JPH02229293A - キャスト塗被紙の仕上方法 - Google Patents

キャスト塗被紙の仕上方法

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JPH02229293A
JPH02229293A JP4918489A JP4918489A JPH02229293A JP H02229293 A JPH02229293 A JP H02229293A JP 4918489 A JP4918489 A JP 4918489A JP 4918489 A JP4918489 A JP 4918489A JP H02229293 A JPH02229293 A JP H02229293A
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JP
Japan
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cast
coated paper
roll
paper
acid
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JP4918489A
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Kazuhiro Nojima
一博 野島
Teruo Nakamura
中村 照雄
Akira Takada
晃 高田
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、キャスト塗被紙の仕上方法に関し、特にキャ
スト塗被紙の仕上時の操業性に優れ且つ表裏差の無い両
面キャスト塗被紙及び裏面塗被層の平滑性、光沢に優れ
印刷適性が極めて改良された片面キャスト塗被紙の仕上
方法に関するものである, 「従来の技術」 キャスト塗被紙と呼ばれる印刷用強光沢塗被紙の製造方
法としては、湿潤状態の塗被層を鏡面を有する加熱ドラ
ムに圧接乾燥して光沢仕上げするウェットキャスト法、
湿潤状態の塗被層をゲル状態にして該加熱ドラム面に圧
接乾燥して光沢仕上げするゲル化キャスト法、湿潤状態
の塗被層を一旦乾燥した後、再湿潤液により可塑化させ
、該加熱ドラム面に圧接乾燥するりウエットキャスト法
等が知られている。
これらのキャスト方式は、いずれも顔料及び接着剤を主
体とする塗被液が水を含み湿潤状態にある間に加熱され
た鏡面に圧接乾燥させ、離型させて強光沢仕上げする点
で原理的に共通している。
上記の如き製造方法に従って生産されるキャスト塗被紙
の多くは現実には片面がキャスト仕上げされた強光沢面
を持ち、その裏面は上質紙様の表面を持つ所謂片面キャ
スト塗被紙が殆どである。
ところで、キャスト塗被紙は印刷用塗被紙としては最高
の光沢度と平滑性を有しており、印刷した場合は他の印
刷用塗被紙では得られない特有の美しい仕上がりを発揮
するのが特徴である。このようなことから従来より両面
共に鏡面仕上げされた所謂両面キャスト塗被紙及び裏面
もキャスト面と同様の印刷効果を有するように裏面塗被
層を設けた裏面塗被キャスト塗被紙(片面キャスト塗被
紙)が要望されている。
両面キャスト塗被紙を製造するには、先ず原紙の片面に
顔料と接着剤を主成分とする塗被液を塗被し、塗被液が
湿潤状態にある間に鏡面を有する加熱ドラムに圧接乾燥
して光沢仕上げし、これを一旦巻取り、或いは連続して
再度その反対面に前記と同様の塗被液を塗被し、湿潤状
態にある間に先に使用したと同じ様に加熱ドラムに圧接
乾燥して両面光沢仕上げする方法がとられる.ところが
、この方法によって両面キャスト塗被紙を製造する場合
は片面キャスト塗被紙とは異なった解決しなければなら
ない問題が存在している.即ち、品質面では、後からキ
ャスト仕上げされる側の塗料中の水分が、加熱乾燥工程
で急激に蒸気となって発生し、原紙層及び先にキャスト
仕上げ、された鏡面光沢塗被層面を通過して蒸発するの
で、先キャスト面の平滑性及び光沢を極端に低下させる
。この為、白紙品質において表裏差が著しくなり、両面
性の無い、即ち表裏差の少ないキャスト塗被紙を得るこ
とができない。
また、裏面に塗被層を設けた片面キャスト塗被紙の場合
も、同様の理由で裏面塗被層の平滑性が極端に低下し印
刷適性を損なうという問題を抱えている。
「発明が解決しようとする課題j 本発明は、塗被層表面の品質及び操業性に優れた両面性
のない(表裏差のない)両面キャスト塗被紙及び裏面塗
被層の平滑性及び印刷適性に優れた片面キャスト塗被紙
を効率良く仕上げる方法を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 本発明は、原紙の片面に、顔料及び接着剤を主成分とす
るキャスト塗被層を有し、裏面に顔料及び接着剤を主成
分とする塗被層又はキャスト塗被層を有するキャスト塗
被紙の仕上方法において、該キャスト塗被紙を表面温度
が15〜300℃の金属ロールとショアーD硬度が75
″以上でJIS B 0651で定義される表面粗さR
maκが下記式を満たす合成樹脂ロールから成るキャレ
ンダーに通祇することを特徴とするキャスト塗被紙の仕
上方法である。
Rmax <15+0.1 D  O.02T式中、各
符号は下記の通り. Rmax :弾性ロールの馴らし運転後の表面粗さ (
μm) D=弾性ロールのシジアーD硬度(°)T:操業時の金
属ロールの表面温度(”C)(温度範囲;15〜300
℃) 「作用」 本発明の仕上方法は、第1に両面キャスト塗被紙の仕上
げに適用した場合に極めて優れた効果を発揮することを
特徴とするものである。
従って、先ず両面キャスト塗被紙の仕上の場合について
述べる。両面キャスト塗被紙の製造方法としては、原紙
の片面に形成された塗被層が湿潤状態にある間に鏡面を
有する最初の加熱ドラム表面に圧接乾燥して片面を先ず
キャスト仕上げし、次いでこの片面キャスト塗被紙は一
旦巻き取るか或いはそのまま連続してその反対面に形成
された塗被層が湿潤状態にある間に、再び鏡面を有する
加熱ドラム表面に圧接乾燥してキャスト仕上げをするも
のである.なお、上記のキャストコーティング方法にお
いて、塗被層が湿潤状態にある間というのは、顔料と接
着剤を主成分とする顔料塗被液を塗被した状態の湿潤状
態、塗被液を塗被、乾燥した後に湿潤液で塗被層を再湿
潤させた状態及び塗被液を塗被した後にゲル化液で塗被
層をゲル化させた状態のいづれの形態であっても良い.
