JPH02166256A - 中・低炭素フェロマンガンの溶製方法 - Google Patents

中・低炭素フェロマンガンの溶製方法

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JPH02166256A
JPH02166256A JP32049788A JP32049788A JPH02166256A JP H02166256 A JPH02166256 A JP H02166256A JP 32049788 A JP32049788 A JP 32049788A JP 32049788 A JP32049788 A JP 32049788A JP H02166256 A JPH02166256 A JP H02166256A
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Yasuo Kishimoto
康夫 岸本
Yukio Takahashi
幸雄 高橋
Yoshihide Kato
嘉英 加藤
Toshikazu Sakuratani
桜谷 敏和
Tetsuya Fujii
徹也 藤井
Masanobu Masukawa
匡伸 増川
Yasuaki Omori
大森 康明
Kenichi Kaneko
憲一 金子
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Mizushima Ferroalloy Co Ltd
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Mizushima Ferroalloy Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、溶融させた高炭素フエ□ロマンガン(HCF
 e M n )から、中炭素フェロマンガン(M C
F e M n )或いは低炭素フェロマンガン(LC
FeMnlまで炭素(C)を除去して、より利用価値の
高い製品、すなわち中、低炭素フェロマンガンの製造方
法に関するものである。
[従来の技術] 鉄鋼製品の合金成分として有用であるマンカン(Mn)
は、高炉溶銑を主原料とする転炉吹錬の終了時点で、ま
たスクラップを主原料とする電気炉製鋼法の場合には溶
鋼作業後に、何れもFeMn合金(FeMn)の形で添
加されるのが一般的である。
このFeMnは、その炭素濃度によって1−ICFeM
n、MCFeMn、LCFeMnに9頌され、日本工業
規格(、jIS)で定められている成分値を転記すれば
第1表の通りである。
HCF’ e M nはC濃度が高く、融点が低いので
製造は比較的容易でかつ経済的であるが、MCFeMn
やLCFeMnは、高価な51−Mn合金と多量の電力
を使用して製造するので、HCF e M ’nに比し
はるかに高価な合金鉄である。
M CF’ e M nの製造法として、電気炉による
場合のほか溶融)1cFeMnを酸素ガス(02)によ
り脱炭する方法も提案され、例えば特公昭57−271
66号、特開昭54−97521定量公報に記載されて
いる方法は、いずれも溶融HCFeMnを転炉状の反応
容器に装入し、炉底の羽目より純02もしくは02と水
蒸気の混合ガスを吹込み6.5〜7.5%のCを1〜1
.3%程度まで脱炭する方法であって、炉底の羽目は2
重管構造とし、02を吹込むことによる羽目の溶損を防
ぐために炉底羽口の周囲に冷却用のガスを流すことを必
要としている。
また、特開昭60−56051号公報には反応容器の炉
底羽口から非酸化性ガスを吹込み撹拌すると同時に、上
吹ランスから純02を吹付ける方法が開示されている。
溶融HCF e M nを酸化性ガスによって脱炭する
方法では、CをMnよりも優先的に酸化するために17
00℃以上といった高温で吹錬を行うことが必要である
が、耐火物の溶損を防止するために溶湯の温度を制御す
る技術が重要である。
CあるいはMnの酸化は大きな発熱反応であり、溶湯の
温度を一定に保つためには塗材を用いるなどして溶湯を
