JPH0223508B2 - - Google Patents
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- JPH0223508B2 JPH0223508B2 JP60236969A JP23696985A JPH0223508B2 JP H0223508 B2 JPH0223508 B2 JP H0223508B2 JP 60236969 A JP60236969 A JP 60236969A JP 23696985 A JP23696985 A JP 23696985A JP H0223508 B2 JPH0223508 B2 JP H0223508B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- molded product
- water
- curing
- cement slurry
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、主としてスレート瓦等の成形された
セメント成形品の表面に、セメントと顔料とが混
練されたセメントスラリーを塗布して表面塗装す
るセメント製品の製法に関し、特に、セメントス
ラリーを薄く塗布して確実に着色できるセメント
成形品の製法に関する。
セメント成形品の表面に、セメントと顔料とが混
練されたセメントスラリーを塗布して表面塗装す
るセメント製品の製法に関し、特に、セメントス
ラリーを薄く塗布して確実に着色できるセメント
成形品の製法に関する。
[従来の技術並びに問題点]
セメント製品の表面を着色する従来法は、大別
すると2種の方法がある。それは、セメント製品
を未硬化の状態で表面塗装する方法と、硬化した
後表面塗装する方法とである。硬化したセメント
製品に塗装する方法は、表面塗料に、アクリル樹
脂、アクリルウレタン樹脂等の焼付塗料を使用し
ている。この方法は、表面塗料が奇麗に付着でき
るように、セメント製品を室内で乾燥して養生す
るので養生に手間が掛かり、又、塗料が高価にな
る欠点があつた。さらに、この方法で製造された
セメント製品は、表面着色層の耐候性が充分でな
い欠点がある。特に、塗装後の養生条件が悪い
と、表面塗料が劣化、変色、剥離する欠点があつ
た。
すると2種の方法がある。それは、セメント製品
を未硬化の状態で表面塗装する方法と、硬化した
後表面塗装する方法とである。硬化したセメント
製品に塗装する方法は、表面塗料に、アクリル樹
脂、アクリルウレタン樹脂等の焼付塗料を使用し
ている。この方法は、表面塗料が奇麗に付着でき
るように、セメント製品を室内で乾燥して養生す
るので養生に手間が掛かり、又、塗料が高価にな
る欠点があつた。さらに、この方法で製造された
セメント製品は、表面着色層の耐候性が充分でな
い欠点がある。特に、塗装後の養生条件が悪い
と、表面塗料が劣化、変色、剥離する欠点があつ
た。
また、成形直後のセメント成形品の表面に、セ
メント、顔料、合成樹脂エマルジヨン、水の混練
物であるセメントスラリーを、数百ミクロンの厚
さに塗布する記述が開発されている(特公昭59−
43437号公報、開昭56−114886号公報)。
メント、顔料、合成樹脂エマルジヨン、水の混練
物であるセメントスラリーを、数百ミクロンの厚
さに塗布する記述が開発されている(特公昭59−
43437号公報、開昭56−114886号公報)。
しかしながら、この方法は、成形直後にセメン
トスラリーを塗布するので、成形後セメントスラ
リーを塗布するまでの時間に制約を受ける欠点が
ある。このため、種々の形状のセメント製品を製
造する場合、セメントスラリーの使用効率が悪く
なる。それは、セメントスラリーのポツトライフ
(混練して使用できる時間)が短いことが理由で
ある。すなわち、成形機で連続して同一規格のセ
メント成形品を製造する場合はともかく、スレー
ト瓦の役物と称される隅部の瓦を成形する場合、
再々金型を交換するので、この間セメントスラリ
ーの塗布を中断し、この間にセメントスラリーが
硬化する欠点がある。このため、この方法は、セ
メントスラリーの無駄が多く、また、その管理が
すこぶる困難である。
トスラリーを塗布するので、成形後セメントスラ
リーを塗布するまでの時間に制約を受ける欠点が
ある。このため、種々の形状のセメント製品を製
造する場合、セメントスラリーの使用効率が悪く
