JPH0219229B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0219229B2 JPH0219229B2 JP58187594A JP18759483A JPH0219229B2 JP H0219229 B2 JPH0219229 B2 JP H0219229B2 JP 58187594 A JP58187594 A JP 58187594A JP 18759483 A JP18759483 A JP 18759483A JP H0219229 B2 JPH0219229 B2 JP H0219229B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- degrees
- water
- habutae
- dry
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
本発明は絹織物の品質を改善するための加工方
法に関するものであり、特に、温和な条件下で多
価アルコール系エポキシ化合物を絹織物に反応さ
せる事により、絹織物の実用的性能を向上せしめ
る事を目的としている。 絹織物を洋装材料として用いる場合、優雅な光
沢や、しなやかな風合により、他種繊維によつて
は得られない特徴によつて、より高級な完成品を
製造する事が期待できるが、その反面、絹織物に
は実用的性能にいささか欠けるところがあり、特
に、しわになり易に事、型くずれし易い事、日光
により変色脆化し易い事、摩擦により毛羽立ちが
生じ易い事等々の重大な欠点がある事を否定でき
ない。 この様な欠点を除去するため、これまで種々の
化学的処理方法が研究されて来たが、成功した例
は少く、またこれらの欠点の一部が除去できた場
合でも、そのための処理によつて絹織物本来の長
所が失われてしまつたり、或は商業的に実用化が
困難であると云う例が多かつた。 実用可能のものとしては、エポキシ化合物を使
用するものが、なんとかこの目的の為に有効であ
ると考えられるが、その様な場合でも、例えばア
ルカリ触媒を用いる方式(特公昭38―25198参照)
では、苛性ソーダとか炭酸ソーダとかを触媒とし
て高温で処理するため、絹織物の脆化及び変色が
ともない実用には供し得ないものであつた。 また、中性塩触媒を使用する方法(特公昭52―
38131参照)に於ては、絹織物の脆化・変色と云
う問題は少いが、有機溶媒中で処理すると云う方
式であるため、大量の加工、特に織物の形での大
量の加工処理には不適当であると云わざるを得
ず、いまだに実用化はされていない。 本発明はこの様な状況を考慮し、エポキシ化合
物の適用方法を再検討し、大量の織物を加工処理
する方法を得た。すなわち本発明に於ては、エポ
キシ化合物とモノカルボン酸アルカリ金属塩との
水溶液を絹織物に飽充した後、湿熱処理する事に
よつて、バツチ式でも連続式でも、絹本来の光沢
や風合を失う事なく、実用的性能を向上せしめ得
る事を見出した。 本発明に於て、触媒となるモノカルボン酸のア
ルカリ金属塩としては、酢酸、プロピオン酸、酪
酸等のナトリウム、カリウム或はリチウム塩が適
当であり、これらの一を選び、エポキシ化合物の
2〜20%、望ましくは5〜10%使用するのが最も
望ましい。これらの触媒は容易に水に溶けて弱ア
ルカリ性を示し、しかも水溶液中でエポキシ化合
物と共存しても、常温ではそれと反応しにくく、
80度C以上の高温下で水分が存在してはじめてエ
ポキシ化合物の反応を促進する。従つて、処理溶
液中でエポキシ化合物が消耗する事が少く、加工
効果は湿熱処理の条件によつてコントロールでき
ると云う利点がある。 また本発明に使用するエポキシ化合物として
は、多価アルコール系のエポキシ化合物が有用で
あり、その中でも水に対する溶解度の高いエチレ
ングリコールのグリシジルエーテルが最も有用で
あり、処理すべき絹の重量に対して15〜28%程度
使用した場合に最良の結果が得られる。 処理溶液を絹に飽充し絞液率を50〜100%望ま
しくは70〜90%として脱液した後、60〜70度Cの
低温で予備乾燥し、次に飽和蒸気中で10〜30分間
熱処理する事によつて、絹の性能改善が達成され
る。熱処理の温度は100度C最高で110度Cまでが
