JPH02199187A - 球状ケイ酸塩化合物で表面処理された蛍光体の製造方法 - Google Patents

球状ケイ酸塩化合物で表面処理された蛍光体の製造方法

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JPH02199187A
JPH02199187A JP1908889A JP1908889A JPH02199187A JP H02199187 A JPH02199187 A JP H02199187A JP 1908889 A JP1908889 A JP 1908889A JP 1908889 A JP1908889 A JP 1908889A JP H02199187 A JPH02199187 A JP H02199187A
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JP
Japan
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phosphor
silicate
spherical
silicate compound
surface treatment
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JP1908889A
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Inventor
Shoichi Bando
坂東 正一
Toshibumi Morimoto
森本 俊文
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Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nichia Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、力°ラー受像管およびその他の陰極線管の
蛍光面に好適に使用される蛍光体の製造方法に間する。
【従来の技術並びにその課題】
カラー受像管に使用される蛍光体は、塗布特性を向上さ
せるために、種々の表面処理が施されている。塗布特性
のよい蛍光体は、ブラウン管のフェースプレートへの接
着性がよく、混色(クロスコンタミネーション)が改善
される。 表面処理物質として、ケイ酸塩化合物、アルミン酸塩化
合物、燐酸塩化合物、および、金属酸化物などが使用さ
れている。 特に、ケイ酸塩化合物は、その処理が容易であることか
ら、汎用されている。ケイ酸塩化合物として、二酸化ケ
イ素、ケイ酸亜鉛およびケイ酸アルミニウム等が知られ
ている。さらに、二酸化ケイ素には、粒子の大きさや状
態、あるいは、その性質によっていくつかの種類がある
。 比較的粒子の大きい二酸化ケイ素として粒状シリカがあ
る。また、比較的粒子の小さい二酸化ケイ素としてコロ
イダルシリカがある。さらに、水に溶けたシリカとして
ケイ酸カリウムがある。 蛍光体に表面処理物質を付着させる技術は開発されてい
る(特公昭61−46512号公報)。 この公報には、表面処理物質を付着する技術が開示され
ている0表面処理物質には、平均粒径が60〜300m
μである二酸化ケイ素、亜鉛化合物、または、アルミニ
ウム化合物が使用されている。 ところが、この蛍光体は、必ずしも充分に満足できる特
性を実現できない。それは、蛍光体の表面に付着された
表面処理物質を、理想的な球形にできないことが理由で
ある。 また、蛍光体の表面にケイ酸塩化合物を付着する技術も
開発されている(特開昭60−115683号公報)。 この公報には、有機ケイ素を加水分解させて二酸化ケイ
素とし、これを蛍光体の表面に付着させる技術が示され
ている。有機ケイ素にはエチルシリケートが使用されて
いる。この方法は、有機ケイ素を加水分解して二酸化ケ
