JPH02278546A - 光磁気オーバーライト方式 - Google Patents

光磁気オーバーライト方式

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JPH02278546A
JPH02278546A JP10062089A JP10062089A JPH02278546A JP H02278546 A JPH02278546 A JP H02278546A JP 10062089 A JP10062089 A JP 10062089A JP 10062089 A JP10062089 A JP 10062089A JP H02278546 A JPH02278546 A JP H02278546A
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JP
Japan
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magnetic layer
magnetic
magnetization
magneto
layer
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Application number
JP10062089A
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English (en)
Inventor
Hideaki Takehara
竹原 英章
Shin Miyajima
慎 宮島
Yasuo Shibata
柴田 恭夫
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光磁気オーバ−ライ1〜方式に関する。
(従来の技術) 磁性材料における熱による磁気特性の変化を利用して磁
気記録媒体の磁性層に記録情報と対応した磁化の変化に
よって情報の記録を行い、また、前記した磁気記録媒体
の磁性層における記録情報と対応した磁化の変化の状態
をファラデイ効果やカー効果などのような磁気に付随す
る光学効果を利用して読出すようにした光磁気記録再生
方式は、磁性層として垂直磁化膜を使用することにより
高密度記録再生が可能なために、近年になって各種の光
磁気記録媒体を使用した多くの方式が提案されている。
そして、円盤状の光磁気記録媒体を用いた光デイスクメ
モリは、記録再生装置に対する着脱が可能で、かつ、書
換えができる大量容ファイルとして盛んに研究開発が行
われており、商品化がなされている例も見られるに至っ
ているが、現状においては書換え可能とはいっても書換
え手段が単純ではなく、直接にオーバーライトができな
いものであったために、従来から広く使用されている磁
:3 低記録媒体が着脱不能となされている構成態様の所謂ハ
ードディスク装置(例えば、ウィンチエスタ−型ディス
ク装置)に比べて使い勝手が悪いという欠点があった。
そのために、光磁気ディスクにおいて直接にオーバーラ
イトを実現できるようにするための各種の光磁気オーバ
ーライI一方式が提案されるようになったが、既提案の
光磁気オーバーライト方式の内で代表的なものとしては
、 (1)回転する光磁気記録媒体を一定の光強度の微
小なスポットで照射するとともに、記録バイアス磁界強
度を記録の対象にされている情報信号によって強度変調
するようにした光磁気オーバーライト方式(2)重希土
類金属と遷移金属との非晶質合金によって構成された第
1の磁性層と重希土類金属と遷移金属との非晶質合金に
よって構成された第2の磁性層との2つの磁性層の間に
磁気的交換相互作用が及ぶような状態で積層構成すると
とともに、前記した第1の磁性層と第2の磁性層とは第
1の磁性層の保磁力Hclと第2の磁性層の保磁力Hc
2とが室温においてHc ]、 ) Hc 2の関係に
あり、かつ、前記した第1の磁性層のキュリー温度Tc
1と第2の磁性層のキュリー温度Tc2とがTe1(T
c2の関係にある磁性材料を用いて構成されている構成
部分を備えている光磁気記録媒体と、前記した光磁気記
録媒体における第1の磁性層がキュリー温度Tcl付近
の温度以上の温度に加熱されるとともに第2の磁性層が
キュリー温度TcZ付近の温度以下の温度に加熱される
ような加熱状態にされる第1の光強度と、前記した光磁
気記録媒体における第1の磁性層がキュリー温度Tcl
付近の温度以上の温度以上に加熱されるとともに第2の
磁性層がキュリー温度Tcz付近の温度以上の温度に加
熱されるような加熱状態にされる第2の光強度とに光強
度が変調されているレーザ光束を集光して光磁気記録媒
体に照射する手段と、市記したレーザ光束の集光点と光
磁気記録媒体とを相対的に移動させる手段と、光磁気記
録媒体が前記したレーザ光束によって照射されるのに先
立って、第2の磁性層だけをそれの厚さ方向で予め定め
られた向きに磁化させるようにする第2の磁性層の初期
化のための外部磁界の印加手段と、第2の光強度のレー
ザ光束による集光点での加熱により第1の磁性層と第2
の磁性層との両磁性層の磁化が消滅した後の冷却過程に
おいては、まず、第2の磁性層における前記した磁化の
消滅部分に、前記した磁化の消滅部分に対して前記した
第2の磁性層における磁化の向きとは反対の向きに第2
の磁性層を磁化させうるような磁界を発生させる外部の
バイアス磁界による磁化を新たに生ぜさせ、続いて前記
の第2の磁性層に新たに生じた磁化を磁気的な交換相互
作用により第1の磁性層における前記の磁化の消滅部分
に磁化を生じさせるようしこし、さらに、第1の光強度
のレーザ光束による集光点での加熱により第1の磁性層
の磁化だけが消滅した後の冷却過程においては、冷却過
程において前記した第1の磁性層における磁化の消滅部
分に対応している第2の磁性層の磁化が磁気的な交換相
互作用により第1の磁性層における前記の磁化の消滅部
分に磁化を生じさせるようにする手段と、第1の磁性層
側から再生が行われるようにする手段とを備えてなる交
換2層膜を備えた光磁気記録媒体を用いたオーバーライ