冷却しなければならない。従来の方法では高、中あるい
は低炭素のFeMnや精錬用のフラックスを塗材として
用いるほか、02の供給速度を調整することにより温度
の制御を行っていた。
塗材のうちHCFeMnや精錬用のフラックスは原料と
して有用なものであるが、多量のHCFeMnを加える
ことば脱炭のさまたげとなり、また精錬反応上必要な程
度のフラックス量では冷却効果は小さい。また中、低炭
素FeMnなとの高価な合金を塗材として多量に用いる
ことは製品コストを高め経済的に不利である。
他の塗材としてはマンガン鉱石やフェロマンカンスラグ
などが考えられ、これらに含まれる酸化マンガンを溶湯
中のCにより還元回収できれば余剰の熱を有効に利用す
る経済的な方法となる。しかし、スラグ中のマンガンを
回収するためにはスラグを滓化させるために非常な高δ
■て吹錬を行う必要があり、またスラグ量が増加すると
フ]−ミンク、スロッピングなどにより操業が++U害
されるため、現実的な方法とはいえない。
以上のように安値て効・斜的な塗材の利用量はごく限ら
れているため、02の供給速度を小さくして塗材投入州
を少なく抑えることもてきる。また設備1−の制約から
冷Hの投入速度が小さい場合にも、02の供給速度を小
さくして発熱を抑える方法がとられる。しかし02の供
給速度を小さ(すると操業時間が延長することになり経
済的に不利なだ(Jでな(、耐火物の保護の点ても好ま
しくない。さらに旨l晶吹錬時間にはM nの蒸発が大
きいため、高温期の吹錬時間が長くなることはM n 
a度の低−トにつながる。
また、02あるいはo2と水蒸気の混合ガスを炉底羽口
から吹込も方法ては、反応容器に二重管構造の炉底羽口
を設置せねばならず、容器の構j告が複雑となり、また
ン容湯の漏洩を防jにするために高度な操業技術が必要
であって、一般的に設備費、操業費も高額となる。加え
て脱炭反応未聞には02供給速度を低下しMnの酸化を
制御することが望まれるが、炉底羽口がらの02供給で
は、02供給量を(8湯の漏洩限界流型以下にはできず
そのような操業は不可能であった。また、炉底J:90
2、水蒸気、炭酸ガスなどの酸化性ガスを供給する方法
は、非酸化性ガスを吹き込む場合と比べて羽目寿命が短
く、耐火物費用の点で不利である。
上記各方法の欠点を解決するために、」二重ランスから
酸化性ガスとして水蒸気と02を吹イ」りる方法を特開
昭62−260038号において本発明者らの一部が提
案しているが、水蒸気をガスとして吹付しづる場合には
、配管途中での液化を防1トするために配管を加熱・保
温する必要があり設備費が高額にならざるをえない。
さらに、脱炭を行うためには当然02を含有する酸化性
ガスを必要とするが、一方、低炭域では酸化性ガスを吹
イ」すると溶湯中のCのみならずMnも酸化されてしま
う。M nを酸化させずに脱炭のみを促進させる手段が
最も望ましい。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、II CF e M nの溶湯浴面上に酸化
性カスを吹付1−Jて脱炭し中炭素または低炭素フェロ
マンガンを製造するに際し、溶湯の温度を一定に保つた
め、従来行っていた塗材を用いる方法、02の供給速度
を小さくする方法、炉底羽口から酸化性ガスを吹き込む
方法、あるいは」二重ランスから酸化性ガスとして02
と水蒸気を吹付ける方法には、前述のような問題点があ
るので、溶/a温度の制御が容易で迅速に脱炭を行うこ
とができ、かつM nの酸化を防止して脱炭を行い高M
n歩留りである、II CF e M nの脱炭による
中、低炭素フェロマンガンの?8 ’A方法を提供する
ためになされlこものである。
[課題を解決するだめの毛段] 本発明者らは、溶融+−(CF e M nのo2吹錬
における経済的かつ効率的な溶湯温度の制御について鋭
意研究を重ねた結果、−」二吹きランスがら酸化性ガス
または非酸化性ガスと共に霧状の水を吹(τ1けて浴面
上に衝突させて脱炭吹錬を行えば、トOMnの脱炭を促