イ・索とし、これを蛍光体の表面に付着している。 ところが、この方法によっても、理想的な球形の二酸化
ケイ素を蛍光体の表面に付着出来ない。 蛍光体の表面をコーティングする二酸化ケイ素は、完全
な球形とすることによって、極めて優れた特性を実現す
る。 理想的な球形のケイ酸塩化合物は、それ自体が発光しな
いにもかかわらず、これを蛍光体の表面に付着すること
によって、蛍光膜の発光輝度を向上することも可能であ
る。それは、蛍光体の塗布状態が改善され、さらに、電
子線の蛍光体励起状態も改善され、さらにまた、蛍光体
の発光を効率よく蛍光面から放射できることが理由であ
る。 また、蛍光体の表面に球形のケイ酸塩化合物が付着でき
るなら、最小ストライブ幅も小さくできる。これは、球
形のケイ酸塩化合によって、蛍光体粒子をパネルに強固
に接着できるからである。 蛍光体粒子が、パネルに強固に接着できるのは、塗布時
における蛍光体の分散性を向上できることが理由である
。本発明の蛍光体は、蛍光体粒子表面に、球形のケイ酸
塩化合物が均一に分布した状態で蛍光膜となる。言い替
えれば、蛍光体粒子表面に球形のケイ酸塩化合物が分布
して、蛍光体粒子の間に、均一な隙間ができた蛍光膜と
なる。この蛍光膜は、蛍光体を結合する光硬化性樹脂を
確実に硬化できる。すなわち、露光時に、蛍光体粒子の
隙間を透過して紫外線が内部までよく透過し、光硬化性
樹脂を確実に硬化させる。光硬化性樹脂が確実に硬化す
ると、蛍光体粒子は確実にパネルに接着されて、最小ス
トライブ幅を小さくできる。 蛍光体粒子を確実に付着できることは、クロスコンタミ
ネーションを向上することにも効果かある。 蛍光体の最小ストライブ幅とクロスコンタミネーション
とは、近年の陰極線管にとって極めて大切な特性となっ
ている。それは、鮮明な画像が要求されるからである。
【発明の目的】
この発明は、輝度が高くて最小ストライブ幅が小さく、
さらに、クロスコンタミネーション特性の優れた蛍光体
の製造方法を提供するにある。
【従来の課題を解決する為の手段】
この発明にかかる、球状ケイ酸塩化合物を表面処理物質
として付着した蛍光体の製造方法は、エチルシリケート
を加水分解させてケイ酸塩化合物を生成し、このケイ酸
塩化合物を蛍光体の表面に付着させている。 さらに、この方法は、エチルシリケートとエチルアルコ
ールとアンモニア水とを混合し、この混合液のpHを8
以上としている。さらに、混合液を、30℃〜80℃に
加温している。ざらにまた、混合溶液は、エチルアルコ
ール/エチルシリケートのモル比を5〜80の範囲に調
整している。 以上の製法において、好ましくは、表面処理物質の付着
量を、蛍光体100重量部に対して、0゜01〜5重量
部の範囲に調整している。 また、表面処理物質を蛍光体粒子の表面に付着させる接
着剤には、亜鉛化合物、アルミニウム化合物、燐酸塩化
合物、Mg、Ca、Sr等のアルカリ土類金属化合物、
およびホウ酸塩化合物のうち少なくとも1種を使用する
。 亜鉛化合物には、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、酢酸亜鉛等の水
溶性の亜鉛塩を使用する。 アルミニウム化合物には、硝酸アルミニウム、硫酸アル
ミニウム等の水溶性のアルミニウム塩を使用する。 また、燐酸化合物には、ピロ燐酸ナトリウム等の水溶性
塩を使用する。 ホウ酸化合物には、ホウ酸、またはホウ酸ナトリウム等
を使用する。 この発明に用いられる蛍光体は、カラー受像管に使用し
て優れた特性を示すものであるから、カラー受像管は言
うにおよばず、モノクローム受像管にも使用できるのは
言うまでもない。 蛍光体には、例えば、 ■ 硫化亜鉛系蛍光体、ユーロピウム付活酸化イツトリ
ウム蛍光体、マンガン付活燐酸亜鉛蛍光体、マンガン付
活ケイ酸亜鉛蛍光体等の酸化物系の蛍光体、 ■ ユーロピウム付活酸硫化イツトリウム蛍光体、テル
ビウム付活酸硫化イツトリウム蛍光体などの硫化物系の