ト方式、との2種類の光磁気オーバーライト方式を挙げ
ることができる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記した従来の光磁気オーバーライト方式に
おける(1)に示されている光磁気オーバーライト方式
においては、記録の対象にされている情報信号によって
磁界を発生させることが必要とされるために、高密度記
録に対しては高い周波数で変化する高周波磁界を発生さ
せなければならないが、周知のように高周波で充分な強
度の磁界を発生させることは困難であるから、この(1
)の光磁気オーバーライト方式では情報の転送速度を大
にすることは困難であり高密度記録再生を実現すること
が容易でないという点が問題になる。
また、前記した(2)の交換2層膜を備えた光磁気記録
媒体を用いたオーバーライト方式においては、交換2層
膜を構成している第1の磁性層と第2の磁性層とを、そ
れぞれ必要な磁気特性を有するものとして構成させるの
が困難であるとともに第2の磁性層の初期化のための外
部磁界の印加手段と、記録時に必要とされるバイアス磁
界の印加手段との2つの外部磁界が必要とされることが
多く、そのために装置が大型化するという点が問題にな
る。
前記した(2)の交換2層膜を備えた光磁気記録媒体を
用いたオーバーライト方式では情報信号の記録が光学的
な変g q=段によって行オ)れるために高い転送速度
を得ることができるか、光磁気記録媒体の交換2)@膜
を構成している第1の磁性層と第2の磁性層とを、各磁
性層のキュリー点、補償点、保磁力、磁化、膜厚、及び
層間の磁壁エネルギーを制御し、それぞれ必要な磁気特
性を有するものとして構成させるのが容易でなく、生産
性や再現性に問題があり、また、初期化磁界印加手段と
バイアス磁界印加手段とを必要とする場合が多いために
、装置が大型化するという欠点も有していた。
次に、前記した(2)の交換2層1漠を備えた光磁低記
録媒体を用いたオーバーライト方式において。
光磁気記録媒体における交換2層膜をそれぞれ必要な磁
気特性を有するものとして構成させるのが困難であると
いう点について第3図を参照して説明すると次のとおり
である。
すなわち、交換2層膜を備えた光磁気記録媒体を用いた
オーバーライ!へ方式で使用される光磁気記録媒体の交
換2層膜を構成している第1の磁性層と第2の磁性層と
において、室温における第1の磁性層の保磁力をl−1
c1、キュリー点をTc1、第2の磁性層の室温におけ
る保磁力をHc2、キュリー点をTc2としたときには
、次の(1)、(2)式に示される関係 Hcl > Hc2     (1) Tc1 <Tc2     (2) が成り立つような磁気特性を有する磁性材料によって前
記した第1の磁性層と第2の磁性層とが構成されている
ところで、重希土類金属(RE)と遷移金属(TM)と
の非晶質合金によって構成された第1の磁性層と、重希
土類金属(RE)と遷移金属(TM)との非晶質合金に
よって構成された第2の磁性層との2つの磁性層を積層
した場合における前記した各磁性層の反転磁界は前記し
た2つの磁性層の交換相互作用によって、前記した2つ
の磁性層がそれぞれ単独に存在している場合の反転磁界
とは異ったものになる。
例えば、重希土類金属(RE)と遷移金@(TM)との
非晶質合金によって構成された第1の磁性層が単独で存
在する状態における磁気ヒステリシス特性が第3図の(
b)に示されるようなものであり、また、重希土類金属
(RE)と遷移金i(TM)との非晶質合金によって構
成された第2の磁性層が単独で存在する状態における磁
気ヒステリシス特性が第3図の(a)に示されるような
ものであったとした場合に、前記した第1の磁性層と第
2の磁性層とを積層したときにおける積層体の磁気ヒス
テリシス特性は第3図の(c)によって示されるような
もの、すなわち、第1の磁性層の反転磁界は第゛1の磁
性層が単独に存在している状態の第3図の(b)に示さ
れているH c 1よりも小さくなり、また、第2の磁
性層の反転磁界は第2の磁性層が単独に存在している状
態の第3図の(a)に示されているHc2に比べて小さ
くなり、次の(2)、(3)式が成立する。
H1=Hcl −crw/2M5ltL  −(2)H
2=Hc2 +σv/2M52t2 −(3)(ただし
、L1、t2は各磁性層の膜厚、σすは界面磁壁エネル
ギー) そして、交換2層膜を備えた光磁気記録媒体を用いたオ
ーバーライト方式においては、初期化磁界Hiniが前
記した(2)、(3)式に示されている反転磁界H1,
,H2に関して次の(4)式の条件を満足していなけれ
ばならない。
Hl>Hinj>H2−・=(4) しかし、反転磁界H1,H2の大きさには(2)。
(3)式に示されているように、各磁性層の膜厚t1、
t2、界面磁壁エネルギーσすなどが関係しているため
に、前記した(4)式の条件を満足するように前記した
反転磁界H1,H2の大きさを設定するためには、前記
した各層の保磁力Hc] 、 I−I c2、や飽和磁
化M s ]、 、 M s 2、膜厚t1、t2など
を正確にコントロールする必要があるが、それは非常に
困難である。
これまで(])、 (2)として述べた既提案の光磁気
オーバーライト方式で生じていた問題点のない光磁気オ
ーバ−ライ1〜方式として、本出願人会社では、先に、
重希土類金属と遷移金属との非晶質合金によって構成さ
れた第1の磁性層と重希土類金属と遷移金属との非晶質
合金によって構成された第2の磁性層とが、前記した第
1の磁性層と第2の磁性層との間の磁気的交換相互作用
が及ばないようにするための層を介在させて積層構成さ
れているとともに、前記した第1の磁性層と第2の磁性
層とは第1の磁性層の保磁力Hc ]と第2の磁性層の
保磁力Hc2とが室温、においでHcl>Hc2の関係
にあり、かつ、前記した第1の磁性層のキュリー温度T
c1と第2の磁性層のキュリー温度Tc2とがTe1(
Tc2の関係にあり、しかも、少なくとも第2の磁性層
については室温とキュリー温度との一12= 間に補償点を有しない磁性材料を用いて構成されている
