JPH02234912A - ポリアリーレンチオエーテル系ブロックポリマー繊維およびその製造法 - Google Patents

ポリアリーレンチオエーテル系ブロックポリマー繊維およびその製造法

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JPH02234912A
JPH02234912A JP1248086A JP24808689A JPH02234912A JP H02234912 A JPH02234912 A JP H02234912A JP 1248086 A JP1248086 A JP 1248086A JP 24808689 A JP24808689 A JP 24808689A JP H02234912 A JPH02234912 A JP H02234912A
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block copolymer
block
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temperature
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JP1248086A
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Inventor
Yoshikatsu Satake
義克 佐竹
Shinji Yamamoto
真司 山本
Takashi Kaneko
隆 金子
Masato Tada
正人 多田
Takeshi Kashitate
柏舘 健
Yoshiya Mizuno
斌也 水野
Hiroyuki Endo
弘之 遠藤
Takayuki Katto
甲藤 卓之
Yoshiya Shiiki
椎木 善彌
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、ボリアリーレンチオエーテルケトン・ブロッ
クとボリアリーレンチオエーテル・ブロックを含有する
新規なボリアリーレンチオエーテル系ブロックコボリマ
ーを用いた繊維に関し,さらに詳し《は、一般的溶融加
工方法を適用するに充分な高熱安定性を有する該ブロッ
クコボリマー単独または該ブロックコボリマーに他の混
和可能な熱可塑性樹脂および/または各種充填材を配合
した熱可塑性材料からなる、耐熱性、特に高温での耐久
性に優れた(高温で長期間保持した時の機械的強度等の
保持性に優れた)繊維およびその製造法に関する. また、本発明は、特定の安定剤を含有する溶融安定性が
一層改善されたブロックコボリマーを用いた繊維に関す
る. [従来の技術] 近年、電子・電気産業分野や自動車・航空機・宇宙産業
分野において、融点が約300℃以上の耐熱性を有し、
しかも溶融加工が容易な結晶性熱可塑性樹脂が強く求め
られている. 最近、ポリアリーレンチオエーテルヶトン(以下、PT
Kと略記する)がその高融点に注目され、検討が進めら
れている. 例えば、特開昭60−58435号公報、西ドイツ公開
公報DE−3405523AI、特開昭60−1041
26号公報、特開昭47−13347号公報、雑誌In
dian J. Chem.,21A(May.198
2) pp.501−502、特開昭61− 2212
29号公報、米国特許第4, 716, 212号明細
書、米国特許第4, 690, 972号明細書、欧州
特許第0.270,955 A2公開公報、欧州特許第
0.274、754 A2公開公報,および欧州特許第
0.280,325 A2公開公報などにPTKに関す
る開示がみられる. しかしながら、前記文献に記載のPTKに関して、これ
まで一般的溶融加工方法による成形加工は成功していな
い.なお、本発明において、「一般的溶融加工方法」と
は、熱可塑性樹脂の通常の溶融加工法である押出成形、
射出成形、溶融紡糸などを意味する. 一般的溶融加工方法によるPTKの成形加工が成功して
いない理由は、従来技術によるPTKは熱安定性が劣悪
であるため、溶融加工時における結晶性の喪失、あるい
は溶融粘度の上昇を伴った架橋反応や炭化反応を起し易
かったためである.そこで、本発明者らは、一般的溶融
加工方法が適用できるのに充分な溶融時の熱安定性を有
するPTKを経済的に製造する方法について検討を加え
た.そして、検討の結果、溶融時の熱安定性が画期的に
改善されたPTKの得られることを見出した(以下、「
熱安定性PTKJという)(特開昭64−54031号
公報)。 さらに、この熱安定性PTKに、周期率表第IA族もし
くは第11A族金属の水酸化物や酸化物などの塩基性化
合物を添加することによって、溶融加工時の熱安定性が
、一層改善されることを見出した(特願昭63−142
772号)。 このようにして得られた熱安定性PTKは高融点であり
、特にホモボリマーの融点は約360℃と極めて高い。 ところが、そのために溶融加工温度が高くなり、高温加
工用の溶融加工設備を必要とする.また、熱変性させず
に溶融加工をするには厳しい温度コントロールを必要と
する。 しかも、熱安定性PTKは、通常、粒径5〜20μm程
度の微粉末として得られるために、重合後のボリマーの
回収工程、特に濾別、洗浄、乾燥、搬送などにおいてハ
ンドリング性(操作性あるいは取扱性)が悪いというボ
リマー製造上の問題点、また、溶融加工時の計量性の悪
さ、ホッパー等でのブロッキング発生などの問題点があ
った. [発明が解決しようとする課題J 本発明の目的は,耐熱性、特に高温での耐久性に優れた
(高温で長時間保持した時の機械的強度等の保持性に優
れた)繊維を提供することにある。 本発明の他の目的は、前記熱安定性PTKの有する耐熱
性、結晶性等の優れた特徴を可能な限り保持しながら、
加工性およびハンドリング性が改良されたボリマーを得
,そのボリマーを用いて上記、特性を有する繊維を得る
ことにある。 本発明者らは、熱安定性PTKの鎖中にを有するボリア
リーレンチオエーテル(以下、PATHと略記)をブロ
ックとして組込ませたPTK−PATHブロックコボリ
マーの製造を試みた.その結果、有機アミド溶媒中で、
特定の平均重合度および反応性末端基として末端チオラ
ート基および/またはチオール基を有するPATEをブ
レボリマーとし、このPATEブレボリマーと4.4′
−ジハロペンゾフエノンおよびアルカリ金属硫化物とを
特定の条件下で反応させることによって、加工性に優れ
、かつ高結晶性のボリアリーレンチオエーテル系ブロッ
クコボリマーが得られることを見いだした. また、PATHブレボリマーとPTKブレボリマーとを
特定の条件下で反応させることにより、同様に物性の優
れたブロックコボリマーが得られることを見出した。 しかも、該ブロックコボリマーが重合系からの通常の回
収法により極めてハンドリング性の良好な粒状物として
得られることが判った。 そして、該ブロックコボリマーは、溶融時の溶融安定性
が高く、該ブロックコボリマー単独または該ブロックコ
ポリマーに混和可能な熱可塑性樹脂や各種充填材を混合
した組成物からなる熱可塑性材料から、一般的溶融加工
方法によって、繊維などの成形物が容易に得られること
を見いだした。 また、該ブロックコボリマーを含む熱可塑性材料に、特
定の塩品性化合物を、所望により酸化防止剤と共に、添
加することにより、溶融安定性および結晶性低下がさら
に改善され、かつ、溶融加工機器の樹脂滞留部分への熱
分解物の付着等の問題が改善された熱可塑性材料の得ら
れることを見出した. 本発明は、これらの知見に基づいて完成されるに至った
ものである. [課題を解決するための手段] すなわち、本発明の要旨は、次のとおりである. 〔式中、一C〇一基およびーS一基は、ベンゼン環を介
してバラ位に結合〕を主構成要素とするボリアリーレン
チオエーテルケトン・ブロック(X)を主構成要素とす
るボリアリーレンチオエーテル・ブロック(Y)とを、
それぞれ少なくとも1個以上を交互に含むボリアリーレ
ンチオエーテル系ブロックコボリマーであって、 (イ)ブロック(X)の合計量に対するブロック(Y)
の合計量の比率が重量比で0.05〜5の範囲であり、 (口)ブロック(Y)の平均重合度がIO以上、かつ、 (ハ)溶融粘度(350℃、剪断速度1200/秒で測
定)が50 〜100,000ボイズ,で定義づけられ
るポリアリーレンチオエーテル系ブロックコボリマー(
成分A)too重量部、(B)所望により前記ボリアリ
ーレンチオエーテル系ブロックコボリマーと混和可能な
熱可塑性樹脂(成分B)50重量部まで、および (C)所望によーり充填材(成分C)を10重量部まで
を含む熱可塑性材料を溶融紡糸してなるボリアリーレン
チオエーテル系ブロックコボリマー繊維. 〔式中、−co一基およびーS一基は、ベンゼン環を介
してバラ位に結合〕を主構成要素とするボリアリーレン
チオエーテルケトン・ブロック(X)を主構成要素とす
るボリアリーレンチオエーテル・ブロック(Y)とを、
それぞれ少なくとも1涸以上を交互に含むボリアリーレ
ンチオエーテル系ブロックコボリマーであって、 (イ)ブロック(X)の合計量に対するブロック(Y)
の合計量の比率が重量比で0.05〜5の範囲であり、 (口)ブロック(Y)の平均重合度が10以上、かつ、 (ハ)溶融粘度(350℃、剪断速度1200/秒で測
定)が50〜100.000ボイズ、で定義づけられる
ボリアリーレンチオエーテル系ブロックコボリマー(成
分A)100重量部、(B)所望により前記ボリアリー
レンチオエーテル系ブロックコボリマーと混和可能な熱
可塑性樹脂(成分B)を50重量部まで、および (C)所望により充填材(成分C)を10重量部までを
含む熱可塑性材料から繊維を製造するに当たり,該熱可
塑性材料を溶融紡糸用ノズルから押出温度300〜40
0℃で溶融押出し、得られた糸を90〜190℃の温度
範囲で1.2〜8倍の延伸倍率で延伸し、100〜34
0℃で0.1〜1000秒間熱固定することを特徴とす
るポリアリーレンチオエーテル系ブロックコボリマー繊
維の製造法。 また、本発明の繊維および繊維の製造法において、前記
ボリアリーレンチオエーテル系ブロックコボリマー(成
分A)100重量部当たり、周期律表第IIA族金属(
ただし,マグネシウムを除《)の水酸化物、酸化物、芳
香族カルボン酸塩、および周期律表第IA族金属の芳香
族カルボン酸塩、炭酸塩、水酸化物、リン酸塩(縮合物
を含む)、ホウ酸塩(縮合物を含む)からなる群から選
択された少なくとも1種の塩基性化合物(成分D)0.