蛍光体を使用することができる。 この発明において、蛍光体の表面に設けられる表面処理
物質は、アルキルシリケートの加水分解により得ること
ができる。アルキルシリケートには、メチルシリケート
、エチルシリケート、または、プロピルシリケートが使
用できる。特に、エチルシリケートが好適である。 アルキルシリケートの加水分解には、水およびアンモニ
ア水を用いる。 この発明は、下記の工程で蛍光体を表面処理する。 ■ アルキルシリケートを、水およびアルコール溶媒中
に入れ、その溶液を30〜80℃に、好ましくは40〜
60℃に加熱する。 ■ この溶液を攪拌しながらアンモニア水を加え、pH
を8以上、好ましくは、10〜12に調整する。 ■〜■の工程で、球形のケイ酸塩化合物を得た。 ■ 蛍光体を水に懸濁させて、■で得られたケイ酸塩化
合物を含む懸濁液と混合する。 ■ 蛍光体とケイ酸塩化合物とが懸濁された溶液に、接
着剤を添加する。 ■ 酸またはアルカリ溶液を加えて、pHを5〜11に
調整し、その後静置する。 ■〜■の工程で、蛍光体の表面に、表面処理物質が付着
する。 ■で添加された蛍光体は、アルキルシリケート溶液に接
着剤を添加し、さらに、pH調整した後添加しても良い
。 ■〜■の工程で得られたケイ酸塩化合物の電子顕微頷写
真(20000倍)を第1図a−dに示す。 蛍光体の表面に表面処理物質が付着された電子顕ti鏡
写真を第2図a−d(5000倍)に示す。 なお、これら蛍光体は、後述する実施例1〜5で得たも
のである。 第1図a % dに示すように、本発明の方法で得られ
る表面処理物質は、完全な球形に近く、その形状、粒径
および粒度分布とも、例えば、第3図に示す従来のケイ
酸亜鉛で処理された蛍光体の表面に付着した表面処理物
質とは全く異なるものであった。 また、この表面処理物質に設けた本発明の蛍光体の表面
状態も、第2図に示すように前記従来のものとは、全く
異なるものである。 本発明の方法で得られた蛍光体は、その表面に、表面処
理物質として、球形のケイ酸塩化合物粒子が付着されて
いる。 本発明の方法で得られた蛍光体は、従来から知られてい
るような、極微細粒子、または偏平粒子の表面処理物質
を付着したものよりも、蛍光体をガラス面に塗布したと
きの特性が優れていた。 蛍光体の表面に付着する表面処理物質の平均粒子径は、
前記の■の工程で混合されるアルコール/アルキルシリ
ケートのモル比で調整できる。 第4図は、エチルアルコール/エチルシリケートのモル
比に対する、球状ケイ酸塩化合物の平均粒子径を示して
いる。このグラフから明かなように、エチルシリケート
に対するエチルアルコールの量が多くなるほど、球状ケ
イ酸塩化合物の平均粒子径は小さくなる。反対に、エチ
ルアルコールに対するエチルシリケートの量が多くなる
ほど、球状ケイ酸塩化合物の粒子径は大きくなる。 アルコール/アルキルシリケートのモル比を変えて、球
状ケイ酸塩化合物の粒子径を調整できるが、両者のモル
比によって、最小ストライブ幅と、ガラス面のカブリと
、輝度とが変化する。第5図a −Cにこの状態を示し
ている。 第5図aは、アルコール/アルキルシリケートのモル比
に対する最小ストライブ幅を示している。 最小ストライブ幅とは、蛍光膜形成時に照射される紫外
線露光量を段階的に変化させて蛍光膜を焼付けた後、水
洗し、最小露光量でストライブが形成されたところのス
トライブ幅をいう。したがって、この値が小さい程、蛍
光体のガラス面接着力が大きくなる。 第5図aより明かなように、本発明の方法で得られた蛍
光体は、アルコール/アルキルシリグーのモル比が一定
の範囲で最小ストライブ幅が最も小さくなる。すなわち
、アルコール/アルキルシリグーのモル比が小さい領域
においては、このモル比が大きくなるに従って、最小ス
トライブ幅が小さくなる。最適値を過ぎると、モル比が
大きくなると最小ストライブ幅が大きくなる。 第5図すは、アルコール/アルキルシリケートのモル比
に対するカブリ、すなわち、クロスコンタミネーション