進させがっ溶湯温度が制御a′lI[1丁能なことを見
出し、本発明をなすに至った。
ずなわち本発明は、高炭素フェロマンガンの溶湯を該溶
湯を収納した炉体の揺動または炉底7]旧1からのガス
吹込みにより撹拌しつつ、該溶湯浴面」二に酸化性ガス
を吹付i−+て該溶湯を脱炭し、中炭素または低炭素の
フェロマンガンを製造するに際し、脱炭吹錬の少なくと
も一部の吹錬期間の溶湯温度を1600℃以−にとし、
前記一部の吹錬期間に酸化性ガスまたは非酸化性ガスに
霧状の水を含有させて溶湯浴面上に吹付Gづることを特
徴とする中・低炭素フェロマンガンの溶製方法である。
〔作用1 本発明では脱炭吹錬!lJ1間の少なくとも一部の期間
に酸化性ガスまたは非酸化性ガスに水を混合して霧(ア
トマイズ)状に吹付けることにより、水により溶湯中炭
素を酸化する反応が起こる際の吸熱、比較的比熱の大き
い水の顕熱および水の蒸発熱を利用して溶湯の温度を制
御するものである。
この際、酸化性ガスまたは非酸化性ガスと霧状水の混合
気流は、設備および操業上の負荷の小さな上吹き手段に
より吹付けることとし、底吹きによる02の供給は行わ
ない。その代わりに炉体を揺動するか、またはアルゴン
、あるいは窒素などの非酸化性ガスを底吹きガスとして
適量だけ簡便な構造の羽目から溶湯中に供給すれば、十
分な撹拌効果が得られ脱炭は円滑に進行する。
本発明の方法により霧状水の顕熱、蒸発熱および反応熱
による火点の冷却効果によりMnの蒸発は抑制され、M
nの歩留りも向上する。
従来の02と非酸化性ガスの混合ガスを上吹きランスよ
り吹付ける方法(特開昭61−291947号公報)と
比較すると、本発明の方法ではガスの顕熱だけでな(、
水の顕熱、蒸発熱および反応熱も利用しているために火
点の冷却によるMnの蒸発抑制の効果が大きい。
また水蒸気および02の混合ガスの吹付は右よび/また
は吹込み方法に比較すると、本発明方法は特殊な水蒸気
用の保温・加熱Δ管を必要としないため、安価な設備費
で実施でき、さらに霧状水を用いているので水の顕熱お
よび蒸発熱も利用できるため、水蒸気よりも大きな冷却
効果が期待できる。
また本発明の方法では、特にMnの酸化が大きい低炭域
で酸化性ガスの吹付けを中止し、非酸化性ガスと水の混
合気流を用いることにより、従来法に比してはるかに0
0分圧の低減を図ることが可能となり、その結果Mnの
酸化を抑制しなから脱炭を促進させることが可能となる
本発明の方法を実施するのに適切な設備の一例を第1図
に示し、図に従ってl−(CFeMnの脱炭吹錬を、酸
化性ガスとして02を、非酸化性ガスとしてアルゴン(
Ar)を、−F吹きランスより吹付ける場合を例にし説
明する。
図中1は溶湯浴面下に撹拌用ガスの供給ができるような
反応容器(図示例では上底吹転炉)であり、2は溶融H
CFeM’n、4は溶湯浴面上がら02またはArを霧
状水と共に吹付けるランス、5は浴面下に底吹ガスを導
く羽口、6は羽口5へ底吹ガスを導くガス配管、7は0
2配管、8はAr配管、9は水配管、1oは流量調節弁
である。
HCF e M nの溶湯を最初に反応容器l内に装入
するが、この装入以前から羽口5を経て底吹不活性ガス
を適当量流しておく。
次にランス4を上方より下降し、浴面上のある適切な位
置で02配管7を経由して送給される02を吹付は始め
る。その後溶湯温度が160゜℃以上の所定濃度に達し
た後に、02の吹付けを継続したまま、または02の吹
付けを停止しAr配管8を経由してArの吹付けを行い
つつ、水配管10を経由して水を上吹ガスに混入し始め
、上吹ガスに対する水の混合比率を調節して溶湯を適当
な温度範囲に保ちつり脱炭を行う。
溶湯を一定の温度範囲に保つにあたって、少量の精練用
フラックスあるいは利用できるF eMnの破砕屑があ
ればそれらを塗材として併用してもよい。
しかしながらこれ等の塗材は脱炭酸素効率を低下させ、
Mnの酸化量を増化させるために使用しないことが望ま
しい。
所定濃度まで脱炭が終了したらランス4を上昇し、上吹
ガスと水の吹付けを停止する。ただし羽口5の保護のた
