JPH0229050B2 - 7*88dehidoropurosutagurandeineruiojukoseibuntosurukoirusuzai - Google Patents
7*88dehidoropurosutagurandeineruiojukoseibuntosurukoirusuzaiInfo
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- JPH0229050B2 JPH0229050B2 JP16656683A JP16656683A JPH0229050B2 JP H0229050 B2 JPH0229050 B2 JP H0229050B2 JP 16656683 A JP16656683 A JP 16656683A JP 16656683 A JP16656683 A JP 16656683A JP H0229050 B2 JPH0229050 B2 JP H0229050B2
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- Japan
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- dehydroprostaglandin
- compound
- antiviral agent
- virus
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は7,8−デヒドロプロスタグランデイ
ンE類を有効成分とする抗ウイルス剤に関する。
更に詳細には7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE1などの7,8−デヒドロプロスタグラン
デインE類を有効成分とする抗ウイルス剤に関す
る。 従来技術 従来、いわゆるPrimaryプロスタグランデイン
類としては、プロスタグランデイン骨格の五員環
のα側鎖の不飽和度により、飽和体として1型プ
ロスタグランデイン、5,6−デヒドロ体の2型
プロスタグランデインが天然プロスタグランデイ
ン類として知られている。また化学合成によるプ
ロスタグランデイン類としては、5,6−デヒド
ロプロスタグランデインE2(W.P.Schneiderら、
J.Chem.Soc.Chem.Commun.,304(1969)参照)、
6,7−デヒドロプロスタグランデインE2,F2
(P.Crabbeら,J.Chem.Soc.Chem.Commun.,
904(1972)参照)が知られている。また7,8−
デヒドロプロスタグランデインE類も知られてお
り(特開昭58−96058号公報)、この化合物は抗潰
瘍作用を有することが示されている。 一方、飽和体としての1型プロスタグランデイ
ンに属するPGE1がメンゴウイルス、MMウイル
ス、ポリオウイルスに抗して抗ウイルス作用を有
することが知られている(D.J.Giron Proc.Soc.
Exp,Biol.& Med,170,25(1982)参照)。し
かし治療の難しいとされているヘルペスウイルス
に対する効果については明らかではない(D.A.
Harbourら J.gen,Virol.,41,87(1978)参
照)。 発明の目的 本発明者らは、上述した化学合成によるプロス
タグランデイン類の一つである7,8−デヒドロ
プロスタグランデインE類の抗潰瘍作用以外の他
の薬理作用について詳細に検討したところ、7,
8−デヒドロプロスタグランデインE類に抗ウイ
ルス作用、特に抗ヘルペスウイルス作用を有する
ことが認められ、7,8−デヒドロプロスタグラ
ンデインE類が抗ウイルス剤として極めて有用で
あることを見出し本発明に到達したものである。 しかして本発明の目的は、7,8−デヒドロプ
ロスタグランデインE類を有効成分とする抗ウイ
ルス剤を提供することにある。 発明の構成及び効果 本発明は下記式〔〕 〔式中、Rは水素原子、炭素数1〜10のアルキ
ル基又は一当量のカチオンを表わし、Aは−
CH2CH2−,−CH=CH−,又は−C≡−を表わ
す。〕 で表わされる7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE類を有効成分として含有する抗ウイルス剤
である。 上記式〔〕の7,8−デヒドロプロスタグラ
ンデインE類において、Rは水素原子、炭素数1
〜10のアルキル基、又は一当量のカチオンであ
る。ここで炭素数1〜10のアルキル基としては、
例えば、メチル、エチル、n−プロピル、iso−
プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチ
ル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル等を
挙げることができる。これらのなかでも特にメチ
ル、エチルが好ましい。一当量のカチオンとして