即ち、本発明の仕上方法で適用されるキャスト塗被紙の
製造方法としては、ウェットキャスト法、リウェットキ
ャスト法、ゲル化キャスト法等、特に限定するものでは
なく、さらに両面とも同じキャスト方式を採る必要はな
く、例えば片面はウエットキャスト法で反対面はりウエ
ットキャスト法の如く適宜任意の方法を組合わせて製造
することができる。本発明の仕上方法に用いられる両面
キャスト塗被紙は、上記のように表裏両面をキャスト仕
上げするものであるが、最初にキャスト仕上げした面(
表面)は、後でキャスト仕上げされた面(裏面)に比較
して光沢度、平滑度が低下し、このため白紙品質におい
て表裏差の大きい両面キャスト塗被紙となり、所望とす
る両面共に同様の高品質を有する両面キャスト塗被紙を
得ることができない。
この原因は、前述した如く裏面が後からキャスト仕上げ
される際に塗料中の水分が、キャ゛ストドラム上の加熱
乾燥工程で急激に水蒸気化し、先にキャスト仕上げされ
た鏡面光沢塗被層面(キャスト面)を急激に通過して逸
散していくために先キャスト面の平滑性及び光沢度を極
端に低下させるためである。従来、この表裏差の発生を
防止するために、後からキャスト仕上げする際に用いる
塗料の濃度を高くしたり、キャストドラムの表面温度を
低くして急激な水分蒸発を制御する方法が取られている
。しかしながら、塗料濃度を高くしても蒸発水量の減少
量は僅かであるため改良効果は殆ど期待出来ず、またキ
ャストドラムの表面温度を低くした場合にはキャスト塗
被紙の生産速度が極端に低下し、結果として生産性が低
下するのみならず、両面性(表裏差)の改良効果も僅か
で満足のできる両面キャスト塗被紙が得られていないの
が現状である。
本発明者等は、表裏差のない両面キャスト塗被紙を得る
為に、後述するような要領で両面キャスト塗被紙をクロ
ムメッキされた金属ロールと通常のコットンロールから
成る弾性ロールで構成された片面用5段スーパーキャレ
ンダーに通祇した。
即ち、両面キャスト塗被紙の粗面側が金属ロールに、鏡
面光沢面側が弾性ロールに当たるようにして圧接、通紙
した。その結果、金属ロールに圧接された粗面側は平滑
性、光沢性共に元の鏡面光沢面に回復したが、弾性ロー
ルに圧接された鏡面側は平滑性、光沢共に著しく低下し
、本来のキャスト塗被紙の品質が得られなかった。キャ
スト塗被紙面はアート紙、コート紙等より優れた鏡面の
平滑性、光沢を有するため、従来の塗被紙用スーパーキ
ャレンダーに通紙したのでは、かえって平滑性や光沢を
低下させてしまうことがわかった。これはキャストコー
ティングを終えた強光沢で且つ鏡面平滑を有する後キャ
スト面(裏面)が、弾性ロールに圧接されキャレンダー
通紙されるときに,,弾性ロールの表面粗さを写しとる
ために本来有しているキャスト面の平滑性、光沢が著し
く低下しキャスト塗被紙の鏡面光沢を失うことによる。
上記の如き実情から、本発明者等は両面キャスト塗被紙
の生産性を高くし、しかも両面性(表裏差)のない強光
沢キャスト塗被紙を得るために、鋭意検討、研究を重ね
た結果、両面キャストコーティング後、金属ロールとそ
の材質、硬度、表面粗さ等を特定した弾性ロールから成
るキャレンダーに通紙して仕上げると、先キャスト面の
低下した平滑性及び光沢を後キャスト面の平滑性及び光
沢と同じレベルまで品質が改善できること、なお、裏面
に塗被層を有する片面塗被キャスト塗被紙の場合も上記
と同じ理由により、キャストコーティングを先に行い、
後から裏面塗被層を設けるときはキャスト面の、また裏
面塗被層を先に設け、後からキャストコーティングを行
う場合は裏面塗被層の光沢や平滑性が著しく損なわれる
ために改善対策として、両面キャスト塗被紙の場合と同
様に従来の塗被紙用スーパーキャレンダーに通紙すると
、かえって平滑性や光沢を低下させてしまうことがわか
ったので、この場合も同様に片面塗被キャスト塗被紙の
仕上として、金属ロールとその材質、硬度、表面粗さ等
を特定した弾性ロールからなるキャレンダーに通紙して
仕上げると、キャスト面及び裏面塗被層の光沢や平滑性
が極めて効果的に改善されることを見出し、遂に本発明
を完成するに至ったものである。
而して、本発明の方法で使用される金属ロール及び弾性
ロールの組み合せからなるキャレンダーとしては、例え
ばスーパーキャレンダー、グロスキャレンダー、ソフト
キャレンダー、マント・オンライン・キャレンダー(祇
バルプ技術タイムス、62年8月号,31〜36頁. 
PP■、1987年1)月号,45〜47頁;讐FP,
 1985年, 22.873〜877頁. TAPI
I.Coating conferences 198
8年, 307 〜315頁)等の各種キャレンダーが
キャストコーターとのオンマシンやオフマシンの形態で
使用される。
両面キャスト塗被紙のギヤレンダー仕上げにおいては、
粗面になっている先キャスト面(表面)を金属ロールに
、後キャスト面(2lI面)を弾性口−ルに接触させる
ものであり、中間に弾性ロールの抱き合わせを有する様
な多段キャレンダーにおいては最終の金属ロール面に後
キャスト面(裏面)を接触させる。また、片面塗被キャ
スト塗被紙のキャレンダー仕上の場合は、キャスト面を
金属ロールに、裏面塗被層面を弾性ロールに当たるよう
に通紙し、多段キャレンダーの場合は最終の金属ロール
にキャスト面を接触させるのが好ましい.このように本
発明の方法では、特定条件でのキャレンダー通紙処理に
より、キャスト仕上げ後粗面になっている先キャスト面
(表面)は本来の鏡面光沢を有するキャスト面に復元、
改善される。
なお、本発明の方法で用いられるキャレンダーの金属ロ
ールは操業時の表面温度が15〜300℃、より好まし
《は20〜250℃の範囲にあることが必要である。因
みに、金属ロールの表面温度が15℃未満では、粗面化
したキャスト面の平滑性及び光沢の改良効果が十分発揮
されず、300℃を越えるとキャスト塗被紙の水分が低
下し、紙癖不良により印刷機通紙性不良の問題が起こる
。また、金属ロールは表面粗さRmaxが3μm以下で
あることが好ましく、かつ硬質クロムメッキ等によって
鏡面処理されていることが望ましい。
弾性ロールとしては、その材質が熱硬化性樹脂或いはガ
ラス転移温度(T g )が100℃以上の熱可塑性樹
脂からなる合成樹脂ロール、例えばエポキシ系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコン系樹脂、ポリア
クリレート系樹脂、フッ化ビニリデン系樹脂、不飽和ポ
リエステル系樹脂、ポリアセタール系樹脂、フェノール
系樹脂、ボリフェニレンスルフィド系樹脂等が用いられ
る。
さらに、本発明の方法で用いられる弾性ロールは下記式
を満足する表面粗さRmax  (JIS B 065
1法に準じた方法)を有する弾性ロールの中から選択さ
れるものである。
Rsax <15+0.1  D −0.027式中、
各符号は下記の通り。
Rmax :弾性ロールの馴らし運転後の表面粗さ(μ
m) D  :弾性ロールがショアーD硬度(°)T  :操
業時の金属ロールの表面温度(℃)(温度範囲;15〜
300℃) 上記式から明らかなように、本発明の方法で使用される
弾性ロールは、弾性ロールのショアーD硬度が軟らかく
なればなる程、また金属ロールの表面温度が高温になれ
ばなる程、ニップ加圧下での変形が大きくなるため、即
ち粗面化傾向が強くなるので、その分、弾性ロールの表
面粗さRmaxを小さくしておく必要がある。
従って、金属ロールの表面温度が20℃以上になる場合
には、とりわけJIS 8 0651法に準じた方法で
の弾性ロールの表面粗さRmaxが下記式を満たすこと
が好ましい。
Rmax <13+0.1 D −0.02T式中、各
符号は下記の通り。
R++aκ:弾性ロールの馴らし運転後の表面粗さ(μ
m) D  二弾性ロールがシジアーD硬度(″)T  :操
業時の金属ロールの表面温度(℃)(温度範囲;20〜
250℃) なお、本発明者等のスーパーキャレンダーを用いた実験
結果によれば、例えば表面粗さR ffIaxを5μm
以下という精緻な研磨仕上げをした弾性ロールでも、例
えば50m/分以上の速度で且つ金属ロール1本の表面
温度を50℃以上に上げ、線圧10Qkg/am以上の
条件で両面塗被紙を加圧処理すると、隣接する弾性ロー
ルは、操業中にキャスト塗被紙の地合むらや塗被むらに
起因する凹凸によって、表面粗さが急速に増大してくる
ことが明らかとなった.特に、キャストポスI・紙のよ
うな厚紙の場合は地合むらや加圧下での平滑性がより劣
っているため、それだけ加圧下での弾性ロールの表面粗
さの増大が著しく、硬度の低い弾性ロールや変形し易い
材質及び復元性の小さい材質で形成された弾性ロールを
使用すると、さらにその傾向が著しいことも明らかとな
った。
このため、本発明の方法では弾性ロールの材質としては
、加圧下での耐熱性が良く、表面粗さの劣化が少なく、
