JPH0216261B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0216261B2 JPH0216261B2 JP57045645A JP4564582A JPH0216261B2 JP H0216261 B2 JPH0216261 B2 JP H0216261B2 JP 57045645 A JP57045645 A JP 57045645A JP 4564582 A JP4564582 A JP 4564582A JP H0216261 B2 JPH0216261 B2 JP H0216261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- alumina
- length
- change
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
本発明は優れた品質、特に長さ変化の少ないセ
メント板の製造方法に関する。 セメント板、たとえば石綿スレート板はセメン
トにアスベスト等の繊維類を加え、この配合物に
5〜10倍量程度の水を加えてスラリーとし、この
スラリーを抄造して製造される。石綿スレート板
は汎用の建築材料として使用されているが、長さ
変化率が大きいことが欠点とされている。すなわ
ち長さ変化率が大きいことから施工後、板が曲つ
たりあるいは板の突きつけ部分に隙間が生じたり
して性能ならびに美観を損つていた。このため長
さ変化率の小さいケイ酸カルシウム板等が開発さ
れているが、このものの製造にはオートクレーブ
養生を必要とするなど特殊な製法ならびに製造工
程を要するため製品のコストアツプにつながり汎
用性に欠ける欠点があつた。従つて簡便な方法で
安価に長さ変化率の小さいセメント板を製造する
ことが望まれてきた。 本発明はセメントにアスベスト等を配合してな
る石綿スレート等のセメント板を製造するに際
し、セメントに水酸化アルミニウムおよび/また
はアルミナ化合物の中から選ばれた1種またはそ
れ以上を添加する製造方法に関し、これによつて
長さ変化率を大幅に低減し得る知見を得たもので
ある。しかもオートクレーブ養生などの煩雑な工
程を必要とせず従来使用されてきた抄造法によつ
て安価に製造できるのが特徴である。 本発明に使用されるセメントは普通、早強、超
早強、高炉、フライアツシユ等の汎用のセメント
が用いられる。 アルミナ化合物としてはアルミナセメント、ア
ルミナ水和物および含水アルミナケイ酸塩が挙げ
られる。アルミナセメントには一般のアルミナセ
メントおよび高アルミナセメントが示される。ア
ルミナ水和物としてはダイアスポア、ベーマイ
ト、ハイドラルジライト、キブサイトの鉱物があ
り、さらにこれらを含有するボーキサイト、バン
土頁岩等も使用できる。また含水アルミナケイ酸
塩としてはカオリン族、モンモリロナイト族、イ
ライト族、アロフエン族、パイロフイライト族な
どを含む粘土鉱物が挙げられる。 前記水酸化アルミニウムおよび/またはアルミ
ナ化合物の中から選ばれた1種あるいはそれ以上
を組合わせて用いることができる。その添加量は
セメントに対して内割で水酸化アルミニウムが2
〜25%、好ましくは2.5〜20%であり、アルミナ
化合物は5〜40%、好ましくは10〜30%である。
添加量が下限未満では長さ変化率低減の効果がな
く、また上限を超えても長さ変化率の低減効果は
頭打ちとなり、逆に強度が大幅に低下するので好
ましくない。 従来繊維としてはアスベスト、耐アルカリ繊維
等の無機質繊維やパルプ、ナイロン、ポリプロピ
レン等の汎用の有機質繊維が用いられる。これら
繊維類の添加量はセメントに対して内割で3〜30
%、一般には10〜20%の範囲で用いられる。 さらに充填材として長さ変化率の低減効果の助
長、増量、補強、作業性等の目的から石灰石、ケ
イ石、タルク、スラグ、フライアツシユ等の粉末
を前記セメント、水酸化アルミニウムおよび/ま
たはアルミナ化合物、繊維類からなる配合物に添
加することができる。 水酸化アルミニウム、およびアルミナ化合物の
粉末度はブレーン値で2000〜7000cm2/g程度が好
ましい。2000cm2/gより粗すぎるとセメントとの
反応性が悪く、またスラリーとしたときに分離を
