JPH0226529B2 - - Google Patents
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- JPH0226529B2 JPH0226529B2 JP57170418A JP17041882A JPH0226529B2 JP H0226529 B2 JPH0226529 B2 JP H0226529B2 JP 57170418 A JP57170418 A JP 57170418A JP 17041882 A JP17041882 A JP 17041882A JP H0226529 B2 JPH0226529 B2 JP H0226529B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- membrane
- hollow fiber
- separation
- gas separation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Artificial Filaments (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセルロースエーテル系ガス分離中空糸
膜に関するものである。特に酸素と炭素ガスの分
離性能と透過性能が良好なセルロースエーテル系
中空糸膜に関するものである。
膜に関するものである。特に酸素と炭素ガスの分
離性能と透過性能が良好なセルロースエーテル系
中空糸膜に関するものである。
膜によるガスの分離の研究は古くからあり、ポ
リエチレンテレフタレート中空糸膜を用いて天然
ガス等から水素ガス回収したり、ヘリウム混合排
ガスからヘリウムガスを回収したり、或はシリコ
ンゴムフイルムを用いて空気中の酸素ガスの濃縮
などが報告されているが、ガス透過性及びガス分
離性が不充分なため実用化されたものは極めて希
である。
リエチレンテレフタレート中空糸膜を用いて天然
ガス等から水素ガス回収したり、ヘリウム混合排
ガスからヘリウムガスを回収したり、或はシリコ
ンゴムフイルムを用いて空気中の酸素ガスの濃縮
などが報告されているが、ガス透過性及びガス分
離性が不充分なため実用化されたものは極めて希
である。
ある種のガス(A)及びガス(B)のある種の均一膜に
おけるガス透過量Q(c.c./sec)は QA=DA・A・(P1−P2)/T QB=DB・A・(P1−P2)/T で表わされる。こゝでDA及びDBは夫々Aガス及
びBガスの透過係数(cm2・cm/sec、cm2、cmHg)、
Aは供給原ガスと接触する膜面積(cm2)、P1及び
P2は膜に対するガスの供給側及び透過側の該ガ
スの分圧(cmHg)、である。
おけるガス透過量Q(c.c./sec)は QA=DA・A・(P1−P2)/T QB=DB・A・(P1−P2)/T で表わされる。こゝでDA及びDBは夫々Aガス及
びBガスの透過係数(cm2・cm/sec、cm2、cmHg)、
Aは供給原ガスと接触する膜面積(cm2)、P1及び
P2は膜に対するガスの供給側及び透過側の該ガ
スの分圧(cmHg)、である。
膜によるガス分離法を適用するには、目標とす
るガスAに対する透過係数が大きく、分離係数
PA/PBが充分に大又は小の材料を選定し、膜面
積が出来るだけ大きく、膜厚が出来るだけ小さい
膜にする事が重要である。一般に或る高分子膜に
対するガスの透過性はガスの種類により異なり、
透過係数の大きい順は水素、ヘリウム>CO2>
O2、Ar>CO、CH4、N2の様になつており、透
過係数の差の大きい混合ガス、例えば水素ガスと
窒素ガスの分離は容易であるが、その差の小さい
混合物例えば一酸化炭素とメタンの分離は困難で
ある。又分離しようとする或る混合ガスの種類が
決まれば、高分子分離膜の種類による特性の違い
は、ガスの透過係数が大きい膜ほど一般に分離係
数が小さい傾向にあり、透過係数と分離係数が共
に大きな性能の材料はなく、この中で目的を達成
する様な素材の選定が極めて重要となる。例えば
空気より酸素を選択濃縮しようとするとき、ポリ