構成部分を備えている光磁気記録媒体と、前記した光磁
気記録媒体における第1の磁性層がキュリー温度Tc1
付近の温度以上の温度に加熱されるとともに第2の磁性
層がキュリー温度Tc2付近の温度以下の温度に加熱さ
れるような加熱状態にされる第1の光強度と、前記した
光磁気記録媒体における第1の磁性層がキュリー温度T
c1付近の温度以上の温度以上に加熱されるとともに第
2の磁性層がキュリー温度Tc2付近の温度以上の温度
に加熱されるような加熱状態にされる第2の光強度とに
光強度が変調されているレーザ光束を集光して光磁気記
録媒体に照射する手段と、前記したレーザ光束の集光点
と光磁気記録媒体とを相対的に移動させる手段・と、光
磁気記録媒体が前記したレーザ光束によって照射される
のに先立って、第2の磁性層だけをそれの厚さ方向で予
め定められた向きに磁化させるようにする外部磁界の印
加手段と、第2の光強度のレーザ光束による集光点での
加熱により第1の磁性層と第2の磁性層との両磁性層の
磁化が消滅した後の冷却過程においては、まず、第2の
磁性層における前記した磁化の消滅部分に、第2の磁性
層における磁化の消滅部分の周囲からの反磁界によって
、周囲とは逆向きの磁化を新たに生じさせ、続いて第1
の磁性層における前記の磁化の消滅部分には前記の第2
の磁性層に新たに生じた磁化の転写による磁化を生じさ
せるようにし、さらに、第1の光強度のレーザ光束によ
る集光点での加熱により第1の磁性層の磁化だけが消滅
した後の冷却過程においては、冷却過程において前記し
た第1の磁性層における磁化の消滅部分に対応している
第2の磁性層の磁化が前記した第1の磁性層における磁
化の消滅部分に転写されるようにする手段と、第1の磁
性層側から再生が行われるようにする手段とを備えてな
る光磁気オーバーライト方式を提供した。
(発明が解決しようとする課題) そして、前記した本出願人会社による既提案の光磁気オ
ーバ−ライ1〜方式では従来方式で必要とされていた記
録バイアス磁界を必要とせず、さらに、初期化磁界の発
生部は記録用のレーザ光束の照射位置以外の部分ならば
、どこに設けてもよいので、記録再生装置の構成を簡単
化が容易に達成できるという利点で得られたが、前記し
た本出願人会社の既提案の光磁気オーバーライト方式で
は、たとえ、初期化磁界の発生部が記録用のレーザ光束
の照射位置以外の部分ならば、どこに設けられていても
よい、とはいっても、初期化磁界を発生させるための装
置が必要とされていたので、装置の構成が大型化するこ
とが避けられなかった。
(課題を解決するための手段) 本発明は重希土類゛金属と遷移金属との非晶質合金によ
ってそれぞれ構成されている第1.第2゜第3の磁性層
を、前記した第1の磁性層と第2の磁性層との間、及び
前記した第2の磁性層と第3の磁性層との間に、それぞ
れ磁気的交換作用が及ばないようにするための層を介在
させた状態で順次に積層し、また、前記した第1及び第
2の磁性層における保磁力をそれぞれHc1、 Hc2
としたときに、第1の磁性層の保磁力Hc 1と第2の
磁性層の保磁力Hc2とが室温においてHcl) Hc
2の関係を有し、かつ、前記した第1の磁性層のキュリ
ー温度Tc1と第2の磁性層のキュリー温度Tc2と第
3の磁性層のキュリー温度Tc3とがTe1(Tc2(
Tc3の関係を有しているものとし、さらに、少なくと
も第2の磁性層については室温とキュリー温度との間に
補償点を有しない磁性材料が用いられており、さらにま
た、前記した第3の磁性層は第1の磁性層のキュリー温
度未満の温度において第2の磁性層の磁化の向きを変化
できるが第1の磁性層の磁化の向きを変化させ得ないよ
うな磁気特性を有する磁性材料が用いられている光磁気
記録媒体と、前記した光磁気記録媒体における第1の磁
性層がキュリー温度Tc1付近の温度以上の温度に加熱
されるとともに第2の磁性層がキュリー温度Tc2付近
の温度以下の温度に加熱されるような加熱状態にされる
第1の光強度と、前記した光磁気記録媒体における第1
の磁性層がキュリー温度Tc1付近の温度以上の温度以
上に加熱されるとともに第2の磁性層がキュリー温度T
c2付近の温度に加熱されるような加熱状態にされる第
2の光強度とに光強度が変調されているレーザ光束を集
光して光磁気記録媒体に照射する手段と、前記したレー
ザ光束の集光点と光磁気記録媒体とを相対的に移動させ
る手段と、第2の光強度のレーザ光束による集光点での
加熱により第1の磁性層と第2の磁性層との両磁性層の
磁化が消滅した後の冷却過程においては、まず、第2の
磁性層における前記した磁化の消滅部分に、第2の磁性
層における磁化の消滅部分の周囲からの反磁界によって
、周囲とは逆向きの磁化を新たに生じさせ、続いて第1
の磁性層における前記の磁化の消滅部分には前記の第2
の磁性層に新たに生じた磁化の転写による磁化を生じさ
せるようにし、さらに、第1の光強度のレーザ光束によ
る集光点での加熱により第1の磁性層の磁化だけが消滅
した後の冷却過程においては、冷却過程において前記し
た第1の磁性層における磁化の消滅部分に対応している
第2の磁性層の磁化が前記した第1の磁性層における磁
化の消滅部分に転写されるようにする手段と、室温にお
ける第3の磁性層の磁化によって第2の磁性層を初期化
する手段と、第1の磁性層側から再生が行われるように
する手段とを備えてなる光磁気オーバーライト方式を提
供するものである。
(作用) それぞれが、重希土類金属と遷移金属との非晶質合金に
よって構成されている第1.第2.第3の磁性層か、前
記した第1の磁性層と第2の磁性層との間、及び前記し
た第2の磁性層と第3の磁性層との間に、それぞれ磁気
的交換作用が及ばないようにするための層に介在させた
状態で順次に積層されており、また、前記した第1及び
第2の磁性層にJ3りる保磁力Hc1、 Hc2が室温
においてHc 1 ) Hc 2の関係を有し、かつ、
前記した第1の磁性層のキュリー温度’rclと第2の
磁性層のキュリー温度Tc2と第3のm性層のキュリー
温度−fc3とがTc1 (Tc2 (ゴc3の関係を
有しているものとし、さらに、少なくとも第2の磁性層
