JPH0223146B2 - - Google Patents
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- JPH0223146B2 JPH0223146B2 JP58232965A JP23296583A JPH0223146B2 JP H0223146 B2 JPH0223146 B2 JP H0223146B2 JP 58232965 A JP58232965 A JP 58232965A JP 23296583 A JP23296583 A JP 23296583A JP H0223146 B2 JPH0223146 B2 JP H0223146B2
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Description
本発明は、殺虫剤、殺菌剤、室内芳香剤、消臭
剤等の薬剤を加熱により蒸散させる装置、さらに
詳しくは、加熱源として、アルコール性の揮発性
燃料と触媒とを空気中で接触させる際生ずる反応
熱を利用した薬剤加熱蒸散装置に関するものであ
る。 従来より、殺虫剤等の薬剤を含浸させたマツト
を加熱してマツト中の薬剤を蒸散させる装置、例
えば電気蚊取器が知られている。しかしながら、
これらの装置はマツトを加熱する放熱板の熱源と
して電気を利用するため装置の構造が複雑とな
り、また電気を利用する場合には電源用コードが
必要で使用場所が制限されるという欠点を有して
いた。 また屋外でのレジヤー時に防虫、殺虫等を図る
ため、例えば蚊取線香などの利用も行なわれてい
るが、火気を連続して用いるため必ずしも安全な
ものとはいえない問題を含んでいた。 更に、従来白金カイロ式の液化ガス燻蒸器があ
るものの、この燻蒸器にあつては石綿に白金、パ
ラジウムを含浸させた白金綿、パラジウム綿触媒
を使用し、ベンジン等の気化燃料を用いるいわゆ
る白金カイロをそのまま殺虫剤蒸散に応用したも
のであつて、保温の目的には十分であるが、精密
な温度コントロールを必要とする殺虫剤蒸散装置
には不適なものであつた。 すなわちこの公知の方法では、 白金綿では均一な触媒が得られない、また 酸素の供給が不均一で燃料と酸素の均一な混
合が得られない、 ために一定の温度保持が達成できないという問題
点があつた。 本発明者らは先に、これら従来の加熱蒸散装置
の有する上述の欠点を解消し、ならびに火気の使
用による危険性をなくするものとして、加熱源と
してアルコール等の揮発性燃料と白金またはパラ
ジウム等の触媒とを空気中にて接触させる時生じ
る反応熱を利用し、構造が簡単でしかも電源コー
ドが不要なため使用場所に制約されない触媒加熱
型の薬剤加熱蒸散装置を開発した。 すなわち、この装置は装置ケース内にアルコー
ル性揮散燃料等の燃料収納部と前記収納部の上方
に一定の空間を設けて配設された金属触媒と、前
記金属触媒の上方に一定の空間を設けて配設され
た薬剤加熱蒸散用放熱板とを収納するとともに、
空気供給用及び/または燃焼ガス排出用の通気口
を備えたことを特徴とするものであつて、 燃料容器と金属触媒部の間に一定の空間を配し
て燃料ガスと酸素との混合が十分なされる機構と
し、かつ金属触媒部と薬剤加熱蒸散用放熱板との
間に一定の空間を設けて燃焼ガスの熱対流を効率
的に進行させることにより、従来困難とされてい
た有効温度の均一保持を達成し得たものである。 又、触媒加熱型の蒸散装置に供する金属触媒と
しては、高温用と低温用があり、従来の白金カイ
ロ式には専ら高温用が使われ、常に高熱量の予備
加熱を必要とした。この装置ではアルコール性揮
散燃料を用いることにより低温用触媒の使用が可
能となつた。 しかしながらこの装置においては、室温で発熱
反応を開始させることを前提としており、しばし
ば金属触媒の不活性化に基づく発熱不良を引起こ
すという欠点があつた。 この原因として例えば、一旦蒸散した薬剤が空
気と共に装置内に取込まれて触媒部材に接触し、
これが使用後の冷却により被毒物質となつて触媒
部材の表面に付着することが考えられる。 この被毒物質は加熱により再び蒸散するが、触
媒による酸化燃焼以外に加熱手段をもたぬ蒸散装
置では非常に厄介な問題とされている。 そこで本発明者らは、この欠点を解消するべく
鋭意研究を重ねた結果、本発明で用いる低温用金
属触媒はたとえ不活性化してもある条件下では低
熱量の予備加熱で回復することを見い出した。 そして前記金属触媒の近傍にフイラメントヒー
ターやセラミツクヒーターなどの発熱部材を配
し、これを本発明装置使用開始時に、数秒間電池
と通電させるだけで正常な発熱が得られる加熱蒸
散装置を開発し本発明を完成した。 即ち、本発明の薬剤加熱蒸散装置は 該装置を構成するケース内の底部にアルコール
性揮発燃料収納部を設け、該収納部の上方に一定
の空間を設けて触媒保持部材により保持された金
属触媒および該金属触媒を予備加熱させるフイラ
メントヒーターまたはセラミツクヒーター等の発
熱部材を配置し、該金属触媒の上方に一定の空間
を設けて薬剤加熱蒸散用放熱板を配置し、燃料収
納部上方の空間と金属触媒上方の空間とを断熱板
により仕切り、前記触媒保持部材と前記放熱板と
を金属部材で接続するとともに、該金属部材、触
媒保持部材により保持された金属触媒の上面及び
放熱板下面との間に包囲された空間を形成し、該
金属部材には該包囲された空間と外部とを連絡す
る通気孔が設けられており、前記金属触媒上面と
放熱板下面との間の空間距離Cは0.2〜3.0cm、該
触媒下面と前記燃料収納部に収納された燃料の上
面との間の空間距離dは0.3〜10cmとし、前記予
備加熱用発熱部材を電池と継電し、かつ前記ケー
スに空気供給及び/または燃焼ガス排出用通気口
を設けたことを特徴とするものである。 電池に通電したフイラメントを予備加熱に使用
する思想は例えば実公昭49−31669号公報におい
て公知であるが、この場合は、ブタンガスのよう
な液化ガスを一旦点火させその燃焼熱を白金綿触
媒活性化に利用するものであり点火にかなりの高
熱量を必要とした。 しかるに本発明の装置においては、驚くべきこ
とに、あらかじめ揮発性燃料ガスで金属触媒をお
おい、発熱部材を触媒面より5mm以下に設定すれ
ば、比較的低熱量で触媒活性化を促すことが可能
であつて、触媒活性化機構が前者と全く異なるこ
とが明らかとなつた。 本発明で用いる発熱部材としては、例えば白金
製フイラメントヒーターや、セラミツクヒーター
などがあげられるが、低抵抗値のもので十分目的
が達せられるため、コスト的なリスクを負うこと
なく薬剤加熱蒸散装置に装填することができる。 以下、本発明を図面に基づいてさらに詳しく説
明する。 第1図は本発明の薬剤加熱蒸散装置の一例を示
す平面図、 第2図は第1図の−線矢視断面図、第3図
イおよびロはそれぞれ本発明の薬剤加熱蒸散装置
に於ける、薬剤加熱蒸散用放熱板、触媒保持部材
およびその両者を接続する金属部材からなる放熱
部材の例を示す斜視図である。 また第4図は金属触媒付近に設置されたヒータ
ーの本体裏面図を示す。 第1図及び第2図において1は有底方形状のケ
ース本体、2はケース蓋体であり、その両者によ
