JPH021865B2 - - Google Patents

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JPH021865B2
JPH021865B2 JP59016839A JP1683984A JPH021865B2 JP H021865 B2 JPH021865 B2 JP H021865B2 JP 59016839 A JP59016839 A JP 59016839A JP 1683984 A JP1683984 A JP 1683984A JP H021865 B2 JPH021865 B2 JP H021865B2
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Japan
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self
insulated wire
bonding insulated
component
wire
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JP59016839A
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Inventor
Isao Kamioka
Masayoshi Myake
Masaaki Fukuhara
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP1683984A priority Critical patent/JPS60161466A/ja
Publication of JPS60161466A publication Critical patent/JPS60161466A/ja
Publication of JPH021865B2 publication Critical patent/JPH021865B2/ja
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  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) 本発明はモーター、変圧器、磁気コイルなどに
利用されるエナメル線に自己融着機能を付与した
自己融着性絶縁電線に関するものである。 (従来技術とその問題点) 従来、電気機器、通信機器などのコイル成形体
は絶縁電線を所定の形状に捲線した後、ワニス処
理を行ない電線相互間を接着・固化したものが用
いられていたが、最近では加熱又は溶剤処理のみ
でも電線相互間を融着固化できる自己融着性絶縁
電線が含浸ワニス処理にかわつて使用されつつあ
る。 自己融着性絶縁電線はエナメル線の絶縁層の上
に熱可塑性材料を主体とする自己融着層を設けた
もので、電線をコイル状に捲いた後もしくはコイ
ル状に捲きながら加熱又は溶剤処理をすると電線
相互が固着し、コイルが得られるので含浸ワニス
処理を省略する事が出来、ユーザーに対し、次の
ような多くの利点をもたらす。 含浸ワニス使用による公害、安全衛生の心配
が無用となる。 通電加熱で代表されるようにコイルの形サイ
クルが早くなり、含浸ワニスも使用しないため
製造コストが下がる。 コイル形状の複雑なもの、含浸ワニスが浸透
しないものも固化可能である。 この為自己融着性絶縁電線の要求は大きくなる
とともに需要家の工程、使用条件に合う様、種々
の特性を持つた材料の開発が望まれていた。中で
もテレビジヨンなどに使用されている偏向ヨーク
コイルはその特殊な形状ときびしい寸法精度のた
め需要家より巻線メーカーに対し多くの要求がな
されてきた。 数年前は偏向角度の増大によりコイルの加熱変
形の小さい事、高温(たとえば130℃程度)でも
固着力を有する事、コイル製造時、通電による加
熱処理の際の自己融着性材料の流動性がよい事が
要求され、巻線メーカーは自己融着性材料をポリ
ビニルブチラールより共重合ナイロンに変えて対
応してきた。 最近ではコンピユータなどの発達にともない、
より高精度のCRTが要求され、偏向ヨークコイ
ルは以前のものに増して変形のないものが必要と
なつてきた。現在の共重合ナイロン系自己融着性
材料は高温での固着力も強く、流動性のよい材料
ではあるが、材料自体はやわらかい。この為共重
合ナイロン系自己融着性絶縁電線を用いて偏向ヨ
