180℃、10Kg/cm2、8時間高温高圧養生後
室温まで放冷した時の圧縮強度を中期強度とし
た。 (使用材料) ポルトランドセメント:普通ポルトランドセメン
ト ケイ砂粉末:ブレーン値約3000〜4000cm2/gのケ
イ石粉 消石灰:生石灰消化品 タンパク分解気泡剤:ケラチン系タンパク分解気
泡剤 −C:フツ酸副生 −C AC:デンカアルミナセメント1号
し、更に詳細にはプレフオーム方式により気泡コ
ンクリートを製造する際、セメント配合物から成
る水硬性スラリーと、アルミナセメント配合物か
らなる急硬性スラリーと、水性気泡とを混合して
なる急硬発泡スラリーの初期硬化時間を調整して
発泡コンクリートを製造するための硬化調整剤に
関する。 <従来の技術及びその問題点> 気泡コンクリートの代表的なものとしてALC
があり、ALCは発泡硬化体をオートクレーブに
より高温高圧養生して得られ、結晶性ケイ酸カル
シウム水和物(トバモライト)を主成分とするも
のである。ALCの製造方法は金属粉末の水性ガ
ス反応を利用し気泡を生成させるポストフオーム
方式と気泡を水硬性スラリー中に吹き込むプレフ
オーム方式とに大別される。 ポストフオーム方式とは、型枠中で水硬性スラ
リーを発泡させる方式で具体例を示せば、まずポ
ルトランドセメント、ケイ砂粉末及び石灰系混和
剤等からなる水硬性スラリーに金属粉末などを混
合し、型枠内に打設する。その後水性ガス反応に
よつて生成する気泡がセメントの硬化に伴い内部
に固定され発泡硬化体が得られる。この発泡硬化
体を脱枠後ピアノ線等を用い所定の形状に成形後
オートクレーブで高温高圧養生して気泡コンクリ
ートを得るものである。 しかしながら、ポストフオーム方式は型枠中で
水硬性スラリーを発泡させるため気泡系が揃いに
くく又独立気泡性に乏しく耐熱性の面で十分満足
のいくものではなかつた。又、型枠内での発泡中
の水硬性スラリーの静圧を考慮すれば、発泡状態
の均一性を確保するためには、型枠内の発泡高さ
は60cm程度にしかできず、高価な型枠の使用効率
が低い結果となり、大型化異形化等の面でも十分
満足のいくものではなかつた。 これに対してプレフオーム方式とは予め気泡剤
を発泡させて造つた泡とセメントペースト又はモ
ルタルとを混合させる方式で具体例を示せば、ま
ずポルトランドセメント、ケイ砂粉末及び石灰系
混和剤等から成る水硬性スラリーに気泡剤により
生成させた気泡を混入し、水硬性発泡スラリーと
し、CaO・Al2O3を主成分として含むアルミナセ
メントを含有する急硬性スラリーを混合し、急硬
発泡スラリーとし、型枠に打設する。この急硬発
泡スラリーによつて気泡は消泡する前に部材中に
固定され発泡硬化体が得られる。この発泡硬化体
を脱枠後、オートクレーブで高温高圧養生して発
泡コンクリートを得る方式である。この方式では
予め気泡を水硬性スラリーに混入し、更に急硬性
スラリーを混合して気泡を硬化体中に固定させる
為、水性ガスの発生に伴う容積膨脹がなく気泡系
も安定するのでパネルの大型化、異形化が図れパ
ネルの表面加工処理も容易に行なえる等の利点が
ある。 しかしながら、プレフオーム方式においても1
枚のスラブに対し1つの型枠を必要とするので生
産性を向上させる為に型枠の回転を早めることが
必要であり、そのためには急硬発泡スラリーの打
設から脱枠までの初期硬化時間の調整が必須で各
生産工程に適合した初期硬化時間を設定する必要
があつた。又、一定のコンシステンシーが発生し
た時点で、パネル表面に模様付け等の複雑な加工
を行う場合など微妙な初期硬化時間のコントロー
ルは難しかつた。この初期硬化時間は、アルミナ
セメントの添加量を変えたり、添加剤(セツタ
ー)を併用することである程度は設定できるが、
アルミナセメント量を多くするとオートクレーブ
による高温高圧養生時に、アルミナセメント水和
物の転移に伴い強度が低下する為、強度面からア
