JPH0222387Y2 - - Google Patents

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JPH0222387Y2
JPH0222387Y2 JP1984109490U JP10949084U JPH0222387Y2 JP H0222387 Y2 JPH0222387 Y2 JP H0222387Y2 JP 1984109490 U JP1984109490 U JP 1984109490U JP 10949084 U JP10949084 U JP 10949084U JP H0222387 Y2 JPH0222387 Y2 JP H0222387Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ステアリングダンパに関し、特に、
ラツクアンドピニオン型のステアリングダンパに
関する。
〔従来の技術〕
ラツクアンドピニオン型のステアリングダンパ
として従来から提供されているものに、例えば、
第6図に示すものがある。
即ち、当該ステアリングダンパは、ギヤハウジ
ングH内に収装されたラツク軸Lに固着されたピ
ストンPを有すると共に、当該ピストンPによつ
て区画された複数の油室R1,R2を上記ギヤハウ
ジングH内に有している。そして、ピストンPに
は、上記両油室R1,R2の連通を可とするオリフ
イスP′が形成されているものである。
従つて、路面からの振動や車輪からの反力が伝
えられてギヤハウジングH内をラツク軸Lが摺動
するとき、例えば、図中矢印Xで示す方向にラツ
ク軸Lが摺動するときに、ピストンPによつて区
画形成された一方の油室R1内の油はオリフイス
P′を通過して他方の油室R2内に流入することと
なり、このオリフイスP′通過時に減衰作用が発揮
され、路面振動や車輪反力がそのままステアリン
グに伝えられることがなく、従つて、車輌の操縦
安定性が得られるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような構造であると、即
ち、両油室R1,R2を合せた油室容積が不変のよ
うに形成されていると、油温変化に伴う油の膨張
や収縮による油圧変化に対応できず、また、蒸発
や漏出に伴う油の減少による油量変化にも対応で
きず、空気の混入や油圧低下を招来する等して、
減衰力が不安定となる問題がある。
また、上記の問題を解決するための対策とし
て、例えば同第6図中に示すように、油室R2内
と連通するアキユムレータQを附設することとす
る場合であつても、ラツク軸Lの矢印Xで示す方
向およびその逆の方向の両方向の摺動時に略等し
い減衰力を発生させようとすると、アキユムレー
タQ内に油室R3を区画するフリーピストンFの
背後のガス室G内には極めて高圧のガス等を封入
しなければならず、この高圧ガス封入によつて各
部における高いシール性が要求されることとな
り、この高いシール性によるフリクシヨンの増大
が惹起されて、結果としてステアリングの操作感
が損なわれることとなる危惧がある。
そこで本考案は、前記した事情に鑑み、高圧の
アキユムレータを利用することなく油温変化に伴
う油の膨張や収縮による油圧変化および蒸発や漏
出に伴う油の減少による油量変化に対応でき、所
望の減衰作用を行なうことができると共に、ステ
アリングの操作感を損うことのない新たな構成に
係るステアリングダンパを提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した問題点を解決するために、本考案の構
成を、ギヤハウジング内に収装された両ロツド式
ラツク軸に固着されたピストンによつてギヤハウ
ジング内を二つの油室に区画してなるステアリン
グダンパにおいて、それぞれの油室は絞り弁とチ
エツク弁とからなるバルブユニツト部及びアキユ
ムレータを介して互いに連通されてなり、上記ア
キユムレータはケーシングと当該ケーシングの外
側を包囲するように配設された外筒との間に形成
され、上記バルブユニツト部は上記ケーシングに
設けられていることを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて、本考案を説
明する。
第1図は本考案を原理的に示す回路図である
が、本考案に係るステアリングダンパは、ギヤハ
ウジングH内に配設されたピストンPによつて区
画形成された複数の油室R1,R2を有してなる。
そして、当該それぞれの油室R1,R2は、絞り弁
o1,o2とチエツク弁c1,c2とを有するバルブユニ
ツト部V1,V2を介して互いに連通されてなると
共に、アキユムレータQに連通されてなるもので
ある。
従つて、ピストンPが移動して、例えば、図中
左行して一方の油室R1側が高圧となり、一方の
バルブユニツト部V1における絞り弁o1および他
方のバルブユニツト部V2におけるチエツク弁c2
を介して低圧側となる他方の油室R2内に流入す
ると共に、当該流入する油量が不足する場合には
アキユムレータQ内から補給され、かつ、当該流
入する油量が過多の場合にはアキユムレータQ内
に流入されることとなり、上記絞り弁o1通過時に
