JPH02196643A - 可撓性積層体 - Google Patents

可撓性積層体

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JPH02196643A
JPH02196643A JP27186389A JP27186389A JPH02196643A JP H02196643 A JPH02196643 A JP H02196643A JP 27186389 A JP27186389 A JP 27186389A JP 27186389 A JP27186389 A JP 27186389A JP H02196643 A JPH02196643 A JP H02196643A
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大林 勉
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平岡 秀元
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐屈曲性のすぐれた弗素系樹脂積層体に関する
ものである。更に詳しく述べるならば、本発明は耐屈曲
性、柔軟性、耐候性、耐油性及び防汚性並びに耐久性の
優れた可撓性積層体に関する。特に寒冷時の耐屈曲亀裂
性にすぐれた、特殊構造織物基布−ポリウレタン層−弗
素系樹脂層を含んでなる積層体に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、繊維基布、特に平織物基布の片面又は両面にポリ
ウレタン樹脂層を被覆した柔軟な積層シートが、汎用性
、耐油性、経済性その他の面から耐油性エプロン、同タ
ーポリン等に使用されている。
しかして、このシートは、本質的にポリウレタン樹脂の
長所である加工性、経済性、耐油性等を有するものであ
るが、一方、長期使用している間、安定剤等に十分配慮
をしていても、次第に樹脂の分解をきたして、表層から
変色し、さらに、表面にしん埃が多く付着して汚染が甚
しくなる等、耐候性、耐汚染性等の点で重大なる欠点を
有するものであった。
上記のような従来の積層シートの欠点に対する対策とし
て、ポリウレタン層の上に弗素系樹脂フィルム層を形成
させることによって、かなりの効果をあげることを見出
し本出願人は実願昭57−29384号として出願した
。しかしながら、このような積層体に於いても、その使
用の間に非常に強く揉まれると、薄い樹脂フィルム層に
亀裂を生じ、これが更に拡大されると、下層のポリウレ
タン層にも亀裂を生じ、この現象は特に寒冷時に顕著で
あり、そのため積層体の耐用年数を著しく短縮せしめる
などの欠点を有することが分った。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はかかる実情に鑑み、従来の積層シートの欠点を
解消するためになされたもので、本発明者らは、揉み(
屈曲)等により樹脂層、特に弗素系樹脂からなる表面層
に付与されるストレスを分散してこの表面層の亀裂を防
止する方策を検討したところ、かかる用途にはその使用
上の要求から荷重時の伸縮度の大きな編物は不適であり
、荷重時の伸縮度の小さい平織物が有利であるけれども
、このような織物を前述の如き積層体とした場合には弗
素系樹脂層にかかるストレスが大きくなり、そのため基
布に起因する亀裂が発生し易くなることを見出し、その
ような不都合を解消せしめることによって、本発明を完
成するに到ったものである。
本発明の目的は、耐屈曲性、特に寒冷時の耐屈曲性にす
ぐれ、更に柔軟性、耐候性、耐油性および防汚性にもす
ぐれた弗素系樹脂可撓性積層体を提供することにある。
〔発明の要約〕
本発明によれば耐屈曲性のすぐれた弗素系樹脂積層体が
提供されるのであって、この積層体は、互いに平行に配
列された多数の経糸からなる経糸層と、前記経糸と直交
するように、互いに平行に配列された多数の緯糸よりな
る緯糸層と、前記経糸と緯糸とを、それらの交差点でか
らみ結合するからみ糸とからなる特殊構造織物の基布の
表面又は表裏面にポリウレタン樹脂の十分厚みを有する
層を形成し、少くとも表面層の上面に薄い弗素系樹脂フ