特性を示している。ガラス面カブリとは、ストライブ露
光時に、未露光部分の一定面積中に残っている蛍光体の
個数を、従来品を1゜0としてその相対値で示すもので
ある。この未露光部分の残留分は、他の蛍光体が未露光
部に蛍光膜として形成されたとき、クロスコンタミネー
ションとして色純度を低下させる。 第5図Cは、アルコール/アルキルシリケートのモル比
に対する輝度を示している。輝度とは、蛍光体自身の明
るさではなく、ガラス板の片面に形成された蛍光膜から
、そのガラス板を通して反対面に放出される発光強度を
測定したものであり、実際にブラウン管として仕上げた
ときの輝度に対するものである。 第5図a −Cの測定結果から、アルコール/アルキル
シリケートのモル比の最適値は、5〜80に、より好ま
しくは、10〜60の範囲に調整される。 ざらに、第6図aは、球形またはほぼ球形の二酸化ケイ
素およびケイ酸塩化合物の平均粒径と最小ストライブと
の関係を示すグラフである。 第6図すは、前記表面処理物質の平均粒径とガラス面カ
ブリとの関係を示すものである。この第6図すから明ら
かなように本発明の蛍光体は、その表面処理物質粒径の
平均粒径が200mμより小さいとガラス面カブリが小
さく、粒径が大きくなるにつれてカブリも多くなること
が判明した。 また粒径の大きな範囲ではカブリはそれほど変化しない
。 さらに第6図Cは、表面処理物質粒径の平均粒径と輝度
の関係を示す。第6図Cから明らかなように、表面処理
物質の平均粒径が100mμ付近で、最大輝度が得られ
、蛍光体の発光が効率的にガラスを通ることがわかる。 本発明者等はまた、球形またはほぼ球形の二酸化ケイ素
およびケイ酸塩化合物を表面処理物質として設けた蛍光
体において、蛍光体重量部に対する表面処理物質の含有
量を変化させたときの最小ストライブ幅、ガラス面カブ
リおよび輝度について検討を重ねた結果、ある特定の範
囲において顕著な効果があることを見出した。 二酸化ケイ素の付着量は、多すぎると輝度が低下し、反
対に少なすぎると、表面処理効果が低下する。 最小ストライブ幅とガラス面カブリとは、二酸化ケイ素
の付着量が、蛍光体100重量部に対して1重量部の近
傍で最も優れた特性を示し、輝度は1〜2重量部の近傍
で最も優れた特性を示す。 二酸化ケイ素の付着量は、最小ストライブ幅や輝度等の
特性を考慮して、通常0.01重量部〜5重量部、好ま
しくは001〜3重量部の範囲に調整される。 この発明の方法で蛍光体の表面に二酸化ケイ素を付着し
た蛍光体は、従来の方法で極微粒子の二酸化ケイ素を付
着した蛍光体に比較して、最小ストライブ幅が20〜3
0μ改良され、ガラス面カブリは、0.25〜0.5と
著しく改善され、さらに、輝度は、従来の方法で極微小
粒子の二酸化ケイ素を付着したものに比較して、約10
%改善される。
【効果】
本発明の製造方法で表面に二酸化ケイ素がコーティング
された蛍光体は、ガラス面への接着力が強く、ガラス面
に塗布するとクロスコンタミネーションが極めて少ない
蛍光体を製造することができる。また、本発明の方法で
製造された蛍光体を用いることによって、受像管の高色
純度化、高輝度化が可能となる。 このように、本発明の方法で得られた蛍光体が、従来品
に比較して、著しい効果を発揮するのは、表面処理物質
によって蛍光体の凝集が防止されることが理由である。 すなわち、この発明の方法で製造された蛍光体は、球形
の表面処理物質が、蛍光体粒子の表面を均一に覆ってい
るため、蛍光体どうしが凝集し難いのである。 従来の表面処理方法では、蛍光体の表面に、表面処理物
質を均一に付着できない。不均一に表面処理物質が付着
された蛍光体は、一部に凝集して多量の表面処理物質が
付着し、また、別の部分には、表面処理物質が付着され
ないで蛍光体表面が表出し、蛍光体どうしが凝集し易く
なって分散性が低下する。 これに対して、この発明の方法で製造された蛍光体は、