り薬剤加熱蒸散装置のケースが構成されている。
ケース本体1の底部の燃料収納部ケース1aの内
部は内側に形成された円筒状内壁1bにより燃料
収納部1cと水たまり部1dとに画成され、1e
は嵌合用に4隅に形成された段部である。 ケース蓋体2は円形天板21、円筒状側壁27
と本体嵌合部28からなり、ケース内部の空間2
9は側壁下方27aの周囲に形成された間げきに
よりケース外空間とつながつている。 天板21には、ほぼ中央に長方形開口部22を
配し、その表面側開口端22aの形状は、薬剤加
熱蒸散装置にセツトする殺虫マツト3と相似形で
これよりやや大きめの長方形となつている。 殺虫マツト3を載せる薬剤加熱蒸散用放熱板
(以下、単に放熱板という。)4の直下には開口部
内側周囲にそつて断熱ゴムパツキング23を敷
き、ケースへの熱伝導を弱めると共に、殺虫マツ
トの成分が開口部22の間げきから触媒に入り込
むのを防いでいる。 又、開口部下方に配された天板の一部21a
は、放熱板4及び後述の触媒保持部と接続して構
成される金属部材を支持する。 24,24は、天板21の表面において開口部
22の1対の長辺に隣接して設けられた周端側か
ら中心側に向かつてなめらかに傾斜する凹部であ
る。凹部24,24は殺虫マツトを開口部22へ
挿入し放熱板4上に載せたりまたは取り出したり
する際の殺虫マツト着脱操作の容易性のために形
成される。 26,26,26,26はケース蓋体2をケー
ス本体と固定するためのネジであり、又燃料収納
部上方の空間と、金属触媒上方の放熱板収納空間
とを仕切つた断熱性の仕切板7を支持する役目も
果たしている。 3は殺虫マツトであり、殺虫有効成分薬液を含
浸した長方形繊維板である。しかしながら、ケー
ス2の開口部22に挿入しうる形状のものであれ
ば特にこれに限定されない。 第3図は放熱板、触媒保持部材およびその両者
を接続する金属部材からなる放熱部材の拡大斜視
図である。 図イの放熱部材は第1図、第2図上に組みこま
れたタイプであり、殺虫マツトを載置してこれを
加熱する上面板(放熱板)41とこれから下方に
延設され、下部に金属触媒保持部材43を有する
円筒状金属部材42から構成される。 金属部材42にはネジが切られており、ワツシ
ヤー、ナツト44を介して放熱板載置ケースに固
定され、 又、触媒保持部材43には後述の触媒5がはめ
こまれ、リング45によつて落ちないようになつ
ている。 金属部材の側面部には通気孔46,46……が
穿設され、主に触媒5からの燃焼ガスを外部へ排
出しうるようになつている。 上面板41も多孔性とし、モノリス触媒5から
生ずる燃焼ガスの一部を、この上面板41の孔部
から逃がすようにすると、モノリス触媒5におけ
る燃料の酸化反応が助長され、しかも燃焼ガスの
熱対流が阻害されず好ましいが、必ずしも多孔板
にする必要はない。 放熱部材の別の変形例を第3図ロに示す。 放熱部材は殺虫マツトを載置してこれを加熱す
る上面板(放熱板)41と、上面板41の両端か
ら中心方向に向かつてやや傾斜しつつ下方へ延設
された側面板52,52と、前記上面板41と平
行であつて前記側面板52,52の下端から中心
方向に向かつて延びる下面板53,53と、 この下面板53,53からさらに下方へ垂設さ
れた4本の細長い脚部542,542,542,
542で形成される触媒保持部材54とからな
る。 1本の脚部542は、細長い断面L字状側壁5
42aと側壁542aの下端にて内方へ突出する
触媒支持用の水平底面部542bとからなる形状
で、前記下面板53,53の所定位置に相対向す
るようにそれぞれ2本ずつ設けられ、これら脚部
542,542,542,542により触媒保持
部材54が形成される。 この変形例の放熱部材は、熱伝導性の優れた金
属板を用いて一体的に形成され、触媒保持部材5
4が4本の細長い脚部542,542,542,
542で形成されるので、触媒5から上面板41
への熱伝導が妨げられることなく放熱部材自体の
軽量化がはかられるという利点を有する。 側面板52,52には、それぞれ通気孔52
a,52a……が穿設され、この通気孔52a,
52a……を介して、主に触媒5からの燃焼ガス
を外部へ排出しうるようになつている。 上面板41と金属触媒5上面とは一定の高さを
有する空間Cが形成され触媒5と上面板41と直
接接触しないようになつている。 空間Cの距離、すなわち触媒上面と上面板下面
(薬剤加熱蒸散用放熱板下面)との間隔(第2図
中、Ccmとして示す)は、0.2〜3.0cmである。触
媒と上面板とが接触している(C=0cm)か、ま
たは離れていてもあまり近過ぎる(C<0.2cm)
と、この間における燃焼ガスの熱対流や酸化反応
が妨げられて上面板の加熱が不十分になる。触媒
と上面板とを少なくとも0.2cm離すことにより、
上面板は触媒から出る燃焼ガスの熱対流により最
も効率良く高温に加熱される。 モノリス触媒5は、触媒保持部材に収納されう
る角柱又は円柱形状で、ハニカム構造セラミツク
担体に、触媒活性金属である白金又はパラジウム
等を担持させてなるものである。本発明で使用さ
れる触媒5は、勿論これに限定されず、例えばビ
ーズ状またはウール状のものでも良い。 7は燃料収納部上方の空間と、金属触媒上方の
放熱板収納空間とを仕切つた仕切板で、中空の本
体ケース上面1f上に載置しうる直径を有する円
形状である。 断熱性の支切板7は非通気性又は場合によつて
はやや通気性を有し、好ましくは耐熱性であるも
の、例えばガラス繊維等で形成されるのが良く、
この上に例えば適宜中空部を設けた金属板8を載
置した後、ネジ26,26,26,26によつて
固定することができる。 また1gは金属触媒の周囲に設けられた円筒状
内壁であり、燃料、空気の混合ガスを効率よく触
媒上を通過させるのに効果的である。 1hは通気孔でここから燃料の触媒酸化反応に
必要な空気が供給される。通気孔はケース側面部
又は上面部いずれにあつても目的は達せられるが
好ましくはできるだけ下方又は燃料収納ケースの
底部に設置する方がよい。 空気供給及び燃焼ガス排気を1つの通気口で共
用させることもでき、この場合には例えば殺虫マ
ツトと開口部との間隙を通気口として利用し、そ
れ以外に通気口を設けなくてもよい。 第4図は予備加熱用ヒーターが装填された本発
明装置の本体裏面図を示す。 ヒーター保持部材10に保持されたヒーター9
は、金属触媒下面より5mm以内の距離に設置さ
れ、押ボタンスイツチ13及び電池ボツクス12
中の乾電池11に継電される。 15は燃料収納部1bに載置された燃料充てん
容器で、上面が開口し内部に揮発性燃料が充てん
され、燃料収納ケース1aの燃料収納部1bに収
納される。この燃料充てん容器15と触媒5との
間には一定の高さを有する空間Dが確保される。 この第1図〜第4図に示す薬剤加熱蒸散装置に
おいて使用する燃料としては、揮発性を有し前記
触媒と発熱反応を生ずるもの、具体的にはアルコ
ール類であり、好ましくはメタノールまたはエタ
ノールである。アルコールの形態としては、液状
のもの、またはカルボキシビニルポリマー、無水
マレイン酸とイソブチレンとの共重合体、ビニル
アルコールとアクリル酸との共重合体、デンプン
