JPH0232829Y2 - - Google Patents

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JPH0232829Y2
JPH0232829Y2 JP1983117689U JP11768983U JPH0232829Y2 JP H0232829 Y2 JPH0232829 Y2 JP H0232829Y2 JP 1983117689 U JP1983117689 U JP 1983117689U JP 11768983 U JP11768983 U JP 11768983U JP H0232829 Y2 JPH0232829 Y2 JP H0232829Y2
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cylinder
head
engine
block
crankshaft
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Priority to DE19833330510 priority patent/DE3330510A1/de
Priority to US06/526,069 priority patent/US4515120A/en
Priority to IT8322628A priority patent/IT1218354B/it
Priority to IN18/MAS/84A priority patent/IN166641B/en
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は船外機用4サイクルデイーゼルエンジ
ンに関する。
従来のデイーゼルエンジンでは、シリンダブロ
ツクやシリンダヘツドが鋳鉄製であるので、重量
が大きく、単位重量当りの出力が小さいという問
題がある。又従来品ではシリンダブロツクとシリ
ンダヘツドを別体にし、両者をガスケツトを挟ん
でボルトにより締着しているので、部品点数が多
くなるという問題や、ガスケツト部分のシールが
不完全になる恐れがある等の問題がある。
本考案は上記従来の問題を解決するために、シ
リンダブロツクとシリンダヘツドをアルミニウム
(アルミニウム系合金を含む)により一体成形し
たデイーゼルエンジンを提供しようとするもの
で、具体的には次のように構成されている。
すなわち本考案は、ユニツトインジエクタがシ
リンダ内各気筒に配設され、クランク軸を垂直
に、又、各シリンダ中心線を水平に配設したデイ
ーゼル機関において、片方のシリンダ部外壁に近
接させて潤滑油こし器を配設し、潤滑油こし器に
対してシリンダ中心線を挾んで反対側のシリンダ
ヘツド部に吸気ポート入口を設け、吸気ポート入
口に吸入空気を導く吸気管を同側シリンダ部外壁
に近接させて配設することにより、シリンダ中心
線に対する左右幅をほぼ同一又は短くしたことを
特徴としている。
又、上記構造のエンジンにおいて、上記ユニツ
トインジエクタの噴射量を制御するガバナを、吸
気管側でクランク軸方向の機関上部に配設すると
同時に、上記吸気管を当該ガバナのクランク軸方
向における下部でしかもシリンダ部外壁に近接さ
せて配設させることにより、シリンダ中心線に対
する左右の幅をほぼ同一に又は短くしたことを特
徴としている。
次に図面により実施例を説明する。
垂直断面図である第1図において、クランク軸
1の中心線C−Cは垂直であり、クランク軸1の
上端部にフライホイール2が取り付けてある。図
示のエンジンは船外機用で、クランク軸1の下端
部内周には出力側(図示せず)を連結するために
インボリユートスプライン3が設けてある。又図
示のエンジンでは2個の気筒5が上下に並んでお
り、各気筒の中心線O−Oは船体前後方向に水平
に延びている。6はピストン、7はコネクテイン
グロツドである。
シリンダブロツク10とシリンダヘツド11は
アルミニウムを主成分とする鋳造器により一体に
成形されている。ブロツク10とヘツド11の内
部には冷却水室12が設けてある。冷却水は図示
されていない冷却水ポンプにより室12に供給さ
れるようになつている。ヘツド11内には排気ポ
ート13及び吸気ポート14が設けてある。又ヘ
ツド11には排気バルブ15や吸気バルブ16の
ステム17,18を支持する筒状のボス20や燃
料噴射ノズル21の取付孔を形成する筒状ボス2
2が設けてある。又排気マニホールド28(第5
図)もヘツド11と一体に設けてある。排気バル