1〜10重量部と、ヒンダードフェノール系化合物、リ
ン系化合物およびヒンダードアミン系化合物の中から選
択された少なくとも1種の酸化防止剤(成分E)O〜1
0重量部を含む熱可塑性材料を用いることにより、熱安
定性がさらに改善された繊維を提供することができる.
かくして、本発明によれば、一般的溶融加工法を適用す
るのに充分な高熱安定性を有し、加工性やハンドリング
性が良好で、かつ、高結晶性のボリアリーレンチオエー
テル系ブロックコボリマー単独、あるいは所望により混
和可能な熱可塑性樹脂や充填材を混合した組成物からな
る熱可塑性材料より、一般的溶融加工方法によって、耐
熱性、特に高温での耐久性に優れた(高温で長時間保持
したときの機械的強度等の保持性に優れた)特徴をもつ
繊維を容易に得ることができる。 さらに、塩基性化合物等を混合した熱可塑性材料から、
一般的溶融加工の際の溶融粘度の上昇や結晶性の低下、
溶融加工機器の樹脂滞留部分への熱分解物の付着等の問
題が改善され、優れた物性を存する繊維が得られる。 以下、本発明について詳述する。 (以下余白) 〔成分A〕 (ボリアリーレンチオエーテル系ブロックコボリマー) プロックコボ1マーの   ゛1 本発明のポリアリーレンチオエーテル系ブロックコボリ
マーは、 〔式中、一C〇一基およびーS一基は、ベンゼン環を介
してバラ位に結合】を主構成要素とするPTKブロック
(X) と、 を主構成要素とするPATHブロック(Y)とを、交互
に、それぞれ1個以上含むブロックコボリマーである。 本発明のブロックの構成は、 (X) { (Y) − (X) }. (Y) − 
(X)型(mはOまたは1以上の整数) . (X){
(Y)−(X)}。(Y)型(nはOまたはl以上の整
数)など、交互に両ブロックを有する任意の構成であっ
てよい。 ブロック(X)の合計量に対するブロック(Y)の合計
量の比率が重量比で0.05〜5の範囲であることが必
要であり、好ましくは0.1〜4、さらに好ましくは0
.15〜3の範囲である。 ブロック(X)は、ブロックコボリマーに高度の耐熱性
と結晶性を付与する役割を有し、ブロック(Y)は、高
結晶性を保持しつつ加工温度の低下と粒状化に寄与する
。そこで、ブロック(X)の合計量に対するブロック(
Y)の合計量の比率が0.05未満であると、得られる
ブロックコボリマーの加工温度の低下や粒状化が不十分
となり、逆に、5を超えると、耐熱性の低下が大となり
、耐熱性と加工性のバランスが崩れるので、いずれも好
ましくない。 ブロック(Y)の平均重合度は、lO以上であることが
必要であり、好まし《は20以上である。 ブロック(Y)の平均重合度が10未満では、得られる
ブロックコボリマーはランダムコボリマーに類似のコボ
リマーになり、結晶性、耐熱性、熱安定性等の物性がい
ずれも大幅に低下するため望ましくない.また、ブロッ
ク(Y)の平均重合度が小さすぎると、高分子量のブロ
ックコボリマーが得られ難いという問題がある。 また,ブロック(X)およびブロック(Y)は、それぞ
れの主構成要素である ペ》0{}0◎Sモ +−o−CHべJs+− +顕ナS+ S 以外にも、本発明の目的を損なわない範囲内において他
の繰返し単位を含むことができる。 他の繰返し単位としては、例えば、 づト灸co−<シSモ +0合Sモ のアルキル基、mは、0〜4の整数)などが挙げられる
. これら他の繰返し単位は、通常、対応する各種ジ八口芳
香族化合物をコモノマーとして使用することによりブロ
ックコボリマー中に導入される。 プロックコボ1マーの 本発明のボリアリーレンチオエーテル系ブロックコボリ
マーの物性および特徴について、加工性、溶融安定性、
結晶性などの観点から詳述する. (1)加工性 PTKホモボリマーの融点は、約360’Cである.異
種モノマーとの共重合による融点の降下量ΔTm= [
3 60℃−Tm(コボリマー融点)]は、概ね、溶融
加工温度の低下量に比例する。したがって、ΔTmは加
工温度の低下効果、すなわち加工性改良効果を表わす指
標となりうる。 ΔTmは、lO〜80℃、より好まし《は2o〜70℃
、さらに好ましくは30〜60”Cの範囲にあることが
好ましい.ΔTmが10’C未満では加工性改良効果が
不十分のおそれがあり、一方、ΔTmが80℃を超える
と、ブロックコボリマーの耐熱性樹脂としての特徴を喪
失するおそれがあり、いずれも好ましくない. (2)結晶性 本発明のブロックコボリマーの大きな特徴の1つは、加
工性に優れていると同時に結晶性を有していることであ
る.結晶性は、コボリマーに高耐熱性をもたらすもので
あり、ブロックコボリマーが高耐熱性を具備するために
は十分な結晶性を有することが必須である. 一般に、溶融結晶化エンタルピー△Hmcは、溶融ボリ
マーが結晶化する際の結晶化量に比例する。一方、溶融
結晶化温度Tmcは、結晶化のしやすさの目安となる。 したがって、差動走査熱量計(以下、DSCと略記)を
用いボリマーを不活性ガス雰囲気中で400℃まで昇温
し、直ちに10℃/分の速度で降温した際に測定される
溶融結晶化エンタルピー△Hmc (400℃)および
溶融結晶化温度Tmc (400℃)は、本発明のブロ
ックコボリマーの結晶性の尺度とすることができる。 また、後述する残留溶融結晶化エンタルピー△Hmc 
(400℃/10分)およびその時の溶融結晶化温度T
mc (400℃/10分)は、熱安定性(溶融安定性
)のみならず結晶性の尺度としても用いることができる
。 本発明のブロックコボリマーは、ΔHmc(400”C
)が15J/g以上、より好ましくは20J/g以上、
さらに好ましくは25J/g以上のものであることが好
ましい。また、Tmc(400℃)は、180℃以上、
より好まし《は200℃以上であることが望ましい。Δ
Hmc(400℃)がt5J/g未満あるいはTmc(
400℃)が180℃未満のものでは、高耐熱性ボリマ
ーとしてその耐熱性が不十分となる恐れがあり好まし《
ない. (3)熱安定性 本発明のブロックコボリマーの重要な特徴は、一般的溶
融加工方法の適用が可能な程度に高度の熱安定性(溶融
安定性)を有することである。 熱安定性が悪いボリマーは、溶融加工時に結晶性の喪失
、あるいは溶融粘度の上昇を伴う硬化反応や分解反応を
起こし易い。 そこで、溶融加工温度以上の高温に一定時間保持した後
のボリマーの残留結晶性を調べることによって、そのボ
リマーの溶融加工適性の指標にすることができる。残留
結晶性は、溶融結晶化エンタルピーをDSCで測定する
ことによって定量的に評価することができる。 具体的には、ブロックコボリマーを不活性ガス雰囲気中
で50℃に5分間保持後、75℃/分の速度で400℃
まで昇温し、400℃の温度(溶融加工温度以上の高温
である)に10分間保持し、しかる後10℃/分の速度
で降温した際の残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc 
(4 0 0℃710分)およびその時の溶融結晶化温
度Tmc(400℃710分)を熱安定性の尺度にする
ことができる. 熱安定性の悪いコボリマーであれば、上記400℃の高
温で10分間保持する条件下では架橋反応等を起こして
結晶性を殆ど喪失する。 本発明で用いるブロックコボリマーは、ΔHmc (4
00℃/10分)がIOJ/g以上、より好まし《は1
5J/g以上、さらに好ましくは20J/g以上、のボ
リマーであり、かつTmc (400℃/10分)が1
70℃以上、より好ましくは180℃以上、さらに好ま
しくは190℃以上の物性を有するポリマーである。 ΔHmc (400℃/10分)がIOJ/g未満ある
いはTmc(40Q’C/10分)が170℃未満のブ
ロッ.クコボリマーは、溶融加工時に結品性の喪失や粘
度の上昇を起こし易《、一般的溶融加工方法の適用が困