ィルム層を形成せしめてなる。
本発明の積層体は、特殊構造織物基布と、その少くとも
1面上に形成されたポリウレタン樹脂からなる中間層と
、この中間層上に形成された弗素系樹脂表面層とを含ん
でなるものである。
本発明の積層体に用いられる特殊構造織物基布は、天然
繊維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、例えば、ガラ
ス繊維など、再生繊維、例えば、ビスコースレーヨン、
キュプラなど、半合成繊維、例えば、ジーおよびトリー
アセテート繊維など、および合成繊維、例えば、ナイロ
ン6、ナイロン66、ポリエステル(ポリエチレンテレ
フタレート等)繊維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル
繊維、ポリ塩化ビニル繊維およびポリオレフィン繊維な
ど、から選ばれた少くとも1種からなるものである。基
布中の繊維は短繊維紡績糸条、長繊維糸条、スプリット
ヤーン、テープヤーンなどのいずれの形状のものでもよ
い。そしてこれらは互に並列に配置され、それにより形
成される経糸層と緯糸層とが互に交差するように積層さ
れ、経緯糸条の交差点で長いからみ糸によりゆるく結合
される。
からみ糸はポリエステル、ナイロン、芳香族ポリアミド
その他の公知の合成繊維、ガラス繊維、スチール繊維そ
の他の公知の無機繊維等から選定されるが、特にポリエ
ステルフィラメント糸が好適である。
いま、例えば、経緯糸条として、引張単糸強力1、3 
kgのビニロン103/1紡績糸が使用される場合には
、からみ糸として単位デニール当り引張強力20gの芳
香族ポリアミドフィラメントヤーンが使用され、また、
帆布の加工容易性を考慮して同一素材の糸条を使用する
場合には、例えば、経緯糸条として単位デニール当り引
張強力8gのポリエステルフィラメントヤーンを、また
、からみ糸としては、10gのポリエステルフィラメン
トヤーンを使用する。
本発明に用いるのに特に好ましい特殊構造織物の構成は
、本出願人の出願に係る特公昭57−30381号に記
載の如き、互に平行に配列された多数の経糸からなる経
糸層と、前記経糸と直交するように互に平行に配列され
た多数の緯糸よりなる緯糸層と、前記経糸と緯糸とをそ
れらの交差点でからみ結合するからみ糸とからなる。前
記からみ糸は、前記経糸及び緯糸よりも長く、従って、
経糸と緯糸とをゆる(結合しておりかつ、その引張強度
、引張伸度および破断仕事量のうちの少くとも1つが前
記経糸および緯糸のそれよりも大きく、及び/又は、樹
脂材料に対する接着力が前記経糸および緯糸のそれより
も小さいことが好ましい。からみ糸としては、特に下言
己に示す特性を有する糸条が好ましい。即ち、 (i)基布を構成する経糸および緯糸より、その強力が
、単位デニール当り10%以上大なるからみ糸。
(ii)基布を構成する経糸層よび緯糸より、その破断
仕事量が10%以上大なるからみ糸。
(iii )基布を構成する経糸および緯糸より、その
破断伸度が5%以上大なるからみ糸。
(iv)基布を構成する経糸および緯糸より、樹脂被覆
物に対する接着力が小なるからみ糸。
このうち、単位デニール当りの強力が、経糸および緯糸
よりも10%以上大なるからみ糸としては、好ましくは
20〜30%以上大きいものが使用され、経糸および緯
糸に生ずる引裂きの進行を実質的に10%以上強力の大
なるからみ糸で阻止しようとするものであり、しかもか
らみ糸は経緯糸条より長く、従って経緯糸条よりも変化
及び変形の自由度が大であるので、連続してシートに作
用する引裂力に柔軟に対処しこれを吸収しつるものであ
る。
即ち、引裂力がシートに働いて経緯糸条が変位しやがて
切断しても、からみ糸は切断することなく引裂力に追随
して変位、変形し、やがて引裂のエネルギーを吸収して
引裂を停止させることができる。
次に、からみ糸として、経緯糸条より破断仕事量が好ま
しくは10%以上、より好ましくは20〜30%高い糸
条を使用することができる。ここでぃう破断仕事量とは
、糸条の切断時の強力と切断時の伸度との積により近似
的に表わされる値である。
破断仕事量=破断引張強度X破断引張伸度いま、例えば
、経緯糸条として、単位デニール当り破断引張強度8.