ブ15と吸気バルブ16は各気筒5に1個ずつ設
けてある。合計4個のバルブ15,16は水平な
姿勢で上下に並んでおり、共通のカム軸23によ
り弁腕24を介して後述する如く駆動されるよう
になつている。カム軸23や弁腕24が収容され
る弁腕室25のケース26はシリンダヘツド11
の端面47にボルト止めされている。
クランクケース27はブロツク10側の部分2
9と反対側の部分30とに分割できるようになつ
ている。部分29はブロツク10と一体に成形さ
れており、部分30はボルト31により部分29
に固定されている。両部分29,30の合せ面は
クランク軸中心線C−Cを含み、かつシリンダ中
心線O−Oと直角である。部分30もブロツク1
0と同様の材料で形成されている。
次に各部の構造を詳細に説明する。第1図の拡
大部分図である第2図において、ピストン6の摺
動面を形成するライナー31は鋳鉄製で、ブロツ
ク10内に鋳ぐるみにより組み込まれている。ラ
イナー31とブロツク10の接触面には鋳ぐるみ
時に合金層が形成され、その合金層によりライナ
ー31はブロツク10に固着されている。ライナ
ー31の先端32は図示の上死点位置にあるピス
トン6のトツプリング33よりもシリンダヘツド
11側へ僅かな距離l1だけ突出し、かつヘツド1
1の爆発面35から比較的離れた位置にある。す
なわち爆発面35からライナー先端32までの距
離lはリング33の摺動に支障のない範囲で可及
的に大きく設定されている。36は爆発面35の
外周近傍のコーナ部分、換言すれば燃焼室37の
近傍においてブロツク10とヘツド11が連続す
る部分である。この部分36の燃焼室37に面す
るコーナ面36′の断面は半径Rの円弧状に成形
されている。
上記構造を採用することにより、燃焼室37内
での爆発力に対しコーナ部分36の強度を充分に
高めることができる。すなわち上記爆発力に起因
する応力はコーナ部分36に集中しやすいが、コ
ーナ面36′にアールを付けることにより、部分
36に対する応力を分散させ、部分36に亀裂等
が生じることを防止できる。しかも部分36の長
さlを大きく設定したので半径Rを大きく設定す
ることができ、従つて応力分散効果を高めて充分
に高い強度を得ることができる。
半径Rはシリンダ内径の約2%以上、かつピス
トン6の移動を許容するための距離l以下の値に
設定すると、部分36の強度を充分に高め得るこ
とがテストにより確認されている。すなわちシリ
ンダ内径に対する半径Rの比率をr(%)とする
と、第3図の如く比率rが約2%よりも小さい範
囲では、比率rを大きくするほど応力δが急激に
減少するが、比率rが約2%を越えると、応力δ
の変化量は小さい。従つて比率rが約2%以上で
あれば、第2図の部分36の強度を充分に高める
ことができる。
第2図においてライナー31の先端部38を囲
むシリンダブロツク部分39やシリンダヘツド1
1はクランクケース寄りのシリンダブロツク部分
40よりも外方(矢印S方向)へ膨らんでいる。
このように部分39を厚肉構造にすると、爆発力
を受けた際に部分39が外方Sへ大きく変形する
ことを防止し、部分39とライナー31の間に隙
間が生じることを防止できる。従つて燃焼室37
内のガスがライナー31とブロツク10の間から
クランク室へ抜けることはなく、エンジン性能を
高く維持することができる。ブロツク10のクラ
ンクケース側部分40には爆発力がさほど加わら
ないので、部分40を薄くしても強度上の問題は
発生せず、しかもその薄肉化により重量を軽減す
ることができる。同時に部分39に肉を付ける
と、部分39の断面積が大きくなり、爆発面35
に加わるシリンダ方向の力を受ける部分39の面
積が大きくなるので、コーナ部分36の応力も小
さくできる。
第2図の拡大部分略図である第4図において、
ライナー31の内面にはホーニングが施してあ
る。そのホーニング面41はライナー内面のクラ
ンク室側の部分から先端寄りの部分42まで設け
てある。部分42は上死点位置にあるトツプリン
グ33から約1〜4mm程度の距離l2だけ爆発面3
5側へ偏倚した位置にあり、トツプリング33は
常にホーニング面41上を摺動するようになつて
いる。ライナー31の部分42から先端32まで
の内周面部分43はホーニング面41に対して
0.1〜0.2mm程度の距離l3だけ半径方向外方へ偏倚
してホーニング逃げを構成している。これにより
次のような利点を得ることができる。すなわちホ
ーニング工具はクランク室側からライナー31内