難である。 また、熱安定性の尺度としては,溶融結晶化エンタルピ
ーの残留溶融結晶化エンタルピーに対する比率,すなわ
ちΔHmc (400℃)/ΔHmc (400℃71
0分)も目安となり、この比が小さい方が熱変性が少な
い。したがって、ΔHmc (400℃/10分)がx
OJ/g以上であって、かつ、前記比率が5以下である
ことが好ましく、3以下であればより好ましい。 (以下余白) (4)溶融粘度 本発明においては、溶融粘度η0をもってブロックコボ
リマーの分子量の指標とする.具体的には、内径1mm
φ、L/D=10/1のノズルを装着したキャビログラ
フ(東洋精機社製)にボリマーサンプルを装填し、35
0℃で5分間予熱し、剪断速度1200/秒での溶融粘
度η0を測定する. 本発明のブロックコボリマーは、溶融粘度η0が50〜
100,000ポイズのものであり、好まし《は100
〜50.000ボイス、さらに好ましくは150〜10
,000ボイズのものである。 溶融粘度η傘が50ボイス未満のものは、分子量が小さ
いため流動性が高すぎて一般的溶融加工による溶融紡糸
が難しく、繊維が得られたとしてもその機械的物性が著
し《劣るため好ましくない。また、溶融粘度η傘が10
0,000ボイス超過のものは、分子量が大きすぎるた
め流動性が低すぎてやはり一般的溶融加工が難しくなる
ので好ましくない。 (ブロックコボリマーの製造方法) ブロックコボリマーの製造方法としては、■予め調製し
たPATHブロック(Y)に4.4′−ジハロペンゾフ
エノンを主成分とするジハロ芳香族化合物とアルカリ金
属硫化物とを加えて反応させ、PTKブロック(X)を
生成させる方法、および■別個に調製したPTKブロッ
ク(X)とPATEブロック(Y)とを化学的に結合さ
せる方法、が挙げられる. A.ブロックコボリマーの7、・ 本発明のブロックコボリマーの製造方法においては、ボ
リマーの原料としてアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族
化合物、反応媒体として有機アミド溶媒および水(永和
水を含む)が主として用いられる。 (1)アルカリ金属硫化物 アルカリ金属硫化物には、硫化リチウム、硫化ナトリウ
ム、硫化カリウム,硫化ルビジウム、硫化セシウム、お
よびこれらの混合物が包含される。 これらのアルカリ金属硫化物は、水和物または水性混合
物として、あるいは無水物の形で用いることができる. (2)ジハロ芳香族化合物 PTKブロック(X)  ( P T Kブレボリマー
を含む)を形成するために使用するジハロ芳香族化合物
は.4.4’ −ジクロ口ペンゾフエノンおよび/また
は4.4′−ジブロモベンゾフエノンからなるジハロペ
ンゾフエノンを主成分とするものである. PATHブロック(Y)  ( P A T Eブレボ
リマーを含む)を形成するために使用するジハロ芳香族
化合物は、p−ジクロルベンゼン、m−ジクロルベンゼ
ンなどのジハロベンゼンを主成分とするものである。 その他の共重合し得るジハロ芳香族化合物としては、例
えば、ジハロペンゾフエノン(4.4’一体を除《》、
ジハロアルキルベンゼン、ジハロビフェニル、ジハロジ
フエニルスルフオン、ジハロナフタレン、ビス(八ロフ
エニル)メタン、ジハロビリジン、ジハロチオフエン、
ジハロペンゾニトリルおよびこれらの混合物などが挙げ
られる. また、ブロックコボリマーの加工性や物性をあまり低下
させない限度内で、トリ八ロ以上のポリ八口化合物を反
応系中に存在させて、分枝や架橋構造を導入してもよい
。 (3)有機アミド溶媒 有機アミド溶媒としては、N−メチルビロリドン、N一
エチルビロリドン、ヘキサメチルリン酸トリアミド、テ
トラメチル尿素、ジメチルイミダゾリジノン、ジメチル
アセトアミド、およびこれらの混合溶媒などが挙げられ
る。 B−Ml;tJjijおよび 応 本発明におけるPATEプレボリマーの調製には、従来
公知のPATH重合方法を採用することができる.しか
しながら、PATEブレボリマーの存在下にPTKブロ
ックを形成させる反応、PTKブレボリマーの調製、お
よびPTKブレボリマーとPATEブレボリマーを結合
させてブロックコポリマーを形成する反応には、特別の
条件、すなわち反応系中の共存水分量を多くすること、
モノマーの組成を適切に制御すること、重合温度を適切
に制御し、かつ高温での反応を短《制御された時間内で
行うことなどが必要である.さらに、適切な反応装置の
材質の選択、反応末期の安定化処理などが−1好ましい
物性を有するブロックコボリマーを製造する上で有効で
ある.これらの反応条件を適切に制御しないと、一般的
溶融加工に適した熱安定性(溶融安定性)を有し、かつ
、結晶性のブロックコボリマーを得ることができない. 〈ブレボリマーの製造方法〉 (1)PATHブレボリマー 本発明のブロックコボリマーの原料として用いるPAT
Eブレボリマーは、水分の共存下、有機アミド溶媒中で
アルカリ金属硫化物とジハロベンゼンを主成分とするジ
ハロ芳香族化合物を下記の条件(a)〜(c)で、脱ハ
ロゲン化/硫化反応を行なわせることによって製造する
ことができる. (a)有機アミド溶媒仕込量に対する共存水分量の比が
0.2〜5(モル/kg)、好ましくは0.5〜4.5
(モル/kg)の範囲であること。 (b)アルカリ金属硫化物の仕込量に対するジハロ芳香
族化合物の仕込量の比が0.8〜1.05(モル/モル
)、好まし《は0.8〜1.0、さらに好ましくは0.
85〜0.95 (モル/モル)の範囲であること。 (c)反応を200〜280℃、好ましくは210〜2
50℃の範囲で行ない、生成ブレボリマーの平均重合度
が10以上,好ましくは20以上に達するまで継続する
こと。 また、上記条件(b)をアルカリ金属硫化物の仕込量に
対するジハロ芳香族化合物の仕込量の比が0.95 (
モル/モル)以上、特に1.0(モル/モル)以上にし
たときには、さらにアルカリ金属硫化物で処理し、反応
性末端基であるチ才ラート基を多く有するPATEブレ
ボリマーを製造することができる。PATEブレボリマ
ーは、特にトリ八口以上のポリ八口ベンゼンを重合反応
系に少量存在させることにより若干の架橋構造および/
または分枝横造を導入したものであってもよい。 PATEブレボリマーは、得られるブロックコボリマー
の物性上の要請から、平均重合度が10以上、好ましく
は20以上のボリマーである。 本発明におけるPATHブロックの数平均分子量は、ブ
レボリマーの段階では末端チオール基、チ才ラート基お
よび末端ハロゲン基の数から求める方法を適用している
。 一方、反応性の見地からは、PATEブレボリマー鎖の
末端ハロゲン基に対する末端チオラート基(チオール基
も含むものとする)の比が0. 3(モル/モル)以上
、より好まし《は0.5(モル/モル)以上のボリマー
であることが好ましい。この比が0.3未満では、PA
THブレボリマー末端の反応性が不足しブロックコボリ
マーを得ることが困難になる。 の中では、バラフエニレンスルフイド単位が結晶性、熱
安定性、耐熱性、機械的特性などの見地から特に優れた
ブロックコボリマーを与えるので好ましい。 (2)PTKプレボリマー 本発明のブロックコボリマーの原料として用いるPTK
ブレボリマーは、次の方法によって製造することができ
る. すなわち、水分の共存下、有機アミド溶媒中で、アルカ
リ金属硫化物と、4,4′−ジクロ口ペンゾフエノンお
よび/または4.4′−ジブロモベンゾフェノンを主成
分とするジハロ芳香族化合物とを、下記(a)〜(b)
の条件で脱ハロゲン化/硫化反応させる方法により製造
することができる. (a)有機アミド溶媒仕込量に対する共存水分量の比が
2.5〜15(モル/kg)の範囲であること. (b)反応を60〜300℃の範囲の温度で行うこと.
