JPH02175368A - 車両用アンチロック制御装置の潤滑装置 - Google Patents
車両用アンチロック制御装置の潤滑装置Info
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- JPH02175368A JPH02175368A JP32970288A JP32970288A JPH02175368A JP H02175368 A JPH02175368 A JP H02175368A JP 32970288 A JP32970288 A JP 32970288A JP 32970288 A JP32970288 A JP 32970288A JP H02175368 A JPH02175368 A JP H02175368A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
A1発明の目的
(1)産業上の利用分野
本発明は、慣性式車輪角減速度センサの入力軸をケーシ
ングにヘアリングを介して支承し、この入力軸を互いに
噛合する駆動及び被動ギヤを介して、車輪ブレーキの制
動油圧を制御するモジュレータに制tel油を圧送する
油圧ポンプのポンプ軸に連結した車両用アンチロック制
御装置、特に入力軸周りの潤滑部に潤滑油を供給するた
めの潤滑装置に関する。 (2) 従来の技術 この種のアンチロック制御装置は、例えば特開昭63〜
141.863号公報に開示されているように、既に知
られており、従来のものでは、ケーシング内部の機構各
部を潤滑するために、車輪角減速度センサのフライホイ
ール等の回転体によりケーシング底部に貯留する潤滑油
を飛散させるようにしている。 (3)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような潤滑手段では車輪角減速度
センサの芯部まで潤滑油を浸透させることが困難で、潤
滑不足を来たす惧れがある。 本発明は、か\る事情に鑑みてなされたもので、車輪角
減速度センサの芯部から外周部まで万遍なく潤滑油を供
給し得る簡単有効な、アンチロック制御装置の潤滑装置
を提供することを目的とする。 B1発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、駆動及び被動ギ
ヤをケーシングの内側面に近接して配置すると共に、こ
れらギヤの外周に沿って起立する案内壁、をケーシング
の内側面に形成し、この案内壁の下部には、ケーシング
底部に貯留する潤滑油に被動ギヤの一部と共に浸漬する
導入口を設け、また同案内壁の中間部内面には、駆動ギ
ヤの回転時、その歯が下から上へ向って移動する側で開
口する誘導溝を設け、この誘導溝を、前記ベアリングを
収容すべくケーシングに形成されたベアリングハウジン
グを介して人力軸の中空部に連通し、さらに入力軸には
、その中空部を入力軸周りの潤滑部に連通ずる油孔を穿
設したことを特徴とする。 (2)作 用 上記構成によれば、入力軸から駆動及び被動ギヤを介し
て油圧ポンプのポンプ軸を駆動する際、ケーシング底部
の貯留潤滑油が上記両ギヤにより案内壁に沿って誘導溝
へ運ばれ、それからベアリングハウジングを経て入力軸
の中空部に流入する。 そして、その油は入力軸と共に回転して遠心力を受ける
ので、入力軸の油孔から吐出され、入力軸周りの潤滑部
に供給される。 (3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明するゆ 先ず、第1図及び第2図において、自動二輪車lは前輪
2fを制動するための左右一対の前輪ブレーキ3f、3
fと、後輪2rを制動するための一つの後輪ブレーキ3
rとを備え、両前輪ブレーキ3f、31はブレーキレバ
ー4で操作される前部マスクシリンダ5fの出力油圧に
より作動され、後輪ブレーキ2rは、ブレーキペダル6
で操作される後部マスクシリンダ5rの出力油圧により
作動される。その際、前輪ブレーキ3(,3「の制御油
圧は前部アンチロック制御装置7fにより、また後輪ブ
レーキ3rの制動油圧はアンチロック制動装置7rによ
りそれぞれ制御される。 両アンチロック制御装置7f、7rは基本的に同一構成
であるので、前部アンチロック制御装置7fについての
み以下に説明する。 第2図ないし第6図において、前輪2fのハブ8は、車
軸10上に一対のベアリング1.1.11′を介して回
転自在に支承されており、また車軸10は、フロントフ
ォーク9を構成する一対のフォーク脚9a、9aの下端
部に装着される。前輪2fの両側に配設される一対の前
輪ブレーキ3f。 3fは、いずれも、ハブ8の端面に固定されたブレーキ
ディスク12と、このブレーキディスク12を跨いだ状
態でフォーク脚9aにブラケット13を介して支持され
るブレーキキャリパ14とからなっており、ブレーキキ
ャリパ14は、その油圧室に前部マスクシリンダ5fの
出力油圧を供給されると作動してブレーキディスク12
を挟圧し、前輪2rに制動力をかけることができる。上
記前部マスクシリンダ5fと両ブレーキキャリパ14゜
14とを結ぶ制動油路15に前部アンチロック制御装置
7fが介装される。 この前部アンチロック制御装置7fは、自動二輪車lの
走行中、前輪2「の回転によって駆動されるアンローダ
型油圧ポンプ16と、この油圧ポンプ16から吐出され
る作動油を導入する制御油圧室18を有して前記制動油
路15の途中に介装されるモジュレータ17と、その制
御油圧室18と前部マスクシリンダ5fのリザーバ5a
とを結ぶ戻し油路19の途中に直列に介装される流量制
御弁20及びダンプ弁21と、前輪2fに連結される増
速装置23と、この増速装置23から駆動されて前輪2
rの一定値以上の角減速度を検知すると前記ダンプ弁2
1を開弁させる慣性式の車輪減速度センサ24とを主た
る構成要素とするもので、これらはケーシング25に収
容される。 ケーシング25は、カップ状の内側ケース26及び外側
ケース27の開放端部を相互に接合して構成される。外
側ケース27は、そのカップ状外周面から車両後方へ突
出する延長部27aを有しており、この延長部27aを
除いてケーシング25は、前記ハブ8の左端面に形成さ
れた凹部8aに収められる。 このケーシング25は、その中心部に配置される筒軸2
8を介して車軸10に支承されると共に、車軸10周り
に回動しないように、回り止め手段(図示せず)により
フロントフォーク9に連結される。上記筒軸28は第6
図に示すように、一端にフランジ28aを有し、このフ
ランジ28aをボルト29で外側ケース27に固着する
ことにより筒軸28はケーシング25と一体化される。 第4図に示すように、前記油圧ポンプ16は、車軸IO
と平行に配設されたポンプ軸30と、このポンプ軸30
に装着された偏心ローラ30aの周面に一端を対向させ
るブツシュロッド30と、二のブツシュロッド30の他
端に一端を当接させる第1プランジヤ32と、この第1
プランジヤ32の他端に一端を当接させる第2プランジ
ヤ33と、この第2プランジヤ33を可動リテーナ34
を介してポンプ軸30側へ弾発する内外一対の加圧ばね
36..36□とを備える。 前記ポンプ軸30は第5図に示すように、外側ケース2
7に左右一対のボールベアリング37゜37’ を介し
て支承されると共に、後述の入力軸116から駆動ギヤ
38及び被動ギヤ39を介して駆動されるようになって
いる。 前記ブツシュロッド31及び第1プランジヤ32は外側
ケース27の延長部27aに形成されたシリンダ孔40
.41にそれぞれ摺動自在に嵌合される。第1プランジ
ヤ32はブツシュロッド31に当接する小径ピストン部
32aと、第2プランジヤ33に当接する大径ピストン
部32bとを有し、これに対応してシリンダ孔41も段
付に形成され、このシリンダ孔41内には両ピストン部
32a、32bにより出口室43が画成される。 第2プランジヤ33は前記小径ピストン部32aよりも
小径に形成されていて、前記延長部27aに固設された
案内シリンダ44の一端部に摺動自在に嵌合される。こ
の案内シリンダ44と前記大径ピストン部32bとの間
に人口室42が画成される。 案内シリンダ44の他端には固定リテーナ35が固着さ
れ、この固定リテーナ35と前記可動リテーナ34との
間に前記加圧ばね361,3Lが縮設される。可動リテ
ーナ34には、内側の加圧ばね36.の座屈を防ぐべく
その中心部を貫通する案内杆34aが突設されており、
この案内杆34aの先端部は固定リテーナ35に摺動自
在に支承される。 案内シリンダ44の、可動リテーナ34及び加圧ばね3
6..36□を収容する中空部は、前記リザーバ5aに
補給油路45及び戻し油路19を介して連通ずる油溜室
46となっており、この油溜室46は、第2プランジヤ
33及び可動リテーナ34間に挟持されたフィルタ47
と、第2プランジヤ33に内装された第1チエツク弁4
8とを介して前記入口室42に連通ずる。またこの入口
室42は第1プランジヤ32に内装された第2チエツク
弁49を介して出口室43に連通ずるやさらに出口室4
3は吐出ボート50を介してモジュレータ17の後述す
る制御油圧室1日に連通ずる。 吐出ボート50にはオリフィス51が設けられる。 而して、ポンプ軸30が回転すると、偏心ローラ30a
のブツシュロッド31に対するリフト作用と加圧ばね3
6..36gの可動リテーナ34に対する反発作用とに
より、第工、第2両プランジャ32.33は第4図で左
右に往復動される。 両プランジャ32.33が第4図で右動するときは、入
口室42が加圧されると同時に出口室43が減圧される
ので、入口室42の油が第2チエツク弁49を開いて第
2出口室43に吸入されるが、入口室42の体積変化が
出口室43の体積変化よりも大であるため、油の一部は
吐出ボート50を通してモジュレータ17へ圧送される
0次いで両プランジャ32.33が左動すると、入口室
42が減圧されると同時に出口室43が加圧されるので
、油溜室46の油が第1チエツク弁48を開いて入口室