なる。それは、セメントスラリーのポツトライフ
(混練して使用できる時間)が短いことが理由で
ある。すなわち、成形機で連続して同一規格のセ
メント成形品を製造する場合はともかく、スレー
ト瓦の役物と称される隅部の瓦を成形する場合、
再々金型を交換するので、この間セメントスラリ
ーの塗布を中断し、この間にセメントスラリーが
硬化する欠点がある。このため、この方法は、セ
メントスラリーの無駄が多く、また、その管理が
すこぶる困難である。
従つて、この方法は、単一の製品を多量生産す
る場合に都合がよくても、種々の形状のセメント
スラリーを能率良く製造できない欠点がある。
る場合に都合がよくても、種々の形状のセメント
スラリーを能率良く製造できない欠点がある。
さらに、成形直後のセメント製品にセメントス
ラリーを塗布する方法は、成形されたセメント製
品を受鉄板に載せて塗装するので、受鉄板の汚れ
が甚だしく、これを除去するのに手間が掛かる欠
点もあつた。
ラリーを塗布する方法は、成形されたセメント製
品を受鉄板に載せて塗装するので、受鉄板の汚れ
が甚だしく、これを除去するのに手間が掛かる欠
点もあつた。
更に又、この方法は、成形直後の、表面含水率
の高いセメント成形品にセメントスラリーを塗布
する為、セメントスラリーの水分量を多くできな
い。塗布に便利なように、水分率を高くすると、
充分な強度の表面塗料膜が形成できない。さら
に、この方法で表面処理されたセメント製品は、
セメント製品に多量の水分が含有される状態でセ
メントスラリーを塗布するので、セメント製品に
含まれる水分が経時的に表面移行して、色斑やエ
フロを発生し、また、退色するなどの弊害があつ
た。
の高いセメント成形品にセメントスラリーを塗布
する為、セメントスラリーの水分量を多くできな
い。塗布に便利なように、水分率を高くすると、
充分な強度の表面塗料膜が形成できない。さら
に、この方法で表面処理されたセメント製品は、
セメント製品に多量の水分が含有される状態でセ
メントスラリーを塗布するので、セメント製品に
含まれる水分が経時的に表面移行して、色斑やエ
フロを発生し、また、退色するなどの弊害があつ
た。
この欠点を除去する為には、養生した後に、セ
メント成形品にセメントスラリーを塗布すればよ
い。ところが養生後のセメント製品は、表面にセ
メントスラリーの表面塗料を塗布しても、表面塗
料の付着力が弱く、又、硬化した表面着色層自体
も弱くて耐久性にかける欠点があつた。
メント成形品にセメントスラリーを塗布すればよ
い。ところが養生後のセメント製品は、表面にセ
メントスラリーの表面塗料を塗布しても、表面塗
料の付着力が弱く、又、硬化した表面着色層自体
も弱くて耐久性にかける欠点があつた。
養生後のセメント製品にセメントスラリーを塗
布する技術として、実開昭52−68446号公報に開
示されている。この方法は、セメント成形品を養
生、乾燥後、表面に、霧状の水も散布してセメン
ト成形品に湿り気を与え、その表面にセメントス
ラリーを塗布している。しかしながら、この方法
で、製造されたセメント成形品も、表面着色層に
充分な強度と耐久性が実現できない。特に、この
方法は、表面に散布する水分によつて、セメント
スラリーの表面塗料が経時的に白華現象を起こし
て白くなり、又、着色斑を生じ易い弊害がある。
この欠点を避けるために、表面散布水量を少なく
すると、セメントスラリーの水分がセメント成形
品に吸い取られ、セメントスラリーの水和反応に
必要な水分が不足して充分な硬化強度が実現でき
ない。
布する技術として、実開昭52−68446号公報に開
示されている。この方法は、セメント成形品を養
生、乾燥後、表面に、霧状の水も散布してセメン
ト成形品に湿り気を与え、その表面にセメントス
ラリーを塗布している。しかしながら、この方法
で、製造されたセメント成形品も、表面着色層に
充分な強度と耐久性が実現できない。特に、この
方法は、表面に散布する水分によつて、セメント
スラリーの表面塗料が経時的に白華現象を起こし
て白くなり、又、着色斑を生じ易い弊害がある。
この欠点を避けるために、表面散布水量を少なく
すると、セメントスラリーの水分がセメント成形
品に吸い取られ、セメントスラリーの水和反応に
必要な水分が不足して充分な硬化強度が実現でき
ない。
本発明は、セメント成形品の内部と表面の水分
の分布状態を特定することによつて、養生後のセ
メント成形品は言うに及ばず、成形直後のセメン