ただし、210℃以上での反応時間は10時間以内であ
ること. PTKブレボリマーは、特にトリ八ロ以上のボリハロペ
ンゾフェノンを重合反応系に少員存在させることにより
若干の架橋構造および/または分枝構造を導入したもの
であってもよい.くブロックコボリマーの製造方法(そ
の1)>本発明のブロックコポリマーの製造方法として
は、予めPATHブレボリマーを調製しておき、そのP
ATEブレボリマーの存在下にPTKブロックを形成す
る方法がある。 この方法は、本質的に次の2段階の工程を含む方法であ
る. ■水分の共存下に、ジハロベンゼンを主成分とするジハ
ロ芳香族化合物とアルカリ金属硫化物な含む有機アミド
溶媒を加熱して、 を主構成要素とし、反応性末端基を有するPATEプレ
ボリマーを含む反応液を形成する第一工程と, ■第一工程で得られた反応液と、4.4′−ジクロロペ
ンゾフエノンおよび/または4.4′ −ジブロモベン
ゾフェノンからなるジハロペンゾフエノンを主成分とす
るジハロ芳香族化合物、アルカリ金属硫化物、有機アミ
ド溶媒および水とを混合し、該混合液を加熱して、 〔式中、一C〇一基および−S一基は、ベンゼン環を介
してバラ位に結合〕を主構成要素とするPTKブロック
を生成させる第二工程、の少なくとも2つの工程からな
り、 かつ、各工程での反応を下記(a)〜(f)の条件で行
なうことを特徴とする、PTKブロック(X)とPAT
Hブロック(Y)を含むボリアリーレンチオエーテル系
ブロックコボリマーの製造方法。 (a)第一工程において、有機アミド溶媒仕込量に対す
る共存水分量の比を0.2〜5(モル/kg>,アルカ
リ金属硫化物の仕込量に対するジハロ芳香族化合物の仕
込量の比を0.8〜1.05 (モル/モル)とし、P
ATEブレボリマーの平均重合度が10以上となるまで
重合を行なうこと. (b)第二工程において、有機アミド溶媒に対する共存
水分量の比を2.5〜15(モル/kg)の範囲とする
こと。 (C)第二工程において、全アルカリ金属硫化物の仕込
量(第一工程および第二工程でのアルカリ金属硫化物の
合計仕込量)に対する全ジハロ芳香族化合物の仕込量(
ジハロベンゼンおよびジハロペンゾフェノンを含むジハ
ロ芳香族化合物の合計仕込量)の比を0.95〜1.2
(モル/モル)の範囲とすること。 (d)ジハロベンゼンを主成分とするジハロ芳香族化合
物の仕込量に対するジハロペンゾフエノンを主成分とす
るジハロ芳香族化合物の仕込量の比をO.1〜10(モ
ル/モル)の範囲となるようにすること。 (e)第二工程の反応を150〜300℃の温度範囲で
行なうこと。ただし、210℃以上での反応時間は10
時間以内とする。 (f)第二工程において、生成するブロックコボリマー
の溶融粘度(350℃、剪断速度1 200/秒で測定
)が50〜too.oooボイズとなるまで反応を行な
うこと。 くブロックコボリマーの製造方法(その2)〉本発明の
ブロックコボリマーの製造方法としては、予めPATE
ブレボリマーおよびPTKブレボリマーを調製しておき
、そのPATEブレボリマーとPTKブレボリマーを反
応させて結合させる方法がある。この方法は、本質的に
次の3段階の工程を含む方法である. ■水分の共存下に、ジハロベンゼンを主成分とするジハ
口芳香族化合物とアルカリ金属硫化物を含む有機アミド
溶媒を加熱して、 を主構成要素とし、反応性末端基を有するPATEブレ
ボリマーを含む反応液を形成する第一工程と、 ■水分の共存下に、4.4′−ジクロ口ペンゾフェノン
および/または4,4゛−ジブロモベンゾフェノンから
なるジハロペンゾフェノンを主成分とするジハロ芳香族
化合物とアルカリ金属硫化物を含む有機アミド溶媒を加
熱して、 〔式中、一〇〇一基およびーS一基は、ベンゼン環を介
してバラ位に結合Jを主構成要素とし、反応性末端基を
有するPTKブレボリマーを含む反応液を形成する第二
工程と、 ■前記各工程で得られたPATEブレボリマーを含む反
応液とPTKブレボリマーを含む反応液とを混合して反
応させる第三工程、 の少なくとも3つの工程からなり、 各工程での反応を下記(a)〜(g)の条件で行なわせ
ることを特徴とする、PTKブロック(X)とPATH
ブロック(Y)を含むボリアリーレンチオエーテル系ブ
ロックコポリマーの製造方法.(a)第一工程において
、有機アミド溶媒仕込量に対する共存水分量の比を0.
2〜5(モル/kg)、アルカリ金属硫化物の仕込量に
対するジハロ芳香族化合物の仕込量の比を0.8〜1.
05 (モル/モル)とし、PATEブレボリマーの平
均重合度が10以上となるまで重合を行なうこと. (b)第二工程において,有機アミド溶媒仕込量に対す
る共存水分量の比を2.5〜15(モル/kg)とし、
反応を60〜300’Cの範囲の温度で行なうこと.た
だし、210”C以上での反応時間はlO時間以内であ
ること. (C)第三工程において、有機アミド溶媒に対する共存
水分量の比を265〜15(モル/kg)の範囲とする
こと. (d)第三工程において、全アルカリ金属硫化物の仕込
量(第一工程および第二工程でのアルカリ金属硫化物の
合計仕込量)に対する全ジハロ芳香族化合物の仕込量(
ジハロベンゼンおよびジハロペンゾフェノンを含むジハ
ロ芳香族化合物の合計仕込量)の比を0.95〜1.2
(モル/モル)の範囲とすること. (e)全PTKプレポリマーに対する全PATEブレボ
リマーの比率を重量比で0.05〜5とすること. (f)第三工程の反応を150〜300℃の温度範囲で
行なうこと.ただし、210℃以上での反応時間は10
時間以内とする. (g)第三工程において、生成するブロックコボリマー
の溶融粘度(350℃、剪断速度1 2007秒で測定
)が50〜100,000ボイズとなるまで反応を行な
うこと. これらのPTKブレボリマーおよびブロックコボリマー
を製造する方法において、反応装置(反応の予備操作、
例えば脱水処理等に使用される装置も含む)としては、
少《とも反応液が直接接触する部分は反応液と反応しな
い不活性な耐腐食性材料で構成されたものであることが
好ましい.このような耐腐食性材料としては、チタンや
チタンを含んだ合金などのチタン材が好ましい。 また、反応末期において、(一〇〇−)基と同等または
これ以上の電子吸引性を有する置換基を1個以上含む少
なくとも1つのハロゲン置換芳香族化合物(好ましくは
、モノマーとして用いた4,4′−ジクロ口ペンゾフェ
ノンおよび/または4.4′−ジブロモベンゾフェノン
)を反応系中に添加して反応させることによって、さら
に熱安定性の改善されたブロックコボリマーを得ること
ができる.ただし、本発明において、「反応末期」とは
、反応開始時から反応終了時までの期間のうち、反応開
始時から当該期間の約1/lを゜経過した後の期間を意
味するものとする。なお、この反応末期に添加するハロ
ゲン置換芳香族化合物の仕込量は、前述のジハロ芳香族
化合物の仕込量には含まれない. 服m佳■ 本発明の熱可塑性材料は、前記ボリアリーレンチオエー
テル系ブロックコボリマーの1物性(例えば、機械的特
性、電気的特性、熱的特性、化学的特性など)の改変・
改善、加工性の改変・改善およびコストの低減などの目
的で、該ブロックコポリマー(成分A)に、所望により
混和可能な熱可塑性樹脂(成分B)や充填材(成分C)
を混合したものである。また、成分Aの溶融安定化剤で
ある塩基性化合物(成分D)を、所望により酸化防止剤
(成分E)とともに混合したものである。 以下、本発明の熱可塑性材料の他の成分について説明す
る。 〔成分B...熱可塑性樹脂〕 本発明の熱可塑性材料は、成分Bとして、ボリアリーレ
ンチオエーテル系ブロックコボリマ−(成分A)と混和
可能な熱可塑性樹脂を、成分A100重量部に対して0
〜50重量部、好ましくは0〜40重量部、より好まし
くはO〜30重量部、含むものである.成分Bが50重
量部を超えると、機械的特性、特に高温での耐久性が損
なわれるおそれがある. 本発明において、成分Bとして用いる熱可塑性樹脂とし
ては、例えば、ボリアリーレンチオエーテル、ボリアリ
ーレンチオエーテルケトン、PEEKやPEKのような
芳香族ポリエーテルケトン、ポリアミド(アラミドを含
む)、ポリアミドイミド、ポリエステル(芳香族ポリエ
ステル、液晶性ポリエステルを含む)、ボリスルホンや
ポリエーテルスルホンのような芳香族ボリスルホン、ポ
リエーテルイミド、ボリアリーレン、ポリフエニレンエ
ーテル、ポリカーボネート、ポリエステルカーボネート
、ポリアセタール、ポリテトラフルオ口エチレンのよう
な弗素ボリマー、ポリオレフィン、ボリスチレン、ポリ
メタクリル酸メチル、ABSなどの樹脂類、あるいは、
フッ素ゴム、シリコーンゴム、オレフィン系ゴム、アク
リルゴム、ポリイソブチレン(ブチルゴムを含む)、水
添SBR、ポリアミドエラストマー、ボリエステルエラ
ストマーなどのエラストマーが挙げられる.これらの熱
可塑性樹脂は5それぞれ単独で、あるいは複数種組合せ
て使用することができる. 上記の熱可塑性樹脂の中で、ボリアリーレンチオエーテ
ル,特に、 した場合、優れた相溶性(例えば、DSCを用いて測定
した混合物のガラス転移温度、ガラス状態からの結晶化
温度Tc+ .溶融状態からの結晶化温度T c xお
よび結晶融点のピーク挙動から判定)を有しており、さ
らに、充填材を含まない当該組成物は、非晶状態では透
明な成形物を与えるという大きな特徴も見出されている
。 (以下余白) を主構成要素とする(該繰返し単位を50重量%以上含
む)ボリアリーレンチオエーテル、および 〔式中、一〇〇一基および−S一基は、ベンゼン環を介
してバラ位に結合〕を主構成要素とするボリアリーレン
チオエーテルケトン、およびこれらの混合物は,本発明
のブロックコボリマーと混合〔成分C...充填材〕 本発明の熱可塑性材料は、成分Cとして充填材を、成分
A100重量部当り10重量部まで含むことを特徴とす
る.成分Cが10重量部を超えると、加工性が著しく低
下するおそれがあり好ましくない. 本発明において,成分Cとして用いる充填材は、繊維状
充填材としては、例えば、ガラス、炭素、黒鉛、シリカ
、アルミナ、ジルコニア、炭化ケイ素、アラミドなどの
繊維、あるいは、チタン酸カリウム、ケイ酸カルシウム
(ウォラストナイトを含む)、硫酸カルシウム、炭素、
窒化ケイ素、ボロンなどのウイスカ一等、また、無機質
充填材としては、タルク、マイカ、カオリン、クレイ、
シリカ、アルミナ、シリカアルミナ、酸化チタン、酸化
クロム、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、リン酸カ
ルシウム、硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸
マグネシウム、ケイ素、炭素(カーボン黒を含む)、黒
鉛、窒化ケイ素、二硫化モリブデン、ガラス、ハイドロ
タルサイト、フエライト、サマリウム・コバルト、ネオ
ジウム・鉄・ボロン等の粉末が挙げられる.これらの充
填材は、それぞれ単独で、あるいは複数種類組合せて使
用することができる.