は例えば、Na+,K+などのアルカリ金属カチオ
ン;1/2Ca2+,1/2Mg2+,1/2Zn2+,1/
3Al3+などの2価もしくは3価の金属カチオン;
NH4 +、テトラメチルアンモニウム、モノメチル
アンモニウム、ジメチルアンモニウム、トリメチ
ルアンモニウム、ベンジルアンモニウム、フエネ
チルアンモニウム、モノエタノールアンモニウ
ム、ピペリジニウムカチオンなどのアンモニウム
カチオンなどが挙げられる。これらのなかでも特
にNa+,NH4 +が好ましい。 上記式〔〕においてAは−CH2−CH2−,−
CH=CH−,又は−C≡C−を表わす。また上
記式〔〕において表示
ンE類を有効成分とする抗ウイルス剤に関する。
更に詳細には7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE1などの7,8−デヒドロプロスタグラン
デインE類を有効成分とする抗ウイルス剤に関す
る。 従来技術 従来、いわゆるPrimaryプロスタグランデイン
類としては、プロスタグランデイン骨格の五員環
のα側鎖の不飽和度により、飽和体として1型プ
ロスタグランデイン、5,6−デヒドロ体の2型
プロスタグランデインが天然プロスタグランデイ
ン類として知られている。また化学合成によるプ
ロスタグランデイン類としては、5,6−デヒド
ロプロスタグランデインE2(W.P.Schneiderら、
J.Chem.Soc.Chem.Commun.,304(1969)参照)、
6,7−デヒドロプロスタグランデインE2,F2
(P.Crabbeら,J.Chem.Soc.Chem.Commun.,
904(1972)参照)が知られている。また7,8−
デヒドロプロスタグランデインE類も知られてお
り(特開昭58−96058号公報)、この化合物は抗潰
瘍作用を有することが示されている。 一方、飽和体としての1型プロスタグランデイ
ンに属するPGE1がメンゴウイルス、MMウイル
ス、ポリオウイルスに抗して抗ウイルス作用を有
することが知られている(D.J.Giron Proc.Soc.
Exp,Biol.& Med,170,25(1982)参照)。し
かし治療の難しいとされているヘルペスウイルス
に対する効果については明らかではない(D.A.
Harbourら J.gen,Virol.,41,87(1978)参
照)。 発明の目的 本発明者らは、上述した化学合成によるプロス
タグランデイン類の一つである7,8−デヒドロ
プロスタグランデインE類の抗潰瘍作用以外の他
の薬理作用について詳細に検討したところ、7,
8−デヒドロプロスタグランデインE類に抗ウイ
ルス作用、特に抗ヘルペスウイルス作用を有する
ことが認められ、7,8−デヒドロプロスタグラ
ンデインE類が抗ウイルス剤として極めて有用で
あることを見出し本発明に到達したものである。 しかして本発明の目的は、7,8−デヒドロプ
ロスタグランデインE類を有効成分とする抗ウイ
ルス剤を提供することにある。 発明の構成及び効果 本発明は下記式〔〕 〔式中、Rは水素原子、炭素数1〜10のアルキ
ル基又は一当量のカチオンを表わし、Aは−
CH2CH2−,−CH=CH−,又は−C≡−を表わ
す。〕 で表わされる7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE類を有効成分として含有する抗ウイルス剤
である。 上記式〔〕の7,8−デヒドロプロスタグラ
ンデインE類において、Rは水素原子、炭素数1
〜10のアルキル基、又は一当量のカチオンであ
る。ここで炭素数1〜10のアルキル基としては、
例えば、メチル、エチル、n−プロピル、iso−
プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチ
ル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル等を
挙げることができる。これらのなかでも特にメチ
ル、エチルが好ましい。一当量のカチオンとして
は例えば、Na+,K+などのアルカリ金属カチオ
ン;1/2Ca2+,1/2Mg2+,1/2Zn2+,1/
3Al3+などの2価もしくは3価の金属カチオン;
NH4 +、テトラメチルアンモニウム、モノメチル
アンモニウム、ジメチルアンモニウム、トリメチ
ルアンモニウム、ベンジルアンモニウム、フエネ
チルアンモニウム、モノエタノールアンモニウ
ム、ピペリジニウムカチオンなどのアンモニウム
カチオンなどが挙げられる。これらのなかでも特
にNa+,NH4 +が好ましい。 上記式〔〕においてAは−CH2−CH2−,−
CH=CH−,又は−C≡C−を表わす。また上
記式〔〕において表示
【式】は9位のオキ
ソ基(C=O)に対してシス又はトランス、あ
るいはシスとトランスが任意の割合で共存する場
合を表わす。 かかる7,8−デヒドロプロスタグランデイン