適当であり、それ以上の高温を使用すると処理時
間は短縮できるものの、絹の変色が生じるため望
ましくない。 性能改善による特に顕著な実用的性能の向上
は、しわ回復性、耐光性、耐アルカリ性、染色性
に於て明瞭であり、それらの性能向上によつて、
より価値の高い洋装製品を創出するための素材が
得られる事が明かである。 次に具体的実施例により本発明によるいくつか
の処理例を説明する。 実施例 1 14匁付羽二重を精練し、これを エピオールE100 150部 プロピオン酸ナトリウム 15部 水 1000部 から成る処理溶液に浸漬し、マングルにより約85
%に絞液し、60度Cで軽く予備乾燥する。 次にこの羽二重を100度Cで15分間熱処理し、
80度Cの3%石鹸液で処理した後、水洗、乾燥
し、軽くアイロン仕上げをする。 これによつて得られた加工済品の性能は次の通
りであつた。下表に於て未加工品と対比させてそ
の数値を示す。
法に関するものであり、特に、温和な条件下で多
価アルコール系エポキシ化合物を絹織物に反応さ
せる事により、絹織物の実用的性能を向上せしめ
る事を目的としている。 絹織物を洋装材料として用いる場合、優雅な光
沢や、しなやかな風合により、他種繊維によつて
は得られない特徴によつて、より高級な完成品を
製造する事が期待できるが、その反面、絹織物に
は実用的性能にいささか欠けるところがあり、特
に、しわになり易に事、型くずれし易い事、日光
により変色脆化し易い事、摩擦により毛羽立ちが
生じ易い事等々の重大な欠点がある事を否定でき
ない。 この様な欠点を除去するため、これまで種々の
化学的処理方法が研究されて来たが、成功した例
は少く、またこれらの欠点の一部が除去できた場
合でも、そのための処理によつて絹織物本来の長
所が失われてしまつたり、或は商業的に実用化が
困難であると云う例が多かつた。 実用可能のものとしては、エポキシ化合物を使
用するものが、なんとかこの目的の為に有効であ
ると考えられるが、その様な場合でも、例えばア
ルカリ触媒を用いる方式(特公昭38―25198参照)
では、苛性ソーダとか炭酸ソーダとかを触媒とし
て高温で処理するため、絹織物の脆化及び変色が
ともない実用には供し得ないものであつた。 また、中性塩触媒を使用する方法(特公昭52―
38131参照)に於ては、絹織物の脆化・変色と云
う問題は少いが、有機溶媒中で処理すると云う方
式であるため、大量の加工、特に織物の形での大
量の加工処理には不適当であると云わざるを得
ず、いまだに実用化はされていない。 本発明はこの様な状況を考慮し、エポキシ化合
物の適用方法を再検討し、大量の織物を加工処理
する方法を得た。すなわち本発明に於ては、エポ
キシ化合物とモノカルボン酸アルカリ金属塩との
水溶液を絹織物に飽充した後、湿熱処理する事に
よつて、バツチ式でも連続式でも、絹本来の光沢
や風合を失う事なく、実用的性能を向上せしめ得
る事を見出した。 本発明に於て、触媒となるモノカルボン酸のア
ルカリ金属塩としては、酢酸、プロピオン酸、酪
酸等のナトリウム、カリウム或はリチウム塩が適
当であり、これらの一を選び、エポキシ化合物の
2〜20%、望ましくは5〜10%使用するのが最も
望ましい。これらの触媒は容易に水に溶けて弱ア
ルカリ性を示し、しかも水溶液中でエポキシ化合
物と共存しても、常温ではそれと反応しにくく、
80度C以上の高温下で水分が存在してはじめてエ
ポキシ化合物の反応を促進する。従つて、処理溶
液中でエポキシ化合物が消耗する事が少く、加工
効果は湿熱処理の条件によつてコントロールでき
ると云う利点がある。 また本発明に使用するエポキシ化合物として
は、多価アルコール系のエポキシ化合物が有用で
あり、その中でも水に対する溶解度の高いエチレ
ングリコールのグリシジルエーテルが最も有用で
あり、処理すべき絹の重量に対して15〜28%程度
使用した場合に最良の結果が得られる。 処理溶液を絹に飽充し絞液率を50〜100%望ま
しくは70〜90%として脱液した後、60〜70度Cの
低温で予備乾燥し、次に飽和蒸気中で10〜30分間
熱処理する事によつて、絹の性能改善が達成され
る。熱処理の温度は100度C最高で110度Cまでが
適当であり、それ以上の高温を使用すると処理時
間は短縮できるものの、絹の変色が生じるため望