【成分D...塩基性化合物】
本発明の熱可塑性材料は、特定の塩基性化合物を添加す
ることにより、溶融加工時における熱変性・熱劣化に伴
う溶融粘度の上昇や結晶性の低下、溶融加工機器の樹脂
滞留部分での熱分解物の付着等を低減・防止することが
できる。また、前記塩基性化合物と特定の酸化防止剤と
を併用すると、これらの安定化効果がさらに促進される
。 塩基性化合物としては、非酸化性の耐熱性・難揮発性の
ものであって、具体的には、周期律表第11A族金属(
ただし、マグネシウムを除く)の水酸化物、酸化物、芳
香族カルボン酸塩、および周期律表第IA族金属の芳香
族カルボン酸塩、炭酸塩、水酸化物、リン酸塩(縮合物
を含む)、ホウ酸塩(縮合物を含む)などが挙げられる
。 これらの塩基性化合物の中でも、カルシウムやバリウム
の水酸化物もしくは酸化物;ナフタレン・モノまたはポ
リカルボン駿、アリール安息香酸、ベンゼン・モノまた
はポリカルボン酸、ヒドロキシ安息香酸等の芳香族カル
ボン酸のリチウム、ナトリウムもしくはカリウム塩;が
好ましい。これらの中でも特に、カルシウムやバリウム
の水酸化物が好ましい. 塩基性化合物の配合割合は、熱可塑性材料におけるポリ
アリーレンチオエーテル系ブロックコボリマー100重
量部当たり、0.1〜lO重量部、好まし《は0.2〜
5重量部、さらに好ましくは0.3〜2重量部である.
塩基性化合物の配合割合が0.1重量部未満では、安定
化効果が不充分であり、逆に、10重量部を越えると、
ブロックコボリマーを分解したり、電気的特性などを劣
化させるおそれがある. 〔成分E...酸化防止剤J 塩基性化合物と併用する酸化防止剤としては、ラジカル
連鎖禁止剤や過酸化物分解剤などがあり、具体的には、
ヒンダードフェノール系化合物、リン系化合物、ヒンダ
ードアミン系化合物などが挙げられる. ヒンダードフェノール系化合物としては、例えば、1,
3.5−トリメチル−2.4.6−トリスー(3.5−
ジーt−ブチルー4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンお
よびその類似化合物;オクタデシル−3− (3.5−
ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロビオネ
ート、ペンタエリスリチルーテトラキス[3− (3.
5−ジーt一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロビ
オネート1.2.2−チオージエチレンビス[3−(3
.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフエニル)プロ
ビオネート]などを代表的なものとして挙げることがで
きる. リン系化合物としては、3価のリン原子をふくむものが
好ましく用いられる. このような3価のリン化合物の中で代表的なものとして
は、トリス(2.4−ジーt−プチルフェニル)ホスフ
ァイト、ビス−(2,6−ジーt−ブチルー4−メチル
フエニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジス
テアリルベンタエリスリトールジホスファイト、4.4
′ −ビフェニレンジホスフィン酸テトラキス(2.4
−ジーt−プチルフェニル)などが挙げられる.ヒンダ
ードアミン系化合物としては、代表的なものとして、ボ
リ[(6− (1,1,3.3−テトラメチルブチル)
イミノー1,3.5−トリアジン−2,4−ジイル) 
 ((2,2,6.6−テトラメチル−4−ビペリジル
)イミノ〕へキサメチレン[ (2,2.6.6−テト
ラメチル−4−ビベリジル)イミノ]]およびその類似
化合物などが挙げられる。 酸化防止剤は、低揮発性,難分解性のものが好ましく、
特に上記のリン系化合物が好まし《用いられる.酸化防
止剤は、単独でもあるいは2種以上を併用することもで
きる.併用する場合には、ラジカル連鎖禁止剤と過酸化
物分解剤の組合わせが好ましい. 酸化防止剤の配合割合は、ボリアリーレンチオエーテル
系ブロックコボリマ−100重量部に対して、0〜10
重量部、好ましくは0.01〜5重量部、さらに好まし
くは0.1〜2重量部である.酸化防止剤の配合割合が
0.01重量部未満では、安定化効果が不充分であり、
逆に、10重量部を越えるとガス成分の発生が多くなっ
たり、電気的特性などを劣化させるおそれがある. 〔任意成分J 本発明の熱可塑性材料には、光安定剤、防錆剤、滑剤、
粘度調節剤,粗面化剤、結晶核剤,離型剤、着色剤、カ
ップリング剤、パリ防止剤、帯電防止剤などの助剤を必
要に応じて添加することができる。 特に酸化亜鉛、炭酸亜鉛などの亜鉛化合物は,腐食性ガ
スの捕捉剤として好ましいものである.【血左旦 本発明の熱可塑性材料は、各成分をドライ・ブレンド法
などの通常の各種ブレンド法により調製することができ
る. 各成分は、任意成分を含め、熱可塑性材料な構成する全
成分を同時に添加してもよいが、例えば、成分Aと成分
Dを予め添加しておき、得られた混合物に他の成分を添
加するなど、任意の順序で配合することができる. 予め成分Aと成分Dを配合する方法としては、成分Aに
ドライ粉末の成分Dを添加して混合するドライ・ブレン
ド法、あるいは成分Aにウエット状、溶液状もしくはス
ラリー状の成分Dを添加して、溶媒を乾燥除去するウエ
ット法などがあり.%必要に応じて、これらの混合物を
溶融混練することによって、溶融混線物として調製する
こともできる。また、この場合、所望により成分Eを併
用してもよい. 成分Aに、成分Bおよび/または成分Cを添加し、しか
る後に成分Dを添加する場合には、上述の成分Dの添加
方法と同じ方法が採用できる.乾燥工程を要しない点で
は、ドライ・ブレンド法が好ましい. (以下余白) 繊lしλ製』し1法 本発明の繊維は、ボリアリーレンチオエーテル系ブロッ
クコボリマーまたはボリアリーレンチオエーテル系ブロ
ックコボリマーに他の混和可能な熱可塑性樹脂および/
または充填材を配合した組成物からなる熱可塑性材料を
、例えば、溶融紡糸用ノズルを装備した押出機に、大気
中で、あるいはより好ましくは不活性ガス雰囲気下で供
給し、溶融紡糸用ノズルから押出温度300〜400℃
で押出し、得られた糸を90〜190℃の温度範囲で1
.2〜8倍に延伸し、100〜340℃で0,1〜1,
000秒間熱固定することによって製造することができ
る.溶融紡糸用ノズルから押出しの際、通常、R,(ノ
ズルからの樹脂吐出速度に対する紡糸した糸のテイクア
ップ速度比)力il〜50,000倍、好ましくは5〜
5,000倍で引き取る. 溶融紡糸用ノズルからの押出温度が前記温度範囲より低
すぎると、スムーズに紡糸することが困難となり、逆に
、高すぎると糸切れや樹脂の劣化を引き起こすので好ま
しくない。溶融紡糸用ノズルから押出された糸は、固体
状で延伸され配向性が付与される. 延伸は、ボリアリーレンチオエーテル系ブロックコポリ
マーの溶融温度以下の高温、好まし《は90〜190℃
で行なう.延伸工程は、溶融紡糸した未延伸糸を高温の
乾熱浴や温熱浴あるいは高温の熱板上で引張ることなど
により行なわれる.延伸温度が規定範囲外であると、糸
切れ、毛羽立ちおよび溶着現象のため好ましくない。 延伸倍率は、1.2〜8倍である。延伸倍率が1.2未
満では、高強度の繊維を得ることが困難であり、また、
8倍を越えると、延伸が困難となり、糸切れや毛羽立ち
となるので好ましくない。 延伸後熱固定することにより、高強度で、寸法安定性に
優れた繊維を得ることができる。 なお、ここで使用する紡糸用押出機は、樹脂溶融物と接
触する部分が非鉄系耐食金属で構成されたものがより好
ましい。また、ベント付きのものがより好ましい. 以上のようにして、造られたブロックコボリマーは、一
般的溶融加工に適用可能な高熱安定性を有するとともに
、それから造られた繊維は、高温下での耐熱性、すなわ
ち、高温下で長期にわたり強度低下が少ないという特性
を有していることを特徴としている. 直1至上上 本発明のボリアリーレンチオエーテル系ブロックコボリ
マー繊維は、通常、0.5〜1000μm、好まし《は
1〜300μmの繊維径を有し、次のような優れた物性