めに羽口5がらのガスは流したままにする。
羽口5は、簡単な構造の一般的な羽口でよく、例えば小
径の鋼製バイブを1本あるいは複数本容器1の底壁に設
置する。ランス4は、転炉製鋼法に使用されるランスと
同様のものでよい。
羽口5から供給するガスの流量は、HCFeMn溶湯の
撹拌をするのに十分でかつ必要最低量が望ましい。
また、ランス上昇後、底吹ガスや反応容器の揺動によっ
て溶湯を撹拌しながら、フェロシリコンやシリコンマン
ガンなどの還元材を添加してスラグ中の酸化Mnを還元
回収したり、あるいはFeMnの粉砕屑を塗材として添
加するような操業を行ってもよい。
本発明は、HCF e M nの脱炭吹錬において、0
2あるいはArと霧状の水を上吹きすることにより、水
の顕熱、蒸発熱、および反応熱を利用して溶湯を脱炭に
適した一定の温度範囲に制御すると同時に、特に火点を
冷却することによりMnの蒸発損失を抑制することがで
きる。
従来は酸化性ガス(特に02)を用いて脱炭する方法が
行われていたが、本発明では脱炭効率が低下する低炭素
濃度域ではMnの酸化がある程度は回避できないために
必然的に過大な発熱反応が生しることに着目し、従来、
冷却効果が大きいため転炉内での脱炭に用いられなかっ
た水と酸素の混合ガスあるいは水とアルゴンの混合ガス
を用いることが可能であり、これにより従来のフェロマ
ンガンの脱炭法よりも良好な特性を得られることを見出
したのである。
溶湯温度の制御は02またはArと水の供給速度を調節
することにより容易に実施でき、塗材との併用も可能で
ある。これらのガスおよび水の供給速度の選択は、溶湯
中の炭素濃度や吹錬温度、溶湯量、矩形状、塗材使用量
、スラグ性状などで異なり、また設備−七の制約や操業
時間の問題もあるので一概には規定できない。
HCF e M nを脱炭し炭素濃度1.5%以下のM
CFeMnを製造する際に生じる製品1し当りの排ガス
中ダストへのMn損失量と、02またはAr1Nrrl
’当りの水の混合比率の関係を見ると、第2図(02)
 、第3図(Ar)に示したように、水を上吹ガスに混
合することによりダスト中へのMn損失は著しく減少す
る。これは水の顕熱、蒸発熱および反応熱のために欠点
温度が低下してMnの蒸発量が減少しているためで、上
吹ガスINIT7′当りの水の混合量を、02において
は0、2 k g以上とすれば約2.0%の、Arにつ
いては0.1 k g以上とすれば約3.0%のMn歩
留りの向上が得られる。
また、第1図に示すように、本発明は酸化性または非酸
化性ガス配管に水配管を合流させ水量を調整するだけで
簡易な設備で実施させることができるが、浴面上にガス
ジェットとして吹きつけないと水は浴面に到達する前に
蒸発してしまい冷却効果を有しない。そこで上記ガスと
共にアトマイズ状に吹きつけるために条件を変えて変化
させたところ、20kg/NrrI″ガス以下に抑制し
なければならないことがわかった。すなわち、20kg
/ N m’ガスを越えると、アトマイズ状に安定して
水を含有するガスを吹きつけることができなくなる。
水の酸素への混合比率の下限および水のアルゴンへの混
合比率の下限は第2図、第3図から明らかなように、そ
れぞれ0.2 k g/N+rr02および0、1 k
 g/ NrITIA rで希釈ガスの効果および火点
の冷却効果の上で有効である。ここに示した上限、下限
の中で水のガスに対する混合比率は操業条件に合わせて
適宜選べばよい。
以上の説明で溶湯の撹拌のために不活性ガスを底吹羽口
から吹込む方法を説明したが、不活性ガス吹込法に代え
て、溶湯を含めた炉体を揺動させるいわゆるシェーキン
グコンバーター法を用いてもその効果が発揮されること
は明らかである。
なお、酸化性ガスとしては02を含有するガスは当然含
まれると共にCO2などの酸化性ガスも含み、非酸化性
ガスとしては、02やCO2などのいわゆる酸化性ガス
を除(ガスを示すが、N2やAr等の不活性ガスが、工
業的に安価に使用可能で本発明に適する。
本発明においては、霧状水を含んだ酸化性または非酸化
