JPH0230280Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0230280Y2 JPH0230280Y2 JP1982156095U JP15609582U JPH0230280Y2 JP H0230280 Y2 JPH0230280 Y2 JP H0230280Y2 JP 1982156095 U JP1982156095 U JP 1982156095U JP 15609582 U JP15609582 U JP 15609582U JP H0230280 Y2 JPH0230280 Y2 JP H0230280Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- canvas
- short fibers
- belt
- antistatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
この考案は、ベルトに関し、より詳細には、静
電気の帯電を防止することのできるベルトに関す
るものである。 一般に、合成樹脂製のベルトは、使用時に静電
気を帯びてそれが蓄積される傾向があり、このた
め、周囲の塵埃を吸着して汚損しやすいと共に、
接近する人に電撃を与えることもある。これを解
消する一つの方法として、ベルトに導電性を付与
して帯電を防止することが考えられ、従来より
種々の帯電防止ベルトが考案されている。 例えば、表裏の合成樹脂層間に、金属ストリツ
プや金属繊維あるいはカーボン繊維を介在させて
一体化して成るベルト(実公昭50−15097号公報
参照)、ゴム状弾性物中にカーボンブラツクや金
属粉等の導電性粒子を混入して導電層を形成し、
この導電層を抗張体層と交互に使用したベルト
(実公昭51−1389号公報、実開昭51−1389号公報
参照)等である。 しかし、前者は、金属ストリツプ、金属繊維あ
るいはカーボン繊維を用いているので、これらと
表裏の合成樹脂層との接合強度が充分でなく、表
裏の合成樹脂層が分離しやすい難点がある。また
後者は、導電性粒子を混入した導電層を他の層と
は別個に形成して積層した構造であるため、導電
層と他の層とを接着する必要があると共に、その
接着強度の不充分さから使用中に各層が分離した
り剥離することがある。 この考案は、このような従来の帯電防止ベルト
の難点を解消すべくなされたものであり、その目
的は、導電性が良好であると共に使用中にベルト
を構成する層が剥離することがなく、しかもベル
ト表面の耐久性に優れており、かつ製造も容易な
帯電防止ベルトを提供することである。 以下、この考案の一実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。 第1図において、1は、この考案に係る帯電防
止ベルトで、基体としての帆布2の表面に、銅メ
タライジング合成繊維の短繊維3を多数植設して
いる。この短繊維3は、帆布2の表面に対してほ
ぼ垂直に立つており、帆布2に植毛したようにな
つている。短繊維3の植設は、例えば電気植毛法
等の通常の方法で行うことができるが、その密度
は、短繊維3によつて少なくとも、ベルト1の面
に沿つてその長手方向及びそれに直交する方向に
電気的導通が得られる程度に設定する必要があ
る。 帆布2は、ベルトに作用する張力を支えるため
のもので、植物繊維や合成繊維から成る従来より
用いられているものを使用することができる。 また、銅メタライジング合成繊維の短繊維3と
しては、最近開発され、「サンダーロン」の商品
名で市販されているものが、特に適当である。こ
の繊維は、例えばアクリル系繊維に1価の銅イオ
ンを吸着させた後、ヒドロキシルアミン硫酸塩、
二酸化チオ尿素あるいはブドウ糖等の有機、無機
各種の還元剤により、繊維中に金属銅を一様に析
出させたものである。この繊維の特性をステンレ
ス繊維、カーボン繊維と比較すると、次の表の通
りである。
電気の帯電を防止することのできるベルトに関す
るものである。 一般に、合成樹脂製のベルトは、使用時に静電
気を帯びてそれが蓄積される傾向があり、このた
め、周囲の塵埃を吸着して汚損しやすいと共に、
接近する人に電撃を与えることもある。これを解
消する一つの方法として、ベルトに導電性を付与
して帯電を防止することが考えられ、従来より
種々の帯電防止ベルトが考案されている。 例えば、表裏の合成樹脂層間に、金属ストリツ
プや金属繊維あるいはカーボン繊維を介在させて
一体化して成るベルト(実公昭50−15097号公報
参照)、ゴム状弾性物中にカーボンブラツクや金
属粉等の導電性粒子を混入して導電層を形成し、
この導電層を抗張体層と交互に使用したベルト
(実公昭51−1389号公報、実開昭51−1389号公報
参照)等である。 しかし、前者は、金属ストリツプ、金属繊維あ
るいはカーボン繊維を用いているので、これらと
表裏の合成樹脂層との接合強度が充分でなく、表
裏の合成樹脂層が分離しやすい難点がある。また
後者は、導電性粒子を混入した導電層を他の層と
は別個に形成して積層した構造であるため、導電
層と他の層とを接着する必要があると共に、その
接着強度の不充分さから使用中に各層が分離した
り剥離することがある。 この考案は、このような従来の帯電防止ベルト
の難点を解消すべくなされたものであり、その目
的は、導電性が良好であると共に使用中にベルト
を構成する層が剥離することがなく、しかもベル
ト表面の耐久性に優れており、かつ製造も容易な
