JP2886246B2 - 艶消し塗被紙の製造方法 - Google Patents
艶消し塗被紙の製造方法Info
- Publication number
- JP2886246B2 JP2886246B2 JP5033390A JP5033390A JP2886246B2 JP 2886246 B2 JP2886246 B2 JP 2886246B2 JP 5033390 A JP5033390 A JP 5033390A JP 5033390 A JP5033390 A JP 5033390A JP 2886246 B2 JP2886246 B2 JP 2886246B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coated paper
- roll
- acid
- paper
- smoothness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 艶消し塗被紙は、高光沢を有する塗被紙に比較して上
品で渋いトーンを醸し出すために高級イメージ感が強
く、例えば書籍の表紙、高級ポスター、カタログ、カレ
ンダー等から本文用紙入の如き単色印刷物に至るまで幅
広く利用され、汎用価値の高い塗被加工紙の1つであ
る。
品で渋いトーンを醸し出すために高級イメージ感が強
く、例えば書籍の表紙、高級ポスター、カタログ、カレ
ンダー等から本文用紙入の如き単色印刷物に至るまで幅
広く利用され、汎用価値の高い塗被加工紙の1つであ
る。
従来の艶消し塗被紙としては2種類あり、1つは通常
の印刷用塗被紙に用いられる顔料のうち、比較的粗い顔
料を多量に配合した塗被紙を基紙に塗被、乾燥した後、
キャレンダー等で平滑化処理をして仕上げる、所謂低白
紙光沢、低印刷光沢のマット−マット調タイプであり、
他の1つは特公昭50−53956に記載の如き粗面化ロール
を使用して仕上げる、所謂低白紙光沢、高印刷光沢のマ
ット−グロス調タイプの2タイプである。特に後者は白
紙面と印刷面との光沢コントラストが大きいために、よ
り高級イメージ感を抱かせるものである。然し乍ら、こ
れら従来の艶消し塗被紙はいずれも白紙光沢を低下させ
る仕様となっていることから、通常、平滑性に劣り、さ
らに印刷平滑性、印刷インキ受理性の点でも一般のグロ
ス−グロス調の印刷用塗被紙に比較して相当に見劣りす
るのが現状である。
の印刷用塗被紙に用いられる顔料のうち、比較的粗い顔
料を多量に配合した塗被紙を基紙に塗被、乾燥した後、
キャレンダー等で平滑化処理をして仕上げる、所謂低白
紙光沢、低印刷光沢のマット−マット調タイプであり、
他の1つは特公昭50−53956に記載の如き粗面化ロール
を使用して仕上げる、所謂低白紙光沢、高印刷光沢のマ
ット−グロス調タイプの2タイプである。特に後者は白
紙面と印刷面との光沢コントラストが大きいために、よ
り高級イメージ感を抱かせるものである。然し乍ら、こ
れら従来の艶消し塗被紙はいずれも白紙光沢を低下させ
る仕様となっていることから、通常、平滑性に劣り、さ
らに印刷平滑性、印刷インキ受理性の点でも一般のグロ
ス−グロス調の印刷用塗被紙に比較して相当に見劣りす
るのが現状である。
「発明が解決しようとする課題」 従来、艶消し塗被紙の平滑性(印刷仕上がり品質)を
向上させるために、サチンホワイトやカオリン等の微粒
子顔料を使用した塗被組成物を基紙に設けて塗被紙を製
造し、該塗被紙を粗面化ロールで処理したり或いは粗面
化ロールの材質の選定や加圧条件等を種々検討したりし
て改善が図られてきた。しかし、一般に塗被層を設けた
だけの塗被紙の表面は極めて粗く、また無機顔料を主成
分とするため非常に硬く、上記の如き種々の対策を講じ
てマット化してもロールの微細な凹凸を塗被紙に正確に
転写することが難しく、一方従来から塗被紙用のスーパ
ーキャレンダー等で用いられている、例えばコットン、
フィルマットコットン、ホワイトコットン、ウールンペ
ーパー、ペーパー等の天然繊維を主素材(70重量%以上
の配合)とする弾性ロールを用いた場合に繊維の偏りに
よって生じる密度むらや繊維の凹凸が圧力むらとなり、
凹凸状態をそのまま転写してしまい、難点を残している
のが実情である。
向上させるために、サチンホワイトやカオリン等の微粒
子顔料を使用した塗被組成物を基紙に設けて塗被紙を製
造し、該塗被紙を粗面化ロールで処理したり或いは粗面
化ロールの材質の選定や加圧条件等を種々検討したりし
て改善が図られてきた。しかし、一般に塗被層を設けた
だけの塗被紙の表面は極めて粗く、また無機顔料を主成
分とするため非常に硬く、上記の如き種々の対策を講じ
てマット化してもロールの微細な凹凸を塗被紙に正確に
転写することが難しく、一方従来から塗被紙用のスーパ
ーキャレンダー等で用いられている、例えばコットン、
フィルマットコットン、ホワイトコットン、ウールンペ
ーパー、ペーパー等の天然繊維を主素材(70重量%以上
の配合)とする弾性ロールを用いた場合に繊維の偏りに
よって生じる密度むらや繊維の凹凸が圧力むらとなり、
凹凸状態をそのまま転写してしまい、難点を残している
のが実情である。
本発明者等は従来の艶消し塗被紙が有する上記の如き
難点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、塗被紙表面を
特定の表面粗さを有する粗面化ロールと、その表面粗さ
に基づいて選択された特定の硬度を持つ合成樹脂性の弾
性ロールより成るキャレンダーにて粗面化処理を行うと
低光沢で且つ印刷平滑性及びインキ受理性の高い優れた
印刷適性を有する極めて理想的な艶消し塗被紙が得られ
ることを見出したのである。
難点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、塗被紙表面を
特定の表面粗さを有する粗面化ロールと、その表面粗さ
に基づいて選択された特定の硬度を持つ合成樹脂性の弾
性ロールより成るキャレンダーにて粗面化処理を行うと
低光沢で且つ印刷平滑性及びインキ受理性の高い優れた
印刷適性を有する極めて理想的な艶消し塗被紙が得られ
ることを見出したのである。
「課題を解決するための手段」 本発明は、原紙上に、顔料及び接着剤を主成分とする
塗被組成物を塗被、乾燥させて得られた塗被紙の表面平
滑性がスムースター平滑度計で300mmHg以下である塗被
紙を下記の条件を満足する粗綿化ロールと弾性ロールよ
り成るキャレンダーに通紙して仕上げることを特徴とす
る艶消し塗被紙の製造方法である。
塗被組成物を塗被、乾燥させて得られた塗被紙の表面平
滑性がスムースター平滑度計で300mmHg以下である塗被
紙を下記の条件を満足する粗綿化ロールと弾性ロールよ
り成るキャレンダーに通紙して仕上げることを特徴とす
る艶消し塗被紙の製造方法である。
D≧−0.6×Rmax+87 式中、 D;弾性ロールのショアーD硬度(゜) Rmax;JIS B0651で定義される粗面化ロール表面粗さ
(μm) (2≦Rmax≦25) 「作用」 前述した如く、本発明は特定の平滑性を有する塗被紙
