JPH0218332B2 - - Google Patents

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JPH0218332B2
JPH0218332B2 JP12259782A JP12259782A JPH0218332B2 JP H0218332 B2 JPH0218332 B2 JP H0218332B2 JP 12259782 A JP12259782 A JP 12259782A JP 12259782 A JP12259782 A JP 12259782A JP H0218332 B2 JPH0218332 B2 JP H0218332B2
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JP
Japan
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polycarbonate resin
phosphite
test
phosphorous acid
ppm
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JP12259782A
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JPS5912961A (ja
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Susumu Tanyama
Michihiro Kishimoto
Yutaka Kojima
Kimihisa Iwaki
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、高温での成形に際しての着色劣化が
極めて効果的に抑制される熱安定化ポリカーボネ
ート樹脂組成物に関する。更に詳しくは、芳香族
ポリカーボネート樹脂に2〜20ppmの亜りん酸と
50〜300ppmのトリ−(2,6−ジ−t−ブチルフ
エニル)ホスフアイトとを添加してなる高温成形
時の着色劣化が極めて効果的に抑制される熱に安
定なポリカーボネート樹脂組成物に関し、当該組
成物を用いて得られた成形品は耐熱水性にすぐ
れ、且つ機械的強度の低下が全くない。 芳香族ポリカーボネート樹脂は、透明で、耐熱
性および耐衝撃性に優れているため、種々の用途
に幅広く使用されている有用な樹脂であるが、溶
融時の粘度が高いため、大型の成形品や、厚みの
薄い成形品を成形することが困難である。このた
め、芳香族ポリカーボネート樹脂では300℃以上
というより高い温度での成形が最近では行なわれ
ており、このような高い温度での成形、特に、長
時間の連続成形において、芳香族ポリカーボネー
ト樹脂は、成形機シリンダー内部の滞留部での熱
分解による着色劣化をしばしば起し、実用上問題
となる。滞留部での熱分解は、単に熱による分解
ではなくて、溶融樹脂が接触する金属による何ら
かの作用が熱分解を助長すると考えられるが、い
ずれにしても、かかる現象は、製品の歩留りの低
下や商品価値の著しい低下を惹起する。 ポリカーボネート樹脂の成形に際してのかかる
着色劣化を防ぐ方法は、従来から種々提唱されて
おり、例えば特公昭36−3596号公報に開示されて
いる亜りん酸又はトリフエニルホスフアイトのよ
うなりん系化合物を安定化剤とし用いることがよ
く行なわれる。しかしながら、亜りん酸あるいは
有機の亜りん酸エステルは確かにポリカーボネー
ト樹脂の着色劣化を防止する効果があるが、所望
の充分な効果を発揮させるためには、亜りん酸の
場合には、少くとも200ppm以上の量を添加する
必要があり、成形時に成形品の内部に気泡が発生
したり、成形品を水蒸気に曝露すると成形品が著
しく白濁し、分子量低下並びに機械的強度の低下
といつた欠陥は避け難い。特公昭56−25950号公
報には、かかる亜りん酸あるいは有機の亜りん酸
エステルの使用に伴う欠点をアルカリ金属ハロゲ
ン化物とともに配合することにより解消する試み
が提案されている。しかし、アルカリ金属ハロゲ
ン化物のごとき無機の塩を相当量ポリカーボネー
ト樹脂に混入した場合、ポリカーボネート樹脂の
透明性が損なわれ、光学的用途に対してはその商
品価値が著しく低下する。 本発明者らは、かかる亜りん酸または有機の亜
りん酸エステルを配合した場合の欠点を解消すべ
