JPH02201819A - 化合物超電導導体とその製造方法 - Google Patents
化合物超電導導体とその製造方法Info
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- JPH02201819A JPH02201819A JP1021464A JP2146489A JPH02201819A JP H02201819 A JPH02201819 A JP H02201819A JP 1021464 A JP1021464 A JP 1021464A JP 2146489 A JP2146489 A JP 2146489A JP H02201819 A JPH02201819 A JP H02201819A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、酸化物超電導体を用いた化合物超電導導体と
その製造方法に関する。
その製造方法に関する。
(従来の技術)
従来から、ある温度以下でその電気抵抗が零となる超電
導物質は数多く発見されており、それらを用いて超電導
導線や超電導電子デバイスを実現しようとする試みが種
々検討されてきている。
導物質は数多く発見されており、それらを用いて超電導
導線や超電導電子デバイスを実現しようとする試みが種
々検討されてきている。
また、最近、液体窒素の沸点温度以上の転移温度を有す
る、いわゆる高温超電導体が種々発見され、高価な液体
ヘリウムを必要としない超電導導線や超電導デバイスを
実現する試みが関心を呼ぶに至っている。
る、いわゆる高温超電導体が種々発見され、高価な液体
ヘリウムを必要としない超電導導線や超電導デバイスを
実現する試みが関心を呼ぶに至っている。
上記高温超電導体としては、Y−Ba−Cu−0系で代
表される酸素欠陥を有する欠陥ペロブスカイト型酸化物
超電導体や、さらに臨界温度が高いB1−8r−Ca−
Cu−0系やTl−Ba−Ca−Cu−0系の酸化物超
電導体が発見されている。これら高温超電導体のうち、
Ba系やTI系の酸化物超電導体は110Kまたは80
にの高い臨界温度を有するばかりでなく、資源的に乏し
い希土類元素が不要であること、水分に対して安定で臨
界温度や臨界電流密度などの特性の劣化を起こさないこ
となどの利点を有しており、Y系などの酸化物超電導体
に比べて実用上有利であると考えられている。
表される酸素欠陥を有する欠陥ペロブスカイト型酸化物
超電導体や、さらに臨界温度が高いB1−8r−Ca−
Cu−0系やTl−Ba−Ca−Cu−0系の酸化物超
電導体が発見されている。これら高温超電導体のうち、
Ba系やTI系の酸化物超電導体は110Kまたは80
にの高い臨界温度を有するばかりでなく、資源的に乏し
い希土類元素が不要であること、水分に対して安定で臨
界温度や臨界電流密度などの特性の劣化を起こさないこ
となどの利点を有しており、Y系などの酸化物超電導体
に比べて実用上有利であると考えられている。
ところで、これら酸化物超電導体を用いて超電導マグネ
ットなどに用いる導体や超電導電子デバイスなどを構成
しようとする場合、これら酸化物超電導体特有の脆さの
ために単独で線材化などすることが難しいという問題が
ある。そこで、加工性に優れ強度が大きく、さらに比抵
抗の小さい金属からなる被覆材や基板材をともなった複
合材として実用化が進められている。
ットなどに用いる導体や超電導電子デバイスなどを構成
しようとする場合、これら酸化物超電導体特有の脆さの
ために単独で線材化などすることが難しいという問題が
ある。そこで、加工性に優れ強度が大きく、さらに比抵
抗の小さい金属からなる被覆材や基板材をともなった複
合材として実用化が進められている。
このような被覆材や基板材は、外力に対する強度を高め
るだけでなく、超電導状態が破れた際の電流経路となり
、常電導状態の酸化物超電導体に大きな電流が流れるこ
とによって生じる焼損などを防止する安定化材としての
機能も有している。
るだけでなく、超電導状態が破れた際の電流経路となり
、常電導状態の酸化物超電導体に大きな電流が流れるこ
とによって生じる焼損などを防止する安定化材としての
機能も有している。
現状における上記被覆材や基板材としζは、酸化物超電
導体に対する酸素の供給性や高温で熱処理した際に安定