に挿入されるが、その際にシリンダヘツド11が
邪魔になるのでライナー先端32までホーニング
を施すことはできない。従つて仮にホーニング前
のライナー31が先端32まで同一内径を有して
いるとすると、ホーニング後に先端近傍にホーニ
ングの境目(段差)が生じると共に、先端内周面
部分がホーニング面41に比べて小径となり、ピ
ストン6がその小径先端部に噛み込むが、図示の
構造では先端部分43に逃げが形成されているの
で、そのような不具合は生じない。又ホーニング
逃げ43がライナー31に設けてあるので、ブロ
ツク10(アルミニウム)にホーニングが施され
ることはなく、従つてホーニング工具の目詰りが
生じることはない。
第2図において爆発面35を形成するシリンダ
ヘツド11の天井45は爆発面35と反対側の壁
面46が冷却水室12に面している。冷却水室1
2の内、気筒中心寄りの室12aは外周寄りの室
12bよりも爆発面35から離れており、天井4
5の肉厚(例えばh)は中心寄りの部分が外周寄
りの部分よりも大きくなつている。天井45の肉
厚をそのように変化させることにより、爆発面3
5に加わる爆発力に対して天井45の強度を充分
に高め、しかも天井45の平均肉厚を薄くして軽
量化を図ることができる。なお図示の実施例では
天井45の肉厚は段階的に変化しているが、壁面
46全体を概ねテーパ状にして天井45の肉厚を
中心側へゆくにつれて滑らかに増加させることも
でき、そのようにすると強度を更に高めることが
できる。
第1図の如くシリンダヘツド11はその内部に
吸排気用のバルブ15,16やポート13,14
を備えているので、爆発面35から端面47まで
の全高Hが大きい。しかもヘツド11の内部には
前記ボス20ならびにポート13,14や冷却水
室12の隔壁を構成する多数のリブ48が設けて
ある。このようにヘツド11の全高Hは大きく、
しかも多数のボス20やリブ48で補強されてい
るので、ヘツド11の強度は高い。
第1図の−断面図である第5図において、
前記燃料噴射ノズル21用のボス22もヘツド1
1の強度を高めている。ボス22は天井45の中
心近傍から概ね気筒中心に沿つて延びているの
で、他のボス20(第1図)リブ48に比べて、
ヘツド11に対する補強効果は大きい。又ノズル
21は燃料噴射ポンプ49と組み合わされてユニ
ツトインジエクタ50を構成しており、該インジ
エクタ50が下記の如くボス22に装着されてい
ることにより、ヘツド11の強度が更に高められ
ている。
まずユニツトインジエクタ50の概略構造を説
明する。インジエクタ50はポンプ49のボデイ
91の先端にノズル21のスリーブ98を直結し
たもので、ボデイ91の内部に取り付けたバレル
92内においてプランジヤ93を往復させること
により、ボデイ91内の高圧燃料油路94を通つ
てポンプ49からノズル21へ燃料が供給される
ようになつている。そしてインジエクタ50はボ
デイ91の先端寄りとスリーブ98の途中に環状
段部95を備え、段部95をボス22内周の段部
に押し付けた状態で、ボデイ91のボス22から
突出した部分が押え金具96によりヘツド11に
締め付けてある。従つて天井45の中心部にはイ
ンジエクタ50により爆発力と対抗する初期圧縮
力が加わつており、この点においてもヘツド11
の強度が高められ、天井45の変形量が小さくな
つている。
又インジエクタ50はポンプ49を構成する部
分が大径であり、その大径部分(ボデイ大径部)
もボス22に嵌合するようになつている。従つて
ボス22は直径の大きい大形補強部となり、この
点においてもヘツド11の強度度を高めることが
できる。
ノズル21はポンプ49から高圧が供給される
と噴射口を開くようになつている。そして前述の
如くユニツトインジエクタ50ではポンプ49と
ノズル21がボデイ91内の短い油路94だけで
連結されているので、ポンプ49内の燃料圧力が
ノズル21に正確に伝わる。従つてエンジン回転
数の変化領域全体及び燃料噴射量の変化領域全体
にわたつて、ポンプ49内の圧力に正確に対応さ
せてノズル21から燃料を噴射でき、2次噴射を
防止することができる。又油路94内での圧力損
失を大幅に低減できるので、ノズル21の噴射圧
力を高め、噴霧の微粒化を促進できる。しかもノ
ズル21の噴射動作がポンプ49の加圧動作に対
して遅れることはない。このように2次噴射や噴
射遅れを防止でき、しかも噴霧の微粒化を促進で
きるので、最良の燃焼状態を保ち、エンジン性能