を示す。 (a)引張強度が23℃で10kg/mゴ以上。 (b)引張伸度が23℃で5%以上. (c)熱収縮率(200℃/30分)が20%以下。 (物性の測定) 弘1蒐ユ:JIS−L1013に準拠 (試長300mm、引張速度3 0 0 mm/分)弘
1狸ユ:JIS−L1013に準拠 肱収且崖(200℃/30分):200℃、30分エー
ジング前後での試料の収縮の度合を測定した。 且羞 本発明の繊維は、例えば、工業用フィルター断熱材、補
強用繊維、絶縁テープ、絶縁クロス、耐火服、高温用手
袋、ブリプレグ用繊維、ブリプレグテーブ、光ケーブル
のテンションメンバー各種織物などに用いられる. (以下余白) [発明の効果] 本発明により、強度、耐熱性等に優れた繊維が提供され
る。 本発明の繊維は、原料として、一般的溶融加工方法を適
用するのに充分な高度の熱安定性を有し、かつ,充分な
分子量を有し、経済的なコストで製造される高結晶性ブ
ロックコボリマー単独または該ブロックコボリマーに、
その改質・改変を目的とする成分を加えた熱可塑性材料
を用いているので、実用的な機械的物性を有し、特に高
温での耐久性に優れている。 (以下余白) 〔実施例〕 以下、本発明を実施例、実験例および比較例によりさら
に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を越えない
限り、以下の実施例および実験例に限定されるものでは
ない. 1虚叉麗11 (製造方法その1によるブロックコボリマーの合成) (PATEブレボリマーの合成) 含水硫化ソーダ(水分53.9重量%)2255kgお
よびN−メチルビロリドン(以下、NMPと略記)50
0kgをチタン張り重合缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下
で徐々に187℃まで昇温しながら、水86.3kgを
含むNMP溶液104kgと硫化水素34.9モルを流
出させ、次に、p−ジクロルベンゼン(以下、PDCB
と略記)171.8kgとNMP167kgを供給して
、220℃で10時間重合を行なった(PDCB/硫化
ソーダ二0.9モル/モル、共存水分量/NMP=3モ
ル/kg). 50℃まで冷却後、プレボリマーを含む反応液のスラリ
ーを一部抜きだし、活性末端基を後述する方法により測
定した. 末端チオラート基および末端チオール基の濃度は、プレ
ポリマー1g当たり462XLO−’当量、末端塩素基
の濃度は34X10−’当量であった.これらの末端基
数より求めたブレポリマーの数平均分子量は4032 
(平均重合度は37)であった. 分』己1法 〈末端チオール基またはチオラート基の分析〉ブレボリ
マーの重合反応終了後、反応液であるスラリーの一部を
サンプリングし、水中に投入してボリマーを析出させ、
濾別し、純水中で洗浄し、次いで希塩酸水で処理して末
端チオラート基をチオール基に変え、純水中で30分間
洗浄し、さらにアセトンで30分間洗浄し、真空乾燥機
で室温で減圧乾燥して、ボリマーサンプルを得た.それ
から直ちにボリマーサンプル10mg〜1g程度を秤量
し、密栓型試験管に入れ、アセトン2.5mβおよびヨ
ードアセトアミド20ミリモルからなるアセトン溶液2
.5mβを加え、密栓し、100℃で60分間加熱し、
水冷し、開栓し、それから液相部を分離し、分光光度計
を用いて、450nmの吸光度(ヨードの吸光度)を測
定した。 前もってモデルチオール化合物 に関して作製しておいた検量線を用いて、吸光度から末
端のチオール基濃度を算出した(サンプル量は、アセト
ン・スラリー中のチオール基の濃度が0.1〜0.3ミ
リモルの範囲になるように適当に選ぶ).同一乾燥サン
プルにつき3回づつ分析を行なって、末端チオール基濃
度の平均値を求めた。 〈末端ハロゲン基の分析〉 蛍光X線分析装置゛(理学電気■、3080E2型)を
用いて、末端ハロゲン原子の定量分析を行なった。 く数平均分子量の求め方〉 末端チオール基(チオラート基も含む)と末端ハロゲン
基の実測値から下記式により数平均分子量を求めた。 数平均       試料重量(g) 分子量 末端チオール基数+末端ハロゲン基数(ブロッ
クコボリマー合成) 含水硫化ソーダ(水分54.0重量%)29.8kg、
4.4′−ジクロ口ペンゾフェノン(以下.DCBPと
略記)80。5kg.NMP328kgおよび水127
.8kgをPATEプレボリマー反応液スラリー、95
7.4kgの入っているチタン張り重合缶に仕込み、窒
素置換後、加熱昇温し260℃で2時間重合した.ブロ
ックコボリマーを合成する際の反応条件は次のとおりで
あった. ■アルカリ金属硫化物の全仕込量(ブレボリマー合成時
の有効硫化ソーダ仕込量とブロックコボリマー合成時の
硫化ソーダ仕込量の合計)に対するジハロ芳香族化合物
の全仕込量(ブレボリマー合成時のPDCB仕込量とブ
ロックコボリマー合成時のDCBP仕込量の合計)のモ
ル比は1.01である。 ■ブレボリマー合成時のPDCBの仕込量対DCBPの
仕込量は68:32(重量比)である.■有機アミド(
NMP)に対する共存水分量の仕込量比は約10モル/
kgである. (ブロックコボリマーの回収) 得られた反応液であるスラリーを約等量のNMPで希釈
し、目開き1 50μm (100メッシュ)のスクリ
ーンで粒状ボリマーを篩別した。 メタノール洗と水洗を3回づつ繰返し、100℃で一昼
夜減圧乾燥してブロックコボリマーB,を得た。ブロッ
クコボリマーB1の回収率は75%であった。 (ブロックコボリマーの属性) ブロックコボリマーB1は、平均粒径680μmのパー
ル状粒子で、嵩比重は0.58g/d2であった. 赤外線スペクトル分析(I R)では、1640cm−
’にケトン基に基づ《鋭い吸収ピークが観察される。広
角X線回折(理学電機■社製RAD−Bシステムを使用
)では、PATHホモポリマーやPTKホモボリマーお
よびそのブレンド物とは明らかに異なったブロックコボ
リマーによる回折パターンが示された。 ブロックコボリマーB,中の硫黄分は、燃焼フラスコ法
とイオンクロマト法(IC法)により求めた。すなわち
、ブロックコボリマーB1をフラスコ中で燃焼し,過酸
化水素水に吸収させ、ボリマー中の硫黄分を硫酸根とし
電導度検出器を備えたイオンクロマト装置(横河電機■
社製IC−500)を用いて硫黄分を定量した。 ブロックコボリマー中のPATH繰返し単位の重量分率
WIl (重量%)は、下記の式により求めることがで
きる。 この式に測定値W=24.3%、計算値W,=15.0
1%、W.=29.63%を代入して求めたWbは、6
3.5%であった. (ブロックコポリマーの物性) ブロックコボリマーの物性は次のとおり.溶融粘度  
180ポイズ 転移温度  Tg          100℃Tm 
  302℃および323℃ 溶融結晶化温度 T m c (400℃)    263℃T m c
 (400℃/10分)  230℃溶融結晶化エンタ
ルピー ΔH m c (400℃)     5 3 J/g
残留溶融結晶化エンタルピー ΔH m c (400℃/10分)42J/gなお、
Tg(ガラス転移温度)はプレスシ一ト(380℃でプ
レス)を試料とし、また、Tm(融点)はボリマー粉末
を用いてDSCによりlO℃/分の速度で室温から昇温
しながら測定した。 念滅』已L鯉l (製造方法その2によるブロックコボリマーの合成) (PATEブレボリマーの合成) 含水硫化ソーダ(水分53.7重量%)3.2kgおよ
びNMP6.0kgをチタン張り重合缶に仕込み、窒素
ガス雰囲気下で徐々に200℃まで昇温しながら,水1
.326kgを含むNMP溶液2.541kgと硫化水
素0.38モルを留出させ、次いで水0.123kgを
追加し、次にPDCB2.35kgとNMP4.51k
gとの混合溶液を供給して、220℃でlO時間重合を
行ない(PDCB/硫化ソーダ=0.86モル/モル、
共存水分量/NMP=約3モル/kg)、PATEブレ
ポリマーを含む反応液スラリーを得た。ブレボリマーの
数平均分子量は1530(平均重合度14)であった. (PTKブレボリマーの合成) DCBP3.640モル、含水硫化ソーダ(水分53.