性ガスを溶湯温度が1600℃以上の期間に吹付ける。
その理由は第4図(@素上吹き吹錬)に示す通り、16
00℃未満では急激に脱炭酸素効率が低下するため、溶
湯温度は1600℃以上に保つことが必要であり、冷却
能力を有する霧状水を含むガスを吹きつけることは不利
となる。溶湯温度の上限は特に限定されず操業可能な温
度となる。
また、第5図(02+水)および第6図(Ar十水)に
示すように、水の混合は従来の純酸素上吹き吹錬で脱炭
効率が低下する溶湯炭素濃度([%C])が2%以下と
なる時期に行うことが、00分圧を低下させ脱炭を優先
進行させる上で有効である。また、第5図および第6図
に示される脱炭酸素効率が低下する[%C1が2%以下
となる時期では、Mnが酸化するため発熱が特に大きく
なる。そのため従来法では塗材を必要としていたが、本
発明では低炭域に水を含む上吹ガスを吹付けるので冷却
効果が高(、かっ脱炭を優先進行させる希釈ガスとして
の効果があるため有効である。
なお、水を吹きつけるガスとして酸素を含有するガスと
N2またはアルゴンなどの不活性ガスのいずれを用いる
ことも本発明の範時にあるが、第2図と第3図あるいは
第5図と第6図を比較して明らかなように非酸化性ガス
としてアルゴンなどを用いた場合のほうがダスト発生低
減や低炭素域での脱炭効果向上により効果的である。
ただしその反面冷却効果が大きいので、Mnの酸化が少
ない(脱炭効率の高い)高・中炭域では使用できない。
このため本発明で酸素あるいはアルゴンのいずれを用い
るかは、転炉の炉容、矩形状などに起因する放散熱の大
きさの違いやMnの濃度の違いなどに起因する脱炭効率
の違いなどに合わせてそれぞれのガスを用いて実施すれ
ばよい。
すなわち高炭域では純酸素により脱炭を行い、中・低炭
域で酸素と水を吹きつけてもよいし、低炭域にアルゴン
と水を吹きつけてもよいし、あるいは温度の上昇に合わ
せて初めに酸素と水を吹きつけた後にアルゴンと水を吹
きつけるといった方法でもよい。
また[%C]<1.C1のLCFeMeを溶製する場合
は希釈ガスを用いても脱炭酸素効率がさらに低下する。
そのため従来法(例えば特開昭60−56051号)で
は、1800〜1850 ℃という超高温で吹錬を行い
L CF e M nを溶製していた。これは高温で操
業を行えば脱炭が優先的に行えるためであるが、その反
面耐火物の溶損が大きくなる。
また、従来法ではこの様な低炭域では特にMnの酸化熱
により高温となるため多くの塗材を必要としていたが、
本発明者らは実験によりこれらの塗材はMnの酸化を増
大させ、脱炭酸素効率の低減を促進させることを見出し
た。
そこで実験により工夫を重ねたところ、水を含むガスに
よる上吹きを行えば、第7図(02+水)、第8図(A
r十水)に示すように、従来法に比べて50℃低い17
50〜l 8. O0℃でLCF e M nを溶製で
きた。
その理由は水の反応による00分圧の希釈効果と、塗材
を投入しないため過剰なMn酸化がなく、その結果、塗
材を使用する従来法に比して脱炭酸素効率が向上する。
その結果1750〜1800℃の温度で操業ゲ可能とな
る。
[実施例] 実施例1 10を規模の上底吹転炉を用いて実施した操業例を以下
に示す。
第2表に示す成分のHCF e M nの1350℃の
溶湯11.Otを上記転炉に装入し、底吹羽口よりAr
を1.0 Nrn″/m i nの供給速度で吹込み溶
湯を撹拌しつつ、上吹ランスより02を吹付け1700
″Cとなった段階より02と水の混合気流を吹付けなが
ら1700℃に保持して脱炭吹錬を行った。上吹きする
02および水の供給速度の変更パターンを第9図に、溶
湯温度の推移を第10図に示す。
吹錬中は塗材は使用しなかった。
吹錬終了後の製品M CF e M nの成分値を第2
表に併記した。
溶湯の撹拌を炉体揺動で行っても同様な結果が得られた
実施例2 実施例1と同様な転炉およびHCF e M nを用い
、実施例1と同様に処理し、1700℃となった段階よ
り送酸速度を徐々に低下させた。溶湯の[%C]が1.