を高めることができる。又噴射遅れを防止できる
ことにより、高速運転時の性能を高めることがで
きる。しかも従来品のように噴射時期調整用のタ
イマーを設ける必要がなく、構造を簡単化できる
という利点を得ることもできる。
ノズル21の先端は爆発面35の略中心部にお
いて燃焼室37内に露出しており、ヘツド11に
は渦流室(副燃焼室)は設けられていない。この
ようにエンジンは直噴式であるので、ユニツトイ
ンジエクタ50をヘツド11の全高Hにわたつて
支持することができる。従つてインジエクタ50
の取付状態が安定化すると共に、爆発面35から
インジエクタ50の他端(プロテクタ65)まで
の距離を小さくし、エンジン全体を小形化するこ
とができる。すなわちユニツトインジエクタ50
はその全長が長いが、エンジンを直噴式にするこ
とにより、エンジンの大形化を防止できる。ちな
みに渦流室をヘツド11に設けると、インジエク
タ50は渦流室の分だけ爆発面35から離れて位
置するので、ヘツド11やケース26を大形化す
る必要がある。
直噴式にすることにより次のような利点を得る
こともできる。すなわち仮に渦流室を設けると、
渦流室から燃焼室37へ火災が噴出する際に、渦
流室と、燃焼室37の連絡通路内面に大きい熱負
荷が加わる。これに対し直噴式ではヘツド11や
ブロツク10に局部的に大きい熱負荷は加わるこ
とはない。従つてアルミニウムは耐熱性が低いに
もかかわらず、ヘツド11やブロツク10が熱に
よる損傷を受けることはない。
又アルミニウムは耐熱性は低いが熱伝導率は高
いので、燃焼室37からブロツク10やヘツド1
1に加わつた熱は速やかに室12内の冷却水へ排
出される。従つてブロツク10やヘツド11が渦
熱されることはなく、この点においても熱による
損傷を防止できる。
なおピストン6は燃焼室37となる窪みを頂部
の中央に備えており、ピストン頂部は上死点にお
いて窪み以外の部分が爆発面35やその周囲のア
ール付きコーナ部に略隙間のない状態で近接する
ようになつている。
図示の爆発面35は平坦ではあるが、爆発面3
5をテーパ状(円錐形)の凹面に成形することも
できる。そのようにすると、図示の断面において
ブロツク10とヘツド11で構成されるアーチ構
造体、すなわちピストン6の両側のブロツク10
部分を両脚部としヘツド11を天井部とするアー
チ構造体の強度が高くなるので、ブロツク10や
ヘツド11の強度を高めることができる。
次にバルブ15,16(第5図にはバルブ16
のみ図示)やポンプ49の駆動機構を説明する。
弁腕室25内には前記カム軸23や弁腕24の他
に、ポンプ49用の弁腕51も収容されている。
又バルブ15,16のステム17,18やポンプ
49はヘツド11から突出してケース26内に入
り込んでいる。O1−O1は気筒中心を含む垂直中
心面で、ステム17,18は船体進行方向に見て
中心面O1−O1の例えば左側に隣接している。ス
テム17,18の先端はヘツド端面47に比較的
近い位置にある。ステム17,18の先端にはプ
ロテクタ52が装着されており、弁腕24の一端
部にロツクナツト53により固定した調整ねじ5
4がプロテクタ52に当接している。弁腕24は
中間部にタペツト55を備えており、タペツト5
5がカム軸23上のカム56で駆動されるように
なつている。合計4個の弁腕24は他端部が共通
の弁腕軸57で支持されている。弁腕軸57は垂
直で、ケース26により支持されている。又弁腕
軸57は中心面O1−O1から左方へ離れて位置す
ると共に、外周面はヘツド端面47から若干離れ
た位置にあり、その中心57′は閉鎖位置にある
バルブ15,16のプロテクタ52の端面(ねじ
54の当接面)よりも約2〜3mm(バルブリフト
の約1/3)だけ端面47寄りに位置している。
カム軸23は弁腕24の後方(端面47と反対
の側)に位置し、又ナツト53よりも左方に位置
している。弁腕51の軸59は中心面O1−O1の
右側に隣接した位置を垂直に延びており、カム軸
23に対してその右方に並んでいる。軸59もケ
ース26で支持されている。2個の弁腕51(一
方のみ図示)は中間部が共通の支軸59で支持さ
れており、一端部に設けたカムフオロアー60が
カム軸23上のカム61に後方から当接してい
る。弁腕51の他端部にはロツクナツト62によ
り調整ねじ63が固定してある。ねじ63の先端
はプランジヤ93の先端のプロテクタ65に当接
している。ねじ63は中心面O1−O1に対して比
較的右方へ離れた位置にあり、従つてインジエク