については室温とキュリー温度との間に補償点を有しな
い磁性材料が用いられ、さらにまた、前記した第3の磁
性層は第1の磁性層のキューり温度1゛c1未満の温度
において第2の磁性層の磁化の向きを変化できるが第1
の磁性層の磁化の向きを変化させ得ないような磁気特性
を有する磁性材料が用いられている光磁気記録媒体を用
い、光磁気記録媒体における第1の磁性層がキュリー温
度′rcl付近の温度以上の温度に加熱されるとともに
第2の磁性層がキュリー温度TcZ付近の温度共rの温
度に加熱されるような加熱状態にされる第1の光強度と
、前記した光磁気記録媒体における第1の磁性層がキュ
リー温度Tc1付近の温度以上の温度共」二に加熱され
るとともに第2の磁性層がキュリー温度Tc2付近の温
度に加熱されるような加熱状態にされる第2の光強度と
に光強度が変調されているレーザ光束を集光して光磁気
記録媒体に照射して記録を行う。
記録に際して、第2の光強度のレーザ光束による集光点
で加熱されたときは、第1の磁性層と第2の磁性層との
両磁性層の磁化が消滅した後の冷却過程において、ます
、第2の磁性層における前記した磁化の消滅部分に、第
2の磁性層における磁化の消滅部分の周囲からの反磁界
によって、周囲とは逆向きの磁化を新たに生じ、続いて
第Jの磁性層における前記の磁化の消滅部分に、前記の
第2の磁性層に新たに生じた磁化の転写による磁化を生
じさせる。
また、第1の光強度のレーザ光束による集光点での加熱
により記録が行われる場合には、第1の磁性層の磁化だ
けが消滅した後の冷却過程において、前記した第1の磁
性層における磁化の消滅部分に対応している第2の磁性
層の磁化を前記した第1の磁性層における磁化の消滅部
分に転写さぜる。
そして、室温における第3の磁性層の磁化によって初期
化磁界が第2の磁性層が初期化される。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の光磁気オーバーライ
ト方式の具体的な内容を詳細に説明する。
第1図は記録再生装置の概略構成を示すブロック図、第
2図は本発明の光磁気オーバーライト方式に使用される
光磁気記録媒体の断面模式図であり、また、第3図は本
発明の光磁気オーバーライト方式の動作原理を説明する
ための図、第4図及び第5図は各磁性層の磁気特性側図
である。
第1図に概略構成を示す本発明の光磁気オーバ−ライ1
〜方式のブロック図において、Mdは駆動モータ、9は
回転軸、]0はターンテーブル、PMMは第2図に具体
的な構成が示されている光磁気記録媒体、Cはクランパ
、Pflはレーザ光束、Lは対物レンズ(集光レンズ)
、P、 Q aは集光レンズLによって集光されたレー
ザ光束であり、光磁気記録媒体PMMはターンテーブル
10上に載置された後にクランパCによって固定されて
、駆動モータMdが所定の回転数で図中の矢印R方向に
回転駆動されることによりターンテーブル10と一体的
に回転される。
前記したレーザ光束PQは前記した集光レンズLを含ん
で構成されている光学ヘッド(光ピツクアップ)に設け
られている図示されていないレーザ光源から放出された
レーザ光が図示されてぃない光学系を通過して形成され
たものであり、光学ヘッドの集光レンズLによって集光
されたレーザ光束PQaは、記録再生動作時に光学ヘッ
トが光磁気記録媒体PMMにおける記録跡の延長方向に
直交する方向に所定の移動態様で移動されることにより
、光磁気記録媒体PMM上に微小な径の光点として集光
される。
前記のレーザ光束は、記録動作時には記録の内容に応じ
て後述のようにエネルギが所定の変化態様で変化され、
また再生動作時には記録動作時よりも小さな一定のエネ
ルギのものとなされる。
第2図は本発明の光磁気オーバーライト方式に使用され
る光磁気記録媒体の断面模式図であってこの第2図にお
いて、1は透明基板、2は中間層(カー・エンハンス兼
保護層)であり、また、3は重希土類金属と遷移金属と
の非晶質合金によって′構成された第1の磁性層、5は
重希土類金属と遷移金属との非晶質合金によって構成さ
れた第2の磁性層である。
また、4は前記した第1の磁性層3と第2の磁性層5と
の間に磁気的交換相互作用が及ばないようにするための
層、7は重希土類金属と遷移金属との非晶質合金によっ
て構成された第3の磁性層、6は前記した第2の磁性層
5と第3の磁性層7との間に磁気的交換相互作用が及ば
ないようにするための層、8は保護層である。
そして、前記した中間層2と保護層6とは、本発明の光
磁気オーバーライト方式によって光磁気記録媒体に重ね
書きを行う場合の動作では原理上で必要とされる構成部
分ではないが、光磁気記録媒体が実用される場合の構成
上で備えられるべき構成部分である。
本発明の光磁気オーバーライト方式において、記録再生
の際に使用される第2図に示されるような構成を有する
光磁気記録媒体において、前記した第1の磁性層3と第
2の磁性層5と、第3の磁性層7とは、第1の磁性層3
の保磁力Hclと第2の磁性層5の保磁力Hc2と第3
の磁性層7の保磁力Hc3とが室温においてHc 3 
) Hc 1 > Hc 2の関係にあり、かつ、前記
した第1の磁性層3のキュリ−温度Tc1と第2の磁性
層5のキュリー温度1゛C2と第3の磁性層7のキュリ
ー温度Tc3とがTc1<Tc2<Tc3の関係にあり
、しかも少なくとも第2の磁性層5については室温とキ
ュリー温度との間に補償点を有しない磁性材料を用いて
構成されている。第4図及び第5図に第1乃至第33の
各磁性層の磁気特性側図を示しである。
また、前記した第3の磁性層7は室温において第2の磁
性層5の磁化の向きを変化できるが、第1の磁性層3の
磁化の向きを変化させ得ないような磁化を有していると
ともに、室温よりも高温な情報記録温度においては第1
の磁性層3と第2の磁性層5に対して影響を及ぼさない
ような磁化を示すような磁気特性を有する磁性材料が用
いられている。
本発明の光磁気オーバーライト方式において、′記録再
生の際に使用される第2図示の構成を有する光磁気記録
媒体、すなわち、透明なプラスチック基板を透明基板1