42に吸入されるき同時に出口室43から吐出ボー)5
0を通してモジュレータ17へ圧送される。 ところで、出口室43に油圧が発生すると、第1プラン
ジヤ32には、小径ピストン部32a及び大径ピストン
部32bの断面積差に上記油圧を乗じた大きさの力が作
用し、この力が加圧ばね361.36!のセット荷重よ
り大きくなると、第1プランジ中32は第2プランジ+
33と共に左動限界を右方へ変位させ、両プランジャ3
2.33の往復動ストロークを減少させていく、そして
出口室43の油圧が規定の最大値に達すると、両プラン
ジャ32.33の往復動ストロークは遂に零となって右
動限界に保持され、その結果、ポンプ軸30は略無負荷
状態となる。 前記モジュレータ17は、前記制動油路15に介装され
るカットオフ弁53と、このカットオフ弁53を制御す
る制御ピストン54とを備える。 制御ピストン54は、前記延長部27aにおいて前記油
圧ボゾプ16のシリンダ孔40.41の上方にそれと平
行に形成されたシリンダ孔55に摺動臼、在に嵌合され
、この制御ピストン54の背面側に前記吐出ボート50
に連なる制御油圧室18が画成される。 また前記延長部27aには、制御油圧室18に連通ずる
圧力センサ73が装着されており、この圧力センサ73
は、油圧ポンプ16等の故障によりflf fil!油
圧室18の所定値以下への圧力低下が所定時間以上継続
すると、ランプ・ブザー等の警報器74を作動させるも
のである。 さらに前記延長部27aには制御ピストン54の前面に
対向する隔壁部材57が固着される。この隔壁部材57
の一例には入力ポート5日に連なる入力油室59が、ま
た他側には出力ポートロ1に連なる出力油室60がそれ
ぞれ形成され、この出力油室60に前記制御ピストン5
4は前面を臨ませている。入力ポート58及び出力ポー
トロ1は前記延長部27aの上面に開口しており、そし
て人力ボート58は前記制動油路15の上流側を構成す
ると流ブレーキホース15aを介して前記マスクシリン
ダ5fの出力ボートに接続され、出力ポートロ1は同油
路15の下流側を構成する下流ブレーキホース15bを
介して左右両ブレーキキ十すバ14.14の油圧室に接
続される。 第4A図に示すように、前記カットオフ弁53は、入力
油室59に面して隔壁部材57に形成された主弁座62
と、この主弁座62と協働するポペット弁63と、この
ポペット弁63を閉し側即ち主弁座62の方向へ付勢す
る主弁ばね64とを備える。ポペット弁63の弁杆63
aは、主弁座62の中心部において人、出力油室59,
60間を連通すべく開口する大通孔65を貫通すると共
に、この大通孔65に続く案内孔67(第4B図参照)
に摺動自在に嵌合される。この嵌合によってポペット弁
63の倒れが防止され、主弁座62への適正な着座が補
償される。大通孔65と出力油室60との連通を良好に
するために隔壁部材57には凹溝68が設けられる。 またポペット弁63には、人、出力油室59゜60間を
連通ずる小道孔66と、この小通孔66の入力油室59
側開ロ端を囲繞する副弁座69とが形成されると共に、
この副弁座69と協働するボール弁70が設けられる。 このボール弁70を副弁座69の方向へ付勢すべく副弁
ばね71がポペット弁63とボール弁70との間に縮設
される。 その際、副弁ばね71のセット荷重は前記主弁ばね64
のそれより大きく設定される。 前記小通孔66には開弁棒72が緩嵌され、その一端は
ボール弁70に係合し、他端はポペット弁63より突出
していてit、lJ 2Bピストン54前面に衝合し得
るようになっている。 前記制御油圧室18には、制御ピストン54を隔壁部材
57に向って付勢するセットばね56が収容される。し
たがって、制御ピストン54は通常、このセットばね7
3の力によって隔壁部材57との当接位置に保持され、
このとき制御ピストン54により開弁棒72が押動され
、ボール弁70を閉じたま−でポペット弁63は開かれ
る。 流量制御弁20は、第4C図に示すように、前記延長部
27aに装着される弁面75と、この弁面75に収容さ
れるポペット弁76とを備える。 弁面75はポペット弁76の傘部76aを収容する大径
室77と、開弁76の弁杆76bが貫通する小径室78
とを有し、画室77.78の境界部は傘部76aが着座
し得る弁座79となっている。 ポペット弁76はこの弁座79から離れる方向即ち開弁
方向へ弁ばね80により付勢され、その間弁位置は弁面
75に固着されたフィルタ兼ストンバisiにより規制
される。尚、小径室78を貫通する弁杆76bの先端は
前記戻し油路19に臨んでいる。 弁面75の内端部は、前記制御油圧室18に通7L83
を介して連通ずる筒状油室82に臨んでおり、この油室
82は前記大径室77にその周壁の多数の通7L84,
84・・・及びフィルタ85を介して連通し、またポペ
ット弁76に穿設されたオリフィス86を介して小径室
78とも連通ずる。 ポペット弁76は、前記制御油圧室18の圧力が所定値
以上のとき弁ばね80の力に抗して閉弁し、画室77.
78間を遮断するようになっている。 前記小径室78は油路87を介して前記ダンプ弁21の
入口室95に連通ずる。 ダンプ弁21は、第6図に示すように、外側ケース27
の段付孔90に嵌着された弁面91と、この弁面91に
、それの弁孔92を開閉すべく収容される弁体93と、
この弁体93を閉じ方向へ付勢する弁ばね94とから構
成される。弁面91は段付孔90の小径部に入口室95
を、また同大径部に出口室96を画成し、画室95.9
6は前記弁孔92を介して連通される。また入口室95
は前述のように油路87を介して流量!II御弁20の
小径室78に連通し、出口室96は、流量制御弁20の
弁筒25外端に形成された戻しボート98に油路97を
介して連通し、上記戻しボート98に戻しホース19a
を接続して前記戻し油路19が構成される。 前記増速装置23は、第5図及び第6図に示すヨウに内
側ケース26にボールベアリング111を介し回転自在
に支承されて前記筒袖28を囲繞する駆動輪100と、
この駆動輪100の内端面に回転自在に軸支された複数
のプラネタリギヤ112(図には1個のみ示す)と、内
側ケース26に固着されて上記プラネタリギヤ112と
噛合するリングギヤ113と、このリングギヤ]、 1
3と同心に配設されてプラネタリギヤ112と噛合する
サンギヤ114とからなっており、駆動輪100は公知
の過負荷クラッチ11.5を介して前輪2fのハブ8に
連結され、サンギヤ114は前記車輪減速度センサ24
の人力軸116にスプライン結合される。したがって前
輪2fの回転中はそのハブ8と共に駆動輪100が回転
し、その回転はプラネタリギヤ112の公転と自転によ
りサンギヤ114に増速して伝達され、これにより入力
軸116は前輪2fと同回転方向R(第7図及び第8図
参照)へ高速で駆動される。 前記車輪減速度センサ24は、第5図ないし第7図に示
すように、上記入力軸116と、該軸116を囲繞して
それと相対回転可能に配設される。 内輪117と、またこの内輪117を囲繞してそれと相
対回転可能に配設される環状のフライホイール118と
人力軸116及び内輪117間に介装されるクラッチ装
置119と、内輪117及びフライホイール118間に
介装されてフライホイール118のオーバーラン回転を
軸方向変位に変換するボールねじ機構120と、フライ
ホイール118の軸方向変位に応動して前記ダンプ弁2
1を作動し得る出力レバー機構121とを備える。 入力軸II6は前記筒軸2Bを囲繞すると共に、左右一
対のボールベアリング122,122’を介して外側ケ
ース27及び前記駆動輪100に回転自在に支承される
。 クラッチ装置119は、入力軸116に回転自在に支承
されるクラッチ軸123と、前記サンギヤ114の一端
面に貼着されてクラッチ軸123の一端面に接する摩擦
ライニング124と、入力軸116に噛合い結合された
スピンアップ摩擦板125と、クラッチ軸123に噛合
い結合されると共に、−側面がスピンアップ摩擦板12
5と接するクラッチ板126と、スピンアップPj!S
仮125、クラッチ板126及びクラッチ軸123を摩
擦ライニング1.24に向って押圧する皿形のスピンア
ップクラッチばね127と、前記内輪117に噛合い結
合されると共に、クラッチ板126の他側面に接するス
ピンダウン摩擦板128と、このスピンダウン摩擦板1
28をクラッチ板126に向って押圧するスピンダウン
クラッチばね129と、クラッチ軸123及び内輪11
7間に介装される一方向クラッチ130とから構成され
る。 クラッチ軸123はボールベアリング131を介して内
輪117を回転可能に支承しており、このクラッチ軸1
23が内輪117に対し駆動側立場を取るときに、一方
向クラッチ130は接続状態となり、それと反対の場合
に自由状態となる。 スピンアップクラッチばね127のセット荷重は、スピ
ンダウンクラッチばね129のそれより大きく設定され
ており、したがってスピンアップJ1!擦板125の伝
達トルクはスピンダウン摩擦板128のそれより大きい
。 前記ボールねし機構120は、内輪117の外周に刻設
された多条の雄ねじ135と、フライホイール118の
ボス118a内周面に刻設された多条の雌ねじ136七
、両ねじ135,136間に介装された多数のボール1
.37,137・・・とから構成され、これらボール1
37.137・・・は環状のリテーナ138により保持
される。両ねじ135.136は、フライホイール11
8の内輪117に対するオーバーラン回転時、フライホ
イール118に出力レバー機構121側への軸方向変位
を生じさせるように形成される。そして内輪117及び
フライホイール118の相対回転角を規制してフライホ
イール118の軸方向変位量を制限するために、第8図
に示すように、内輪117の外周面にその周方向に延び
る切欠139が設けられると共に、この切欠139の両
側面139 a。 139bによって回転角を一定に規制される突片140
