JPH021906B2 - - Google Patents

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JPH021906B2
JPH021906B2 JP9954881A JP9954881A JPH021906B2 JP H021906 B2 JPH021906 B2 JP H021906B2 JP 9954881 A JP9954881 A JP 9954881A JP 9954881 A JP9954881 A JP 9954881A JP H021906 B2 JPH021906 B2 JP H021906B2
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glow discharge
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Gudarieuitsuchi Aizenshutein Anatorii
Reizeroitsuchi Aguresu Efugeni
Uashirieuitsuchi Kirichenko Uradeimiiru
Afuanasheuitsuchi Kozurofusuki Igooru
Emeruyanofuna Shizoa Nina
Uashirieuitsuchi Bikutooru
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱処理に係り、特に、グロー放電中で
の物品の化学的−熱的処理を制御する方法及び装
置に係る。
本発明の方法及び装置は、例えば機械建造及び
航空産業において大きな被加工片強度を得るため
に用いられるイオンニトロ化装置で被加工片を処
理する際にこの処理を制御することに関連して適
用される。
グロー放電による被加工片の化学的−熱的処
理、特にイオンニトロ化処理は、通常、陰極スパ
ツタリング法により被加工片表面を浄化する段階
と、被加工片に拡散飽和をほどこす段階、即ち被
加工片を所定温度に維持する段階の2段階を含ん
で成る。被加工片の表面から色々な汚れを迅速に
除去するとともに、複雑な合金鋼処理における重
要なことである表面全体に亘つて均一に分布した
層を硬化するためには陰極スパツタリング法に定
められている電圧より相当に高い電圧を用いるの
がよいやり方とされている。しかしこの方法で
は、この場合グロー放電が往々アーク放電に移行
するため高電圧においては良好な結果が得られ
ず、特に処理段階の初期においては電圧が高い程
このように放電の移行が生じる頻度が高くなる。
こうした状況のもとでは、アーク発生頻度が許容
限度を超えると処理対象被加工物表面に損傷が生
じることがある。従つて、陰極スパツタリング実
施電圧を高くするに際しては、アーク発生頻度が
この許容限度を超えないようにしなければならな
い。
洗浄中、被加工片が加熱されることが注目され
ねばならない。従つて、被加工片の温度とその発
化率は一定限度内に保たなければならず、そうで
ないと被加工片に変形が生じ、ニトロ化層の特性
が悪くなる。
グロー放電による被加工片の化学的−熱的処理
法としては、被加工片の温度とその変化率を測定
する段階と、このように測定された量を予め定め
た値と比較する段階と、この比較によつてエラー
信号を生成する段階と、グロー放電電圧を制御す
る信号を形成する段階とを含んで成る処理法が公
知である。(FRG受理申請書No.2606396、cl.
HO5B7/16参照)。
この方法の欠点は、多くの場合被加工片の加熱
速度もしくはその温度の調節をグロー放電電圧を
変えることによつて行うため、強力な陰極スパツ
タリングとすることができないことである。調節
可能なこれらの量の規定値は強力な陰極スパツタ
リングが達成されるより低い電圧で得ているた
め、処理の質が低下する。この方法のもう一つの
欠点は、化学的−熱的処理のあいだアーク発生頻
度は所定水準に保たれず、制御措置としてはアー
ク放電の発生を伴う様なグロー放電電圧の上昇を
抑制することしかできない点である。最後にこの
方法では、被加工片温度変化率とアーク発生頻
度、もしくは被加工片温度とアーク発生頻度とを