0g、破断引張伸度13%のポリエステルフィラメント
ヤーンを使用し、からみ糸としては、単位デニール当り
7.0g、破断引張伸度18%のポリアミド繊維糸条が
使用される。このとき、からみ糸の破断仕事量は、経緯
糸条のそれよりも約21%大となっている。また、加工
容易性を考慮すれば同一素材の糸条を使用することが望
ましい。
さらに、経緯糸条より破断伸度が、好ましくは5%以上
大なるからみ糸を編組結合に使用することもできる。ポ
リエステルフィラメントヤーンを使用する場合、経緯糸
条の破断伸度は15%以下特に8〜12%が好ましいが
、一方、からみ糸の破断伸度は、15%以上特に20%
以上で、両者間に少くとも5%以上の差を有するものが
良い結果を与える。からみ糸が合成繊維である場合には
、製造時、重合体材料の重合度を調節して所定の強度を
保持しつつ、所望の大なる破断伸度を有せしめるか、又
は、製造時の、フィラメントの延伸倍率を小さくしたも
の、例えば、未延伸糸、又は、二次加工時に捲縮を付与
することにより所望の破断伸度を有するからみ糸を得る
ことができる。
さらに、経緯糸条より、被覆樹脂材料に対する接着力が
小さなからみ糸を使用することもできる。
この場合、からみ糸は、その表面にシリコン加工等が施
されたものであってもよい。この場合は、経緯糸条は、
被覆樹脂材料との接着により、その変位、変形の自由度
が減少するが、からみ糸の自由度は経緯糸条よりも大で
あって、引裂力が基布に作用したとき、からみ糸はスリ
ップして変位、変形することができ、従って基布の引裂
きを阻止しろるものである。
接着力を小にするためには、からみ糸の表面に、シリコ
ン処理、油剤処理の如き非接着処理を施すか、又は、ポ
リエチレン糸およびポリプロピレン糸の如(、本質的に
、接着性の小さな糸条を用いれば良い。
以上の如く、本発明に係る基布においては、好ましくは
、経緯方向に並列に配列された経緯糸条を結合するため
のからみ糸が、実質的に経緯糸より長く、しかも、から
み糸が経緯糸条が切断又は変位した状態にあっても、少
くともその一部が切断しない程度に長尺であるか、強力
、破断仕事量、および/又は破断伸度が大であるか、又
は接着力が小であるなどの物理的性状を備えて構成され
ており、その引張力は経緯糸条により高強力が保持され
、からみ糸をもって、引裂時の衝撃力に対抗し、又は引
裂エネルギーを吸収し、さらに、からみ糸を切断せずに
残存することにより、引裂きに伴う樹脂被覆とシートと
の層間剥離を防止し得るものである。
本発明に係る特殊構造織物については、更に、本出願人
の先の出願に係る 実公昭52−50234号(実開昭50−1668号)
、特公昭57−30381号(特開昭57−67446
号)、特公昭55−24415号(特開昭54−139
688号)、実開昭55−134242号、 特開昭56−159165号、 特開昭57−14031号、及び 特開昭57−14032号 等に記載の織物が好適に使用出来る。そして、これらの
織物は、典型的には第1図に示す如き構成を有する。図
において、1は経糸、2は緯糸、そして3はからみ糸で
ある。
即ち、本発明に用いられる基布は、得られる積層体の機
械的強度を高いレベルに維持するために有用である。
本発明の積層体において、特殊構造織物基布の片面、又
は両面にポリウレタン樹脂からなる中間層が被覆されて
いる。
本発明に使用するポリウレタン樹脂は、その使用形状と
しては自由に選択され、可塑剤、安定剤着色剤、滑剤そ
の他各種の付性剤が公知の範囲で自由に添加可能である
以下ポリウレタン樹脂、特に熱可塑性ポリウレタンエラ
ストマー樹脂についてその一例を示す。
ポリウレタンエラストマーとしては、有機ポリイソシア
ネートと高分子ポリオールおよび必要により鎖伸長剤を
反応させて得られるものが使用される。
有機ポリイソシアネートとしては、脂肪族、脂環式また
は芳香族ポリイソシアネート、たとえば、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロ
ヘキシレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、インホロンジイソシアネート、トリ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
フェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)、ビフェニレンジイソシアネート