ークコイルを作製すると、偏向ヨークコイル製作
後コイルのスプリングバツク力によりコイルが若
干変形してしまうといつた欠点がある。現在の高
精度のCRTの要求に対しては上記の変形が問題
となつている。 一方、自己融着性材料としてフエノキシを用い
た自己融着性絶縁電線が知られているが、これを
用い偏向ヨークコイルを作成すると変形の少ない
コイルが得られる。しかしフエノキシは加熱処理
の際材料の流動性が乏しいため共重合ナイロン系
のものに比べ通電融着時に大電流を必要とした
り、通電時間を長くしなければ線間相互が充分に
固着したコイルは得られない。従がつて、従来の
共重合ナイロン系を使用した時に比べ多量の熱エ
ネルギーを必要とし、コイルの製造コストが増加
する。又、大電流を長時間流す事によつて絶縁層
の熱劣化や電線間の短絡が起こるという欠点も有
つた。本発明者らは、これらの欠点を解消すべく
鋭意検討の結果、流動性については従来の共重合
ナイロン系と同様に良好であり、かつ、成形加工
後の変形の小さい偏向ヨークコイルを製造可能な
自己融着性絶縁電線を見い出し、本発明に到達し
たものである。 最近電気機器がますます小型化し、高信頼性が
要求されるようになるとともに製造コストの低下
も合せて望まれている。 本発明は自己融着性絶縁電線は、材料が融着し
やすく、融着後の耐変形性、硬さに優れたもので
単に偏向ヨークコイルのみではなく、他のコイル
に対しても充分応用可能なものである。 (発明の構成) 本発明は、分子中に2個のフエノール性OH基
を有する化合物(A成分)と下記の化学式 で示される化合物(B成分)を反応せしめて得ら
れるポリヒドロキシエーテル類においてA成分中
のうち少なくとも25モル%以上が一核2価フエノ
ールである事を特徴とするポリヒドロキシエーテ
ル類を主成分とする塗料を導体上に他の絶縁物を
介して塗布、焼付けてなる自己融着性絶縁電線に
関するものである。 本発明においてA成分として用いられる一核2
価フエノールは例えば一般式
【化】
で表わされ代表的なものとしては、OH基がパラ
の位置にあるハイドロキノン、メタの位置にある
レゾルシン、オルソの位置にあるカテコールがあ
る。もちろんこれらの化合物にアルキル基、アル
ケニル基、ハロゲンなどを置換した化合物であつ
てもよい。中でもハイドロキノン、レゾルシンが
工業的に入手しやすく好適である。 本発明でA成分として用いられる分子中に2個
のフエノール性OH基を有する化合物で一核二価
フエノール以外の化合物としては、例えば一般式
(Yは−CH2−,
【化】−CH2CH2
【化】−O−,
【化】−S−,
【化】などであり、ベンゼン核中のHは1又は それ以上アルキル基(CH3,C2H5等)ハロゲン
(Cl,Br,I等)などで置換されてもよい。)
で示されるもので、更に具体的には、2.2−ビス
(4−ヒドロキシフエニル)プロパン、ビス(4
−ヒドロキシフエニル)メタン、2.2−ビス(4
−ヒドロキシフエニル)エタン、4.4′−ジヒドロ
キシジフエニルスルホン、4.4′エジヒドロキシフ
エニルエーテル、2.2′−ビス(4−ヒドロキシ−
3.5−ジブロモフエニル)プロパン、2.2′−ビス
(4−ヒドロキシ−3−ブロモフエニル)プロパ
ン、4.4′−(α−メチルベンジリデン)ジフエノ
ール等をあげる事が出来る。 さらに他の分子中に2個のフエノール性OH基
を有する化合物としてジヒドロキシナフタレン、
なども使用できる。中でも2.2′−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパンが工業的に入手しやす
く安価であり好ましい。 本発明でB成分として用いる下記式の化学式 で示される化合物としては、次のものがある。 上記のR1がH,R2がCH3である最も一般的な
エポキシ化合物としては、シエル化学社商品名エ
ピコート#828,834,1001,1004,1007ダウケ
ミカル社商品名DER330,331,332,337,557,
660,661,662,664チバガイギー社商品名アラ
ルダイト6004,6005,6010,6020,6030,6040,
6060,6071,6075,6084大日本インキ化学工業
社商品名エピクロン840,850,860,1050,3050,
4050東都化成社商品名エポトートYD−128,
134,011,013,014等がある。 R1がH,R2がHであるものとしては、東都化