表面に均一に表面処理物質が付着されて、蛍光体の分散
性が良くなる。この蛍光体は、分散性が向上することに
加えて、これをガラス面に塗布して蛍光膜とすると、表
面処理物質により蛍光体粒子間に均一な隙間ができる。 蛍光体間にできる隙間は、蛍光体をガラス面に塗布し、
露光して接着させる際に、蛍光体膜の内部への紫外線の
通りを良くする。紫外線が蛍光体膜の内部まで十分透過
して照射されれば、蛍光体のガラス面への接着は良好に
なり、その結果、最少ストライブ幅が小さくなる。 また、表面処理物質による光の散乱が少なくなることも
、蛍光体粒子を強く接着できる理由のひとつである。完
全に球形の表面処理物質は、極微小および偏平形粒子゛
の表面処理物質に比較して、紫外線の散乱が少ない。光
の散乱が少ない表面処理物質は、効率良く紫外線を蛍光
体膜の内部に侵入させる。この状態において、蛍光体粒
子は、充分に硬化した光硬化樹脂で強固に接着される。 ガラス面に電子線を照射する際には、上記2つの理由、
つまり、 ■ 蛍光体間に均一な隙間ができること、■ 散乱が少
ないこと が相乗して、電子線が蛍光体膜に効率良く侵入する。こ
のことは、電子線が、蛍光膜の照射側の面だけでなく、
照射側の蛍光体の内部に位置するガラス面近くの蛍光体
まで効率よく励起し、発光が効率よく行われる。 さらにこのことに加えて、励起された蛍光体からの発光
は、蛍光体層を効率よく透過する。従って、発光する蛍
光体がガラス面から遠い位置にあっても、効率よくガラ
ス面方向へ透過する。その結果、輝度が従来より高くな
る。 さらにまた、蛍光体層の表面に施されるメタルバックを
均一にできることも、輝度向上に効果がある。それは、
この発明の方法で得られた蛍光体は、均一に分散して分
布する塗布膜にできるので、蛍光膜のうしろ側の面(電
子銃側の面)をより滑らかにできることが、メタルバッ
クを均一にできる理由である。 また、ガラス面カブリにも、本発明の表面処理物質の形
状、分布および均一な蛍光体への付着が関与していると
考えられる。ブラウン管の製造工程において、未露光部
分の蛍光体を洗い流すときに、均一な球状で表面処理物
質が付着した蛍光体は、先に形成されたストライブやド
ツトやガラス面に付着し難く、充分に洗い流され易い。 これは、表面処理物質があたかも、コロのような役目と
なって働くと考えると、洗われ易くカプリも少なくなる
理由がより理解され易いであろう。
【好ましい実施例】
以下、この発明の詳細な説明する。 (実施例1) 下記の工程で球状ケイ酸塩化合物を表面処理材料として
付着した蛍光体を製造する。 ■  エタノール・・・・・・・・・・・・18kg。 水・・・・    ・・・ 0. 5kg。 エチルシリケート28・・・・・・2kg、を容器に入
れて攪拌しながら、60℃に加熱した。 この液体は、エチルアルコール/エチルシリケートのモ
ル比が40.69となる。また、エチルアルコール/水
のモル比が4.695となる。 ■ 攪拌を続けながら、これに18%アンモニア水溶液
1kgを加えた。 ■ 15分攪拌後、溶液中に白濁がみられた。さらに4
5分攪拌してケイ酸塩化合物を得た。 この工程で得られたケイ酸塩化合物の顕微鏡写真を第1
図aに示す。 ■の工程で得られた溶液は、100cc中にケイ酸塩化
合物が2.1g含まれていた。 また、得られた球状ケイ酸塩化合物の平均粒子径は50
mμで、これを電子顕微鏡で観察すると、極めて粒子径
が揃っていた。 ■ 次に、緑色発光蛍光体(Z n S : Cu +
 A誌)1000gを、3リツトルの純水に懸濁させ、
よく攪拌しながら、■で得られたケイ酸塩化合物を含む
溶液を加えた。球状ケイ酸塩化合物を含む溶液には、蛍
光体100凰量邪に対して、0.6重量部の球状ケイ酸
塩化合物を含むものを使用した。 ■ 蛍光体と球状ケイ酸塩化合物とが混合された溶液に
、10%硫酸亜鉛水溶液を3ミリリットル加えた。この
溶液は、蛍光体100重量部に対して、Zn含有量0.