且つ復元性に優れたエポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂
、ポリイミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコン系
樹脂、ポリアクリレート系樹脂、フッ化ビニリデン系樹
脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ポリアセタール系樹脂
、フェノール系樹脂、ポリフエニレンスルフイド系樹脂
等の合成樹脂から成る弾性ロールを使用することを特徴
とするものであるが、本発明者等の詳細な実験によれば
、上記の樹脂の中でも、とりわけエポキシ系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系
樹脂、ポリウレタン系樹脂が特に表面粗さの劣化速度が
遅く好ましいものであった。
従来、キャレンダーに合成樹脂の弾性ロールを使用する
ことは、特に磁気テープの仕上げの場合に適用されてい
る(特開昭51− 92606号、特公昭64−120
5号等)。しかし、磁気テープは基材として厚さ約20
μmのポリエチレンテレフタレート等の均一なフィルム
上に塗工されるため、キャレンダー処理の時に経時的に
弾性ロールの表面粗さが低下し品質不良を起こす現象は
見られず、初期の表面粗さ及びそのためのロール材質に
ついては注意が払われていない。
従来から塗被紙用のスーパーキャレンダー等で用いられ
ている、例えばコットン、フィルマプトコットン、ホワ
イトコットン、ウールンペーパーペーパー等の天然繊維
を主素材(70重量%以上配合)とする弾性ロールは、
既に述べた如くキャレンダー運転による表面粗さの劣化
が速く、連続操業性に劣るため、鏡面平滑性と強光沢を
特徴とする両面キャスト塗被紙及び裏面に塗被層を設け
た、平滑性及び印刷適性の優れた片面塗被キャスト紙の
仕上げ方法には不適合なものであった。
本発明の方法で用いられる弾性ロールの代表的な材質と
して、前述の樹脂類の中から具体的な組成例を示す。勿
論これらの例に限定するものではない。
先ず、エポキシ樹脂としては分子中に反応性に富んだエ
ポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物と、アミン類
、酸無水物類等のエポキシ基と反応して硬化反応を起こ
す化合物(以下、硬化剤という)の反応で得られる熱硬
化性樹脂が使用できるが、2種又はそれ以上の原料を用
いて重合硬化させる熱硬化性樹脂であれば、それらの変
性物も含めて上記2種に限定するものではない.エポキ
シ化合物には、例えばエビ・エス型、脂環式、ノボラッ
ク型、グリシジルエステル型複素環式等のエポキシ化合
物と単独或いは2種類以上混合して使用することでき、
エポキシ系樹脂は一般的には、次式を主成分とするフェ
ノキシタイプ、}、ポリアミド樹脂、芳香族ポリアミン
、有機酸、有機酸無水物、尿素、メラミン樹脂併用、ア
ニリン/ホルムアルデヒド樹脂併用、石炭酸樹脂併用が
上げられる。エポキシ樹脂の場合は通常充填剤との組合
わせで使用される場合が多い。
エポキシ樹脂の代表例としては、シェル化学■製のエピ
コート1001, 1009. 828等が挙げられる
ポリウレタン系樹脂としては、ポリウレタン樹脂及び硬
質ポリウレタンゴムと呼ばれるもので、次式で示される
ようにその組成中にウレタン結合\ 合物である. U が用いられる。この場合、併用される硬化剤には、脂肪
族多価アミン(エチレンジアミン、ジエチレン1・リア
ミン、ジエチルアミノブロビルアミン等4+−0−C−
N−Rz−N−C−0−R+ −0−C−N−Rt−例
えば、上式でR.が直鎖状化合物で、R2が芳香族化合
物の場合は、ポリウレタンゴムが得られる。
次に、ポリアミド樹脂について述べる。ここでいうポリ
アミド樹脂とは主鎖に酸アミド結合(−CONH−)を
有する縮合重合体である。
ポリアミド樹脂を作る方法としては、例えば次のような
方法がとられる. (1)  ジアミンとジカルボン酸の結合:FlKN−
 (R+)t −NFI! + HOOC− (Rz)
 −−Cool− (HN−(R+)t−NHCO−(
Rz)a−Co ) +HzO(2》  アミノ酸の結
合: HJ−Rs−Coo}I→(HN−Rs−CO) + 
FIzO(3}  ラクタムの開環: 上記の(1)〜(3)式 おいてR+SRz及びR4は
炭素数1〜20の2価の基:R,は炭素数1〜10の2
価の基を示し、1,m及びnはそれぞれ0又は1を示す
. R,としては炭素数1〜20のアルキレンまたはアルケ
ニレン、シクロヘキサンジイル、フエニレン、トリレン
、キシリレン、ナフチレン、ビフエニリレンなどが好ま
しい。R2としては炭素数1〜20のアルキレンまたは
アルケニレン、シクロヘキサンジイル、フェニレン、ト
リレン、キシリレン、ナフチレン、ビフエニリレンなど
が好ましい。
R,としては炭素数1〜10のアルキレン、炭素数1〜
10のカルボキシル置換アルキレン、炭素数1〜10の
フェニル置換アルキレンなどが好ましい。
R4としては炭素数1〜20のアルキレンなどが好まし
い。
又、(1)式のジカルボン酸は無水物、エステル等でも
良く、(2)式のアミノ酸は無水物でも良い。さらに、
(1)式のジアミン類としては、例えばヒドラジン、メ
チレンジアミン、ジメチレンジアミン、トリメチレンジ
アミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジア
ミン、ベンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ヘブタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン
、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ビベ
ラジン、ジアミノシク口ヘキサン、ジ(アミノメチル)
シクロヘキサン、ビス(α−アミノシク口ヘキシル)メ
タン、ビス(4−アミノー1.2−メチルシクロヘキシ
ル)メタン、0−フエニレンジアミン、m〜フエニレン
ジアミン、p−フェニレンジアミン、4.4’−ジアミ
ノビフエニル、トリレンジアミン、キシリレンジアミン
、ナフチレンジアミンなど:ジカルボン酸類としてはシ
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸、アジビン
酸、ビメリン酸、コハク酸、アゼライン酸、セバシン酸
、ノナンジカルボン酸、デカンジカルボン酸、ウンデカ
シジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、ヘキサデカン
ジカルボン酸、タブシア酸、マレイン酸、フマル酸、シ
トラゴン酸、ジグリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無水マレイン酸
、無水フタル酸などが使用される。
(2)式のアミノ酸(アミノカルボン酸)としてはα−
アミノ酢酸、L一α−アミノブロビオン酸、L一α−ア
ミノイソバレリン酸、δ−アミノカブロン酸、L一α−
アミノイソカプロン酸、L一α一アミノーβ−フエニル
プロビオン酸、L−アミノコハク酸(アスパラギン酸)
、L−α−アミノグルタール酸(グルタミン酸)、γ−
アミノ酢酸、α−アミノーn−アジビン酸、1)−アミ
ノウンデカン酸、α−アミノーDL−イソアミル酢酸、
αーアミノーn一酢酸、2−アミノー2−メチル酢酸、
α−アミノカブリン酸、α−アミノカプリック酸、1−
アミノシクロヘキサンカルポン酸、α−アミノシクロヘ
キシル酢酸、1−アミノーαメチルシクロヘキサンカル
ボン酸、アミノマロン酸エチル、β−ベンジルーし−ア
スパラテート、β−ベンジルーD−アスパラテート、γ
−ベンジルーDL−グルタメート等が使用される。
(3)式のラクタム類としてはイソシアン酸、グリシン
無水物、α−ピロリドン、α−ピペリドン、γ−プチロ
ラクタム、δ−バレロラクタ云、δーカブ口ラクタム、
α−メチルカプロラクタム、β一メチル力プロラクタム
、γ−メチルカブロラクタム、T−メチル力プロラクタ
ム、δ−メチル力プロラクタム、N−メチルカブロラク
タム、βγ−ジメチルカブロラクタム、γ一エチルカブ
ロラクタム、T−イソプロビルカブロラクタム、δ一イ
ソブロビルカブロラクタム、γ−ブチルカブロラクタム
、ζ一エナントラクタム、ω一エナントラクタム、η一
カブリルラクタム、ω一カブリルラクタム、ω−ラウロ
ラクタム等が使用される。
これらのポリアミドは通常ナイロンと呼ばれている。具
体的にはイソシアン酸の重合によるナイロン1、N一カ
ルボキシアミノ酸無水物の重合によるナイロン2、β−
アミノピパリン酸の重合によるナイロン3、α−ビロリ
ドンの開環重合によるナイロン4、α−ビベリドンの開
環重合によるナイロン5、ε一カプ口ラクタムの開環重
合によるナイロン6、ω−アミノエナント酸の重合によ