ジメチルシロキサン膜は酸素ガスの透過係数が極
めて大きいが、分離係数は小さく1回透過で35%
以上の酸素濃度を得る事は困難である。これに対
しポリエチレンテレフタレート膜は酸素の透過係
数がポリジメチルシロキサンのそれに比し、遥か
に小さいが分離係数は大きく、1回透過で50%の
酸素濃度を得る事が出来る。従つて目的に応じて
膜素材の選択が行われる。更に実用的な意味から
重要なことは透過係数が大きくても膜厚Tが小さ
くならなければ有効なガス透過量は得られず、T
が充分小さい薄膜に加工出来てDA/Tが3×
10-5(cm2/cm2、sec、cmHg)以上の透過率が得ら
れて始めて実用化が可能となるのである。しかし
乍らこゝで如何に薄膜に加工出来ても使用条件に
耐え得る熱的特性及び機械的特性をその膜が有し
ていなければならず、この点も膜材料の選定に当
つては充分留意すべき因子である。更に分離膜の
実用化に当つては、膜を効率的に使用出来る様一
定の圧力容器に納めたモジユールに組立てられる
が、このモジユール当りの膜面積を大きくし、処
理量当りのモジユール本数を減らしてプラント設
備費の低下が図られる。この様な膜モジユール形
態としては中空糸型、平膜スパイラル型、プレー
トアンドフレーム型、及びチユブラー型がある
が、中空糸型がモジユール中への膜充填密度が最
も高く、モジユールコスト面でも有利である。こ
れらの観点から本発明者らはガス分離膜の開発研
究に鋭意取組み、従来にないガス分離性能及び透
過性能が極めて高く実用的な膜の開発に成功し
た。
るガスAに対する透過係数が大きく、分離係数
PA/PBが充分に大又は小の材料を選定し、膜面
積が出来るだけ大きく、膜厚が出来るだけ小さい
膜にする事が重要である。一般に或る高分子膜に
対するガスの透過性はガスの種類により異なり、
透過係数の大きい順は水素、ヘリウム>CO2>
O2、Ar>CO、CH4、N2の様になつており、透
過係数の差の大きい混合ガス、例えば水素ガスと
窒素ガスの分離は容易であるが、その差の小さい
混合物例えば一酸化炭素とメタンの分離は困難で
ある。又分離しようとする或る混合ガスの種類が
決まれば、高分子分離膜の種類による特性の違い
は、ガスの透過係数が大きい膜ほど一般に分離係
数が小さい傾向にあり、透過係数と分離係数が共
に大きな性能の材料はなく、この中で目的を達成
する様な素材の選定が極めて重要となる。例えば
空気より酸素を選択濃縮しようとするとき、ポリ
ジメチルシロキサン膜は酸素ガスの透過係数が極
めて大きいが、分離係数は小さく1回透過で35%
以上の酸素濃度を得る事は困難である。これに対
しポリエチレンテレフタレート膜は酸素の透過係
数がポリジメチルシロキサンのそれに比し、遥か
に小さいが分離係数は大きく、1回透過で50%の
酸素濃度を得る事が出来る。従つて目的に応じて
膜素材の選択が行われる。更に実用的な意味から
重要なことは透過係数が大きくても膜厚Tが小さ
くならなければ有効なガス透過量は得られず、T
が充分小さい薄膜に加工出来てDA/Tが3×
10-5(cm2/cm2、sec、cmHg)以上の透過率が得ら
れて始めて実用化が可能となるのである。しかし
乍らこゝで如何に薄膜に加工出来ても使用条件に
耐え得る熱的特性及び機械的特性をその膜が有し
ていなければならず、この点も膜材料の選定に当
つては充分留意すべき因子である。更に分離膜の
実用化に当つては、膜を効率的に使用出来る様一
定の圧力容器に納めたモジユールに組立てられる
が、このモジユール当りの膜面積を大きくし、処
理量当りのモジユール本数を減らしてプラント設
備費の低下が図られる。この様な膜モジユール形
態としては中空糸型、平膜スパイラル型、プレー
トアンドフレーム型、及びチユブラー型がある
が、中空糸型がモジユール中への膜充填密度が最
も高く、モジユールコスト面でも有利である。こ
れらの観点から本発明者らはガス分離膜の開発研
究に鋭意取組み、従来にないガス分離性能及び透
過性能が極めて高く実用的な膜の開発に成功し
た。
即ち、中空糸外面に緻密なガス分離性能を有す
る活性層を有し、その下層に細孔の平均孔径0.01