誘導体等によりゲル状としたもの、またはアルコ
ール類を主成分とする固形燃料のいずれもが使用
可能である。 又、ゲル状燃料や固型燃料を使用する場合に、
燃料をガーゼ、不織布等の荒目の布や、発泡状、
多孔質状等のセラミツクス、プラスチツク等から
なる燃料の蒸発をさまたげない部材で被覆するこ
とは、燃料の容器からの流出を防止したり、ある
いは燃料の気化ガス量を調節するうえで有用であ
る。 上記構成の薬剤加熱蒸散装置において、殺虫マ
ツト3をケース2の開口部22へ入れて、放熱板
4上へ載せる。燃料を設置した後、押しボタンス
イツチを数秒間押して触媒を予備加熱する。 燃料充てん容器15から揮発するアルコール燃
料は空間Dを充満したのち、燃料充てん容器15
の上方に配設された触媒5を通過する。触媒5に
おいて燃料アルコールは、白金またはパラジウム
等と反応して酸化された後、燃焼ガスとして触媒
5から排出される。この燃焼ガスはさらに上昇し
て空間Cを満たしたのち、金属部材42の側面部
に穿設された通気孔46,46……を抜けて、外
部へ排気される。触媒5においてアルコール燃料
の酸化により生ずる反応熱は、触媒5の上方に位
置する放熱板4へ対流伝熱し、加熱板4の温度を
上昇させる。また、触媒5における反応熱は、金
属部材を通つて放熱板4まで伝導され、これによ
り放熱板4の温度が均一に上昇する。温度上昇し
た放熱板4の上に載せられた殺虫マツト3は、こ
れにより均一に加熱され、殺虫マツト3中の殺虫
有効成分がケース蓋体2の開口部22から外方へ
蒸散する。この間、触媒5におけるアルコール燃
料酸化反応に必要な空気は、本体ケース通気口1
hから流入し、触媒5へと供給される。触媒5に
おける酸化反応に必要な空気の一部は、間隙4
6,46……を通つて触媒5へと供給される。燃
料の酸化反応により生ずる水分はケース本体1の
水たまり部1dへ貯留される。 本発明装置で使用されうる殺虫薬剤としては、
従来より電気蚊取器用殺虫剤として使用されてい
るものは全て可能であり、具体的には次のような
ものである:殺虫成分として、3−アリル−2−
メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−1−
イルdl−シス/トランス−クリサンテマート(ア
レスリン)、3−アリル−2−メチルシクロペン
タ−2−エン−4−オン−1−イル d−シス/
トランス−クリサンテマート、d−3−アリル−
2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−
1−イル d−トランス−クリサンテマート、5
−プロパルギル−2−フリルメチル d−シス/
トランス−クリサンテマート、1−エチニル−2
−メチルペンタ−2−エン−1−イル d−シ
ス/トランス−クリサンテマート、1−エチニル
−2−メチルペンタ−2−エン−1−イル 2,
2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボ
キシレート等のピレスロイド系殺虫剤が使用で
き、さらにピペロニルブトキサイド、N−(2−
エチルヘキシル)−1−イソプロピル−4−メチ
ルビシクロ〔2,2,2〕−オクト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド、オクタクロロジプ
ロピルエーテル等のピレスロイド共力剤を配合す
ることができる。これら殺虫成分は、繊維板より
なるマツトに含浸して使用するが、上記成分の他
に、殺虫成分の安定剤として、BHT,BHA′,
DBH等の酸化防止剤、使用と共に退色変化して
使用の有無を知る目的の染料、更には香料等を配
合して調製することもできる。 本発明装置では薬剤含浸マツトのほかに、例え
ばアルミ容器中に加熱蒸散性固形薬剤を充てんし
たものでも使用することができる。また、薬剤と
しては殺虫剤のほかに殺菌剤、室内芳香剤、消臭
剤等でも同様にして使用することができる。使用
可能な殺菌剤の例としては、アルコール類または
ジオキシン等の揮散性を有するものであれば全て
使用可能である。 本発明の薬剤加熱蒸散装置は第1図ないし第4
図に示した構造にて限定されない。 天板開口端22aにおいて、放熱板4は断熱ゴ
ムパツキング23を介してケースと密着している
が、開口端22aからケース内部空間29に連通
する通気用間げきを設け、薬剤の揮散あるいは燃
焼ガスの熱対流をより効率よく促がす構造とする
こともできる。 空間Cの距離、すなわち触媒上面と放熱板下面
との間隔(第2図中、ccmとして示す)は、0.2
〜3.0cmである。触媒と放熱板とが接触している
(c=0cm)か、または離れていてもあまり近過
ぎる(c<0.2cm)と、この間における燃焼ガス
の熱対流や酸化反応が妨げられて放熱板の加熱が
不十分になる。触媒上面と放熱板下面との距離を
0.2〜3.0cmとすることにより、放熱板は触媒から
出る燃焼ガスの熱対流より最も効率良く高温に加
熱される。 燃料充てん容器は上部が開口し、充てんした容
器から燃料が効率良く気化するものであれば良
い。燃料の上面と触媒下面との間の空間Dの距
離、すなわち距離dは、0.3〜10.0cmである。燃
料と触媒とが接触している(d=0cm)かまたは
0.3cm未満の場合には、揮発した燃料が効率良く
触媒へ流入せずに、燃料のロスが生じて好ましく
ない。両部材の距離を0.3〜10.0cmとすることに
より揮発燃料がなめらかに触媒を通り、酸化反応
を生ぜしめうることができる。なお、図1〜図4
において電池ボツクスはケース外に装填されてい
るがもちろんケース内にとり付けることも可能で
ある。 次に、本発明装置を実施例により説明する。 実施例 1 5−プロパルギル−2−フリルメチル d−シ
ス/トランス−クリサンテマート5g、N−(2−
エチルヘキシル)−1−イソプロピル−4−メチ
ルビシクロ〔2,2,2〕オクト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド15g、DBH1.5g及び
1,4−ジイソプロピルアミノアンスラキノン
0.2gをアセトンに溶かして100mlとし、この液の
1mlを、35×22×2.8mmの繊維板に含浸させ、風
乾してアセトンを除き、殺虫マツトを得た。これ
を第1図及び第2図に示す薬剤加熱蒸散装置の放
熱板の上へ載せて使用する。 実施例 2 3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エ
ン−4−オン−1−イル d−シス/トランス−
クリサンテマート6g、ピペロニルブトキサイド
4g、BHT2g及び1,4−ジメチルアミノアンス
ラキノン0.3gにアセトンを加えて溶かし100mlと
する。この液の1mlを実施例1と同じ繊維板に含
浸させて殺虫マツトを得た。これを第1図及び第
2図に示す薬剤加熱蒸散装置の放熱板の上へ載せ
て使用する。 実施例 3 1−エチニル−2−メチルペンタ−2−エン−
1−イル d−シス/トランス−クリサンテマー
ト10g、N−(2−エチルヘキシル)−1−イソプ
ロピル−4−メチルビシクロ〔2,2,2〕オク