規定水準に同時に維持することができない。これ
はグロー放電電圧に対してしか制御作用をとらな
いためで、その結果、化学的−熱的処理の所要時
間が長くなる。
以上の方法を実施するための装置として、電源
を、被加工片を収容する電圧室のリードに接続し
た装置がある。この装置では、温度センサと温度
変化率センサがそれぞれの比較素子を介して制御
ユニツトに接続されており、この制御ユニツトは
電源に接続されている。温度比較素子の出力は温
度変化率比較素子の設定入力に接続され、温度変
化率比較素子の出力は制御ユニツトの第1の入力
に接続されている。これは大きな積分定数の比例
積分レギユレータであり、その第2の入力はアー
ク放電発生を確認するセンサに接続されている。
既知の装置では、この比例積分レギユレータを
被加工片温度の制御とその変化率の制御とに使用
する上、その電源からは絶えず可変な電圧が供給
されるので、その結果、プロセスパラメータを正
しく調節することができない。
本発明の基本的な目的は、グロー放電の化学的
−熱的処理を制御するに際して、被加工片温度と
アーク発生頻度を所望水準に維持しながら、同時
にこれらの量の制御特性を改善し、強力な陰極ス
パツタリングを実施することにより、処理時間の
短縮と処理の質の向上を達成できる方法及び装置
を実現することである。
この目的は、グロー放電における被加工片の化
学的−熱的処理の制御において、被加工片温度と
該温度の変化率を測定する段階と、これらの測定
量をそれぞれの予め決められた値と比較する段階
と、この比較によるエラー信号を生成する段階
と、該エラー信号からグロー放電電圧を制御する
ための制御信号を生成する段階を含んで成る方法
によつて達成されるが、この様な方法において本
発明による方法は、前記測定段階と同時にグロー
放電におけるアーク発生頻度を測定する段階と、
該測定頻度を予め決められた値と比較する段階
と、この比較によるエラー信号を生成する段階
と、該エラー信号からもう一つの制御信号を生成
する段階と、該もう一つの制御信号を用いてアー
ク発生頻度を制御する段階とを含んで成る。
本発明の方法においては、このほか、被加工片
の処理開始時点から陰極スパツタリング終了時点
まで、グロー放電電圧として、調節可能な振幅値
と平均値を有するパルス電圧を使用し、該パルス
電圧の平均値を用いて温度とその変化率を制御
し、該パルス電圧の振幅値を用いてアーク発生頻
度を制御し、これにより強力な陰極スパツタリン
グを可能にすることが好ましい。
本発明ではまた、グロー放電電圧の制御に適し
たアーク発生頻度に基づく信号を、温度に基づく
制御信号もしくは温度変化率に基づく制御信号と
比較し、これに比較された制御信号のうち低いグ
ロー放電電圧に対応する信号を用いてグロー放電
電圧を制御し、こうして少なくとも二種類の処理
特性の同時制御の質を高めるのが好ましい。
本発明の方法では、また、被加工片温度が上昇
したときにアーク発生頻度の所定値を小さくする
のが好ましい。
この目的は本発明の方法を実施するための装置
において達成されるが、その構成要素として具備
されるのは、被加工片を収容する放電室のリード
に接続された電源と、被加工片温度センサと、温
度変化率センサと、測定された温度とその変化率
とをそれぞれ予め決められた値と比較する素子
と、レギユレータユニツトとであり、上記センサ
の出力はそれぞれの比較素子を介して前記レギユ
レータユニツトに接続され、該レギユレータユニ
ツトは前記電源に接続されるが、この場合本発明
による装置では、以上のほか、アーク発生頻度セ
ンサと、アーク発生頻度をその予め定められた値
と比較する素子と、制御ユニツトと、グロー放電
電圧伝送器とを含んで成り、前記レギユレータユ
ニツトは被加工片温度とその変化率とアーク発生
頻度とを調節するためのレギユレータを具備し、
前記アーク発生頻度センサはそれに対応する比較
素子を介して前記アーク発生頻度レギユレータに
接続され、アーク発生頻度レギユレータの出力は
前記制御ユニツトの入力のうちこれに対応する入
力に接続され、この制御ユニツトの他の二つの入
力は温度レギユレータと温度変化率レギユレータ
の出力に接続され、その更に一つの入力は温度比