7重量%)2.039モル、水176gおよびNMP4
.004kgを20ρのチタン製重合缶に仕込み、窒素
置換し、220℃で1時間保持して反応させ(共存水分
量/NMP=約5モル/kg),PTKブレボリマーを
含む反応液スラリーを得た. (ブロックコボリマーの合成) 前記PTKブレボリマーを含む反応液スラリ−(スラリ
ー温度220℃)が入った20I2のチタン製重合缶の
上に加熱装置付のチャージポットを取りつけ、このポッ
トに前記PATEブレボリマーを含む反応液スラリ−9
.12kgを仕込み220℃に昇温したのちPTKブレ
ボリマーを含む反応液スラリーに添加、更に水1.14
6kgを添加し、混合した. さらに260℃で2時間保持して反応させ、240℃ま
で降温した後、反応末期の安定化処理のためにDCBP
0.4356モル、NMP0.5kgを追加し240℃
で0.2時間反応させた。ブロックコボリマーを合成す
る際の反応条件は次のとおりであった。 ■アルカリ金属硫化物の全仕込量(PATEブレボリマ
ー合成時の硫化ソーダ仕込量とPTKプレボリマー合成
時の硫化ソーダ仕込量の合計)に対するジハロ芳香族化
合物の全仕込量[PATEブレポリマー合成時のPDC
B仕込量とPTKブレボリマー合成時のDCBP仕込量
の合計〕のモル比は0.99である。 ■PATHブロックとPTKブロックの比はほぼ60:
40(重量比)である。 ■有機アミド(NMP)の仕込量に対する共存水分量の
比は約10モル/ k gである。 (ブロックコボリマーの回収) 合成実験例1と同様に行ない、ブロックコボリマーB2
を得た。回収率は78%であった。 (ブロックコボリマーの物性) ブロックコボリマ−88の物性は次のとおり。 溶融粘度  650ボイズ 転移温度  Tg         1 04℃T m
    301℃および324℃溶融結晶化温度 T m c (400℃》     252℃T m 
c (400℃/10分)  221℃溶融結晶化エン
タルピー ΔH m c (400℃)     4 3 J/g
残留溶融結晶化エンタルピー ΔH m c (400℃/10分)36J/gなお、
PTK繰返し単位の合計量に対するPATH繰返し単位
の合計量の比率(重量比)は1.6 (62/38)で
あった. A    3 軌   PTKのA DCBP  90モル、含水硫化ソーダ(水分53.6
重量%)90モルおよびNMP90kgをチタン製重合
缶に仕込み(共存水分量/NMP=5モル/kg)、窒
素置換後、室温から240℃まで1.5時間で昇温し、
240℃で2時間保持して反応させた。次いで、反応末
期の安定化処理のために、DCBP4.5モル、NMP
 1 8 kgおよび水90モルを追加し、240”C
でさらに1時間反応させたゆ 重合缶を冷却し、反応液であるスラリーを取卸し約20
0リットルのアセトンに投入し、ボリマーを沈降させ、
口別し、アセトンと水で2回づつ洗浄し、脱液して、ウ
ェットボリマーを得た。 得られたウェットボリマーを100℃で12時間減圧乾
燥して、ボリマーPTK−1 (平均粒径11.5μm
の微粉末)を得た. このボリマーPTK−1 (粉末)の融点は、360℃
であった. PTKの分子量の指標として溶液粘度を測定した. すなわち、PTK− 1を、98%硫酸に濃度0. 5
g/dAになるように溶解し、ウベローデ型粘度管を用
い、25℃で粘度を測定した還元粘度y) redは0
.63dg/gであった。 PTKの結晶性の指標として密度を測定した。 すなわち、先ず、PTK (粉末)を2枚のポリイミド
・フィルム(“カブトン■”デュポン社製)の間に挿み
、ホットプレスを用いて、385℃で2分間予熱し、3
85℃で0.5分間加圧して賦形し、急冷して厚さ約0
.15mmの非晶な試料を調製した. さらに、280”Cで30分のア二一リングをすること
により結晶化度を高めたアニール物サンプルを調製した
.[塩化亜鉛/水]系の密度勾配管を用い、25℃で測
定した密度は、非品物1.30g/crrr、アニール
物(結晶化物)1.35g/Cイであった. 合成実験例で得られたPTK− 1粉末について、熱安
定性の指標として、残留溶融結晶化エンタルピー△Hm
c (4 2 0℃/10分)を測定した。すなわち、
DSCを用いて測定される溶融結晶化のピーク時の温度
をTmc (4 2 0℃/10分)とし、ピーク面積
から換算して残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc (
420℃/10分)を求めた。 具体的には、PTK−1 (粉末)を約10mg秤量し
、不活性ガス雰囲気中で50℃に5分間保持後、75℃
/分の速度で420℃まで昇温し,420℃でlO分間
保持し、しかる後、10℃/分の速度で降温しながら、
Tmc (420℃/10分)およびΔHmc (4 
2 0℃/10分)を測定した.結果は、△Hmc (
4 2 0℃/10分)が43J/g,Tmc (42
0℃/10分)が290℃であった。 また、△Hmc (400℃/10分)は55J/g.
Tmc (400℃/10分)は313℃であった。 (以下余白) 1 マルチフ ラメン   ) 合成実験例2で得られたブロックコボリマ−82を、0
.4mmφの孔を40個持つノズルを装着した35mm
φの押出機に、窒素気流下で供給し、押出温度340℃
で、R.(ノズルからの樹脂吐出速度に対する紡糸した
糸の引取り速度比)約200で、溶融押出した。窒素雰
囲気中を通しながら冷却し、450m/分で捲取り、未
延伸糸を得た。 この未延伸糸を120℃の熱坂上で3.5倍に延伸し、
次いで定長下、270℃で熱固定した。 得られた糸の物性は、繊維径が18μm,引張強度(2
3℃)が36kg/mrf、引張伸度(23℃)が35
%、熱収縮率(200℃/30分)が16%、密度(2
5℃)が1.36g/crtrであった. なお、密度は〔臭化リチウム/水〕系密度勾配管法で測
定した. 2および   1 高温での耐久性を評価するため、温度コントロールした
オーブン中に試料を保持し、一定期間経過後の引張強度
を測定した. すなわち試料として、実施例lで得られた繊維(実施例
2)およびブロックコポリマーB2とほぼ組成が同一に
なるように合成実験例3で合成したPTK−1を40重
量%と、PATH (ポリバラフェニレンチオエーテル
;呉羽化学■FORTRON■W214) 6 0重量
%とを混合後、押出温度370℃で実施例1と同様にし
て製造した繊維(比較例l)を使用し,環境温度として
それぞれ215℃および190℃にコントロールしたオ
ーブン中に、それぞれ100,200、300,400
および500時間保持した後取り出し、室温下で引張強
度を測定した。 第1表に、結果を保持率としてまとめた。 (以下余白) 第1表より、本発明のブロックコボリマーから得られる
繊維は、PTK−1とPATHとのブレンドより得られ
る繊維に比べ、明らかに、強度変化が少ないことがわか
る。 これは、PATHブロックとPTKブロックを化学的に
結合した構造を有するブロックコボリマーの方が、各成
分のホモボリマー同士を機械的にブレンドしたものより
、熱的に安定した繊維構造を有していることを示してい
る。すなわち、ブレンドボリマーは低融点領域が高温下
で構造変化しやすく、強度が大きく変化するものと考え
られる。 (以下余白) 3 モノフ ラメント 合成実験例2で得られたブロックコボリマーB,を、2
− Ommφの孔を12個もつノズルを装着した35m
mφの押出機に、窒素気流下で供給した。押出温度34
0℃で押出し、90℃温水中で冷却して未延伸糸を得た
。 この未延伸糸を115℃の加熱グリセリン中で4.1倍
に延伸し、次いで180℃熱風中で1.1倍に延伸、そ
の後270℃の熱風中で0.98倍で緩和処理した。 得られた糸の物性は繊維径が210μm、引張強度(2
3℃)が2 3 k g / m rr?、引張伸度(
23℃)が31%、熱収縮率(200℃/30分)が1
0.5%,密度(25℃)が1.36g/cイであった
. また、この糸を210℃の環境下で320時間保持後、
引張強度(23℃)および引張伸度(23℃)を測定し
たところ、それぞれ16.1kg/mrr?、40.0
%であった。 実JLIL 合成実験例lで得られたブロックコボリマーB.に第2
表に示すように安定剤を所定量添加し、タンブラーブレ
ンダーでドライブレンドした。これを35mmφの同方
向ツインスクリエー押出機に供給し、シリンダー温度3
50℃で溶融混練し、ストランド状に押出し、急冷し、
カットしてベレットを得た. 次に、これらのペレットを0.5mmφの孔を18個持
つノズルを装着した押出機に供給し、R,約70倍、押
出温度370℃で溶融押出しし、室温空気中下で冷却し
、未延伸糸を得た。これを治具を用いて115℃で4.
5倍に延伸し、緊張下で280℃/2秒間熱固定した.