表面を特定の表面粗さを有する粗面化ロールと弾性ロー
ルとの組み合わせから成るキャレンダーに通紙して、粗
面化ロールの微細な凹凸を正確に塗被紙面に転写して、
平滑性の良い低光沢塗被紙を得るものである。
(μm) (2≦Rmax≦25) 「作用」 前述した如く、本発明は特定の平滑性を有する塗被紙
表面を特定の表面粗さを有する粗面化ロールと弾性ロー
ルとの組み合わせから成るキャレンダーに通紙して、粗
面化ロールの微細な凹凸を正確に塗被紙面に転写して、
平滑性の良い低光沢塗被紙を得るものである。
ここに、艶消し塗被紙の平滑性を高めるために、キャ
レンダー粗面化処理前の塗被紙の平滑性がスムースター
平滑度計を用いて測定した値で300mmHg以下とすること
が必要である。
レンダー粗面化処理前の塗被紙の平滑性がスムースター
平滑度計を用いて測定した値で300mmHg以下とすること
が必要である。
因みに、塗被液の乾燥後の塗被量が片面10g/m2以下と
なるように塗被した場合や塗被液の顔料として平均粒子
経が5μm以上である粗い顔料を全顔料の70重量%以上
使用した場合のように、スムースター平滑度計での測定
値が300mmHgを越えるような塗被紙を用いると、粗面化
ロールの粗面を十分に塗被紙表面に転写することができ
なくなり、所望の優れた艶消し塗被紙を得ることができ
なくなる。
なるように塗被した場合や塗被液の顔料として平均粒子
経が5μm以上である粗い顔料を全顔料の70重量%以上
使用した場合のように、スムースター平滑度計での測定
値が300mmHgを越えるような塗被紙を用いると、粗面化
ロールの粗面を十分に塗被紙表面に転写することができ
なくなり、所望の優れた艶消し塗被紙を得ることができ
なくなる。
さらに、本願発明は粗面化仕上げする場合の弾性ロー
ルの硬度を下記の如く特定するものである。
ルの硬度を下記の如く特定するものである。
D≧−0.6×Rmax+87 式中、 D;弾性ロールのショアーD硬度(゜) Rmax;JIS B0651で定義される粗面化ロール表面粗さ
(μm) (但し;2≦Rmax≦25) 即ち、上記の式を満足するように弾性ロール及び粗面
化ロールの表面粗さが選択されることが特に重要であ
る。
(μm) (但し;2≦Rmax≦25) 即ち、上記の式を満足するように弾性ロール及び粗面
化ロールの表面粗さが選択されることが特に重要であ
る。
因みに、弾性ロールのショアーD硬度が上記式より外
れて低くなると粗面化ロールの微細な凹凸を塗被紙表面
に正確に転写することができなくなり、低光沢で平滑性
に富んだ塗被紙表面を得ることができない。なお、この
ときの粗面化ロールの粗面粗さ(Rmax)は2≦Rmax≦25
(μm)、より好ましくは2≦Rmax≦20(μm)程度の
範囲の粗さを有するロールが用いられる。因みに、2μ
m未満の場合は白紙光沢の低下が不十分となり、艶消し
塗被紙としての特徴が得られない。一方、25μmを越え
ると所望とする平滑性が得られない。
れて低くなると粗面化ロールの微細な凹凸を塗被紙表面
に正確に転写することができなくなり、低光沢で平滑性
に富んだ塗被紙表面を得ることができない。なお、この
ときの粗面化ロールの粗面粗さ(Rmax)は2≦Rmax≦25
(μm)、より好ましくは2≦Rmax≦20(μm)程度の
範囲の粗さを有するロールが用いられる。因みに、2μ
m未満の場合は白紙光沢の低下が不十分となり、艶消し
塗被紙としての特徴が得られない。一方、25μmを越え
ると所望とする平滑性が得られない。
また、弾性ロールとしては、そのショアーD硬度が80
゜以上で且つロール材質がエポキシ系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリウレタン系樹脂の1種類以上から構成され
た合成樹脂ロールを使用すると、粗面化が均一となり、
且つ平滑性も向上させることが判った。さらに、粗面化
ロールの表面温度を50〜250℃に加熱すると粗面化効率
が上がり光沢を低下させ易く、且つ均一な平滑性を得る
上で極めて有効であることも判った。勿論、粗面化ロー
ルに通紙する前に表面平滑性を上げるために、予めスー
パーキャレンダー、グロスキャレンダー、或いはソフト
キャレンダー等で塗被紙表面を平滑化処理しておくこと
も可能である。
゜以上で且つロール材質がエポキシ系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリウレタン系樹脂の1種類以上から構成され
た合成樹脂ロールを使用すると、粗面化が均一となり、
且つ平滑性も向上させることが判った。さらに、粗面化
ロールの表面温度を50〜250℃に加熱すると粗面化効率
が上がり光沢を低下させ易く、且つ均一な平滑性を得る
上で極めて有効であることも判った。勿論、粗面化ロー
ルに通紙する前に表面平滑性を上げるために、予めスー
パーキャレンダー、グロスキャレンダー、或いはソフト
キャレンダー等で塗被紙表面を平滑化処理しておくこと
も可能である。
従って、粗面化ロールでの通紙はその回数や圧力条件
等を特に限定するものではないが、上記の如き平滑度を
有するように適宜調節することによって、塗被層面に均
一な艶消し効果を与え且つ優れた印刷平滑性が付与され
上品で落着いた渋さの醸成によって、品質的に極めて優
れた艶消し塗被紙が得られるものである。
等を特に限定するものではないが、上記の如き平滑度を
有するように適宜調節することによって、塗被層面に均
一な艶消し効果を与え且つ優れた印刷平滑性が付与され
上品で落着いた渋さの醸成によって、品質的に極めて優
れた艶消し塗被紙が得られるものである。
本発明の方法において、塗被紙の塗被層を形成する塗
被組成物は、顔料及び接着剤を主成分とするものである
が、顔料としては、例えばクレー、カオリン、水酸化ア
ルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウ
ム、酸化亜鉛、サチンホワイト、プラスチックピグメン
ト等一般の塗被紙用顔料の一種以上が適宜選択して用い
られる。
被組成物は、顔料及び接着剤を主成分とするものである
が、顔料としては、例えばクレー、カオリン、水酸化ア
ルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウ
ム、酸化亜鉛、サチンホワイト、プラスチックピグメン
ト等一般の塗被紙用顔料の一種以上が適宜選択して用い
られる。
また、接着剤としては、例えばカゼイン、大豆蛋白、
スチレン・ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート
・ブタジエン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテック
ス、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステ
ルの重合体又は共重合体等のアクリル系重合体ラテック
ス、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体