E類は下記式〔〕 〔式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を表
わし、R2,R3は水酸基の保護基を表わす。〕 で表わされる7−ヒドロキシプロスタグランデイ
ンE類(特開昭57−7464号公報)を原料として、
この化合物とメタンスルホニルクロライドとを塩
基性化合物の存在下に反応せしめ、次いで脱保護
反応、加水分解反応、あるいは塩生成反応に付す
ことによつて容易に得ることが出来る(特開昭58
−96058号参照)。 かかる7,8−デヒドロプロスタグランデイン
E類の具体例としては、例えば (1) (7E)−7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE1. (2) (7Z)−7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE1. (3) (7E)−7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE2. (4) (7Z)−7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE2. (5) (3)の化合物の5,6−デヒドロ体、 (6) (4)の化合物の5,6−デヒドロ体、 (7) (1)の化合物のナトリウム塩、 (8) (2)の化合物のナトリウム塩、 (9) (3)の化合物のナトリウム塩、 (10) (4)の化合物のナトリウム塩、 (11) (1)の化合物のアンモニウム塩、 (12) (3)の化合物のアンモニウム塩、 (13) (5)の化合物のアンモニウム塩、 などが挙げられる。 本発明の7,8−デヒドロプロスタグランデイ
ンE類は抗ウイルス作用、特に型及び型のヘ
ルペスウイルスに対して極めて低濃度で強力な抗
ウイルス作用を示し、抗ウイルス剤として極めて
有用である。 本発明の7,8−デヒドロプロスタグランデイ
ンE類は、経口的にあるいは直腸内、皮下、筋肉
内、静脈内、経皮等の非経口的に投与され得る。
経口投与のためには、固形製剤あるいは液体製剤
とすることができる。固形製剤としては例えば、
錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤などがある。このよう
な固形製剤においては1つまたはそれ以上の7,
8−デヒドロプロスタグランデインE類が、例え
ば重炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、バレイシ
ヨデンプン、シヨ糖、マンニトール、カルボキシ
メチルセルロースなどと混合される。製剤操作は
常法に従つて行なわれる。また固形製剤には、例
えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグ
ネシウム、グリセリンなどの潤滑剤、甘味剤、安
定剤、防腐剤などを含有せしめてもよい。 経口投与のための液体製剤としては例えば、乳
濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロツプ剤、エリキシル
剤などが挙げられる。また湿潤剤、懸濁補助剤、
甘味剤、風味剤、芳香剤、安定剤などを含有せし
めることができる。液体製剤はゼラチンのような
吸収される物質でつくられたカプセルに入れて用
いることもできる。 直腸内投与のためには、ゼラチンソフトカプセ
ルなどの通常の坐剤が用いられる。 直腸内投与以外の非経口投与の製剤としては、
例えば、無菌の水性あるいは非水性溶液剤、懸濁
剤、乳濁剤などにした皮下、筋肉内、静脈内注射
用製剤が挙げられる。非水性溶液、懸濁剤には、
例えばプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール、オリーブ油、あるいはオレイン酸エチル
のような注射しうる有機エステルなどが用いられ
る。またこのような製剤には、防腐剤、乳化剤、
分散剤、安定剤などを含有せしめることができ
る。またこれら注射用製剤は、バクテリア保留フ
イルターをとおす過、殺菌剤の配合、あるいは
照射等の処理を適宜行なうことによつて無菌化で
きる。 経皮投与の製剤としては、通常の軟こう剤に、
必要に応じて、ジイソプロピルアジペートなどの
吸収促進剤を添加したものが挙げられる。 本発明の7,8−デヒドロプロスタグランデイ
ンE類は、α,β又はγ−サイクロデキストリン
あるいはメチル化サイクロデキストリン等と包接
化合物を形成せしめて用いることもできる。 本発明の7,8−デヒドロプロスタグランデイ
ンE類の投与量は、投与を受ける対象の状態、年
令、性別、体重、投与経路等により異なるが、通
常約1μg〜100mg/Kg−体重/日の量で投与する
ことができる。かかる投与量は、1日に1回ある
いは数回、例えば2〜6回に分けて投与すること
もできる。 以上に詳述したように本発明によればウイルス