く鋭意研究の結果、極く微量の亜りん酸と少量の
トリ−(2,6−ジ−t−ブチルフエニル)ホス
フアイトを併用することによつて、相剰効果によ
る予想外の卓越した安定化効果が発揮されること
を見出した。ここで得られる熱安定化されるポリ
カーボネート樹脂組成物から成形される成形品の
透明性および機械的強度は全く損なわれず、且つ
成形品中には気泡の発明もなく、さらには、例え
ば120℃の水蒸気に長時間曝露しても、成形品に
は白濁が全く見られず、極めてすぐれた熱安定化
効果が奏されることが判つた。 本発明でいうポリカーボネート樹脂とは、一般
式()で表わされる二価のフエノール化合物と
カーボネート前駆体、たとえばホスゲンとの反応
によつて得られる芳香族ポリカーボネートの単独
重合体および共重合体を言う。 一般式 (式中、R1、R2、R3およびR4は、水素原子、低
級アルキル基またはハロゲン原子であつて、全て
が同一であつても、それぞれが異なつていてもよ
く、またYは、アルキレン、エーテル(−O−)、
チオエーテル(−S−)またはスルホン
【式】である橋架け部を意味する。) この二価のフエノール化合物としては、具体的
には、2,2−ビス(4−ハイドロキシフエニ
ル)プロパン、2,2−(4−ハイドロシキフエ
ニル)メタン、4,4′−ジヒドロキシジフエニル
チオエーテル、4,4′−ジヒドロキシジフエニル
スルホン、4,4′−ジヒドロキシジフエニルエー
テル、2,2−ビス(3,5−ジブロム−4−ハ
イドロキシフエニル)プロパン、2,2−ビス
(3,5−ジクロル−4−ハイドロキシフエニル)
プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4
−ハイドロキシフエニル)プロパン等を挙げるこ
とができる。 本発明の熱に安定なポリカーボネート樹脂組成
物は、前述のごとく、特定の二種の化合物を特定
された範囲の量でポリカーボネート樹脂に配合す
ることによつて得られるのであるが、これらの二
者の組合せとその配合量の規定は、極めて特異的
であつて、たとえばトリ−(ジ−t−ブチルフエ
ニル)ホスフアイトは有機の亜りん酸エステルの
範疇に属する化合物であるが、同じ範疇に属する
化合物であるトリフエニルホスフアイトを用いた
場合には本発明の組成物におけると同等の効果は
得られない。各化合物の配合量は、ポリカーボネ
ート樹脂に亜りん酸については2〜20ppmそして
トリ−(ジ−t−ブチルフエニル)ホスフアイト
については50〜300ppmの範囲で定められる(い
ずれも重量基準)が、それぞれ下限以下の量を用
いた場合には所望の安定化効果が達成されず、上
限以上の量を用いた場合、亜りん酸とホスフアイ
トについては過熱水蒸気との接触による白濁化現
象が、安定化剤を添加しないポリカーボネート樹
脂の場合より大きく現われる傾向にあり、実用上
好ましくない。本発明における組合わされた安定
剤と配合量規定については後に実施例で具体的に
説明する。 本発明のポリカーボネート樹脂組成物を調製す
る方法については特に制限はなく、例えば、ポリ
カーボネート樹脂を溶融状態から粒状もしくは粉
体状にする際に樹脂溶液に上記組合わされた安定
剤を混入、混練せしめるか、ポリカーボネート樹
脂の粒状体または粉状体にドライブレンド法で混
合してもよく、ドライブレンドの際微量で用いる
亜りん酸を予め少量の水に溶解して用いてもよ
い。 本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、所
望に応じて充填剤、染顔料、繊維補強材、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、離型剤等各種添加剤を選択
して配合することができる。 以下に実施例および比較例によつて、本発明を
具体的に説明するが、後掲表1の結果に見られる
ごとく、本発明で使用するトリ−(ジ−t−ブチ
ルフエニル)ホスフアイトは、トリフエニルホス
フアイトの場合と異なり、それ単独では安定化効
果は乏しいが、水蒸気曝露での白濁現象とか成形
時の成形品中の気泡発生に対しては、極めて高い
抵抗性をもつことが判る。このことは、この亜り
ん酸エステルがその構造上、加水分解や熱に対し
て強いことが寄与しているものと考えられる。本
発明は、加水分解や熱に対して高い抵抗性を持つ
が、ポリカーボネート樹脂に対して安定化効果の