aを有するストッパ板140がフライホイール118に
設けられる。 前記リテーナ13Bの妄動を防ぐために、リテーナ13
8の一側面から軸方向に突出する突片138aが前記ス
トッパ板140の突片140aと、前記内輪117に固
着されたスト7バ環143の突片143aとの間に介入
させである。したがって、リテーナ138は、その突片
138aが両側の突片140a、143aに当接するこ
とにより無用な回転を阻止される。 フライホイール118のボス118a一端部には、出力
レバー機構121を作動する押圧環141がアンギュラ
コンタクトベアリング142を介して装着される。 出力レバー機構121は第5図及び第6図に示すように
、前記入力軸116とダンプ弁21との中間位置で外側
ケース27内端面に突設された支点軸145と、この支
点軸1450球状端で揺動自在に支持されるレバー14
6とを備える。このレバー146は、支点軸145から
人力軸116を迂回して延びる長い第1腕146aと、
支点軸145からダンプ弁21に向って延びる短い第2
腕146bとからなっており、第1腕146aの中間部
には、前記押圧環141の外側面に当接する当接部14
7が山形に隆起形成されている。 第1腕146aの先端部と外側ケース27との間には戻
しばね148が縮設され、第2腕146bの先端部はダ
ンプ弁21の弁体93外端に遊動間隙gを存して連結さ
れる。 前記戻しばね148の弾発力はレバー146に作用して
、第1腕146aの当接部147を前記押圧環141に
押圧し、そして前記ストッパ板140の突片140aが
内輪117の切欠139の一側面139aに当接する位
置にフライホイール118は平時保持される。 前記戻しばね14Bの中心部には、外側ケース27に螺
着されてレバー146の妄動を抑制するポルl−149
が配設される。このポルト149の頭部から突出する小
軸149aは前記押圧環141のフォーク部141aに
係合して、押圧環141の軸方向変位を許容しつ−その
回転を阻止し、これにより押圧環141及びレバー14
6の当接面の摩耗を防止するものである。 前記ストッパ板140は、第8図に示すように、フライ
ホイール11Bのボス118aに相対回転可能に嵌合さ
れるが、その相対回転角を規制するために、フライホイ
ール118のボス118aに設けられた切欠150に前
記突片140aが係合される。そしてフライホイール1
18及びストッパ板I40は遠心ガバナ151によって
相互に連結される。 遠心ガバナ151は、フライホイール118及びストッ
パ板140間に張設されるガバナばね152と、フライ
ホイール118に基端を軸支153されて半径方向に揺
動可能の第1重錘154と、ストッパ板140に基端を
軸支156されて半径方向に揺動可能の第2重錘155
とを備え、雨垂i!154,155は先端同士を連結ビ
ン157によって連結される。ガバナばね152は、ス
トッパ板140に対してフライホイール118をその回
転方向Rへ付勢して、通常はボス118aの切欠150
の一側面150aを突片140aに当接させるようにな
っており、一方、重錘154,155は遠心力による外
方揺動時、フライホイール118をストッパ板140に
対し回転方向R上遅角させるようになっている。この遠
心ガバナ151は、フライホイール11Bに固着された
カバー158によって覆われる。 これまで述べた構成の作用について説明する。 先ず全体的な作用について説明すると、車両の走行中、
前輪2fの回転は過負荷クラッチ115及び増速装置2
3を介して車輪減速度センサ24の入力軸116に伝達
し、さらに人力軸1.16の回転はギヤ38.39を介
して油圧ポンプ16のポンプ軸30に伝達し、それを駆
動する。 ポンプ軸30が回転すると、前述のように出口室43の
圧力が所定の最大値になるまで第1及び第2プランジャ
32.33が往復動する。即ち常に制動前に、油圧ポン
プ16の出口室43及びそれと連通ずる制御油圧室18
には、常に制動前に最大値の油圧が蓄えられる。 出口室43から制御油圧室18に導入された最大油圧は
、制御ピストン54をセットばね56と協働してカット
オフ弁53を開弁状態に保持し、また上記油圧は通孔8
3を経て流量制御弁20のポペット弁76に作用してそ
れを閉弁状態に保つ。 したがって、制動前は常に流量制御弁20では大小径室
77.78間が遮断され、小径室7日がオリフィス86
のみを介して制御油圧室18と連通していることになる
。 また、入力軸116の回転はクラッチ装置119を介し
てフライホイール118に次のように伝達する。 即ち、増速装置11F23のサンギヤ114と共に入力
軸116が回転すると、サンギヤ114から摩擦ライニ
ング124を介してクラッチ軸123に伝達するトルク
と、人力軸116からスピンアップWi擦板125及び
クラッチ板126を介してクラッチ軸123へ伝達する
トルクとによってクラッチ軸123は駆動される。この
場合、クラッチ軸123は内輪117に対し駆動側の立
場を取るので、一方向クラッチ130は接続状態となっ
てクラッチ軸123の回転を内輪111に伝達する。 これにより内輪117が第8図の矢印R方向へ回転する
と内輪117の回転は、その切欠139の一側面139
aから突片140a即ちストッパ板140へ、そしてガ
バナばね152を介してフライホイール118へと伝達
して、これを同方向Rへ回転させる。このように入力軸
116からフライホイール118を駆動しているときは
、フライホイール11Bは出力レバー機構121の戻し
ばね148の弾発力により第6図で上動塵(第8図示す
ように突片140aが切欠139の一側面l39aに当
接した状態)に保持され、ダンプ弁21は閉弁状態を保
っている。 さて、このようなとき、前輪2fを制動すべく前部マス
クシリンダ5fを作動すれば、その出力油圧は、上流ブ
レーキホース15a5カツトオフ弁53及び下流ブレー
キホース1.5 bを経て前輪ブレーキ3f、3fに伝
達してこれらを作動し、前輪2
ングにヘアリングを介して支承し、この入力軸を互いに
噛合する駆動及び被動ギヤを介して、車輪ブレーキの制
動油圧を制御するモジュレータに制tel油を圧送する
油圧ポンプのポンプ軸に連結した車両用アンチロック制
御装置、特に入力軸周りの潤滑部に潤滑油を供給するた
めの潤滑装置に関する。 (2) 従来の技術 この種のアンチロック制御装置は、例えば特開昭63〜
141.863号公報に開示されているように、既に知
られており、従来のものでは、ケーシング内部の機構各
部を潤滑するために、車輪角減速度センサのフライホイ
ール等の回転体によりケーシング底部に貯留する潤滑油
を飛散させるようにしている。 (3)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような潤滑手段では車輪角減速度
センサの芯部まで潤滑油を浸透させることが困難で、潤
滑不足を来たす惧れがある。 本発明は、か\る事情に鑑みてなされたもので、車輪角
減速度センサの芯部から外周部まで万遍なく潤滑油を供
給し得る簡単有効な、アンチロック制御装置の潤滑装置
を提供することを目的とする。 B1発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、駆動及び被動ギ
ヤをケーシングの内側面に近接して配置すると共に、こ
れらギヤの外周に沿って起立する案内壁、をケーシング
の内側面に形成し、この案内壁の下部には、ケーシング
底部に貯留する潤滑油に被動ギヤの一部と共に浸漬する
導入口を設け、また同案内壁の中間部内面には、駆動ギ
ヤの回転時、その歯が下から上へ向って移動する側で開
口する誘導溝を設け、この誘導溝を、前記ベアリングを
収容すべくケーシングに形成されたベアリングハウジン
グを介して人力軸の中空部に連通し、さらに入力軸には
、その中空部を入力軸周りの潤滑部に連通ずる油孔を穿
設したことを特徴とする。 (2)作 用 上記構成によれば、入力軸から駆動及び被動ギヤを介し
て油圧ポンプのポンプ軸を駆動する際、ケーシング底部
の貯留潤滑油が上記両ギヤにより案内壁に沿って誘導溝
へ運ばれ、それからベアリングハウジングを経て入力軸
の中空部に流入する。 そして、その油は入力軸と共に回転して遠心力を受ける
ので、入力軸の油孔から吐出され、入力軸周りの潤滑部
に供給される。 (3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明するゆ 先ず、第1図及び第2図において、自動二輪車lは前輪
2fを制動するための左右一対の前輪ブレーキ3f、3
fと、後輪2rを制動するための一つの後輪ブレーキ3
rとを備え、両前輪ブレーキ3f、31はブレーキレバ
ー4で操作される前部マスクシリンダ5fの出力油圧に
より作動され、後輪ブレーキ2rは、ブレーキペダル6
で操作される後部マスクシリンダ5rの出力油圧により
作動される。その際、前輪ブレーキ3(,3「の制御油
圧は前部アンチロック制御装置7fにより、また後輪ブ
レーキ3rの制動油圧はアンチロック制動装置7rによ
りそれぞれ制御される。 両アンチロック制御装置7f、7rは基本的に同一構成
であるので、前部アンチロック制御装置7fについての
み以下に説明する。 第2図ないし第6図において、前輪2fのハブ8は、車
軸10上に一対のベアリング1.1.11′を介して回
転自在に支承されており、また車軸10は、フロントフ
ォーク9を構成する一対のフォーク脚9a、9aの下端
部に装着される。前輪2fの両側に配設される一対の前
輪ブレーキ3f。 3fは、いずれも、ハブ8の端面に固定されたブレーキ
ディスク12と、このブレーキディスク12を跨いだ状
態でフォーク脚9aにブラケット13を介して支持され
るブレーキキャリパ14とからなっており、ブレーキキ
ャリパ14は、その油圧室に前部マスクシリンダ5fの
出力油圧を供給されると作動してブレーキディスク12
を挟圧し、前輪2rに制動力をかけることができる。上