ト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド8g、
DBH1g、香料0.8g、1,4−ジイソプロピルア
ミノアンスラキノン0.2g及び無臭灯油10gを混合
し、加熱して溶かした液0.3gを実施例1と同じ繊
維板に含浸させて殺虫マツトを得た。このマツト
を、第1図及び第2図に示す薬剤加熱蒸散装置の
放熱板に載せ、アカイエカを用いて試験した結
果、10時間後まで市販の蚊取線香と同等の効力を
示した。 実施例 4 ジオキシン1gのエタノール溶液2mlを、30×
20×3mmのセラミツク板に含浸させ、これを第1
図及び第2図に示す薬剤加熱蒸散装置の放熱板上
に載せ、室内の殺菌に使用する。使用前と使用後
の室内の殺菌数の比較を寒天培地によるシヤーレ
法で行なつたところ、使用後の使用前に対する殺
菌数は1%以下であつた。 実施例 5 香料5gを含むエタノール溶液47gにカルボキシ
ビニルポリマー(商品名 ハイビスワコール104)
1gを加えて溶解した後、2%トリエタノールア
ミン水溶液2gを加えてゲルを調製した。このゲ
ル20gをアルミ製容器に入れ、第1図及び第2図
に示す薬剤加熱蒸散装置の放熱板の上に載せ、室
内の芳香消臭剤として使用した。 実施例 6 ツバキ科植物生葉中の消臭成分のアルコール抽
出エキス(商品名 デオドラ−S)0.5gのアルコ
ール溶液1mlを実施例1の繊維板に含浸させ、こ
れを第1図及び第2図に示す薬剤加熱蒸散装置の
放熱板の上に載せて、便所での消臭テストを行な
つた。その結果、悪臭を完全に除くことができ
た。 次に、本発明を試験例を用いて説明する。 試験例 1 実施例1及び実施例2で得られる殺虫マツトを
第1図及び第2図に示す放熱板上に載せ、燃料充
てん容器には、メタノール90部、エタノール8部
とD−ソルビツトのベンジリデン誘導体(商品名
ゲルオールD)2部とから調製したゲル25gを
入れて、経時的にアカイエカで試験を行つた。結
果を第5図に示す。図中の「相対効力」は、1時
間経過時の効力を夫々1.0として、以後各時間の
効力を相対比で試験した。第5図から明らかなよ
うに、実施例1及び2の殺虫マツトはいずれも良
好な効果を示す。 試験例 2 第1図及び第2図に示す薬剤加熱蒸散装置にお
いて、触媒5と放熱板4との間の距離(ccm)と
触媒5と燃料が開口部上端まで充てんされた燃料
充てん容器15との間の距離(dcm)とを種々変
えて、通気口の有無をも含めて放熱板4の温度測
定を行なつた。結果を第1表に示す。なお、本試
験例においては、燃料としてメタノール86部にス
テアリン酸6部を加熱溶解し、これに12.5%水酸
化ナトリウム溶液(水:メタノール=1:8)8
部を加えて調製した固形燃料を使用し、測定室の
室温は25℃±1℃で行なつた。
剤等の薬剤を加熱により蒸散させる装置、さらに
詳しくは、加熱源として、アルコール性の揮発性
燃料と触媒とを空気中で接触させる際生ずる反応
熱を利用した薬剤加熱蒸散装置に関するものであ
る。 従来より、殺虫剤等の薬剤を含浸させたマツト
を加熱してマツト中の薬剤を蒸散させる装置、例
えば電気蚊取器が知られている。しかしながら、
これらの装置はマツトを加熱する放熱板の熱源と
して電気を利用するため装置の構造が複雑とな
り、また電気を利用する場合には電源用コードが
必要で使用場所が制限されるという欠点を有して
いた。 また屋外でのレジヤー時に防虫、殺虫等を図る
ため、例えば蚊取線香などの利用も行なわれてい
るが、火気を連続して用いるため必ずしも安全な
ものとはいえない問題を含んでいた。 更に、従来白金カイロ式の液化ガス燻蒸器があ
るものの、この燻蒸器にあつては石綿に白金、パ
ラジウムを含浸させた白金綿、パラジウム綿触媒
を使用し、ベンジン等の気化燃料を用いるいわゆ
る白金カイロをそのまま殺虫剤蒸散に応用したも
のであつて、保温の目的には十分であるが、精密
な温度コントロールを必要とする殺虫剤蒸散装置
には不適なものであつた。 すなわちこの公知の方法では、 白金綿では均一な触媒が得られない、また 酸素の供給が不均一で燃料と酸素の均一な混
合が得られない、 ために一定の温度保持が達成できないという問題
点があつた。 本発明者らは先に、これら従来の加熱蒸散装置
の有する上述の欠点を解消し、ならびに火気の使
用による危険性をなくするものとして、加熱源と
してアルコール等の揮発性燃料と白金またはパラ
ジウム等の触媒とを空気中にて接触させる時生じ
る反応熱を利用し、構造が簡単でしかも電源コー
ドが不要なため使用場所に制約されない触媒加熱
型の薬剤加熱蒸散装置を開発した。 すなわち、この装置は装置ケース内にアルコー
ル性揮散燃料等の燃料収納部と前記収納部の上方
に一定の空間を設けて配設された金属触媒と、前
記金属触媒の上方に一定の空間を設けて配設され
た薬剤加熱蒸散用放熱板とを収納するとともに、
空気供給用及び/または燃焼ガス排出用の通気口
を備えたことを特徴とするものであつて、 燃料容器と金属触媒部の間に一定の空間を配し
て燃料ガスと酸素との混合が十分なされる機構と
し、かつ金属触媒部と薬剤加熱蒸散用放熱板との
間に一定の空間を設けて燃焼ガスの熱対流を効率
的に進行させることにより、従来困難とされてい
た有効温度の均一保持を達成し得たものである。 又、触媒加熱型の蒸散装置に供する金属触媒と
しては、高温用と低温用があり、従来の白金カイ
ロ式には専ら高温用が使われ、常に高熱量の予備
加熱を必要とした。この装置ではアルコール性揮
散燃料を用いることにより低温用触媒の使用が可
能となつた。 しかしながらこの装置においては、室温で発熱
反応を開始させることを前提としており、しばし
ば金属触媒の不活性化に基づく発熱不良を引起こ
すという欠点があつた。 この原因として例えば、一旦蒸散した薬剤が空
気と共に装置内に取込まれて触媒部材に接触し、
これが使用後の冷却により被毒物質となつて触媒
部材の表面に付着することが考えられる。 この被毒物質は加熱により再び蒸散するが、触
媒による酸化燃焼以外に加熱手段をもたぬ蒸散装
置では非常に厄介な問題とされている。 そこで本発明者らは、この欠点を解消するべく
鋭意研究を重ねた結果、本発明で用いる低温用金
属触媒はたとえ不活性化してもある条件下では低
熱量の予備加熱で回復することを見い出した。 そして前記金属触媒の近傍にフイラメントヒー
ターやセラミツクヒーターなどの発熱部材を配
し、これを本発明装置使用開始時に、数秒間電池
と通電させるだけで正常な発熱が得られる加熱蒸
散装置を開発し本発明を完成した。 即ち、本発明の薬剤加熱蒸散装置は 該装置を構成するケース内の底部にアルコール
性揮発燃料収納部を設け、該収納部の上方に一定
の空間を設けて触媒保持部材により保持された金
属触媒および該金属触媒を予備加熱させるフイラ
メントヒーターまたはセラミツクヒーター等の発
熱部材を配置し、該金属触媒の上方に一定の空間
を設けて薬剤加熱蒸散用放熱板を配置し、燃料収
納部上方の空間と金属触媒上方の空間とを断熱板
により仕切り、前記触媒保持部材と前記放熱板と
を金属部材で接続するとともに、該金属部材、触
媒保持部材により保持された金属触媒の上面及び
