JPH02231065A - 食品用保存剤 - Google Patents

食品用保存剤

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JPH02231065A
JPH02231065A JP5136189A JP5136189A JPH02231065A JP H02231065 A JPH02231065 A JP H02231065A JP 5136189 A JP5136189 A JP 5136189A JP 5136189 A JP5136189 A JP 5136189A JP H02231065 A JPH02231065 A JP H02231065A
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JP
Japan
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chitosan
deacetylation
molecular weight
acid
degree
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JP5136189A
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English (en)
Inventor
Yasushi Takahashi
泰 高橋
Tomohiro Shimomura
下村 友広
Mikio Yamada
山田 巳喜男
Yoshinori Tsukamoto
義則 塚本
Kichiya Kawamura
川村 吉也
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Nakano Vinegar Co Ltd
Original Assignee
Nakano Vinegar Co Ltd
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品用保存剤に関し、詳しくは特定の分子量お
よび特定の脱アセチル化度を有するキトサン分解物を有
効成分とする食品用保存剤に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕近年
、食品添加物の安全性が重要視されており、特に安息香
酸.ソルビン酸.デヒドロ酢酸,パラオキシ安息香酸エ
ステル,プロビオン酸等の合成防腐剤や殺菌剤の使用制
限が厳しくなってきている。また、これら合成防腐剤,
殺菌剤に対する消費者の不安も年々強くなってきており
、食品への使用は忌避される傾向にある。
そこで、防腐性を持ち、かつ安全な天然保存料として注
目され始めているのがキトサンである。
キトサンはエビやカニ等の甲殻類や微生物の細胞壁に含
有されているキチンを脱アセチル化したものである。特
に、エビやカニ等の甲殻類は古来より食用されており、
安全性の高いものである。キトサンおよびその分解物の
抗菌性については既に多くの知見が得られており、「フ
ードケミカル」1988年2月号22〜29ページ,特
開昭62−30103号公報,同62 − 83877
号公報,同62−198604号公報,同63 − 9
8395号公報,同63−251072号公報等に報告
されている. キトサンあるいはその分解物は優れた抗菌力を持つもの
の、食品用保存剤として利用しようとすると、キトサン
あるいはその分解物の持つ凝集作用により、防腐を目的
に添加されたキトサンあるいはその分解物が食品中のタ
ンパク質やその他の成分と凝集反応を起こし、特に清澄
さを要求される液体状の食品では濁りを発生させ、商品
の価値を低下させる等、その使用が制限されてしまうと
いう欠点がある. 〔課題を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは凝集による濁りの発生という致命
的欠点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の分子
量および特定の脱アセチル化度のキトサンを加水分解す
ることにより得られるキトサン分解物が防腐力が強く、
防腐力単位当たりの凝集作用が著しく少なく、清澄さを
要求される液体状の食品においても濁りの発生が少なく
商品の価値を低下させることがないことを見出し、本発
明を完成させた。
すなわち、本発明は脱アセチル化度が86〜96%のキ
トサンを加水分解して得た分子量5000〜50000
の加水分解物を有効成分とする食品用保存剤を提供する
ものである。
脱アセチル化度を高めたキトサンまたはキトサン分解物
の単位重量当りの抗菌力が増加することは、既に「フー
ドケミカルJ 1988年2月号22〜29ページによ
り公知であるが、本発明者らはキトサン分解物のもつ凝
集作用が商品価値を低下させてしまうという観点から、
抗菌力と凝集作用の関係を検討中、本発明の脱アセチル