ト成形品にセメントスラリーを塗布する方法より
も更に強靭に表面着色層をセメント成形品に付着
できるもので、本発明の重要な目的は、セメント
スラリーの表面塗料が、養生後のセメント成形品
に塗布できる為、表面塗料を塗布する時間に制約
を受けず、多種多様な形態のセメント成形品に能
率よく、しかも経済的に塗料が塗布できる表面塗
装されたセメント成形製品の製造方法を提供する
にある。
の分布状態を特定することによつて、養生後のセ
メント成形品は言うに及ばず、成形直後のセメン
ト成形品にセメントスラリーを塗布する方法より
も更に強靭に表面着色層をセメント成形品に付着
できるもので、本発明の重要な目的は、セメント
スラリーの表面塗料が、養生後のセメント成形品
に塗布できる為、表面塗料を塗布する時間に制約
を受けず、多種多様な形態のセメント成形品に能
率よく、しかも経済的に塗料が塗布できる表面塗
装されたセメント成形製品の製造方法を提供する
にある。
又、本発明の他の重要な目的は、セメントスラ
リーがセメント成形品の表面に、強固に付着で
き、しかも全体が均一で薄くて強靭な表面着色層
が形成できる表面塗装されたセメント成形製品の
製造方法を提供するにある。
リーがセメント成形品の表面に、強固に付着で
き、しかも全体が均一で薄くて強靭な表面着色層
が形成できる表面塗装されたセメント成形製品の
製造方法を提供するにある。
更に又、本発明の他の重要な目的はセメントス
ラリーの水分率を高くして、表面塗料が塗布し易
く、ポツトライフを延長して表面塗料の管理が簡
単で、これが無駄なく有効に利用できる表面塗装
されたセメント成形製品の製造方法を提供するに
ある。
ラリーの水分率を高くして、表面塗料が塗布し易
く、ポツトライフを延長して表面塗料の管理が簡
単で、これが無駄なく有効に利用できる表面塗装
されたセメント成形製品の製造方法を提供するに
ある。
[従来の問題点を解決する為の手段]
骨材とセメントと水とが混練されて所定の形状
に成形されたセメント成形品を、温度×時間が
150℃時以上、好ましくは250℃時以上、更に好ま
しくは300℃時以上に養生する。養生は、オート
クレーブ養生、蒸気養生、自然養生、水中養生、
湿潤養生のいずれでもよい。養生された成形品
は、内部の水分率を6.5%以上9%以下の範囲に
調整し、かつ、表面を乾燥色とした状態でセメン
トスラリーを塗布している。
に成形されたセメント成形品を、温度×時間が
150℃時以上、好ましくは250℃時以上、更に好ま
しくは300℃時以上に養生する。養生は、オート
クレーブ養生、蒸気養生、自然養生、水中養生、
湿潤養生のいずれでもよい。養生された成形品
は、内部の水分率を6.5%以上9%以下の範囲に
調整し、かつ、表面を乾燥色とした状態でセメン
トスラリーを塗布している。
セメントスラリーには、セメントと顔料と合成
樹脂エマルジヨンと水との混合物が使用され、合
成樹脂エマルジヨンの混合率は、セメント100重
量部に対して5〜15重量部の範囲に調整されてい
る。
樹脂エマルジヨンと水との混合物が使用され、合
成樹脂エマルジヨンの混合率は、セメント100重
量部に対して5〜15重量部の範囲に調整されてい
る。
[作用、効果]
この発明は、成形されたセメント製品を150℃
時以上養生して、内部の水分率を6.5〜9%とし、
表面を乾燥色としてセメントスラリーを塗布して
いる。この状態でセメントスラリーが塗布される
セメント製品は、内部に比較的多くの水分が含ま
れており、その周囲を囲む状態で、表面部分には
比較的水分含有量が少ない層が設けられている。
時以上養生して、内部の水分率を6.5〜9%とし、
表面を乾燥色としてセメントスラリーを塗布して
いる。この状態でセメントスラリーが塗布される
セメント製品は、内部に比較的多くの水分が含ま
れており、その周囲を囲む状態で、表面部分には
比較的水分含有量が少ない層が設けられている。
この水分状態のセメント製品にセメントスラリ
ーを塗布すると、塗布直後に、セメントスラリー
に含まれる水分は、セメント製品の表面部分に吸
い取られる。このため、セメント製品に塗布する
セメントスラリーには、水分率の高いものが使用
でき、これによつて、セメントスラリーの塗布前
の流動性をよくできる。したがつて、セメントス
ラリーをセメント成形品の表面に均一に、しかも
薄膜で均一に塗布できる特長が実現される。
ーを塗布すると、塗布直後に、セメントスラリー
に含まれる水分は、セメント製品の表面部分に吸