〜3μのスポンジ状組織を有し、かつアルコキシ
ル基置換度が2.0〜2.7であるセルロースエーテル
系中空糸乾燥膜がそれである。
る活性層を有し、その下層に細孔の平均孔径0.01
〜3μのスポンジ状組織を有し、かつアルコキシ
ル基置換度が2.0〜2.7であるセルロースエーテル
系中空糸乾燥膜がそれである。
ガス分離膜材料としてはポリビニルアルコー
ル、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボ
ネート或はポリシロキサン等各種の高分子材料が
考えられるが、これらの材料によりガスの透過性
は広範囲に変化し、例えば酸素ガス透過係数は
10-13から10-8のオーダーのものまで存在してお
り高分子の極性基の種類により分離性能も大巾に
変化している。これらの中から分離性能、膜の機
械的特性及び薄膜化加工性も含めて検討し、最適
材料の選択を行うのが望ましい。本発明者らは永
年この様な観点から種々の材料を検討して来た
が、高いガス分離性能を有し実用性のある膜をセ
ルロースエーテル系ポリマーを用いて達し得る結
論に到達した。即ち膜の実用性からガス分離性能
が或る程度高いレベルにあつて、しかもガス透過
性が充分大きいことが最大の重要性であるがセル
ロースエーテルは上の合成高分子の中では中程度
にランクされている半合成高分子材料であるが、
特定の条件下では薄膜加工性が極めて高く通常の
高分子材料より薄膜加工が容易である。
ル、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボ
ネート或はポリシロキサン等各種の高分子材料が
考えられるが、これらの材料によりガスの透過性
は広範囲に変化し、例えば酸素ガス透過係数は
10-13から10-8のオーダーのものまで存在してお
り高分子の極性基の種類により分離性能も大巾に
変化している。これらの中から分離性能、膜の機
械的特性及び薄膜化加工性も含めて検討し、最適
材料の選択を行うのが望ましい。本発明者らは永
年この様な観点から種々の材料を検討して来た
が、高いガス分離性能を有し実用性のある膜をセ
ルロースエーテル系ポリマーを用いて達し得る結
論に到達した。即ち膜の実用性からガス分離性能
が或る程度高いレベルにあつて、しかもガス透過
性が充分大きいことが最大の重要性であるがセル
ロースエーテルは上の合成高分子の中では中程度
にランクされている半合成高分子材料であるが、
特定の条件下では薄膜加工性が極めて高く通常の
高分子材料より薄膜加工が容易である。
こゝに言うセルロースエーテルとはメチルセル
ロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、シアノエチルセルロース等である。
ロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、シアノエチルセルロース等である。
膜の製法としては、ポリマーを有機溶剤に溶解
した溶液をガラス板上にキヤストして非対称平膜
にする方法、中空糸状に押出し凝固させて非対称
中空糸にする方法或は多孔質膜又は多孔質中空糸
上に薄膜をコートした複合膜とする方法等が採ら
れるが、生産性及び面積拡大の点から中空糸非対
称膜にする方法が最も有利である。特に、こゝで
目的としている酸素と窒素の分離及び炭酸ガスと
他の窒素やメタンガスとの分離にはアルコキシル
基置換度2.0〜2.7のセルロースエーテルの中空糸
ガス分離膜が優れ、例えば1Kg/cm2のゲージ圧で
空気を分離すると酸素濃度30%以上で酸素ガスの
透過速度5×10-5c.c./cm2、sec、cmHg以上と実用
性のある事を見出した。
した溶液をガラス板上にキヤストして非対称平膜
にする方法、中空糸状に押出し凝固させて非対称
中空糸にする方法或は多孔質膜又は多孔質中空糸
上に薄膜をコートした複合膜とする方法等が採ら
れるが、生産性及び面積拡大の点から中空糸非対
称膜にする方法が最も有利である。特に、こゝで
目的としている酸素と窒素の分離及び炭酸ガスと
他の窒素やメタンガスとの分離にはアルコキシル
基置換度2.0〜2.7のセルロースエーテルの中空糸