化度の範囲において防腐力単位当りの凝集作用が著しく
少ないことを発見したのであり、このことは従来検討さ
えもされていなかった全く新しい事実である。
この事実に基いて完成された本発明一〜、従来のキトサ
ン分解物のもつ凝集作用という問題点を解決し、キトサ
ン分解物の利用範囲を拡大することが可能になったので
ある. 本発明で用いるキトサンは、甲殻類,昆虫類,貝類など
の下等動物の外皮骨格組織の成分および菌類の細胞壁成
分として知られているキチンを原料とし、これを脱アセ
チル化するために苛性ソーダなどで常法によりアルカリ
処理をして得られるものであるが、本発明ではア六チル
化度が86〜96%のキトサンを用いる。
また、本発明では上記のキトサン原料を加水分解して得
られる分解物で、分子量が5000〜50000のもの
を有効成分とする。上記のキトサン原料の分解方法には
2通りの方法、すなわち酸による加水分解法と酵素によ
る加水分解法が利用できる. ■酸による加水分解法 特願昭62−284192号明細書に記載の方法が利用
できるが、以下にその概要を記載する。
キトサンの酸分解に用いる酸としては、食品に添加する
ことを考慮して酢酸.乳酸,クエン酸,リンゴ酸あるい
は塩酸など、通常食用に供されるものを用いることが望
ましい。
分解の条件は酢酸,乳酸,クエン酸,リンゴ酸を用いる
場合は、酸濃度として0.5〜2.0χ(w/w)で1
00〜121゜C、5〜180分間加水分解処理すれば
よい。また、塩酸を用いる場合は、塩酸濃度が0.05
〜2.ONで100〜121″C、3〜180分間加水
分解処理すればよい。この加水分解条件が厳しい場合は
、特に効果の高い成分である分子量5000〜5000
0の両分が低分子化して抗菌活性が低下する。逆に分解
条件が緩やかな場合には、分子515 0 0 0 0
以上の高分子画分が多くなり、分子量5000〜500
00の画分の収率が減少してしまう。
■酵素による加水分解 特開昭62 − 83877号公報,同63 − 63
388号公報,特願昭63−121852号明細書に記
載されているように、キトサナーゼ,パパイン.セルラ
ーゼ,酸性プロテアーゼ,ベクチナーゼなどの市販酵素
による加水分解の方法が利用できる。
キトサンは酸性溶液に可溶性であることから、酵素反応
はpH3〜5の範囲で行う必要があるため、低pHでキ
トサン分解活性の高い酵素を選択しなければならない。
反応温度,反応時間,酵素濃度は各々の市販酵素剤によ
り異なるので、最も効果的なキトサン分解物の分子15
 0 0 0〜500000両分が多くなるように選択
すればよい。例えば、市販のべクチナーゼ製剤を用いる
場合には、酢酸,乳酸.クエン酸,リンゴ酸あるいは塩
酸でpt+を3〜5に調整したキトサン溶液のキ゛トサ
ン1重量部に対して酵素製剤を0.001重量部以上添
加し、40〜60゜Cで1〜24時間分解すればよい。
なお、本発明において分子量の測定はゲル濾過法により
行った。
このようにして得られた分子量が5000〜50000
であり、かつ脱アセチル化度86〜96%のキトサン分
解物は、食品への添加を考慮してアルカリを加えて弱酸
性溶液として用いればよい。
さらに、得られたキトサン分解物を透析膜,限外濾過膜
あるいはゲル濾過等の手段を用いて有効成分のみを選択
的に分離して使用してもよい。
上記キトサン分解物を食品用保存剤として食品に添加す
るにあたっては、液状以外にもペースト状,粉末状.顆
粒状など、食品に添加しやすい形状に加工することもで
きる。食品への添加量は、キトサンの固型分として0.
 0 0 0 5 〜1. 5 (w/v)、好ましく
は0. 0 2 5 〜0. 5 (w/v)である.
本発明の分子量が5000〜50000であり、かつア
セチル化度が86〜96%であるキトサン分解物は、こ
の範囲外のキトサン分解物に比べて抗菌力当りの凝集作
用が著しく少なく、特に凝集作用により使用が限定され
ていた商品への使用が拡大できるという点で従来より知
られていた分子量および脱アセチル化度を規定していな
いキトサン分解物を利用した防腐剤に比べ、優れた特徴
を持つ食品用保存剤が得られるのである.〔実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はそれのみに限定されるものではない. なお、本発明に使用したキトサンの脱アセチル化度は、
以下の方法により測定した。試料キトサンを0.5χ(
v/v)酢酸溶液に0.5χ(I1/v)ニナルヨうに
溶解し、その1.0gを150−の三角フラスコにとり
、蒸留水3olII1を加えてよく混合した.次に、メ
チレンプルー0.1%溶液を1〜2滴加え、マグネチッ
クスターラーでかきまぜなから1/200N−ポリビニ
ル硫酸カリウム(和光純II)液で滴定した。終点は液
の青色が青紫色となり、白色沈澱が浮遊しはじめる点と
した。次いで、滴定値をもとに、以下の式にて脱アセチ
ル化度を求めた. 脱アセチル化度(χ)=16.IX滴定数(xi!) 