記前部マスクシリンダ5fと両ブレーキキャリパ14゜
14とを結ぶ制動油路15に前部アンチロック制御装置
7fが介装される。 この前部アンチロック制御装置7fは、自動二輪車lの
走行中、前輪2「の回転によって駆動されるアンローダ
型油圧ポンプ16と、この油圧ポンプ16から吐出され
る作動油を導入する制御油圧室18を有して前記制動油
路15の途中に介装されるモジュレータ17と、その制
御油圧室18と前部マスクシリンダ5fのリザーバ5a
とを結ぶ戻し油路19の途中に直列に介装される流量制
御弁20及びダンプ弁21と、前輪2fに連結される増
速装置23と、この増速装置23から駆動されて前輪2
rの一定値以上の角減速度を検知すると前記ダンプ弁2
1を開弁させる慣性式の車輪減速度センサ24とを主た
る構成要素とするもので、これらはケーシング25に収
容される。 ケーシング25は、カップ状の内側ケース26及び外側
ケース27の開放端部を相互に接合して構成される。外
側ケース27は、そのカップ状外周面から車両後方へ突
出する延長部27aを有しており、この延長部27aを
除いてケーシング25は、前記ハブ8の左端面に形成さ
れた凹部8aに収められる。 このケーシング25は、その中心部に配置される筒軸2
8を介して車軸10に支承されると共に、車軸10周り
に回動しないように、回り止め手段(図示せず)により
フロントフォーク9に連結される。上記筒軸28は第6
図に示すように、一端にフランジ28aを有し、このフ
ランジ28aをボルト29で外側ケース27に固着する
ことにより筒軸28はケーシング25と一体化される。 第4図に示すように、前記油圧ポンプ16は、車軸IO
と平行に配設されたポンプ軸30と、このポンプ軸30
に装着された偏心ローラ30aの周面に一端を対向させ
るブツシュロッド30と、二のブツシュロッド30の他
端に一端を当接させる第1プランジヤ32と、この第1
プランジヤ32の他端に一端を当接させる第2プランジ
ヤ33と、この第2プランジヤ33を可動リテーナ34
を介してポンプ軸30側へ弾発する内外一対の加圧ばね
36..36□とを備える。 前記ポンプ軸30は第5図に示すように、外側ケース2
7に左右一対のボールベアリング37゜37’ を介し
て支承されると共に、後述の入力軸116から駆動ギヤ
38及び被動ギヤ39を介して駆動されるようになって
いる。 前記ブツシュロッド31及び第1プランジヤ32は外側
ケース27の延長部27aに形成されたシリンダ孔40
.41にそれぞれ摺動自在に嵌合される。第1プランジ
ヤ32はブツシュロッド31に当接する小径ピストン部
32aと、第2プランジヤ33に当接する大径ピストン
部32bとを有し、これに対応してシリンダ孔41も段
付に形成され、このシリンダ孔41内には両ピストン部
32a、32bにより出口室43が画成される。 第2プランジヤ33は前記小径ピストン部32aよりも
小径に形成されていて、前記延長部27aに固設された
案内シリンダ44の一端部に摺動自在に嵌合される。こ
の案内シリンダ44と前記大径ピストン部32bとの間
に人口室42が画成される。 案内シリンダ44の他端には固定リテーナ35が固着さ
れ、この固定リテーナ35と前記可動リテーナ34との
間に前記加圧ばね361,3Lが縮設される。可動リテ
ーナ34には、内側の加圧ばね36.の座屈を防ぐべく
その中心部を貫通する案内杆34aが突設されており、
この案内杆34aの先端部は固定リテーナ35に摺動自
在に支承される。 案内シリンダ44の、可動リテーナ34及び加圧ばね3
6..36□を収容する中空部は、前記リザーバ5aに
補給油路45及び戻し油路19を介して連通ずる油溜室
46となっており、この油溜室46は、第2プランジヤ
33及び可動リテーナ34間に挟持されたフィルタ47
と、第2プランジヤ33に内装された第1チエツク弁4
8とを介して前記入口室42に連通ずる。またこの入口
室42は第1プランジヤ32に内装された第2チエツク
弁49を介して出口室43に連通ずるやさらに出口室4
3は吐出ボート50を介してモジュレータ17の後述す
る制御油圧室1日に連通ずる。 吐出ボート50にはオリフィス51が設けられる。 而して、ポンプ軸30が回転すると、偏心ローラ30a
のブツシュロッド31に対するリフト作用と加圧ばね3
6..36gの可動リテーナ34に対する反発作用とに
より、第工、第2両プランジャ32.33は第4図で左
右に往復動される。 両プランジャ32.33が第4図で右動するときは、入
口室42が加圧されると同時に出口室43が減圧される
ので、入口室42の油が第2チエツク弁49を開いて第
2出口室43に吸入されるが、入口室42の体積変化が
出口室43の体積変化よりも大であるため、油の一部は
吐出ボート50を通してモジュレータ17へ圧送される
0次いで両プランジャ32.33が左動すると、入口室
42が減圧されると同時に出口室43が加圧されるので
、油溜室46の油が第1チエツク弁48を開いて入口室
42に吸入されるき同時に出口室43から吐出ボー)5
0を通してモジュレータ17へ圧送される。 ところで、出口室43に油圧が発生すると、第1プラン
ジヤ32には、小径ピストン部32a及び大径ピストン
部32bの断面積差に上記油圧を乗じた大きさの力が作
用し、この力が加圧ばね361.36!のセット荷重よ
り大きくなると、第1プランジ中32は第2プランジ+
33と共に左動限界を右方へ変位させ、両プランジャ3
2.33の往復動ストロークを減少させていく、そして
出口室43の油圧が規定の最大値に達すると、両プラン
ジャ32.33の往復動ストロークは遂に零となって右
動限界に保持され、その結果、ポンプ軸30は略無負荷
状態となる。 前記モジュレータ17は、前記制動油路15に介装され
るカットオフ弁53と、このカットオフ弁53を制御す
る制御ピストン54とを備える。 制御ピストン54は、前記延長部27aにおいて前記油
圧ボゾプ16のシリンダ孔40.41の上方にそれと平
行に形成されたシリンダ孔55に摺動臼、在に嵌合され
、この制御ピストン54の背面側に前記吐出ボート50
に連なる制御油圧室18が画成される。 また前記延長部27aには、制御油圧室18に連通ずる
圧力センサ73が装着されており、この圧力センサ73
は、油圧ポンプ16等の故障によりflf fil!油
圧室18の所定値以下への圧力低下が所定時間以上継続
すると、ランプ・ブザー等の警報器74を作動させるも
のである。 さらに前記延長部27aには制御ピストン54の前面に
対向する隔壁部材57が固着される。この隔壁部材57
の一例には入力ポート5日に連なる入力油室59が、ま
た他側には出力ポートロ1に連なる出力油室60がそれ
ぞれ形成され、この出力油室60に前記制御ピストン5
4は前面を臨ませている。入力ポート58及び出力ポー
トロ1は前記延長部27aの上面に開口しており、そし
て人力ボート58は前記制動油路15の上流側を構成す
ると流ブレーキホース15aを介して前記マスクシリン
ダ5fの出力ボートに接続され、出力ポートロ1は同油
路15の下流側を構成する下流ブレーキホース15bを
介して左右両ブレーキキ十すバ14.14の油圧室に接
続される。 第4A図に示すように、前記カットオフ弁53は、入力
油室59に面して隔壁部材57に形成された主弁座62
と、この主弁座62と協働するポペット弁63と、この
ポペット弁63を閉し側即ち主弁座62の方向へ付勢す
る主弁ばね64とを備える。ポペット弁63の弁杆63
aは、主弁座62の中心部において人、出力油室59,
60間を連通すべく開口する大通孔65を貫通すると共
に、この大通孔65に続く案内孔67(第4B図参照)
に摺動自在に嵌合される。この嵌合によってポペット弁
63の倒れが防止され、主弁座62への適正な着座が補
償される。大通孔65と出力油室60との連通を良好に
するために隔壁部材57には凹溝68が設けられる。 またポペット弁63には、人、出力油室59゜60間を
連通ずる小道孔66と、この小通孔66の入力油室59
側開ロ端を囲繞する副弁座69とが形成されると共に、
この副弁座69と協働するボール弁70が設けられる。 このボール弁70を副弁座69の方向へ付勢すべく副弁
ばね71がポペット弁63とボール弁70との間に縮設
される。 その際、副弁ばね71のセット荷重は前記主弁ばね64
のそれより大きく設定される。 前記小通孔66には開弁棒72が緩嵌され、その一端は
ボール弁70に係合し、他端はポペット弁63より突出
していてit、lJ 2Bピストン54前面に衝合し得
るようになっている。 前記制御油圧室18には、制御ピストン54を隔壁部材
57に向って付勢するセットばね56が収容される。し
たがって、制御ピストン54は通常、このセットばね7
3の力によって隔壁部材57との当接位置に保持され、
このとき制御ピストン54により開弁棒72が押動され
、ボール弁70を閉じたま−でポペット弁63は開かれ
る。 流量制御弁20は、第4C図に示すように、前記延長部
27aに装着される弁面75と、この弁面75に収容さ
れるポペット弁76とを備える。 弁面75はポペット弁76の傘部76aを収容する大径
室77と、開弁76の弁杆76bが貫通する小径室78
とを有し、画室77.78の境界部は傘部76aが着座
し得る弁座79となっている。 ポペット弁76はこの弁座79から離れる方向即ち開弁
方向へ弁ばね80により付勢され、その間弁位置は弁面
75に固着されたフィルタ兼ストンバisiにより規制
される。尚、小径室78を貫通する弁杆76bの先端は
前記戻し油路19に臨んでいる。 弁面75の内端部は、前記制御油圧室18に通7L83
を介して連通ずる筒状油室82に臨んでおり、この油室
82は前記大径室77にその周壁の多数の通7L84,
84・・・及びフィルタ85を介して連通し、またポペ
ット弁76に穿設されたオリフィス86を介して小径室
78とも連通ずる。 ポペット弁76は、前記制御油圧室18の圧力が所定値
以上のとき弁ばね80の力に抗して閉弁し、画室77.