として、その透明基板1上に前記した各構成部分2〜8
の各層が順次に成膜されてなる光磁気記録媒体の具体的
な構成例を次の第1表に示す。
(第1表) 前記した第1表に示した光磁気記録媒体の具体的な構成
例において、第1の磁性層3と第2の磁性層5との間に
磁気的交換相互作用が及ばないようにするために設けた
層4、及び第2の磁性層5と第2の磁性層7との間に磁
気的交換相互作用が及ばないようにするために設けた層
6としては、非磁性体材料のタンタルによって厚さが5
nmの膜が用いられている。
前記のように、本発明の光磁気オーバーライト方式で使
用される光磁気記録媒体において、第1の磁性層3と第
2の磁性層5との間には、両媒性層3,5の交換相互作
用が及ばないようにするための層4が設けられており、
また、第2の磁性層5と第3の磁性層7との間には、両
媒性層5,7の交換相互作用が及ばないようにするため
の層6が設けられているから、前記の各磁性層3,5゜
7の反転磁界は、それぞれの磁性層3,5.7がそれぞ
れ単独に存在する場合のそれとほぼ等しいものになる。
したがって、本発明の光磁気オーバーライト方式で使用
される光磁気記録媒体においては、それの第2の磁性層
5だけを反転させるために使用されるべき初期化磁界H
oとしては、室温においてI(c 1 > Hc 2の
関係にある第1の磁性層3の保磁力Hc 1と第2の磁
性層5の保磁力Hc2とに対して室温において、次の第
(5)式 %式%(5) の関係を満足するような磁界、すなわち、前記の両媒性
層3,5がそれぞれ単独に存在する場合における各磁性
層3,5における保磁力Hc1、 HO2の間の磁界で
あればよいことになる。
本発明の光磁気オーバーライト方式において得られる上
記の点は、(2)〜(4)式を参照して既述した交換2
層膜を備えた光磁気記録媒体を用いた従来のオーバーラ
イト方式における初期化磁界Hjnjの設定が、交換2
層膜における反転磁界H1,H2に関して、 Hl>Hjni>H2・44) (4)式の条件を満足していなければならないために、
前記した(4)式の条件を満足するように前記した反転
磁界H1,H2の大きさを設定するためには、前記した
各層の保磁力Hc1、Hc2、や飽和磁化M s 1.
 、 M s 2、膜厚t 1. t 2などを正確に
コントロールする必要があったのに比べて、光磁気記録
媒体の製作上、及び記録再生装置の構成上で非常な利点
となるのである。
また、本発明の光磁気オーバーライト方式で使用される
光磁気記録媒体においては、第1の磁性層3と第2の磁
性層5と、第3の磁性層7とは、第1の磁性層3の保磁
力Hclと第2の磁性層5の保磁力Hc2と第3の磁性
層7の保磁力Hc3とが室温においてHO3) Hcl
) I(c2の関係にあり、かつ、前記した第1−の磁
性層3のキュリー温度Tc1と第2の磁性層5のキュリ
ー温度′I″c2と第3の磁性層7のキュリー温度’r
c3とがT”cl (Tc2 < Tc3の関係にあり
、しかも少なくとも第2の磁性層5については室温とキ
ュリー温度との間に補償点を有しない磁性材料を用いて
構成されているとともに、前記した第3の磁性層7は室
温Trにおいて第2の磁性層5の磁化の向きを変化でき
るが、第1の磁性M3の磁化の向きを変化させ得ないよ
うな磁化を有しているとともに、室温Trよりも高温な
情報記録温度T1、’I’2(第3図参照)においては
第」の磁性層3と第2の磁性層5に対して影響を及ぼさ
ないよ・うな磁化を示すような磁気特性を有する磁性材
料が用いられていて、第3の磁性P17は室温T rで
は常にある一定方向で一定な向きの磁化が保たれるよう
に保磁力)Tc3が非常に大きく、この第3の磁性層7
の磁化で生じる磁界(HO)によって、隣接する第2の
磁性層5の磁化の方向と向きを前記した第3の磁性層7
の磁化の方向と向きにさせるような磁化の強さを有する
ものとなされていて、この第3の磁性層7は初期磁化磁
界印加層として動作するために、本発明の光磁気オーバ
ーライト方式においては、光磁気記録媒体P MMに対
して初期磁化磁界を印加するために従来必要とされてい
たような外部磁界の印加手段を別に設ける必要はないの
である。
次に、本発明の光磁気オーバーライト方式において、第
2図を参照して説明したような構成態様を有する光磁気
記録媒体(円盤状の光磁気記録媒体・以下、ディスクと
記載されることもある)PMMを、前記した駆動用モー
タMdによって図示されていない回転制御回路の制御の
下に所定の回転数で矢印Rの方向に回転させて、記録再
生を行う場合について説明する。
集光レンズLは図示されていないレーザ光源から放射さ
れたレーザ光束PMを集光し、集光された光PQaがデ
ィスクPMMにおける透明基板1側から入射して、第1
.第2の磁性層3,5の部分に微小な光のスポットによ
る集光部11を生じさせる。
第3の磁性層7は既述もしたように、室温1゛rにおい
て第2の磁性層5の磁化の向きを変化できるが、第1の
磁性層3の磁化の向きを変化させ得ないような磁化を有
しており、かつ、室温T’ rよりも高温な情報記録湿
度においては第1の磁性層3と第2の磁性層5に対して
影響を及ぼさないような磁化を示すような磁気特性を有
する磁性材料が用いられており、また、第3の磁性層7
は室温Trでは常にある一定方向で一定な向きの磁化が
保たれるように保磁力Hc3が非常に大きく、この第3
の磁性層7の磁化で生じる磁界(Ho)によって、隣接
する第2の磁性層5の磁化の方向と向きを前記した第3
の磁性層7の磁化の方向と向きにさせるような磁化の強
さを有するものとなされているから、前記したレーザ光
源から放射されたレーザ光束PQによる集光部11から
離れている部分では第3の磁性層7はそれが室温Trと
なされている部分では初期磁化磁界印加層として動作し
て、この第3の磁性層7の磁化で生じる磁界(HO)に
よって、隣接する第2の磁性層5の磁化の方向と向きを
前記した第3の磁性層7の磁化の方向と向きにさせる。
それにより室温Tr時における第2.第3の磁性層5,
7の磁化の状態は第3図の[1]、f:6]中の第2.