所望の減衰作用が発現されると共に、上記アキユ
ムレータQによつて油温変化等に伴う油の膨張や
収縮に対応できる。
そして、当該アキユムレータQは、常に低圧側
に位置決められることとなるので、当該アキユム
レータQ内に収容される気体としての例えばガス
は、そのガス圧を特別高くする必要がないもので
ある。
第2図は、第1図の変形例を示すものであつ
て、ギヤハウジングH内油室R1,R2をそれぞれ
バルブユニツト部V1,V2と連通する流路l1,l2を
相互に連通するバイパス流路l中に可変絞り弁O
を配設することとしたものである。そして、この
第2図による場合は、可変絞り弁Oの操作によつ
て、バルブユニツト部V1,V2に発生される減衰
力を、車輌の走行状況、路面の状況等によつて任
意に変更調整することができることとなる利点が
ある。なお、この第2図に示す場合において、上
記可変絞り弁Oは、これに代えて、他の固定式の
絞り弁とすることとしても良いこと勿論である。
第3図は、本考案に係るステアリングダンパを
原理的に示す概略図であるが、前記第1図におけ
るバルブユニツト部V1,V2およびアキユムレー
タQをラツク軸Lの収装を可とするギヤハウジン
グH内に形成することとした実施例を示すもので
ある。
この第3図に示す実施例において、ギヤハウジ
ングH内には適宜のケーシング1が一体に形成さ
れており、当該ケーシング1の軸芯部には、両ロ
ツド式ラツク軸Lを摺動自在に挿通させている。
そして、当該ケーシング1内には、ラツク軸Lに
固着されたピストンPによつて区画形成された油
室R1,R2を有している。また、当該ケーシング
1は、それぞれバルブユニツト部V1,V2を有し
ているもので、当該バルブユニツト部V1,V2を
介してケーシング1の外部、即ち、ギヤハウジン
グH内に連通しているものである。
上記ギヤハウジングH内には、アキユムレータ
Qが形成されている。即ち、上記ケーシング1
と、当該ケーシング1の外方として位置決められ
ている外筒としての上記ギヤハウジングHとの間
にアキユムレータQが形成されているものであ
る。なお、図示する実施例にあつて、アキユムレ
ータQ内にはゴム膜等が配設されていないが、こ
れは、ギヤハウジングHがラツク軸Lと共に通
常、水平若しくは略水平に保たれることが多いこ
とに鑑みた結果であるが、仮りにアキユムレータ
Q内のガス室Gのガスがケーシング1内の油室
R1,R2に侵入することとなる恐れがあるときは、
上記ゴム膜等の附設を要するのは勿論である。
上記ケーシング1に形成されているバルブユニ
ツト部V1,V2は、第4図にも示すように、それ
ぞれ絞り弁o1,o2およびチエツク弁c1,c2を有し
ている。そして、上記各絞り弁o1,o2は、各油室
R1,R2からアキユムレータQ内油室R3内への流
入を可とし、各チエツク弁c1,c2は、当該アキユ
ムレータQ内油室R3から各油室R1,R2内へ流入
を可とするものである。
従つて、ギヤハウジングH内に収装されたラツ
ク軸Lが、例えば第4図中矢印Xで示す方向に摺
動するとき、ラツク軸Lに固着されたピストンP
の摺動によつて、油室R1内が高圧側となり当該
油室R1内の油は絞り弁o1を介してアキユムレー
タQ内油室R3に流入する。このとき、他方の油
室R2は低圧側となるので、アキユムレータQ内
油室R3内からの油がチエツク弁c2を介して当該
他方の油室R2内に流入することとなる。即ち、
一方の油室R1から流出された油は他方の油室R2
内に流入されることとなるものである。
ただ、一方の油室R1から流出する油量が膨張
していて、他方の油室R2内への流入油量が過多
となる場合には、当該他方の油室R2内に流入し
得ない余剰油はアキユムレータQ内に貯溜される
こととなる。また、一方の油室R1から流出する
油量が収縮していて、他方の油室R2内への流入
油量が過少となる場合には、当該他方の油室R2
内への流入に不足する油はアキユムレータQから
補給することとなる。
なお、上記アキユムレータQ内は、油室R1ま
たはR2からの油の流出時に、常に低圧側となる
ので、当該アキユムレータQ内のガス室G内に封
入されるガス圧は、これを特別に高圧のものとす
る必要がない。
第5図は、本考案に係る他のステアリングダン
パを原理的に示す概略図であつて、前記第3図に
おけるバルブユニツト部V1,V2およびアキユム
レータQをギヤハウジングH外部に形成すること
とした実施例を示すものである。
即ち、アキユムレータQはバルブユニツト部
V1,V2を有する適宜ケーシング1と、当該ケー
シング1の外方に配設された適宜の外筒2との間
に形成されてなるものであつて、上記ケーシング
1内に固着された隔壁部材3によつて当該ケーシ
ング1内に区画形成された油室4,5とそれぞ
れ、バルブユニツト部V1,V2を介して連通する
ように形成されている。そして、上記ケーシング
1内油室4,5は、当該ケーシング1に突設され
て上記外筒2外部に突出する管路6,7および当
該管路6,7に接続される流路l1,l2を介してギ
ヤハウジングH内油室R1,R2とそれぞれ連通さ
れているものである。
即ち、本実施例においては、ギヤハウジングH