ましくない。 性能改善による特に顕著な実用的性能の向上
は、しわ回復性、耐光性、耐アルカリ性、染色性
に於て明瞭であり、それらの性能向上によつて、
より価値の高い洋装製品を創出するための素材が
得られる事が明かである。 次に具体的実施例により本発明によるいくつか
の処理例を説明する。 実施例 1 14匁付羽二重を精練し、これを エピオールE100 150部 プロピオン酸ナトリウム 15部 水 1000部 から成る処理溶液に浸漬し、マングルにより約85
%に絞液し、60度Cで軽く予備乾燥する。 次にこの羽二重を100度Cで15分間熱処理し、
80度Cの3%石鹸液で処理した後、水洗、乾燥
し、軽くアイロン仕上げをする。 これによつて得られた加工済品の性能は次の通
りであつた。下表に於て未加工品と対比させてそ
の数値を示す。
【表】
実施例 2
14匁付羽二重を精練し、これを
エピオール G―100(グリセリン系) 150部
プロピオン酸ナトリウム 15部
水 1000部
から成る処理溶液に浸漬し、マングルにより約85
%に絞液し、60度Cで軽く予備燥する。 次にこの羽二重を100度Cで15分間熱処理し、
80度Cの3%石鹸液で処理した後、水洗、乾燥
し、軽くアイロン仕上げをする。 これによつて得られた加工済品の性能は次の通
りであつた。下表に於て未加工品と対比させてそ
の数値を示す。
%に絞液し、60度Cで軽く予備燥する。 次にこの羽二重を100度Cで15分間熱処理し、
80度Cの3%石鹸液で処理した後、水洗、乾燥
し、軽くアイロン仕上げをする。 これによつて得られた加工済品の性能は次の通
りであつた。下表に於て未加工品と対比させてそ
の数値を示す。
【表】
実施例 3
14匁付羽二重を精練し、これを
エポライト70P(プロピレングリコール系)
150部 プロピオン酸カリウム 15部 水 1000部 から成る処理溶液に浸漬し、マングルにより約85
%に絞液し、60度Cで軽く予備乾燥する。 次にこの羽二重を100度Cで15分間熱処理し、
80度Cの3%石鹸液で処理した後、水洗、乾燥
し、軽くアイロン仕上げをする。 これによつて得られた加工済品の性能は次の通
りであつた。下表に於て未加工品と対比させてそ
の数値を示す。
150部 プロピオン酸カリウム 15部 水 1000部 から成る処理溶液に浸漬し、マングルにより約85
%に絞液し、60度Cで軽く予備乾燥する。 次にこの羽二重を100度Cで15分間熱処理し、
80度Cの3%石鹸液で処理した後、水洗、乾燥
し、軽くアイロン仕上げをする。 これによつて得られた加工済品の性能は次の通
りであつた。下表に於て未加工品と対比させてそ
の数値を示す。
【表】
実施例 4
14匁付羽二重を精練し、これを
エピオールE―100(エチレングリコール系)
150部 プロピオン酸カリウム 15部 水 1000部 から成る処理溶液に浸漬し、マングルにより約85
%に絞液し、60度Cで軽く予備乾燥する。 次にこの羽二重を100度Cで15分間熱処理し、
80度Cの3%石鹸液で処理した後、水洗、乾燥
し、軽くアイロン仕上げをする。 これによつて得られた加工済品の性能は次の通
りであつた。下表に於て未加工品と対比させてそ
の数値を示す。
150部 プロピオン酸カリウム 15部 水 1000部 から成る処理溶液に浸漬し、マングルにより約85
%に絞液し、60度Cで軽く予備乾燥する。 次にこの羽二重を100度Cで15分間熱処理し、
80度Cの3%石鹸液で処理した後、水洗、乾燥
し、軽くアイロン仕上げをする。 これによつて得られた加工済品の性能は次の通
りであつた。下表に於て未加工品と対比させてそ
の数値を示す。
【表】
実施例 5
14匁付羽二重を精練し、これを
エピオール G―100(グリセリン系) 150部
プロピオン酸カリウム 15部
水 1000部
から成る処理溶液に浸漬し、マングルにより約85
%に絞液し、60度Cで軽く予備乾燥する。 次にこの羽二重を100度Cで15分間熱処理し、
80度Cの3%石鹸液で処理した後、水洗、乾燥
し、軽くアイロン仕上げをする。 これによつて得られた加工済品の性能は次の通
りであつた。下表に於て未加工品と対比させてそ
の数値を示す。
%に絞液し、60度Cで軽く予備乾燥する。 次にこの羽二重を100度Cで15分間熱処理し、