であるなどの点から銀が多用されている。そして、たと
えば銀管内に酸化物超電導体粉末を充填し、所定の径や
形状まで線引きすることによって長尺な線材やテープ材
を形成することが試みられている。
導体に対する酸素の供給性や高温で熱処理した際に安定
であるなどの点から銀が多用されている。そして、たと
えば銀管内に酸化物超電導体粉末を充填し、所定の径や
形状まで線引きすることによって長尺な線材やテープ材
を形成することが試みられている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上述したような銀管内に酸化物超電導体
粉末を充填した後に線引きすることによって作製した超
電導線材や超電導テープ材は、鎖管内壁と酸化物超電導
体層とが単に機械的に接触しているだけであるため、こ
れらに曲げなどの外部応力が加わると、特にテープ材に
おいてはクラックやはがれなどが生じやすく、これによ
って臨界電流密度などの超電導特性が劣化するという問
題があった。
粉末を充填した後に線引きすることによって作製した超
電導線材や超電導テープ材は、鎖管内壁と酸化物超電導
体層とが単に機械的に接触しているだけであるため、こ
れらに曲げなどの外部応力が加わると、特にテープ材に
おいてはクラックやはがれなどが生じやすく、これによ
って臨界電流密度などの超電導特性が劣化するという問
題があった。
本発明は、このような従来技術の課題に対処するために
なされたもので、酸化物超電導体と被覆材や基板材など
との接合力を高め、機械的強度を向上させた化合物超電
導導体およびその製造方法を提供することを目的として
いる。
なされたもので、酸化物超電導体と被覆材や基板材など
との接合力を高め、機械的強度を向上させた化合物超電
導導体およびその製造方法を提供することを目的として
いる。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
すなわち本発明の化合物超電導導体は、少なくとも表面
に白金または白金合金層を有する基体と、この基体の前
記白金または白金合金層上に白金と酸化物超電導体の構
成元素との化合物を含む中間反応層を介して形成された
酸化物超電導体層とを有することを特徴としている。
に白金または白金合金層を有する基体と、この基体の前
記白金または白金合金層上に白金と酸化物超電導体の構
成元素との化合物を含む中間反応層を介して形成された
酸化物超電導体層とを有することを特徴としている。
また、本発明の化合物超電導導体の製造方法は、酸化物
超電導体または加熱により酸化物超電導体となる混合物
を加熱溶融した後、この溶融物を少なくとも表面に白金
または白金合金層を有する基体上に塗布し、あるいは前
記酸化物超電導体または加熱により酸化物超電導体とな
る混合物を前記基体の白金または白金合金層上に塗布し
た後、前記酸化物超電導体または加熱により酸化物超電
導体となる混合物を加熱溶融し、この後前記溶融物を結
晶化して酸化物超電導体層を形成することをことを特徴
としている。
超電導体または加熱により酸化物超電導体となる混合物
を加熱溶融した後、この溶融物を少なくとも表面に白金
または白金合金層を有する基体上に塗布し、あるいは前
記酸化物超電導体または加熱により酸化物超電導体とな
る混合物を前記基体の白金または白金合金層上に塗布し
た後、前記酸化物超電導体または加熱により酸化物超電
導体となる混合物を加熱溶融し、この後前記溶融物を結
晶化して酸化物超電導体層を形成することをことを特徴
としている。
酸化物超電導体としては多数のものが知られているが、
本発明においては希土類元素含有のペロブスカイト型構
造を有する酸化物超電導体や、B1−8r−Ca−Cu
−0系酸化物超電導体、Tl−Ba−Ca−Cu−0系
酸化物超電導体などが適用される。
本発明においては希土類元素含有のペロブスカイト型構
造を有する酸化物超電導体や、B1−8r−Ca−Cu
−0系酸化物超電導体、Tl−Ba−Ca−Cu−0系
酸化物超電導体などが適用される。
ここでいう希土類元素を含有しペロブスカイト型構造を
有する酸化物超電導体は、超電導状態を実現できるもの
であればよく、たとえばLnM Cu O系(L
nは Y、 La、 Sc、 Nd、 SLl。
有する酸化物超電導体は、超電導状態を実現できるもの
であればよく、たとえばLnM Cu O系(L