ルミナセメントの添加量は少ない方が好ましい。 しかしながら、アルミナセメントの添加量を減
少させると硬化時間が長くなり、発泡硬化体の脱
枠時間が長くなり、高価な型枠の有効活用ができ
なくなるばかりでなく、気泡の消泡に伴い、気泡
コンクリートの持つ軽量性、断熱性および遮音性
等の特性が劣化する等の欠点がある。一方、添加
剤を併用し、初期硬化時間を調整すると少量の添
加によつて初期硬化時間やコンシステンシーが敏
感に変化する為、工程バラツキを生じ易く、添加
量が多くなると強度低下を生じる為好ましくな
い。 <問題点を解決するための手段> 本発明はCaO・Al2O3を主成分として含むアル
ミナセメント100重量部と、2CaO・Al2O3・SiO2
を主成分として含有し、しかも無定形分が50%以
上であるアルミナセメントを含む硬化遅延剤10〜
200重量部とを含有するアルミナセメント組成物
40〜95重量部とブレーン値2800〜6500cm2/gの
型無水石膏60〜5重量部とを含む気泡コンクリー
トの硬化調整剤である。 以下本発明の内容を詳しく説明する。 本発明者らは、前述の欠点を解消すべく種々検
討した結果、プレフオーム方式により気泡コンク
リートを製造する際CaO・Al2O3を主成分とする
アルミナセメントと2CaO・Al2O3・SiO2を主成
分とする特定のアルミナセメントの硬化遅延剤と
を含むアルミナセメント組成物と所定の型無水
石膏とを含有する硬化調整剤を用いると、パネル
表面に模様付けする必要がある場合など微妙な初
期硬化時間やコンシステンシーについて調整で
き、オートクレーブ養生後も十分な強度が確保で
きる知見を得て本発明を完成するに到つた。 本発明で使用するアルミナセメント(以下AC
という)とは、ボーキサイト、バイヤーアルミナ
等のアルミ源と、生石灰、石灰石等のカルシア源
から焼成法及び/又は電融法によつて合成したク
リンカーをチユーブミル、振動ミル及びローラー
ミル等の粉砕機で粉砕したものであつて、CaO・
Al2O3(以下CAという)を主成分として含むもの
であつて、Al2O3が40〜60重量部、CaOが30〜40
重量部になる様にアルミナ源とカルシア源とを配
合するのが好ましい。又、前述の方法で合成した
クリンカーをブレーン値3000〜7000cm2/gになる
様に粉砕することが好ましく、電融法で製造した
ACは水和活性が高いので好ましい。 本発明で使用する2CaO・Al2O・SiO2(以下
C2ASという)を主成分として含むアルミナセメ
ントを含有する硬化遅延剤(以下、遅延剤とい
う)は、ボーキサイト、バイヤーアルミナ等のア
ルミナ源と石灰石、生石灰等のカルシア源と、溶
融シリカ、シヤモツト、硅石等のシリカ源から焼
成法及び/又は電融法によつて合成したクリンカ
ーをチユーブミル、振動ミル、ジエツトミル及び
ローラーミル等の粉砕機で粉砕したものであつ
て、その比表面積は、ブレーン値で3000cm2/g以
上が好ましく5000cm2/g以上がより好ましい。比
表面積が3000cm2/gより小さいと粒子が粗い為、
水和活性が低下し著しく硬化遅延する為好ましく
ない。 遅延剤中のC2ASの量は、鉱物粉末100重量部中
60重量%以上が好ましく、80重量%以上がより好
ましい。遅延剤中の無定形分は50重量%以上であ
つて、80重量%以上がより好ましい。無定形の判
断は、粉末X線回折法により回折線の消出により
行うことができる。即ち結晶形のピークの高さか
ら、予め作成した既知の割合のピークの高さの検
量線を用いて決定するもので、無定形の割合は次
式による。 無定形の割合%=100−(ピーク面積/全面積) ×100% 遅延剤中の無定形分を50重量%以上とする方法
は、特に限定されるものではないが、一般に焼成
及び/又は電融によつて製造したクリンカーを水
及び/又は空気等に接触させ急冷する方法が用い