78間を遮断するようになっている。 前記小径室78は油路87を介して前記ダンプ弁21の
入口室95に連通ずる。 ダンプ弁21は、第6図に示すように、外側ケース27
の段付孔90に嵌着された弁面91と、この弁面91に
、それの弁孔92を開閉すべく収容される弁体93と、
この弁体93を閉じ方向へ付勢する弁ばね94とから構
成される。弁面91は段付孔90の小径部に入口室95
を、また同大径部に出口室96を画成し、画室95.9
6は前記弁孔92を介して連通される。また入口室95
は前述のように油路87を介して流量!II御弁20の
小径室78に連通し、出口室96は、流量制御弁20の
弁筒25外端に形成された戻しボート98に油路97を
介して連通し、上記戻しボート98に戻しホース19a
を接続して前記戻し油路19が構成される。 前記増速装置23は、第5図及び第6図に示すヨウに内
側ケース26にボールベアリング111を介し回転自在
に支承されて前記筒袖28を囲繞する駆動輪100と、
この駆動輪100の内端面に回転自在に軸支された複数
のプラネタリギヤ112(図には1個のみ示す)と、内
側ケース26に固着されて上記プラネタリギヤ112と
噛合するリングギヤ113と、このリングギヤ]、 1
3と同心に配設されてプラネタリギヤ112と噛合する
サンギヤ114とからなっており、駆動輪100は公知
の過負荷クラッチ11.5を介して前輪2fのハブ8に
連結され、サンギヤ114は前記車輪減速度センサ24
の人力軸116にスプライン結合される。したがって前
輪2fの回転中はそのハブ8と共に駆動輪100が回転
し、その回転はプラネタリギヤ112の公転と自転によ
りサンギヤ114に増速して伝達され、これにより入力
軸116は前輪2fと同回転方向R(第7図及び第8図
参照)へ高速で駆動される。 前記車輪減速度センサ24は、第5図ないし第7図に示
すように、上記入力軸116と、該軸116を囲繞して
それと相対回転可能に配設される。 内輪117と、またこの内輪117を囲繞してそれと相
対回転可能に配設される環状のフライホイール118と
人力軸116及び内輪117間に介装されるクラッチ装
置119と、内輪117及びフライホイール118間に
介装されてフライホイール118のオーバーラン回転を
軸方向変位に変換するボールねじ機構120と、フライ
ホイール118の軸方向変位に応動して前記ダンプ弁2
1を作動し得る出力レバー機構121とを備える。 入力軸II6は前記筒軸2Bを囲繞すると共に、左右一
対のボールベアリング122,122’を介して外側ケ
ース27及び前記駆動輪100に回転自在に支承される
。 クラッチ装置119は、入力軸116に回転自在に支承
されるクラッチ軸123と、前記サンギヤ114の一端
面に貼着されてクラッチ軸123の一端面に接する摩擦
ライニング124と、入力軸116に噛合い結合された
スピンアップ摩擦板125と、クラッチ軸123に噛合
い結合されると共に、−側面がスピンアップ摩擦板12
5と接するクラッチ板126と、スピンアップPj!S
仮125、クラッチ板126及びクラッチ軸123を摩
擦ライニング1.24に向って押圧する皿形のスピンア
ップクラッチばね127と、前記内輪117に噛合い結
合されると共に、クラッチ板126の他側面に接するス
ピンダウン摩擦板128と、このスピンダウン摩擦板1
28をクラッチ板126に向って押圧するスピンダウン
クラッチばね129と、クラッチ軸123及び内輪11
7間に介装される一方向クラッチ130とから構成され
る。 クラッチ軸123はボールベアリング131を介して内
輪117を回転可能に支承しており、このクラッチ軸1
23が内輪117に対し駆動側立場を取るときに、一方
向クラッチ130は接続状態となり、それと反対の場合
に自由状態となる。 スピンアップクラッチばね127のセット荷重は、スピ
ンダウンクラッチばね129のそれより大きく設定され
ており、したがってスピンアップJ1!擦板125の伝
達トルクはスピンダウン摩擦板128のそれより大きい
。 前記ボールねし機構120は、内輪117の外周に刻設
された多条の雄ねじ135と、フライホイール118の
ボス118a内周面に刻設された多条の雌ねじ136七
、両ねじ135,136間に介装された多数のボール1
.37,137・・・とから構成され、これらボール1
37.137・・・は環状のリテーナ138により保持
される。両ねじ135.136は、フライホイール11
8の内輪117に対するオーバーラン回転時、フライホ
イール118に出力レバー機構121側への軸方向変位
を生じさせるように形成される。そして内輪117及び
フライホイール118の相対回転角を規制してフライホ
イール118の軸方向変位量を制限するために、第8図
に示すように、内輪117の外周面にその周方向に延び
る切欠139が設けられると共に、この切欠139の両
側面139 a。 139bによって回転角を一定に規制される突片140
aを有するストッパ板140がフライホイール118に
設けられる。 前記リテーナ13Bの妄動を防ぐために、リテーナ13
8の一側面から軸方向に突出する突片138aが前記ス
トッパ板140の突片140aと、前記内輪117に固
着されたスト7バ環143の突片143aとの間に介入
させである。したがって、リテーナ138は、その突片
138aが両側の突片140a、143aに当接するこ
とにより無用な回転を阻止される。 フライホイール118のボス118a一端部には、出力
レバー機構121を作動する押圧環141がアンギュラ
コンタクトベアリング142を介して装着される。 出力レバー機構121は第5図及び第6図に示すように
、前記入力軸116とダンプ弁21との中間位置で外側
ケース27内端面に突設された支点軸145と、この支
点軸1450球状端で揺動自在に支持されるレバー14
6とを備える。このレバー146は、支点軸145から
人力軸116を迂回して延びる長い第1腕146aと、
支点軸145からダンプ弁21に向って延びる短い第2
腕146bとからなっており、第1腕146aの中間部
には、前記押圧環141の外側面に当接する当接部14
7が山形に隆起形成されている。 第1腕146aの先端部と外側ケース27との間には戻
しばね148が縮設され、第2腕146bの先端部はダ
ンプ弁21の弁体93外端に遊動間隙gを存して連結さ
れる。 前記戻しばね148の弾発力はレバー146に作用して
、第1腕146aの当接部147を前記押圧環141に
押圧し、そして前記ストッパ板140の突片140aが
内輪117の切欠139の一側面139aに当接する位
置にフライホイール118は平時保持される。 前記戻しばね14Bの中心部には、外側ケース27に螺
着されてレバー146の妄動を抑制するポルl−149
が配設される。このポルト149の頭部から突出する小
軸149aは前記押圧環141のフォーク部141aに
係合して、押圧環141の軸方向変位を許容しつ−その
回転を阻止し、これにより押圧環141及びレバー14
6の当接面の摩耗を防止するものである。 前記ストッパ板140は、第8図に示すように、フライ
ホイール11Bのボス118aに相対回転可能に嵌合さ
れるが、その相対回転角を規制するために、フライホイ
ール118のボス118aに設けられた切欠150に前
記突片140aが係合される。そしてフライホイール1
18及びストッパ板I40は遠心ガバナ151によって
相互に連結される。 遠心ガバナ151は、フライホイール118及びストッ
パ板140間に張設されるガバナばね152と、フライ
ホイール118に基端を軸支153されて半径方向に揺
動可能の第1重錘154と、ストッパ板140に基端を
軸支156されて半径方向に揺動可能の第2重錘155
とを備え、雨垂i!154,155は先端同士を連結ビ
ン157によって連結される。ガバナばね152は、ス
トッパ板140に対してフライホイール118をその回
転方向Rへ付勢して、通常はボス118aの切欠150
の一側面150aを突片140aに当接させるようにな
っており、一方、重錘154,155は遠心力による外
方揺動時、フライホイール118をストッパ板140に
対し回転方向R上遅角させるようになっている。この遠
心ガバナ151は、フライホイール11Bに固着された
カバー158によって覆われる。 これまで述べた構成の作用について説明する。 先ず全体的な作用について説明すると、車両の走行中、
前輪2fの回転は過負荷クラッチ115及び増速装置2
3を介して車輪減速度センサ24の入力軸116に伝達
し、さらに人力軸1.16の回転はギヤ38.39を介
して油圧ポンプ16のポンプ軸30に伝達し、それを駆
動する。 ポンプ軸30が回転すると、前述のように出口室43の
圧力が所定の最大値になるまで第1及び第2プランジャ
32.33が往復動する。即ち常に制動前に、油圧ポン
プ16の出口室43及びそれと連通ずる制御油圧室18
には、常に制動前に最大値の油圧が蓄えられる。 出口室43から制御油圧室18に導入された最大油圧は
、制御ピストン54をセットばね56と協働してカット
オフ弁53を開弁状態に保持し、また上記油圧は通孔8
3を経て流量制御弁20のポペット弁76に作用してそ
れを閉弁状態に保つ。 したがって、制動前は常に流量制御弁20では大小径室
77.78間が遮断され、小径室7日がオリフィス86
のみを介して制御油圧室18と連通していることになる
。 また、入力軸116の回転はクラッチ装置119を介し
てフライホイール118に次のように伝達する。 即ち、増速装置11F23のサンギヤ114と共に入力
軸116が回転すると、サンギヤ114から摩擦ライニ
ング124を介してクラッチ軸123に伝達するトルク
と、人力軸116からスピンアップWi擦板125及び
クラッチ板126を介してクラッチ軸123へ伝達する
トルクとによってクラッチ軸123は駆動される。この
場合、クラッチ軸123は内輪117に対し駆動側の立
場を取るので、一方向クラッチ130は接続状態となっ
てクラッチ軸123の回転を内輪111に伝達する。 これにより内輪117が第8図の矢印R方向へ回転する
と内輪117の回転は、その切欠139の一側面139
aから突片140a即ちストッパ板140へ、そしてガ
バナばね152を介してフライホイール118へと伝達
して、これを同方向Rへ回転させる。このように入力軸
116からフライホイール118を駆動しているときは
、フライホイール11Bは出力レバー機構121の戻し
ばね148の弾発力により第6図で上動塵(第8図示す
ように突片140aが切欠139の一側面l39aに当
接した状態)に保持され、ダンプ弁21は閉弁状態を保
っている。 さて、このようなとき、前輪2fを制動すべく前部マス
クシリンダ5fを作動すれば、その出力油圧は、上流ブ
レーキホース15a5カツトオフ弁53及び下流ブレー
キホース1.5 bを経て前輪ブレーキ3f、3fに伝
達してこれらを作動し、前輪2
【に制動力がかけられる
。 この制動に伴い、前輪2fに角減速度が発生すると、こ
れを感知したフライホイール118はその慣性力により
内輪117に対してオーバーラン回転をしようとするが
、前輪2fがロックする可能の無い段階では前輪2rの
角減速度は低く、レバー146をフライホイールl18
側へ付勢する戻しばね148のセット荷重によって、フ
ライホイール118のオーバーラン回転は抑止されてい
る。即ち、フライホイール118に連なるストッパ板1
40の突片140aと内輪117の切欠I39の一側面
139aとの当接状態が維持される。 ところが、制動力の過大または路面の摩擦係数の低下に
より、前輪2fがロックしそうになると、これに伴う前
輪2fの角減速度の急増により、フライホイール118
が内輪117に対しオーバーラン回転をし、ボールねじ