るナイロン7、カブリ口ラクタムの開環重合によるナ・
イロン8、ω−アミノノニル酸からのナイロン9、カブ
リンラクタムの開環重合によるナイロン10、1)−ア
ミノウンデカン酸からのナイロン1)、ω−ラウロラク
タムの開環重合によるナイロン12、ヘキサメチレンジ
アミンとアジビン酸の縮重合によるナイロン66、ヘキ
サメチレンジアミンとセバシン酸の縮重合によるナイロ
ン610などがある.又、これらのナイロンの共重合体
、例えばナイロン6/66/610  (共重合比: 
10/40/5(1)も使用できる。
単にこれらのナイロンと他のモノマーとの共重合体も使
用できる。具体的には2−メチル−5−ビニルピリジン
、スチレン、メタクリル酸メチル、アクリル酸ナトリウ
ム、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル等
のビニルモノマーとのグラフト共重合体;エチレンオキ
サイド、ブロビレンオキサイド、エチレンイミン、シク
ロオキサブタン、ε一カブロラクタム、エチレンスルフ
ィド、エビクロルヒドリン、無水マレイン酸、無水フタ
ル酸、無水へキサヒドロフタル酸、無水ジクロロマレイ
ン酸、無水ドデシルコハク酸等の開環重合性モノマーと
の共重合体などである。
これらは通常の方法、例えばグラフト重合、アシル化、
アルキル化等によって共重合体とすることができる。
又、ラクタムを開環重合する際に触媒の存在下で急速に
重合させ、ボリマーブロックを成形する方法によって得
られるモノマーキャステングナイロン(Monomer
 Casting Nylon.MC NYLON)も
本発明の方法において使用できる。
本発明における上記のポリアミド樹脂は結晶核剤を添加
ずることにより、微細で均一化したものでも良い。結晶
化剤としてはPbz(PO4)t 、NaHPOa、N
a7PsO+a等のリン化合物:コランダム、ルチル、
カオリン、アスベスト、グラファイト、MoSz、WS
,、SiOz、タルク等の鉱石の微粉末:ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリマ
ー粉末等が使用される。
又、ガラスで強化されたものでも良く、グラスファイバ
ーの粉末をポリアミド樹脂に繰り込む、グラスファイバ
ーをポリアミド樹脂のべレソトに分散する、ガラスビー
ズを充填するなどの方法でF R T P (Fibe
r−Glass Reinforced Thermo
 Plastic)樹脂としたものが使用される.又、
上記のポリアミド樹脂と類似の方法で合成されるポリイ
ミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂も使用可能である. ポリイミド樹脂は酸無水物又はそのエステル(α−アミ
ノフタル酸無水物、ジメチル−4−アミノフタレート等
)の自己重縮合を行う方法:#I無水物とジアミン類と
の重縮合を行う方法、酸無水物とジアミンの有機溶媒中
反応から可溶性ポリアミド酸とし、分子内脱水閉環を行
う方法等によって得られる。
ポリイミド樹脂は、成形品タイプの代表例としてACC
社のXPI−1a2 、DIJ Pont社のVes−
pe1 %東レ一のKC樹脂、TI−ボリマ一Amoc
o社のTorlon樹脂、lJpj ohn社のPot
yiwide2080樹脂が挙げられ、いずれも芳香族
ポリイミド樹脂が望ましい。
ポリアミドイミド樹脂は末端にアミノ基を有する低分子
量のポリアミドと酸無水物の反応による方法;末端にア
ミノ基を有する低分子量のポリアミド酸と二塩基性クロ
リドの反応による方法:トリメリット酸誘導体とジアミ
ンの反応による方法等によって得られる。
酸無水物又はこの誘導体としてはビロメリット酸無水物
、ピロメリット酸−1.4−ジメチルエステル、ビロメ
リット酸テトラメチルエステル、ビロメリント酸エチル
エステル、2,3,6.7−ナフタリンテトラカルポン
酸ジ無水物、3.3 ’ ,4.4゜−ビフェニルテト
ラカルボン酸ジ無水物、!,2,5.6 −ナフタリン
テトラカルボン酸ジ無水物、2.2’. 3.3′−ビ
フェニルテトラカルボン酸ジ無水物、2.2’.6.6
’−ビフェニルテトラカルボン酸ジ無水物等が、ジアミ
ン類は前記の芳香族ジアミンが使用される。
ポリアミド酸の合成溶媒としてはジメチルフォルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルメトキシアセトア
ミド、N−メチル力プロラタクム、ジメチルスルホン、
テトラメトレンスルホン、Nーアセチルー2−ビロリド
ン等が使用される。
芳香族ポリエステル: 前者はユニチカ■のU−ボリマー(Uシリーズ、AX−
シリーズ)、カーボランダム社のEconcl(101
)、後者は、帝人化成一のPan l i teシリー
ズ(Pan 1 i teK−1300等)で代表され
る。
弗化ビニリデン樹脂としては、呉羽化学工業■のκFボ
リマー(目1000 、1)100シリーズ) 、Pe
nwaft Chemicals社のκynar , 
Du Pont社のDu 1 i te等が代表的なも
のである。
ポリフエニレンスルフィド樹脂としては、下記式で示さ
れる構造を主成分とする芳香族スルフィドポリマーでフ
ィリップス社のRyton AP−140、旭硝子■A
SAHI−PPS ,シリーズ、信越化学工業■信越P
PSシリーズ等で代表される。
ポリカーボネート: フェノール樹脂はフェノールとフオルマリンの縮合によ
る下記の構造式を主成分とする熱硬化性樹脂で、一般的
には樹脂単位使用ではなく、各種の充填剤の組合わせに
より使用される。充填剤には紙(晒し、未晒し)各種繊
維材料(ガラス、カーボン、セルローズ等)、木粉、無
機質充填剤(カーボン、石英他)、織物等が用いられる
。その代表例としては住友ベークライト側のスミコンP
Mシリーズ、スミライトレジンPRシリーズ等である。
不飽和ポリエステル樹脂は、たとえば下記一般式で表さ
れるような無水マレイン酸に無水フタル酸または他の飽
和多塩基性酸を併用し、エチレングリコール、ブロビレ
ングリコールのような多価アルコールによりエステル化
して得られる不飽和アルキドをスチレンモノマー等の重
合性単量体を加えて重合した樹脂である。
フェノール樹脂と同様に通常は各種充填剤と併用して使
用される。
(その最も典型的なものはFRPである.)その代表例
としてはスミコンTMシリーズ等がある。
ポリアセタール樹脂としては下記式で示される構造を主
体とする.  −{CH,−0+,ポリエーテル樹脂で
あり、実用的には、Du Pant社のDelrシn樹
脂、Celanese社のCelcon樹脂、ポリプラ
スチック一〇ジュラコン樹脂で代表される。
シリコーン樹脂は一般式、 RaSiOn−a−zJb 一一■一一一 で表される。ここで、Rは一価の有機基をあらわす。R
としては、例えばメチル基、エチル基のようなアルキル
基、ビニル基、アリール基のようなアルケニル基、フエ
ニル基、ナフチル基のようなアリル基、トリル基のよう
なアルアリ基、ベンジル基のようなアラアルケニル基、
トリフルオロブロビル基のようなハロゲン化アルキル基
が挙げられる.aは1.1〜1.9の正数である。また
、χはOH 、OR’ (R’は一価の有機基を示す、
Rの例に示したような有機基である) 、clのような
ハaゲンのように反応してシロキサン結合を形成する基
である。bはO<2.9の正数である。シリコーン樹脂
は触媒として、Mn , Zn , Fe ,Co ,
 Ni ,Pbのような遷移金属の有機酸塩、ヘキサメ
チレンジアミン、トリエタノールアミン等のアミン類、
テトラメチルアンモニウムヒドロキサイド、ベンジルト
リメチルアンモニウムヒドロキサイドのような4級アン
モニウム及びその有mH塩などを使用して加熱硬化され
る。
このシリコーン樹脂を本発明の弾性ロールに使用する場
合は、10〜400部の充填剤と組合せて用いられる。
どの充填剤としては平均粒径5ミクロン以下の石英粉等
シリカ類、炭酸カルシウム類、カーボンブランク類など
が用いられる。
このシリコーン樹脂とし1では、例えばDon Cor
ning社のDC−304,DC−305,DC−30
6.信越化学工業一〇KMC−8. 10. 12 等
のシリコーンモールディングコンバウンドが挙げられる
ポリアリレート樹脂として代表的なものは芳香族ポリエ
ステル、ポリカーボネートである。
当然ながら、これに適当な充填剤を添加して補強効果を
付与することもできる。この場合の充填剤としては、特
に限定するものではないが、耐熱性に優れた繊維材料や
、固体微粉末、微粒子体が有効である。また、繊維材料
としては、レーヨン、硝子繊維、カーボン繊維、スチー
ルコード等の耐熱性、耐久性の優れた繊維材料が用いら
れる。
また、固体微粉末、微粒子としては゛、カーポンブラッ
ク、α−FezC+s 、Sing  、コロイダルシ
リカ、石英粉末、タルク粉、二酸化タングステン、二硫