、ナフチレンジイソシアネートが挙げられる。MDIま
たはこれを主体とする有機ジイソシアネートが好ましい
高分子ポリオールとしては、ポリエーテルポリオール、
ポリエステルポリオール、ポリエーテルエステルポリオ
ール、重合体ポリオールおよびこれらの2種以上の混合
物を挙げることができる。
ポリエーテルポリオールとしては、アルキレンオキサイ
ド(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレン
オキシド等)、複素環式エーテル〈テトラヒドロフラン
等)を重合または共重合(ブロックまたはランダム)さ
せて得られるもの、たとえば、ポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン−プロピレ
ン(ブロックまたはランダム)グリコーノペポリテトラ
メチレンエーテルグリコール、ポリへキサメチレンエー
テルグリコール、ポリオクタメチレンエーテルグリコー
ルおよびそれらの2以上の混合物が挙げられる。ポリエ
ステルポリオールとしては、ジカルボン酸(アジピン酸
、コハク酸、セバシン酸、グルタル酸、マレイン酸、フ
マル酸、フタル酸等)とグリコール(エチレングリコー
ノペプロピレングリコール、1・4−ブタンジオーノペ
 1゜6−ヘキサンジオール、1.8−オクタメチレン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ビスヒドロキシメ
チルシクロヘキサン、ビスヒドロキシエチルベンゼン、
アルキルジアルカノールアミン等)とを縮重合させて得
られたもの、たとえばポリエチレンアジペート、ポリブ
チレンアトベート、ポリへキサメチレンアジペート、ポ
リエチレン/プロピレンアジペート:ポリラクトンジオ
ールたとえばポリカプロラクトンジオール:およびこれ
らの2種以上の混合物が挙げられる。ポリエーテルエス
テルポリオールとしては、エーテル基含有ジオール(前
記ポリエーテルジオール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコーノペジプロピレングリコール等)もし
くはこれらと他のグリコールとの混合物を前記ジカルボ
ン酸とまたはジカルボン酸無水物(無水フタル酸、無水
マレイン酸等)ならびにアルキレンオキシドとを反応さ
せることによって得られるもの、たとえば、ポリ (ポ
リテトラメチレンエーテル)アジペートが挙げられる。
また、重合体ポリオールとしては、高分子ポリオール(
前記ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール
、および/またはポリエーテルエステルポリオール)あ
るいはこれらと中〜低分子ジオールとの混合物中でエチ
レン性不飽和モノマー(アクリロニトリル、スチレン等
)を重合させて得たものが挙げられる。
高分子ポリオールの平均分子量(水酸基価滴定による)
は通常500〜50(10,好ましくは700〜400
0、とくに好ましくは2000〜3500である。
鎖伸長剤としては、分子量500未満の低分子ポリオー
ル、たとえば、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1.4−ブタンジオール、1゜6−ヘキサンシオ
ーノペジエチレングリコール、トリエチレングリコール
、チオジグリコール(チオジェタノール等):ポリアミ
ン、たとえば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン
、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどの脂
肪族ジアミン、ピペラジン、1.4−ジアミノピペラジ
ン、1.3−シクロヘキシレンジアミン、ジシクロヘキ
シルメタンジアミンなどの脂環式ポリアミン、ジフェニ
ルメタンジアミン、トリレンジアミン、フェニレンジア
ミンなどの芳香族ポリアミン、キシリレンジアミンなど
の芳香−脂肪族ポリアミン、ヒドラジンおよびモノアル
キルヒドラジン:アルカノールアミン、たとえば、エタ
ノールアミン、プロパツールアミン:およびこれらの2
種以上の混合物が挙げられる。好ましいのは低分子ジオ
ール(とくにエチレングリコール)である。
しかし、以上の例示に拘わることなく他のいずれの熱可