03重量部となった。 ■ その後攪拌しながら、酢酸水溶液を添加して、pH
を7.8に調整した。 ■ 静置した後、上澄液をデカンテーションにより除去
し、脱水して110℃〜120℃の温度で8〜12時間
乾燥し、フルイ分けを行った。 このようにして得られた蛍光体は、表面に球状ケイ酸塩
化合物が付着されていた。この工程で得られた蛍光体を
第2図aに示す。 得られた蛍光体は、蛍光体重量部100に対し、0.5
9重量部の球状ケイ酸塩化合物が付着されていた。 この蛍光体について最小ストライブ幅、ガラス面カブ1
ハ輝度を測定したところ、各々順番に、最小ストライブ
幅が150μm、 ガラス面カブリが0. 3、 相対輝度が108%となり、 従来品に比べて最小ストライブ幅が30 It mm 
<、ガラス面カブリは減少し、輝度は8%も明るくなっ
た。 (実施例2〉 ケイ酸塩化合物は、実施例1と同様のものを使い、次の
工程で蛍光体を製造した。 ■ 緑色発光蛍光体(ZnS: Au、Cu、AQ)1
000gを、3リツトルの純水に懸濁させ、攪拌しなが
ら、実施例1の■の工程で得られたケイ酸塩化合物を含
む溶液を加えた。 この球状ケイ酸塩化合物を含む溶液は、蛍光体100重
量部に対しで、ケイ酸塩化合物含有量を1重量部含んで
いるものを使用した。 ■ 蛍光体と球状ケイ酸塩化合物とが混合された液体に
、10%硫酸亜鉛水溶液を2ミリリットル加えた。 この溶液は、蛍光体100重量部に対して、Zn含有量
が0.03重量部となった。 ■ さらに、この液体に、2%硝酸アルミニウム5ミリ
リツトルを加えた。この溶液は、蛍光体100重量部に
対して、0,01重量部のA誌を含んでいた。 ■ その後攪拌しながら酢酸水溶液を添加して、液体の
pHを7.5に調整した。その後は、実施例1と同様に
仕上げた。 得られた蛍光体の電子顕微鏡写真は第2図a′に示され
ている。 この蛍光体は、蛍光体100重量部に対して、球状ケイ
酸塩化合物の付着量が、0.98重量部であった。 この蛍光体について最小ストライブ幅、ガラス面カブ■
ハ輝度を測定したところ、 最小ストライブ幅が145μm、 ガラス面カブリが0.25、 相対輝度が110%であり、 従来品に比べて最小ストライブ幅が35μm細く、ガラ
ス面カブリは75%減少し、輝度は10%も明るくなっ
た。 (実施例3) 下記の工程で球状ケイ酸塩化合物を表面処理材料として
付着した蛍光体を製造する。 ■  エタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・12kg、水・・・・・・  ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.5kg、エ
チルシリケート28・・・・・・・・・2 kg。 を容器に入れ、攪拌しながら50℃に加熱した。 この液体は、アルコール/アルキルシリケートのモル比
が27.13であった。また、エチルアルコール/水の
モル比は3.13であった。 ■ 攪拌を続けながら、これに18%アンモニア水溶液
1kgを加えた。 ■ 10分閏攪拌後、溶液中に白濁が見られた。 さらに30分間攪拌してケイ酸塩化合物を得た。 この工程で得られたケイ酸塩化合物の顕微鏡写真を第1
図すに示す。 ■の工程で得られた溶液は、100cc中にケイ酸塩化
合物を3.0g含んでいた。 また、得られた球状ケイ酸塩化合物の平均粒子径は13
0mμで、これを電子顕微鏡で観察すると、極めて粒子
径が揃っていた。 ■ 次に、緑色発光蛍光体(ZnS: Cu、AD、)
1000gを、3リツトルの純水に懸濁させ、良く攪拌
しなから■で得られたケイ酸塩化合物を含む溶液を加え