られる。急冷の度合が高いと無定形分は多くな
る。無定形分が50重量%より少ないと硬化遅延効
果が鈍化する為好ましくない。 ACと遅延剤の割合はAC100重量部に対し、10
〜200重量部であり、50〜100重量部がより好まし
い。10重量部未満では、硬化遅延効果に乏しく
200重量部を越えると、著しく硬化遅延し強度も
低下する為好ましくない。 型無水石膏(以下型―Cという)の比表
面積は、ブレーン値で2800〜6500cm2/gであり、
4000〜6000cm2/gが好ましい。2800cm2/gより小
さいとセメントとの反応性が悪く十分な初期強度
が得られない。6500cm2/gより大きいと初期強度
は高くなるがオートクレーブによる高温高圧養生
時にエトリンジヤイト水和物(3CaO・Al2O3・
3CaSO4・31〜32H2O)の分解、転移に伴う強度
低下を生じる為好ましくない。 前述のAC組成物と―Cの配合割合は、AC
組成物40〜95重量部に対し―C60〜5重量部
であり、AC組成物60〜80重量部、―C40〜
20重量部がより好ましい。AC組成物が40重量部
より少ないと、脱枠時に十分な強度が得られず、
パネルが破損し易くなる。95重量部を越えると初
期強度は高くなるがオートクレーブによる高温高
圧養生時にアルミナセメント水和物の転移に伴う
強度低下を生じ易い為好ましくない。一方、―
Cが5重量部より少ないとエトリンジヤイトの
生成が少なく初期強度が低くなり、脱枠時にパネ
ルが破損し易くなる。60重量部を越えると、オー
トクレーブによる高温高圧養生時にセメント水和
物の転移に伴う強度低下を生じ易い為好ましくな
い。尚、AC、遅延剤及び―Cの配合は、ナ
ウタミキサー、ヘンシエルミキサー等の混合機に
よつて混合するのが好ましい。 本発明の気泡コンクリートの硬化調整剤(以
下、調整剤という)の水硬性発泡スラリーへの配
合方法は、水硬性発泡スラリーに直接粉末として
投入しても良く、水を加えスラリーとして添加混
合しても良い。クエン酸、グルコン酸等のカルボ
ン酸類、リン酸、ヘキサメタリン酸等のリン酸
類、リグニンスルフオン酸、ナフタレンスルフオ
ン酸等のスルフオン酸類及びこれらの酸類の塩等
の凝結調整剤と併用できる。 <実施例> 次に本発明を実施例によつて更に詳細に説明す
る。 実施例 1 ポルトランドセメント100重量部、ケイ砂粉末
120重量部、消石灰6重量部及び水110重量部から
成る水硬性スラリーにタンパク分解気泡剤7重量
部と水93重量部で発泡させた、比重0.05g/cm3の
水性気泡を吹み込み、比重0.7g/cm3の水硬性発
泡スラリーを調整した。 この水硬性発泡スラリーに表1に示す、急硬性
スラリー45重量部を混合し急硬発泡スラリーとし
型枠に打設養生後、脱枠して得られた発泡硬化体
をオートクレーブで高温高圧養生して気泡コンク
リートを作製しその物性を測定した。結果を表―
2に示す。 尚、物性の測定は次の方法で行つた。 (1) 初期硬化時間:水硬性発泡スラリーに急硬性
スラリーを混合してから、この急硬発泡スラリ
ーの温度が水和発熱により、打設直後から10℃
上昇するまでに要した時間を温度記録計にて測
定した。 (2) 初期強度:急硬発泡スラリーを型枠に打設後
所定時間経過した時の強度を貫入抵抗値として
測定した。 (3) 中期強度:打設した供試体(10φ×20cm)を
20時間室温で前置養生し、オートクレーブ内に
入れ180℃、10Kg/cm2、8時間高温高圧養生後
室温まで放冷した時の圧縮強度を中期強度とし
た。 (使用材料) ポルトランドセメント:普通ポルトランドセメン
ト ケイ砂粉末:ブレーン値約3000〜4000cm2/gのケ
イ石粉 消石灰:生石灰消化品 タンパク分解気泡剤:ケラチン系タンパク分解気
泡剤 −C:フツ酸副生 −C AC:デンカアルミナセメント1号
【表】
【表】
【表】
【表】
