JPH0222144A - 可逆性示温材 - Google Patents

可逆性示温材

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JPH0222144A
JPH0222144A JP17034888A JP17034888A JPH0222144A JP H0222144 A JPH0222144 A JP H0222144A JP 17034888 A JP17034888 A JP 17034888A JP 17034888 A JP17034888 A JP 17034888A JP H0222144 A JPH0222144 A JP H0222144A
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原田 茂夫
Kozaburo Yano
光三郎 矢野
Toshihiko Takano
俊彦 高野
Yoshihisa Inoue
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は可逆性示温材に関する。さらに詳しくは、温
度により色調か変わる物質の性質を利用する温度管理材
の一種である可逆性示温材に関する。
(ロ)従来の技術 従来、温度変化により色調が変化する示温性材料すなわ
ちサーモクロミヅク社は、機能面において様々な変色形
態をもつ物質が開発されてきた。
形態を区分すると不可逆性、準可逆性、可逆性、温度−
時間に依存性をもつ型等が挙げられる。このうち可逆性
の型には、無機系ではヨウ化物から成る金属錯塩類、有
機系では液晶、電子授受により変色する化合物がある。
これらは成る一定の温度に変色のしきい値をもつ機能的
に優れた材料である。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、前記従来の可逆性サーモクロミック材は耐熱性
、耐候性、耐ヒートサイクル、長期安定性等において充
分な信頼性を備えていない。例えば■耐熱性は高いもの
でも200℃程度であり、■耐紫外線性は極めて不充分
である。また■ヒートサイクルにおいても液晶など一部
を除いて熱履歴が観察され、■総じて長期の耐久性に懸
念がもたれている。
このような実状から用途面でかなり制約が生じ、例えば
ホーローびきのように高温処理が必要な製品や、通常摂
氏数百度まで加熱する製品、戸外で使用されることを想
定しなければならない製品、5年〜10年の耐久性が要
求される製品等には使用できない。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、上記
■〜■の問題点を解消しうる可逆性示温材を提供しよう
とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明者らは、かねてからこの種の材料の耐熱性、耐
久性を改善するため、これに代わる可逆性示温材として
、金属酸化物の探索を行ってきた。
この結果、一般に化学的に安定な金属酸化物の中で、特
異なサーモクロミック現象を示すα−B i t Os
に着目し、その組成上の改良をはかつて視認上の変色コ
ントラストを向上させ、また変質を防止するとともに、
さらに特定の低融点の柚で焼付は加工した際充分な固着
性を有する事実を見い出し、この発明を完成させるに至
った。
B i t Osには、α型(単斜晶系)、β型(正方
品系)、γ型(立方晶系)、δ型(立方晶系)の存在が
知られている。このうちα型が一番顕著なサーモクロミ
ック特性を示す。すなわちこのα型の数μmの粒径粉体
では、室温で若干黄味がかった白色を示すが、第4図に
示す様に昇温に伴い反射は、より長波長側に移行し、7
5℃で淡黄色、150℃において鮮黄色を示す。また降
温に伴い反射は短波長側に移行し、室温では白色に戻る
(ただし、この粉体を空気中に長時間(数カ月程度)放
置すると若干灰色味を帯びた白色を呈し、サーモクロミ
ック特性も若干劣化する)。βとγは結晶構造的に準安
定相で、不純物をとり込んだ形で安定化される。その安
定化の一例として5itBi2404゜。
A ItO1ta04゜などが知られている。これらは
γ型あるいはδ型をとる。
発明者°らはα−βi、0.のサーモクロミック現象は
、B ito s−tの組成変動を伴う結晶格子の歪み