較素子の出力に接続され、残り一つの入力はグロ
ー放電電圧伝送器を介して前記リードのうちのそ
れに対応するリードに接続され、その出力は電源
に接続される。
本発明の装置の制御ユニツトは、2個のスイツ
チと、ゼロ検出器と、最小信号取出し器と、陰極
スパツタリング終了確認回路とを具備したもので
あることが好ましく、ここでゼロ検出器の出力は
前記2個のスイツチのうちの第1のスイツチの第
1の入力に接続され、該スイツチの出力は第2の
スイツチの第1の入力に接続され、該第2のスイ
ツチの第2の入力は陰極スパツタリング終了確認
回路の出力に接続され、前記第2のスイツチの第
1の出力は最小信号取出し器の第1の入力に接続
され、前記第1のスイツチのそれぞれの入力と、
ゼロ検出器の入力と、最小信号取出し器の第2の
入力と、陰極スパツタリング終了確認回路の入力
とはそれぞれ前記制御ユニツトの入力として使用
され、上記第2のスイツチの第2の出力と最小信
号取出し器とはそれぞれ制御ユニツトの出力とし
て使用される。
本発明の装置の陰極スパツタリング終了確認回
路は、比較器と、基準電源と、時間カウンタとを
具備して成ることが好ましく、ここにおいて比較
器の第1の入力と出力とはそれぞれ基準電源と時
間カウンタの入力とに接続され、比較器の第2の
入力と時間カウンタの出力とはそれぞれ陰極スパ
ツタリング終了確認回路の入力及び出力として使
用される。
以下に、図面を参照しながら本発明について詳
細に記載する。
本発明の以下の説明において、本発明の方法を
実施する装置を開示した図面を参照する。
第1図において、本発明の装置は電源1を含ん
で成り、その出力は放電室3のリード2に接続さ
れ、この放電室3の中で被加工片4に化学的−熱
的処理が行われる。放電室3の中の被加工片4は
懸垂部材5から懸垂される。放電室3の壁は、リ
ード2のうちの一つとして機能する。本発明の装
置には温度センサ6が含まれており、その入力は
被加工片4と接続している。温度センサ6として
は増幅器付きの熱電対を用いることができ、温度
センサ6の出力は温度変化率センサ7の入力と、
温度比較素子8の第1の入力とに接続される。温
度センサ7の出力は温度変化率比較素子9の第1
の入力に接続される。アーク発生頻度センサ10
の入力はグロー放電電流伝送器11の出力とグロ
ー放電電圧伝送器12に接続される。アーク発生
頻度センサ10の出力はアーク発生頻度比較素子
13の第1の入力に接続される。比較素子8,
9,13の第2の入力は、被加工片温度とその変
化率とアーク発生頻度との予め定められた値に対
応する信号を受取るのに用いられる。比較素子
8,9,13の出力は、レギユレータユニツト1
7のそれぞれのレギユレータ14,15,16の
入力に接続され、このレギユレータユニツト17
は、比較素子8,9,13の出力に供給されるエ
ラー信号に基づいて、被加工片温度とその変化率
とアーク発生頻度に関する制御信号を発生する設
計となつている。レギユレータ14,15,16
の出力と比較素子8の出力とは、それぞれ制御ユ
ニツト22の入力18,19,20,21に接続
され、制御ユニツト22の入力23はグロー放電
電圧伝送器12の出力に接続される。制御ユニツ
ト22の出力24,25は電源1の入力に接続さ
れる。
制御ユニツト22は電源電圧の振幅値及び平均
値を制御する設計となつている。
ここで第2図を参照すると、制御ユニツト22
はスイツチ26を含んで成り、スイツチ26の出
力はスイツチ27の第1の入力に接続される。ス
イツチ27の第2の入力は陰極スパツタリング終
了確認回路29の出力28に接続され、スイツチ
27の第1の出力は最小信号取出し器30の第1
の入力に接続される。スイツチ26の第1の入力
はゼロ検出器31の出力に接続される。スイツチ
26の他の二つの入力とゼロ検出器31の入力と
最小信号取出し器31の第2の入力と陰極スパツ
タリング終了確認回路29の出力とは、それぞ
れ、制御ユニツト22の入力18,19,21,
20,23として使用される。最小信号取出し器
30の出力とスイツチ27の第2の出力とは、そ
れぞれ、制御ユニツト22の出力25,24とし
て使用される。スイツチ26は、第1図のレギユ