機構120の送り作用によりフライホイール118は出
力レバー機構121側への軸方向変位を生じ、戻しばね
14Bのセット荷重に抗して押圧環141がレバー14
6を押圧する。すると、レバー146は支点軸145を
支点として第6図で反時計方向へ揺動し、第2腕146
bは、遊動間隙gを詰めた後、弁体93をづ匹1てダン
プ弁2■を開弁させる。 ダンプ弁2Iが開弁すると、制御油圧室18の圧油は流
量制御弁20、ダンプ弁21及び戻りホース19aを経
てリザーバ5aへ排出されるので、制御ピストン54は
、出力油室60の油圧により戻しばね56の力に抗して
後退し、これに伴いカットオフ弁53が閉弁して人、出
力油室59.60間の連通を遮断すると共に、出力油室
60の容積を増大させる。その結果、前輪ブレーキ3f
。 3rに作用する制動油圧が低下して前輪2fの制動力が
抑制される。 この間、フライホイール118のオーバーラン回転によ
りストッパ板140の突片140aが内輪117の切欠
139内を移動して、それまで当接していた側面139
aと反対側の側面139bに当接すると、フライホイー
ル118の慣性による回転トルクは内輪117に伝達し
、さらにスピンダウン摩擦板128及びクラッチ板12
6を介してクラッチ軸123に伝達するが、スピンダウ
ン11!擦板128及びクラッチ板126間の伝達トル
クは比較的低く設定されており、しかもこの状態では一
方向クラッチ130は自由になるので、スピンダウン1
1!擦板128及びクラッチ板126間に滑りが速やか
に生じ、フライホイール118は内輪IL7と一体とな
ってオーバーランをスムーズに継続し、ダンプ弁21の
開弁状態を保持することができる。こうして前輪2rの
ロック状態は確実に回避される。 制動力の抑制に伴い、前輪2fが車体速度に近づくと、
再び入力軸”−116がフライホイール118に対し駆
動側立場を取るようになるため、入力Ml 16の回転
トルクはスピンアップ[振板125、クラッチ板126
及び摩擦材124を介してクラッチ軸123へ、さらに
一方向クラッチ130を介して内輪117へと伝達され
る。この場合、スピンアップ摩擦板125及びクラッチ
板126間の伝達トルクとクラッチ軸123及び摩擦材
124間の伝達トルクは比較的大きく設定されており、
しかも一方向クラッチ130は接続状態となるので、入
力軸116の回転トルクは効率良く内輪117へ、さら
にフライホイール118へと伝達し、フライホイール1
18の回転速度を入力軸116の回転速度まで速やかに
復帰させることができる。この間、内輪117及びフラ
イホイール118間には前述とは反対方向の相対回転を
生じ、ボールねし機構120の作用によりフライホイー
ル118が第6図で上方へ変位してレバー146に対す
る押圧力を解除するため、レバー146は戻しばね14
8の力で当初の位置に復帰し、ダンプ弁21を閉弁状態
に戻す。 ダンプ弁21が閉弁すると、油圧ポンプ16から吐出さ
れた圧油が制御油圧室18に直ちに封じ込められ、制御
ピストン54は出力油室60へ移動して酸室60を昇圧
させ、制動力を回復させる。 このように、フライホイール118の入力軸速度への復
帰が速やかに行われると、2回目以降のアンチロック制
御時でも、ダンプ弁21の開弁ポイント即ち制動力の抑
制ポイントが略一定し、スリップ率が安定するので、路
面の摩擦係数の変化に対応してアンチロック制御を常に
的確に行うことができる。 次に流量制御弁20の作用について説明する。 非制動時には、流量制御弁20のポペット弁76はアン
ローダ型油圧ポンプ16の吐出圧により閉弁状態に保持
されているので、制御油圧室I8及びダンプ弁21の人
口室95間はポペット弁76のオリフィス86を介して
連通している。したがって制動時、車輪減速度センサ2
4の作動によるダンプ弁21の1回目の開弁時には、路
面の摩擦係数の大小に拘らず必ずオリフィス86を通し
て制jB油圧室18の油圧が解放されることになる。 その結果、制御油圧室18の減圧は比較的緩やかに行わ
れるので、例えば凹凸路面からの激しい外乱を受けて車
輪減速度センサ24が過敏に作動してダンプ弁21を早
期に開いても、前輪ブレーキ3f、3fの制動油圧の急
激な低下は起こらず、的確な制動を行うことができる。 ところで、路面が高摩擦係数の場合には、ダンプ弁21
が一旦開弁すると、前輪2fの回転の回復が早いため、
制御油圧室18の油圧があまり低下しないうちに車輪減
速度センサ24が原状復帰してダンプ弁21を閉弁状態
に戻し、これにより制御油圧室18の過度の減圧を抑制
し、流量制御弁20のポペット弁76を閉弁し続けるか
ら、次のダンプ弁21の閉弁時にも制?1油圧室18の
減圧速度はポペット弁76のオリフィス86により制御
される。 また、路面が低摩擦係数の場合には、ダンプ弁21が一
旦開弁すると、前輪2rの回転の回復が遅いため、制御
油圧室18の油圧は、ポペット弁76が弁ばね80によ
って開弁されるまで低下する。ポペット弁76が開弁す
ると、制御油圧室l8の油圧はオリフィス86を迂回し
、多数の通孔84,84・・・、大径室77及び小径室
78を経てダンプ弁21へと速やかに解放されるので、
制御油圧室18を充分に減圧させることになる。そして
前輪2fの回転回復によりダンプ弁21が閉弁し、油圧
ポンプ16からの圧油の供給により制御油圧室18が昇
圧していくが、路面が低摩擦係数のため、制御油圧室1
8の油圧が流量制御弁20のポペット弁76の閉弁圧力
まで上がらないうちにダンプ弁21が再び開弁するから
、ダンプ弁21の2回目以降の開弁時には、制御油圧室
18の油圧はオリフィス86を迂回してダンプ弁21側
へ速やかに解放され、制御油圧室】8の減圧を充分に行
うことができる。 こうして制御油圧室18の減圧は、路面の摩擦係数の大
小に応じて制御され、常に良好なアンチロック制御が可
能となる。 また、制御油圧室18の減圧時には、制御ピストン54
の後退によって排出される油と油圧ポンプ16から制御
油圧室18に供給される油の合計が流量制御弁20を流
れるが、油圧ポンプ16の吐出ボート52に設けられた
オリフィス51によって油圧ポンプ16の吐出圧の変動
が抑えられるので、制御油圧室1日の圧力が流量制御弁
20のポペット弁76の開弁圧に近くなるまで低下した
状態でも流量制御弁20の作動は安定する。 次にカットオフ弁53の作用について説明する。 制動中、制御油圧室18の減圧に伴い制御ピストン54
が後退して開弁棒72の先端から離れると、ポペット弁
63は主弁ばね64の力で閉弁し、人、出力油室59,
60間の連通を遮断する。閉弁後、ポペット弁63及び
ボール弁70には入力油室59の圧力が閉弁力として加
わるが、ポペット弁63の閉弁力はボール弁70のそれ
より大となる。 したがって、次いで制御油圧室18の昇圧により制御ピ
ストン54が前進して開弁棒72を押し出すと、最初、
副弁ばね72に抗してボール弁70のみが開き、前部マ
スクシリンダ5rの出力油圧が小通孔66を通して入力
油室59から出力油室60へ、更に前輪ブレーキ3f、
3fへと伝達するので、制動力の回復が緩やかに行われ
る。そして、人、出力油室59,60間の差圧が減少し
て、副弁ばね71の反発力によりポペット弁63を主弁
ばね64の力に抗して押上げれば、大通孔65が開くの
で、前部マスクシリンダ5【の出力油圧はこの大通孔6
5を通して前輪ブレーキ3「。 3fに伝達するようになり、制動力の回復が早められる
。 こうして制動力の回復速度が2段階に制御されるので、
制動力の回復によるシラツクを小さ(することかできる
。 次に遠心ガバナ151の作用について説明する。 −gにフライホイールを用いた車輪減速度センサによる
制御は等スリップ量制御に近いため、車速か高くなると
、相対的に感知すべきスリップ率が小さくなる傾向があ
る。一方、車速か高くなると、路面の外乱による車輪の
回転変動成分は増加傾向を示し、この変動成分も本来の
車輪のスリップによる回転変動成分に上乗せされる。し
たがって、特に高車速域では、車輪減速度センサの感度
が低、中車速域に比べ過敏となる。この点の改善に遠心
ガバナ151が寄与するのである。 即ち、走行中、車速、換言すれば前輪2fの回転速度が
上昇すれば、それに比例してフライホイール118の回
転速度も上昇する。そしてフライホイール118の回転
速度が所定の高速域に入ると、第1.第2重錘154,
155が、それらの遠心力とガバナばね152の引張力
とが釣合うところまで半径方向外方へ揺動し、これによ
りフライホイールttSをストッパ板140に対し回転
方向R上、遅角させる。この場合、ストッパ板140は
突片140aを介して内輪117から駆動されているの
で、フライホイール118のストッパ板140に対する
遅角は、内輪l17に対する遅角でもある。この遅角限
界は、突片140aが当初当接していたフライホイール
1.18の切欠150の一側面150aと反対側の他側
面150aに当接することにより決定される。 こうして内輪117及びフライホイール118間に相対
回動が生じると、ボールねじi構120の作用によりフ
ライホイール118は第6図でと方、即ちレバー146
から離反する方向に軸方向変位を同時に生じる。これに
伴いレバー146は戻しばね148の力で支点軸145
を支点として第6図で時計方向へ揺動し、第2腕146
bとダンプ弁21の弁体93との遊動間隙gを増大させ
る。このように遊動間隙gが増大することは、フライホ
イール118が前輪2fの所定値以上の角減速度を感知
してオーバーラン回転したとき、オーバーラン開始点か
らレバー146がダンプ弁21を開弁するまでの時間が
長くなることであり、結局、車輪減速度センサ24の感
度は鈍化されたことになる。これによって高車速域にお
ける車輪減速度センサ24の過敏作動が防止され、アン
チロック制御時のスリップ率の安定化を図ることができ
る。 再び第5図において、ケーシング25内には、増速装置
23、車輪減速度センサ24、油圧ポンプ16の駆動系
等を潤滑するために、ギヤ39゜113及びフライホイ
ール118の各一部を浸漬させる潤滑油160が所定量
封入され、その油面の上方で小孔161を開口させるブ
リーザ室162が外側ケース27とその内壁に嵌込んだ
カバー163とにより画成される。このブリーザ室16
2はケーシング25の壁中を通る通気路164を介して
、外側ケース27の外側面下部に開口する排出口165
(第3図及び第4図)に連通ずる。 しかも、通気路164の途中には、先端にスリット16
6aを有する弾性カップ体からなる一方向弁166が介
装され、ブリーザ室162から排出口165への一方向
のみ気体の流れを許容するようになっている。 而して、ケーシング25内部の空気が熱膨張すれば、そ
の空気は先ず小孔161からブリーザ室162へ移り、
咳室ではその空気に混入した潤滑油160の飛沫が分離
される。その後、ブリーザ室162を出た空気は一方向
弁166を開いて通気路164を通り、排出口165か
ら外部に流出する。 一方、排出口165から通気路164へ侵入した泥水、
塵埃等は、一方向弁166によってブリーザ室162へ
の侵入を阻止される。 第5囚、第5A図及び第6図において、ポンプ軸30の
駆動系、即ち入力軸116に形成された駆動ギヤ3日及
びポンプ軸30に形成された被動ギヤ39は外側ケース
27の内側面に隣接して配置され、そしてこれらギヤ3
8.39の外周面に沿って起立する案内壁180がその
外側ケース27の内側面に一体に形成される。この案内
壁180の下部には、ケーシング25内の底部に貯留す
る前記潤滑油160中に開口する導入口181が、また
その上部には駆動ギヤ38の回転時、その歯が上から下
へ向って移動する側で開口する排出口182がそれぞれ