ガス分離膜が優れ、例えば1Kg/cm2のゲージ圧で
空気を分離すると酸素濃度30%以上で酸素ガスの
透過速度5×10-5c.c./cm2、sec、cmHg以上と実用
性のある事を見出した。
次に詳しくその製膜方法について述べる。
アルコキシル基置換度2.0〜2.7のセルロースエ
ーテルを有機溶剤と非溶剤の混合溶液に溶解し、
紡糸口金を通して気体雰囲気中に押出し、引続い
て凝固浴で凝固し、水洗、熱処理後乾燥、さらに
乾熱処理することによつて特に酸素と炭素ガスの
分離性能と透過性能の良好な中空糸膜が得られ
る。
ーテルを有機溶剤と非溶剤の混合溶液に溶解し、
紡糸口金を通して気体雰囲気中に押出し、引続い
て凝固浴で凝固し、水洗、熱処理後乾燥、さらに
乾熱処理することによつて特に酸素と炭素ガスの
分離性能と透過性能の良好な中空糸膜が得られ
る。
本発明に用いる溶剤は、その種類により中空糸
膜のガス選択は重要である。今迄にセルロースエ
ーテル系ポリマーの溶剤は、数多く提案されてい
るがこのような観点からジメチルホルムアミドジ
メチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N
−メチル−2−ピロリドンが最も好ましく、透過
性能において非溶剤との併用により相剰効果が大
きく現われる。
膜のガス選択は重要である。今迄にセルロースエ
ーテル系ポリマーの溶剤は、数多く提案されてい
るがこのような観点からジメチルホルムアミドジ
メチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N
−メチル−2−ピロリドンが最も好ましく、透過
性能において非溶剤との併用により相剰効果が大
きく現われる。
非溶剤はその種類により中空糸膜の透過性能に
影響を及ぼす。従つてガス分離膜性能の向上のた
めには最も適切な溶剤と非溶剤の組合せが最も重
要な技術的要素の一つとなる。
影響を及ぼす。従つてガス分離膜性能の向上のた
めには最も適切な溶剤と非溶剤の組合せが最も重
要な技術的要素の一つとなる。
本発明においては下記一般式の非溶剤が用いら
れる。
れる。
R1O(C2H4O)oR2
(式中、R1及びR2はそれぞれ水素炭素数1〜6
の炭化水素基、−C2H4R′又は−COR2″であり、な
おR′は−CN、−COOR2″、−CONH2又は−
CH2NH2を示し、R1″及びR2″はそれぞれ単独に
水素又は炭素数1〜6の炭化水素基を示す。nは
2〜10の整数である) 上記一般式で表わされるポリエーテルとしては
例えばトリエチレングリコール、テトラエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、メチルカ
ルビトール、ジメチルカルビトール、メトキシト
リグリコール、トリエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、アセチル化ポリエチレングリコー
ル、アミノエチル化ポリエチレングリコール等が
挙げられこれらは1種又は2種以上を混合しても
よい。
の炭化水素基、−C2H4R′又は−COR2″であり、な
おR′は−CN、−COOR2″、−CONH2又は−
CH2NH2を示し、R1″及びR2″はそれぞれ単独に
水素又は炭素数1〜6の炭化水素基を示す。nは
2〜10の整数である) 上記一般式で表わされるポリエーテルとしては
例えばトリエチレングリコール、テトラエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、メチルカ
ルビトール、ジメチルカルビトール、メトキシト
リグリコール、トリエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、アセチル化ポリエチレングリコー
ル、アミノエチル化ポリエチレングリコール等が
挙げられこれらは1種又は2種以上を混合しても
よい。
紡糸原液中のセルロースエーテル濃度は、中空
糸膜の可紡性及びガス分離性能との関係が大き
い。
糸膜の可紡性及びガス分離性能との関係が大き
い。
本発明においてはセルロースエーテル30〜50重