第3の磁性層5,7の磁化の状態(第3図中における矢
印は磁化の大きさと方向と向きとを示している)のよう
に、第3の磁性層7の磁化で発生した初期化磁界(Ho
)によって第2の磁性層5だけが、それの厚さの方向に
前記した第3の磁性層7の磁化の向きに初期磁化(垂直
磁化)される。
すなわち、前記した第3の磁性層7で発生した外部磁界
Hoは、室温TrにおいてHcl) Hc2の関係にあ
る第1の磁性層3の保磁力Hclと第2の磁性M5の保
磁力Hc2とに対して室温Trにおいて、次の第(5)
式 %式%(5) :3】 の関係を満足するような磁界Hoを第2の磁性層5に印
加されるようになされていて、ディスク7における第2
の磁性層5だけが、前記した第3の磁性層7で発生した
初期化Haによって第3の磁性層7の磁化方向及び向き
と同一の磁化方向及び向きに磁化されるのである。
次に、ディスクPMMにおける第1.第2.第3の磁性
層3,5.7が第3図の[1コに例示されている磁化の
状態になされている状態において第1〜第3の磁性層”
+517の温度を、第1の磁性層3のキュリー温度Tc
1に対してTc3> Tc2>Tc1の関係にある第1
の磁性層3のキュリー温度Te1以上に加熱できるよう
なパワーを有するレーザ光束PIlを集光PΩaしてデ
ィスクPMMにおける第1〜第3の磁性M3,5.7を
加熱して、その集光点11と対応する第1〜第3の磁性
層3゜5.7の温度が前記した第1の磁性層5のキュリ
ー温度Te1以上に加熱されると、前記した集光点]1
と対応する第1の磁性層3の部分の磁化が消滅して第3
図の[2]に例示されているような状態になされる。
回転駆動されているディスクPMMにおいて、前記のよ
うにレーザ光束PQの集光点11によって昇温した第1
〜第3の磁性層3,5.7の部分が、ディスクPMMの
回転に伴ってレーザ光束PQの集光点11の位置からず
れて冷却過程に入り温度が次第に低下して行くと、前記
したレーザ光束puの集光点11により昇温しで磁化が
消滅して第3図の[2コに例示されているように第1磁
性層3の磁化の無い部分には、第3図の[1]に示され
ているように第2の磁性層5の磁化による磁界により第
2の磁性層5の磁化の方向と向きと同一の方向と向きの
磁化が生じる。
第1の磁性層3における磁化の状態が、上向きの矢印の
場合に、第1の磁性層3における記録状態を(0)の記
録状態であると定義し、また、第1の磁性層3における
磁化の状態が、下向きの矢印の場合に、第1の磁性層3
における記録状態を(1)の記録状態であると定義する
と、前記のように第3図の[1コの状態から第3図の[
2]の状態となされた後に、第3図の[]]の状態にな
された第1の磁性層3の記録状態は(0)の記録状態で
ある。
次に、ディスクPMMにおける第1.第2.第3の磁性
層3,5.7が第3図の[1]に例示されている磁化の
状態になされている状態において第1〜第3の磁性層3
,5.7の温度を、第1の磁性層3のキュリー温度Tc
1に対してT”c3> T”c2>Tc1の関係にある
第2の磁性層5のキュリー温度Tc2以上に加熱できる
ようなパワーを有するレーザ光束PQを集光PQaして
ディスクPMMにおける第1〜第3の磁性層3,5.7
を加熱して。
その集光点]1と対応する第1〜第3の磁性層3゜5.