放熱板下面との間に包囲された空間を形成し、該
金属部材には該包囲された空間と外部とを連絡す
る通気孔が設けられており、前記金属触媒上面と
放熱板下面との間の空間距離Cは0.2〜3.0cm、該
触媒下面と前記燃料収納部に収納された燃料の上
面との間の空間距離dは0.3〜10cmとし、前記予
備加熱用発熱部材を電池と継電し、かつ前記ケー
スに空気供給及び/または燃焼ガス排出用通気口
を設けたことを特徴とするものである。 電池に通電したフイラメントを予備加熱に使用
する思想は例えば実公昭49−31669号公報におい
て公知であるが、この場合は、ブタンガスのよう
な液化ガスを一旦点火させその燃焼熱を白金綿触
媒活性化に利用するものであり点火にかなりの高
熱量を必要とした。 しかるに本発明の装置においては、驚くべきこ
とに、あらかじめ揮発性燃料ガスで金属触媒をお
おい、発熱部材を触媒面より5mm以下に設定すれ
ば、比較的低熱量で触媒活性化を促すことが可能
であつて、触媒活性化機構が前者と全く異なるこ
とが明らかとなつた。 本発明で用いる発熱部材としては、例えば白金
製フイラメントヒーターや、セラミツクヒーター
などがあげられるが、低抵抗値のもので十分目的
が達せられるため、コスト的なリスクを負うこと
なく薬剤加熱蒸散装置に装填することができる。 以下、本発明を図面に基づいてさらに詳しく説
明する。 第1図は本発明の薬剤加熱蒸散装置の一例を示
す平面図、 第2図は第1図の−線矢視断面図、第3図
イおよびロはそれぞれ本発明の薬剤加熱蒸散装置
に於ける、薬剤加熱蒸散用放熱板、触媒保持部材
およびその両者を接続する金属部材からなる放熱
部材の例を示す斜視図である。 また第4図は金属触媒付近に設置されたヒータ
ーの本体裏面図を示す。 第1図及び第2図において1は有底方形状のケ
ース本体、2はケース蓋体であり、その両者によ
り薬剤加熱蒸散装置のケースが構成されている。
ケース本体1の底部の燃料収納部ケース1aの内
部は内側に形成された円筒状内壁1bにより燃料
収納部1cと水たまり部1dとに画成され、1e
は嵌合用に4隅に形成された段部である。 ケース蓋体2は円形天板21、円筒状側壁27
と本体嵌合部28からなり、ケース内部の空間2
9は側壁下方27aの周囲に形成された間げきに
よりケース外空間とつながつている。 天板21には、ほぼ中央に長方形開口部22を
配し、その表面側開口端22aの形状は、薬剤加
熱蒸散装置にセツトする殺虫マツト3と相似形で
これよりやや大きめの長方形となつている。 殺虫マツト3を載せる薬剤加熱蒸散用放熱板
(以下、単に放熱板という。)4の直下には開口部
内側周囲にそつて断熱ゴムパツキング23を敷
き、ケースへの熱伝導を弱めると共に、殺虫マツ
トの成分が開口部22の間げきから触媒に入り込
むのを防いでいる。 又、開口部下方に配された天板の一部21a
は、放熱板4及び後述の触媒保持部と接続して構
成される金属部材を支持する。 24,24は、天板21の表面において開口部
22の1対の長辺に隣接して設けられた周端側か
ら中心側に向かつてなめらかに傾斜する凹部であ
る。凹部24,24は殺虫マツトを開口部22へ
挿入し放熱板4上に載せたりまたは取り出したり
する際の殺虫マツト着脱操作の容易性のために形
成される。 26,26,26,26はケース蓋体2をケー
ス本体と固定するためのネジであり、又燃料収納
部上方の空間と、金属触媒上方の放熱板収納空間
とを仕切つた断熱性の仕切板7を支持する役目も
果たしている。 3は殺虫マツトであり、殺虫有効成分薬液を含
浸した長方形繊維板である。しかしながら、ケー
ス2の開口部22に挿入しうる形状のものであれ
ば特にこれに限定されない。 第3図は放熱板、触媒保持部材およびその両者
を接続する金属部材からなる放熱部材の拡大斜視
図である。 図イの放熱部材は第1図、第2図上に組みこま
れたタイプであり、殺虫マツトを載置してこれを
加熱する上面板(放熱板)41とこれから下方に
延設され、下部に金属触媒保持部材43を有する
円筒状金属部材42から構成される。 金属部材42にはネジが切られており、ワツシ
ヤー、ナツト44を介して放熱板載置ケースに固
定され、 又、触媒保持部材43には後述の触媒5がはめ
こまれ、リング45によつて落ちないようになつ
ている。 金属部材の側面部には通気孔46,46……が
穿設され、主に触媒5からの燃焼ガスを外部へ排
出しうるようになつている。 上面板41も多孔性とし、モノリス触媒5から
生ずる燃焼ガスの一部を、この上面板41の孔部
から逃がすようにすると、モノリス触媒5におけ
る燃料の酸化反応が助長され、しかも燃焼ガスの
熱対流が阻害されず好ましいが、必ずしも多孔板
にする必要はない。 放熱部材の別の変形例を第3図ロに示す。 放熱部材は殺虫マツトを載置してこれを加熱す
る上面板(放熱板)41と、上面板41の両端か
ら中心方向に向かつてやや傾斜しつつ下方へ延設
された側面板52,52と、前記上面板41と平
行であつて前記側面板52,52の下端から中心
方向に向かつて延びる下面板53,53と、 この下面板53,53からさらに下方へ垂設さ
れた4本の細長い脚部542,542,542,
542で形成される触媒保持部材54とからな
る。 1本の脚部542は、細長い断面L字状側壁5
42aと側壁542aの下端にて内方へ突出する
触媒支持用の水平底面部542bとからなる形状
で、前記下面板53,53の所定位置に相対向す
るようにそれぞれ2本ずつ設けられ、これら脚部
542,542,542,542により触媒保持
部材54が形成される。 この変形例の放熱部材は、熱伝導性の優れた金
属板を用いて一体的に形成され、触媒保持部材5
4が4本の細長い脚部542,542,542,
542で形成されるので、触媒5から上面板41
への熱伝導が妨げられることなく放熱部材自体の
軽量化がはかられるという利点を有する。 側面板52,52には、それぞれ通気孔52
a,52a……が穿設され、この通気孔52a,
52a……を介して、主に触媒5からの燃焼ガス
を外部へ排出しうるようになつている。 上面板41と金属触媒5上面とは一定の高さを
有する空間Cが形成され触媒5と上面板41と直
接接触しないようになつている。 空間Cの距離、すなわち触媒上面と上面板下面
(薬剤加熱蒸散用放熱板下面)との間隔(第2図
中、Ccmとして示す)は、0.2〜3.0cmである。触
媒と上面板とが接触している(C=0cm)か、ま
たは離れていてもあまり近過ぎる(C<0.2cm)
と、この間における燃焼ガスの熱対流や酸化反応
が妨げられて上面板の加熱が不十分になる。触媒
と上面板とを少なくとも0.2cm離すことにより、
上面板は触媒から出る燃焼ガスの熱対流により最
も効率良く高温に加熱される。 モノリス触媒5は、触媒保持部材に収納されう
る角柱又は円柱形状で、ハニカム構造セラミツク
担体に、触媒活性金属である白金又はパラジウム
等を担持させてなるものである。本発明で使用さ
れる触媒5は、勿論これに限定されず、例えばビ
ーズ状またはウール状のものでも良い。 7は燃料収納部上方の空間と、金属触媒上方の
放熱板収納空間とを仕切つた仕切板で、中空の本