保有患者の治療に極めて有用な、7,8−デヒド
ロプロスタグランデインE類を有効成分として含
有する抗ウイルス剤が提供される。本発明の薬剤
の特徴は、特に、従来より難治性とされる単純ヘ
ルペス型、型に有効であるという点にある。 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1 Δ7−PGE1メチルエステルの合成 7−ヒドロキシPGE1メチルエステル11,15−
ビステトラヒドロピラニルエーテル(MW552.7)
5.53g(10mmol)を乾燥ジクロロメタン50mlに
溶かし、4−ジメチルアミノピリジン
(MW122.2)6.11g(50mmol)を加える。フラ
スコ内を窒素(アルゴンでも良い)で置換し、氷
冷撹拌しながら、メタンスルホニルクロリド
(MW114.6、d=1.480)1.94ml(25mmol)を滴
下する。0℃で15分間、40℃で1時間撹拌する。
氷冷した1/2N塩酸50ml上へ反応液をあけ抽出す
る。水層を2度ジクロロメタンで抽出し有機層を
合わせ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液20ml、続
いて飽和食塩水10mlで洗浄する。無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、過濃縮後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフイー(シリカゲル100g、ヘキサ
ン:酢酸エチル=4:1)に供し、7,8−デヒ
ドロPGE1メチルエステル11,15−ビステトラヒ
ドロピラニルエーテル4.27g(80%)を得る。 TLC:Rf=0.35
(ヘキサン:酢酸エチル=2:1) IR:(液膜)1743,1733,1651,979cm-1 NMR:δCDCl30.88(t,3H),1.1〜2.0(m,
26H),2.0〜2.6(m,6H),3.68(s,3H),
3.28〜4.35(m,7H),4.48〜4.83(m,2H),
5.10〜5.82(m,2H),6.75(dt,1H) Mass(75ev,m/e:534CM+) 7,8−デヒドロPGE1メチルエスル11,15−
ビステトラヒドラニルエーテル16mg(30μmol)
を酢酸−水−テトラヒドロフラン(0.3ml−0.1ml
−0.1ml)に溶解し、室温にて24時間反応せしめ
た。反応後、反応液よりトルエンを加えて溶媒を
減圧下に溜去して粗生成物10mgを得、これを薄層
クロマトグラフイー(酢酸エチル:シクロヘキサ
ン=4:6)で精製し目的の7,8−デヒドロ
PGE1メチルエステル4.8mg(13μmol)(被験薬)
(43%)を得た。 スペクトルデータ Hnmr(CDCl3)δ:6.72(1H,dt,J=7.8,
2.0Hz),5.8〜5.1(2H,m),4.3〜3.6(2H,
m),3.65(3H,s),3.2〜1.0(23H),0.9
(3H,t,J=7.0) IR(neat):3450,1743,1730,1650cm-1 Mass(20ev,m/e):348(M-1−H2O) 実施例 2 抗ウイルス活性の測定 (i) HEL−R66細胞(ヒト胎児肺由来株化細胞)
を、5%仔ウシ血清(CS)を加えたEagle′s
minimal essen tial medium(MEM)で培養
し、単層になつたところで実施例1で得られる
被験薬をそれぞれ0,0.4,2.0,4.0,10,20μ
g/ml添加し1夜培養した。薬物処理された
HEL−R66に、単純ヘルペスウイルス1型
(HSV−1)KOS株をmoi=1.0で感染させ、
37℃1時間吸着させた後被験薬各doseの入つ
た2%CS−MEMで24時間培養後、感染細胞を
培地ごとラバーポリスマンではがし、−70℃に
保存した。この感染細胞を超音波処理後
2500rpm20分遠心して細胞残渣を除き、上清中
のウイルス量をVero細胞を用いてプラーク定
量を行つた。結果を第1表に示した。
るいはシスとトランスが任意の割合で共存する場
合を表わす。 かかる7,8−デヒドロプロスタグランデイン
E類は下記式〔〕 〔式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を表
わし、R2,R3は水酸基の保護基を表わす。〕 で表わされる7−ヒドロキシプロスタグランデイ
ンE類(特開昭57−7464号公報)を原料として、
この化合物とメタンスルホニルクロライドとを塩
基性化合物の存在下に反応せしめ、次いで脱保護
反応、加水分解反応、あるいは塩生成反応に付す
ことによつて容易に得ることが出来る(特開昭58
−96058号参照)。 かかる7,8−デヒドロプロスタグランデイン