量%、溶剤とポリエーテルの混合物50〜70重量%
の割合で用いられる。
量%、溶剤とポリエーテルの混合物50〜70重量%
の割合で用いられる。
本発明において用いられる凝固液としては、水
と該原液に用いられる溶剤との混合溶剤が好まし
く、用いられる凝固温度としては20〜70℃が好ま
しい。
と該原液に用いられる溶剤との混合溶剤が好まし
く、用いられる凝固温度としては20〜70℃が好ま
しい。
本発明の中空糸膜の紡糸法は、セルロースエー
テルを溶剤とポリエーテルからなる混合溶液に必
要により加熱を行なつて撹拌溶解し、濾過、脱泡
を行ない、紡糸口金から空気、不活性ガスの気体
雰囲気中に押出す。なお紡糸口金はアーク型、C
型又は紡糸孔内に気体導入管を設けた二重型のも
のが用いられる。
テルを溶剤とポリエーテルからなる混合溶液に必
要により加熱を行なつて撹拌溶解し、濾過、脱泡
を行ない、紡糸口金から空気、不活性ガスの気体
雰囲気中に押出す。なお紡糸口金はアーク型、C
型又は紡糸孔内に気体導入管を設けた二重型のも
のが用いられる。
押出紡糸された中空糸は、気体雰囲気中を通し
て溶剤とポリエーテルを含有する水浴中に浸漬、
凝固した後水洗して湿潤中空糸を得る。
て溶剤とポリエーテルを含有する水浴中に浸漬、
凝固した後水洗して湿潤中空糸を得る。
次に、中空糸膜を緻密化するために熱処理され
る熱処理は中空糸に対して不活性な加熱媒体中に
中空糸を浸漬することによつて行われる。熱処理
媒体は不活性なものであればどのようなものでも
よいが取扱上の問題と経済性から水を用いるのが
好ましい。
る熱処理は中空糸に対して不活性な加熱媒体中に
中空糸を浸漬することによつて行われる。熱処理
媒体は不活性なものであればどのようなものでも
よいが取扱上の問題と経済性から水を用いるのが
好ましい。
熱処理温度は60〜95℃好ましくは75〜90℃であ
る。熱処理温度が60℃より低い場合は、乾燥時の
収縮が大きく安定した膜性能のものが得られな
い。又熱処理温度が95℃以上になると熱処理時に
膜が大きく収縮し、膜性能が実用的でなくなる。
る。熱処理温度が60℃より低い場合は、乾燥時の
収縮が大きく安定した膜性能のものが得られな
い。又熱処理温度が95℃以上になると熱処理時に
膜が大きく収縮し、膜性能が実用的でなくなる。
このようにして得られた湿潤中空糸を乾燥する
方法としては凍結乾燥法又は普通の空気乾燥法を
用いることができる。空気乾燥法では10〜50℃が
好ましい。乾燥後50〜100℃で5分以上乾熱処理
して膜をさらに緻密化し、膜分離性能を向上させ
る。
方法としては凍結乾燥法又は普通の空気乾燥法を
用いることができる。空気乾燥法では10〜50℃が
好ましい。乾燥後50〜100℃で5分以上乾熱処理
して膜をさらに緻密化し、膜分離性能を向上させ
る。
以上詳述した方法により、中空糸外面に緻密な
ガス分離性能を発揮する活性層を有し、その下層
に細孔の平均孔径0.01〜3μのスポンジ状組織を有
するセルロースエーテル系中空糸乾燥膜を得るこ
とができる。
ガス分離性能を発揮する活性層を有し、その下層
に細孔の平均孔径0.01〜3μのスポンジ状組織を有
するセルロースエーテル系中空糸乾燥膜を得るこ
とができる。
これらの方法により得られるセルロースエーテ
ル系中空糸乾燥膜は、酸素透過速度として5×
10-5c.c./cm2、sec、cmHg以上、ガス分離係数とし
て酸素と窒素の透過速度比は3以上の性能を有
し、炭素ガスの透過速度は4×10-5c.c./cm2、sec、
cmHg以上であり、炭酸ガスと窒素の透過速度比
は15以上の性能を有する。
ル系中空糸乾燥膜は、酸素透過速度として5×
10-5c.c./cm2、sec、cmHg以上、ガス分離係数とし
て酸素と窒素の透過速度比は3以上の性能を有
し、炭素ガスの透過速度は4×10-5c.c./cm2、sec、
cmHg以上であり、炭酸ガスと窒素の透過速度比
は15以上の性能を有する。
なお、モジユール装置化は、一般的な方法で実
施され各種用途に使用される。
施され各種用途に使用される。