7となった段階で02の供給を停止し、同時にArと霧
状水の混合気流を溶湯に吹付けた。その間、溶湯温度が
一定となるように水の混合比率を上昇させた。
02、八「、および水の供給速度を第11区に、吹錬時
の溶湯温度の推移を第12図に示す。
吹錬中は塗材は使用しなかった。
吹錬終了後のLCFeMnの成分値を第2表に併記した
(′@湯の撹拌を炉体揺動で行っても同様な結果が得ら
れた。
実施例3 実施例1と同様の転炉およびHCF e M nを用い
て、実施例1と同様に処理し、1700″Cとなった段
階より送酸速度を徐)7に低下させ、1750℃となっ
た段階より02と水の混合気流を吹付ながら脱炭吹錬を
行い、さらに吹錬後半では02をArに代えて水と共に
吹きこんだ。上吹きする02、Arおよび水の供給速度
を第13図に、溶湯温度の推移を第14図に示す。
吹錬中は塗材は使用しなかった。
吹錬終了後の製品L CF e M nの成分を第2表
にf片言ピした。
第 2表 〔発明の効果1 本発明法によればHCFeMnからMCFeMnあるい
はLCFeMnを製造するに際し、塗材を用いなくとも
溶湯温度の制御が容易に行え、塗材を用いないために過
剰なMnの酸化がなくなるので、従来法より低温で操業
ができ、貴重な電気エネルギーの消費を低く抑えること
ができ、また反応容器も長時間使用できるので作業能率
が大幅に向上すると共に、設備が簡単なので、製造コス
トが大幅に削減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に用いられる装置の説明図、第2
図及び第3図は上吹ガスへの水の混合比率とダスト中へ
のMn損失との関係を示す図、第4図は通常吹錬におけ
る溶湯温度と脱炭酸素効率との関係を示す図、第5図及
び第6図は溶湯炭素濃度と脱炭酸素効率との関係を示す
図、第7図及び第8図は溶湯温度と脱炭酸素効率との関
係を示す図、第9図は実施例1における吹錬時間と酸素
及び水の供給速度との関係−を示す図、第10図は実施
例1における吹錬時間と溶湯温度との関係を示す図、第
11図は実施例2における吹錬時間と酸素、アルゴンお
よび水の供給速度との関係を示す図、第12図は実施例
2における吹錬時間と溶湯温度との関係を示す図、第1
3図は実施例3における吹錬時間と酸素、アルゴンおよ
び水の供給速度との関係を示す図、第14図は実施例3
における吹錬時間と溶湯温度との関係を示す図である。 ■−・・反応容器 4・・−ランス 6・・・撹拌ガス配管 8・・・Ar配管 10・・−流量調節弁 2・・−溶融HCFeMn 5・・・羽口 ア・・−02配管 9・・・水配管 出 代 願 理 人 人 川崎製鉄株式会社 水島合金鉄株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高炭素フェロマンガンの溶湯を該溶湯を収納した炉
    体の揺動または炉底羽口からのガス吹込みにより撹拌し
    つつ、該溶湯浴面上に酸化性ガスを吹付けて該溶湯を脱
    炭し、中炭素または低炭素のフェロマンガンを製造する
    に際し、脱炭吹錬の少なくとも一部の吹錬期間の溶湯温
    度を1600℃以上とし、前記一部の吹錬期間に酸化性
    ガスに霧状の水を含有させて溶湯浴面上に吹付けること
    を特徴とする中・低炭素フェロマンガンの溶製方法。 2 酸化性ガスが酸素を含有するガスであって水との混
    合比率が0.2〜20kg水/Nm^3ガスである請求
    項1記載の中・低炭素フェロマンガンの溶製方法。 3 高炭素フェロマンガンの溶湯を該溶湯を収納した炉
    体の揺動または炉底羽口からのガス吹込みにより撹拌し
    つつ、該溶湯浴面上に酸化性ガスを吹付けて該溶湯を脱
    炭し、中炭素または低炭素のフェロマンガンを製造する
    に際し、脱炭吹錬の少なくとも一部の吹錬期間の溶湯温
    度を1600℃以上とし、前記一部の吹錬期間に非酸化
    性ガスに霧状の水を含有させて溶湯浴面上に吹付けるこ
    とを特徴とする中・低炭素フェロマンガンの溶製方法。 4 非酸化性ガスが窒素またはアルゴンであって水との
    混合比率が0.1〜20kg水/Nm^3ガスである請
    求項3記載の中・低炭素フェロマンガンの溶製方法。 5 酸化性ガスまたは非酸化性ガスと水との混合比率を
    調整して溶湯温度を制御する請求項1、2、3または4
    記載の中・低炭素フェロマンガンの溶製方法。 6 溶湯中の炭素濃度が1%となった時点で溶湯温度を
    1750〜1800℃に制御する 請求項1、2、3、4または5記載の中・低炭素フェロ
    マンガンの溶製方法。
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