設けられる。さらに案内壁180の中間部内面には、駆
動ギヤ38の回転時、その歯が下から上へ向って移動す
る側で開口する誘導溝183が設けられ、この誘導溝1
83は、入力軸116の支持のための前記ボールベアリ
ング122を収容すべく外側ケース27に形成されたヘ
アリングハウジング184を介して入力軸116の中空
部116aと連通ずる。 また、この入力軸116の中空部116aは、入力軸1
16に穿設された複数の油孔185,186を介して入
力軸116とクラ・ンチ軸123との嵌合面及び入力軸
116とサンギヤ114とのスプライン嵌合部と連通ず
る。 さらに油孔185は、クラッチ軸123に穿設された油
孔187を介して前記一方向クラッチ130と連通ずる
。 而して、入力軸116の回転中、ポンプ軸30を駆動す
べく駆動ギヤ38は第5A図でa方向へ、また被動ギヤ
39はb方向へそれぞれ回転する。 被動ギヤ39がb方向へ回転すると、ケーシング27内
の貯留池160が被動ギヤ39の歯で汲み上げられ、導
入口181から案内壁180に沿って駆動ギヤ38へ受
渡される。その駆動ギヤ38はa方向へ回転しているの
で、その歯に受渡された油は誘導溝183へ運ばれ、余
剰の油は排出口182へ排出される。 誘導溝183に運ばれた油はベアリングハウジング18
4に流入し、その一部はボールベアリング122の潤滑
に供され、残りは入力軸116の中空部116aへ、さ
らに反対側のボールベアリング1.22へと進む。 入力軸116の中空部116aに進入した油は入力軸1
16と共に回転しつ\、遠心力により油孔185,18
6から吐出され、クラッチ装置119やボールねし機構
120に、それらの芯部から外周部に向って供給され、
それらを万遍なく潤滑することができる。 C1発明の効果 以上のように本発明によれば、車輪角減速度センサの入
力軸及び油圧ポンプのポンプ軸間を連結する駆動及び被
動ギヤを利用してケーシング内の貯留潤滑油を先ず入力
軸の中空部に導入し、それから遠心力を利用して人力軸
周りの潤滑部に供給するようにしたので、車輪角減速度
センサをその芯部から外周部まで万遍なく潤滑すること
ができる。しかも潤滑油供給のための専用のオイルポン
プを設ける必要もないから、構造が簡単であり、延いて
はアンチロック制御装置のコンパクト化に寄与し得る。
。 この制動に伴い、前輪2fに角減速度が発生すると、こ
れを感知したフライホイール118はその慣性力により
内輪117に対してオーバーラン回転をしようとするが
、前輪2fがロックする可能の無い段階では前輪2rの
角減速度は低く、レバー146をフライホイールl18
側へ付勢する戻しばね148のセット荷重によって、フ
ライホイール118のオーバーラン回転は抑止されてい
る。即ち、フライホイール118に連なるストッパ板1
40の突片140aと内輪117の切欠I39の一側面
139aとの当接状態が維持される。 ところが、制動力の過大または路面の摩擦係数の低下に
より、前輪2fがロックしそうになると、これに伴う前
輪2fの角減速度の急増により、フライホイール118
が内輪117に対しオーバーラン回転をし、ボールねじ
機構120の送り作用によりフライホイール118は出
力レバー機構121側への軸方向変位を生じ、戻しばね
14Bのセット荷重に抗して押圧環141がレバー14
6を押圧する。すると、レバー146は支点軸145を
支点として第6図で反時計方向へ揺動し、第2腕146
bは、遊動間隙gを詰めた後、弁体93をづ匹1てダン
プ弁2■を開弁させる。 ダンプ弁2Iが開弁すると、制御油圧室18の圧油は流
量制御弁20、ダンプ弁21及び戻りホース19aを経
てリザーバ5aへ排出されるので、制御ピストン54は
、出力油室60の油圧により戻しばね56の力に抗して
後退し、これに伴いカットオフ弁53が閉弁して人、出
力油室59.60間の連通を遮断すると共に、出力油室
60の容積を増大させる。その結果、前輪ブレーキ3f
。 3rに作用する制動油圧が低下して前輪2fの制動力が
抑制される。 この間、フライホイール118のオーバーラン回転によ
りストッパ板140の突片140aが内輪117の切欠
139内を移動して、それまで当接していた側面139
aと反対側の側面139bに当接すると、フライホイー
ル118の慣性による回転トルクは内輪117に伝達し
、さらにスピンダウン摩擦板128及びクラッチ板12
6を介してクラッチ軸123に伝達するが、スピンダウ
ン11!擦板128及びクラッチ板126間の伝達トル
クは比較的低く設定されており、しかもこの状態では一
方向クラッチ130は自由になるので、スピンダウン1
1!擦板128及びクラッチ板126間に滑りが速やか
に生じ、フライホイール118は内輪IL7と一体とな
ってオーバーランをスムーズに継続し、ダンプ弁21の
開弁状態を保持することができる。こうして前輪2rの
ロック状態は確実に回避される。 制動力の抑制に伴い、前輪2fが車体速度に近づくと、
再び入力軸”−116がフライホイール118に対し駆
動側立場を取るようになるため、入力Ml 16の回転
トルクはスピンアップ[振板125、クラッチ板126
及び摩擦材124を介してクラッチ軸123へ、さらに
一方向クラッチ130を介して内輪117へと伝達され
る。この場合、スピンアップ摩擦板125及びクラッチ
板126間の伝達トルクとクラッチ軸123及び摩擦材
124間の伝達トルクは比較的大きく設定されており、
しかも一方向クラッチ130は接続状態となるので、入
力軸116の回転トルクは効率良く内輪117へ、さら
にフライホイール118へと伝達し、フライホイール1
18の回転速度を入力軸116の回転速度まで速やかに
復帰させることができる。この間、内輪117及びフラ
イホイール118間には前述とは反対方向の相対回転を
生じ、ボールねし機構120の作用によりフライホイー
ル118が第6図で上方へ変位してレバー146に対す
る押圧力を解除するため、レバー146は戻しばね14
8の力で当初の位置に復帰し、ダンプ弁21を閉弁状態
に戻す。 ダンプ弁21が閉弁すると、油圧ポンプ16から吐出さ
れた圧油が制御油圧室18に直ちに封じ込められ、制御
ピストン54は出力油室60へ移動して酸室60を昇圧
させ、制動力を回復させる。 このように、フライホイール118の入力軸速度への復
帰が速やかに行われると、2回目以降のアンチロック制
御時でも、ダンプ弁21の開弁ポイント即ち制動力の抑
制ポイントが略一定し、スリップ率が安定するので、路
面の摩擦係数の変化に対応してアンチロック制御を常に
的確に行うことができる。 次に流量制御弁20の作用について説明する。 非制動時には、流量制御弁20のポペット弁76はアン
ローダ型油圧ポンプ16の吐出圧により閉弁状態に保持
されているので、制御油圧室I8及びダンプ弁21の人
口室95間はポペット弁76のオリフィス86を介して
連通している。したがって制動時、車輪減速度センサ2
4の作動によるダンプ弁21の1回目の開弁時には、路
面の摩擦係数の大小に拘らず必ずオリフィス86を通し
て制jB油圧室18の油圧が解放されることになる。 その結果、制御油圧室18の減圧は比較的緩やかに行わ
れるので、例えば凹凸路面からの激しい外乱を受けて車
輪減速度センサ24が過敏に作動してダンプ弁21を早
期に開いても、前輪ブレーキ3f、3fの制動油圧の急
激な低下は起こらず、的確な制動を行うことができる。 ところで、路面が高摩擦係数の場合には、ダンプ弁21
が一旦開弁すると、前輪2fの回転の回復が早いため、
制御油圧室18の油圧があまり低下しないうちに車輪減
速度センサ24が原状復帰してダンプ弁21を閉弁状態
に戻し、これにより制御油圧室18の過度の減圧を抑制
し、流量制御弁20のポペット弁76を閉弁し続けるか
ら、次のダンプ弁21の閉弁時にも制?1油圧室18の
減圧速度はポペット弁76のオリフィス86により制御
される。 また、路面が低摩擦係数の場合には、ダンプ弁21が一
旦開弁すると、前輪2rの回転の回復が遅いため、制御
油圧室18の油圧は、ポペット弁76が弁ばね80によ
って開弁されるまで低下する。ポペット弁76が開弁す
ると、制御油圧室l8の油圧はオリフィス86を迂回し
、多数の通孔84,84・・・、大径室77及び小径室
78を経てダンプ弁21へと速やかに解放されるので、
制御油圧室18を充分に減圧させることになる。そして
前輪2fの回転回復によりダンプ弁21が閉弁し、油圧
ポンプ16からの圧油の供給により制御油圧室18が昇
圧していくが、路面が低摩擦係数のため、制御油圧室1
8の油圧が流量制御弁20のポペット弁76の閉弁圧力
まで上がらないうちにダンプ弁21が再び開弁するから
、ダンプ弁21の2回目以降の開弁時には、制御油圧室
18の油圧はオリフィス86を迂回してダンプ弁21側
へ速やかに解放され、制御油圧室】8の減圧を充分に行
うことができる。 こうして制御油圧室18の減圧は、路面の摩擦係数の大
小に応じて制御され、常に良好なアンチロック制御が可
能となる。 また、制御油圧室18の減圧時には、制御ピストン54
の後退によって排出される油と油圧ポンプ16から制御
油圧室18に供給される油の合計が流量制御弁20を流
れるが、油圧ポンプ16の吐出ボート52に設けられた
オリフィス51によって油圧ポンプ16の吐出圧の変動
が抑えられるので、制御油圧室1日の圧力が流量制御弁
20のポペット弁76の開弁圧に近くなるまで低下した
状態でも流量制御弁20の作動は安定する。 次にカットオフ弁53の作用について説明する。 制動中、制御油圧室18の減圧に伴い制御ピストン54
が後退して開弁棒72の先端から離れると、ポペット弁
63は主弁ばね64の力で閉弁し、人、出力油室59,
60間の連通を遮断する。閉弁後、ポペット弁63及び
ボール弁70には入力油室59の圧力が閉弁力として加
わるが、ポペット弁63の閉弁力はボール弁70のそれ
より大となる。 したがって、次いで制御油圧室18の昇圧により制御ピ
ストン54が前進して開弁棒72を押し出すと、最初、
副弁ばね72に抗してボール弁70のみが開き、前部マ
スクシリンダ5rの出力油圧が小通孔66を通して入力
油室59から出力油室60へ、更に前輪ブレーキ3f、
3fへと伝達するので、制動力の回復が緩やかに行われ
る。そして、人、出力油室59,60間の差圧が減少し
て、副弁ばね71の反発力によりポペット弁63を主弁
ばね64の力に抗して押上げれば、大通孔65が開くの
で、前部マスクシリンダ5【の出力油圧はこの大通孔6
5を通して前輪ブレーキ3「。 3fに伝達するようになり、制動力の回復が早められる
。 こうして制動力の回復速度が2段階に制御されるので、
制動力の回復によるシラツクを小さ(することかできる
。 次に遠心ガバナ151の作用について説明する。 −gにフライホイールを用いた車輪減速度センサによる
制御は等スリップ量制御に近いため、車速か高くなると
、相対的に感知すべきスリップ率が小さくなる傾向があ
る。一方、車速か高くなると、路面の外乱による車輪の
回転変動成分は増加傾向を示し、この変動成分も本来の
車輪のスリップによる回転変動成分に上乗せされる。し
たがって、特に高車速域では、車輪減速度センサの感度
が低、中車速域に比べ過敏となる。この点の改善に遠心
ガバナ151が寄与するのである。 即ち、走行中、車速、換言すれば前輪2fの回転速度が
上昇すれば、それに比例してフライホイール118の回
転速度も上昇する。そしてフライホイール118の回転
速度が所定の高速域に入ると、第1.第2重錘154,
155が、それらの遠心力とガバナばね152の引張力
とが釣合うところまで半径方向外方へ揺動し、これによ
りフライホイールttSをストッパ板140に対し回転
方向R上、遅角させる。この場合、ストッパ板140は