体ケース上面1f上に載置しうる直径を有する円
形状である。 断熱性の支切板7は非通気性又は場合によつて
はやや通気性を有し、好ましくは耐熱性であるも
の、例えばガラス繊維等で形成されるのが良く、
この上に例えば適宜中空部を設けた金属板8を載
置した後、ネジ26,26,26,26によつて
固定することができる。 また1gは金属触媒の周囲に設けられた円筒状
内壁であり、燃料、空気の混合ガスを効率よく触
媒上を通過させるのに効果的である。 1hは通気孔でここから燃料の触媒酸化反応に
必要な空気が供給される。通気孔はケース側面部
又は上面部いずれにあつても目的は達せられるが
好ましくはできるだけ下方又は燃料収納ケースの
底部に設置する方がよい。 空気供給及び燃焼ガス排気を1つの通気口で共
用させることもでき、この場合には例えば殺虫マ
ツトと開口部との間隙を通気口として利用し、そ
れ以外に通気口を設けなくてもよい。 第4図は予備加熱用ヒーターが装填された本発
明装置の本体裏面図を示す。 ヒーター保持部材10に保持されたヒーター9
は、金属触媒下面より5mm以内の距離に設置さ
れ、押ボタンスイツチ13及び電池ボツクス12
中の乾電池11に継電される。 15は燃料収納部1bに載置された燃料充てん
容器で、上面が開口し内部に揮発性燃料が充てん
され、燃料収納ケース1aの燃料収納部1bに収
納される。この燃料充てん容器15と触媒5との
間には一定の高さを有する空間Dが確保される。 この第1図〜第4図に示す薬剤加熱蒸散装置に
おいて使用する燃料としては、揮発性を有し前記
触媒と発熱反応を生ずるもの、具体的にはアルコ
ール類であり、好ましくはメタノールまたはエタ
ノールである。アルコールの形態としては、液状
のもの、またはカルボキシビニルポリマー、無水
マレイン酸とイソブチレンとの共重合体、ビニル
アルコールとアクリル酸との共重合体、デンプン
誘導体等によりゲル状としたもの、またはアルコ
ール類を主成分とする固形燃料のいずれもが使用
可能である。 又、ゲル状燃料や固型燃料を使用する場合に、
燃料をガーゼ、不織布等の荒目の布や、発泡状、
多孔質状等のセラミツクス、プラスチツク等から
なる燃料の蒸発をさまたげない部材で被覆するこ
とは、燃料の容器からの流出を防止したり、ある
いは燃料の気化ガス量を調節するうえで有用であ
る。 上記構成の薬剤加熱蒸散装置において、殺虫マ
ツト3をケース2の開口部22へ入れて、放熱板
4上へ載せる。燃料を設置した後、押しボタンス
イツチを数秒間押して触媒を予備加熱する。 燃料充てん容器15から揮発するアルコール燃
料は空間Dを充満したのち、燃料充てん容器15
の上方に配設された触媒5を通過する。触媒5に
おいて燃料アルコールは、白金またはパラジウム
等と反応して酸化された後、燃焼ガスとして触媒
5から排出される。この燃焼ガスはさらに上昇し
て空間Cを満たしたのち、金属部材42の側面部
に穿設された通気孔46,46……を抜けて、外
部へ排気される。触媒5においてアルコール燃料
の酸化により生ずる反応熱は、触媒5の上方に位
置する放熱板4へ対流伝熱し、加熱板4の温度を
上昇させる。また、触媒5における反応熱は、金
属部材を通つて放熱板4まで伝導され、これによ
り放熱板4の温度が均一に上昇する。温度上昇し
た放熱板4の上に載せられた殺虫マツト3は、こ
れにより均一に加熱され、殺虫マツト3中の殺虫
有効成分がケース蓋体2の開口部22から外方へ
蒸散する。この間、触媒5におけるアルコール燃
料酸化反応に必要な空気は、本体ケース通気口1
hから流入し、触媒5へと供給される。触媒5に
おける酸化反応に必要な空気の一部は、間隙4
6,46……を通つて触媒5へと供給される。燃
料の酸化反応により生ずる水分はケース本体1の
水たまり部1dへ貯留される。 本発明装置で使用されうる殺虫薬剤としては、
従来より電気蚊取器用殺虫剤として使用されてい
るものは全て可能であり、具体的には次のような
ものである:殺虫成分として、3−アリル−2−
メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−1−
イルdl−シス/トランス−クリサンテマート(ア
レスリン)、3−アリル−2−メチルシクロペン
タ−2−エン−4−オン−1−イル d−シス/
トランス−クリサンテマート、d−3−アリル−
2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−
1−イル d−トランス−クリサンテマート、5
−プロパルギル−2−フリルメチル d−シス/
トランス−クリサンテマート、1−エチニル−2
−メチルペンタ−2−エン−1−イル d−シ
ス/トランス−クリサンテマート、1−エチニル
−2−メチルペンタ−2−エン−1−イル 2,
2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボ
キシレート等のピレスロイド系殺虫剤が使用で
き、さらにピペロニルブトキサイド、N−(2−
エチルヘキシル)−1−イソプロピル−4−メチ
ルビシクロ〔2,2,2〕−オクト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド、オクタクロロジプ
ロピルエーテル等のピレスロイド共力剤を配合す
ることができる。これら殺虫成分は、繊維板より
なるマツトに含浸して使用するが、上記成分の他
に、殺虫成分の安定剤として、BHT,BHA′,
DBH等の酸化防止剤、使用と共に退色変化して
使用の有無を知る目的の染料、更には香料等を配
合して調製することもできる。 本発明装置では薬剤含浸マツトのほかに、例え
ばアルミ容器中に加熱蒸散性固形薬剤を充てんし
たものでも使用することができる。また、薬剤と
しては殺虫剤のほかに殺菌剤、室内芳香剤、消臭
剤等でも同様にして使用することができる。使用
可能な殺菌剤の例としては、アルコール類または
ジオキシン等の揮散性を有するものであれば全て
使用可能である。 本発明の薬剤加熱蒸散装置は第1図ないし第4
図に示した構造にて限定されない。 天板開口端22aにおいて、放熱板4は断熱ゴ
ムパツキング23を介してケースと密着している
が、開口端22aからケース内部空間29に連通
する通気用間げきを設け、薬剤の揮散あるいは燃
焼ガスの熱対流をより効率よく促がす構造とする
こともできる。 空間Cの距離、すなわち触媒上面と放熱板下面
との間隔(第2図中、ccmとして示す)は、0.2
〜3.0cmである。触媒と放熱板とが接触している
(c=0cm)か、または離れていてもあまり近過
ぎる(c<0.2cm)と、この間における燃焼ガス
の熱対流や酸化反応が妨げられて放熱板の加熱が
不十分になる。触媒上面と放熱板下面との距離を
0.2〜3.0cmとすることにより、放熱板は触媒から
出る燃焼ガスの熱対流より最も効率良く高温に加
熱される。 燃料充てん容器は上部が開口し、充てんした容
器から燃料が効率良く気化するものであれば良
い。燃料の上面と触媒下面との間の空間Dの距
離、すなわち距離dは、0.3〜10.0cmである。燃
料と触媒とが接触している(d=0cm)かまたは