E類の具体例としては、例えば (1) (7E)−7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE1. (2) (7Z)−7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE1. (3) (7E)−7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE2. (4) (7Z)−7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE2. (5) (3)の化合物の5,6−デヒドロ体、 (6) (4)の化合物の5,6−デヒドロ体、 (7) (1)の化合物のナトリウム塩、 (8) (2)の化合物のナトリウム塩、 (9) (3)の化合物のナトリウム塩、 (10) (4)の化合物のナトリウム塩、 (11) (1)の化合物のアンモニウム塩、 (12) (3)の化合物のアンモニウム塩、 (13) (5)の化合物のアンモニウム塩、 などが挙げられる。 本発明の7,8−デヒドロプロスタグランデイ
ンE類は抗ウイルス作用、特に型及び型のヘ
ルペスウイルスに対して極めて低濃度で強力な抗
ウイルス作用を示し、抗ウイルス剤として極めて
有用である。 本発明の7,8−デヒドロプロスタグランデイ
ンE類は、経口的にあるいは直腸内、皮下、筋肉
内、静脈内、経皮等の非経口的に投与され得る。
経口投与のためには、固形製剤あるいは液体製剤
とすることができる。固形製剤としては例えば、
錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤などがある。このよう
な固形製剤においては1つまたはそれ以上の7,
8−デヒドロプロスタグランデインE類が、例え
ば重炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、バレイシ
ヨデンプン、シヨ糖、マンニトール、カルボキシ
メチルセルロースなどと混合される。製剤操作は
常法に従つて行なわれる。また固形製剤には、例
えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグ
ネシウム、グリセリンなどの潤滑剤、甘味剤、安
定剤、防腐剤などを含有せしめてもよい。 経口投与のための液体製剤としては例えば、乳
濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロツプ剤、エリキシル
剤などが挙げられる。また湿潤剤、懸濁補助剤、
甘味剤、風味剤、芳香剤、安定剤などを含有せし
めることができる。液体製剤はゼラチンのような
吸収される物質でつくられたカプセルに入れて用
いることもできる。 直腸内投与のためには、ゼラチンソフトカプセ
ルなどの通常の坐剤が用いられる。 直腸内投与以外の非経口投与の製剤としては、
例えば、無菌の水性あるいは非水性溶液剤、懸濁
剤、乳濁剤などにした皮下、筋肉内、静脈内注射
用製剤が挙げられる。非水性溶液、懸濁剤には、
例えばプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール、オリーブ油、あるいはオレイン酸エチル
のような注射しうる有機エステルなどが用いられ
る。またこのような製剤には、防腐剤、乳化剤、
分散剤、安定剤などを含有せしめることができ
る。またこれら注射用製剤は、バクテリア保留フ
イルターをとおす過、殺菌剤の配合、あるいは
照射等の処理を適宜行なうことによつて無菌化で
きる。 経皮投与の製剤としては、通常の軟こう剤に、
必要に応じて、ジイソプロピルアジペートなどの
吸収促進剤を添加したものが挙げられる。 本発明の7,8−デヒドロプロスタグランデイ
ンE類は、α,β又はγ−サイクロデキストリン
あるいはメチル化サイクロデキストリン等と包接
化合物を形成せしめて用いることもできる。 本発明の7,8−デヒドロプロスタグランデイ
ンE類の投与量は、投与を受ける対象の状態、年
令、性別、体重、投与経路等により異なるが、通
常約1μg〜100mg/Kg−体重/日の量で投与する
ことができる。かかる投与量は、1日に1回ある
いは数回、例えば2〜6回に分けて投与すること
もできる。 以上に詳述したように本発明によればウイルス
保有患者の治療に極めて有用な、7,8−デヒド
ロプロスタグランデインE類を有効成分として含
有する抗ウイルス剤が提供される。本発明の薬剤
の特徴は、特に、従来より難治性とされる単純ヘ
ルペス型、型に有効であるという点にある。 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1 Δ7−PGE1メチルエステルの合成 7−ヒドロキシPGE1メチルエステル11,15−
ビステトラヒドロピラニルエーテル(MW552.7)
5.53g(10mmol)を乾燥ジクロロメタン50mlに
溶かし、4−ジメチルアミノピリジン
(MW122.2)6.11g(50mmol)を加える。フラ
スコ内を窒素(アルゴンでも良い)で置換し、氷