突片140aを介して内輪117から駆動されているの
で、フライホイール118のストッパ板140に対する
遅角は、内輪l17に対する遅角でもある。この遅角限
界は、突片140aが当初当接していたフライホイール
1.18の切欠150の一側面150aと反対側の他側
面150aに当接することにより決定される。 こうして内輪117及びフライホイール118間に相対
回動が生じると、ボールねじi構120の作用によりフ
ライホイール118は第6図でと方、即ちレバー146
から離反する方向に軸方向変位を同時に生じる。これに
伴いレバー146は戻しばね148の力で支点軸145
を支点として第6図で時計方向へ揺動し、第2腕146
bとダンプ弁21の弁体93との遊動間隙gを増大させ
る。このように遊動間隙gが増大することは、フライホ
イール118が前輪2fの所定値以上の角減速度を感知
してオーバーラン回転したとき、オーバーラン開始点か
らレバー146がダンプ弁21を開弁するまでの時間が
長くなることであり、結局、車輪減速度センサ24の感
度は鈍化されたことになる。これによって高車速域にお
ける車輪減速度センサ24の過敏作動が防止され、アン
チロック制御時のスリップ率の安定化を図ることができ
る。 再び第5図において、ケーシング25内には、増速装置
23、車輪減速度センサ24、油圧ポンプ16の駆動系
等を潤滑するために、ギヤ39゜113及びフライホイ
ール118の各一部を浸漬させる潤滑油160が所定量
封入され、その油面の上方で小孔161を開口させるブ
リーザ室162が外側ケース27とその内壁に嵌込んだ
カバー163とにより画成される。このブリーザ室16
2はケーシング25の壁中を通る通気路164を介して
、外側ケース27の外側面下部に開口する排出口165
(第3図及び第4図)に連通ずる。 しかも、通気路164の途中には、先端にスリット16
6aを有する弾性カップ体からなる一方向弁166が介
装され、ブリーザ室162から排出口165への一方向
のみ気体の流れを許容するようになっている。 而して、ケーシング25内部の空気が熱膨張すれば、そ
の空気は先ず小孔161からブリーザ室162へ移り、
咳室ではその空気に混入した潤滑油160の飛沫が分離
される。その後、ブリーザ室162を出た空気は一方向
弁166を開いて通気路164を通り、排出口165か
ら外部に流出する。 一方、排出口165から通気路164へ侵入した泥水、
塵埃等は、一方向弁166によってブリーザ室162へ
の侵入を阻止される。 第5囚、第5A図及び第6図において、ポンプ軸30の
駆動系、即ち入力軸116に形成された駆動ギヤ3日及
びポンプ軸30に形成された被動ギヤ39は外側ケース
27の内側面に隣接して配置され、そしてこれらギヤ3
8.39の外周面に沿って起立する案内壁180がその
外側ケース27の内側面に一体に形成される。この案内
壁180の下部には、ケーシング25内の底部に貯留す
る前記潤滑油160中に開口する導入口181が、また
その上部には駆動ギヤ38の回転時、その歯が上から下
へ向って移動する側で開口する排出口182がそれぞれ
設けられる。さらに案内壁180の中間部内面には、駆
動ギヤ38の回転時、その歯が下から上へ向って移動す
る側で開口する誘導溝183が設けられ、この誘導溝1
83は、入力軸116の支持のための前記ボールベアリ
ング122を収容すべく外側ケース27に形成されたヘ
アリングハウジング184を介して入力軸116の中空
部116aと連通ずる。 また、この入力軸116の中空部116aは、入力軸1
16に穿設された複数の油孔185,186を介して入
力軸116とクラ・ンチ軸123との嵌合面及び入力軸
116とサンギヤ114とのスプライン嵌合部と連通ず
る。 さらに油孔185は、クラッチ軸123に穿設された油
孔187を介して前記一方向クラッチ130と連通ずる
。 而して、入力軸116の回転中、ポンプ軸30を駆動す
べく駆動ギヤ38は第5A図でa方向へ、また被動ギヤ
39はb方向へそれぞれ回転する。 被動ギヤ39がb方向へ回転すると、ケーシング27内
の貯留池160が被動ギヤ39の歯で汲み上げられ、導
入口181から案内壁180に沿って駆動ギヤ38へ受
渡される。その駆動ギヤ38はa方向へ回転しているの
で、その歯に受渡された油は誘導溝183へ運ばれ、余
剰の油は排出口182へ排出される。 誘導溝183に運ばれた油はベアリングハウジング18
4に流入し、その一部はボールベアリング122の潤滑
に供され、残りは入力軸116の中空部116aへ、さ
らに反対側のボールベアリング1.22へと進む。 入力軸116の中空部116aに進入した油は入力軸1
16と共に回転しつ\、遠心力により油孔185,18
6から吐出され、クラッチ装置119やボールねし機構
120に、それらの芯部から外周部に向って供給され、
それらを万遍なく潤滑することができる。 C1発明の効果 以上のように本発明によれば、車輪角減速度センサの入
力軸及び油圧ポンプのポンプ軸間を連結する駆動及び被
動ギヤを利用してケーシング内の貯留潤滑油を先ず入力
軸の中空部に導入し、それから遠心力を利用して人力軸
周りの潤滑部に供給するようにしたので、車輪角減速度
センサをその芯部から外周部まで万遍なく潤滑すること
ができる。しかも潤滑油供給のための専用のオイルポン
プを設ける必要もないから、構造が簡単であり、延いて
はアンチロック制御装置のコンパクト化に寄与し得る。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図1よ本発
明のアンチロック制御装置を備えた自動二輪車の側面図
、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図は第2図の
III−III線断面図、第4図は第3図の要部の横断
側面図、第4A図は第4図におけるカッI・オフ弁部の
拡大図、第4B図は第4A図のB−B線断面図、第4C
図は第4図における流量制御弁部の拡大図、第5図は第
3図のV−V線断面図、第5A図はケーシングの外側ケ
ースの内側面図、第6図は第3図のV?−VN線断面図
、第7図及び第8図は第6図の■−■線及び■−■腺断
面断面図9図は第8図のIX−IX線断面図である。 l・・・車両(自動二輪車)4.2r・・・車輪(前輪
)、3r・・・車輪ブレーキ(前輪ブレーキ)、7r・
・・アンチロック制御装置、16・・・油圧ポンプ、1
7・・・モジュレータ、18・・・制御油圧室、24・
・・車輪減速度センサ、25・・・ケーシング、26・
・・内側ケース、27・・・外側ケース、30・・・ポ
ンプ軸、38・・・駆動ギヤ、39・・・被動ギヤ、1
16・・・入力軸、116a・・・同中空部、122・
・・ベアリング、180・・・案内壁、 1・・・導入口、 182・・・排出口、 83・・・誘導溝、 1、84・・・ベアリングハウジング、185゜ 186・・・油孔
明のアンチロック制御装置を備えた自動二輪車の側面図
、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図は第2図の
III−III線断面図、第4図は第3図の要部の横断
側面図、第4A図は第4図におけるカッI・オフ弁部の
拡大図、第4B図は第4A図のB−B線断面図、第4C
図は第4図における流量制御弁部の拡大図、第5図は第
3図のV−V線断面図、第5A図はケーシングの外側ケ
ースの内側面図、第6図は第3図のV?−VN線断面図
、第7図及び第8図は第6図の■−■線及び■−■腺断
面断面図9図は第8図のIX−IX線断面図である。 l・・・車両(自動二輪車)4.2r・・・車輪(前輪
)、3r・・・車輪ブレーキ(前輪ブレーキ)、7r・
・・アンチロック制御装置、16・・・油圧ポンプ、1
7・・・モジュレータ、18・・・制御油圧室、24・
・・車輪減速度センサ、25・・・ケーシング、26・
・・内側ケース、27・・・外側ケース、30・・・ポ
ンプ軸、38・・・駆動ギヤ、39・・・被動ギヤ、1
16・・・入力軸、116a・・・同中空部、122・
・・ベアリング、180・・・案内壁、 1・・・導入口、 182・・・排出口、 83・・・誘導溝、 1、84・・・ベアリングハウジング、185゜ 186・・・油孔
Claims (1)
- 慣性式車輪角減速度センサの入力軸をケーシングにベ
アリングを介して支承し、この入力軸を互いに噛合する
駆動及び被動ギヤを介して、車輪ブレーキの制動油圧を
制御するモジュレータに制御油を圧送する油圧ポンプの
ポンプ軸に連結した車両用アンチロック制御装置の潤滑
装置であって、前記駆動及び被動ギヤをケーシングの内
側面に近接して配置すると共に、これらギヤの外周に沿
って起立する案内壁をケーシングの内側面に形成し、こ
の案内壁の下部には、ケーシング底部に貯留する潤滑油
に被動ギヤの一部と共に浸漬する導入口を設け、また同
案内壁の中間部内面には、駆動ギヤの回転時、その歯が
下から上へ向って移動する側で開口する誘導溝を設け、
この誘導溝を、前記ベアリングを収容すべくケーシング
に形成されたベアリングハウジングを介して入力軸の中
空部に連通し、さらに入力軸には、その中空部を入力軸
周りの潤滑部に連通する油孔を穿設したことを特徴とす
る、車両用アンチロック制御装置の潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32970288A JPH02175368A (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 車両用アンチロック制御装置の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32970288A JPH02175368A (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 車両用アンチロック制御装置の潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02175368A true JPH02175368A (ja) | 1990-07-06 |
Family
ID=18224309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32970288A Pending JPH02175368A (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 車両用アンチロック制御装置の潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02175368A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0694581A2 (en) | 1994-07-25 | 1996-01-31 | General Electric Company | A polycarbonate resin composition |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP32970288A patent/JPH02175368A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0694581A2 (en) | 1994-07-25 | 1996-01-31 | General Electric Company | A polycarbonate resin composition |
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