JPH022970B2 - - Google Patents

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JPH022970B2
JPH022970B2 JP4520987A JP4520987A JPH022970B2 JP H022970 B2 JPH022970 B2 JP H022970B2 JP 4520987 A JP4520987 A JP 4520987A JP 4520987 A JP4520987 A JP 4520987A JP H022970 B2 JPH022970 B2 JP H022970B2
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JP
Japan
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water
polycarboxylic acid
polyvinyl alcohol
nozzle
degree
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JP4520987A
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JPS63219618A (ja
Inventor
Norihisa Myamatsu
Hisanobu Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIBI KK
Original Assignee
NICHIBI KK
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Publication date
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  • Multicomponent Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は吸湿あるいは吸水による繊維物性の低
下や寸法変化の少ない吸水性繊維の製造方法に関
する。
自重の数倍以上の水を吸水する吸水性繊維は一
般的に吸水時ゲル状態となつて著しく強力を失つ
たり、高湿時には吸湿して繊維長が不可逆的に収
縮する欠陥があり、このためこの種の材料は吸湿
による寸法変化のため用途が限定されたり繰り返
し使用する用途に対して使用できなかつたり、使
用するにしても過度の対策を要するなどの問題が
ある。
この欠陥に対し、特開昭49−50217号に見られ
るごとく、疎水性の補強成分との複合化を計るな
どの提案がなされているが、高膨潤性のヒドロゲ
ルと疎水性補強成分との接着が悪いなど必ずしも
満足すべき状態にない。
本発明者らはかかる現状に対し吸水あるいは吸
湿時の寸法変化や物性低下の少ない吸水繊維を目
標に鋭意研究中のところ、ポリビニルアルコール
とポリカルボン酸塩を不完全混合した紡糸原液を
紡糸することにより湿潤時の両成分が剥離し難い
繊維が得られることを見いだし、さらにその詳細
について追求した結果遂に本発明に到達した。
すなわち本発明は、 (A)少なくとも3meq./gのカルボキシル基を有
しその5〜75%がアルカリ金属塩又はアミン塩と
なつているポリカルボン酸、(B)重合度500〜3000
のポリビニルアルコールおよび(C)該ポリカルボン
に対し0.1〜5重量%の多価アルコール、を必須
成分とし、うちA、Bについては別溶液として調
整しノズル直前またはノズル部でA/B(重量比)
が0.2〜5.0でかつA、Bが微視的に不完全な混合
状態である混合水溶液となし、これを乾式法によ
り紡糸し、熱処理することを特徴とする吸水性繊
維の製造方法 であり、本発明によつて得られる吸水性繊維は、
通常の編織工程に十分耐える繊維物性を備えてお
り、編織物、不織布、糸巻状、詰め綿状など任意
の形態に加工して、吸水あるいは吸湿による物性
低下、寸法変化の少ない特徴を生かし繰り返し使
用する用途などに使用することができる。
本発明によつてこのような優れた特性を備えた
吸水性繊維が得られる原因については明らかでは
ないが吸水性能を付与するポリカルボン酸塩の相
と補強効果をもたらす熱処理されたポリビニルア
ルコールの相がそれぞれ分離して機能し、しかも
両者はその界面において形成されたエステル結合
により完全に一体化していることが寄与している
と考えられる。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明法に於いて原料として用いることのでき
るポリビニルアルコールとしては、乾式紡糸法に
適した濃度と粘度の関係を満足するために平均重
合度500〜3000、鹸化度については耐水性を付与
するうえで95mole%以上であることが必要であ
り、より好ましくは平均重合度1000〜2500、鹸化
度99mole%以上である。
本発明法に於いて、もう一方の原料となるポリ
カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、フマール酸、無水マレイン酸な