の外部に所謂タンク状に形成された外筒2内にバ
ルブユニツト部V1,V2とアキユムレータQとを
形成することとしたものであつて、ステアリング
ダンパの車輌への装備にあつて、外筒2部分を所
望の別位置に配設することができ、車輌へのレイ
アウト上制限を受け難くなる利点が得られる。
なお、本実施例においても、ギヤハウジングH
内に区画形成されている油室R1,R2内からの油
は、ケーシング1内の油室4,5を介してである
が、各バルブユニツト部V1,V2を介してアキユ
ムレータQ内に流入すると共に、それぞれ、絞り
弁o1,o2を油が通過する際に所望の減衰力が得ら
れることとなるのは勿論である。そして、油量の
変化があるときも、アキユムレータQの介在によ
つて、その油量変化に対応できることも勿論であ
る。そしてさらに、外筒2内に形成されるアキユ
ムレータQにあつて、当該アキユムレータQ内の
内圧はいずれかのギヤハウジングH内油室R1,
R2即ち、ケーシング1内油室4,5との内圧よ
り常に低圧となり、当該アキユムレータQ内のガ
ス室G内に封入されるガス圧は特別高いものであ
ることを要しないことも勿論である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、ステアリングダ
ンパのダンパ部における油温の変化によつて油が
膨張しあるいに収縮し、さらには、油の蒸発や漏
出に伴う油量変化あるいは油圧変化が招来されて
も、これに対応して所望の減衰力発生が得られる
と共に、高圧ガスを封入するアキユムレータの設
置を要しないので各部における高いシール性に伴
うステアリングダンパの操作感を損うこととなる
危惧も排除される利点がある。
その結果、本考案によれば、車輌の操縦安定性
を向上させることが可能となると共に、ステアリ
ングダンパの加工や製作が簡単となり、コスト低
下が可能となり。かつ、その汎用性を高めること
ができる効果が得られる。
更に本考案によれば、ラツク軸がピストンの両
側に延びる両ロツド式であるから、ピストンの受
圧面積が等しく、左右の減衰力を等しくできる。
更にバルブユニツト部がケーシングに設けられ
ているため、バルブの設置スペースが大きく製作
が容易で構造も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るステアリングダンパを原
理的に示す回路図、第2図は第1図の変形例を示
す回路図、第3図は本考案の一実施例に係るステ
アリングダンパを原理的に示す概略図、第4図は
その部分拡大概略図、第5図は他の実施例に係る
ステアリングダンパを原理的に示す概略図、第6
図は従来のステアリングダンパを一部破断して示
す正面図である。 1……ケーシング、2……外筒、c1,c2……チ
エツク弁、H……ギヤハウジング、L……ラツク
軸、o1,o2……絞り弁、P……ピストン、Q……
アキユムレータ、R1,R2……油室、V1,V2……
バルブユニツト部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ギヤハウジング内に収装された両ロツド式ラ
    ツク軸に固着されたピストンによつてギヤハウ
    ジング内を二つの油室に区画してなるステアリ
    ングダンパにおいて、それぞれの油室は絞り弁
    とチエツク弁とからなるバルブユニツト部及び
    アキユムレータを介して互いに連通されてな
    り、上記アキユムレータはケーシングと当該ケ
    ーシングの外側を包囲するように配設された外
    筒との間に形成され、上記バルブユニツト部は
    上記ケーシングに設けられていることを特徴と
    するステアリングダンパ。 (2) ケーシングはその軸芯部に摺動自在にラツク
    軸を挿通させてなると共に、外筒は上記ケーシ
    ングを内部に有するギヤハウジングとされてな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のステア
    リングダンパ。 (3) ケーシングと外筒と両者の間に設けたアキユ
    ムレータとはギヤハウジングとは別個に配設さ
    れてなると共に、当該ケーシング内には隔壁部
    材で区画形成された二つの油室を有してなり、
    当該それぞれの油室は前記ギヤハウジング内油
    室と流路を介して連通されてなる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のステアリングダンパ。
JP10949084U 1984-07-19 1984-07-19 ステアリングダンパ Granted JPS6124370U (ja)

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JPH0825035B2 (ja) * 1990-11-08 1996-03-13 日本鋼管株式会社 電縫管のガスシール溶接方法
JP5014963B2 (ja) * 2007-11-26 2012-08-29 カヤバ工業株式会社 緩衝器

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