7の温度が前記した第2の磁性層5のキュリー温度Tc
2以上に加熱されると、前記した集光点11と対応する
第1.第2の磁性層3,5の部分の磁化が消滅して第3
図の[3]に例示されているような状態になされる。
回転駆動されているディスクPMMにおいて、前記のよ
うにレーザ光束PQの集光点11によって昇温した第1
〜第3の磁性層3,5.7の部分が、ディスクPMMの
回転に伴ってレーザ光束PQの集光点11の位置からず
れて冷却過程に入り温度が次第に低下して行くと、まず
、その温度が第2の磁性層5のキュリー温度Tc2以下
の温度で、かつ、第1の磁性層3のキュリー温度Te1
以上の温度の範囲で、第2の磁性層5における前記した
磁化の消滅している部分には、その部分の周囲の磁化に
よる図中の点線矢印のような反磁界によって第2の磁性
層5には第3図の[4コに例示されているように実線矢
印のような下向きの磁化が生じる。
すなわち、前記の状態において第3の磁性層7の磁化が
小さく、そのために第3の磁性層7の磁化によって生じ
る磁界の強さが、第2の磁性層5の前記した磁化の消滅
している部分に対し、その部分の周囲の第2の磁性層5
の磁化によって生じる図中の点線矢印のような反磁界の
強さよりも小さいから、第2の磁性層5には第2の磁性
層5における前記した磁化の消滅している部分には、そ
の部分の周囲の磁化によって生じる図中の点線矢印のよ
うな反磁界によって、第3図の[4]に例示されている
ように実線矢印のような下向きの磁化が生じるのである
なお、既述のように第1−の磁性層3のキュリー温度T
c1と第2の磁性層のキュリー温度Tc2との間に補償
点を有しない第2の磁性層5が用いられているから鹸記
のような動作が確実に行われ得るのである。
次いで、前記した部分の温度がさらに低下して第1の磁
性層3におけるキュリー温度Tcl以下になると、第3
図の[4コについて説明したようにして第2の磁性層5
に新たに生じた実線矢印のような下向きの磁化によって
、第1の磁性層3には第3図の[5]に例示されている
ような実線矢印のような下向きの磁化が生じる。前記し
た第1の磁性層3における磁化の消滅部分に新たに生じ
る磁化が、第1の磁性層3の磁化の消滅部分の周囲の部
分の磁界によらず、前記のように第2の磁性層5に新た
に生じた実線矢印のようなF向きの磁化によって生じる
のは、キュリー温度Tc1以下付近における第2の磁性
層5の磁気モーメントの方が第1の磁性層3の磁気モー
メントよりも大であるからである。
そして、前記した部分の温度がさらに低下して室温Tr
に低下すると、第3図の[5コに例示されているように
実線矢印のように下向きに磁化されている第2の磁性層
5の部分は、初期化磁界の発生部として機能する第3の
磁性層7の磁化によって生じる初期化磁界HOにより初
期化されて上向きに磁化されてディスクPMMにおける
第1〜第3の磁性層3,5.7は第3図の[6]に例示
されているような磁化の状態になされ、第1の磁性層3
における磁化の状態は、下向きの矢印の状態、すなわち
、第1の磁性層3における記録状態は(1)の記録状態
となされるのである。
このようにして、本発明の光磁気オーバーライト方式で
は、ディスクPMMに何等のバイアス磁界も用いること
なくディスクPMMに対するオーバーライトを実現でき
る他に、初期化磁界を外部から与える必要もないのであ
る。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように本発明
の光磁気オーバーライ1へ方式は、重希土類金属と遷移
金属との非晶質合金によってそれぞれ構成されている第
1.第2.第3の磁性層を、前記した第1の磁性層と第
2の磁性層との間、及び前記した第2の磁性層と第3の
磁性層との間に、それぞれ磁気的交換作用が及ばないよ
うにするための層を介在させた状態で順次に積層し、ま
た、前記した第1乃至第3の磁性層における保磁力をそ
れぞれHc1、 l−Tc2. Hc3としたときに、
第1の磁性層の保磁力Hc 1と第2の磁性層の保磁力
Hc2と第3の磁性層Hc3とが室温においてHc 3
 ) Hc 1 >Hc2の関係を有し、かつ、前記し
た第Jの磁性層のキュリー温度Tc1と第2の磁性層の
キュリー温度Tc2と第3の磁性層のキュリー温度Tc
3とがTc1 < Tc2 (Tc3の関係を有してい
るものとし、さらに、少なくとも第2の磁性層について
は室温とキュリー温度との間に補償点を有しない磁性材
料が用いられており、さらにまた、前記した第3の磁性
層は室温において第2の磁性層の磁化の向きを変化でき
るが第1の磁性層の磁化の向きを変化させ得ないような
磁化を有しているとともに、室温よりも高温な情報記録
温度においては第1.第2の磁性層に対して影響を及ぼ
さないような磁化を示すような磁気特性を有する磁性材
料が用いられている光磁気記録媒体と、前記した光磁気
記録媒体における第1の磁性層がキュリー温度Tc、1
付近の温度以上の温度に加熱されるとともに第2の磁性
層がキュリー温度Tc2付近の温度以下の温度に加熱さ
れるような加熱状態にされる第1の光強度と、前記した
光磁気記録媒体における第1の磁性層がキュリー温度T
c1付近の温度以上の温度以上に加熱されるとともに第
2の磁性層がキュリー温度TcZ付近の温度以上の温度
に加熱されるような加熱状態にされる第2の光強度とに
光強度が変調されているレーザ光束を集光して光磁気記
録媒体に照射する手段と、前記したレーザ光束の集光点
と光磁気記録媒体とを相対的に移動させる手段と、第2
の光強度のレーザ光束による集光点での加熱により第1
の磁性層と第2の磁性層との内磁性層の磁化が消滅した
後の冷却過程においては、まず、第2の磁性層におけろ
前記した磁化の消滅部分に、第2の磁性層における磁化
の消滅部分の周囲からの反磁界によって、周囲とは逆向
きの磁化を新たに生じさせ、続いて第1の磁性層におけ
る前記の磁化の消滅部分には前記の第2の磁性層に新た
に生じた磁化の転写による磁化を生じさせるようにし、
さらに、第1の光強度のレーザ光束による集光点での加
熱により第1の磁性層の磁化だけが消滅した後の冷却過
程においては、冷却過程において前記した第1の磁性層
における磁化の消滅部分に対応している第2の磁性層の
磁化が前記した第1の磁性層における磁化の消滅部分に
転写されるようにする手段と、室温における第3の磁性
層の磁化によって第2の磁性層を初期化する手段と、第
1の磁性層側から再生が行われるようにする手段とを備
えてなる光磁気オーバーライト方式であって、この本発
明の光磁気オーバーライ1・方式で使用される光磁気記
録媒体においては、第1の磁性層3と第2の磁性層5と
の間、及び第2の磁性層5と第3の磁性層7との間には