XE/100(Eはポリビニル硫酸.カリウムのエステ
ル化度を表わす。) 実験例l (1)キトサン分解物の調製 市販のキチン(関東化学株式会社製)を5oχ(w/w
)の苛性ソーダ液に5χ(w/w)となるように添加し
た後、100℃で2.5時間加熱分解し、十分に水洗を
行ったのち、凍結乾燥して脱アセチル化度88%のキト
サンを得た。
次いで、12(w/w)の酢酸溶液に上記で得られたキ
トサンを7χ(一/リとなるように添加し、ペクチナー
ゼ酵素製剤(新日本化学工業株式会社製)を0.04χ
(w/w)となるように添加後、45〜65゜Cに加温
しながら12時間反応させた.反応終了後、80゜Cに
5分間維持し酵素を失活させたのち、苛性ソーダでpH
4.5に調整し、水を加えてキトサン酵素分解物の5χ
(w/w)溶液を得た。
(2)  キトサン分解物の分子量分画(1)で得られ
たキトサン分解物を、脱イオン水により希釈したキトサ
ン分解物の3χ(一/胃)溶液を試料として、以下の方
法によりゲル濾過法で分子量分画を行った.ゲル濾過用
充填剤セファデックスG− 7 5 (PHALMAC
IA FINE CHEMICALS製.分子量100
0〜50000)を常法により前処理を行ったのち、内
径16m+,高さ100cmのガラスヵラムに高さ80
CI1まで詰め、(リで得られたキトサン分解物を0.
05N酢酸バッファ一(pH 5. 5 )で展開し、
流出液を10dづつ分取した.分子量の標品として、デ
キストランMW500000(PHALMACIA F
INECHEMICALS製),テキストランm瞳9 
4 0 0 (SIGMA製),キトペンタオース塩酸
塩(生化学工業株式会社製)を用いた.なお、糖の溶出
はフェノール硫酸法により測定した。
(3)分子量画分の抗菌力の評価 (2)で得られた各分子量画分の抗菌カを、以下の方法
で評価した.培地(グルコース1 0 0 g,塩化ア
ンモニウム0.2g,  リン酸一カリウム2.0g,
硫酸マグネシウム1.0g,塩化カルシウム0.2g,
塩化ナトリウム0.2gを蒸留水1iに溶解し、pH4
.5に調整したもの)5戚に(2)で得られた各分子量
画分のキトサン分解物含量を一定にするため試料の総窒
素含量を測定し、その含量を3.0×10−Sχ(w/
w)に調整して各々を5戚添加し、全量を10戚とした
後、供試菌であるキャンディダ・ミコデルマIF0 0
164を4.OX10Scell/Idとなるように接
種し、30゜Cで振とう培養を行った.培養を開始して
から24時間後に接種菌の生育の有無を培養液の濁りの
有無から判別した。この結果を第1図に示す。なお、図
中の+は培養液の濁りあり,士は培養液の濁りがわずか
にあり、一は培養液の濁りなしを示す。
第1図より明らかなように、分子15 0 0 0〜5
0000の両分には抗菌性のあることが認められた. 実験例2 (1)脱アセチル化度の異なるキトサンの調製市販のキ
チン(関東化学株式会社製)を50χ(w/w)の苛性
ソーダ液に5χ(w/w)となるように添加した後、1
 0 0 ’Cで加熱分解し十分な水洗を行ったのち、
凍結乾燥するという方法において、加熱分解時間を0.