起す。また7000cm2/gより細かすぎると抄造の際
にメツシユを介しての固液分離に長時間を要し生
産性を低下するのみでなく、水分を多く含んだ性
状の悪い製品になりやすい。 上記の添加材のうちアルミナ化合物としてアル
ミナセメントを添加する場合にはオキシカルボン
酸およびその塩類、たん白質あるいはその変性物
およびその塩類等汎用の遅延剤を適宜加える。そ
の他のアルミナ化合物を使用した場合は遅延剤を
用いる必要はない。 本発明において使用する水は配合物に対し5〜
10倍量を用いる。水を加えてスラリーとするには
パルパー等の撹拌機で撹拌混合する。得られたス
ラリーは汎用の丸網抄造機あるいは長網抄造機で
抄造し、抄造体を必要があればロールプレスある
いは面プレスを行なつてセメント板とし、大気圧
下で慣用の方法にしたがつて養生する。 本発明によれば水酸化アルミニウムおよび/ま
たはアルミナ化合物を添加することにより従来の
セメント板の欠点であつた長さ変化率を大幅に低
減し得た。セメントに対して非活性な石灰石粉末
の如き充填材を添加した場合、長さ変化率はプレ
ーンの場合よりも若干減少する。しかし本発明に
おいてはプレーンに充填材を添加した場合に比べ
長さ変化率の低減効果はより大きく、単なる増量
材としての価値以上のものがあつた。 さらに本発明においては水酸化アルミニウムお
よび/またはアルミナ化合物を添加することによ
り、カサ比重が低減するため、比強度(曲げ強
度/比重の2乗)はプレーンあるいはプレーンに
石灰石粉末を添加した場合より相対的に大きくな
り強度性状が向上するという好結果が得られた。 また水酸化アルミニウムおよび/またはアルミ
ナ化合物は水和時にセメントのCa(OH)2と反応
しており、Ca(OH)2のX線回析ピークが大幅に
減少する。このためロツクウール、ガラス繊維
等、従来、セメント等に配合し得なかつた繊維等
も補強効果を十分有していることが判明した。従
つて、衛生上とかく問題のあるアスベストを上記
繊維等で大部分代替しその使用量を5%以下に、
減少させてもセメント板として充分な強度を有す
るものを得ることができるようになつた。 次に実施例を挙げて本発明を説明する。 実施例 普通ポルトランドセメントに対して表−1に示
す水酸化アルミニウムまたはアルミナ化合物を添
加し、繊維類を配合し(表中、各%はセメントに
対する内割重量%を示す。)、これらの配合物に10
倍量の水を加えてスラリーとし、このスラリーを
丸網抄造機にて抄造し100Kg/cm2のプレス成形を
行なつてセメント板を製造した。得られた製品か
ら、サンプルを採取し、かさ比重、および曲げ強
度試験はJIS A5403、長さ変化率はJIS A5418に
従つてそれぞれ行なつた。Ca(OH)2の残存量は、
X線回折(Cu−Kα、2θ=18.1゜)において、普通
ポルトランドセメントの場合のピークを基準にし
た比較値(ピーク比)として示した。得られた結
果を表―2に示す。
メント板の製造方法に関する。 セメント板、たとえば石綿スレート板はセメン
トにアスベスト等の繊維類を加え、この配合物に
5〜10倍量程度の水を加えてスラリーとし、この
スラリーを抄造して製造される。石綿スレート板
は汎用の建築材料として使用されているが、長さ
変化率が大きいことが欠点とされている。すなわ
ち長さ変化率が大きいことから施工後、板が曲つ
たりあるいは板の突きつけ部分に隙間が生じたり
して性能ならびに美観を損つていた。このため長
さ変化率の小さいケイ酸カルシウム板等が開発さ
れているが、このものの製造にはオートクレーブ
養生を必要とするなど特殊な製法ならびに製造工
程を要するため製品のコストアツプにつながり汎
用性に欠ける欠点があつた。従つて簡便な方法で
安価に長さ変化率の小さいセメント板を製造する
ことが望まれてきた。 本発明はセメントにアスベスト等を配合してな
る石綿スレート等のセメント板を製造するに際
し、セメントに水酸化アルミニウムおよび/また
はアルミナ化合物の中から選ばれた1種またはそ
れ以上を添加する製造方法に関し、これによつて
長さ変化率を大幅に低減し得る知見を得たもので
ある。しかもオートクレーブ養生などの煩雑な工
程を必要とせず従来使用されてきた抄造法によつ
て安価に製造できるのが特徴である。 本発明に使用されるセメントは普通、早強、超