0.3cm未満の場合には、揮発した燃料が効率良く
触媒へ流入せずに、燃料のロスが生じて好ましく
ない。両部材の距離を0.3〜10.0cmとすることに
より揮発燃料がなめらかに触媒を通り、酸化反応
を生ぜしめうることができる。なお、図1〜図4
において電池ボツクスはケース外に装填されてい
るがもちろんケース内にとり付けることも可能で
ある。 次に、本発明装置を実施例により説明する。 実施例 1 5−プロパルギル−2−フリルメチル d−シ
ス/トランス−クリサンテマート5g、N−(2−
エチルヘキシル)−1−イソプロピル−4−メチ
ルビシクロ〔2,2,2〕オクト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド15g、DBH1.5g及び
1,4−ジイソプロピルアミノアンスラキノン
0.2gをアセトンに溶かして100mlとし、この液の
1mlを、35×22×2.8mmの繊維板に含浸させ、風
乾してアセトンを除き、殺虫マツトを得た。これ
を第1図及び第2図に示す薬剤加熱蒸散装置の放
熱板の上へ載せて使用する。 実施例 2 3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エ
ン−4−オン−1−イル d−シス/トランス−
クリサンテマート6g、ピペロニルブトキサイド
4g、BHT2g及び1,4−ジメチルアミノアンス
ラキノン0.3gにアセトンを加えて溶かし100mlと
する。この液の1mlを実施例1と同じ繊維板に含
浸させて殺虫マツトを得た。これを第1図及び第
2図に示す薬剤加熱蒸散装置の放熱板の上へ載せ
て使用する。 実施例 3 1−エチニル−2−メチルペンタ−2−エン−
1−イル d−シス/トランス−クリサンテマー
ト10g、N−(2−エチルヘキシル)−1−イソプ
ロピル−4−メチルビシクロ〔2,2,2〕オク
ト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド8g、
DBH1g、香料0.8g、1,4−ジイソプロピルア
ミノアンスラキノン0.2g及び無臭灯油10gを混合
し、加熱して溶かした液0.3gを実施例1と同じ繊
維板に含浸させて殺虫マツトを得た。このマツト
を、第1図及び第2図に示す薬剤加熱蒸散装置の
放熱板に載せ、アカイエカを用いて試験した結
果、10時間後まで市販の蚊取線香と同等の効力を
示した。 実施例 4 ジオキシン1gのエタノール溶液2mlを、30×
20×3mmのセラミツク板に含浸させ、これを第1
図及び第2図に示す薬剤加熱蒸散装置の放熱板上
に載せ、室内の殺菌に使用する。使用前と使用後
の室内の殺菌数の比較を寒天培地によるシヤーレ
法で行なつたところ、使用後の使用前に対する殺
菌数は1%以下であつた。 実施例 5 香料5gを含むエタノール溶液47gにカルボキシ
ビニルポリマー(商品名 ハイビスワコール104)
1gを加えて溶解した後、2%トリエタノールア
ミン水溶液2gを加えてゲルを調製した。このゲ
ル20gをアルミ製容器に入れ、第1図及び第2図
に示す薬剤加熱蒸散装置の放熱板の上に載せ、室
内の芳香消臭剤として使用した。 実施例 6 ツバキ科植物生葉中の消臭成分のアルコール抽
出エキス(商品名 デオドラ−S)0.5gのアルコ
ール溶液1mlを実施例1の繊維板に含浸させ、こ
れを第1図及び第2図に示す薬剤加熱蒸散装置の
放熱板の上に載せて、便所での消臭テストを行な
つた。その結果、悪臭を完全に除くことができ
た。 次に、本発明を試験例を用いて説明する。 試験例 1 実施例1及び実施例2で得られる殺虫マツトを
第1図及び第2図に示す放熱板上に載せ、燃料充
てん容器には、メタノール90部、エタノール8部
とD−ソルビツトのベンジリデン誘導体(商品名
ゲルオールD)2部とから調製したゲル25gを
入れて、経時的にアカイエカで試験を行つた。結
果を第5図に示す。図中の「相対効力」は、1時
間経過時の効力を夫々1.0として、以後各時間の
効力を相対比で試験した。第5図から明らかなよ
うに、実施例1及び2の殺虫マツトはいずれも良
好な効果を示す。 試験例 2 第1図及び第2図に示す薬剤加熱蒸散装置にお
いて、触媒5と放熱板4との間の距離(ccm)と
触媒5と燃料が開口部上端まで充てんされた燃料
充てん容器15との間の距離(dcm)とを種々変
えて、通気口の有無をも含めて放熱板4の温度測
定を行なつた。結果を第1表に示す。なお、本試
験例においては、燃料としてメタノール86部にス
テアリン酸6部を加熱溶解し、これに12.5%水酸
化ナトリウム溶液(水:メタノール=1:8)8
部を加えて調製した固形燃料を使用し、測定室の
室温は25℃±1℃で行なつた。
【表】
での各時間の温度の平均値
上記第1表の結果から次のことが明らかであ
る。No.1とNo.2〜10を比較して、燃料充てん容器
(燃料)15と触媒5との間は距離を置くことが
必要で、この距離により放熱板4の温度をコント
ロールすることができる。また、触媒5と放熱板
4との距離も、No.5とNo.11との比較から必要なも
のと考えられ、その距離(ccm)の大小は、No.5
とNo.11〜No.17から放熱板4の温度にのみ影響す
る。したがつて、距離ccmとdcmを適当に組み合
わせることにより、薬剤の種類、目的に応じて放
熱板4の温度を選択できる。次に、通気口は、No.
4とNo.18の結果から必要不可欠なものであること
がわかる。これと別に行なつた通気口の大きさ、
数等についての試験によれば、通気口が存在すれ
ば放熱板の温度が全く上昇しないということはな
く、通気口の大きさを一定とすれば、一定の温度
が放熱板に得られた。また、通気口の位置は本体
ケース側面部下方又は燃料収納ケース底部が好ま
しいが、本体ケース側面部上方に設けた場合でも
同様な結果が得られた。 燃料充てん容器の上面開口部の大きさは、使用
する燃料の種類、燃料充てん容器と触媒との距離
により変化するが、いずれも一定の条件とすれば
安定した温度が放熱板に得られた。 上記試験例から、本発明の薬剤加熱蒸散装置に
おいて一定の熱源を用いて効率良く放熱板を加熱
するためには、燃料充てん容器と触媒との間及び
触媒と放熱板との間に一定の空間を設け、また通
気口を確保することが必要であり、これ以外は、
使用目的や薬剤、燃料の種類等に応じて適宜変更
することができるということが明らかである。 試験例 3 第1図及び第2図に示す本発明の薬剤加熱蒸散
装置を用いて種々の揮発性燃料について温度測定
を行つた。測定室の温度は25℃±1℃。
上記第1表の結果から次のことが明らかであ
る。No.1とNo.2〜10を比較して、燃料充てん容器
(燃料)15と触媒5との間は距離を置くことが
必要で、この距離により放熱板4の温度をコント
ロールすることができる。また、触媒5と放熱板
4との距離も、No.5とNo.11との比較から必要なも
のと考えられ、その距離(ccm)の大小は、No.5
とNo.11〜No.17から放熱板4の温度にのみ影響す
る。したがつて、距離ccmとdcmを適当に組み合
わせることにより、薬剤の種類、目的に応じて放
熱板4の温度を選択できる。次に、通気口は、No.