5. 0.75, 1.0. 1.5. 2.0, 2
.5.3.0, 3.5. 4.0. 4.5時間の1
0試験区を実施して、各々の試験区から脱アセチル化度
65χ,71χ,75χ,80χ,86χ.882.9
0%.94χ,96χ.99χの10種類の脱アセチル
化度の異なるキトサンを得た。
(2)酸加水分解法によるキトサン分解物の調製0.7
5Nの塩酸溶液に(1)で得られた10種類の脱アセチ
ル化度の異なるキトサンを各々7χ(w/w)となるよ
うに添加して100゜Cで3時間加水分解を行った後、
苛性ソーダでpH4.5に調整し、水を加えて下記に示
す10種類の脱アセチル化度の異なるキトサン酸分解物
の52(w/w)溶液A−Jを得た。
土上土Z葭分五隻   アセチル 声2)A     
        65 B             71 C             75 D             80 E             86 F             8B G             90 H             94 J             99 (3)キトサン分解物の分子量分画 (2)で得られた10種類の脱アセチル化度の異なるキ
トサン分解物から、実施例1の(2)と同様の方法を用
いて各々分子量5000〜50000の両分を分画し、
下記に示す10種類のキトサン分解物A゛〜J”を得た
封杢LしυW血 A゜ B′ C′ D゜ E′ F′ G゜ H” ビ J゜ 実験例3 (1)脱アセチル化度の異なるキトサンの調製実験例2
の(1)と同様の方法により、10種類の脱アセチル化
度の異なるキトサンを得た。
(2)酵素分解法によるキトサン分解物の調製1χ(e
v/w)の酢酸溶液に(1)で得られた10種類の脱ア
セチル化度の異なるキトサンを各々7χ(一八)となる
ように添加し、ペクチナーゼ酵素製剤(新日本化学工業
株式会社製)を0. 0 4 2(in/w)とな一』
j」E− 5000〜50000 5000〜50000 5000〜50000 5000〜50000 5000〜50000 5000〜50000 5000〜50000 5000〜50000 5000〜50000 5000〜50000 胆ヱ廿工化1ユη一 るように添加後、50″Cに加温しながら12時間反応
させた。反応終了後、80゜Cに5分間維持し酵素を失
活させたのち、苛性ソーダでpH4.5に調整し、水を
加えて下記に示すlO種類の脱アセチル化度の異なるキ
トサン酸分解物の5%(w/w)溶液a − jを得た
土上土l囮分五立   アセチルヒ庁(χ)a    
     65 b              71 c              75 d         80 e         86 f         8B g         90 h              94 i              96 j         99 (3)キトサン分解物の分子量分画 (2)で得られた10種類の脱アセチル化度の異なるキ
トサン分解物から実施例1の(2)と同様の方法を用い
て各々分子15 0 0 0〜50000の画分を分画
し、下記に示す10種類のキトサン分解物a゛〜j゛を
得た。
社旦最分五責 a゛ b゛ C d゛ e f゜ g h゛ i′ j゜ 実験例4 実験例2で得られたキトサン分解物A゜〜J”および実
験例3で得られたキトサン分解物a゛〜j゛について、
以下の方法により抗菌力を比較した。
培地(グルコース1 0 0 g.塩化アンモニウム0
.2g,リン酸一カリウム2.0g,硫酸マグネシウ−
jj」E一 5000〜50000 5000〜50000 5000〜50000 5000〜soooo 5000〜50000 5000〜50000 sooo〜50000 5000〜50000 5000〜50000 5000〜50000 虐刀1I限【1L ムl.og,塩化カルシウム0.2g,塩化ナトリウム
0.2gを蒸留水1lに溶解し、pH4.5に調整した
もの)5dに実験例2で得られたキトサン分解物A゛〜
J′および実験例3で得られたキトサン分解物a゛〜j
′について総窒素含量を測定し、各々第1表に示した所
定濃度になるようにキトサン分解物および蒸留水を添加
し、全量をlO雁とした後、キャンディダ・ミコデルマ
IFO 0164を4.3X10’ cell/mNと
なるように接種し、30゜Cにて培養した。培養を開始
してから24時間後に、接種菌の生育の有無を調べた。
また、単位総窒素当りの抗菌力を分子量5000〜50