成商品名エポトートYDF−170,190大日本イ
ンキ化学工業社商品名エピクロン830等がある。 以上の中でもR1がH,R2がCH3である化合物
が最も多く工業生産されており、入手しやすさ、
価格の面で好ましい。 本発明において用いるB成分としては、上記化
学式で示される化合物のほか、これらの一部を他
の類似化学物、たとえばR1がH,R2がCH3でベ
ンゼン核の一部の水素を臭素置換した化合物であ
る大日本インキ化学工業社商品名エピクロン152,
1120東都化成社商品名YDB−340,400,500,
700,R1がH,R2がCH3でベンゼン核を水素化し
シクロヘキサン環とした化合物である大日本イン
キ化学工業社商品名エピクロン750、東都化成社
商品名サントート1000,3000,のほかポリプロピ
レングリコールのジエポキサイドであるダウケミ
カル社商品名DER732、リノールダイマー酸のジ
エポキサイドであるシエル化学社商品名エピコー
ト#871ウレタン結合を有するジエポキサイドで
ある旭電化社商品名Epu6,10,15などの化合物
を、材料の特性に大きく影響を与えない程度の範
囲内で一部置換する事ももちろん可能である。 本発明でいうポリヒドロキシエーテル類とは分
子中に2個のフエノール性OH基を有する化合物
(A成分)と先に示した化学式で示される化合物
(B成分)とを溶媒中又は無溶媒で塩基性触媒の
存在下反応させて得られるものである。 反応は、B成分のエポキシ基とA成分のフエノ
ール性OH基との当量比が0.95から1.05の範囲で
より好ましくは0.98から1.02の範囲で無溶媒又は
次に示すような溶剤中で行なう。 反応溶剤としては、酢酸セロソルブ、フエニル
セロソルブ、セロソルブ、カルビトール、メチル
カルビトール、ブチルカルビトールなどで代表さ
れるグリコールエーテル類、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン、アセトフエノン、ベン
ゾフエノン等のケトン類、フルフラール等のアル
デヒド類、アセトニトリル、フエニルアセトニト
リル、プロパンジニトリル、ベンゾニトリル等の
ニトリルや、ニトロベンゼン、1−クロロ−2−
ニトロベンゼン、1−クロロ−3−ニトロベンゼ
ン等にニトロ化合物ジメチルスルホキシド等のス
ルホキシド、ジクロテトラメチレンスルホン等の
スルホン類が挙げられる。 ただし、エポキシ基又はフエノール性OH基と
反応するものや、副反応を起すものは、適当でな
いことはいうまでもない。 反応触媒としては、ナトリウムフエノキシド、
2.2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン
のモノナトリウム塩、4.4′−ジヒドロキシジフエ
ニルスルホンのモノナトリウム塩等のアルカリ金
属フエノキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、等のアルカリ金属アルコキシ
ド、ナトリウムハイドライド、ナトリウムボロハ
イドライド等の金属水素化物、トリエチルアミ
ン、n−プロピルアミン、iso−プロピルアミン、
n−ブチルアミン、tert−ブチルアミン、n−ヘ
キシルアミン、n−オクチルアミン、シクロヘキ
シルアミン、グアニジン、グアニジン誘導体、メ
チルアミン、メチルアミン誘導体、エチルアミ
ン、エチルアミン誘導体、ピペリジン、ピペリジ
ン誘導体ピロリジン、N−メチルピロリジン、モ
ルホリン、トリエチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、ピリジン、イミダゾール類、1.8−
ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7等の有
機基塩基、或いは1.8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕
ウンデセン−7のフエノール塩、2−エチルヘキ
サン酸塩、キレイン酸塩等を挙げることができ
る。触媒は、ビスフエノール類に対して、0.01な
いし10モル百分率の範囲で使用され、0.02ないし
5モル百分率が好ましい。 反応温度は、80℃から200℃の間が好ましいが、
この範囲外でも良く、必要ならば加圧下、溶媒の
沸点以上の温度で溶液反応を進行させることもで
きる。 ポリマーの重合度は、m・クレゾール中0.5