い取られる。このため、セメント製品に塗布する
セメントスラリーには、水分率の高いものが使用
でき、これによつて、セメントスラリーの塗布前
の流動性をよくできる。したがつて、セメントス
ラリーをセメント成形品の表面に均一に、しかも
薄膜で均一に塗布できる特長が実現される。
また、セメントスラリーを塗布した直後に、セ
メントスラリーの水分がセメント成形品に浸透す
るが、このとき、水が搬送媒体となつて、微粒子
のセメントがセメント製品の表面に浸透する。さ
らに、このことに加えて、セメント製品は完全に
硬化された状態にないので、セメントスラリーか
ら浸透するセメントとセメント製品とが一体とな
つて硬化し、層間剥離が防止できる。このため、
表面塗料の付着力が向上し、耐久性があつて強靭
な表面着色層を成形できる。
メントスラリーの水分がセメント成形品に浸透す
るが、このとき、水が搬送媒体となつて、微粒子
のセメントがセメント製品の表面に浸透する。さ
らに、このことに加えて、セメント製品は完全に
硬化された状態にないので、セメントスラリーか
ら浸透するセメントとセメント製品とが一体とな
つて硬化し、層間剥離が防止できる。このため、
表面塗料の付着力が向上し、耐久性があつて強靭
な表面着色層を成形できる。
さらにまた、この発明の特筆すべき特長は、セ
メント製品に含まれる水分が表面塗料に悪影響を
与えるのを効果的に阻止できることにある。すな
わち、セメント製品に多量の水分が含まれると、
この水分が表面移行して、表面塗料にエフロを発
生させる欠点がある。それは、セメント製品の内
部から表面移行する水分はアルカリ性が強く、こ
れが表面塗料にエフロを発生させる原因となるか
らである。ところが、この発明の方法でセメント
スラリーが塗布されるセメント製品は、内部には
比較的水分率が高い領域があり、その周囲は比較
的水分の少ない領域で囲まれた状態となる。この
状態のセメント製品は、表面部分の水分が少ない
領域でもつて、内部からの水分の表面移行を遅く
らせ、また、少なくすることができる。水分の表
面移行が遅くなり、また減少されると、セメント
スラリーは表面移行水に接触することなく、反対
に水分が吸い取られる状態で硬化する。この状態
で完全に硬化した合成樹脂エマルジヨンを含むセ
メントスラリーは、その後の水の透過を阻止し
て、エフロの発生を極減できる。
メント製品に含まれる水分が表面塗料に悪影響を
与えるのを効果的に阻止できることにある。すな
わち、セメント製品に多量の水分が含まれると、
この水分が表面移行して、表面塗料にエフロを発
生させる欠点がある。それは、セメント製品の内
部から表面移行する水分はアルカリ性が強く、こ
れが表面塗料にエフロを発生させる原因となるか
らである。ところが、この発明の方法でセメント
スラリーが塗布されるセメント製品は、内部には
比較的水分率が高い領域があり、その周囲は比較
的水分の少ない領域で囲まれた状態となる。この
状態のセメント製品は、表面部分の水分が少ない
領域でもつて、内部からの水分の表面移行を遅く
らせ、また、少なくすることができる。水分の表
面移行が遅くなり、また減少されると、セメント
スラリーは表面移行水に接触することなく、反対
に水分が吸い取られる状態で硬化する。この状態
で完全に硬化した合成樹脂エマルジヨンを含むセ
メントスラリーは、その後の水の透過を阻止し
て、エフロの発生を極減できる。
すなわち、この発明のセメント製品の製造方法
は、特異な水分分布状態を実現することによつ
て、互いに相反する特性である。セメントスラリ
ーの塗布しやすさと、エフロ発生の防止の両方の
特長を実現している。
は、特異な水分分布状態を実現することによつ
て、互いに相反する特性である。セメントスラリ
ーの塗布しやすさと、エフロ発生の防止の両方の
特長を実現している。
さらにまた、150℃時以上で、水分率が6.5〜9
%に養生されたセメント製品は、セメントが多少
硬化してそれ自体で保形性を生じ、成形直後の成
形品に比較して簡単に能率よくセメントスラリー
を塗布できる特長もある。
%に養生されたセメント製品は、セメントが多少
硬化してそれ自体で保形性を生じ、成形直後の成
形品に比較して簡単に能率よくセメントスラリー
を塗布できる特長もある。
さらにまた、この発明の製造方法は、成形され
たセメント成形品を相当量蓄え、これを一時に連
続して能率良く表面処理できるので、多品種少量
生産のセメント成形品にも能率よく表面処理で