に起因するものと推測し、安定の一例としてあげたS+
*BltaOao及びA I*B 1t404Gに到る
組成過程、即ち、(I  Z+)BitOa’χ+5I
Ot(0,01≦χ1≦0.143) (以下Bi、0
+5−5ift系という)及び(l−χz)BitOl
・χtA 1tO3(0,01≦χ、≦0.077) 
(以下BitO3−Attos系という)を詳細に調べ
てみたところ、ある一定の温度範囲では、Bless 
 5i02系およびB 1 t Os  A I t 
O3系とらそれぞれ特定の組成域で安定化に到らず、む
しろ目視によるサーモクロミック現象の増感をもたらす
ことを見い出した。そしてさらに上記特定の組成域では
、上記したサーモクロミック特性の劣化も生じないこと
を見い出した。この後者の点について発明者らは、上記
特定の組成域における構造では、空気中の炭酸ガスの吸
着による部分的なり LO3・c Ot (B ism
utite正方晶系)の形成が阻止される結果であろう
と推察している。
また、この発明の発明者らは、α−BL03等のサーモ
クロミック現象を示す金属酸化物を、柚と共に熱加工し
て製膜化して用いることについても検討した結果、前記
Biy03SiOt系およびB r t O3A l 
t O3系のいずれも前記特定の組成域において、柚に
対する分散性・固着性が向上する事実を見いだした。
かくしてこの発明によれば、組成式=(l−χ)Bit
O+・χStow(0,01≦χ≦0.077)または
組成式:(l−χ’)B i、0.・χ’ A ItO
3(0,01≦χ≦0.063)で表される金属酸化物
か、pbo。
B、03および5iOzを主成分とする低融点の釉の熱
処理物で被覆されてなる可逆性示温材が提供される。
この発明の可逆性示温材は、サーモクロミック特性を有
する特定の金属酸化物と、低融点の特定の柚との組合せ
により構成されることを特徴とする。
上記特定の金属酸化物には、所定量の5in2またはA
lz03を含有して合成される三酸化ビスマス(Biz
O3)系化合物が用いられる。このうちBizO*  
5ift系の場合は、組成式=(1−χ)Bi2O3・
χS io t (0,01≦χ≦0.077)で与え
られるものであり、SiOxの含有許容量としては、上
記組成式中のχが0.O1≦χ≦0.077の実数を満
足しうる範囲とされ、一方、B ItO3−A ItO
s系の場合は、組成式=(l−χ′)B i、o3・χ
’AltC)+(0,01≦χ′≦0.063)で与え
られるものであり、AltO3の含有許容量としては、
上記組成式中のχ′か0.01≦χ′≦0.063の実
数を満足しうる範囲とされる。すなわち上記χおよびχ
′でそれぞれ規定される範囲内において、各三酸化ビス
マス系化合物は安定化に至らない状態の乙のとして得ら
れ、これによってサーモクロミック現象の増感がらたら
され、炭酸ガスが吸着されにくくなり、さらに後述する
柚に対する分散性・固着性が向上することとなる。従っ
て上記χおよびχ′が上記各範囲における下限より小さ
い値および上限よりも大きい値では上記効果を期待する
ことはできない。
また、χおよびχ′がいずれも0.05またその近傍の
数値であるときが最も好ましいものとなる。
この発明において、上記特定の二酸化ビスマス系化合物
は、固相反応を利用した焼成法により得られる。すなわ
ち所定の酸化物:α−BLOs。
S io t、 A Ito 3を原料とし、これらの
原料の粉体を所定量の比率で混合・焼成して合成するこ
とができる。上記焼成の条件としては、通常的600〜
710℃の温度で、長時間(例えば48〜72時間程度
)加熱保持する等が挙げられるが、後述する実施例の記
載が参照される。
この発明において、上記のごとく得られた三酸化ビスマ
ス系化合物は、さらに低融点の釉の熱処理物により被覆
されろ。ここで用いられる低融点の柚とは、酸化鉛(P
bO)、三酸化ニホウ酸<Bto3)および二酸化ケイ
素(Sift)を主成分として構成されるものであり、
その融点が、上記三酸化ビスマス系化合物の相転移点以
下、例えば700℃以下のむのに調製されたしのが用い
られる。上記低融点の柚は、主成分のPbO,ByOz
および5insを50〜60%=1〜5%;20〜40
%の重量比で用いることにより調製されろ。上記低融点
の釉は、上記主成分にさらに当該分野で公知の有機混和
剤等が用いられて粘稠性の柚(以下柚バインダという)