g/dlの濃度で測定した還元粘度(ηsp/c)
が0.2〜0.5dl/gである事が望ましい。還元比粘
度が0.2以下であると電線とした時、可とう性に
乏しく0.5以上であると融着時に流動性が乏しく
なり融着性が悪くなる。環境保護の為の排出有機
溶剤規制や経済的理由等により、高濃度塗料を得
たい場合は、比較的低重合度としておき、エポキ
シ基とフエノール性OH基が当量存在する時は、
そのまま又いずれか一方が過剰の時は、過少分を
エポキシ基とフエノール性OH基が当量となる様
に、上記化学式で示される化合物と分子中に2個
のフエニール性OH基を有する化合物を塗料中に
追加し、電線製造の際の塗布、焼付時に更に反応
を続け、高重合度とすることも可能であろう。 本発明において分子中に2個のフエニール性
OH基を有する化合物中に占める一核2価フエノ
ールの割合は、25モル%以上である事が必要であ
る。25モル%以下であると一核2価フエノールを
用いた効果が現われない。 次に本発明にポリヒドロキシエーテル類を主成
分とする 塗料にはポリエーテルサルホン樹脂、ポリサル
ホン樹脂、フエノキシ樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリフエニレンオキサイド樹脂、ポリスチレ
ン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、シ
リコン樹脂、フエノール樹脂、メラミン樹脂、尿
素樹脂等を材料の流動性に悪い影響を与えない程
度添加する事も可能であり、さらに可塑剤、シリ
コーン、低分子量ポリエチレン、界面活性剤、顔
料、染料、有機無機フイラー等の1つ又はそれ以
上を適量添加することにより、電線特性の多少の
改善は可能であり、これも本発明の範囲に含まれ
るものである。 本発明のポリヒドロキシエーテル類を主成分と
する塗料を製造するさい、塗料成分の溶剤、分散
剤としては前述の反応溶剤が使用でき、他にm−
クレゾール、N.N−ジメチルホルムアミド、N
−メチルピロリドン、メチルエチルケトン、キシ
レン、ナフサ等も場合により溶解性、粘度を調製
するために使用できる。 本塗料は、いかなる濃度でも使用し得るが、5
%ないし95%の範囲が好ましく20%ないし80%の
範囲が、より効果的に使用される。 本塗料は、他の絶縁物を介して皮膜に形成さ
れ、本発明の自己融着性絶縁電線が製造される。 皮膜の形成方法は、溶液或いは溶融状態の塗料
を素線上に塗布し、ダイ、フエルト等で膜厚を調
節し、焼付炉、又は凝固浴中で皮膜を形成乾燥さ
せるか、又は溶媒を含まない場合は、単に溶融塗
料を塗布後冷却することにより行なわれるもので
ある。 本発明の自己融着性絶縁電線の融着方法は加熱
による融着が好ましく、特に通電による加熱で融
着され、融着後の硬さの要求されるコイル、具体
的には偏向ヨークコイルに使用すると効果が大き
い。 次に実施例により更に詳細に本発明を説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。尚、以下の実施例中の還元比粘度(ηsp/
c)は得られた本発明のポリヒドロキシエーテル
溶液をm−クレゾールで0.5g樹脂/100ml溶媒濃
度に希釈し、30℃で測定されたものである。 実施例 1 シエル化学社製エポキシ樹脂商品名エピコート
#828(以下エピコート#828と略す。エポキシ当
量186)186.0gとハイドロキノン(試薬一級分子
量110.1)55.0g、トリn・ブチルアミン(試薬
一級、分子量185.4)4.6g、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル240gとを温度計、攪拌棒、
冷却管を付けた丸底フラスコ中で混合・溶解温度
を80℃に上昇させ、80℃から140℃まで10℃/hr
の昇温スピードで昇温し、6時間反応させた。反
応終了後加熱を止めジエチレングリコールモノメ
チルエーテルを320g加え樹脂分30%の黒色透明
溶液を得た。本樹脂の還元比粘度(ηsp/c)は
0.38であつた。続いてエナメル線焼付炉にて0.5
mm径の銅線上に絶縁塗料のH種ポリエステルイミ
ド(日触マケネクタデイ社製 商品名イソミツド
LV)を、ポリエステルイミド絶縁塗料の焼付条
件で、7回塗布、焼付した後、本実施例の樹脂溶
液を、同じ焼付条件で、3回塗布、焼付し、自己
融着電線を得た。 本実施例の自己融着性絶縁電線の電線特性を表