レータのうちの一つ14もしくは15の出力をス
イツチ27(第2図)の対応入力に接続するのに
用いられ、またスイツチ27は、レギユレータの
一つ14もしくは15(第1図)の出力を、陰極
スパツタリング終了確認回路29の出力28にお
ける信号の有無によつて、最小信号取出し器30
の対応入力に接続するか、あるいは直接制御ユニ
ツト22の入力25に接続するのに用いられる。
最小信号取出し器30はその二つの入力に供給さ
れた信号を比較し、そのうち振幅の小さい方の信
号を選択する機能を持つ。
第3図は陰極スパツタリング終了確認回路29
の一つの実施態様を示したものであり、これには
比較器32が含まれ、その出力は時間カウンタ3
3の入力に接続される。比較器32の第1の入力
は基準電源34に接続され、第2の入力は制御ユ
ニツト22の入力23として用いられる。時間カ
ウンタ33の出力は陰極スパツタリング終了確認
回路29の出力28として用いられる。比較器3
2は、グロー放電電圧の所定値に応じて電源電圧
を基準電源34からの基準電圧と比較する機能を
持つ。また、比較器32は時間カウンタ33の動
作信号を発生する。時間カウンタ33は、比較器
32の出力における信号の存在下において陰極ス
パツタリングが実施される時間を計数し、陰極ス
パツタリング終了時にスイツチ27(第2図)の
出力に供給される信号を発生する。
第4図から第7図までは、イオンニトロ化炉を
制御する制御装置の動作の経緯を示したグラフで
ある。
第4図は、第1図の被加工片4の温度T(実線)
とアーク発生頻度f(破線)とが経時的にどのよ
うに変化するかを示したものである。横軸は時間
tにおける電流値であり、縦軸はT、f、Tp
値である。縦軸Tpは被加工片4(第1図)の所
定温度である。
第5図は、アーク発生頻度レギユレータ16
(第1図)の出力における制御信号U1がどのよう
に経時変化するか示したものである。
第6図は、温度変化率レギユレータ15の出力
における制御信号U2(実線)と温度レギユレータ
14の出力における制御信号U3(破線)とが経時
的にどのように変化するかを示したものである。
第7図は、電源電圧Upが経時的にどのように
変化するかを示したものである。第7図において
実線は電圧の包絡線波形を示し、破線は該当時間
について平均した電圧を示したものである。縦軸
U4は強力な陰極スパツタリングの生じる電源電
圧である。
横軸のt1、t2、t3、t4、t5は次の値を示す。
t1は加熱温度が所定値に達する時間である。
t2は電源電圧の振幅値がU4に達する時間であ
る。
t3は連続する2個のパルス間の間隔の開始時間
である。
t4は陰極スパツタリング終了時間である。
t5は次回アーク放電発生開始時間である。
第7図においてτp、τ1、τpはそれぞれパルス間
隔、パルス幅、パルス周期を表わす。
本発明の方法は第1図、第2図、第3図の装置
により次の様に実施される。
開始時点t=0(第4図から第7図まで)にお
いて電源1の電圧が放電室3のリード2(第1
図)に印加され、その値は電源1の入力における
制御信号の初期値に相当する初期値Up(第7図)
である。処理開始時には、一般にグロー放電がし
ばしばアーク放電に変わる。グロー放電の消滅は
次の通りである。電源電圧は直ちにゼロに降下
し、放電ギヤツプにより消イオン状態が達成され
る充分な時間が経過した後、新しく印加される。
このために、制御ユニツト22の出力24に接続
された電源1の入力における制御信号はゼロにな
り、ある遅れ時間経過後立上る。アーク放電発生
により放電電流が増加し、放電電圧が減少する。
こうして、電流伝送器11(第1図)によつて発
生した信号と電圧伝送器12によつて発生した信
号が、アーク放電の発生を示す。アーク発生頻度
センサ10の出力に、アーク放電が発生する割合
(アーク発生頻度)に比例した信号が発生される。
この信号はアーク発生頻度比較素子13の入力に
供給され、ここでは所定アーク発生頻度に比例す
る信号と比較される。こうして、アーク発生頻度
比較素子13の出力に、アーク発生頻度の所定値
と測定値との間の差に比例する信号が形成され
る。
この信号はアーク発生頻度レギユレータ16の
入力に供給され、その出力には、選定した調整法