冷撹拌しながら、メタンスルホニルクロリド
(MW114.6、d=1.480)1.94ml(25mmol)を滴
下する。0℃で15分間、40℃で1時間撹拌する。
氷冷した1/2N塩酸50ml上へ反応液をあけ抽出す
る。水層を2度ジクロロメタンで抽出し有機層を
合わせ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液20ml、続
いて飽和食塩水10mlで洗浄する。無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、過濃縮後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフイー(シリカゲル100g、ヘキサ
ン:酢酸エチル=4:1)に供し、7,8−デヒ
ドロPGE1メチルエステル11,15−ビステトラヒ
ドロピラニルエーテル4.27g(80%)を得る。 TLC:Rf=0.35
(ヘキサン:酢酸エチル=2:1) IR:(液膜)1743,1733,1651,979cm-1 NMR:δCDCl30.88(t,3H),1.1〜2.0(m,
26H),2.0〜2.6(m,6H),3.68(s,3H),
3.28〜4.35(m,7H),4.48〜4.83(m,2H),
5.10〜5.82(m,2H),6.75(dt,1H) Mass(75ev,m/e:534CM+) 7,8−デヒドロPGE1メチルエスル11,15−
ビステトラヒドラニルエーテル16mg(30μmol)
を酢酸−水−テトラヒドロフラン(0.3ml−0.1ml
−0.1ml)に溶解し、室温にて24時間反応せしめ
た。反応後、反応液よりトルエンを加えて溶媒を
減圧下に溜去して粗生成物10mgを得、これを薄層
クロマトグラフイー(酢酸エチル:シクロヘキサ
ン=4:6)で精製し目的の7,8−デヒドロ
PGE1メチルエステル4.8mg(13μmol)(被験薬)
(43%)を得た。 スペクトルデータ Hnmr(CDCl3)δ:6.72(1H,dt,J=7.8,
2.0Hz),5.8〜5.1(2H,m),4.3〜3.6(2H,
m),3.65(3H,s),3.2〜1.0(23H),0.9
(3H,t,J=7.0) IR(neat):3450,1743,1730,1650cm-1 Mass(20ev,m/e):348(M-1−H2O) 実施例 2 抗ウイルス活性の測定 (i) HEL−R66細胞(ヒト胎児肺由来株化細胞)
を、5%仔ウシ血清(CS)を加えたEagle′s
minimal essen tial medium(MEM)で培養
し、単層になつたところで実施例1で得られる
被験薬をそれぞれ0,0.4,2.0,4.0,10,20μ
g/ml添加し1夜培養した。薬物処理された
HEL−R66に、単純ヘルペスウイルス1型
(HSV−1)KOS株をmoi=1.0で感染させ、
37℃1時間吸着させた後被験薬各doseの入つ
た2%CS−MEMで24時間培養後、感染細胞を
培地ごとラバーポリスマンではがし、−70℃に
保存した。この感染細胞を超音波処理後
2500rpm20分遠心して細胞残渣を除き、上清中
のウイルス量をVero細胞を用いてプラーク定
量を行つた。結果を第1表に示した。
【表】
(ii) HEL−R66を5%CS−MEMで培養し単層に
なつたところで被験薬を4μg/ml添加して1
夜培養した。コントロールとして被験薬を溶解
したのと同じ濃度のエタノールを加えた。薬物
処理したHEL−R66をPBSで3回洗つた後、
HSV−1(KOS株)をmoi=1で感染させ37℃
1時間吸着させた後PBSで3回洗つてから4μ
g/mlの薬物の入つた2%CS−MEMで培養
し、0,12,24,48時間後にラバーポリスマン
で細胞をはがして−70℃に保存した。この感染
細胞を培地ごと超音波処理して2500rpm20分の
遠心で細胞残渣を除き上清中のウイルス量を
Vero細胞を用いてプラーク定量を行つた(n
=3)。結果を第2表に示す。
なつたところで被験薬を4μg/ml添加して1
夜培養した。コントロールとして被験薬を溶解
したのと同じ濃度のエタノールを加えた。薬物
処理したHEL−R66をPBSで3回洗つた後、
HSV−1(KOS株)をmoi=1で感染させ37℃
1時間吸着させた後PBSで3回洗つてから4μ
g/mlの薬物の入つた2%CS−MEMで培養
し、0,12,24,48時間後にラバーポリスマン
で細胞をはがして−70℃に保存した。この感染
細胞を培地ごと超音波処理して2500rpm20分の
遠心で細胞残渣を除き上清中のウイルス量を
Vero細胞を用いてプラーク定量を行つた(n
=3)。結果を第2表に示す。
【表】
細胞を被験薬で前処理し、HSVを感染させ
被験薬存在下に培養した場合のウイルスの収量
はコントロールの約1/10であつた(24時間後定
量値)。ウイルス接種前又は接種後のみに被験