ラテックス、或いはこれらの各種重合体をカルボキシル
基等の官能基含有単量体により官能基変性したアルカリ
溶解性或いはアルカリ非溶解性の重合体ラテックス、ポ
リビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニルアル
コール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、スルホ
ン酸変性ポリビニルアルコール、ケイ素含有変性ポリビ
ニルアルコール、オレフィン・無水マレイン酸樹脂、メ
ラミン樹脂等の合成樹脂系接着剤、陽性化澱粉、酸化澱
粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース等のセルロース誘導体等、一般の塗
被紙用接着剤が単独或いは併用して用いられる。これら
の接着剤は顔料100重量部当たり5〜50重量部、より好
ましくは10〜30重量部程度の範囲で調節される。なお、
助剤としては、例えば消泡剤、着色剤、離型剤、流動変
性剤等が必要に応じて適宜使用される。
スチレン・ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート
・ブタジエン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテック
ス、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステ
ルの重合体又は共重合体等のアクリル系重合体ラテック
ス、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体
ラテックス、或いはこれらの各種重合体をカルボキシル
基等の官能基含有単量体により官能基変性したアルカリ
溶解性或いはアルカリ非溶解性の重合体ラテックス、ポ
リビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニルアル
コール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、スルホ
ン酸変性ポリビニルアルコール、ケイ素含有変性ポリビ
ニルアルコール、オレフィン・無水マレイン酸樹脂、メ
ラミン樹脂等の合成樹脂系接着剤、陽性化澱粉、酸化澱
粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース等のセルロース誘導体等、一般の塗
被紙用接着剤が単独或いは併用して用いられる。これら
の接着剤は顔料100重量部当たり5〜50重量部、より好
ましくは10〜30重量部程度の範囲で調節される。なお、
助剤としては、例えば消泡剤、着色剤、離型剤、流動変
性剤等が必要に応じて適宜使用される。
かくして調製された塗被組成物は一般の塗被紙製造に
用いられているブレードコーター、エアーナイフコータ
ー、ロールコーター、ブラシコーター、カーテンコータ
ー、チャンプレックスコーター、バーコーター、グラビ
アコーター、サイズプレスコーター等の塗被装置を設け
たオンマシン或いはオフマシンコーターによって原紙上
に一層又は多層に分けて片面或いは両面に塗被される。
その際の塗被組成物の固形分濃度は、一般に40〜70重量
%であるが、操業性を考慮すると45〜65重量%の範囲で
調節されるのが望ましい。また、原紙としては一般の印
刷用塗被紙に用いられる米坪30〜400g/m2のペーパーベ
ース或いはボードベースの原紙が用いられる。かかる原
紙への塗被組成物の塗被量は乾燥重量で片面当たり10〜
50g/m2程度塗被されるが、得られる塗被紙の白紙品質の
面から10〜35g/m2の範囲で調節されるのが好ましい。こ
のようにして仕上げられた塗被紙は、既述したような特
定の表面粗さを有する粗面化ロール及び弾性ロールより
成るキャレンダーに通紙され、低光沢で、均一な塗被層
面を有する艶消し塗被紙に仕上げられる。
用いられているブレードコーター、エアーナイフコータ
ー、ロールコーター、ブラシコーター、カーテンコータ
ー、チャンプレックスコーター、バーコーター、グラビ
アコーター、サイズプレスコーター等の塗被装置を設け
たオンマシン或いはオフマシンコーターによって原紙上
に一層又は多層に分けて片面或いは両面に塗被される。
その際の塗被組成物の固形分濃度は、一般に40〜70重量
%であるが、操業性を考慮すると45〜65重量%の範囲で
調節されるのが望ましい。また、原紙としては一般の印
刷用塗被紙に用いられる米坪30〜400g/m2のペーパーベ
ース或いはボードベースの原紙が用いられる。かかる原
紙への塗被組成物の塗被量は乾燥重量で片面当たり10〜
50g/m2程度塗被されるが、得られる塗被紙の白紙品質の
面から10〜35g/m2の範囲で調節されるのが好ましい。こ
のようにして仕上げられた塗被紙は、既述したような特
定の表面粗さを有する粗面化ロール及び弾性ロールより
成るキャレンダーに通紙され、低光沢で、均一な塗被層
面を有する艶消し塗被紙に仕上げられる。
なお、このときの弾性ロールの材質としては、エポキ
シ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリ
アミドイミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコン系
樹脂、フッ化ビニリデン系樹脂等適宜利用できるが、本
発明者等を実験結果によると、これらの樹脂の中でも特
にエポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系
樹脂から成る弾性ロールを使用すると粗面化ロールの凹
凸を均一に塗被紙に転写させ易く、且つ白紙外観及び印
刷平滑性の向上効果が著しく、より好ましい材質である
ことが明らかとなった。
シ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリ
アミドイミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコン系
樹脂、フッ化ビニリデン系樹脂等適宜利用できるが、本
発明者等を実験結果によると、これらの樹脂の中でも特
にエポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系
樹脂から成る弾性ロールを使用すると粗面化ロールの凹
凸を均一に塗被紙に転写させ易く、且つ白紙外観及び印
刷平滑性の向上効果が著しく、より好ましい材質である
ことが明らかとなった。
以下、これらの弾性ロールの代表的な材質として、前
述の樹脂類の中から具体的な組成例を示すが、勿論これ
らに限定するものではない。
述の樹脂類の中から具体的な組成例を示すが、勿論これ
らに限定するものではない。
先ず、エポキシ樹脂としては分子中に反応性に富んだ
エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物と、アミン