とされる。上記公知の有機混和剤としては、テレピン油
、メタアクリレート、グリコール等が挙げられる。
上記柚バインダは、該バインダ中に前記主成分が70〜
80重量%以上含有されるよう調製される。
この発明の可逆性示温材は、前記三酸化ビスマス系化合
物を、上記釉の熱処理物で被覆することにより得られる
。ここで被覆とは、三酸化ビスマス系化合物が大気との
直接の接触を避は得る状態のものであればよく、たとえ
ば内部が二酸化ビスマス系化合物のみからなりその全体
の表面が1つの膜状物で被覆された状態であってもよい
が、表面のみならず内部の三酸化ビスマス系化合物のい
たるところに被覆がおこなわれている状態のものがより
好ましい。この後者の場合の被覆処理としては上記柚バ
インダ中に、fill記得られた三酸化ビスマス系化合
物を粉体に粉砕調製して添加した後、充分に混練して均
一に分散させ、この得られた二酸化ビスマス系化合物分
散油バインダを、意図する部分に塗布した後、焼き付は
処理に付すことが最も好ましいものである。上記被覆処
理において、前記二酸化ビスマス系化合物は、柚バイン
ダに対して、二酸化ビスマス系化合物/油バインダ=1
/1〜3/1の重量比で用いられることが好ましい。上
記塗布は例えばスクリーン印刷器等によりなされること
が好ましい。また上記焼き付は条件は、前記融点以上で
あって、かつ1.含有する三酸化ビスマス系化合物の相
転移点以下の温度で所定時間加熱される。
なお、この発明に関連してこの発明の発明者らは、さら
に池の特定の三酸化ビスマス系化合物、すなわち(l−
χ+)B ito 3・χ+ M g O(0、01≦
χ1≦0.50) 、 (1−χJBltOs・χ、R
b2O(0,01≦χ、≦0.10) 、 (l  Z
s)BitOa・χ5C8tO(0,01≦χ、≦0.
10)は、上記のごときこの発明の効果を奏するもので
あることを確認している。
(ホ)作用 この発明によれば、組成式:(1−χ)BLC1+・χ
5iOt(0,01≦χ≦0.077)で与えられろ金
属酸化物、または、組成式;(l−χ’)Bit’3・
χA +to 、 (o、ot≦χ′≦0.063)で
与えられる金属酸化物は、BitO3単独の場合よりも
示温特性が良好となり、かつ、空気中での示温特性の安
定度が増大すると共に、さらにP bo 、 B to
 3および5iOzを主成分とし、かつ、低融点に調製
された抽に分散してこれを熱処理した際、釉の熱処理物
と良好に固着し、被覆されることとなる。
以下実施例によりこの発明の詳細な説明するが、これに
よりこの発明は限定されろものではない。
(へ)実施例 金属酸化物の合成 出発原料であるB!zo3.Stow及びAltosは
いずれら市販の試薬特級を用いた。その重量(9)を[
第1表]および[第2表コに示す。
[第1表] (1−χ)Bix03・χ5iOt(0,01≦χ≦0
.077) C以下Bigot−Sift系という) [第2表] (【−χ’)Bi、03・χ′A110.(0,■≦χ
′≦0.063)(以下B 1 * Os  A l 
20 s系という)上記[第1表]および[第2表]に
それぞれ示された秤量試料を、メノウの乳鉢に移し、よ
く混合・粉砕したのち、るつぼに入れ、B 1 t 0
3SiOx系、B jto s  A ItOs系とも
600℃で約12時間仮焼した。冷却後、再び乳鉢で粉
砕し、660°Cで約48時間本焼成を行った。これを
除冷後入念に微粉砕した。
なお、X線解析で未反応の出発原料が確認されたときは
本焼成の工程を繰り返した。以上の焼成による製法の工
程図を第1図の前半部(イ)に示す。この焼成工程で得
られろ生成物は基本的にαB r t O3と類似の結
晶構造をもつ。熱分析によるとB iyo 3  S 
+Oを系ではいずれも730℃にB iz03  A 
lto 2系ではいずれら725℃に、それぞれα−δ
と推察される相転移を示す。この現象は一部不可逆のた
め本工程ではこれらの相転移温度が取扱い上の上限温度
とした。
柚による加工 上記焼成工程により得られた各粉末試料的99から、そ
れぞれ1.19分取してこれらについて下記する同様の
処理を行った。すなわち、メノウの乳鉢で更に微粉砕(
電子顕微鏡によると平均粒径5μm、最大粒径10μm
) L、この内0.59を粉末状聾での可視域拡散反射
光分光分析に供し、別の0.59を柚による塗布加工の