タ50全体はノズル21側へゆくにつれて中心面
O1−O1に近付くように傾斜している。
ケース26の後面の内、右端からやや左端寄り
の部分にかけて開口66が設けてある。ケース2
6には開口66を閉鎖する蓋67がボルト68に
より取り付けてある。ケース26の左側部にはレ
バー式のデコンプ機構70が取り付けてある。デ
コンプ機構70はエンジン始動時に外部から手動
で弁開放操作を行うためのもので、弁腕24には
デコンプ機構70により駆動されるアーム71が
設けてある。
上記構造によると、カム軸23の回転によりカ
ム56が弁腕24を介してバルブ15,16を駆
動し、それと同時にカム61が腕51を介してポ
ンプ49のプランジヤ93を駆動する。バルブ1
5,16やポンプ49の駆動タイミングはねじ5
4,63の位置を変えることにより調整できる。
ねじ63やロツクナツト62は開口66に面して
いるので、蓋67を外すことにより、開口66か
らねじ63の位置を容易に調整することができ
る。又ねじ54やロツクナツト53に対して軸2
3,59は左右に離れているので、軸23,59
間の隙間72を通して開口66からねじ54の調
整作業を容易に行うことができる。
第1図の如く、カム軸23は両端部と中間部が
ケース26で支持されている。各気筒5におい
て、バルブ駆動用のカム56,56はポンプ駆動
用カム61の上下に振り分けてある。又カム61
は気筒中心線O−Oと同じ高さにある。カム軸2
3の下端には潤滑油ポンプ73のポンプ軸74が
連結されている。ポンプ73はケース26の下面
にボルト止めされている。ポンプ73の入口はケ
ース26、ヘツド11、ブロツク10内に設けた
きり孔製の油路75を介してオイルパン(図示せ
ず)に接続している。オイルパンはクランク軸1
から下方へ延びる出力軸(図示せず)を囲むケー
スにより形成されている。ポンプ73の出口はケ
ース26、ヘツド11、ブロツク10内のきり孔
製油路(図示せず)を介してエンジン各部に接続
している。
カム軸23の上端部はケース26から突出して
おり、その突出上端部に固定したプーリー76が
クランク軸1の上部に固定したプーリー77にタ
イミングベルト78を介して連結している。プー
リー77の上側において、フライホイール2には
発電装置79が併設されている。フライホイール
2の外周にはリングギヤ80が設けてあり、ギヤ
80を駆動するスタータ81がクランクケース部
分30に取り付けてある。ケース部分30の底壁
(前壁)の上部には斜上方へ突出した補油口82
が設けてある。シリンダブロツク10にはガバナ
83が取り付けられ、シリンダヘツド11には始
動用の燃料噴射量増量装置85が取り付けてあ
る。ガバナ83はタイミングベルト78で駆動さ
れるようになつている。ガバナ83と増量装置8
5はレバー機構86を介して第5図の燃料噴射ポ
ンプ49のプランジヤ93に連結している。
第5図の如く、クランクケース27の後方に隣
接した位置において、ガバナ83はシリンダブロ
ツク10の右側に設けてあり、ブロツク10の左
側には潤滑油こし器84が設けてある。又燃料噴
射ポンプ49は前述の如くノズル21と共にユニ
ツト化してヘツド11に組み込んである。このよ
うに図示のエンジンでは、エンジンに併設される
大形機器の内、ポンプ49をヘツド11に組み込
み、ガバナ83と潤滑油こし器84をブロツク1
0の左右に振り分けたので、エンジン全体が、第
5図の如く上方から見て、概ね卵形となり、船外
機用エンジンに適した形状になる。なおエンジン
全体は船外機のケース(図示せず)で覆われる。
85は吸気管で、一端はヘツド11の右側面に
おいて吸気ポート14に接続し、他端はクランク
ケース27の底部近傍で開口している。吸気管8
5はシリンダブロツク10及びクランクケース2
7の右側面に沿つて設けられ、入口側の部分がク
ランクケース27の前方へ回り込んで中心面O1
−O1の近傍に達している。このように長い吸気
管85を採用することにより、吸気慣性効果を高
めてエンジン性能を向上させることができる。
上述の如く吸気管85がクランクケース27の
右側から前方へ回り込み、又スタータ81がクラ
ンクケース27から左前方へ突出しているので、
この点においてもエンジン全体の左右バランスを
取ることができる。弁腕ケース26内において、
インジエクタ50を右側へ突出させ、弁腕51を
中央部に設け、カム軸23や弁腕24を左側に設
けたことにより、ケース26の左右バランスを取