類、酸無水物類等のエポキシ基と反応して硬化反応を起
こす化合物(以下、硬化剤という)の反応で得られる熱
硬化性樹脂が使用できるが、2種又はそれ以上の原料を
用いて重合硬化させる熱硬化性樹脂であれば、それらの
変性物も含めて上記2種に限定するものではない。エポ
キシ化合物には、例えばエピ・エス型、脂環式、ノボラ
ック型、グリシジルエステル型複素環式等のエポキシ化
合物と単独或いは2種類以上混合して使用することで
き、エポキシ系樹脂は一般的には、次式を主成分とする
フェノキシタイプ、 が用いられる。この場合、併用される硬化剤には、脂肪
族多価アミン(エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、ジエチルアミノプロピルアミン等)、ポリアミド樹
脂、芳香族ポリアミン、有機酸、有機酸無水物、尿素、
メラミン樹脂併用、アニリン/ホルムアルデヒド樹脂併
用、石炭酸樹脂併用が上げられる。エポキシ樹脂の場合
は通常充填剤との組合わせで使用される場合が多い。
エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物と、アミン
類、酸無水物類等のエポキシ基と反応して硬化反応を起
こす化合物(以下、硬化剤という)の反応で得られる熱
硬化性樹脂が使用できるが、2種又はそれ以上の原料を
用いて重合硬化させる熱硬化性樹脂であれば、それらの
変性物も含めて上記2種に限定するものではない。エポ
キシ化合物には、例えばエピ・エス型、脂環式、ノボラ
ック型、グリシジルエステル型複素環式等のエポキシ化
合物と単独或いは2種類以上混合して使用することで
き、エポキシ系樹脂は一般的には、次式を主成分とする
フェノキシタイプ、 が用いられる。この場合、併用される硬化剤には、脂肪
族多価アミン(エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、ジエチルアミノプロピルアミン等)、ポリアミド樹
脂、芳香族ポリアミン、有機酸、有機酸無水物、尿素、
メラミン樹脂併用、アニリン/ホルムアルデヒド樹脂併
用、石炭酸樹脂併用が上げられる。エポキシ樹脂の場合
は通常充填剤との組合わせで使用される場合が多い。
エポキシ樹脂の代表例としては、シエル化学(株)製
のエピコート1001,1009,828等が挙げられる。
のエピコート1001,1009,828等が挙げられる。
ポリウレタン系樹脂としては、ポリウレタン樹脂及び
硬化ポリウレタンゴムと呼ばれるもので、次式で示され
るようにその組成中にウレタン結合 を繰り返し有する高分子化合物である。
硬化ポリウレタンゴムと呼ばれるもので、次式で示され
るようにその組成中にウレタン結合 を繰り返し有する高分子化合物である。
例えば、上式でR1が直鎖状化合物で、R2が芳香族化合
物の場合は、ポリウレタンゴムが得られる。
物の場合は、ポリウレタンゴムが得られる。
次に、ポリアミド樹脂について述べる。ここでいうポ
リアミド樹脂とは主鎖に酸アミド結合(−CONH−)を有
する縮合重合体である。
リアミド樹脂とは主鎖に酸アミド結合(−CONH−)を有
する縮合重合体である。
ポリアミド樹脂を作る方法としては、例えば次のよう
な方法がとられる。
な方法がとられる。
(1) ジアミンとジカルボン酸の結合: H2N−(R1)L−NH2+HOOC−(R2)m−COOH →〔HN−(R1)L−NHCO−(R2)m−CO〕+H2O (2) アミノ酸の結合: H2N−R3−COOH→〔HN−R3−CO〕+H2O (3) ラクタムの開環: 上記の(1)〜(3)式においてR1、R2及びR4は炭素
数1〜20の2価の基:R3は炭素数1〜10の2価の基を示
し、l、m及びnはそれぞれ0又は1を示す。
数1〜20の2価の基:R3は炭素数1〜10の2価の基を示
し、l、m及びnはそれぞれ0又は1を示す。
R1としては炭素数1〜20のアルキレンまたはアルケニ
レン、シクロヘキサンジイル、フェニレン、トリレン、
キシリレン、ナフチレン、ビフェニリレンなどが好まし
い。R2としては炭素数1〜20のアルキレンまたはアルケ
ニレン、シクロヘキサンジイル、フェニレン、トリレ
ン、キシリレン、ナフチレン、ビフェニリレンなどが好
ましい。R3としては炭素数1〜10のアルキレン、炭素数
1〜10のカルボキシル置換アルキレン、炭素数1〜10の
フェニル置換アルキレンなどが好ましい。R4としては炭
素数1〜20のアルキレンなどが好ましい。
レン、シクロヘキサンジイル、フェニレン、トリレン、
キシリレン、ナフチレン、ビフェニリレンなどが好まし
い。R2としては炭素数1〜20のアルキレンまたはアルケ
ニレン、シクロヘキサンジイル、フェニレン、トリレ
ン、キシリレン、ナフチレン、ビフェニリレンなどが好
ましい。R3としては炭素数1〜10のアルキレン、炭素数
1〜10のカルボキシル置換アルキレン、炭素数1〜10の
フェニル置換アルキレンなどが好ましい。R4としては炭
素数1〜20のアルキレンなどが好ましい。
又、(1)式のジカルボン酸は無水物、エステル等で
も良く、(2)式のアミノ酸は無水物でも良い。さら
に、(1)式のジアミン類としては、例えばヒドラジ
ン、メチレンジアミン、ジメチレンジアミン、トリメチ
レンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレ
ンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジ
アミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミ
ン、ピペラジン、ジアミノシクロヘキサン、ジ(アミノ
メチル)シクロヘキサン、ビス(α−アミノシクロヘキ
シル)メタン、ビス(4−アミノ−1,2−メチルシクロ
ヘキシル)メタン、o−フェニレンジアミン、m−フェ
ニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、4,4′−ジ
アミノビフェニル、トリレンジアミン、キシリレンジア
ミン、ナフチレンジアミンなど;ジカルボン酸類として
はシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸、アジ
ピン酸、ピメリン酸、コハク酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ノナンジカルボン酸、デカンジカルボン酸、ウン
デカシジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、ヘキサデ
カンジカルボン酸、タプシア酸、マレイン酸、フマル
酸、シトラゴン酸、ジグリコール酸、リンゴ酸、クエン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無水マレ
イン酸、無水フタル酸などが使用される。
も良く、(2)式のアミノ酸は無水物でも良い。さら
に、(1)式のジアミン類としては、例えばヒドラジ
ン、メチレンジアミン、ジメチレンジアミン、トリメチ
レンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレ
ンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジ
アミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミ
ン、ピペラジン、ジアミノシクロヘキサン、ジ(アミノ
メチル)シクロヘキサン、ビス(α−アミノシクロヘキ
シル)メタン、ビス(4−アミノ−1,2−メチルシクロ
ヘキシル)メタン、o−フェニレンジアミン、m−フェ
ニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、4,4′−ジ
アミノビフェニル、トリレンジアミン、キシリレンジア
ミン、ナフチレンジアミンなど;ジカルボン酸類として
はシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸、アジ
ピン酸、ピメリン酸、コハク酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ノナンジカルボン酸、デカンジカルボン酸、ウン
デカシジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、ヘキサデ
カンジカルボン酸、タプシア酸、マレイン酸、フマル
酸、シトラゴン酸、ジグリコール酸、リンゴ酸、クエン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無水マレ
イン酸、無水フタル酸などが使用される。
(2)式のアミノ酸(アミノカルボン酸)としてはα
−アミノ酢酸、L−α−アミノロピオン酸、L−α−ア
ミノイソバレリン酸、δ−アミノカプロン酸、L−α−
アミノイソカプロン酸、L−α−アミノ−β−フェニル
プロピオン酸、L−アミノコハク酸(アスパラギン
酸)、L−α−アミノグルタール酸(グルタミン酸)、
γ−アミノ酢酸、α−アミノ−n−アジピン酸、11−ア
ミノウンデカン酸、α−アミノ−DL−イソアミル酢酸、
α−アミノ−n−酢酸、2−アミノ−2−メチル酢酸、
α−アミノカプリン酸、α−アミノカプリック酸、1−
アミノシクロヘキサンカルボン酸、α−アミノシクロヘ
キシル酢酸、1−アミノ−α−メチルシクロヘキサンカ
ルボン酸、アミノマロン酸エチル、β−ベンジル−L−
アスパラテート、β−ベンジル−D−アスパラテート、
γ−ベンジル−DL−グルタメート等が使用される。
−アミノ酢酸、L−α−アミノロピオン酸、L−α−ア
ミノイソバレリン酸、δ−アミノカプロン酸、L−α−
アミノイソカプロン酸、L−α−アミノ−β−フェニル
プロピオン酸、L−アミノコハク酸(アスパラギン
酸)、L−α−アミノグルタール酸(グルタミン酸)、
γ−アミノ酢酸、α−アミノ−n−アジピン酸、11−ア
ミノウンデカン酸、α−アミノ−DL−イソアミル酢酸、
α−アミノ−n−酢酸、2−アミノ−2−メチル酢酸、
α−アミノカプリン酸、α−アミノカプリック酸、1−
アミノシクロヘキサンカルボン酸、α−アミノシクロヘ
キシル酢酸、1−アミノ−α−メチルシクロヘキサンカ
ルボン酸、アミノマロン酸エチル、β−ベンジル−L−
アスパラテート、β−ベンジル−D−アスパラテート、
γ−ベンジル−DL−グルタメート等が使用される。
(3)式のラクタム類としてはイソシアン類、グリシ
ン無水物、α−ピロリドン、α−ピペリドン、γ−プチ
ロラクタム、δ−パレロラクタム、δ−カプロラクタ
ム、α−メチルカプロラクタム、β−メチルカプロラク
タム、γ−メチルカプロラクタム、γ−メチルカプロラ
クタム、δ−メチルカプロラクタム、N−メチルカプロ
ラクタム、β,γ−ジメチルカプロラクタム、γ−エチ
ルカプロラクタム、γ−イソプロピルカプロラクタム、
δ−イソプロピルカプロラクタム、γ−ブチルカプロラ
クタム、ζ−エナントラクタム、ω−エナントラクタ
ム、η−カプリルラクタム、ω−カプリルラクタム、ω
−ラウロラクタム等が使用される。これらのポリアミド
は通常ナイロンと呼ばれている。具体的にはイソシアン
酸の重合によるナイロン1、N−カルボキシアミノ酸無
水物の重合によるナイロン2、β−アミノピパリン酸の
重合によるナイロン3、α−ピロリドンの開環重合によ
るナイロン4、α−ピペリドンの開環重合によるナイロ
ン5、ε−カプロラクタムの開環重合によるナイロン
6、ω−アミノエナント酸の重合によるナイロン7、カ
プリロラクタムの開環重合によるナイロン8、ω−アミ
ノノニル酸からのナイロン9、カプリンラクタムの開環
重合によるナイロン10、11−アミノウンデカン酸からの
ナイロン11、ω−ラウロラクタムの開環重合によるナイ
ロン12、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の縮重合
によるナイロン66、ヘキサメチレンジアミンとセパシン
酸の縮重合によるナイロン610などがある。又、これら
のナイロンの共重合体、例えばナイロン6/66/610(共重
合比:10/40/50)も使用できる。
ン無水物、α−ピロリドン、α−ピペリドン、γ−プチ
ロラクタム、δ−パレロラクタム、δ−カプロラクタ
ム、α−メチルカプロラクタム、β−メチルカプロラク
タム、γ−メチルカプロラクタム、γ−メチルカプロラ
クタム、δ−メチルカプロラクタム、N−メチルカプロ
ラクタム、β,γ−ジメチルカプロラクタム、γ−エチ
ルカプロラクタム、γ−イソプロピルカプロラクタム、
δ−イソプロピルカプロラクタム、γ−ブチルカプロラ
クタム、ζ−エナントラクタム、ω−エナントラクタ
ム、η−カプリルラクタム、ω−カプリルラクタム、ω
−ラウロラクタム等が使用される。これらのポリアミド
は通常ナイロンと呼ばれている。具体的にはイソシアン
酸の重合によるナイロン1、N−カルボキシアミノ酸無
水物の重合によるナイロン2、β−アミノピパリン酸の
重合によるナイロン3、α−ピロリドンの開環重合によ
るナイロン4、α−ピペリドンの開環重合によるナイロ
ン5、ε−カプロラクタムの開環重合によるナイロン
6、ω−アミノエナント酸の重合によるナイロン7、カ
プリロラクタムの開環重合によるナイロン8、ω−アミ
ノノニル酸からのナイロン9、カプリンラクタムの開環
重合によるナイロン10、11−アミノウンデカン酸からの
ナイロン11、ω−ラウロラクタムの開環重合によるナイ
ロン12、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の縮重合
によるナイロン66、ヘキサメチレンジアミンとセパシン
酸の縮重合によるナイロン610などがある。又、これら
のナイロンの共重合体、例えばナイロン6/66/610(共重
合比:10/40/50)も使用できる。
単にこれらのナイロンと他のモノマーとの共重合体も
使用できる。具体的には2−メチル−5−ビニルピリジ
ン、スチレン、メタクリル酸メチル、アクリル酸ナトリ