nは Y、 La、 Sc、 Nd、 SLl。
237−δ
Eu、 Gd5Dy、 llo、 Er、 Ti、Yb
、 Luなどの希土類元素から選ばれた少なくとも 1
種の元素を、MはBa、Sr、 Caから選ばれた少な
くとも 1種の元素を、δは酸素欠陥を表し通常1以下
の数、Cuの一部はTI、V SCr%Mns Pe、
、00% Nl、Znなどで置換可能。)の酸化物など
が例示される。なお希土類元素は広義の定義としSc、
YおよびLa系を含むものとする。
、 Luなどの希土類元素から選ばれた少なくとも 1
種の元素を、MはBa、Sr、 Caから選ばれた少な
くとも 1種の元素を、δは酸素欠陥を表し通常1以下
の数、Cuの一部はTI、V SCr%Mns Pe、
、00% Nl、Znなどで置換可能。)の酸化物など
が例示される。なお希土類元素は広義の定義としSc、
YおよびLa系を含むものとする。
また、B1−9r−Ca−Cu−0系酸化物超電導体は
、化学式 %式%() B12 (Sr、Ca) 3 Cu3 0x
−−−−−−−−−(II )(式中、旧
の一部はpbやsbなどで置換可能。)などで表される
ものであり、T l−Ba−Ca−Cu−0系酸化物超
電導体は、化学式 %式%() などで表されるものである。
、化学式 %式%() B12 (Sr、Ca) 3 Cu3 0x
−−−−−−−−−(II )(式中、旧
の一部はpbやsbなどで置換可能。)などで表される
ものであり、T l−Ba−Ca−Cu−0系酸化物超
電導体は、化学式 %式%() などで表されるものである。
また、本発明に用いられる基体は、少なくとも表面に白
金または白金合金層を有するものであり、具体的な形態
としては、 ■ 白金またはAu−Pt合金、Ag−Pt合金、Pd
−pt金合金Rh−Pt合金などの各種白金合金からな
る基体。
金または白金合金層を有するものであり、具体的な形態
としては、 ■ 白金またはAu−Pt合金、Ag−Pt合金、Pd
−pt金合金Rh−Pt合金などの各種白金合金からな
る基体。
■ 銅やニッケルなどの金属基体の表面に、白金や上記
白金合金などの層を形成したもの。
白金合金などの層を形成したもの。
などが挙げられる。上記■の形態における金属基体は酸
化物超電導体を溶融させる温度に対して安定なものを使
用し、その上に蒸着法やスパッタ法などの各種膜形成法
によって白金や白金合金の層を形成して用いる。これら
基体は、テープ状や通常の基板形状など、各種形状のも
のを使用することが可能である。
化物超電導体を溶融させる温度に対して安定なものを使
用し、その上に蒸着法やスパッタ法などの各種膜形成法
によって白金や白金合金の層を形成して用いる。これら
基体は、テープ状や通常の基板形状など、各種形状のも
のを使用することが可能である。
上記白金合金を使用する場合には、白金を90重量%以
上含有するものが好ましく、また白金や白金合金の層を
表面に形成した基体を使用する場合には、白金の含有量
によっても異なるが、おおよそlOμ膳以上であること
が好ましい。
上含有するものが好ましく、また白金や白金合金の層を
表面に形成した基体を使用する場合には、白金の含有量
によっても異なるが、おおよそlOμ膳以上であること
が好ましい。
本発明の化合物超電導導体は、たとえば以下のようにし
て作製される。
て作製される。
まず、上記酸化物超電導体をその融点以上に加熱して溶
融させ、この溶融物を上記基体の白金または白金合金層
上に塗布する。あるいは、上記酸化物超電導体の粉末を
基体の白金または白金合金層上に塗布し、この後酸化物
超電導体の融点以上に加熱して溶融させる。加熱溶融し
た酸化物超電導体の塗布は、溶融物中に基体を浸漬した
り、加熱ルツボ下部に設けたノズルから溶融物を塗布す
るなどの方法によって行われる。
融させ、この溶融物を上記基体の白金または白金合金層
上に塗布する。あるいは、上記酸化物超電導体の粉末を
基体の白金または白金合金層上に塗布し、この後酸化物
超電導体の融点以上に加熱して溶融させる。加熱溶融し
た酸化物超電導体の塗布は、溶融物中に基体を浸漬した
り、加熱ルツボ下部に設けたノズルから溶融物を塗布す
るなどの方法によって行われる。
この酸化物超電導体の出発原料としては、その構成元素
の単体または化合物を所定の組成比となるように混合し
、所定の温度で仮焼して予め結晶化したもの、あるいは
上記酸化物超電導体の構成元素の単体や化合物の混合物
が使用される。この混合物を出発原料として使用する際
には、基本的に化学量論比の組成となるように混合した
ものを用いるが、この化学量論比の組成からずれていて
も酸化物超電導体の結晶は生成される。また、蒸気圧の
低い構成成分を予め多めに配合するなどしてもよい。
の単体または化合物を所定の組成比となるように混合し
、所定の温度で仮焼して予め結晶化したもの、あるいは
上記酸化物超電導体の構成元素の単体や化合物の混合物
が使用される。この混合物を出発原料として使用する際
には、基本的に化学量論比の組成となるように混合した
ものを用いるが、この化学量論比の組成からずれていて
も酸化物超電導体の結晶は生成される。また、蒸気圧の
低い構成成分を予め多めに配合するなどしてもよい。
白金または白金合金層上で融点以上の状態にある酸化物
超電導体は、白金と反応して緻密で基体に対して強固に
結合した中間反応層を形成する。
超電導体は、白金と反応して緻密で基体に対して強固に
結合した中間反応層を形成する。
そしてこの後、酸化物超電導体の溶融物を凝固させて結
晶化させることによって酸化物超電導体層を形成する。
晶化させることによって酸化物超電導体層を形成する。
この酸化物超電導体の結晶化は、充分に酸素を供給する
ことが可能な雰囲気中で行うことが好ましい。
ことが可能な雰囲気中で行うことが好ましい。
なお、基体上に塗布された酸化物超電導体の溶融は、基
体と同様な表面に白金または白金合金層を有する素材で
被覆した後に行ってもよいし、また同様に基体上に塗布
された酸化物超電導体の溶融物の凝固を基体と同様な素
材で被覆した後に行ってもよい。また、酸化物超電導体
を結晶化させた後、酸化物超電導体の種類によっては必
要に応じて酸素雰囲気中で熱処理を施し、酸素の導入を
行う。
体と同様な表面に白金または白金合金層を有する素材で
被覆した後に行ってもよいし、また同様に基体上に塗布
された酸化物超電導体の溶融物の凝固を基体と同様な素
材で被覆した後に行ってもよい。また、酸化物超電導体
を結晶化させた後、酸化物超電導体の種類によっては必
要に応じて酸素雰囲気中で熱処理を施し、酸素の導入を
行う。
(作 用)
本発明においては、酸化物超電導体に対して基体の白金
または白金合金層上において溶融状態を経験させている
。酸化物超電導体の融点以上の温度において、酸化物超
電導体と白金との反応は急激に進み、酸化物超電導体と
基体との間に酸化物超電導体の構成元素と白金との化合
物を含む反応層が形成される。この反応層は、緻密質で
基体に対して強固に結合するとともに、凝固後の酸化物
超電導体層に対しても強固に結合する。
または白金合金層上において溶融状態を経験させている
。酸化物超電導体の融点以上の温度において、酸化物超
電導体と白金との反応は急激に進み、酸化物超電導体と
基体との間に酸化物超電導体の構成元素と白金との化合
物を含む反応層が形成される。この反応層は、緻密質で
基体に対して強固に結合するとともに、凝固後の酸化物
超電導体層に対しても強固に結合する。
このように本発明の化合物超電導導体は、中間反応層に
よって基体と酸化物超電導体層とが強固に接合したもの
となる。したがって、曲げなどの外部応力が加わった際
にも、基体と酸化物超電導体層とのはがれや酸化物超電
導体層のクラックなどの発生が抑制され、これらによる
臨界電流密度などの超電導特性の劣化が防止される。
よって基体と酸化物超電導体層とが強固に接合したもの
となる。したがって、曲げなどの外部応力が加わった際
にも、基体と酸化物超電導体層とのはがれや酸化物超電
導体層のクラックなどの発生が抑制され、これらによる
臨界電流密度などの超電導特性の劣化が防止される。
(実施例)
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例l
B1−8r−Ca−Cu−0系酸化物超電導体の出発原
料としてBi2O3、SrCO3、CaCO3、CuO
の各粉末を、陽イオンのモル比がBi:Sr:Ca:C
u−2:2:2:3となるように所定量秤量し、これを
ボールミルで充分に混合した後、この混合粉末をアルミ
ナルツボに収容し、空気中において800℃×8時間の
条件で仮焼して固相反応させた。次いで、この仮焼物を
再びボールミルで充分粉砕混合して、臨界温度107K
を示すB i −8r−Ca−Cu−0系酸化物超電導
体粉末を得た。この粉末の陽イオン比は、Bi :Sr
:Ca:Cu−2:2:2:3であった。
料としてBi2O3、SrCO3、CaCO3、CuO
の各粉末を、陽イオンのモル比がBi:Sr:Ca:C
u−2:2:2:3となるように所定量秤量し、これを
ボールミルで充分に混合した後、この混合粉末をアルミ
ナルツボに収容し、空気中において800℃×8時間の
条件で仮焼して固相反応させた。次いで、この仮焼物を
再びボールミルで充分粉砕混合して、臨界温度107K
を示すB i −8r−Ca−Cu−0系酸化物超電導
体粉末を得た。この粉末の陽イオン比は、Bi :Sr
:Ca:Cu−2:2:2:3であった。
次に、上記酸化物超電導体粉末を白金ルツボ中に収容し
、約1000℃の温度に加熱して溶融した。
、約1000℃の温度に加熱して溶融した。
次いで、この融液中にlOn+mX 50cu+X
O,51mmの白金からなる基体を1時間程度浸漬した
後、白金基体を引上げて白金基体上にBi系酸化物超電
導体の溶融物を一様に付着させた。
O,51mmの白金からなる基体を1時間程度浸漬した
後、白金基体を引上げて白金基体上にBi系酸化物超電
導体の溶融物を一様に付着させた。
この後、白金基体上に付着させたBi系酸化物超電導体
の溶融物を酸素含有雰囲気中において冷却し、溶融物を
凝固させることによって酸化物超電導体層を形成した。
の溶融物を酸素含有雰囲気中において冷却し、溶融物を
凝固させることによって酸化物超電導体層を形成した。
得られた超電導導体は、第1図に示すように、白金基体
1とBI系酸化物超電導体層2との間に、薄く一様な中
間反応層3を有しており、この中間反応層3によってB
i系酸化物超電導体層2は白金基体1に対して強固に接
合していた。この中間反応層3の存在は、断面の拡大観
察によって明らかに確認された。
1とBI系酸化物超電導体層2との間に、薄く一様な中
間反応層3を有しており、この中間反応層3によってB
i系酸化物超電導体層2は白金基体1に対して強固に接
合していた。この中間反応層3の存在は、断面の拡大観
察によって明らかに確認された。
また、得られた超電導導体の臨界電流密度を測定したと
ころ、外部応力を印加しない状態では、77K 、 O
Tにおいてl100A/cぜであり、銀シースを用いた
通常の反応法による超電導導体の100 OA / c
dより若干改善される程度であったが、曲げ応力を加え
た状態における臨界電流密度の値は大幅に改善された。
ころ、外部応力を印加しない状態では、77K 、 O
Tにおいてl100A/cぜであり、銀シースを用いた
通常の反応法による超電導導体の100 OA / c
dより若干改善される程度であったが、曲げ応力を加え
た状態における臨界電流密度の値は大幅に改善された。
その結果を第2図に示す。第2図は、この実施例の超電
導導体と従来の銀シースによる超電導導体とを用い、そ
れぞれに曲げ応力を加えつつ臨界電流密度の値をdpj
定した結果を曲げ歪みを横軸にとって示すグラフである
。
導導体と従来の銀シースによる超電導導体とを用い、そ
れぞれに曲げ応力を加えつつ臨界電流密度の値をdpj
定した結果を曲げ歪みを横軸にとって示すグラフである
。
同図から明らかなように、この実施例の超電導導体は、
曲げ歪みの増加に対して臨界電流密度の低下が僅かであ
るのに対し、従来の銀シースによる超電導導体は曲げ歪
みの増加によって臨界電流密度が急激に低下することが
分る。
曲げ歪みの増加に対して臨界電流密度の低下が僅かであ
るのに対し、従来の銀シースによる超電導導体は曲げ歪
みの増加によって臨界電流密度が急激に低下することが
分る。
実施例2
上記実施例1における白金基体に代えて、第2図に示す
ように、銅の基板材11上に白金層12をスパッタ法に
よって形成した複合基体13を用いる以外は、実施例1
と同一条件でBi系酸化物超電導体層14を形成した。
ように、銅の基板材11上に白金層12をスパッタ法に
よって形成した複合基体13を用いる以外は、実施例1
と同一条件でBi系酸化物超電導体層14を形成した。
この実施例の超電導導体においても、白金層12とB1
系酸化物超電導体層14との間に中間反応層15が形成
されていることを確認した。なお、白金層12の厚さは
5μmとした。
系酸化物超電導体層14との間に中間反応層15が形成
されていることを確認した。なお、白金層12の厚さは
5μmとした。
この実施例の超電導導体においても、中間反応層15に
よって複合基体13とBi系酸化物超電導体層14とが
強固に接合していた。また、臨界電流密度の外部応力に
対する変化も、実施例1と同様に曲げ歪みの増加に対し
て臨界電流密度値の低下が僅かなものであった。
よって複合基体13とBi系酸化物超電導体層14とが
強固に接合していた。また、臨界電流密度の外部応力に
対する変化も、実施例1と同様に曲げ歪みの増加に対し
て臨界電流密度値の低下が僅かなものであった。
実施例3
実施例1で使用した白金基体上に実施例1で作製したB
i系酸化物超電導体粉末を一様に塗布し、白金基体の下
方からその融点以上となるように加熱して酸化物超電導
体粉末を溶融した。この後、Bi系酸化物超電導体の溶
融物を酸素含有雰囲気中において凝固させて酸化物超電
導体層を形成した。
i系酸化物超電導体粉末を一様に塗布し、白金基体の下
方からその融点以上となるように加熱して酸化物超電導
体粉末を溶融した。この後、Bi系酸化物超電導体の溶
融物を酸素含有雰囲気中において凝固させて酸化物超電
導体層を形成した。
このようにして得た超電導導体も、実施例1と同様に曲
げ応力に対する臨界電流密度の低下が大幅に改善されて
いた。
げ応力に対する臨界電流密度の低下が大幅に改善されて
いた。
実施例4
次に、長尺状の超電導導体の製造について説明する。第
4図は長尺なテープ状の基体に対して酸化物超電導体層
を連続的に形成する装置の−購成例を示す図である。同
図において、21は高温浴であり、この高温浴21内で
酸化物超電導体22を溶融しその状態で保持する。そし
て、白金や白金合金からなるテープ状基体、あるいは表
面に白金や白金合金層を形成したテープ状基体23を、
ガイドローラ24によって高温浴21内の溶融状態の酸
化物超電導体22中を所定の速度で通過させることによ
って、テープ状基体23の表面にBi系酸化物超電導体
の溶融物層25が形成される。
4図は長尺なテープ状の基体に対して酸化物超電導体層
を連続的に形成する装置の−購成例を示す図である。同
図において、21は高温浴であり、この高温浴21内で
酸化物超電導体22を溶融しその状態で保持する。そし
て、白金や白金合金からなるテープ状基体、あるいは表
面に白金や白金合金層を形成したテープ状基体23を、
ガイドローラ24によって高温浴21内の溶融状態の酸
化物超電導体22中を所定の速度で通過させることによ
って、テープ状基体23の表面にBi系酸化物超電導体
の溶融物層25が形成される。
この後、別系酸化物超電導体の溶融物層25を連続的に
凝固させることによって長尺な超電導導体が形成され、
この長尺な超電導導体も上述した各実施例と同様にテー
プ状基体と酸化物超電導体層とが中間反応層によって強
固に接合したものとなり、各種超電導導体としてより安
定なものが得られる。
凝固させることによって長尺な超電導導体が形成され、
この長尺な超電導導体も上述した各実施例と同様にテー
プ状基体と酸化物超電導体層とが中間反応層によって強
固に接合したものとなり、各種超電導導体としてより安
定なものが得られる。
なお、以上の各実施例においてはBi系酸化物超電導体
を例として説明したが、V系で代表される欠陥ペロブス
カイト型の酸化物超電導体やTl系の酸化物超電導体に
おいても同様な効果が期待できる。
を例として説明したが、V系で代表される欠陥ペロブス
カイト型の酸化物超電導体やTl系の酸化物超電導体に
おいても同様な効果が期待できる。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、基体と酸化物超電
導体層とが中間反応層によって強固に接合した化合物超
電導導体が得られる。よって外部応力が加わった際の臨
界電流密度などの超電導特性の低下が抑制でき、より安
定な化合物超電導導体を提供することが可能となる。
導体層とが中間反応層によって強固に接合した化合物超
電導導体が得られる。よって外部応力が加わった際の臨
界電流密度などの超電導特性の低下が抑制でき、より安
定な化合物超電導導体を提供することが可能となる。
第1図は本発明の一実施例の化合物超電導導体の構成を
示す断面図、m2図は本発明の一実施例の化合物超電導
導体と従来の銀シースによる化合物超電導導体の臨界電
流密度の曲げ歪み依存性を示すグラフ、第3図は本発明
の他の実施例の化合物超電導導体の構成を示す断面図、
第4図は長尺状の化合物超電導導体を連続的に製造する
装置の−構成例を示す図である。 1・・・・・・白金基体、2.14・・・・・・酸化物
超電導体層、3.15・・・・・・中間反応層、11・
・・・・・銅からなる基板材、12・・・・・・白金層
、13・・・・・・複合基体、23・・・・・・テープ
状基体、25・・・・・・酸化物超電導体の溶融物層。 出願人 株式会社 東芝
示す断面図、m2図は本発明の一実施例の化合物超電導
導体と従来の銀シースによる化合物超電導導体の臨界電
流密度の曲げ歪み依存性を示すグラフ、第3図は本発明
の他の実施例の化合物超電導導体の構成を示す断面図、
第4図は長尺状の化合物超電導導体を連続的に製造する
装置の−構成例を示す図である。 1・・・・・・白金基体、2.14・・・・・・酸化物
超電導体層、3.15・・・・・・中間反応層、11・
・・・・・銅からなる基板材、12・・・・・・白金層
、13・・・・・・複合基体、23・・・・・・テープ
状基体、25・・・・・・酸化物超電導体の溶融物層。 出願人 株式会社 東芝
Claims (2)
- (1)少なくとも表面に白金または白金合金層を有する
基体と、この基体の前記白金または白金合金層上に白金
と酸化物超電導体の構成元素との化合物を含む中間反応
層を介して形成された酸化物超電導体層とを有すること
を特徴とする化合物超電導導体。 - (2)酸化物超電導体または加熱により酸化物超電導体
となる混合物を加熱溶融した後、この溶融物を少なくと
も表面に白金または白金合金層を有する基体上に塗布し
、あるいは前記酸化物超電導体または加熱により酸化物
超電導体となる混合物を前記基体の白金または白金合金
層上に塗布した後、前記酸化物超電導体または加熱によ
り酸化物超電導体となる混合物を加熱溶融し、この後前
記溶融物を結晶化して酸化物超電導体層を形成すること
を特徴とする化合物超電導導体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1021464A JPH02201819A (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 化合物超電導導体とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1021464A JPH02201819A (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 化合物超電導導体とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02201819A true JPH02201819A (ja) | 1990-08-10 |
Family
ID=12055704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1021464A Pending JPH02201819A (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 化合物超電導導体とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02201819A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0465341A (ja) * | 1990-07-03 | 1992-03-02 | Ngk Insulators Ltd | 貴金属―ビスマス系超電導積層体 |
-
1989
- 1989-01-31 JP JP1021464A patent/JPH02201819A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0465341A (ja) * | 1990-07-03 | 1992-03-02 | Ngk Insulators Ltd | 貴金属―ビスマス系超電導積層体 |
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