化モリブデン、フッ化硼素、グラファイト、CrlO+
 、Tie.等が用いられる。充填剤の粒子サイズは1
0μm以下を使用することができ、特に5μm以下が望
ましい。これら繊維状及び粉末状充填剤の添加量は、そ
の用途目的によって異なり、概に最適量を記し難いが、
一般に樹脂に対して1〜20%の添加が耐熱性改善には
有効である。
弾性ロールの硬度については、高温、高圧下での耐久性
や通紙下での粗面化抵抗性を考慮するとショアーD硬度
75°以上のロールが望ましく、金属ロールの表面温度
が20℃以上の場合には、ショアーD硬度77℃以上の
弾性ロールを使用するのが好ましい。更に100℃以上
の場合にはショアーD硬度80’以上がより好ましい。
弾性ロールの構成としては、一層から多層の層構造のも
の、内層が異種の材料からなるもの、また、外層に向か
って耐熱性を高めた複眉体く特開昭62−282093
号)等で構成されたロール等、従来提案されている構成
体が何れも用いられる。
また、弾性ロールの表面温度が100℃以上と高い場合
にはロール表面の粗面化が速《進むため、ロール内部や
外部から冷却液や冷却エア・一で弾性ロールを冷やすの
が好ましい。
なお、本発明の方法において、弾性ロールの表面粗さR
max ii″JIS B 0651で定義される方法
で測定されるが、通常の印刷用塗被紙のキャレンダーロ
ール巾は1500〜7500am程度であるため、ロー
ルの巾方向で測定値が相当にばらつく。従って、例えば
ロール巾が2000鶴の場合には測定器として三豊製作
所製のSurf tes t201を使用し、測定長く
L)を最大測定長8鶴として、弾性ロール全中にわたっ
て少なくとも10回測定し(ロール1)が広い場合には
さらに回数多く測定する)、得られた測定値の平均値を
もって表面粗さR maxを規定する必要がある。
キャレンダーで塗被紙の表面処理をする際の各種処理条
件は、目的とするキャスト塗被紙の種類、原紙条件、塗
被層の性質、コート量、紙水分、仕上げ速度等に応じて
適宜調節されるが、キャレンダーロールの表面温度が高
い程塗被層の可塑化が促進されるため、本発明の方法で
は金属ロールの表面温度が15〜300℃の範囲で用い
られる。因みに、300℃以上になると加圧下における
弾性ロールの粗面化により塗被紙の表裏差が著しくなり
、−・方、15℃未満では良好な平滑性及び光沢度が得
られない。
金属ロールの加熱方式は蒸気、電気等従来用いられてき
た方式が適宜用いられ、特に限定するものではないが、
例えば誘導発熱方式ジャケットローラーく電熱/隘41
.2〜8頁,1988年、紙パルブ技術タイl、ス/6
2年12月号41〜47頁)により温度の均一性が保た
れ、局部的な加熱による部分的粗面化が避けられるので
、とくに好ましく用いられる。
キャレンダーロールの加圧条件は線圧で約10〜500
 kg/cm程度の範囲が好ましく、低圧力の方が紙圧
が高く保たれ、また弾性ロールの粗面化も進み難いので
好ましい。キャレンダー1基当りの加圧ニップの数はソ
フトキャレンダー、グロスキャレンダ一の場合には通常
1ドラム或いは1金属ロール当り1〜6ニップであり、
必要に応じて2基のキャレンダーで両面仕上げをしても
良い。また、スーパーキャレンダ一の場合には3〜13
ニソブ程度が一般的である。
従って、表面仕上げにおいてキャスト塗被紙は1〜7本
程度の弾性ロールに加圧接触することになる。弾性ロー
ルの作動時の加圧下での表面粗さは測定出来ないため.
2本発明の方法では弾性ロールの馴らし運転後、停止時
のロール表面粗さ(μIl1)を測定して規定する。弾
性ロールの操業時の経時による表面粗さの劣化程度は、
通祇する塗被紙の米坪、地合、塗りむら、祇水分、弾性
ロールの硬度、温度、加圧、速度等多くの条件によって
異なるが、本発明の規定に従えば、長時間の連続操業に
おいても表裏差のない両面キャスト塗被紙及び裏面平滑
性の優れた裏面塗被キャスト塗被紙を安定して得ること
ができる。また、表裏差に大きな影響を与えるのは、後
半の弾性ロールであるため、多段キャレンダーを用いる
場合には、特に後半の弾性ロールの1本或いは2本に本
発明の条件を満たすロールを使用して操業してもよい。
このように、キャレンダーの後半に本発明の特定の合成
樹脂ロールを使用した場合においては、他の弾性ロール
として前述したような一般公知の弾性ロールを従来通り
の方法で使用することも可能である。
勿論、全ての弾性ロールが本発明の条件を満足すること
が最も望ましい。とりわけ、本発明の方法においては米
坪が100g/m以上の厚物キャスト塗被紙の場合に顕
著な効果が得られる。尊述したごとく、米坪が重くなれ
ば、なる程、塗被紙表裏に見られる紙の地合、塗むら等
に起因する不均一性が強くでるため、本発明の平滑化改
良効果が顕著に認められるものであり、米坪が1.20
g/m以上の場合にはさらに改良効果が顕著に認められ
る。
また、本発明者等の実験によれば、本発明の方法で用い
られる合成樹脂ロールは、従来のスーパーキャレンダー
等に常用されている天然繊維を主素材トスるコットンロ
ール、ウールンペーパーロール、ポリエステル繊維ロー
ル、アラミド繊維ロール、アスベストロール、ペーパー
ロール等の繊維系弾性ロールに比較して、馴らし運転後
の平滑化精度が出難いので、弾性ロールの馴らし運転は
通常の条件より丁寧に実施するのが望ましい。馴らし運
転後の表面粗さの測定条件は、線圧100kg/cmで
、40℃,70℃でそれぞれ3時間づつ馴らし運転を行
った後で測定する。
ロールの馴らし運転条件を特に規定するものではないが
、例えばロール研磨後、紙を通さずに40℃、60℃、
80℃と昇温させながら、各温度条件でそれぞれ2時間
以上の馴らし運転をするのが特に効果的であった。
なお、キャレンダ一のニップに入る前の塗被紙の水分は
3〜10%程度が好ましく、キャレンダ一の仕上速度は
紙の米坪、紙品種等によって大きく左右されるが、一般
に20〜1000m/分程度の範囲で調整される。また
、表面処理後の塗被紙の調湿、加湿のためにロールによ
る水塗装置、静電加湿装置、蒸気加湿装置等を設置した
り、従来から塗被紙製造分野で公用されている各種技術
を適宜組合わせて使用することは勿論可能である。
本発明において、塗被層を形成する為に用いる塗被組成
物としては、従来のキャスト塗被紙用組成物と同様に顔
料及び接着剤を主たる成分とするものである。
顔料としては、例えばクレー、カオリン、水酸化アルミ
ニウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム
、酸化亜鉛、サチンホワイト、プラスチックピグメント
等、通常の塗被紙用顔料の一種類以上が適宜選択して使
用される. 接着剤としては、例えばカゼイン、大豆蛋白、合成蛋白
等の蛋白質類、スチレン・ブタジエン共重合体等の共役
ジエン系重合体ラテックス、アクリル酸エステル及び/
又はメタクリル酸エステルの重合体または共重合体等の
アクリル系共重合体ラテックス、エチレン・酢酸ビニル
共重合体等のビニル系共重合体ラテックス、或いはこれ
らの各種重合体ラテックスをカルボキシル基等の官能基
含有単量体で変性したアルカリ溶解性或いはアルカリ非
溶解性の重合体ラテックス、ポリビニルアルコール、オ
レフィン・無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂等の合成
樹脂系接着剤、陽性化澱粉、酸化澱粉等の澱粉類、カル
ボキシメチルセルロ−ス、ヒドロキシエチルセルロース
等のセルロース誘導体、通常の塗被紙用接着剤の一種以
上が適宜選択して使用される。
なお、一般に接着剤の使用量は顔月100重量部に対し
て5〜50重量部、より好ましくは10〜30重量部程
度の範囲で使用される。
塗被組成物中には、必要に応じて消泡剤、着色剤、離型
剤、流動変性剤等の各種助剤が適宜配合されるが、加熱
ゲル化キャス]・法では、塗被層のゲル化を促進する助
剤とL7て、例えば亜鉛、アルミニウム、マグネシウム
、カルシウム、バリウム等の多価金属の塩が顔月100
重量部に対してQ,5〜1031U量部程度添加される
なお、本発明は両面キャスト仕上げすることが第1の特
徴であることから、両面に塗被する塗被組成物は同じも
のを使用することも可能ではあるが、後からキャスト仕
上げする場合に発生する蒸気は原紙層及び反対面のキャ
スト塗被層を透過して蒸発乾燥されることになるため、
反対面に塗被層を有しないキャスト塗被紙に比較し、生
産速度が著しく低下する。また急激な水分蒸発によって
先に仕上げたキャスト仕上げ面は塗被層が膨潤、軟化せ
しめられ平滑性及び光沢が低下してしまう.このような
ことから最初にキャスト仕上げする場合の塗被層は耐水
性及び蒸気透過性に優れた塗被組成物に構成したものを
使用するのが望ましい。
因みに、塗被層に耐水性を付与し蒸気の透過性を良くす
る方法としては、例えばジルコニウム化合物(ZrOz
)のような耐水性付与剤を顔料に対して0.05〜3.