、それぞれの磁性層間の交換相互作用が及ばないように
するための)PI3,6が設けられているので、前記の
各磁性層3,5.7の反転磁界は、それぞれの磁性層3
,5.7がそれぞれ単独に存在する場合のそれとほぼ等
しいものになり、したがって、本発明の光磁気オーバー
ライト方式で使用される光磁気記録媒体においては、そ
れの第2の磁性層5だけを反転させるために使用される
べき初期化磁界Hoとしては、室温においてHc 1 
> Hc 2の関係にある第1の磁性層3の保磁力Hc
lと第2の磁性層5の保磁力Hc2とに対して室温にお
いて、Hcl >Ho >Hc2  ・・・・・・(5
)前記の(5)式の関係を満足するような磁界、すなわ
ち、前記の内磁性層3.5がそれぞれ単独に存在する場
合における各磁性層3,5における保磁力Hc 1 、
 Hc 2の間の磁界であればよいことになり、この本
発明の光磁気オーバーライト方式において得られる上記
の点は、交換2層膜を備えた光磁気記録媒体を用いた従
来のオーバーライト方式における初期化磁界Hiniの
設定が、交換2層膜における反転磁界H1,H2に関し
て、Hl>Hjni>l−I2 −(4) (4)式の条件を満足していなければならないために、
前記した(4)式の条件を満足するように前記した反転
磁界H1,H2の大きさを設定するためには、前記した
各層の保磁力Hc1、Hc2、や飽和磁化M s 1 
、 M s 2、膜厚t 1. t 2などを正確にコ
ントロールする必要があったのに比べて、光磁気記録媒
体の製作上、及び記録再生装置の構成上で非常な利点と
なるのであり、また、本発明の光磁気オーバーライト方
式では、従来方式における記録動作時に必要とされてい
た記録バイアス磁界は必要としないし、さらに本発明で
は前記した第2の磁性層5の初期化のために使用される
初期化磁界HOとして、室温における第3の磁性層7の
磁化に基づいて発生する磁界を利用しているから、初期
化磁界の発生部を別に設ける必要もなく、記録再生装置
の構成の簡単化も達成されうるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は記録再生装置の概略構成を示すブロック図、第
2図は本発明の光磁気オーバーライト方式に使用される
光磁気記録媒体の断面模式図であり、また、第3図は本
発明の光磁気オーバーライト方式の動作原理を説明する
ための図、第4図及び第5図は第1乃至第3の各磁性層
の磁気特性側図である。 1・・・透明基板、2・・・中間層、3・・重希土類金
属と遷移金属との非晶質合金によって構成された第1の
磁性層、5・・・重希土類金属と遷移金属との非晶質合
金によって構成された第2の磁性層、4・第1の磁性層
3と第2の磁性層5との間に磁気的交換相互作用が及ば
ないようにするための層、7・・・重希土類金属と遷移
金属との非晶質合金によって構成された第3の磁性層、
6・・第2の磁性層5と第3の磁性層7との間に磁気的
交換相互作用が及ばないようにするための層、8・・・
保護層、PMM7・・・光磁気記録媒体(円盤状の光磁
気記録媒体・・ディスク)、Md・・・駆動モータ、L
・対物レンズ(集光レンズ)、PQ・・・レーザ光束、
PQa・・・集光された光、9・回転軸、10・・・タ
ーンテーブル、C・・・クランパ、11・・・集光部。 \t

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重希土類金属と遷移金属との非晶質合金によってそれぞ
    れ構成されている第1、第2、第3の磁性層を、前記し
    た第1の磁性層と第2の磁性層との間、及び前記した第
    2の磁性層と第3の磁性層との間に、それぞれ磁気的交
    換作用が及ばないようにするための層を介在させた状態
    で順次に積層し、また、前記した第1及び第2の磁性層
    における保磁力をそれぞれHc1、Hc2としたときに
    、第1の磁性層の保磁力Hc1と第2の磁性層の保磁力
    Hc2とが室温においてHc1>Hc2の関係を有し、
    かつ、前記した第1の磁性層のキュリー温度Tc1と第
    2の磁性層のキュリー温度Tc2と第3の磁性層のキュ
    リー温度Tc3とがTc1<Tc2<Tc3の関係を有
    しているものとし、さらに、少なくとも第2の磁性層に
    ついては室温とキュリー温度との間に補償点を有しない
    磁性材料が用いられており、さらにまた、前記した第3
    の磁性層は第1の磁性層のキュリー温度未満の温度にお
    いて第2の磁性層の磁化の向きを変化できるが第1の磁
    性層の磁化の向きを変化させ得ないような磁気特性を有
    する磁性材料が用いられている光磁気記録媒体と、前記
    した光磁気記録媒体における第1の磁性層がキュリー温
    度Tc1付近の温度に加熱されるとともに第2の磁性層
    がキュリー温度Tc2付近の温度以下の温度に加熱され
    るような加熱状態にされる第1の光強度と、前記した光
    磁気記録媒体における第1の磁性層がキュリー温度Tc
    1付近の温度以上の温度以上に加熱されるとともに第2
    の磁性層がキュリー温度Tc2付近の温度以上の温度に
    加熱されるような加熱状態にされる第2の光強度とに光
    強度が変調されているレーザ光束を集光して光磁気記録
    媒体に照射する手段と、前記したレーザ光束の集光点と
    光磁気記録媒体とを相対的に移動させる手段と、第2の
    光強度のレーザ光束による集光点での加熱により第1の
    磁性層と第2の磁性層との両磁性層の磁化が消滅した後
    の冷却過程においては、まず、第2の磁性層における前
    記した磁化の消滅部分に、第2の磁性層における磁化の
    消滅部分の周囲からの反磁界によって、周囲とは逆向き
    の磁化を新たに生じさせ、続いて第1の磁性層における
    前記の磁化の消滅部分には前記の第2の磁性層に新たに
    生じた磁化の転写による磁化を生じさせるようにし、さ
    らに、第1の光強度のレーザ光束による集光点での加熱
    により第1の磁性層の磁化だけが消滅した後の冷却過程
    においては、冷却過程において前記した第1の磁性層に
    おける磁化の消滅部分に対応している第2の磁性層の磁
    化が前記した第1の磁性層における磁化の消滅部分に転
    写されるようにする手段と、室温における第3の磁性層
    の磁化によって第2の磁性層を初期化する手段と、第1
    の磁性層側から再生が行われるようにする手段とを備え
    てなる光磁気オーバーライト方式
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