帯電防止ベルトを提供することである。 以下、この考案の一実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。 第1図において、1は、この考案に係る帯電防
止ベルトで、基体としての帆布2の表面に、銅メ
タライジング合成繊維の短繊維3を多数植設して
いる。この短繊維3は、帆布2の表面に対してほ
ぼ垂直に立つており、帆布2に植毛したようにな
つている。短繊維3の植設は、例えば電気植毛法
等の通常の方法で行うことができるが、その密度
は、短繊維3によつて少なくとも、ベルト1の面
に沿つてその長手方向及びそれに直交する方向に
電気的導通が得られる程度に設定する必要があ
る。 帆布2は、ベルトに作用する張力を支えるため
のもので、植物繊維や合成繊維から成る従来より
用いられているものを使用することができる。 また、銅メタライジング合成繊維の短繊維3と
しては、最近開発され、「サンダーロン」の商品
名で市販されているものが、特に適当である。こ
の繊維は、例えばアクリル系繊維に1価の銅イオ
ンを吸着させた後、ヒドロキシルアミン硫酸塩、
二酸化チオ尿素あるいはブドウ糖等の有機、無機
各種の還元剤により、繊維中に金属銅を一様に析
出させたものである。この繊維の特性をステンレ
ス繊維、カーボン繊維と比較すると、次の表の通
りである。
【表】
このように、上記の銅メタライジング合成繊維
は、導電性を付与するために通常用いられるステ
ンレス繊維やカーボン繊維と比較して、比抵抗が
ステンレス繊維より大きいが、カーボン繊維より
は小(導電性が大)であり、引張強度はほぼ同等
で、比重は同等ないし小さいものであり、この考
案に最も適するものである。 なお、この考案は、後述のように合成繊維を用
いることにより接合強度を向上させるものである
から、メタライジングする金属は銅に限る必要は
なく、銅以外の金属を合成繊維にメタライジング
したものも用いることができる。 4は、上記短繊維3を埋没するように上記帆布
2の表面に被覆されたエラストマー層で、ポリウ
レタン、シリコーン、ネオプレン等の公知の合成
ゴムや合成樹脂を用いて形成することができる。
このエラストマー層4の形成は、例えば、銅メタ
ライジング合成繊維の短繊維3を植設した帆布2
を液状エラストマー中に含浸したり、あるいは、
液状エラストマーをこの帆布2の表面に塗布して
行うことができる。 上記ベルト1では、短繊維3が合成繊維である
ため、帆布2およびエラストマー層4と非常にな
じみが良く、従つてこれらの間の接着強度を非常
に大にすることができるという利点がある。ま
た、短繊維3が帆布2の表面に植設されているた
め、これらの間にエラストマーが入り込むことに
よつても、接着強度を向上させることができる。 第2図は、この考案の他の実施例を示したもの
であり、この実施例では、帆布2の表裏両面に銅
メタライジング合成繊維の短繊維3′,3′を植設
して、その上にエラストマー層4′,4′を短繊維
3′,3′が埋没するように被覆している。この実
施例では、導電性を持つ層がベルト1の両面に形
成されるので、帯電防止効果がさらに向上すると
いう効果がある。 なお、この帯電防止ベルト1は、その機能から
すれば、上記短繊維3が静電気を逃がすための接
点に触れるように、たとえば、少なくともその一
つの側面に上記短繊維3が露出していることが必
要である。 この考案の帯電防止ベルト1は、以上のように
構成されているので、次のような優れた効果を有
するものである。 銅メタライジング合成繊維等のメタライジン
グ合成繊維の短繊維3を植設しているので、導
電性は良好で、また、この短繊維3は合成繊維
であるので、帆布2およびエラストマー層4と
の接合強度が大きいと共に、エラストマー層4
の中に埋没されているので、これらが剥離した
り分離するおそれがない。 上記短繊維3を帆布2の表面あるいは裏面ま
たはその両方に植設し、液状のエラストマーに
含浸したりあるいはこれを塗布して短繊維3と
帆布2の表面をエラストマー4で被覆するだけ
で製造できるので、従来のように別に導電層を
形成して帆布2に接合する必要がなく、簡便に
製造することができる。 エラストマー層4が、短繊維3をその中に埋
没させて覆つていると共に、このエラストマー
層4は帆布2の表面に接合されているので、短
繊維3の脱離が生じないだけでなく、摩耗する
恐れもない。従つて、ベルト1の表面の耐久性
を向上することができる。
は、導電性を付与するために通常用いられるステ
ンレス繊維やカーボン繊維と比較して、比抵抗が
ステンレス繊維より大きいが、カーボン繊維より
は小(導電性が大)であり、引張強度はほぼ同等
で、比重は同等ないし小さいものであり、この考
案に最も適するものである。 なお、この考案は、後述のように合成繊維を用
いることにより接合強度を向上させるものである
から、メタライジングする金属は銅に限る必要は
なく、銅以外の金属を合成繊維にメタライジング
したものも用いることができる。 4は、上記短繊維3を埋没するように上記帆布
2の表面に被覆されたエラストマー層で、ポリウ
レタン、シリコーン、ネオプレン等の公知の合成
ゴムや合成樹脂を用いて形成することができる。
このエラストマー層4の形成は、例えば、銅メタ
ライジング合成繊維の短繊維3を植設した帆布2
を液状エラストマー中に含浸したり、あるいは、
液状エラストマーをこの帆布2の表面に塗布して
行うことができる。 上記ベルト1では、短繊維3が合成繊維である