0重量%含有させることも良く、また顔料として立方形
炭酸カルシウムを使用するのもよい。
なお、裏面キャスト塗被紙における裏面の塗被組成物も
キャスト塗被組成物と同様に、従来一般に用いられてい
る印刷塗被紙用塗被組成物と同様のものをいずれも使用
することができる.塗被組成物の塗布装置は、一般の塗
被紙製造に用いられる例えばブレードコーター、エアー
ナイフコーター、ロールコーター、リバースロールコー
ター、バーコーター、カーテンコーター、ダイスロット
コーター、グラビアコーター、チャンブレックスコータ
ー、サイズプレスコーター等が使用し得る. 塗被組成物の固形分濃度は、−aに40〜70重量%程
度の範囲に調製されるが、操業性を考慮すると45〜6
5重量%の範囲が好ましい。
原紙としては、一般の印刷用塗被紙やキャスト塗被紙に
用いられる米坪30〜400g/nfのベースペーパー
或いはボードペーパーの原紙が用いられるが、抄紙方法
については特に限定されず、酸性抄紙、アルカリ性抄紙
いずれであってもよく、勿論、高歩留バルブを含む中質
原紙も使用できる。
原紙へのキャスト塗被組成物の塗被量は、一般に乾燥重
量で5〜35g/rt(程度であるが、得られるキャス
ト塗被紙の平滑性及び光沢度等の品質、キャスト塗被速
度の向上効果の点で8〜30g/rtf程度の範囲で調
節するのが望ましい。また、裏面の塗被量は良好な平滑
性と印刷適性を得るために乾燥重量で5〜30g/rr
r、より好ましくはlO〜25g/rtfの範囲で塗被
される.因みに、5glrrr未満では良好な平滑性及
び印刷適性が得られないし、一方30g/rdを越える
と生産速度を著し(低下させることになるので好ましく
ない.勿論、本発明の方法で特定された金属ロール及び
合成樹脂ロールを用いてキャレンダー通紙を行っても、
上記の特定範囲外の塗被量の場合には所望の効果を得る
ことができない. なお、リウエットキャスト法における再湿潤液としては
、例えば水、ポリエチレンマエルジョン、脂肪酸石鹸、
カルシウムステアレート、マイクロクリスタリンワック
ス、界面活性剤、ロート油等の離型剤を約0. 01〜
3重景%程度含有し7た水溶液やエマルジョン等が用い
られる. 次いで、両面キャスl被紙を製造する場合、後からキャ
スト仕上げする場合の加熱ドラムでの乾燥は前記したよ
うに後からキャスト仕上する場合に発生する蒸気が原紙
層及び反対面のキャスト塗被層を透過して蒸発乾燥され
ることになるため、反対面に塗被層を有しないキャスト
塗被紙の生産速度に比較し、大幅に低下する。また急激
な水分の蒸発によって先に仕上げたキャスト仕上げ面は
塗被層が膨潤、軟化せしめられ平滑性及び光沢が低下し
てしまう。このために、装置面での工夫として例えば、
後からキャスト仕上げする場合の加熱ドラムでの乾燥に
熱風乾燥、ガスヒーター、電気ヒーター、赤外線乾燥、
高周波、レーザー、電子線等による補助乾燥を行うのも
よい.補助乾燥する場合には、これらのうち赤外線乾燥
で特に近赤外線(波長が0.75〜2.5pm、より好
ましくは1.0〜2.0μm)よる補助乾燥を採用する
のが前記の問題の改良には最も望ましい.因みに、赤外
線は波長が0.75〜2.5μmの近赤外線、2.5〜
25μmの中間赤外線、25〜2000μmの遠赤外線
に大別される(機器分析のテビキー化学同人/1979
年4月20日発行参照)が、従来から使用されている赤
外線乾燥機は、中間赤外線領域や遠赤外線領域の赤外線
が専ら使用されており、近赤外線は使用されていない。
即ち、近赤外線領域の赤匁線乾燥は比較的新しい乾燥方
式である. なお、本発明にとって補助乾燥に近赤外線を利用するの
が好ましい理由は、近赤外線は塗被層に対する透過力が
強く、且つエネルギー密度が高いために、高速でのキャ
スト塗被紙の製造においても湿潤塗被層が瞬時に、しか
も均一にゲル化及び乾燥させることができ、また塗被層
を嵩高く、そして原紙面の被覆性が良くなり、ブレスニ
ップでの加熱ドラムへの塗被層の密着性が均一化され、
ビンホール状の斑点や光沢ムラのない優れた強光沢のキ
ャスト塗被紙を得ることが出来るからである。
また、本発明の方法によれば、両面キャスト仕上げ後の
キャスト塗被紙面の平滑性、光沢度が著しく低くても、
本発明の特定されたキャレンダー仕上げによって品質の
優れた両面キャスト塗被紙を得ることが出来る.このた
めに、従来技術の様に両面キャスト塗被紙の製造におい
て、両面性を改良するために裏面キャスト時の速度を下
げる必要がな《、生産性良く両面キャスト塗被紙を得る
ことが出来るものである。
なお、裏面塗被キャスト塗被紙の場合にも同じ理由で、
従来技術よりも生産性良く優れた平滑性、印刷適性を有
する裏面塗被キャスト塗被紙を得ることができる。
「実施例」 以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する
が、勿論その範囲に限定されるものではない。また例中
の「部」及び「%」は特に断らない限り、それぞれ「重
量部」及び「重量%」を示す。なお、各評価項目の評価
法は下記の通りである。
〔表面粗さRmax ) 三豊製作所製のSurf test 201で測定長を
8ffiI!lとして測定した。
【目視表裏差〕
白紙を目視で観察し、光沢、平滑、テリ等の総合的な品
質評価から表裏差を判定した。
◎;橿めて良好  O;良好 Δ;劣る     ×;極めて劣る 〔光沢度〕 JIS P 8142に準じて測定した。
?平滑度〕 スムースター平滑度計(DSM−01/東英電子■製)
により測定した(cmFtg)。数値が小さい程、平滑
性が良い. 実施例1〜2 顔料としてカオリン70部、軽質炭酸カルシウム30部
、酸化澱粉10部、スチレンーブタジエン共重合体ラテ
ックス(商品名;SN−307/住友ノーガタック■製
)16部(固形分)、耐水化剤として炭酸ジルコニウム
アンモニウム0.4部(ZrO■として)から成る濃度
60%の塗被液を調製した。
得られた塗被液を45g/rdの原紙の両面に乾燥重量
が片面当り10g/nfとなるようにオンマシンブレー
ドコーターで塗被乾燥して両面に乾燥塗被層を有するキ
ャスト塗被紙川原紙を得た。
一方、キャスト仕上用塗被液として、カオリン80部、
平均粒子径が0.5μIの立方形炭酸カルシウム20部
、接着剤として顔料100部に対してカゼイン14部(
固形分)とアクリル酸/ブタジエン/メチルアクリレー
ト(比率: 2/33/65)共重合体ラテックス8部
(固形分)、消泡剤としてトリブチルフォスフェート0
.5部、耐水化剤として炭酸ジルコニウムアンモニウム
0.4部(ZrO.とじて)、離型剤としてステアリン
酸アンモニウム1。0部からなる濃度53%のキャスト
塗被紙用塗被液を調製した. この塗被液を前記の原紙の片面に乾燥重量が15g/r
dとなるように塗被し、直ちに回転スピード40m/分
、表面温度が93゜Cに加熱された鏡面を有する第1の
加熱ドラムに圧接乾燥し、テークオフロールで加熱ドラ
ムから剥離してキャスト塗被紙を得た(この時の塗被紙
の温度は40゜C1水分は4,5%であった)後、連続
して反対面に前記のキャスト塗被液を乾燥重量が14g
/rrfとなるように塗被し、直ちに回転スピード35
m/分で表面温度が85゜Cに加熱された鏡面を有する
第2の加熱ドラムに圧接乾燥し、テークオフロールで加
熱ドラムから剥離して両面キャスト塗被紙を得た。
この様にして得た両面キャスト塗被紙を、直径1000
mmのクロムメッキした金属ロールと、直径800閣の