ることができる。
以上説明した構造によると、デイーゼルエンジ
ンのシリンダブロツク10とシリンダヘツド11
をアルミニウムにより一体成形したので、従来の
のようにシリンダブロツクやヘツドを鋳鉄製にす
る場合に比べ、軽量化を図ることができる。又軽
量化できることにより、同一重量の従来品と比べ
て高出力化を図ることができる。ブロツク10と
ヘツド11をヘツドボルトで連結する必要はな
く、勿論両者10,11間にガスケツトを配置す
る必要もないので、部品数を減らし、軽量化及び
組立作業の簡単化を図ることができる。更にヘツ
ド11とブロツク10の間に断熱材となるガスケ
ツトがないので、その間の熱の流れが良くなり、
冷却効果も大きくなる。ヘツドボルトによる締付
けが不要であるので、ライナー31が変形する恐
れはない。デイーゼルエンジンでは筒内圧が高い
が、ヘツド11とブロツク10の間から燃焼ガ
ス、冷却水、潤滑油が漏れる恐れはない。換言す
れば、ガス漏れ等を考慮することなく筒内圧を高
め、高出力化を図ることができる。従来品ではガ
スケツトを支持するために、シリンダブロツクと
シリンダヘツドの合せ面部分の肉厚を大きくする
必要があつたが、本考案ではそのような厚肉部を
廃止し、軽量化を図ることができる。
更に前述の如く各部に種々の工夫を凝らすこと
により、シリンダブロツク10やシリンダヘツド
11の強度を充分に高めることができる。従つて
筒内圧の高いデイーゼルエンジンにおいてアルミ
ニウムの一体成形品でブロツク10とヘツド11
を形成でき、しかも所望の高出力を得られる程度
にまで筒内圧を高めることができる。しかも本考
案によると、クランクシヤフト1が上下に延び、
かつシリンダ中心線O−Oが船体前後方向に延び
る姿勢にエンジンを配置し、第5図の如く、片方
のシリンダ部外壁に近接させて潤滑油こし器84
を配設し、潤滑油こし器84に対してシリンダ中
心線を挾んで反対側のシリンダヘツド部に吸気ポ
ート入口を設け、吸気ポート入口に吸入空気を導
く吸気管85を同側シリンダ部外壁に近接させて
配設している。又、実施例では、ガバナ83を、
吸気管側でクランク軸方向の機関上部に配設する
と同時に、吸気管85を当該ガバナのクランク軸
方向における下部でしかもシリンダ部外壁に近接
させて配設している。
このように本考案では、吸気管85(及びガバ
ナ83)と潤滑油こし器84とをブロツク10の
左右両側に振り分けて配置し、シリンダ中心線に
対する左右幅をほぼ同一又は短くしているので、
エンジン全体が概ね卵形となり、左右バランスの
とれたコンパクトな構造となる。又、ユニツトイ
ンジエクタ50を採用して燃料噴射ポンプ49を
シリンダ11に組み込んだので、この点において
もエンジンのコンパクト化を図ることができる。
このように本考案では、軽量小型かつ高出力の
船外機用エンジンを得ることができ、その様なコ
ンパクト化のために、具体的には、船舶の操舵ハ
ンドルにより船外機全体を操舵する際の操縦のバ
ランスが良くなり、かつ、デイーゼル機関を収納
したカウリングも左右対称に形成できるので、船
外機の外観が良くなるという効果が得られる。
なお本考案を具体化する場合、エンジン各部の
レイアウトを左右逆にすることもできる。クラン
クケース部分29をシリンダブロツク10とは別
体に設けることもできる。単気筒や3気筒以上の
エンジンに本考案を採用することもできる。ヘツ
ド11内に渦流室を設けることもできる。ノズル
21とポンプ49を別々に設け、両者を高圧管で
接続することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の垂直断面図、第2図は第1図
の拡大部分図、第3図はコーナー部の半径と応力
の関係を示すグラフ、第4図は第2図の拡大部分
略図、第5図は第1図の−断面図である。 1……クランクシヤフト、10……シリンダブ
ロツク、11……シリンダヘツド、83……ガバ
ナ、84……潤滑油こし器、O−O……シリンダ
中心線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ユニツトインジエクタがシリンダ内各気筒に
    配設され、クランク軸を垂直に、又、各シリン
    ダ中心線を水平に配設したデイーゼル機関にお
    いて、片方のシリンダ部外壁に近接させて潤滑
    油こし器を配設し、潤滑油こし器に対してシリ
    ンダ中心線を挾んで反対側のシリンダヘツド部
    に吸気ポート入口を設け、吸気ポート入口に吸