薬を加えた場合にもある程度の収量の抑制がみ
られた。 (iii) HSV−2に対する抗ウイルス効果を観測し
た。方法は前項(i)に記述した増殖阻害実験に順
じて24時間後のvirus増殖量を測定した(n=
3)。結果を第3表にまとめて示した。
被験薬存在下に培養した場合のウイルスの収量
はコントロールの約1/10であつた(24時間後定
量値)。ウイルス接種前又は接種後のみに被験
薬を加えた場合にもある程度の収量の抑制がみ
られた。 (iii) HSV−2に対する抗ウイルス効果を観測し
た。方法は前項(i)に記述した増殖阻害実験に順
じて24時間後のvirus増殖量を測定した(n=
3)。結果を第3表にまとめて示した。
【表】
従つて被験薬はHSV−2型にも1型に対す
ると同様の効果が認められた。 実施例3 錠剤の製造 1錠が次の組成よりなる錠剤を製造した。 7,8−デヒドロPGE1メチルエステル 10μg 乳糖 250mg ジヤガイモデンプン 70mg ポリビニルピロリドン 10mg ステアリン酸マグネシウム 5mg 実施例1で得られる7,8−デヒドロPGE1メ
チルエステル、乳糖およびジヤガイモデンプンを
混合し、これをポリビニルピロリドンの20%エタ
ノール溶液で均等に湿潤せしめ、次いでフルイに
通した。こうして得られた顆粒をステアリン酸マ
グネシウムと混合し、錠剤に圧縮成形した。
ると同様の効果が認められた。 実施例3 錠剤の製造 1錠が次の組成よりなる錠剤を製造した。 7,8−デヒドロPGE1メチルエステル 10μg 乳糖 250mg ジヤガイモデンプン 70mg ポリビニルピロリドン 10mg ステアリン酸マグネシウム 5mg 実施例1で得られる7,8−デヒドロPGE1メ
チルエステル、乳糖およびジヤガイモデンプンを
混合し、これをポリビニルピロリドンの20%エタ
ノール溶液で均等に湿潤せしめ、次いでフルイに
通した。こうして得られた顆粒をステアリン酸マ
グネシウムと混合し、錠剤に圧縮成形した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記式〔〕 〔式中、Rは水素原子、炭素数1〜10のアルキ
ル基、又は一当量のカチオンを表わし、Aは−
CH2−CH2−,−CH=CH−,又は−C=C−を
表わす。〕 で表わされる7,8−デヒドロプロスタグランデ
インE類を有効成分として含有する抗ウイルス
剤。 2 上記式〔〕において、Aが−CH2−CH2−
である特許請求の範囲第1項に記載の抗ウイルス
剤。 3 ヘルペスウイルスに対し有効な特許請求の範
囲第1項又は第2項記載の抗ウイルス剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16656683A JPH0229050B2 (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 7*88dehidoropurosutagurandeineruiojukoseibuntosurukoirusuzai |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16656683A JPH0229050B2 (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 7*88dehidoropurosutagurandeineruiojukoseibuntosurukoirusuzai |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6058919A JPS6058919A (ja) | 1985-04-05 |
| JPH0229050B2 true JPH0229050B2 (ja) | 1990-06-27 |
Family
ID=15833637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16656683A Expired - Lifetime JPH0229050B2 (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 7*88dehidoropurosutagurandeineruiojukoseibuntosurukoirusuzai |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0229050B2 (ja) |
-
1983
- 1983-09-12 JP JP16656683A patent/JPH0229050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6058919A (ja) | 1985-04-05 |
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