き、しかもポツトライフの短いセメントスラリー
を無駄なく有効に使用できる卓効も実現される。
たセメント成形品を相当量蓄え、これを一時に連
続して能率良く表面処理できるので、多品種少量
生産のセメント成形品にも能率よく表面処理で
き、しかもポツトライフの短いセメントスラリー
を無駄なく有効に使用できる卓効も実現される。
[好まし実施例]
以下、本発明の実施例を説明する。
セメントと、硬質細骨材の珪砂等の骨材と水と
を混練し、これを金型でもつて所定の形状に成形
してセメント成形品を得る。セメント成形品の形
状は、用途に応じて、厚型スレート瓦の形状、波
形、平板状に成形される。
を混練し、これを金型でもつて所定の形状に成形
してセメント成形品を得る。セメント成形品の形
状は、用途に応じて、厚型スレート瓦の形状、波
形、平板状に成形される。
セメント成形品に混合される骨材の量は、セメ
ント材33に対して重量比で64以下であるが、40
〜80の範囲内でも使用できる。
ント材33に対して重量比で64以下であるが、40
〜80の範囲内でも使用できる。
成形されたセメント成形品は、温度×時間が
150℃時以上養生する。150℃時以上養生されたセ
メント成形品は、セメントが多少硬化して保形性
を生ずる。
150℃時以上養生する。150℃時以上養生されたセ
メント成形品は、セメントが多少硬化して保形性
を生ずる。
更に、250℃以上養生するとより強固に硬化し、
300℃以上養生したものは、理想的な保形性を生
じる。
300℃以上養生したものは、理想的な保形性を生
じる。
本発明者の実験では、温度5℃以上、湿度約70
%の室内で、温度×時間が300℃時となるまで養
生すると、内部の水分率が、8.53〜9.07%となつ
た。更に、同一の温湿度状態で、300℃時養生す
ると、セメント成形品の水分率は6.82〜7.56%ま
で減少した。更に、このセメント成形品を温度が
60℃以上、湿度が70%の状態で、2500℃時養生す
ると、セメント成形品内部の水分率は5.69〜6.56
%まで減少した。
%の室内で、温度×時間が300℃時となるまで養
生すると、内部の水分率が、8.53〜9.07%となつ
た。更に、同一の温湿度状態で、300℃時養生す
ると、セメント成形品の水分率は6.82〜7.56%ま
で減少した。更に、このセメント成形品を温度が
60℃以上、湿度が70%の状態で、2500℃時養生す
ると、セメント成形品内部の水分率は5.69〜6.56
%まで減少した。
セメント成形品の養生は、蒸気養生、自然養
生、オートクレーブ養生、水中養生、湿潤養生が
採用できる。但し水中養生するには、他の養生で
多少セメントを硬化させておくのがよい。
生、オートクレーブ養生、水中養生、湿潤養生が
採用できる。但し水中養生するには、他の養生で
多少セメントを硬化させておくのがよい。
この状態で養生されたセメント成形品を30分以
上水浸し、内部に水を浸透させた。内部に吸水さ
せた後、セメント成形品の表面に強制送風し、あ
るいは、乾燥空気中に放置し、あるいは又表面付
着水を布等の吸水性部材で拭いて表面付着水を除
去し、内部の水分率を6.5〜9.0%に調整した後、
セメントスラリーの表面塗料を塗布する。
上水浸し、内部に水を浸透させた。内部に吸水さ
せた後、セメント成形品の表面に強制送風し、あ
るいは、乾燥空気中に放置し、あるいは又表面付
着水を布等の吸水性部材で拭いて表面付着水を除
去し、内部の水分率を6.5〜9.0%に調整した後、
セメントスラリーの表面塗料を塗布する。
セメント成形品の表面が乾燥色になつた状態と
は、成形後濡れ色をしていたセメント成形品の表
面が白く乾燥色に変色した状態を意味するものと
する。
は、成形後濡れ色をしていたセメント成形品の表
面が白く乾燥色に変色した状態を意味するものと
する。
内部に水分を給水させるには、セメント成形品
を水浸させるのに代わつて、表面に一定時間散水
することによつても実現できる。
を水浸させるのに代わつて、表面に一定時間散水
することによつても実現できる。
極めて多湿な状態で養生されたセメント成形品
は、養生後の内部の水分率が高くなる。内部の水
分率が7.8%以上に高い場合、必ずしもこれを水
浸、又は散水することなく、表面に強制送風し、
あるいはこれを乾燥空気の下で一定時間放置して
表面を乾燥色とした後、セメントスラリーを塗布
できる。
は、養生後の内部の水分率が高くなる。内部の水