乏しいトリ−(ジ−t−ブチルフエニル)ホスフ
アイトと、極微量の、すなわち、充分な安定化効
果を発揮するには不足であるがポリカーボネート
樹脂の水蒸気曝露での白濁は生じない程度の量の
亜りん酸とを併用することにより、性能上の均衡
がとれ、かつ、極めて高い安定化効果を発揮する
安定化剤を見い出したものである。 実施例1および比較例1〜5 2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)ペロ
パンとホスゲンとから界面重縮合法によつて得た
ポリカーボネート樹脂〔三菱瓦斯化学(株)製、商品
味「ユーピロンS2000」〕の粉末に、樹脂の重量
に対して10ppmとなる量の亜りん酸を少量の水に
溶解した水溶液と、樹脂に対して重量で300ppm
となる量のトリ−(ジ−t−ブチルフエニル)ホ
スフアイトを加え、混合機により十分に混合し
た。得られた粉末を40φスクリユー押出し機を用
いて溶融押出しし、2mm角の立方体ペレツトとし
た。 このペレツト4gを、試験管に入れ、120℃の
雰囲気で窒素を送り込みながら1時間をかけて乾
燥した後、窒素気流中で340℃の温度で1時間の
溶融試験を実施した。別に、成形機中での金属面
との接触を想定して、樹脂容融体と接触するよう
にSUS316製も200メツシユの金網の小片を試験
管に入れ、上記と同じ手法で340℃での溶融試験
を実施した。溶融試験終了後、試験管内の樹脂を
25c.c.の塩化メチレンに溶解し、溶液の色相を白金
コバルト色度標準液の目視により比較し、
APHA値として測定した。 次いで、上記ペレツトを用い、射出成形により
厚さ3.2mmの板状の成形品を得た。これをオート
クレーブ中で120℃の水蒸気に100時間曝らした。
試験後、ベーズメーターにより霞度を測定した。 これらの測定結果は表1に示す。 さらに、上記水蒸気処理試験後の試料につき粘
度平均分子量を測定したところ、安定化剤を添加
していないもの(ブランク)は試験前2.2×104
試験後2.1×104であるのに対して、本発明の安定
化剤を添加したものは試験前2.2×104、試験後2.1
×104であつた。因みに、トリフエニルホスフア
イト300ppm添加した場合(比較例4)には、同
様の試験を行なつたところ、試験前の粘度平均分
子量が2.2×104であつたのが、試験後1.3×104
低下していることが判つた。 参考のために、ブランク試験(比較例1)並び
に亜りん酸単独(比較例2)および亜りん酸エス
テル単独(比較例3〜5)を配合して、上記と同
様に処理して測定した結果を表1に併記する。 表1から明らかなごとく、比較例2、3および
5ではブランク試験相当の著しい着色劣化が見ら
れ、いずれも安定化効果が達成されていないこと
が判る。また、比較例4では着色劣化は抑制され
ているものの水蒸気処理による白濁が著しいこと
が判る。これに対して、本願発明の安定剤系で
は、着色劣化に対してはトリフエニルフオスフア
イトと同等の効果を示すが、水蒸気処理による白
濁現象が顕著に防止されていることは驚くべき結
果と言える。 尚、表1には、上記ペレツトから樹脂温度300
℃で射出成形して1/4″×1/3″×6″の大きさの成形
品15本を得、当該成形品中に気泡が1個でも形成
されている成形品の数を分子に示して気泡発生率
を表わした結果を併記する。比較例3および4に
比べて、本願発明の組成物では気泡の発生が全く
見られない。
【表】 実施例 2〜4 表1に示される割合で二種の安定剤を用いる以
外は、実施例1と同じ操作で各種性質を測定し
た。 結果は表1に併記する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリカーボネート樹脂に2〜20ppm(重量)
    の亜リン酸および50〜300ppm(重量)のトリ−
    (2,6−ジ−t−ブチルフエニル)ホスフアイ
    トを添加してなる高度に着色劣化が防止される熱
    に安定なポリカーボネート樹脂組成物。
JP12259782A 1982-07-14 1982-07-14 熱に安定なポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 Granted JPS5912961A (ja)

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