以下、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。
る。
実施例 1
ジメチルアセトアミド(DMAC)50部とエチ
レングリコール(EG)10部からなる混合溶液に
エチルセルロース(エトキシル基置換度2.5)40
部を入れて120℃で撹拌溶解した。
レングリコール(EG)10部からなる混合溶液に
エチルセルロース(エトキシル基置換度2.5)40
部を入れて120℃で撹拌溶解した。
この紡糸原液を濾過脱泡後2重管型紡糸口金を
用いて空気中に押出し、空間時間0.12秒通して、
引続き凝固浴(組織DMAC20重量%、EG5重量
%、水75重量%)で温度50℃で凝固し、ネルソン
ローラー方式で水洗を行つたのち20m/分の速度
で捲取つた。
用いて空気中に押出し、空間時間0.12秒通して、
引続き凝固浴(組織DMAC20重量%、EG5重量
%、水75重量%)で温度50℃で凝固し、ネルソン
ローラー方式で水洗を行つたのち20m/分の速度
で捲取つた。
次に中空糸をかせ取機で巻取り集束状態で緊張
下熱水で80℃、20分間熱処理した。
下熱水で80℃、20分間熱処理した。
得られた湿潤中空糸を熱風乾燥機を用いて40℃
で30分間乾燥し、更に90℃で乾熱処理した。この
ようにして得られた中空糸膜を水銀ポロシメータ
ーを用いて外径を測定した結果0.03〜3.0μであつ
た。又、中空糸の断面を走査型電子顕微鏡で観察
すると表面層が緻密でその下層はスポンジ状にな
つていることが認められた。
で30分間乾燥し、更に90℃で乾熱処理した。この
ようにして得られた中空糸膜を水銀ポロシメータ
ーを用いて外径を測定した結果0.03〜3.0μであつ
た。又、中空糸の断面を走査型電子顕微鏡で観察
すると表面層が緻密でその下層はスポンジ状にな
つていることが認められた。
なお、この中空糸を長さ1m、巻数100のかせ
糸とし、その一端を開放し、エポキシ接着したの
ち圧力容器に装着して2Kg/cm2G及び5Kg/cm2G
の圧力で酸素と窒素と炭酸ガスの透過速度を測定
し、透過速度比を求めた。その結果は下記の通り
であつた。
糸とし、その一端を開放し、エポキシ接着したの
ち圧力容器に装着して2Kg/cm2G及び5Kg/cm2G
の圧力で酸素と窒素と炭酸ガスの透過速度を測定
し、透過速度比を求めた。その結果は下記の通り
であつた。
PO2:8.3×10-5c.c./cm2、sec、cmHg
PN2:2.6×10-5 〃
PCO2:6.1×10-4 〃
O2/N2:3.19
CO2/N2:23.46
実施例 2
N−メチル−2−ピロリドン56部とポリエチレ
ングリコール#6007部からなる混合溶液にエチル
セルロール(エトキシル基置換度2.2)37部を入
れて130℃で撹拌溶解した。
ングリコール#6007部からなる混合溶液にエチル
セルロール(エトキシル基置換度2.2)37部を入
れて130℃で撹拌溶解した。
この紡糸原液を実施例1と同様な方法で紡糸を
行つた。
行つた。
次に中空糸を熱水で87℃で20分間熱処理した。
この湿潤中空糸を凍結乾燥機で乾燥し、さらに90
℃で乾熱処理したものを水銀ポロシメーターで孔
径を測定すると0.03〜2.6μであつた。又中空糸の
断面を走査型電子顕微鏡で観察すると表面層が緻
密でその下層はスポンジ状になつていることが認
められた。なお、実施例1と同様な方法で透過速
度を測定した。その結果は下記の通りであつた。
この湿潤中空糸を凍結乾燥機で乾燥し、さらに90
℃で乾熱処理したものを水銀ポロシメーターで孔
径を測定すると0.03〜2.6μであつた。又中空糸の
断面を走査型電子顕微鏡で観察すると表面層が緻
密でその下層はスポンジ状になつていることが認
められた。なお、実施例1と同様な方法で透過速
度を測定した。その結果は下記の通りであつた。
PO2:7.7×10-5c.c./cm2、sec、cmHg
PN2:2.5×10-5 〃
PCO2:5.2×10-4 〃
O2/N2:3.08
CO2/N2:20.8
比較例
エトキシル基置換度が1.7であるエチルセルロ
ースを用い他は実施例1と同様な方法で中空糸ガ
ス分離膜を作製した。水銀ポロシメーターで孔径