分率が7.8%以上に高い場合、必ずしもこれを水
浸、又は散水することなく、表面に強制送風し、
あるいはこれを乾燥空気の下で一定時間放置して
表面を乾燥色とした後、セメントスラリーを塗布
できる。
養生後、表面付着水が除去されたセメント成形
品は、表面に、スプレーガンやリシンガン等を使
用して、平均厚さが50〜500ミクロン、好ましく
は150〜400ミクロン厚さにセメントスラリーの表
面塗料を塗布する。
品は、表面に、スプレーガンやリシンガン等を使
用して、平均厚さが50〜500ミクロン、好ましく
は150〜400ミクロン厚さにセメントスラリーの表
面塗料を塗布する。
表面塗料は、ポルトランドセメント100重量部
に対し、10部以下の顔料、5〜15部の合成樹脂エ
マルジヨン、水温が15℃以下の水40部以下、更に
必要ならばこれに少量の消泡剤を混練してセメン
トスラリーとする。
に対し、10部以下の顔料、5〜15部の合成樹脂エ
マルジヨン、水温が15℃以下の水40部以下、更に
必要ならばこれに少量の消泡剤を混練してセメン
トスラリーとする。
ポルトランドセメントには、一部にフライアツ
シユを使用してもよい。
シユを使用してもよい。
合成樹脂エマルジヨンには、例えば、アクリル
系エマルジヨン、エチレン酢酸ビニル共重合エマ
ルジヨン、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニールアクリ
ル系共重合体、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジ
エン等の合成ゴム系のものが使用できる。
系エマルジヨン、エチレン酢酸ビニル共重合エマ
ルジヨン、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニールアクリ
ル系共重合体、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジ
エン等の合成ゴム系のものが使用できる。
合成樹脂エマルジヨンは、硬化した状態で水分
の透過を阻止すると共に、クラツク防止して、白
華防止に効果がある。この混合量が少ないと、ク
ラツクや白華の弊害があり、多すぎると、セメン
ト量が減少してセメント硬化後の強度が低下す
る。
の透過を阻止すると共に、クラツク防止して、白
華防止に効果がある。この混合量が少ないと、ク
ラツクや白華の弊害があり、多すぎると、セメン
ト量が減少してセメント硬化後の強度が低下す
る。
セメントスラリーは、ポツトライフを長くする
為に、冷水を用い、使用状態に於ても、温度を30
℃以下に保持するのが良い。30℃の水道水で冷却
せずにセメントスラリーを混練すると、水和反応
によつてセメントスラリーの温度は高くなり、ポ
ツトライフが約15分であつた。これに対し、冷水
で混練して、混練後の温度を24.5℃としたセメン
トスラリーは、混練直後の粘度が1600CPで、60
分後にセメントスラリーの温度が30℃に温度上昇
して粘度が1500CPと殆ど変わらなかつた。
為に、冷水を用い、使用状態に於ても、温度を30
℃以下に保持するのが良い。30℃の水道水で冷却
せずにセメントスラリーを混練すると、水和反応
によつてセメントスラリーの温度は高くなり、ポ
ツトライフが約15分であつた。これに対し、冷水
で混練して、混練後の温度を24.5℃としたセメン
トスラリーは、混練直後の粘度が1600CPで、60
分後にセメントスラリーの温度が30℃に温度上昇
して粘度が1500CPと殆ど変わらなかつた。
セメントスラリーの表面塗料が塗布されたセメ
ント成形品は、表面に樹脂塗料、即ちトツプコー
トを5〜30ミクロン好ましくは10〜20ミクロンの
厚さに塗布し、温度20℃以上、湿度80%以上の条
件下で10時間以上養生して硬化させる。
ント成形品は、表面に樹脂塗料、即ちトツプコー
トを5〜30ミクロン好ましくは10〜20ミクロンの
厚さに塗布し、温度20℃以上、湿度80%以上の条
件下で10時間以上養生して硬化させる。
トツプコートには、溶剤系、アクリルエマルジ
ヨン系、アクリル系等の合成樹脂塗料が使用でき
る。
ヨン系、アクリル系等の合成樹脂塗料が使用でき
る。
セメントスラリーの表面がトツプコートで覆わ
れたものは、セメントスラリーの表面着色塗料
が、より美しい状態で長期間劣化しない。
れたものは、セメントスラリーの表面着色塗料