弾性ロール、2ニップより成る、オン・キャスト・ソフ
トキャレンダー仕上機に線圧100 kg/el1の条
件で通紙し、表面仕上げを行った。このときの金属ロー
ルの加熱は誘導発熱方式により行った.弾性ロールには
エポキシ樹脂ロールを用いた。操業時のロール条件、即
ち弾性ロールのショアーD硬度、馴らし運転後の表面粗
さ、運転時の金属ロールの表面温度等及び連続操業によ
り得られた両面キャスト塗被紙の品質評価結果を表−1
に示した. 実施例3 弾性ロールにポリアミドイミド樹脂ロールを用い、金属
ロールの表面温度を250゜C、ショアーD硬度96゜
、馴らし運転後の表面粗さを4mμとした以外は、実施
例1と同様にして両面キャスト塗被紙の表面仕上げを行
った. 操業時の条件、即ち弾性ロールのショアーD硬度、馴ら
し運転後の表面粗さ.運転時の金属ロールの表面温度等
及び連続操業により得られた両面キャスト塗被紙の品質
評価結果を表−1に示した.実施例4 実施例1で調製したキャスト仕上げ用塗被液を米坪80
g/イの原紙の両面に乾燥重量が片面当り28 g /
 rrfとなるようにエアーナイフコーターで塗被乾燥
した。次いで直径750ms+のゴムロールと直径15
00mの鏡面を有する加熱ドラムで形成されるプレスニ
ップに通紙し、ここでノズルから供給されたポリエチレ
ンエマルジ町ンから成る再湿潤液(0.5%濃度)によ
って塗被層表面を再湿潤後、表面温度105゜C1回転
スピード120 m/分の加熱ドラムにプレス圧200
kg/cmで圧接し乾燥後、テークオフロールで加熱ド
ラムから剥離してキャスト仕上げして巻き取った後、反
対面を再び直径750mのゴムロールと直径150ma
+の鏡面を有する加熱ドラムで形成されるブレスニップ
に通祇し、ここでノズルから供給されたポリエチレンエ
マルジョンから成る再湿潤液(0.5%濃度)によって
塗被層表面を再湿潤した後、表面温度105℃、回転ス
ピード80m/分の加熱ドラムにプレス圧200 kg
/CIで圧接し乾燥後、テークオフロールで加熱ドラム
から剥離して両面キャスト仕上げして巻き取った。
この様にして得た両面キャスト塗被紙を、5段スーパー
カレンダーにより線圧150 kg/C!!、速度20
0m/分の条件で仕上げた。この時の弾性ロールにはポ
リイミド樹脂ロールを用いた.また操業時の条件及び連
続操業により得られた両面ヤスト塗被紙の品質評価結果
を表に示した. 実施例5 カオリン75部、水酸化アルミニウム25部を、分散剤
としてポリアクリル酸ソーダ0.5部(固形分)、ビロ
リン酸ゾーダ0.5部を用いて分散し、68%濃度の顔
料スラリーを調製した。
これに接着剤として20%濃度のカゼイン水溶液13部
、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス17部(固
形分)を添加混合し、さらにオレイン酸アンモニウム0
.5部を添加して53%濃度の塗被液を得た。この塗被
液の粘度は1500cps  (ブルックフィールド型
粘度計、60rpm , 20”C )でpl19.0
であった. この塗被液を用いてゲル化キャストを行った。
即ち、米坪90g/ポの原紙に上記塗被液を乾燥重量が
25g/rrfになるようにロールコーターで塗被し、
0.5%の蟻酸水溶液に接触させて塗被層をゲル化させ
た。厚さ15−に被覆した直径800 a+のプレスロ
ールと108゜Cの表面温度を有する直径3000閣の
キャストドラムで形成されるプレスニップにキャスト速
度60m/分で通紙し、ゲル化塗被層をキャストドラム
にプレスロール圧100 kg/cmで圧着せしめ、乾
燥後テークオフロールにより剥離してキャスト塗被紙を
巻き取った。
反対面を再び同様の方法で、ゲル化キャスト仕上げを行
い両面キャスト塗被紙を得た.この場合のドラム温度は
90℃、スピードは30m/分であった.この様にして
得た両面キャスト塗被紙を実施例4と同様にしてスーパ
ーキャレンダーに通紙し、表面仕上げを行った。このと
きの弾性ロールにはポリアミド樹脂ロールを用いた。操
業時の条件及び連続操業により得られた両面キャスト塗
被紙の品質評価結゛果を表−1に示した。
実施例6 実施例5と同様にして得られた両面キャス14被紙を、
5段スーパーキャレンダーを用いて、線圧100 !t
cg/cta、速度400m/分の条件で通紙し、表面
仕上げを行った.この時の弾性ロールにはポリウレタン
樹脂ロールを用いた。また操業時の条件及び連続操業に
より得られた両面キャスト塗被紙の品質評価結果を表−
1に示した. 比較例1 実施例1と同様にしてドラム回転スピード40m/分で
片面キャスト塗被紙を得た。反対面を再び同様の方法で
、キャスト仕上げを行い両面キャスト塗被紙を得た.キ
ャストスピードは15m/分であった。なお、ソフトキ
ャレンダー仕上げは行わなかった.得られた両面キャス
ト塗被紙の品質評価結果を表−1に示した. 比較例2 実施例2と同様にして両面キャスト塗被紙を得た.この
時の馴らし運転後の表面粗さは23μmであった。この
場合の操業条件及び連続操業により得られた両面キャス
l被祇の品質評価結果を表−1に示した. 比較例3 実施例3と同様にして両面キャスト塗被紙を得た。この
場合のキャレンダーの金属ロールの表面温度を350℃
とした.操業条件及び連続操業により得られた両面キャ
スト塗被紙の品質評価結果を表−1に示した。また、操
業時に弾性ロールに亀裂が入り連続操業が出来なかった
。印刷評価では紙癖不良であった。
比較例4 ソフトキャレンダ一の金属ロールの運転時の表面温度を
10゜Cとした以外は実施例lと同様にして両面キャス
ト塗被紙を得た.操業条件及び連続操業により得られた
両面ヤスト塗被紙の品質評価結果を表−1に示した。
比較例5 実施例5と同様にして両面キャスト塗被紙を得た.スー
パーキャレンダ一の弾性ロールには、馴らし運転後の表
面粗さが23μmのポリアミド樹脂ロールを用いた。こ
の場合の操業条件及び連続操業により得られた両面キャ
スト塗被紙の品質評価結果を表−1に示した. 比較例6 実施例2と同様にして両面キャスト塗被紙を得た。ソフ
トキャレンダ一の弾性ロールにショアーD硬度70゜の
エポキシ樹脂系ロールを用いた。この場合の操業条件及
び連続操業により得られた両面キャスト塗被紙の品質評
価結果を表−1に示した. 比較例7 実施例1と同様にして両面キャスト塗被紙を得た.ソフ
トキャレンダーの弾性ロールには、ショアーD硬度82
@のコットンロールを用いた。この場合の操業条件及び
連続操業により得られた両面キャスト塗被紙の品質評価
結果を表−1に示した。
実施例7 顔料としてカオリン70部、軽質炭酸カルシウム30部
、酸化澱粉10部、スチレンーブタジエン共重合体ラテ
ックス(商品名; S N −307 /住友ノー?タ
ック■製)16部(固形分)、耐水化剤として炭Mジル
コニウムアンモニウム0.4部(ZrOzとして)から
成る濃度60%の塗被液を調製した。
得られた塗被液を45g/イの原紙の両面に乾燥重量が
片面当り10g/rrfとなるようにオンマシンブレー
ドコーターで塗被乾燥して両面に乾燥塗被層を有するキ
ャスト塗被紙川原紙を得た。
一方、キャスト仕上用塗被液として、カオリン80部、
平均粒子径が0.5μ蕩の立方形炭酸カルシウム20部
、接着剤として顔料100部に対してカゼイン14部(
固形分)とアクリル酸/ブタジエン/メチルアクリレー
ト(比率: 2/33/65)共重合体ラテックス8部
(固形分)、消泡剤としてトリブチルフォスフエ}0.