た0球状ケイ酸塩化合物を含む溶液には、蛍光体100
重量部に対して、0.6重量部の球状ケイ酸塩化合物を
含むものを使用した。 ■ 蛍光体と球状ケイ酸塩化合物とを含む液体に、10
%硫酸亜鉛水溶液を3ミリリットル加えた。 この液体は、蛍光体100重量部に対して、Zn含有量
0,03重量部となった。 ■ その後、攪拌しながら酢酸でpHを調整した。 ■ 静置後、上澄液をデカンテーションによって除去し
、脱水して110〜120℃の温度で5〜8時間乾燥し
、フルイ分けを行った。 このようにして得られた蛍光体の表面状態を第2図すに
示す。 得られた蛍光体は、蛍光体100重量部に対して、球状
ケイ酸塩化合物の付着量が0.58重量であった。 この蛍光体について最小ストライブ幅、ガラス面カブ冒
ハ輝度を測定したところ、 最小ストライブ幅が155μm、 ガラス面カブリが0.35、 相対輝度が107%であった。 この蛍光体は、従来品に比べて最小ストライブ幅が25
μmml<、ガラス面カブリは65%減少し、輝度は7
%も明るくなった。 (実施例4) 下記の工程で球状ケイ酸塩化合物を表面処理材料として
付着した蛍光体を製造する。 ■  エタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・
・8kg、水・・・・        0. 5kg。 エチルシリケート・・・・・・・・・2kg、18%ア
ンモニア水・・・・・・1 kg、を実施例3と同様に
して反応させケイ酸塩化合物を得た。 この溶液は、アルコール/アルキルシリケートのモル比
を18.086、エチルシリケート/水のモル比を2.
087に調整している。 得られたケイ酸塩化合物の表面状態を第1図Cに示す。 この工程で得られた溶液は、100cc中にケイ酸塩化
合物を4.3g含んでいた。 また、得られた球状ケイ酸塩化合物の平均粒形は240
μmで、これを電子顕微鏡で観察すると、極めて粒子径
が揃っていた。 ■ 次に、青色発光蛍光体(ZnS: Ag)1000
gを純水、3リツトルに懸濁させ、攪拌しなから前記■
で得られたケイ酸亜鉛化合物の液体を加えた。 この液体は、蛍光体100重量部に対して、ケイ酸塩化
合物の含有量が1. 0重量部であった。 ■ さらに、この液体に、2%硝酸アルミニウム水溶液
を5ミリリットル加えた。この溶液は、蛍光体100重
量部に対して、アルミニウム含有量が0.01重量部で
あった。 ■ 酢酸を添加してpH調整をし、実施例3と同様にし
て蛍光体を得た。 このようにして得られた蛍光体の表面状態を第2図Cに
示す。 得られた蛍光体は、蛍光体100重量部に対して、球状
ケイ酸塩化合物の付着量が0.98重量部であった。 この蛍光体について最小ストライブ幅、ガラス面カブリ
、輝度を測定したところ、 最小ストライブ幅が160μm1 ガラス面カブリが0.5、 相対輝度が106%であり、 従来品に比べると、最小ストライブ幅が2071m細く
、ガラス面カブリは50%減少し、輝度は6%明るくな
った。 (実施例5) 下記の工程で球状ケイ酸塩化合物を表面処理材料として
付着した蛍光体を製造した。 ■  エタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・
・5kg、水・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・
・・・・・0.5kg。 エチルシリケート・・・・・・・・・2kg18%アン
モニア水・・・・・・1 kg。 を実施例3と同様にして反応させ、ケイ酸塩化合物を得
た。 この溶液は、アルコール/アルキルシリケートのモル比
を11.304、エチルシリケート/水のモル比を1.