が、より美しい状態で長期間劣化しない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 骨材とセメントと水とを混練し、これを一定
の形状のセメント成形品に成形した後、完全に硬
化を完了しないセメント成形品の表面に、セメン
トスラリーの表面塗料を塗布する表面塗装された
セメント成形製品の製造方法に於て、 セメントスラリーに、セメントと顔料と合成樹
脂エマルジヨンと水との混合物が使用され、合成
樹脂エマルジヨンの混合率はセメント100重量部
に対して5〜15重量部の範囲に調整されており、
さらに、成形されたセメント成形品を、温度×時
間が150℃時以上養生して、内部の水分率を6.5%
以上9%以下の範囲に調整し、かつ、表面を乾燥
色とした状態で、セメントスラリーを表面塗装す
ることを特徴とする表面塗装されたセメント成形
製品の製造方法。 2 セメント成形品を自然養生、蒸気養生、オー
トクレーブ養生、水中養生、湿潤養生した後表面
塗料を塗布する特許請求の範囲第1項記載の表面
塗装されたセメント成形製品の製造方法。 3 表面塗料が塗布される前にセメント成形品が
水浸されて内部の含水量が調整され、その後表面
水が除去されて表面塗料が塗布される特許請求の
範囲第1項記載の表面塗装されたセメント成形製
品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23696985A JPS6296376A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 表面塗装されたセメント成形製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23696985A JPS6296376A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 表面塗装されたセメント成形製品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6296376A JPS6296376A (ja) | 1987-05-02 |
| JPH0223508B2 true JPH0223508B2 (ja) | 1990-05-24 |
Family
ID=17008446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23696985A Granted JPS6296376A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 表面塗装されたセメント成形製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6296376A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021045025A1 (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-11 | 日立金属株式会社 | リチウムイオン二次電池用正極活物質、及びその製造方法、並びにリチウムイオン二次電池 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56114886A (en) * | 1980-02-15 | 1981-09-09 | Matsushita Electric Works Ltd | Method of dressing concrete base board |
-
1985
- 1985-10-22 JP JP23696985A patent/JPS6296376A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021045025A1 (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-11 | 日立金属株式会社 | リチウムイオン二次電池用正極活物質、及びその製造方法、並びにリチウムイオン二次電池 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6296376A (ja) | 1987-05-02 |
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