ウム、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル
等のビニルモノマーとのグラフト共重合体:エチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、エチレンイミン、シ
クロオキサブタン、ε−カプロラクタム、エチレンスル
フィド、エピクロルヒドリン、無水マレイン酸、無水フ
タル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水ジクロロマレ
イン酸、無水ドデシルコハク酸等の開環重合性モノマー
との共重合体などである。
使用できる。具体的には2−メチル−5−ビニルピリジ
ン、スチレン、メタクリル酸メチル、アクリル酸ナトリ
ウム、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル
等のビニルモノマーとのグラフト共重合体:エチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、エチレンイミン、シ
クロオキサブタン、ε−カプロラクタム、エチレンスル
フィド、エピクロルヒドリン、無水マレイン酸、無水フ
タル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水ジクロロマレ
イン酸、無水ドデシルコハク酸等の開環重合性モノマー
との共重合体などである。
これらは通常の方法、例えばグラフト重合、アシル
化、アルキル化等によって共重合体とすることができ
る。
化、アルキル化等によって共重合体とすることができ
る。
又、ラクタムを開環重合する際に触媒の存在下で急速
に重合させ、ポリマーブロックを成形する方法によって
得られるモノマーキャステングナイロン(Monomer Cast
ing Nylon,MC NYLON)も本発明の方法において使用でき
る。
に重合させ、ポリマーブロックを成形する方法によって
得られるモノマーキャステングナイロン(Monomer Cast
ing Nylon,MC NYLON)も本発明の方法において使用でき
る。
本発明における上記のポリアミド樹脂は結晶核剤を添
加することにより、微細で均一化したものでも良い。結
晶化剤としてはPb3(PO4)2、NaHPO4、Na7P5O16のリン
化合物:コランダム、ルチル、カオリン、アスベスト、
グラファイト、MoS2、WS2、SiO2、タルク等の鉱石の微
粉末:ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート等のポリマー粉末等が使用される。
加することにより、微細で均一化したものでも良い。結
晶化剤としてはPb3(PO4)2、NaHPO4、Na7P5O16のリン
化合物:コランダム、ルチル、カオリン、アスベスト、
グラファイト、MoS2、WS2、SiO2、タルク等の鉱石の微
粉末:ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート等のポリマー粉末等が使用される。
又、ガラスで強化されたものでも良く、グラスファイ
バーの粉末をポリアミド樹脂に繰り込む、グラスファイ
バーをポリアミド樹脂のベレットに分散する、ガラスビ
ーズを充填するなどの方法でFRTP(Fiber−Glass Reinf
orced Thermo Plastic)樹脂としたものが使用される。
バーの粉末をポリアミド樹脂に繰り込む、グラスファイ
バーをポリアミド樹脂のベレットに分散する、ガラスビ
ーズを充填するなどの方法でFRTP(Fiber−Glass Reinf
orced Thermo Plastic)樹脂としたものが使用される。
当然ながら、これに適当な充填剤を添加して補強効果
を付与することもできる。この場合の充填剤としては、
特に限定するものではないが、耐熱性に優れた繊維材料
や、固体微粉末、微粒子体が有効である。また、繊維材
料としては、レーヨン、硝子繊維、カーボン繊維、スチ
ールコード等の耐熱性、耐久性の優れた繊維材料が用い
られる。
を付与することもできる。この場合の充填剤としては、
特に限定するものではないが、耐熱性に優れた繊維材料
や、固体微粉末、微粒子体が有効である。また、繊維材
料としては、レーヨン、硝子繊維、カーボン繊維、スチ
ールコード等の耐熱性、耐久性の優れた繊維材料が用い
られる。
また、固体微粉末、微粒子としては、カーボンブラッ
ク、α−Fe2O3、SiO2、コロイダルシリカ、石英粉末、
タルク粉、二酸化タングステン、二硫化モリブデン、フ
ッ化硼素、グラファイト、Cr2O3、TiO2等が用いられ
る。充填剤の粒子サイズは10μm以下を使用することが
でき、特に5μm以下が望ましい。これら繊維状及び粉
末状充填剤の添加量は、その用途目的によって異なり、
一概に最適量を記し難いが、繊維等を多量に配合すると
合成樹脂ロールの特性が失われる恐れがあり、通常樹脂
に対して1〜20%程度の添加が耐熱性改善には有効であ
る。
ク、α−Fe2O3、SiO2、コロイダルシリカ、石英粉末、
タルク粉、二酸化タングステン、二硫化モリブデン、フ
ッ化硼素、グラファイト、Cr2O3、TiO2等が用いられ
る。充填剤の粒子サイズは10μm以下を使用することが
でき、特に5μm以下が望ましい。これら繊維状及び粉
末状充填剤の添加量は、その用途目的によって異なり、
一概に最適量を記し難いが、繊維等を多量に配合すると
合成樹脂ロールの特性が失われる恐れがあり、通常樹脂
に対して1〜20%程度の添加が耐熱性改善には有効であ
る。
弾性ロールの硬度については、前述したように特定の
条件を満たすことは勿論であるが、高温、高圧下での耐
久性や粗面化効果を考慮するとショアーD硬度80゜以上
がより好ましい。
条件を満たすことは勿論であるが、高温、高圧下での耐
久性や粗面化効果を考慮するとショアーD硬度80゜以上
がより好ましい。
弾性ロールの構成としては、一層から多層構造のも
の、内層が異種の材料からなるもの、また、外層に向か
って耐熱性を高めた複層体(特開昭62−282093号)等で
構成されたロール等、従来提案されている構成体がいず
れも使用できる。
の、内層が異種の材料からなるもの、また、外層に向か
って耐熱性を高めた複層体(特開昭62−282093号)等で
構成されたロール等、従来提案されている構成体がいず
れも使用できる。
粗面化ロールの温度は常温、即ち加熱及び冷却を行わ
ずに使用しても良いが、表面温度を50〜250℃の範囲で
加温して使用すると粗面化ロールの効果がより発揮さ
れ、好ましい実施態様となる。勿論、適宜必要に応じて
接触する弾性ロールの内部に水及びその他の冷媒を通し
たり、ロール表面にエアー等を吹き付けたりして弾性ロ
ールを冷却することも可能である。
ずに使用しても良いが、表面温度を50〜250℃の範囲で
加温して使用すると粗面化ロールの効果がより発揮さ
れ、好ましい実施態様となる。勿論、適宜必要に応じて
接触する弾性ロールの内部に水及びその他の冷媒を通し
たり、ロール表面にエアー等を吹き付けたりして弾性ロ