ため、帆布2およびエラストマー層4と非常にな
じみが良く、従つてこれらの間の接着強度を非常
に大にすることができるという利点がある。ま
た、短繊維3が帆布2の表面に植設されているた
め、これらの間にエラストマーが入り込むことに
よつても、接着強度を向上させることができる。 第2図は、この考案の他の実施例を示したもの
であり、この実施例では、帆布2の表裏両面に銅
メタライジング合成繊維の短繊維3′,3′を植設
して、その上にエラストマー層4′,4′を短繊維
3′,3′が埋没するように被覆している。この実
施例では、導電性を持つ層がベルト1の両面に形
成されるので、帯電防止効果がさらに向上すると
いう効果がある。 なお、この帯電防止ベルト1は、その機能から
すれば、上記短繊維3が静電気を逃がすための接
点に触れるように、たとえば、少なくともその一
つの側面に上記短繊維3が露出していることが必
要である。 この考案の帯電防止ベルト1は、以上のように
構成されているので、次のような優れた効果を有
するものである。 銅メタライジング合成繊維等のメタライジン
グ合成繊維の短繊維3を植設しているので、導
電性は良好で、また、この短繊維3は合成繊維
であるので、帆布2およびエラストマー層4と
の接合強度が大きいと共に、エラストマー層4
の中に埋没されているので、これらが剥離した
り分離するおそれがない。 上記短繊維3を帆布2の表面あるいは裏面ま
たはその両方に植設し、液状のエラストマーに
含浸したりあるいはこれを塗布して短繊維3と
帆布2の表面をエラストマー4で被覆するだけ
で製造できるので、従来のように別に導電層を
形成して帆布2に接合する必要がなく、簡便に
製造することができる。 エラストマー層4が、短繊維3をその中に埋
没させて覆つていると共に、このエラストマー
層4は帆布2の表面に接合されているので、短
繊維3の脱離が生じないだけでなく、摩耗する
恐れもない。従つて、ベルト1の表面の耐久性
を向上することができる。
第1図は、この考案に係る帯電防止ベルトの一
実施例を示す部分断面図、第2図は、他の実施例
を示す部分断面図。 1……帯電防止ベルト、2……帆布、3,3′
……銅メタライジング合成繊維の短繊維、4,
4′……エラストマー層。
実施例を示す部分断面図、第2図は、他の実施例
を示す部分断面図。 1……帯電防止ベルト、2……帆布、3,3′
……銅メタライジング合成繊維の短繊維、4,
4′……エラストマー層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 帆布2と、当該帆布2の表面に植設されたメ
タライジング合成繊維の短繊維3と、当該短繊
維3をその中に埋没させるように上記帆布2の
表面に被覆されたエラストマー層4から成るこ
とを特徴とする帯電防止ベルト。 2 上記メタライジング合成繊維の短繊維3とエ
ラストマー層4が、上記帆布2の表裏両面に設
けられている実用新案登録請求の範囲第1項に
記載の帯電防止ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15609582U JPS5959328U (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 帯電防止シ−ト体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15609582U JPS5959328U (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 帯電防止シ−ト体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5959328U JPS5959328U (ja) | 1984-04-18 |
| JPH0230280Y2 true JPH0230280Y2 (ja) | 1990-08-15 |
Family
ID=30344544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15609582U Granted JPS5959328U (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 帯電防止シ−ト体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5959328U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0435438Y2 (ja) * | 1984-10-31 | 1992-08-21 | ||
| JPH0327038Y2 (ja) * | 1984-11-06 | 1991-06-11 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5247882B2 (ja) * | 1973-07-30 | 1977-12-06 |
-
1982
- 1982-10-14 JP JP15609582U patent/JPS5959328U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5959328U (ja) | 1984-04-18 |
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