    入空気を導く吸気管を同側シリンダ部外壁に近
    接させて配設することにより、シリンダ中心線
    に対する左右幅をほぼ同一又は短くしたことを
    特徴とする船外機用4サイクルデイーゼルエン
    ジン。 2 上記ユニツトインジエクタの噴射量を制御す
    るガバナを、吸気管側でクランク軸方向の機関
    上部に配設すると同時に、上記吸気管を当該ガ
    バナのクランク軸方向における下部でしかもシ
    リンダ部外壁に近接させて配設させることによ
    り、シリンダ中心線に対する左右の幅をほぼ同
    一に又は短くしたことを特徴とする請求の範囲
    第1項に記載の船外機用4サイクルデイーゼル
    エンジン。
JP11768983U 1983-05-16 1983-07-27 船外機用4サイクルデイ−ゼルエンジン Granted JPS6024829U (ja)

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JP11768983U JPS6024829U (ja) 1983-07-27 1983-07-27 船外機用4サイクルデイ−ゼルエンジン
GB08322538A GB2145540B (en) 1983-05-16 1983-08-22 Outboard motor governer
IT8322628A IT1218354B (it) 1983-05-16 1983-08-24 Regolatore per motore a combustione interna
FR8313645A FR2546233B1 (fr) 1983-05-16 1983-08-24 Regulateur pour moteur a combustion interne
DE19833330510 DE3330510A1 (de) 1983-05-16 1983-08-24 Regeleinrichtung fuer einen verbrennungsmotor
US06/526,069 US4515120A (en) 1983-05-16 1983-08-24 Governor for internal combustion engine
SE8304578A SE8304578L (sv) 1983-05-16 1983-08-24 Regulator for forbrenningsmotor
IN18/MAS/84A IN166641B (ja) 1983-05-16 1984-01-13
AU23873/84A AU563566B2 (en) 1983-05-16 1984-01-27 Governor for internal combustion engine
KR1019840000369A KR930005154B1 (ko) 1983-05-16 1984-01-27 내연 기관용 조속기
SG242/88A SG24288G (en) 1983-05-16 1988-04-09 A vertical-crankshaft type outboard-motor engine
MYPI88000735A MY104918A (en) 1983-05-16 1988-07-02 A vertical-crankshaft tupe outboard- motor engine
HK706/88A HK70688A (en) 1983-05-16 1988-09-08 A vertical-crankshaft type outboard-motor engine

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JPH0232829Y2 true JPH0232829Y2 (ja) 1990-09-05

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JPS426081Y1 (ja) * 1966-05-18 1967-03-24
JPS6016627Y2 (ja) * 1980-06-17 1985-05-23 ユニチカ株式会社 吊上げ用フツク

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JPS6024829U (ja) 1985-02-20

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