早強、高炉、フライアツシユ等の汎用のセメント
が用いられる。 アルミナ化合物としてはアルミナセメント、ア
ルミナ水和物および含水アルミナケイ酸塩が挙げ
られる。アルミナセメントには一般のアルミナセ
メントおよび高アルミナセメントが示される。ア
ルミナ水和物としてはダイアスポア、ベーマイ
ト、ハイドラルジライト、キブサイトの鉱物があ
り、さらにこれらを含有するボーキサイト、バン
土頁岩等も使用できる。また含水アルミナケイ酸
塩としてはカオリン族、モンモリロナイト族、イ
ライト族、アロフエン族、パイロフイライト族な
どを含む粘土鉱物が挙げられる。 前記水酸化アルミニウムおよび/またはアルミ
ナ化合物の中から選ばれた1種あるいはそれ以上
を組合わせて用いることができる。その添加量は
セメントに対して内割で水酸化アルミニウムが2
〜25%、好ましくは2.5〜20%であり、アルミナ
化合物は5〜40%、好ましくは10〜30%である。
添加量が下限未満では長さ変化率低減の効果がな
く、また上限を超えても長さ変化率の低減効果は
頭打ちとなり、逆に強度が大幅に低下するので好
ましくない。 従来繊維としてはアスベスト、耐アルカリ繊維
等の無機質繊維やパルプ、ナイロン、ポリプロピ
レン等の汎用の有機質繊維が用いられる。これら
繊維類の添加量はセメントに対して内割で3〜30
%、一般には10〜20%の範囲で用いられる。 さらに充填材として長さ変化率の低減効果の助
長、増量、補強、作業性等の目的から石灰石、ケ
イ石、タルク、スラグ、フライアツシユ等の粉末
を前記セメント、水酸化アルミニウムおよび/ま
たはアルミナ化合物、繊維類からなる配合物に添
加することができる。 水酸化アルミニウム、およびアルミナ化合物の
粉末度はブレーン値で2000〜7000cm2/g程度が好
ましい。2000cm2/gより粗すぎるとセメントとの
反応性が悪く、またスラリーとしたときに分離を
起す。また7000cm2/gより細かすぎると抄造の際
にメツシユを介しての固液分離に長時間を要し生
産性を低下するのみでなく、水分を多く含んだ性
状の悪い製品になりやすい。 上記の添加材のうちアルミナ化合物としてアル
ミナセメントを添加する場合にはオキシカルボン
酸およびその塩類、たん白質あるいはその変性物
およびその塩類等汎用の遅延剤を適宜加える。そ
の他のアルミナ化合物を使用した場合は遅延剤を
用いる必要はない。 本発明において使用する水は配合物に対し5〜
10倍量を用いる。水を加えてスラリーとするには
パルパー等の撹拌機で撹拌混合する。得られたス
ラリーは汎用の丸網抄造機あるいは長網抄造機で
抄造し、抄造体を必要があればロールプレスある
いは面プレスを行なつてセメント板とし、大気圧
下で慣用の方法にしたがつて養生する。 本発明によれば水酸化アルミニウムおよび/ま
たはアルミナ化合物を添加することにより従来の
セメント板の欠点であつた長さ変化率を大幅に低
減し得た。セメントに対して非活性な石灰石粉末
の如き充填材を添加した場合、長さ変化率はプレ
ーンの場合よりも若干減少する。しかし本発明に
おいてはプレーンに充填材を添加した場合に比べ
長さ変化率の低減効果はより大きく、単なる増量
材としての価値以上のものがあつた。 さらに本発明においては水酸化アルミニウムお
よび/またはアルミナ化合物を添加することによ
り、カサ比重が低減するため、比強度(曲げ強
度/比重の2乗)はプレーンあるいはプレーンに
石灰石粉末を添加した場合より相対的に大きくな
り強度性状が向上するという好結果が得られた。 また水酸化アルミニウムおよび/またはアルミ
ナ化合物は水和時にセメントのCa(OH)2と反応
しており、Ca(OH)2のX線回析ピークが大幅に
減少する。このためロツクウール、ガラス繊維
等、従来、セメント等に配合し得なかつた繊維等
も補強効果を十分有していることが判明した。従
つて、衛生上とかく問題のあるアスベストを上記
繊維等で大部分代替しその使用量を5%以下に、
減少させてもセメント板として充分な強度を有す
るものを得ることができるようになつた。 次に実施例を挙げて本発明を説明する。 実施例 普通ポルトランドセメントに対して表−1に示
す水酸化アルミニウムまたはアルミナ化合物を添
加し、繊維類を配合し(表中、各%はセメントに
対する内割重量%を示す。)、これらの配合物に10