則にしたがつて、電源1(第1図)を制御して電
源電圧パルスの振幅値Ua(第7図)を変更するの
に使用されるU1(第5図)が形成する。レギユレ
ータ16としては比例積分レギユレータを使用す
ることができる(第1図)。レギユレータ16で
形成された信号は制御ユニツト22の入力20に
供給され、この入力は最小信号取出し器30(第
2図)の入力の一つとして用いることができる。
最小信号取出し器30の他の入力はスイツチ27
から信号を受取るが、このスイツチ27はその基
本機能のほか基準電源としても機能する。この信
号は、制御ユニツト22の入力20における信号
の値を大幅に上回る一定値を有する。最小信号取
出し器は、その二つの入力における信号を比較す
る機能を有し、出力には比較したもののうち小さ
い方の信号が現われる。ここではこの小さい方の
信号はアーク発生頻度レギユレータ16の出力か
ら得られる。この信号は電源1の入力24に供給
され、U2(電圧振幅、第7図)の値を変動させ
て、アーク発生頻度を所定水準に保つ。この場合
にUaは増大する。
この処理中、被加工片4(第1図)は加熱され
ている。そのため温度センサ6と温度変化率セン
サ7の出力には、被加工片温度とその変化率の実
際値に比例する信号が現われる。比較素子8,9
は、これらの信号を前記の量の所定値に比例する
信号と比較する機能を持つ。その後、比較素子
8,9の出力は、被加工片温度とその変化率に関
するエラー信号を形成する。
これらのエラー信号と選定した調整法則とにし
たがつて、レギユレータ14,15は電源電圧の
平均値を制御するのに用いる信号U2とU3(第6
図)を形成する。レギユレータ14,15として
は比例積分レギユレータを用いることができる。
形成された制御信号は制御ユニツト22の入力1
8,19(第1図)に供給され、スイツチ26
(第2図)のそれぞれの入力として用いられる。
スイツチ26が動作すると、時間t1より前では温
度変化率に基づく制御信号U2だけがスイツチ2
7の入力に供給される。この信号はレギユレータ
15の出力からスイツチ27を経て電源1の入力
25に供給される。こうして、電源電圧の平均値
U5が変化する。それに伴なつて放電電圧の平均
値が変化し、加熱率が所定水準に保される。平均
値U5を変化させるには、たとえばパルス幅τ1
パルス周期τpを一定にしたまま、パルス間隔τp
変更すればよい。
時間t1(第4図)において、被加工片温度Tは
予め定められた値Tpに達する。その結果、ゼロ
検出器31(第2図)の出力には、スイツチ26
を切換えてその出力に温度レギユレータ14によ
つて形成される制御信号U3を出現させる信号が
現われる。
制御信号U2から制御信号U3への移行は滑かに
生じることが望ましい。ということは、U3の初
期値が移行時点におけるU2の値に等しいことを
意味する。したがつて、時間t1においては、温度
レギユレータ14からの制御信号U3(第6図)が
電源1の入力25に供給される条件が存在する。
これにより放電電圧の平均値が変化して、被加工
片温度が所定値Tpに保たれる。
時間t2(第7図)において電源電圧の振幅値Ua
はU4に達し、これにより強力な陰極スパツタリ
ング終了確認回路29の入力23、即ち比較器3
2(第3図)の一つの入力における信号は、比較
器の他の入力に送られる信号に等しくなり、こう
して比較器は時間カウンタ33を駆動する信号を
形成する。時間t3(第7図)において、比較器3
2(第3図)の出力信号は消滅し、時間カウンタ
33は計数を停止する。こうして時間カウンタ3
3は、放電電圧がU4(第7図)に保たれる時間を
計数する。
時間t4において、時間カウンタ33(第3図)
が計数する時間は予め定められた値に達し、陰極
スパツタリング終了確認回路29の出力28には
スイツチ27(第2図)を切換える信号が形成さ
れる。これによりスイツチ27の出力において信
号が切換わる。こうして、電源1の入力25(第
1図)は、放電電圧が事実上連続状となる一定信
号を受取り、最小信号取出し器30の第1の入力
は温度レギユレータ14で形成された信号を受取
る。アーク発生頻度レギユレータ16により形成
される信号は常に最小信号取出し器30の第2の