1に示した。 実施例 2 ハイドロキノンの代りにレゾルシン(試薬一級
分子量110.1)55.0gを用いるほかは実施例1と
同じ反応方法で樹脂分30%の黒色透明溶液を得
た。本樹脂の還元比粘度(ηsp/c)は0.29であ
つた。続いて実施例1と同様にして自己融着性絶
縁電線を得た。本実施例の自己融着性絶縁電線の
電線特性を表1に示した。 実施例 3 ハイドロキノン55.0gを用いる代りにレゾルシ
ン27.5gとハイドロキノン27.5gの混合物を用い
実施例1と同じ反応方法で樹脂成分30%の黒色透
明溶液を得た。本樹脂の還元比粘度(ηsp/c)
は0.39であつた。続いて実施例1と同様にして自
己融着性絶縁電線を得た。本実施例の自己融着性
絶縁電線の電線特性を表1に示した。 実施例 4 エピコート#1001(エポキシ当量513)205.2g
とハイドロキノン22.0g、トリn−ブチルアミン
1.85g、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル227.2gとを用い、実施例1と同じ方法で反応
させた後、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル303gを加え、樹脂分30%の黒色透明溶液を
得た。本樹脂の還元比粘度(ηsp/c)は0.42で
あつた。続いて実施例1と同様にして自己融着性
絶縁電線を得た。本実施例の自己融着性絶縁電線
の電線特性を表1に示した。 実施例 5 エピコート#828 186.0g、ハイドロキノン
27.5g、ビスフエノールA(試薬一級分子量
228.3)57.1g、トリn−ブチルアミン4.6g、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル270gと
を用い、実施例1と同じ方法で反応させた後、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル360gを
加え樹脂分30%の黒色透明溶液を得た。 本樹脂の還元比粘度(ηsp/c)は0.35であつ
た。続いて実施例1と同様にして自己融着性絶縁
電線を得た。本実施例の自己融着性絶縁電線の電
線特性を表1に示した。 実施例 6 エピコート#828 186.0g、ハイドロキノン
13.8g、ビスフエノールA85.6g、トリn−ブチ
ルアミン4.6g、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル285gとを実施例1と同じ方法で反応
させた後、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル380gを加え、樹脂分30%の黒色透明溶液を
得た。本樹脂の還元比粘度(ηsp/c)は0.32で
あつた。続いて実施例1と同様にして自己融着性
絶縁電線を得た。 本実施例の自己融着性絶縁電線の電線特性を表
1に示した。 実施例 7 エピコート#834(エポキシ当量253)253.0gカ
テコール(試薬1級分子量110.1)55.0g、トリ
−n−ブチルアミン4.6g、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル308gとを実施例1と同じ
方法で反応させた後、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル410gを加え樹脂分30%の黒色透
明溶液を得た。本樹脂の還元比粘度(ηsp/c)
は0.37であつた。続いて実施例1と同様にして自
己融着性絶縁電線を得た。本実施例の自己融着性
絶縁電線の電線特性を表1に示した。 比較例 1 フエノキシ樹脂(ユニオンカーバイド社商品名
フエノキシPKHH平均分子量約4万)300gをジ
エチレングリコールモノメチルエーテル700gに
溶解させた樹脂分30%の淡黄色透明溶液を得た。
続いて実施例1と同様にして自己融着性絶縁電線
を得た。本比較例の自己融着性絶縁電線の電線特
性を表1に示した。 比較例 2 還元比粘度(ηsp/c),m−クレゾール0.5%
溶液、at30℃、以下同じ)が1.71である12−6の
共重合ポリアミド(1)(該共重合ポリアミドを構成
する12−ナイロン成分と6−ナイロン成分の重量
組成比が8:2、以下同じ)240grと還元比粘度
が1.24である12−6−6・6(重量組成比1:
1:1)の共重合ポリアミド(II)160grとを、
フエノールとm−クレゾールの混合溶剤(重量比
で2:8)1200gr中で170℃×5時間加熱反応さ
せて得られる重合体溶液を、キシロール750grで
希釈し濃度17%、粘度(B型粘度計で測定、at30
℃、以下同じ)1640cpsの均一透明な塗料を得た。 続いて実施例1と同様にして自己融着性絶縁電
線を得た。本比較例の自己融着性絶縁電線の電線
特性を表1に示した。
【表】 実施例 8 実施例1,2,5、比較例1,2で得た自己融
着性絶縁電線を直径5.0mmφのマンドレルの緊密
に巻き付け125grの荷重下で所定の温度の恒温槽
中に20分間放置したものを試料とし、固着力を
ASTM−D2519に基づき測定した。 各実施例、比較例の自己融着性絶縁電線の融着
温度と固着力の関係を表2に示した。
【表】 実施例 9 実施例1〜7、比較例1〜2で得た自己融着性
絶縁電線を直径5.0mmφのマンドレルに緊密に175
ターン巻き付け荷重125grの荷重下で10Aの定電
流を所定の時間通電加熱した。 加熱により得たコイルを試料とし、固着力を
ASTM−D2519に基づき測定した。各実施例、
比較例の自己融着性絶縁電線の通電時間と固着力
の関係を表3に示した。 実施例 10 実施例1〜7、比較例1〜2で得た自己融着性
塗料のフイルムを200℃の恒温槽で2時間焼付け
る事により作製した。 各実施例、比較例のフイルムの弾性率温度特性
を東洋ボールドウイン社製動的弾性測定装置
(バイブロン)により振動数11Hzで測定した。得
られた弾性率温度特性を表4に示した。
【表】 実施例 11 実施例1〜7、比較例1〜2で作製した自己融
着性絶縁電線を偏向ヨークコイル捲機でコイル捲
し、偏向ヨークコイルを作製した。得た偏向ヨー
クコイルを平滑な板の上に静置し、第2図に示す
ような偏向ヨークコイルと板との間隙(Δh:取
り出し変形)を測定した。結果を表5に示した。 尚、作製した偏向ヨークコイルを第1図に示し
た。a,b,cはそれぞれ40mm、90mm、60mmの大
きさであつた。
【表】 (発明の効果) 表2,3より本発明の自己融着性絶縁電線はフ
エノキシ、共重合ナイロン系より低温で融着可能
であり、共重合ナイロン系とほぼ同程度の時間で
通電融着可能である事が判る。又表4に示される
如く室温より90℃まで共重合ナイロン系のものよ
り硬く、室温より70℃までフエノキシのものとほ
ぼ同程の硬さである。実際に偏向ヨークコイルを
製作した時、表5に示されているようにコイルの
変形量が現行共重合ナイロン系のものより少な
い。従つて本発明の自己融着性絶縁電線は高精度
のCRTに使用する変形の少ない偏向ヨークコイ
ル用に好適である。当然他の加熱融着により製作
されるコイルに対しても応用可能であり、新規な
自己融着性絶縁電線として、その工業的価値は大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明にかかわる偏向ヨー
クコイルである。 第1図は偏向ヨークコイルの概略を示したもの
で本コイルは図中のa,b,cがそれぞれ40mm、
90mm,60mmの大きさのものである。第2図は取り
出み変形量(Δh)を図示したものである。 1…偏向ヨークコイル、2…平滑な板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分子中に2個のフエノール性OH基を有する 化合物(A成分)と下記の化学式 で示される化合物(B成分)を反応せしめて得ら
    れるポリヒドロキシエーテル類においてA成分中
    のうち少なくとも25モル%以上が一核2価フエノ
    ールである事を特徴とするポリヒドロキシエーテ
    ル類を主成分とする塗料を導体上に他の絶縁物を
    介して塗布、焼付けてなる自己融着性絶縁電線。 2 一核2価フエノールがハイドロキノンである
    特許請求の範囲第1項記載の自己融着性絶縁電
    線。 3 一核2価フエノールがレゾルシンである特許
    請求の範囲第1項記載の自己融着性絶縁電線。 4 一核2価フエノールがカテコールである特許
    請求の範囲第1項記載の自己融着性絶縁電線。 5 B成分が下記の化学式 で示される化合物である特許請求の範囲第1項記
    載の自己融着性絶縁電線。
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