塑性ポリウレタン樹脂でも使用可能である。この中間層
は、積層体に所望の耐油性や防水性や機械的強度を与え
るために十分な厚さ、例えば0.05mm以上の、好ま
しくは0.05〜1. Ommの厚さを有しているもの
である。
次にがかる基布の表面又は表裏面に形成されるポリウレ
タン樹脂は単なる接着剤としてではなく、耐油性、耐摩
耗性その他必要物性を保持するため、十分な厚み、例え
ば、0.05〜1.0市の厚みを有するものであること
が必要である。経済的に許せばもっと厚くてもよい。ポ
リウレタン樹脂層の形成は、トッピング、カレンダリン
グ、コーティングその他の方法で行われる。ポリウレタ
ン樹脂は使用に際しての樹脂形状は自由に選択され、樹
脂には可塑剤、安定剤、着色剤、滑剤その他各種の付性
剤が公知の範囲で自由に添加できることは勿論である。
ポリウレタン樹脂は気泡を含んでもよい。
また、用途によっては、上記の基布及びポリウレタン樹
脂中間層はそれぞれ複数で構成されていてもよい。
中間層の少くとも1つの上に弗素系樹脂フィルム表面層
が形成されるが、次に、本発明に鉛ける最も重要な特徴
部分であるこの弗素系樹脂フィルムについて説明する。
一般に弗素系樹脂は、不燃性で、かつ、耐薬品性に優れ
ているため、バッキング、チューブ、シート等の機械B
品のほか、電気機器部品、ライニング等に賞用されてい
る。しかし、この樹脂は結晶化度が高く、通常のプラス
チック接着剤になじまないためそのままでは合成樹脂表
面に貼着することは著しく困難である。
本発明では、弗素系樹脂フィルムを表面コロナ放電処理
等して、できるだけ粗面活性化することにより、例えば
塩化ビニル、エポキシ、アクリル、ポリエステル等の樹
脂系接着剤又はこれらの樹脂を混用してなる接着剤との
親和性を増加せしめてもよい。通常上記の処理によって
、弗素系樹脂フィルムの2〜10μの厚みの表面部分に
ついて粗面化が行われることとなる。このためには、直
流100〜200V 、 40〜100μF1短終電流
1〜2Aの条件で放電処理が行われる。かかる放電処理
により、弗素系樹脂フィルムは所望の接着能が得られる
が、本発明に用いられる弗素系樹脂フィルムの表面処理
はこれに限定されるものではなく他の表面処理等により
同等以上の効果を奏するものであればよい。
弗素系樹脂フィルムを構成する弗素系樹脂はエチレンの
水素原子の1個以上が弗素原子と置換されてなる単量体
から合成される各種のポリフルオルエチレン、例えば、
ポリテトラフルオルエチレン、又は一部塩素を含む各種
のポリフルオルクロルエチレン、例えば、ポリトリフル
オルクロルエチレン等があるが、このほかポリ弗化ビニ
ル、ポリ弗化ビニリデン、ポリジクロルジフルオルエチ
レン、その他も包含される。これらの弗素系樹脂はいず
れも溶融点が高いので、通常のカレンダー加工等は実施
できないので一旦溶融して押出加工するか又は粉末状態
の樹脂を加圧加熱してシート状に成型するのが一般的で
あるが、フィルム形成方法に特に限定はない。弗素系樹
脂フィルム層の厚みは50μ以下であるのが好ましいが
、耐候性、防炎性、防汚性並びに耐久性向上の目的を達
成し得るものであれば、上記よりもより厚く、又は、よ
り薄くすることができる。
本発明においては、また、表面が実質的に平滑なフィル
ム状の弗素系樹脂が、ポリウレタン樹脂層の上面に貼着
されてもよいが、弗素系樹脂溶液、例えば、エマルジョ
ン、ソリニージョン等を塗布する方法もある。この方法
では塗膜が薄く、かつ、厚さを均一に塗布することが難
かしく、多くの場合塗布むらを生じ、また、部分的に不
塗布個所を生じて完全な効果が期待できず、汚れも付着
し易い。さらに、塗布膜の強度が弱いため使用時に、弗
素系樹脂フィルムが引掻き等により部分的に欠損し耐久
性の点で問題となる。本発明に係る弗素系樹脂フィルム
の膜強度は、通常100kg/cI11以上であること
が好ましい。
弗素系樹脂表面層は従来既知の方法によって少くとも1
つの中間層上に形成される。本発明では前述の如き特殊
構造織物基布が使用されることとポリウレタン樹脂層の
上面に弗素系樹脂フィルム層が形成されることを重要な
特徴としている。
弗素系樹脂フィルム層は、また、積層体に耐候性と防汚
性とを付与する。特に、ポリウレタン樹脂層に含まれる
可塑剤のブリードを抑止し、また、核層の表面分解物生
起や前記ブリードに基づく表面粘着性を招来せしめるこ
とがない。弗素系樹脂フィルムは、また、Tダイ法又は