80度Cの3%石鹸液で処理した後、水洗、乾燥
し、軽くアイロン仕上げをする。 これによつて得られた加工済品の性能は次の通
りであつた。下表に於て未加工品と対比させてそ
の数値を示す。
【表】
以上から明かな如く本発明方法により得られた
製品は、しわ回復性、耐光性及び耐アルカリ性に
優れており、引裂強度柔軟性ともに損われていな
い。 又、エチレングリコール系エポキシ化合物以外
の、グリセリン系エポキシ化合物、プロピレン系
エポキシ化合物を使用した場合にも同様の良好な
結果が得られた。
製品は、しわ回復性、耐光性及び耐アルカリ性に
優れており、引裂強度柔軟性ともに損われていな
い。 又、エチレングリコール系エポキシ化合物以外
の、グリセリン系エポキシ化合物、プロピレン系
エポキシ化合物を使用した場合にも同様の良好な
結果が得られた。
Claims (1)
- 1 絹織物を多価アルコール系エポキシ化合物と
モノカルボン酸のアルカリ金属塩との水溶液に浸
漬し、脱液した後、湿熱処理する事を特徴とする
絹織物の加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18759483A JPS6081369A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 絹織物の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18759483A JPS6081369A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 絹織物の加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6081369A JPS6081369A (ja) | 1985-05-09 |
| JPH0219229B2 true JPH0219229B2 (ja) | 1990-05-01 |
Family
ID=16208837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18759483A Granted JPS6081369A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 絹織物の加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6081369A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5250077A (en) * | 1987-04-28 | 1993-10-05 | Kanebo Co., Ltd. | Silk fiber having good abrasion resistance and good light resistance and methods for the preparation thereof |
| JPS6426784A (en) * | 1987-04-28 | 1989-01-30 | Kanebo Ltd | Method for processing silk fiber |
| JPH0284547A (ja) * | 1988-06-08 | 1990-03-26 | Tasuku Matsumoto | 絹織物の仕上げ加工方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5253015A (en) * | 1975-10-22 | 1977-04-28 | Kanagawa Prefecture | Sericin fixing treatment for silk or sericinn containing fiber |
-
1983
- 1983-10-06 JP JP18759483A patent/JPS6081369A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6081369A (ja) | 1985-05-09 |
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