000であり、かつアセチル化度65%のキトサン分解
物の抗菌力を1とした場合の抗菌倍率で示した。
この結果を第1表に示す,なお、表中の+は接種菌の生
育あり、一は接種菌の生育なしを示す。
実験例5 実験例2で得られたキトサン分解物A′〜J゜および実
験例3で得られたキトサン分解物a゜〜j゛について、
以下の方法により凝集作用の評価を行った.市販の本醸
造しょうゆ(キッコーマン株式会社製)を10χ(w/
w)となるように蒸留水で希釈し、ここに実験例2で得
られたキトサン分解物A゜〜J゜および実験例3で得ら
れたキトサン分解物a〜j゜を各々全窒素含量を0.0
04χ(w/v)に調整したものを2χ(ν/v)とな
るように添加し、5分後にしょうゆ液の濁度を660n
mの吸光度で測定した。この結果を第2表に示す。
実験例6 実験例2および3で得られたキトサン分解物A゜および
a゛の抗菌力と同等の抗菌力となるように、実験例2で
得られたキトサン分解物B′〜J゜および実験例3で得
られたキトサン分解物b゜〜j゜を各々の単位キトサン
分解物当りの抗菌力にあわせて希釈し、キトサン分解物
B”〜J“およびキ・トサン分解物b”〜j”を得た。
例えば、キトサン分解物B゛は単位キトサン分解物当り
の抗菌力が1.3であるので、キトサン分解物B゜を1
.3倍に希釈してキトサン分解物B”とした。このよう
にして各キトサン分解物を調整することにより、キトサ
は同等となる。得られた各キトサン分解物について、実
験例5と同様の方法により凝集作用の評価を行った。こ
の結果を第3表に示す。
実験例4〜6の結果より、(1)脱アセチル化度が増加
するにつれて抗菌力が向上すること、(2)脱アセチル
化度が増加するにつれて凝集作用が強くなること,(3
)抗菌力当りの凝集作用は脱アセチル化度が86〜96
%までは低下することが判った。
(1)に示したことは既に知られており、例えばフード
ケミカル1988年2月号22〜29ページにキトサン
の脱アセチル化度が増加するとフザリウム・ソラニに抗
する抗菌力が向上する事が報告されている。しかし、現
在までキトサン分解物の分子量およびアセチル化度に対
する凝集作用と抗菌力との関係についての検討は全く知
られておらず、本発明者らが初めてキトサン分解物の抗
菌力当りの凝集作用は、分子量が5000〜50000
の有効成分を含み、かつ脱アセチル化度が88〜96%
までは低下することを発見したのである。
実施例1 下記に示す組成の調味液に脱塩,脱水した胡瓜を固液比
1:1で漬け込み、ここに実験例2および3で得られた
キトサン分解物を各々添加し、30゜Cで2日間、保存
試験を実施した。キトサン分解物の添加量は、キトサン
分解物Aおよびaについては1.6χ(w/w)、キト
サン分解物B〜Jおよびb−jについては実験例6と同
様に希釈したのち1.6χ(w/w)とした。
120g 200g 1.4g Log 0.4g 0.4g 0.4g 24g 1.0g 20g 1.0g + 出来高   1000g 漬け込み直後の液の一部を抜取り、標準寒天培しょうゆ アミノ酸液 乳酸 食酢 クエン酸 リンゴ酸 コハク酸 グルタミン酸ソーダ コハク酸ナトリウム アミノ酸粉末旨味料 グリシン 地を用いて一般生菌数を測定するとともに実験例5と同
様に漬け込み、液の濁度を測定して凝集作用の評価を行
った。また、保存2日後の液の一部を採取して標準寒天
培地を用いて一般生菌数を測定した。この結果を第4表
に示す。
第4表 漬け込み直後 二股生回数 玉度 3.4X10′JO.16 3.IX1031.12 2.7 X 10’  0.96 3.2X10’  0.95 3.3X10’  0.94 3.OX1030.79 2.9xlO”  0.78 2.7X10’  0.50 2.O X 10”  0.75 1.4X1030.84 2.8X1031.11 保存2日後 二股生1敗 5.7 X 107 4.OX10’ 3.O X 10’ 1.O X 10’ 5.O X 10’ 3.OXIO’ 1.8X10″′ 1.I X 10’ 8. I X 103 7.6 X to3 6.6 X 103 第4表(続き) $}’Jン     漬け込み直後    保存2日後
分五立   二瓜生1歓 亙度   二瓜生皿歎a  
    l.9X10″1.01    3.6X10
’b     2.5xl030.96    2.8
xlO’c     2.7X10”  0.93  
  4.8X103d      2.2X1030.