4とNo.18の結果から必要不可欠なものであること
がわかる。これと別に行なつた通気口の大きさ、
数等についての試験によれば、通気口が存在すれ
ば放熱板の温度が全く上昇しないということはな
く、通気口の大きさを一定とすれば、一定の温度
が放熱板に得られた。また、通気口の位置は本体
ケース側面部下方又は燃料収納ケース底部が好ま
しいが、本体ケース側面部上方に設けた場合でも
同様な結果が得られた。 燃料充てん容器の上面開口部の大きさは、使用
する燃料の種類、燃料充てん容器と触媒との距離
により変化するが、いずれも一定の条件とすれば
安定した温度が放熱板に得られた。 上記試験例から、本発明の薬剤加熱蒸散装置に
おいて一定の熱源を用いて効率良く放熱板を加熱
するためには、燃料充てん容器と触媒との間及び
触媒と放熱板との間に一定の空間を設け、また通
気口を確保することが必要であり、これ以外は、
使用目的や薬剤、燃料の種類等に応じて適宜変更
することができるということが明らかである。 試験例 3 第1図及び第2図に示す本発明の薬剤加熱蒸散
装置を用いて種々の揮発性燃料について温度測定
を行つた。測定室の温度は25℃±1℃。
【表】
の各時間の温度の平均値
上記試験例3より本発明の薬剤加熱蒸散装置に
使用する揮発性燃料は室温で揮散性を有するアル
コール性燃料であればいずれも目的とする温度が
得られ、大きな差は認められなかつた。 試験例 4 予備加熱用ヒーターとして1.3Ωの白金製フイ
ラメント、1.5×2の乾電池を用いた第1及び第
2図に示す本発明の薬剤加熱蒸散装置について以
下の試験を行なつた。すなわち、予備加熱なしで
は、発熱不良の器具にヒーターを装填し、燃料の
種種及び金属触媒とフイラメントヒーターとの距
離を変えて時間経過後の温度測定をしたところ次
の結果が得られた。測定室の温度は25℃±1℃で
5秒間通電した。
上記試験例3より本発明の薬剤加熱蒸散装置に
使用する揮発性燃料は室温で揮散性を有するアル
コール性燃料であればいずれも目的とする温度が
得られ、大きな差は認められなかつた。 試験例 4 予備加熱用ヒーターとして1.3Ωの白金製フイ
ラメント、1.5×2の乾電池を用いた第1及び第
2図に示す本発明の薬剤加熱蒸散装置について以
下の試験を行なつた。すなわち、予備加熱なしで
は、発熱不良の器具にヒーターを装填し、燃料の
種種及び金属触媒とフイラメントヒーターとの距
離を変えて時間経過後の温度測定をしたところ次
の結果が得られた。測定室の温度は25℃±1℃で
5秒間通電した。
【表】
時間の温度平均値
上記試験より、本発明の薬剤加熱蒸散装置はア
ルコール製揮発性燃料に対して有効であつて、白
金綿タイプ装置の燃料として使用されている液化
ガスには適用できなかつた。 このことは触媒の活性化機構が両者のガスにお
いて異なることを示している。 また触媒とフイラメントの距離は5mm以下であ
ることが必要で、大きくなると発熱の回復が遅れ
た。
上記試験より、本発明の薬剤加熱蒸散装置はア
ルコール製揮発性燃料に対して有効であつて、白
金綿タイプ装置の燃料として使用されている液化
ガスには適用できなかつた。 このことは触媒の活性化機構が両者のガスにお
いて異なることを示している。 また触媒とフイラメントの距離は5mm以下であ
ることが必要で、大きくなると発熱の回復が遅れ
た。
第1図は本発明の薬剤加熱蒸散装置の一例を示
す平面図、第2図は第1図の−線矢視断面
図、第3図イおよびロは本発明の放熱部材の一例
を示す斜視図、第4図は第1図の裏面図、第5図
は試験例1の成績を示す図である。 1……ケース本体、1c……燃料収納部、2…
…ケース本体、3……殺虫マツト、4……薬剤加
熱蒸散用放熱板、42……金属部材、5……金属
触媒、43……触媒保持部、9……ヒーター。
す平面図、第2図は第1図の−線矢視断面
図、第3図イおよびロは本発明の放熱部材の一例
を示す斜視図、第4図は第1図の裏面図、第5図
は試験例1の成績を示す図である。 1……ケース本体、1c……燃料収納部、2…
…ケース本体、3……殺虫マツト、4……薬剤加
熱蒸散用放熱板、42……金属部材、5……金属
触媒、43……触媒保持部、9……ヒーター。
Claims (1)
- 1 薬剤加熱蒸散装置を構成するケース内の底部
にアルコール性揮発燃料収納部を設け、該収納部
の上方に一定の空間を設けて触媒保持部材により
保持された金属触媒および該金属触媒を予備加熱
させるフイラメントヒーターまたはセラミツクヒ
ーター等の発熱部材を配置し、該金属触媒の上方
に一定の空間を設けて薬剤加熱蒸散用放熱板を配
置し、燃料収納部上方の空間と金属触媒上方の空
間とを断熱板により仕切り、前記触媒保持部材と
前記放熱板とを金属部材で接続するとともに、該
金属部材、触媒保持部材により保持された金属触
媒の上面及び放熱板下面との間に包囲された空間
を形成し、該金属部材には該包囲された空間と外
部とを連絡する通気孔が設けられており、前記金
属触媒上面と放熱板下面との間の空間距離Cは
0.2〜3.0cm、該触媒下面と前記燃料収納部に収納
された燃料の上面との間の空間距離dは0.3〜10
cmとし、前記予備加熱用発熱部材を電池と継電
し、かつ前記ケースに空気供給及び/または燃焼
ガス排出用通気口を設けたことを特徴とする薬剤
加熱蒸散装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58232965A JPS60126028A (ja) | 1983-12-10 | 1983-12-10 | 薬剤加熱蒸散装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58232965A JPS60126028A (ja) | 1983-12-10 | 1983-12-10 | 薬剤加熱蒸散装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60126028A JPS60126028A (ja) | 1985-07-05 |
| JPH0223146B2 true JPH0223146B2 (ja) | 1990-05-23 |
Family
ID=16947645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58232965A Granted JPS60126028A (ja) | 1983-12-10 | 1983-12-10 | 薬剤加熱蒸散装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60126028A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51135275A (en) * | 1975-05-16 | 1976-11-24 | Eisai Rin | Fumigators |
| JPS5831929A (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-24 | 松下電器産業株式会社 | 蚊取器 |
-
1983
- 1983-12-10 JP JP58232965A patent/JPS60126028A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60126028A (ja) | 1985-07-05 |
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