表―2に示す通り本発明の調整剤を用いると急
硬発泡スラリーの硬化時間を調整でき、初期強度
も十分である為、パネル脱枠時の破損も無く、オ
ートクレーブによる高温高圧養生後も十分な強度
が得られる。 従つて本発明の調整剤により各製造工程に合つ
た硬化時間を設定することでパネル表面に模様付
ける様な微妙な初期硬化時間やコンシステンシー
について調整でき、工程バラツキや品質バラツキ
の低減を図ることができると共に、高価な型枠の
有効活用ができる。 実施例 2 ポルトランドセメント100重量部、ケイ砂粉末
135重量部、消石灰6重量部及び水105重量部から
成る水硬性スラリーにタンパク分解気泡剤7重量
部、気泡安定剤0.5重量部及び水92.5重量部で発
泡させた比重0.05g/cm3の水性気泡を吹き込み、
比重0.7g/cm3の水硬性発泡スラリーを調整した。 この急硬性発泡スラリーに表―3に示す、急硬
性スラリー47重量部を混合し急硬発泡スラリーと
し型枠に打設養生後、脱枠して得られた発泡硬化
体をオートクレーブで高温高圧養生して気泡コン
クリートを作製し、その物性を測定した。結果を
表―4に示す。 尚、物性の測定は、実施例1に準じた。 (使用材料) ポルトランドセメント:普通ポルトランドセメン
ト ケイ砂粉末:ブレーン値約3000〜4000cm2/gのケ
イ石粉 消石灰:生石灰消化品 タンパク分解泡剤:ケラチン系タンパク分解気泡
剤 ―C:フツ酸副生 ―C AC:デンカアルミナセメント1号 気泡安定剤:デンカポバール D―100
硬発泡スラリーの硬化時間を調整でき、初期強度
も十分である為、パネル脱枠時の破損も無く、オ
ートクレーブによる高温高圧養生後も十分な強度
が得られる。 従つて本発明の調整剤により各製造工程に合つ
た硬化時間を設定することでパネル表面に模様付
ける様な微妙な初期硬化時間やコンシステンシー
について調整でき、工程バラツキや品質バラツキ
の低減を図ることができると共に、高価な型枠の
有効活用ができる。 実施例 2 ポルトランドセメント100重量部、ケイ砂粉末
135重量部、消石灰6重量部及び水105重量部から
成る水硬性スラリーにタンパク分解気泡剤7重量
部、気泡安定剤0.5重量部及び水92.5重量部で発
泡させた比重0.05g/cm3の水性気泡を吹き込み、
比重0.7g/cm3の水硬性発泡スラリーを調整した。 この急硬性発泡スラリーに表―3に示す、急硬
性スラリー47重量部を混合し急硬発泡スラリーと
し型枠に打設養生後、脱枠して得られた発泡硬化
体をオートクレーブで高温高圧養生して気泡コン
クリートを作製し、その物性を測定した。結果を
表―4に示す。 尚、物性の測定は、実施例1に準じた。 (使用材料) ポルトランドセメント:普通ポルトランドセメン
ト ケイ砂粉末:ブレーン値約3000〜4000cm2/gのケ
イ石粉 消石灰:生石灰消化品 タンパク分解泡剤:ケラチン系タンパク分解気泡
剤 ―C:フツ酸副生 ―C AC:デンカアルミナセメント1号 気泡安定剤:デンカポバール D―100
【表】
【表】
表―4に示す通り、本発明の調整剤に前述のカ
ルボン酸(塩)類等の凝結調整剤を併用しても急
硬発泡スラリーの硬化時間を調整でき初期強度も
十分である為、パネル脱枠時の破損も無くオート
クレーブによる高温高圧養生後も十分強度が得ら
れる。 <発明の効果> 本発明を用いると、急硬発泡スラリーの硬化時
間を調整でき強度低下等の弊害も少なく、製造工
程に適合した初期硬化時間が得られ、一定のコン
システンシーが発生した時点でパネル表面に模様
付け等の複雑な加工を行う場合など、微砂な初期
硬化時間をコントロールできる。 この為、初期硬化時にキヤツピングや意匠加工
等も効率よく行え製品の生産性が向し、高価な型
枠の有効活用ができる。 又、各種凝結調整を併用することで更に微妙な
初期硬化時間のコントロールができる。
ルボン酸(塩)類等の凝結調整剤を併用しても急