得られた糸の物性およびベレットの溶融安定性は第2表
のとおりであった. 安定剤であるCa(01{).を添加したもの、および
Ca (0}1) zと酸化防止剤を併用添加したもの
は無添加のものに比べ、溶融押出時のロングラン性が良
好となり、また、押出機内面への熱分解付着物はほとん
ど認められなかった. 〈物性測定》 ベレットの溶融安定性 350℃に加熱されたキャビログラフのバレルに約20
gのペレットを入れ、5分後、30分後および60分後
の溶融粘度η:、η:。およびη:。 (剪断速度1200/秒で測定)を測定し、η.。/η
:およびη:。/η:を求めた.これらの比が1に近い
ほど溶融安定性が良好であることを示す. (以下余白) 5〜8および   2〜4 ブロックコボリマーB,およびPATH (ボリバラフ
エニレンチオエーテル:呉羽化学社製:350℃、12
00/秒での溶融粘度二630ボイス)を第3表に示す
ように混合し、実施例1の押出温度を340℃から35
0℃に、捲取り速度を450m/分から250m/分に
、延伸温度を120℃から110℃、延伸倍率を3.5
倍から3,3倍に、また定長下の熱固定温度を270℃
から250℃にかえ糸を得た。この糸の繊維径は25μ
mであった.第3表に物性をまとめた.(以下余白) 第 表 ($1) (傘2) アデカ・アーガス社製、商品名勘RK AO−220[
1, 3. 5−}リメチト2,4.6−}リス−(3
.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシベンジル)ベン
ぞン 類似化合物]測定法: JIS−L1013に準
拠 1%変形量(伸度)での応力(弾性率)第3表に示すよ
うにブロックコボリマーB2とPATHとの混合比によ
る引張強伸度は大きな違いは見られない。 しかし、高温寸法安定性を示す熱収縮率(200℃/3
0分)は、ブロックコボリマーBよとPATHとの混合
比が7 0/3 0と40/60とで大きな変化を示す
。これは組成の中でブロックコボリマーB2がPATH
よりも少ない領域になると、融点が低いPATEの影響
を受けて熱収縮率が太き《なることによるものである。 また、耐熱性の指標としての高温での耐久性(230℃
/30分)をみると、ブロックコボリマーの混合量より
もPATHの混合量が増えると強度低下が大きくなる。 これら結果から、ブロックコボリマーB2と他の熱可塑
性樹脂であるPATEとの混合範囲は7 0/3 0ま
でが好ましいことがわかる。 (以下余白) 衷11江旦 ブロックコボリマー8.100重量部に,合成実験例3
で得られたPTK−1を10重量部、安定剤としてCa
 (OH) *を0.5重量部配合し、タンブラーブレ
ンダーでブレンド後、5mmφノズルを装着した35m
mφ同方向ツインスクリュー押出機で、シリンダー温度
370℃で溶融混練し、ベレットを得た。 このペレッ訃を用いて0.5mmφの孔を40個持つノ
ズルを装着した35mmφ押出機に窒素気流下で供給し
、押出温度370℃、R,約200で溶融押出し、窒素
気流中に通しながら冷却し未延伸糸を得た。 この未延伸糸を140℃の熱板上で4.0倍に延伸し、
さらに275℃の熱風中を2.5秒通して熱固定した。 得られた糸の物性は次ぎのとおりである。 繊維径          22μm 引張強度(23℃)      33kg/mrd引張
伸度(23℃) 熱収縮率 (200℃/30分) 密度 3 1 % 1 8% 1.36g/crtr

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)繰返し単位▲数式、化学式、表等がありま
    す▼ 〔式中、−CO−基および−S−基は、ベンゼン環を介
    してパラ位に結合〕を主構成要素とするポリアリーレン
    チオエーテルケトン・ブロック(X)と、繰返し単位▲
    数式、化学式、表等があります▼ を主構成要素とするポリアリーレンチオエーテル・ブロ
    ック(Y)とを、それぞれ少なくとも1個以上を交互に
    含むポリアリーレンチオエーテル系ブロックコポリマー
    であって、 (イ)ブロック(X)の合計量に対するブロック(Y)
    の合計量の比率が重量比で0.05〜5の範囲であり、 (ロ)ブロック(Y)の平均重合度が10以上、かつ、 (ハ)溶融粘度(350℃、剪断速度1200/秒で測
    定)が50〜100,000ポイズ、で定義づけられる
    ポリアリーレンチオエーテル系ブロックコポリマー(成
    分A)100重量部、(B)所望により前記ポリアリー
    レンチオエーテル系ブロックコポリマーと混和可能な熱
    可塑性樹脂(成分B)50重量部まで、および (C)所望により充填材(成分C)を10重量部までを
    含む熱可塑性材料を溶融紡糸してなるポリアリーレンチ
    オエーテル系ブロックコポリマー繊維。
  2. (2)ポリアリーレンチオエーテル系ブロックコポリマ
    ー(成分A)が、その溶融結晶化温度Tmc(400℃
    /10分)が170℃以上で、残留溶融結晶化エンタル
    ピーΔHmc(400℃/10分)が10J/g以上で
    ある請求項1記載の繊維。 〔ただし、Tmc(400℃/10分)およびΔHmc
    (400℃/10分)は、差動走査熱量計で該ブロック
    コポリマーを不活性ガス雰囲気中で50℃に5分間保持
    後、75℃/分の速度で400℃まで昇温し、400℃
    に10分間保持したのち、10℃/分の速度で降温した
    際の溶融結晶化ピーク温度および溶融結晶化エンタルピ
    ーである。〕
  3. (3)ポリアリーレンチオエーテル系ブロックコポリマ
    ー(成分A)中のポリアリーレンチオエーテル・ブロッ
    ク(Y)が 繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼ を主構成要素とするものである請求項1記載の繊維。
  4. (4)前記ポリアリーレンチオエーテル系ブロックコポ
    リマー(成分A)100重量部当たり、周期律表第IIA
    族金属(ただし、マグネシウムを除く)の水酸化物、酸
    化物、芳香族カルボン酸塩、および周期律表第 I A族
    金属の芳香族カルボン酸塩、炭酸塩、水酸化物、リン酸
    塩(縮合物を含む)、ホウ酸塩(縮合物を含む)からな
    る群から選択された少なくとも1種の塩基性化合物(成
    分D)0.1〜10重量部と、ヒンダードフェノール系
    化合物、リン系化合物およびヒンダードアミン系化合物
    の中から選択された少なくとも1種の酸化防止剤(成分
    E)0〜10重量部を含む熱可塑性材料からなる請求項
    1記載の繊維。
  5. (5)前記熱可塑性樹脂(成分B)が、 繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼ を主構成要素とするポリアリーレンチオエーテルおよび
    繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、−CO−基および−S−基は、ベンゼン環を介
    してパラ位に結合〕を主構成要素とするポリアリーレン
    チオエーテルケトンから選ばれた少なくとも1種のポリ
    マーである請求項1記載の繊維。
  6. (6)前記熱可塑性材料が、前記熱可塑性樹脂(成分B
    )を含まないものである請求項1記載の繊維。
  7. (7)前記熱可塑性材料が、前記充填材(成分C)を含
    まないものである請求項1記載の繊維。
  8. (8)繊維が、1.2〜8倍の延伸倍率で延伸されたも
    のである請求項1記載の繊維。
  9. (9)(A)繰返し単位▲数式、化学式、表等がありま
    す▼ 〔式中、−CO−基および−S−基は、ベンゼン環を介
    してパラ位に結合〕を主構成要素とするポリアリーレン
    チオエーテルケトン・ブロック(X)と、繰返し単位▲
    数式、化学式、表等があります▼ を主構成要素とするポリアリーレンチオエーテル・ブロ
    ック(Y)とを、それぞれ少なくとも1個以上を交互に
    含むポリアリーレンチオエーテル系ブロックコポリマー
    であって、 (イ)ブロック(X)の合計量に対するブロック(Y)
    の合計量の比率が重量比で0.05〜5の範囲であり、 (ロ)ブロック(Y)の平均重合度が10以上、かつ、 (ハ)溶融粘度(350℃、剪断速度1200/秒で測
    定)が50〜100,000ポイズ、で定義づけられる
    ポリアリーレンチオエーテル系ブロックコポリマー(成
    分A)100重量部、(B)所望により前記ポリアリー
    レンチオエーテル系ブロックコポリマーと混和可能な熱
    可塑性樹脂(成分B)を50重量部まで、および (C)所望により充填材(成分C)を10重量部までを
    含む熱可塑性材料から繊維を製造するに当たり、該熱可
    塑性材料を溶融紡糸用ノズルから押出温度300〜40
    0℃で溶融押出し、得られた糸を90〜190℃の温度
    範囲で1.2〜8倍の延伸倍率で延伸し、100〜34
    0℃で0.1〜1000秒間熱固定することを特徴とす
    るポリアリーレンチオエーテル系ブロックコポリマー繊
    維の製造法。
  10. (10)ポリアリーレンチオエーテル系ブロックコポリ
    マー(成分A)が、その溶融結晶化温度Tmc(400
    ℃/10分)が170℃以上で、残留溶融結晶化エンタ
    ルピーΔHmc(400℃/10分)が10J/g以上
    である請求項9記載の繊維の製造法。 〔ただし、Tmc(400℃/10分)およびΔHmc
    (400℃/10分)は、差動走査熱量計で該ブロック
    コポリマーを不活性ガス雰囲気中で50℃に5分間保持
    後、75℃/分の速度で400℃まで昇温し、400℃
    に10分間保持したのち、10℃/分の速度で降温した
    際の溶融結晶化ピーク温度および溶融結晶化エンタルピ
    ーである。〕
  11. (11)ポリアリーレンチオエーテル系ブロックコポリ
    マー(成分A)中のポリアリーレンチオエーテル・ブロ
    ック(Y)が 繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼ を主構成要素とするものである請求項9記載の繊維の製
    造法。
  12. (12)前記ポリアリーレンチオエーテル系ブロックコ
    ポリマー(成分A)100重量部当たり、周期律表第I
    IA族金属(ただし、マグネシウムを除く)の水酸化物
    、酸化物、芳香族カルボン酸塩、および周期律表第 I
    A族金属の芳香族カルボン酸塩、炭酸塩、水酸化物、リ
    ン酸塩(縮合物を含む)、ホウ酸塩(縮合物を含む)か
    らなる群から選択された少なくとも1種の塩基性化合物
    (成分D)0.1〜10重量部と、ヒンダードフェノー
    ル系化合物、リン系化合物、ヒンダードアミン系化合物
    の中から選択された少なくとも1種の酸化防止剤(成分
    E)0〜10重量部を含む熱可塑性材料を用いる請求項
    9記載の繊維の製造法。
  13. (13)前記熱可塑性樹脂(成分B)が、 繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼ を主構成要素とするポリアリーレンチオエーテルおよび
    繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、−CO−基および−S−基は、ベンゼン環を介
    してパラ位に結合〕を主構成要素とするポリアリーレン
    チオエーテルケトンから選ばれた少なくとも1種のポリ
    マーである請求項9記載の繊維の製造法。
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