どのカルボキシル基を有するモノビニルモノマ
ー、これらビニルモノマーのアルカリ金属塩また
は1価アミン塩から選ばれたモノマーの単独重合
物、あるいはこれらのモノマーとアクリルニトリ
ル、スチレン、アクリルアマイド、メタアクリル
アマイドなどとの共重合物;またアクリルアマイ
ド、メタクリルアマイド、アクリルニトリル、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステルのうち
少なくとも一種のモノマーを主成分として重合し
て得た重合物をアルカリの存在下で加水分解して
得られるポリカルボン酸がある。
これらのポリカルボン酸としてはカルボキシル
基量は、少ない場合十分な吸水性を得ることがで
きず、少なくとも3meq/g以上である必要があ
る。
また、平均重合度が低いと、吸水時に繊維から
の溶出成分が多くなる傾向がみられ、逆に平均重
合度が高くなると紡糸原液を加温しても粘度が高
くなりすぎ紡糸できず、逆に濃度を下げ粘度を紡
糸に好適な範囲に合わせても含有水分が多くなつ
て紡糸は困難であり重合度は1000〜30000である
必要がある。
さらに、カルボキシル基の5〜75%が、リチウ
ム、カリウム、ナトリウムなどの1価のアルカリ
金属またはアンモニア、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなど
の1価アミンとの塩になつている必要がある。
これはカルボキシル基の75%以上が中和されて
いると多価アルコールとの架橋反応が起こり難く
なつたり、アクリル酸のホモポリマーのようにカ
ルボキシル基が多い場合には脱水力が強くなり、
ポリビニルアルコールの紡糸原液と接する際にポ
リビニルアルコールを凝固させてしまうなどの弊
害が生じるためである。
以上の条件を満たすポリカルボン酸の特に好ま
しい例として、重合度2000〜10000のボリアクリ
ル酸でその10〜50モル%のカルボキシル基がカリ
ウムイオン、ナトリウムイオン、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノー
ルアミンのうち少なくとも一種の塩が挙げられ
る。
これらのポリカルボン酸の部分中和塩に対する
架橋剤として使用できる多価アルコールとして
は、水酸基を2個以上有するもので、具体例とし
てエチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、プロピレングリコール、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、ポリオキ
シプロピレン、ソルビタン、D−ソルビトール、
グルコース、マンニツト、ペンタエリスリトー
ル、マンニタン、シヨ糖、ブドウ糖などが挙げら
れる。
これらの多価アルコールは、前記ポリカルボン
酸に対し少なすぎると熱処理条件を強くしても繊
維を水不溶性とすることができず、逆に過剰にな
ると過剰の多価アルコールは可塑剤として働き繊
維物性を損なうことがあるので通常0.1〜2wt%の
範囲で使用する。0.2〜2wt%がより好ましい範囲
である。
以上の条件を満たすポリビニルアルコールおよ
びポリカルボン酸はそれぞれ別の水溶液として調
製するが、多価アルコールについては一般的にポ
リビニルアルコール側に混合するが、ポリカルボ
ン酸の中和度が高く保温中にゲル化の恐れがない
場合などにはポリカルボン酸に添加することもで
きる。
なお、未中和のポリカルボン酸を原料とする場
合には溶解工程において、水とともに所定量のア
ルカリ金属水酸化物またはエタノールアミンなど
を添加混合して直接所望の中和度のポリカルボン
酸塩とした紡糸原液を得ることができる。
かくして調製された二種類の紡糸原液は原液タ
ンクに保温され、やはり保温された配管系を通り
ギヤーポンプより定量的に送り出され不完全に混
合された後、速やかにノズル孔より吐出される必
要がある。ここで混合が完全に行なわれると乾燥
−延伸−熱処理の工程中でエステル結合が形成さ
れ、繊維の延伸ができないばかりか得られるもの
は吸水性や伸度のない極めて脆弱な繊維となつて
しまう。
これらの異なる原液を不完全に混合するには、
ノズル部の直前の配管部に設置したスタチツクミ
キサー、あるいはスタチツクミキサーをノズルブ
ロツク内に組み込んだノズルを用いるなどスタチ
ツクミキサーの静的混合作用を利用するか、サイ
ドバイサイド、鞘−芯、海−島などの複合紡糸用
ノズルを使用することにより目的を果すことがで
きる。
スタチツクミキサーの場合そのエレメント数が
多すぎると完全混合に近い効果が得られるのでそ
の数は多すぎないことが肝要であり、10エレメン
ト以下とする必要があり、2〜10エレメント程度
で好ましい効果が得られる。
ここでポリアクリル酸に対するポリビニルアル
コールの比はその混合状態によつても大きく影響
されるが、一般的にポリビニルアルコールが多い
と吸水性は抑えられ繊維強度の高い繊維が得ら
れ、ポリアクリル酸が多い場合はその逆となり、
これらのバランスより比は0.2〜5とする必要が