入力によつて受取られ、この取出し器の出力には
両入力信号のうち振幅の小さい方の信号が現われ
る。アーク放電が生じないときは、この小さい方
の信号は温度に基づく制御温度U3となる。連続
波形状の電源電圧(第7図)を変えることによ
り、被加工片温度は所定水準Tp(第4図)に保た
れる。
時間t5においてアーク放電が再び生じると(第
4図、第5図、第7図)、アーク発生頻度レギユ
レータ16(第1図)の出力信号U1(第5図)が
小さくなる。この信号が温度レギユレータ14に
よつて形成される信号U3(第6図)より小さな値
になると、電源電圧が低下し、アーク発生頻度も
低下する。
温度が上昇するとアーク放電の悪影響も強くな
るため、加熱中はアーク発生頻度を少なくするの
が慣例である。この場合、アーク発生頻度比較素
子13の所定入力を温度センサ6の入力に接続す
る必要がある。(この接続は第1図、第2図、第
3図に図示されていない)。
本発明の方法及び装置では、2種類の制御パラ
メータを同時に用いることにより、陰極スパツタ
リング終了前に所要処理全体の制御を行うことが
可能であり、ここで2種類の制御パラメータはア
ーク発生頻度と被加工片温度、もしくはアーク発
生頻度と被加工片温度変化率であり、この場合電
源電圧の振幅値と平均値が制御の対象となる。こ
れにより高電圧で強力な陰極スパツタリングを実
施することができ、その結果処理時間が短縮さ
れ、被加工片の質が向上する。
本発明の装置では制御パラメータごとに個別の
レギユレータを使用し、これにより制御作用の向
上と被加工片処理の質の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるグロー放電で被加工片の
化学的−熱的処理を行うための装置のブロツク線
図であり、第2図は本発明の装置の制御ユニツト
のブロツク線図であり、第3図は本発明の装置の
陰極スパツタリング終了確認回路の一つの実施態
様を示した図であり、第4図は本発明による時間
と被加工片温度及び時間とアーク発生頻度との関
係を示した図であり、第5図は本発明による時間
とアーク発生頻度に基づく制御信号との関係を示
した図であり、第6図は本発明による時間と温度
による制御信号及び時間と温度変化率による制御
信号との関係を示した図であり、第7図は本発明
による時間と電源電圧の関係を示した図である。 1……電源、2……放電室3のリード、3……
放電室、4……被加工片、6……温度センサ、7
……温度変化率センサ、8……温度比較素子、9
……温度変化率比較素子、10……アーク発生頻
度センサ、12……グロー放電電圧伝送器、13
……アーク発生頻度比較素子、14……温度レギ
ユレータ、15……温度変化率レギユレータ、1
6……アーク発生頻度レギユレータ、18,1
9,20,21……制御ユニツト22の入力、2
2……制御ユニツト、23……制御ユニツト22
の入力、24,25……制御ユニツト22の出
力、26……第1のスイツチ、27……第2のス
イツチ、28……陰極スパツタリング終了確認回
路29の出力、29……陰極スパツタリング終了
確認回路、30……最小信号取出し器、31……
ゼロ検出器、32……比較器、33……時間カウ
ンタ、34……基準電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 グロー放電中で行われる被加工片の化学的−
    熱的処理を制御する方法において、被加工片4の
    温度、該温度の変化率、及びグロー放電中にアー
    クが発生する頻度を測定し、これらの測定された
    量をその予め決められている値と比較し、それに
    対応するエラー信号を発生し、これらのエラー信
    号から、上記温度、その変化率及び上記アーク発
    生頻度に関してグロー放電電圧を制御する制御信
    号を得、そしてアーク発生頻度に基づいた制御信
    号を用いてグロー放電中のアークの発生を制御す
    ることを特徴とする方法。 2 グロー放電中に保持された被加工片が加熱及
    び陰極スパツタリングを同時に受ける様な特許請
    求の範囲第1項に記載の被加工片を化学的−熱的
    に処理する方法において、被加工片4の処理の開