95    5.7X10”e      3.5X1
0’  0.81    7.9X10”f     
 1.5X10’  0.74    3.9X10’
g     2.6 X 10’  0.53    
2.4 X 10’h     3.9X1030.8
0    6.2X10’i      3.IX10
30.85    1.9X10’j      2.
7X10’  1.20    3.3X10’*ブラ
ンク・・・キ}1ン分解物の代わりに水を添加した試験
区第4表から明らかなように、分子i15 0 0 0
〜50000の有効成分を含み、かつ脱アセチル化度8
6〜96%のキトサン分解物E−1およびe〜iは、キ
トサン分解物の固型物含量が少ないにもかかわらず、脱
アセチル化度が65%のキトサン分解物Aおよびaと同
等の抗菌力を示すとともに、浅漬けの商品価値を低下さ
せる漬け液の濁りも著しく抑えた。
実施例2 下記に示す組成の焼肉のたれに実験例2および3で得ら
れたキトサン分解物を各々添加し、各サンプルにサツ力
ロミセス・ロキシAHU 3013をIO″call/
一となるように接種し、30゜Cで14日間、保存試験
を実施した。キトサン分解物の添加量は、キトサン分解
物Aおよびaについては4χ(W/W)、キトサン分解
物B−Jおよびb−jについては実験例6と同様に希釈
したのち4 X(w/w)とした。
のたれ しょうゆ 淡口味液 砂糖 食塩 グ1&タミン酸ソーダ ビーフエキス トマトジュース ゴマ油 230戚 230g 260g 40g 25g 13g 40g 7g のたれ たまねぎエキス    0.05g にんにくエキス    0.03g しょうがエキス    0.03g トウガラシエキス   0.03g + 出来高        1l キトサン分解物添加後の沈澱の有無を評価するとともに
、保存14日後の液の一部を採取して酵母MY培地(N
aCjl!5%含有)を用いて一般生苗数を測定した。
この結果を第5表に示す。なお、沈澱の有無は什は著し
い沈澱tあり,士はやや沈澱あり,一は沈澱認めずで示
した。
第5表 嬬遣影と舶胤 十+ ++ +十 +十 十 + + ++ ++ +十 ++ ++ + 保存14日後の 二瓜工皿歎 5.8 X 10’ 9.8 X 10’ 2.3X103 4.6 X 10’ 3.8 X 103 7.6 X 103 9. O X 103 1.8 X 103 6.6 X 10’ 7.2X103 4.3X10’ 3. I X 10’ 8.8 X 103 3.7 X 103 1.2 X 10’ 8.5 X 10’ 6.I X 10’ 第5表(続き) キトサン                  保存1
4日後の4L解』袂     ジし渇レ々ノ『]W  
 :二Bし主」有遣λg             −
       6.2X103h          
   +       5.9X10’i      
        +       2.2X10’j 
      ++5.IX10’ *ブランク・・・キトサン分解物の代わりに水を添加し
た試験区第5表から明らかなように、分子ffi5 0
 0 0〜50000の有効成分を含み、かつ脱アセチ
ル化度86〜96%のキトサン分解物E−1およびe〜
iは、キトサン分解物の固型物含量が少ないにもかかわ
らず、脱アセチル化度が65%のキトサン分解物Aおよ
びaと同零の抗菌力を示すとともに、焼肉のたれの商品
価値を低下させる沈澱も著しく抑えた。
〔発明の効果〕
本発明の食品用防腐剤は、安全で十分な防腐力を持つ上
、主原料であるキトサン分解物の凝集作用による食品の
濁りが少ない食品工業上有用なものである.また、本発
明の食品防腐剤は商品価値を低下させることがないので
様々な食品への利用を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実験例1の(1)で得られたキトサン分解物
の分子量分画の結果および各分子量画分における抗菌性
試験の結果を示したものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 脱アセチル化度が86〜96%のキトサンを加水分解し
    て得た分子量5000〜50000の加水分解分解物を
    有効成分とする食品用保存剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5762992A (en) * 1991-08-01 1998-06-09 San-Ei Chemical Industries, Ltd. Method of preventing a decrease in sweetness of thaumatin

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5762992A (en) * 1991-08-01 1998-06-09 San-Ei Chemical Industries, Ltd. Method of preventing a decrease in sweetness of thaumatin

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