硬発泡スラリーの硬化時間を調整でき初期強度も
十分である為、パネル脱枠時の破損も無くオート
クレーブによる高温高圧養生後も十分強度が得ら
れる。 <発明の効果> 本発明を用いると、急硬発泡スラリーの硬化時
間を調整でき強度低下等の弊害も少なく、製造工
程に適合した初期硬化時間が得られ、一定のコン
システンシーが発生した時点でパネル表面に模様
付け等の複雑な加工を行う場合など、微砂な初期
硬化時間をコントロールできる。 この為、初期硬化時にキヤツピングや意匠加工
等も効率よく行え製品の生産性が向し、高価な型
枠の有効活用ができる。 又、各種凝結調整を併用することで更に微妙な
初期硬化時間のコントロールができる。
Claims (1)
- 1 CaO・Al2O3を主成分として含むアルミナセ
メント100重量部と、2CaO・Al2O3・SiO2を主成
分として含有し、しかも無定形分が50%以上であ
るアルミナセメントを含む硬化遅延剤10〜200重
量部とを含有するアルミナセメント組成物40〜95
重量部とブレーン値2800〜6500cm2/gの型無水
石膏60〜5重量部とを含有する気泡コンクリート
の硬化調整剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62194335A JPS6442346A (en) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | Setting adjuster of foamed concrete |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62194335A JPS6442346A (en) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | Setting adjuster of foamed concrete |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6442346A JPS6442346A (en) | 1989-02-14 |
| JPH0215508B2 true JPH0215508B2 (ja) | 1990-04-12 |
Family
ID=16322877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62194335A Granted JPS6442346A (en) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | Setting adjuster of foamed concrete |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6442346A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109928700B (zh) * | 2019-04-19 | 2020-08-04 | 中国科学院过程工程研究所 | 一种掺合铝土矿浮选渣制备混凝土的方法 |
| JP7424887B2 (ja) * | 2020-03-27 | 2024-01-30 | 住友大阪セメント株式会社 | 耐寒用無機系アンカー材料及び当該アンカー材料を用いたアンカー部材の固定方法 |
-
1987
- 1987-08-05 JP JP62194335A patent/JPS6442346A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6442346A (en) | 1989-02-14 |
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