    始から陰極スパツタリングの終了まで、調整可能
    な振巾及び平均値を有したパルス電圧をグロー放
    電電圧として使用し、上記パルス電圧の平均値を
    用いて温度及びその変化率を制御し、そしてパル
    ス電圧の振巾値を用いてアーク発生頻度を制御す
    ることを特徴とする方法。 3 グロー放電電圧を制御するためのアーク発生
    頻度に基づく制御信号を温度に基づく制御信号と
    比較し、そしてこれらの比較される制御信号のう
    ちで小さいグロー放電電圧に対応する制御信号を
    用いてグロー放電電圧に制御する特許請求の範囲
    第1項及び第2項に記載の方法。 4 グロー放電電圧を制御するためのアーク発生
    頻度に基づく制御信号を温度の変化率に基づく制
    御信号と比較し、そしてこれらの比較される制御
    信号のうちで小さいグロー放電電圧に対応する方
    の制御信号を用いてグロー放電電圧を制御する特
    許請求の範囲第1項及び第2項に記載の方法。 5 被加工片4の温度が高くなるにつれてアーク
    発生頻度の値を増加する特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 6 被加工片4を収容する放電室3のリード2に
    接続された電源1と、被加工片の温度センサ6
    と、温度変化率のセンサ7と、アーク発生頻度の
    センサ10と、温度、その変化率、及びアーク発
    生頻度を各々表わしている測定された量をそれら
    の予め決められている値と比較する素子8,9,
    13と、温度、その変化率及びアーク発生頻度を
    各々調整するレギユレータ14,15,16と、
    制御ユニツト22と、グロー放電電圧伝送器12
    とを具備して成り、上記センサ6,7,10の出
    力はそれらに対応する比較素子8,9,13を経
    て各々のレギユレータ14,15,16に接続さ
    れ、レギユレータ16の出力は制御ユニツト22
    の入力20へ接続され、該制御ユニツトの入力1
    8,19はレギユレータ14,15の出力へ接続
    され、該制御ユニツトの入力21は比較素子8の
    出力に接続され、該制御ユニツトの入力23は伝
    送器12を経てリード2の各々に接続され、そし
    て該制御ユニツトの出力24,25は電源1に接
    続されることを特徴とする装置。 7 上記制御ユニツト22はスイツチ26,27
    と、ゼロ検出器31と、最小信号取り出し器30
    と、陰極スパツタリング終了確認回路29とを備
    えており、上記ゼロ検出器31の出力は上記スイ
    ツチ26の第1入力に接続され、該スイツチの出
    力は上記スイツチ27の第1入力に接続され、該
    スイツチ27の第2入力は上記陰極スパツタリン
    グ終了確認回路29の出力28に接続され、該ス
    イツチ27の第1出力は最小信号取り出し器30
    の第1入力に接続され、上記スイツチ26の各入
    力、上記ゼロ検出器31の入力、上記最小信号取
    り出し器30の第2入力、及び上記陰極スパツタ
    リング終了確認回路29の入力は各々制御ユニツ
    ト22の入力18,19,21,20,23とし
    て使用され、そして上記スイツチ27の第2出力
    及び最小信号取り出し器30の出力は各々制御ユ
    ニツト22の出力25,24として使用される特
    許請求の範囲6項に記載の装置。 8 上記陰極スパツタリング終了確認回路29
    は、比較器32と、基準電源34と、時間カウン
    タ33とを備え、上記比較器32の第1入力及び
    出力は各々上記電源34及び時間カウンタ33の
    入力へ接続され、上記比較器32の第2入力及び
    時間カウンタ33の出力は各々上記陰極スパツタ
    リング終了確認回路29の入力及び出力28とし
    て用いられる特許請求の範囲第7項に記載の装
    置。
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