インフレーション法その他のいずれに基づくものでもよ
い。また、延伸、未延伸のいずれでもよい、通常その厚
みは3μ〜50μ程度である。
かかるフィルムは、前述したように、接着剤を用いて貼
着することもできるが、表面が加熱により溶融している
ポリウレタン樹脂層の表面に、例えば、200℃程度に
加熱された状態で溶融タックさせて貼着してもよい。
第2図は本発明に係る積層体の具体例を示すもので基布
4の両面にはポリウレタン樹脂層5.5′が形成される
が、少くとも表面にあられれるポリウレタン樹脂層5に
は、その上面に弗素系樹脂フィルム層6が設けられてい
る。裏面のポリウレタン樹脂層5′を省略したり、また
は、裏面樹脂層5′にも弗素系樹脂フィルム層6を設け
ることは差支えない。このようにして得られた積層体は
、従来の織物、例えば、平織物を基布として作られた積
層体よりも、寒冷時の亀裂生成が少ない。即ち、従来品
であれば、約5〜−5℃が使用条件の目安であるのに、
本発明品であれば、−20℃〜−25℃に於いても使用
可能である。更に、場合によっては、それ以下の温度に
おいても使用可能となる。これは、本発明品に右いては
、基布構造から来る折り曲げの方向性が特に限定されず
に全方位に可能であり、かつ柔軟であることに基因する
ものと思われる。またスコツト型屈曲テスト(JrS−
に−6328−1981,5,3,8,もみ試験)の結
果も亀裂の入る回数はほぼ5〜10倍と好ましい結果で
ある。
特に弗素系樹脂フィルムが実用上薄い方が好ましく、5
〜20μの範囲に於いてこの効果が顕著であることが従
来品に較べた画期的な効果である。
この結果、弗素系樹脂フィルムを貼っても特に積層体が
必要以上に硬くならないことも良い結果を与える一因で
あるものと思われる。
〔発明の効果〕 本発明は積層体において、弗素系樹脂表面層は、特殊構
造織物基布およびポリウレタン樹脂中間層を被覆して積
層体の耐候性を向上させ、かつ、ポリウレタン樹脂中間
層から積層体表面への可塑剤のブリードを防止し、それ
によって積層体の防汚性を向上させる。
本発明は、以上の構成に基づくものであるから、従来の
ポリウレタンシートの長所を損うことなく、さらに、ポ
リウレタン樹脂が基布上に形成され、さらにその上面に
弗素系樹脂フィルムが形成される場合には可撓性、耐久
強力が格段に優れた積層体が構成されることになる。本
発明の積層体はテント、幌、シート、フレキシブルコン
テナ、広幅ベルト、食品搬送ベルト、エプロン、合羽、
レザー、オイルフェンスその他の産業資材に使用すると
きには特に顕著な効果を有するものである。特に、強風
下において烈しい屈曲作用を受ける幌、シートや、屈折
作用を多く受けるベルト等において、その効果を顕著に
発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に有用な基布の一実施態様を示す模式図
であり、第2図は本発明の積層体の一実施態様の断面説
明図である。 1・・・経糸、       2・・・緯糸、3・・・
からみ糸、    4・・・基布、5.5′・・・ポリ
ウレタン中間層、 6・・・弗素系樹脂表面層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、互いに平行に配列された多数の経糸からなる経糸層
    と、前記経糸と直交するように、互いに平行に配列され
    た多数の緯糸よりなる緯糸層と、前記経糸と緯糸とを、
    それらの交差点でからみ結合するからみ糸とからなる特
    殊構造織物基布の表面又は表裏面にポリウレタン樹脂の
    十分厚みを有する層と、少くとも前記表面側に形成され
    たポリウレタン樹脂層の表面上に形成されている弗素系
    樹脂フィルム層とを有する可撓性積層体。 2、弗素系樹脂フィルム層の厚さが50ミクロン以下で
    ある特許請求の範囲第1項記載の積層体。 3、前記弗素系樹脂フィルムが、ポリ弗化ビニル、ポリ
    弗化ビニリデンまたはポリテトラフルオルエチレンより
    なる弗素系樹脂フィルムである特許請求の範囲第1項記
    載の積層体。
JP27186389A 1989-10-20 1989-10-20 可撓性積層体 Granted JPH02196643A (ja)

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