を測定すると実施例1のものとほゞ同程度の結果
であつたが、酸素の透過速度を測定したところ
1.5×10-5c.c./cm2・sec・cmHgと低く実用的なガ
ス分離膜となり得なかつた。またエトキシル基置
換度が2.9のものは水可溶性で紡糸不可能であつ
た。
ースを用い他は実施例1と同様な方法で中空糸ガ
ス分離膜を作製した。水銀ポロシメーターで孔径
を測定すると実施例1のものとほゞ同程度の結果
であつたが、酸素の透過速度を測定したところ
1.5×10-5c.c./cm2・sec・cmHgと低く実用的なガ
ス分離膜となり得なかつた。またエトキシル基置
換度が2.9のものは水可溶性で紡糸不可能であつ
た。
Claims (1)
- 1 中空糸外面に緻密なガス分離性能を発揮する
活性層を有し、その下層に細孔の平均孔径0.01〜
3μのスポンジ状組織を有し、かつアルコキシル
基置換度が2.0〜2.7であるセルロースエーテル系
ガス分離膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17041882A JPS5959212A (ja) | 1982-09-28 | 1982-09-28 | セルロ−スエ−テル系ガス分離膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17041882A JPS5959212A (ja) | 1982-09-28 | 1982-09-28 | セルロ−スエ−テル系ガス分離膜 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5959212A JPS5959212A (ja) | 1984-04-05 |
| JPH0226529B2 true JPH0226529B2 (ja) | 1990-06-11 |
Family
ID=15904553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17041882A Granted JPS5959212A (ja) | 1982-09-28 | 1982-09-28 | セルロ−スエ−テル系ガス分離膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5959212A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0799220B2 (ja) * | 1986-06-27 | 1995-10-25 | 松下電器産業株式会社 | 湯水混合装置 |
| JPS63166404A (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-09 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 中空糸濾過膜およびその製造方法 |
| DE3839016A1 (de) * | 1988-11-18 | 1990-05-23 | Henkel Kgaa | Wasch- und reinigungsmittel mit einem gehalt an sek. dialkylethersulfaten |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4127625A (en) * | 1975-03-27 | 1978-11-28 | Daicel Ltd. | Process for preparing hollow fiber having selective gas permeability |
-
1982
- 1982-09-28 JP JP17041882A patent/JPS5959212A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5959212A (ja) | 1984-04-05 |
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