5部、耐水化剤として炭酸ジルコニウムアンモニウム0
.4部(ZrO■として)、離型剤としてステアリン酸
アンモニウム1.0部からなる濃度53%のキャスト塗
被紙用塗被液を調製した. この塗被液を前記の原紙の片面に乾燥重量が15g/r
rrとなるように塗被し、直ちに回転スピード40m/
分、表面温度が93℃に加熱された鏡面を有する第1の
加熱ドラムに圧接乾燥し、テークオフロールで加熱ドラ
ムから剥離(7てキャスト塗被紙を得た. この様にして得た裏面塗被キャスト塗被紙を、直径10
00ausのクロムメッキした金属ロールと、直径80
0 tmの弾性ロール、2ニップより成る、オン・キャ
スト・ソフトキャレンダー仕上機に線圧100kg/c
mの条件で通紙し、表面仕上げを行った、このときの金
属ロールの加熱は誘導発熱方式により行った。弾性ロー
ルにはエポキシ樹脂ロールを用いた。この場合の操業時
条件及び連続操業により得られた裏面塗被キャスト塗被
紙(片面キャスト塗被紙)の品質評価結果を表−2に示
した。
実施例8 弾性ロールにポリアミドイミド樹脂ロールを用い、金属
ロールの表面温度を250゜C,ショアーD硬度96゜
、馴らし運転後の表面粗さを4mμとした以外は、実施
例7と同様にして片面キャスト塗被紙の表面仕上げを行
った。操業時の条件及び連続操業により得られた片面キ
ャスト塗被紙の品質評価結果を表−2に示した。
実施例9 カオリン75部、水酸化アルミニウム25部を、分散剤
としてポリアクリル酸ソーダ0.5部(固形分)、ビロ
リン酸ソーダ0.5部を用いて分散し、68%濃度の顔
料スラリーを調製した. このスラリーに接着剤として20%濃度のカゼイン水溶
液13部、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス1
7部(固形分)を添加混合し、さらにオレイン酸アンモ
ニウム0.5部を添加して53%濃度の塗被液を得た。
この塗被液の粘度は1500cpa  (ブルックフィ
ールド型粘度計、5Qrpa+ 、20″C)でp H
 9. 0であった。
この塗被液を用いてゲル化キャストを行った。
即ち、米坪160g/rrfの原紙にオフ・ブレードコ
ーターを用いて片面25 g / nlになるように実
施例7で用いた塗被液を塗被したキャスト用原紙に上記
塗被液を乾燥重量が25g/rrfになるようにロール
コーターで塗被し、0.5%の蟻酸水溶液に接触させて
塗被層をゲル化させた。厚さ15コに被覆した直径80
0 mのプレスロールと108゜Cの表面温度を有する
直径3000mのキャストドラムで形成されるプレスニ
ップにキャスト速度30m/分で通紙し、ゲル化塗被層
をキャストドラムにプレスロール圧100 kg/c@
で圧着せしめ、乾燥後テークオフロールにより剥離して
裏面塗被キャス14被祇を巻き取った。
この様にして得たキャスト塗被紙を、5段スーパーキャ
レンダーに線圧150 Kg/cra,速度200m/
分で通紙し、表面仕上げを行った。このときの弾性ロー
ルにはポリアミド樹脂を用いた。また、操業時の条件及
び連続操業により得られた片面キャスト塗被紙の品質評
価結果を表−2に示した。
比較例8 実施例7と同様にしてドラム回転スピード40m/分で
片面キャスト仕上げを行い、裏面塗被キャスト塗被紙を
得た。次いで、ソフトキャレンダー仕上げは行わなかっ
た.このようにして得られた片面キャスl被祇の品質評
価結果を表−2に示した。
比較例9 実施例7と同様にして裏面塗被キャスト塗被紙を得た。
即ち、オン・マシン・ブレードコーターでキャスト面に
乾燥重量で10g/イ、裏面に4g/イになるように塗
被してキャスト塗被紙川原紙とした。この場合の操業条
件及び連続操業により得られた裏面塗被キャスト塗被紙
の品質評価結果を表−2に示した。
比較例10 実施例7と同様にして裏面塗被キャスト塗被紙を得た。
この場合、馴らし運転後の弾性ロールの表面粗さは23
μmであった。操業条件及び連続操業により得られた裏
面塗被キャスト塗被紙の品質評価結果を表−2に示した
比較例1) 実施例7と同様にして裏面塗被キャスト塗被紙を得た.
この場合、弾性ロールにはコットン80%、ポリエステ
ル20%より成るロールを用いた。操業条件及び連続操
業により得られた裏面塗被キャスト塗被紙の品質評価結
果を表−2に示した。
「効果」 表−1及び表−2の結果から明らかなように、本発明の
方法による実施例で得られた両面キャスト塗被紙及び裏
面塗被キャスト塗被紙は連続操業においても両面共に高
平滑性を有する極めて優れたキャスト塗被紙であった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原紙の片面に、顔料及び接着剤を主成分とするキ
    ャスト塗被層を有し、裏面に顔料及び接着剤を主成分と
    する塗被層又はキャスト塗被層を有するキャスト塗被紙
    の仕上方法において、該キャスト塗被紙を表面温度が1
    5〜300℃の金属ロールとショアーD硬度が75°以
    上でJISB0651で定義される表面粗さRmaxが
    下記式を満たす合成樹脂ロールから成るキャレンダーに
    通紙することを特徴とするキャスト塗被紙の仕上方法。 Rmax<15+0.1D−0.02T 式中、各符号は下記の通り。 Rmax:弾性ロールの馴らし運転後の表面粗さ(μm
    ) D:弾性ロールのショアーD硬度(°) T:操業時の金属ロールの表面温度(℃) (温度範囲;15〜300℃)
  2. (2)表面温度が20〜250℃の金属ロールとショア
    ーD硬度が77°以上でJISB0651で定義される
    表面粗さRmaxが下記式を満たし且つロール材質がエ
    ポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、
    ポリアミドイミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂の1種類
    以上から構成された合成樹脂ロールから成るキャレンダ
    ーに通紙する請求項(1)記載のキャスト塗被紙の仕上
    方法。 Rmax<13+0.1D−0.02T 式中、各符号は下記の通り。 Rmax:弾性ロールの馴らし運転後の表面粗さ(μm
    ) D:弾性ロールのショアーD硬度(°) T:操業時の金属ロールの表面温度(℃) (温度範囲;20〜250℃)
  3. (3)原紙の片面に、顔料及び接着剤を主成分とするキ
    ャスト塗被層を有し、裏面に顔料及び接着剤を主成分と
    する塗被層を設けたキャスト塗被紙の仕上方法において
    、裏面塗被層の塗被量が5〜30g/m^2である請求
    項(1)又は(2)記載のキャスト塗被紙の仕上方法。
  4. (4)キャレンダーの金属ロールが誘導発熱方式により
    加熱されている請求項(1)〜(3)記載のキャスト塗
    被紙の仕上方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005134534A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Mitsubishi Paper Mills Ltd 湿式電子写真用記録シート
JP2005134533A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Mitsubishi Paper Mills Ltd 湿式電子写真用記録シート
JP2010144291A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd キャスト塗工紙の製造方法及びその製造装置

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