304に調整している。 得られたケイ酸塩化合物の表面状態を第1図dに示す。 得られた溶液には、100cc中に6.1gの球状ケイ
酸塩化合物を含有していた。 また、球状ケイ酸塩化合物の平均粒径は380μmで、
これを電子顕微鏡で観察すると、極めて粒子径が揃って
いた。 ■ 次に、緑色発光蛍光体(ZnS: Cu、A誌)1
000gを純水3リツトル中に懸濁させ、攪拌しながら
前記ケイ酸塩化合物の溶液を加えた。 この液体は、蛍光体100重量部に対して、ケイ酸塩化
合物の含有量が1.0重量部であった。 ■ さらに10%硫酸亜鉛水溶液を5ミリリットル加え
た。 この液体は、蛍光体100重量部に対して、亜鉛の含有
量0.06重量部であった。 ■ その後、酢酸を添加してpHを調整し、実施例3と
同様にして蛍光体を得た。 得られた蛍光体の表面状態を第2図dに示す。 この実施例で得られた蛍光体は、蛍光体100重量部に
対して、球状ケイ酸塩化合物の付着量は0.95重量部
であった。 この蛍光体について最小ストライブ幅、ガラス面、カブ
IJ、n度を測定したところ、最小ストライブ幅が16
57xm。 ガラス面カブリが0. 5、 相対輝度が105%であり、 従来品に比べると、最小ストライブ幅が15μm細く、
ガラス面カブリは50%減少し、輝度は5%明るくなっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図a % dは本発明の方法で作られるケイ酸塩化
合物粒子の電子顕微鏡写真(20000倍)、第2図a
〜d、および第2図a′は、本発明の方法で製造された
蛍光体電子顕微鏡写真(5000倍)、 第3図は、従来の極微小、偏平粒子のケイ酸塩化合物を
付着した蛍光体粒子を示す電気顕微鏡写真(5000倍
)、 第4図はエチルアルコール/エチルシリゲートのモル比
率とケイ酸塩化合物粒径の間係を示すグラフ、 第5図a−Cは、エチルアルコール/エチルシリケート
のモル比率に対する最小ストライブ幅、ガラス面カブリ
、および、輝度の特性を示すグラフ、 第6図axeは、本発明の方法で製造された蛍光体の表
面処理粒径に対する最小ストライブ幅、ガラス面カブリ
、輝度特性を示すグラフである。 第 図a 第 図す 第 図C 第 1図a′ 第 図a 第 図 表面処理物質平均粒径(mμ) 表面処理物質平均粒径(mμ) 表面処理物質平均粒径(mμ) 手続補正書(方式)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  ケイ酸塩化合物の表面に球状のケイ酸塩化合物を付着
    させる蛍光体の製造方法であって、エチルシリケートを
    加水分解させてケイ酸塩化合物を生成し、このケイ酸塩
    化合物を蛍光体の表面に付着させる方法において、  エチルシリケートとエチルアルコールとアンモニア水
    とを混合し、この混合液のpHを8以上とし、温度を3
    0℃〜80℃に加温し、さらに、エチルアルコール/エ
    チルシリケートのモル比を、5〜80の範囲に調整する
    ことを特徴とする蛍光体の製造方法。
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