倍量の水を加えてスラリーとし、このスラリーを
丸網抄造機にて抄造し100Kg/cm2のプレス成形を
行なつてセメント板を製造した。得られた製品か
ら、サンプルを採取し、かさ比重、および曲げ強
度試験はJIS A5403、長さ変化率はJIS A5418に
従つてそれぞれ行なつた。Ca(OH)2の残存量は、
X線回折(Cu−Kα、2θ=18.1゜)において、普通
ポルトランドセメントの場合のピークを基準にし
た比較値(ピーク比)として示した。得られた結
果を表―2に示す。
【表】
【表】
【表】
比較例
普通ポルトランドセメントおよびそのセメント
に表−3に示す各種材料を添加配合した以外は前
記実施例の手順にしたがつて、セメント板を製造
した。得られた結果を表−4に示す。
に表−3に示す各種材料を添加配合した以外は前
記実施例の手順にしたがつて、セメント板を製造
した。得られた結果を表−4に示す。
【表】
【表】
以上の実施例、比較例からわかるように本発明
に基づく水酸化アルミニウムおよび/またはアル
ミナ化合物を添加することにより、長さ変化率が
格段に改善された。 しかも、従来ロツクウール等使用不可能であつ
たこの種製品に上記手段を用いたことによつて十
分使用できることが確認された。
に基づく水酸化アルミニウムおよび/またはアル
ミナ化合物を添加することにより、長さ変化率が
格段に改善された。 しかも、従来ロツクウール等使用不可能であつ
たこの種製品に上記手段を用いたことによつて十
分使用できることが確認された。
Claims (1)
- 1 セメントに粉末度が2000〜7000cm2/gの水酸
化アルミニウムおよび/またはアルミナ化合物を
添加し、これらに繊維類と水を加えてスラリーと
なし、該スラリーを抄造することを特徴とするセ
メント板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4564582A JPS58167459A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | セメント板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4564582A JPS58167459A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | セメント板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58167459A JPS58167459A (ja) | 1983-10-03 |
| JPH0216261B2 true JPH0216261B2 (ja) | 1990-04-16 |
Family
ID=12725103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4564582A Granted JPS58167459A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | セメント板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58167459A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6177687A (ja) * | 1984-09-22 | 1986-04-21 | エスケ−化研株式会社 | 耐火性能の優れた組成物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5833805B2 (ja) * | 1976-07-31 | 1983-07-22 | 松下電工株式会社 | ガラス繊維強化セメント製品の連続製造法 |
-
1982
- 1982-03-24 JP JP4564582A patent/JPS58167459A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58167459A (ja) | 1983-10-03 |
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