ールを冷却することも可能である。
なお、両面塗被紙の場合は特公昭47−85号に記載され
ているような2本の弾性ロールの両側に上記特定の表面
粗さを有する2本の硬質粗面化ロールを配置したキャレ
ンダーが好ましい実施態様として適用される。また、加
圧条件は塗被紙の塗被組成物、粗面化ロールの表面粗
さ、ロール温度及艶消し塗被紙に所望される品質使用に
応じて適宜調節されるが、一般に粗面化処理後の塗被紙
密度が0.8〜1.30g/cm3になるように調節するのが、望ま
しい。
ているような2本の弾性ロールの両側に上記特定の表面
粗さを有する2本の硬質粗面化ロールを配置したキャレ
ンダーが好ましい実施態様として適用される。また、加
圧条件は塗被紙の塗被組成物、粗面化ロールの表面粗
さ、ロール温度及艶消し塗被紙に所望される品質使用に
応じて適宜調節されるが、一般に粗面化処理後の塗被紙
密度が0.8〜1.30g/cm3になるように調節するのが、望ま
しい。
本発明で用いられる硬質粗面化ロールは前述の如き特
定の表面粗さを有する限り、特に材質等については限定
されないが、一般に合金チルドロール、鉄鋼製ロール等
の金属ロールをサンドブラスト法、腐食法等によって粗
面化したロールが好ましく用いられる。また、必要に応
じてクロム鍍金処理を施したロールも用いられる。
定の表面粗さを有する限り、特に材質等については限定
されないが、一般に合金チルドロール、鉄鋼製ロール等
の金属ロールをサンドブラスト法、腐食法等によって粗
面化したロールが好ましく用いられる。また、必要に応
じてクロム鍍金処理を施したロールも用いられる。
かくして、本発明の方法で得られる艶消し塗被紙は、
従来の手法によるものとは異なり、極めて風情があり、
印刷平滑性及び印刷光沢に富んだ優れた塗被加工紙であ
る。
従来の手法によるものとは異なり、極めて風情があり、
印刷平滑性及び印刷光沢に富んだ優れた塗被加工紙であ
る。
「実施例」 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する
が、勿論これらに限定されるものではない。なお、特に
断らない限り、例中の部及び%はそれぞれ重量部及び重
量%を示す。
が、勿論これらに限定されるものではない。なお、特に
断らない限り、例中の部及び%はそれぞれ重量部及び重
量%を示す。
実施例1〜5、比較例1〜5 カオリン42部、炭酸カルシウム50部、サチンホワイト
8部、25%澱粉水溶液7部(固形分)、スチレン・ブタ
ジエン共重合体ラテックス10部(固形分)より成る55%
のアート紙用塗被液を調製した。得られた塗被液を米坪
135g/m2の原紙に乾燥重量が22g/m2となるようにコータ
ー速度450m/分のブレードコーターで塗被、乾燥して水
分6.5%のアート紙仕様の塗被加工原紙を得た。この塗
被加工紙を硬質粗面化ロールを2本装備した3段キャレ
ンダー(第1図)を使用して粗面化処理を行った。粗面
化処理前の塗被紙の平滑性と上記粗面化時の粗面化ロー
ルの表面粗さ(Rmax)と表面温度、弾性ロールの硬度と
材質及び得られた艶消し塗被紙の品質を表−1に示し
た。また、得られた艶消し塗被紙の品質評価を下記の方
法に準じて行った。
8部、25%澱粉水溶液7部(固形分)、スチレン・ブタ
ジエン共重合体ラテックス10部(固形分)より成る55%
のアート紙用塗被液を調製した。得られた塗被液を米坪
135g/m2の原紙に乾燥重量が22g/m2となるようにコータ
ー速度450m/分のブレードコーターで塗被、乾燥して水
分6.5%のアート紙仕様の塗被加工原紙を得た。この塗
被加工紙を硬質粗面化ロールを2本装備した3段キャレ
ンダー(第1図)を使用して粗面化処理を行った。粗面
化処理前の塗被紙の平滑性と上記粗面化時の粗面化ロー
ルの表面粗さ(Rmax)と表面温度、弾性ロールの硬度と
材質及び得られた艶消し塗被紙の品質を表−1に示し
た。また、得られた艶消し塗被紙の品質評価を下記の方
法に準じて行った。
白紙光沢 ;JIS P8142に準じて角度75゜で測定し
た。
た。
粗面化処理前白紙平滑性;東英電子(株)製平滑度測
定器(スムースター平滑度計/mmHg)により測定した。
値が小さい程、平滑性が良い。
定器(スムースター平滑度計/mmHg)により測定した。
値が小さい程、平滑性が良い。
粗面化効果 ;日本電子(株)製電子顕微鏡「JSM
−T300」にて表面の観察を行い、塗被紙表面への粗面化
ロールパターンの転写効果を判定した。
−T300」にて表面の観察を行い、塗被紙表面への粗面化
ロールパターンの転写効果を判定した。
◎:粗面化ロールの効果が十分に出てい
る。
る。
○:粗面化ロールの効果が出ている。
×:粗面化ロールの効果が殆どない。
印刷平滑性及びインキ受理性(印刷光沢);ローラン
ドオフセット印刷機によって5000枚/時間で印刷した印
刷物の平滑性及びインキ受理性を目視判定した。
ドオフセット印刷機によって5000枚/時間で印刷した印
刷物の平滑性及びインキ受理性を目視判定した。
◎:非常に優れている。
○:優れている。
×:劣っている。
実施例6 実施例1と同様のアート紙用塗被液を米坪135g/m2の
原紙の両面に乾燥重量が片面当たり22g/m2となるよう
に、コーター速度がm/分のブレードコーターで塗被乾燥
して水分が7%のアート紙仕様の塗被加工紙を得た。
原紙の両面に乾燥重量が片面当たり22g/m2となるよう
に、コーター速度がm/分のブレードコーターで塗被乾燥
して水分が7%のアート紙仕様の塗被加工紙を得た。
この加工紙を表面粗さ(Rmax)が5μmと10μmの硬
質粗面化ロール2本とプラスチックロール2本より成る
4段キャレンダー(第2図)に通紙して粗面化処理を行
い、両面がともに粗面化された艶消し塗被紙を得た。上
記処理時の各条件及び艶消し塗被紙の品質結果を表−1
に示した。
質粗面化ロール2本とプラスチックロール2本より成る
4段キャレンダー(第2図)に通紙して粗面化処理を行
い、両面がともに粗面化された艶消し塗被紙を得た。上
記処理時の各条件及び艶消し塗被紙の品質結果を表−1
に示した。
比較例6 塗被組成物の塗被量を乾燥重量が10g/m2となるように
塗被し、乾燥後の水分を6.3%とした以外は実施例と同
様にして艶消し塗被紙を得た。(塗被加工紙のスムース
ター平滑度が劣る) この場合の処理時の条件及び得られた艶消し塗被紙の
品質結果を表−1に示した。
塗被し、乾燥後の水分を6.3%とした以外は実施例と同
様にして艶消し塗被紙を得た。(塗被加工紙のスムース
ター平滑度が劣る) この場合の処理時の条件及び得られた艶消し塗被紙の
品質結果を表−1に示した。
比較例7 塗被液として、カオリン15部、平均粒子径が5.5μm
である炭酸カルシウム82部、サチンホワイト3部、25%
澱粉水溶液7部(固形分)、スチレン・ブタジエン共重
合体ラテックス8部(固形分)より成る60%のアート紙
用塗被液を使用した以外は実施例3と同様にして艶消し
塗被紙を得た。
である炭酸カルシウム82部、サチンホワイト3部、25%
澱粉水溶液7部(固形分)、スチレン・ブタジエン共重