試料として供した。
塗布・焼付けは次の手順で行った。■各粉末試料0.5
9に、P bO、B *O:+、 S 102を主成分
としかつ有機混和剤からなる粘稠性の柚バインダ0,5
9を加え、充分混練して上記粉末を抽バインダに均一に
分散させた。■それを300メツシユのスクリーン印刷
器に移して、75z屑x 40mzX 3 ffmの各
セラミック基板に均一に塗布した。■塗布板を150℃
で約2時間保持して有機混和剤を蒸発させた。■乾燥し
た塗布板を炉に移して580℃で約10分間加熱して、
塗布膜を基板に固着させた。なお用いた釉の軟化点は5
60℃である。■引き続き、室温まで徐冷して厚さ約2
5μmの塗布・焼付は膜を得た。以上の工程を第1図の
後半部(ロ)に示す。
上記得られた各校はいずれら下地基板に対して極めて固
着性が良好であった。
油熱処理加工物のサーモクロミック特性の評価上記のご
とく作製された各B tto s  S io を系お
よびB!Os  A1103系のいずれのものにおいて
も、視認によると粉末、塗布焼付は膜とも、室温で白色
または若干黄味がかった白色を示し、75℃で淡黄色、
150℃で鮮黄色を呈し、放冷すると室温でまたも−と
の色に戻ることが観察された。またα−B iz Oa
のみの粉末、塗布焼付は膜と比較すると変色のコントラ
ストが良好である。また更に空気中に室温、75℃、1
50℃で放置したとき、αB1Osで観察されたような
、若干灰色味をおびた白色に変質する徴候は見られなか
った。
次に粉末、塗布焼付は膜のサーモクロミック特性を可視
域拡散反射光分光分析で調べた。温度は室温(25°C
)、75℃、150℃の3点である。その結果はいずれ
も前述の視認による現象を裏付けるものであった。これ
らのうち、組成式: 0.923BLO3・0.077
S io tの金属酸化物のセラミック基板を用いた塗
布焼付は膜のデータを第2図に、組成式: 0.937
B !to 3・0.063A lto sの金属酸化
物の同様な膜のデータを第3図にそれぞれ示す。
これらの結果から、温度上昇により反射ピークが長波長
側に移行することが明確に解る。また降温により反射ピ
ークは短波長側に移行して元に戻ることが解る。この現
象は熱追従性が良いうえ、昇降温のヒートサイクルによ
る熱履歴が観察されない。
以上この実施例で調製された特定の組成域のB izo
 s  S io を系またはB 1 t O3A l
 203基金属化合物を、釉の熱処理物で被覆して製膜
化することにより、その合成法から類推しておよそ58
0°C以上の耐熱性を有し、熱追従性がよく熱履歴をも
たない可逆性示温材として得ることができる。
(ト)発明の効果 この発明によれば、高い耐熱性を有し、熱履歴を持たな
い可逆性で、かつ長期の戸外での使用に伴うサーモクロ
ミック特性の劣化を防止できる等、高耐久性を有する可
逆性示温材を得ることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の可逆性示温材の一例の製造工程を説
明する工程説明図、第2図は0.923B i * O
s・0.077SiO*の柚による塗布焼付は膜の、可
視域拡散反射光分光分析による反射の温度依存性を示す
グラフ図、第3図は0.937B izo、・0.06
3A I t Osについての第2図相当図、第4図は
αB11Osの可視域拡散反射光分光分析による反射の
温度依存性を示すグラフ図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、組成式:(1−χ)Bi_2O_3・χSiO_2
    (0.01≦χ≦0.077)または組成式:(1−χ
    ′)Bi_2O_3・χ′Al_2O_3(0.01≦
    χ′≦0.063)で表される金属酸化物が、PbO、
    B_2O_3およびSiO_2を主成分とする低融点の
    釉の熱処理物で被覆されてなる可逆性示温材。
JP17034888A 1988-07-07 1988-07-07 可逆性示温材 Expired - Lifetime JPH0617248B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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