ある。
このような条件で混合された二種類の原液は熱
風中に吐出された延伸−熱処理されることにより
吸水性繊維として巻き取られる。ここで延伸は
140〜240℃で2〜6倍、熱処理は150〜250℃で数
秒〜数十秒で目的を達成することができる。
本発明によつて得られる吸水性繊維は、通常の
繊維工程に十分耐える繊維物性を備えており編織
物、不織物、糸巻状、詰め綿状など任意の形態に
加工して、吸水あるいは吸湿による物性低下、寸
法変化の少ない特徴を生かし繰り返し使用する用
途などに使用することができる。
以下実施例によりより具体的に本発明の説明を
続ける。例中、部は重量部の意味である。
実施例 1 重合度1200、鹸化度99.9モル%のポリビニルア
ルコール50部とグリセリン1.0部とを水で溶解し、
温度100℃、ポリビニルアルコール濃度34.5wt%
の紡糸原液Aを得た。
一方、重合度5000のポリアクリル酸の25wt%
水溶液(東亜合成化学工業KK製、商品名アロン
A−10H)に当量分の25%の苛性ソーダを添加溶
解させた後、これを濃縮し、濃度34.6wt%、温度
100℃の紡糸原液Bを得た。
これらの紡糸原液を、別々のタンクに100℃で
保温し、その低部よりギヤーポンプによりA/B
(固形分比)が1/1の供給比で配管途中に設置
した7エレメントのスタチツクミキサーを通し、
不完全に混合しノズルブロツクに送り込み、孔径
100μ、100ホールのノズルより120℃の熱風巾に
吐出した。
これを約4メートルの乾燥ゾーンを通る間、
1.4倍のドラフトを掛けつつ乾燥させ、ついで180
℃で4.5倍延伸し、最後に230℃で15秒間熱処理を
し目的とする吸水性繊維を得た。
このものは750デニール/101フイラメントのフ
イラメント糸であり、20℃/湿度65%で調湿した
状態で強度2.3g/d、伸度18.8%の繊維物性と、
36℃の純水および0.9%食塩水中でそれぞれ自重
の31倍、13倍の吸水能と0.6g/d、1.1g/dの
強力を備えていた。また乾燥した繊維を純水に浸
漬することにより僅か8.8%の繊維長の収縮が見
られたがこのものをさらに風乾−純水浸漬を数回
繰り返してもこの繊維を構成するポリビニルアル
コール相およびポリアクリル酸相の界面での剥離
は全く観察できなかつた。
これより得られた吸水性繊維は、通常の編織工
程に十分耐える繊維物性を備えており、編織物、
不織物、糸巻状、詰め綿状など任意の形態に加工
して、吸水あるいは吸湿による物性低下、寸法変
化の少ない特徴を生かし繰り返し使用する用途に
適応できる。
なお本例において、苛性ソーダの添加量をポリ
アクリル酸の当量の80%とした場合には、紡糸原
液A、Bがスタチツクミキサーおよびノズルブロ
ツク内でポリアクリル酸の強い塩析作用のためポ
リビニルアルコールの凝固が起こり紡糸は出来な
かつた。
またスタチツクミキサーを15エレメントとした
場合には、延伸が出来ず、止むを得ず未延伸糸を
熱処理したものは、極めて硬く脆い、吸水能のな
いものであつた。
実施例 2 鞘芯型ノズルを用い、芯に上記紡糸原液A、鞘
に同Bを用い、ポリビニルアルコール/ポリアク
リル酸が重量比で3/2になるように配した220
デニール/20フイラメントの鞘芯型長繊維を、延
伸倍率4倍、熱処理230℃10秒間の条件で得た。
このものは実施例1で得られた吸水性繊維に比
ベポリアクリル酸が繊維の外周(鞘部)に極在す
るため、湿潤時、ヒドロゲルが摩擦などで破壊さ
れ易い傾向があるが、反面、乾湿寸法変化が僅か
4%の収縮であるなどデイメンジヨン スタビリ
テイーは改良されていた。
また、36℃の純水に対する吸水能が自重の34
倍、強力1.9g/d、伸度18%(いずれも20℃、
65%RHで調湿後の測定値)で、湿潤強力は0.9
g/dあり、純水浸漬−風乾を数回繰り返しても
目立つた性能変化は観察されなかつた。
本例において紡糸原液Aのグリセリンに代えエ
チレングリコール、トリエチレングリコールをそ
れぞれ単独で同量用いた場合、吸水能はそれぞれ
62倍、75倍であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 少なくとも3meq./gのカルボキシル基
    を有しその5〜75%がアルカリ金属塩又はアミ
    ン塩となつているポリカルボン酸、 (B) 重合度500〜3000のポリビニルアルコールお
    よび (C) 該ポリカルボンに対し0.1〜5重量%の多価
    アルコール、 を必須成分とし、うちA、Bについては別溶液と
    して調整しノズル直前またはノズル部でA/B
    (重量比)が0.2〜5.0でかつA、Bが微視的には
    不完全な混合状態である混合水溶液となし、これ
    を乾式法により紡糸し、熱処理することを特徴と
    する吸水性繊維の製造方法。
JP4520987A 1987-03-02 1987-03-02 吸水性繊維の製造方法 Granted JPS63219618A (ja)

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