合体ラテックス8部(固形分)より成る60%のアート紙
用塗被液を使用した以外は実施例3と同様にして艶消し
塗被紙を得た。
この場合の処理時の条件及び得られた艶消し塗被紙の
品質結果を表−1に示した。
品質結果を表−1に示した。
「効果」 表−1の結果から明らかなように、本発明の方法によ
れば粗面化ロールの効果が十分に発揮され、平滑性及び
印刷効果の極めて優れた艶消し塗被紙が得られた。
れば粗面化ロールの効果が十分に発揮され、平滑性及び
印刷効果の極めて優れた艶消し塗被紙が得られた。
第1図は粗面化ロールと弾性ロールとの組合わせから成
る3段キャレンダー、及び第2図は粗面化ロールと弾性
ロールとの組合わせから成る4段キャレンダーのそれぞ
れ概略線図である。
る3段キャレンダー、及び第2図は粗面化ロールと弾性
ロールとの組合わせから成る4段キャレンダーのそれぞ
れ概略線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−174696(JP,A) 特開 平1−260094(JP,A) 特開 平1−282398(JP,A) 特開 昭62−282093(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21H 1/28 D21G 1/00
Claims (3)
- 【請求項1】原紙上に、顔料及び接着剤を主成分とする
塗被組成物を塗被、乾燥させて得られた塗被紙の表面平
滑性がスムースター平滑度計で300mmHg以下である塗被
紙を下記の条件を満足する粗面化ロールと弾性ロールよ
り成るキャレンダーに通紙して仕上げることを特徴とす
る艶消し塗被紙の製造方法。 D≧−0.6×Rmax+87 式中、 D;弾性ロールのショアーD硬度(゜) Rmax;JIS B0651で定義される粗面化ロール表面粗さ(μ
m) (2≦Rmax≦25) - 【請求項2】弾性ロールのショアーD硬度が80゜以上
で、且つその材質がエポキシ系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリウレタン系樹脂の1種類以上から構成された合
成樹脂である請求項(1)記載の艶消し塗被紙の製造方
法。 - 【請求項3】粗面化ロールの表面温度が50〜250℃であ
る請求項(1)記載の艶消し塗被紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5033390A JP2886246B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 艶消し塗被紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5033390A JP2886246B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 艶消し塗被紙の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03260198A JPH03260198A (ja) | 1991-11-20 |
| JP2886246B2 true JP2886246B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=12855991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5033390A Expired - Fee Related JP2886246B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 艶消し塗被紙の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2886246B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19506301C2 (de) * | 1995-02-23 | 2000-07-13 | Voith Sulzer Finishing Gmbh | Kalander für Papierbahnen |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP5033390A patent/JP2886246B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03260198A (ja) | 1991-11-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1576457B (zh) | 涂布纸 | |
| JP2823941B2 (ja) | 塗被新聞用紙の製造方法 | |
| JP2886246B2 (ja) | 艶消し塗被紙の製造方法 | |
| JPH04108199A (ja) | 艶消し塗被紙の製造方法 | |
| US20070054100A1 (en) | Coated paper | |
| JP2008214782A (ja) | グラビア印刷用塗工紙 | |
| JP2873778B2 (ja) | 剥離紙 | |
| JPH0491294A (ja) | 両面艶消し塗被シートの製造方法及び両面艶消し塗被シート | |
| JP3058021B2 (ja) | 嵩高艶消し塗被紙の製造方法 | |
| JPH02229293A (ja) | キャスト塗被紙の仕上方法 | |
| JPH02259187A (ja) | キャスト塗被紙の製造方法 | |
| JP2987996B2 (ja) | 塗工紙の製造方法 | |
| JP5203770B2 (ja) | 印刷用紙の製造方法 | |
| JP3821476B2 (ja) | 紙塗工用樹脂 | |
| JP2696790B2 (ja) | 両面塗被紙の製造方法 | |
| JP3111691B2 (ja) | 紙用塗工組成物 | |
| JP4848236B2 (ja) | 紙塗工用樹脂組成物 | |
| JPH0770986A (ja) | 印刷用塗被紙およびその製造方法 | |
| JPH05247889A (ja) | キャスト紙用塗工液組成物 | |
| JP2601269B2 (ja) | 紙用印刷適性向上剤及び塗工組成物 | |
| JP2864738B2 (ja) | 紙用塗工組成物 | |
| JPH09228295A (ja) | 紙の加工処理剤 | |
| JP3001650B2 (ja) | 印刷光沢に優れる化粧板用コート紙 | |
| JP3826834B2 (ja) | 塗工紙 | |
| JPH06272195A (ja) | 両面艶消し塗被紙の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090212 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |