JPH0236386B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0236386B2 JPH0236386B2 JP57030048A JP3004882A JPH0236386B2 JP H0236386 B2 JPH0236386 B2 JP H0236386B2 JP 57030048 A JP57030048 A JP 57030048A JP 3004882 A JP3004882 A JP 3004882A JP H0236386 B2 JPH0236386 B2 JP H0236386B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester
- film
- water
- vinylidene chloride
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ガス遮断性の優れたポリエステルフ
イルムに関する。
イルムに関する。
ポリエチレンテレフタレートフイルムやポリエ
チレンテレフタレート容器などのポリエステル延
伸成形物は、機能的特性、寸法安定性、耐熱性、
耐薬品性、透明性、光沢性、耐透湿性、ガス遮断
性、保香性、安全衛生性などに優れ、食品のみな
らず、洗剤、化学品などの包装体としての用途が
拡大している。特に食品包装分野では、従来から
の一般の食品のみならず、近年は炭酸飲料、アル
コール飲料、果汁飲料、しよう油、ソース、ドレ
ツシング、食用油などにポリエチレンテレフタレ
ートの特性が生かされて使用され始めている。こ
れらの食品用途では、耐透湿性、酸素ガス遮断
性、炭酸ガス遮断性、保香性などの特性が重要で
あり、現在のポリエステル延伸成形物は、これら
の特性がさらに改善されることが要望されてい
る。
チレンテレフタレート容器などのポリエステル延
伸成形物は、機能的特性、寸法安定性、耐熱性、
耐薬品性、透明性、光沢性、耐透湿性、ガス遮断
性、保香性、安全衛生性などに優れ、食品のみな
らず、洗剤、化学品などの包装体としての用途が
拡大している。特に食品包装分野では、従来から
の一般の食品のみならず、近年は炭酸飲料、アル
コール飲料、果汁飲料、しよう油、ソース、ドレ
ツシング、食用油などにポリエチレンテレフタレ
ートの特性が生かされて使用され始めている。こ
れらの食品用途では、耐透湿性、酸素ガス遮断
性、炭酸ガス遮断性、保香性などの特性が重要で
あり、現在のポリエステル延伸成形物は、これら
の特性がさらに改善されることが要望されてい
る。
ポリエステル延伸フイルムのガス遮断性などの
改善方法としては、フイルムの肉厚を増加する方
法、ポリエステル以外の樹脂と共にポリエステル
を多層成形する方法などがあるが、ポリエステル
フイルムにガス遮断性の極めて良好な塩化ビニリ
デン系樹脂を塗布する方法もそのひとつである。
しかしながら、ポリエステルフイルムと塩化ビニ
リデン系樹脂との接着性は悪く、特に水分散性の
塩化ビニリデン系樹脂はエマルジヨンの安定化の
ための界面活性剤を含有するため、ポリエステル
フイルムとの接着性が悪い。このような欠点を改
善するために、例えばポリエステルフイルム層と
塩化ビニリデン系樹脂層の間に下塗り層を設け
る、特公昭49−37584号、特公昭50−28119号、特
公昭50−28120号、特公昭50−35473号などが提案
されている。しかしながら、これらの方法は、下
塗り剤の溶剤として有機溶剤を使用し、労働安全
衛生性、公害対策、省資源・省エネルギー、食品
包装用途としての残留溶剤などの問題があると共
に、下塗り剤を塗布する工程と塩化ビニリデン系
樹脂を塗布する工程があり、生産経費が高くなる
という問題もあるのである。
改善方法としては、フイルムの肉厚を増加する方
法、ポリエステル以外の樹脂と共にポリエステル
を多層成形する方法などがあるが、ポリエステル
フイルムにガス遮断性の極めて良好な塩化ビニリ
デン系樹脂を塗布する方法もそのひとつである。
しかしながら、ポリエステルフイルムと塩化ビニ
リデン系樹脂との接着性は悪く、特に水分散性の
塩化ビニリデン系樹脂はエマルジヨンの安定化の
ための界面活性剤を含有するため、ポリエステル
フイルムとの接着性が悪い。このような欠点を改
善するために、例えばポリエステルフイルム層と
塩化ビニリデン系樹脂層の間に下塗り層を設け
る、特公昭49−37584号、特公昭50−28119号、特
公昭50−28120号、特公昭50−35473号などが提案
されている。しかしながら、これらの方法は、下
塗り剤の溶剤として有機溶剤を使用し、労働安全
衛生性、公害対策、省資源・省エネルギー、食品
包装用途としての残留溶剤などの問題があると共
に、下塗り剤を塗布する工程と塩化ビニリデン系
樹脂を塗布する工程があり、生産経費が高くなる
という問題もあるのである。
本発明者らは、これらの欠点を解決するために
種々検討した結果、本発明に到達した。すなわ
ち、本発明の要旨は、ポリエステルフイルムの少
なくとも片面に、スルホン酸塩基を含有する水分
散性ポリエステル系樹脂および水分散性塩化ビニ
リデン系樹脂からなる塗布液を塗布した後、延伸
してなる積層ポリエステルフイルムに存する。
種々検討した結果、本発明に到達した。すなわ
ち、本発明の要旨は、ポリエステルフイルムの少
なくとも片面に、スルホン酸塩基を含有する水分
散性ポリエステル系樹脂および水分散性塩化ビニ
リデン系樹脂からなる塗布液を塗布した後、延伸
してなる積層ポリエステルフイルムに存する。
本発明における基体のフイルムを構成するポリ
エステルは、好ましくはその構成単位の90モル%
以上がエチレンテレフタレートであるポリエステ
ルである。
エステルは、好ましくはその構成単位の90モル%
以上がエチレンテレフタレートであるポリエステ
ルである。
また本発明で使用する水分散性樹脂とは、分子
量の大小あるいは樹脂の性質により分散状態はさ
まざまで、場合によつては実質的に水に溶解して
いることもある。従つて水分散性の意味は厳密で
はなく、通常水を媒体として使用される樹脂を包
含する。
量の大小あるいは樹脂の性質により分散状態はさ
まざまで、場合によつては実質的に水に溶解して
いることもある。従つて水分散性の意味は厳密で
はなく、通常水を媒体として使用される樹脂を包
含する。
本発明におけるスルホン酸塩基を有する水分散
性ポリエステル系樹脂とは、特公昭47−40873号、
特開昭50−83497号、特開昭50−121336号、特開
昭52−155640号などで公知のポリエステル系樹脂
あるいはこれに準じたポリエステル系樹脂をあげ
ることができる。例えば、ポリエステル系樹脂の
ジカルボン酸成分は、テレフタル酸、イソフタル
酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸およびこれ
らのエステル形成性誘導体などの芳香族ジカルボ
ン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸お
よびこれらのエステル形成性誘導体などの脂肪族
ジカルボン酸、オキシ安息香酸およびこのエステ
ル形成性誘導体などのオキシモノカルボン酸など
を用いることができるが、これらに限定されるも
のではない。
性ポリエステル系樹脂とは、特公昭47−40873号、
特開昭50−83497号、特開昭50−121336号、特開
昭52−155640号などで公知のポリエステル系樹脂
あるいはこれに準じたポリエステル系樹脂をあげ
ることができる。例えば、ポリエステル系樹脂の
ジカルボン酸成分は、テレフタル酸、イソフタル
酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸およびこれ
らのエステル形成性誘導体などの芳香族ジカルボ
ン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸お
よびこれらのエステル形成性誘導体などの脂肪族
ジカルボン酸、オキシ安息香酸およびこのエステ
ル形成性誘導体などのオキシモノカルボン酸など
を用いることができるが、これらに限定されるも
のではない。
ポリエステル系樹脂のグリコール成分は、エチ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、P−キシ
レンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリテトラエチレングリコ
ールなどの脂肪族、脂環族、芳香族ジオールなど
を用いることができるが、これらに限定されるも
のではない。
レングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、P−キシ
レンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリテトラエチレングリコ
ールなどの脂肪族、脂環族、芳香族ジオールなど
を用いることができるが、これらに限定されるも
のではない。
ポリエステル系樹脂にスルホン酸塩基を導入す
る方法は、前述したポリエステル形成成分と共に
エステル形成性のスルホン酸塩基を有する化合物
を用いる。スルホン酸塩基を有する化合物の例と
しては、スルホイソフタル酸、スルホテレフタル
酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカルボン
酸およびこれらのエステル形成性誘導体などの金
属塩があり、金属塩の金属の例としては、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどを
用いることができるが、これらに限定されるもの
ではない。スルホン酸塩基を有する化合物で極め
て好適な化合物は、5−ソジオスルホイソフタル
酸または5−ソジオスルホジメチルイソフタレー
トである。
る方法は、前述したポリエステル形成成分と共に
エステル形成性のスルホン酸塩基を有する化合物
を用いる。スルホン酸塩基を有する化合物の例と
しては、スルホイソフタル酸、スルホテレフタル
酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカルボン
酸およびこれらのエステル形成性誘導体などの金
属塩があり、金属塩の金属の例としては、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどを
用いることができるが、これらに限定されるもの
ではない。スルホン酸塩基を有する化合物で極め
て好適な化合物は、5−ソジオスルホイソフタル
酸または5−ソジオスルホジメチルイソフタレー
トである。
ポリエステル系樹脂にスルホン酸塩基を導入す
る別法としては、エステル形成性脂肪族不飽和化
合物を共重合成分としたポリエステルの不飽和基
を亜硫酸水素ナトリウムあるいはメタ重亜硫酸ナ
トリウムなどのスルホン化剤でスルホン化する方
法も例示することができる。ポリエステル系樹脂
のジカルボン酸成分中の芳香族ジカルボン酸量
は、50モル%〜100モル%の範囲が好ましい。こ
れは、ポリエステル系樹脂の軟化点あるいはガラ
ス転移温度を高め、ブロツキング性を良くすると
共に機械的強度を得るためである。
る別法としては、エステル形成性脂肪族不飽和化
合物を共重合成分としたポリエステルの不飽和基
を亜硫酸水素ナトリウムあるいはメタ重亜硫酸ナ
トリウムなどのスルホン化剤でスルホン化する方
法も例示することができる。ポリエステル系樹脂
のジカルボン酸成分中の芳香族ジカルボン酸量
は、50モル%〜100モル%の範囲が好ましい。こ
れは、ポリエステル系樹脂の軟化点あるいはガラ
ス転移温度を高め、ブロツキング性を良くすると
共に機械的強度を得るためである。
ポリエステル系樹脂中のスルホン酸塩基は、樹
脂を水分散性とするに必要な量存在する必要があ
り、スルホン酸塩基を有するジカルボン酸をジカ
ルボン酸中の2モル%〜20モル%の範囲で使用す
るのが好ましい。2モル%よりも少ないスルホン
酸塩基量では水分散性が不充分であり、20モル%
よりも多いスルホン酸塩基量では塗布層の耐水性
や吸湿によるブロツキングなどの問題がある。
脂を水分散性とするに必要な量存在する必要があ
り、スルホン酸塩基を有するジカルボン酸をジカ
ルボン酸中の2モル%〜20モル%の範囲で使用す
るのが好ましい。2モル%よりも少ないスルホン
酸塩基量では水分散性が不充分であり、20モル%
よりも多いスルホン酸塩基量では塗布層の耐水性
や吸湿によるブロツキングなどの問題がある。
さらにポリエステル系樹脂として、上述したポ
リエステル形成成分からなる飽和線状ポリエステ
ルのにみらず、3価以上のエステル形成成分を有
する化合物からなるポリエステルあるいは反応性
の不飽和基を有するポリエステルも用いることが
できる。
リエステル形成成分からなる飽和線状ポリエステ
ルのにみらず、3価以上のエステル形成成分を有
する化合物からなるポリエステルあるいは反応性
の不飽和基を有するポリエステルも用いることが
できる。
本発明における水分散性塩化ビニリデン系樹脂
とは、塩化ビニリデンおよびその共重合体で、共
重合体の例としては、塩化ビニリデン−アクリロ
ニトリル共重合体、塩化ビニリデン−塩化ビニル
共重合体、塩化ビニリデン−アクリル酸エステル
共重合体、塩化ビニリデン−メタクリル酸エステ
ル共重合体あるいはこれらにさらにアクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸などを共重合したもの
を例示できる。
とは、塩化ビニリデンおよびその共重合体で、共
重合体の例としては、塩化ビニリデン−アクリロ
ニトリル共重合体、塩化ビニリデン−塩化ビニル
共重合体、塩化ビニリデン−アクリル酸エステル
共重合体、塩化ビニリデン−メタクリル酸エステ
ル共重合体あるいはこれらにさらにアクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸などを共重合したもの
を例示できる。
本発明においてポリエステル系樹脂の配合量
は、ポリエステル系樹脂および塩化ビニリデン系
樹脂の合計量に対し、固形分として1重量%以上
である。ポリエステル系樹脂が1重量%未満であ
るとポリエステル成形物層と塗布層の接着性が不
充分である。ガス遮断性は、塩化ビニリデン系樹
脂の特性、塗布層の厚さ、塗布層中の塩化ビニリ
デン系樹脂の含有量に依存するため、ポリエステ
ル系樹脂の配合量の上限を限定するのは困難であ
るが、50重量%以下が好ましく、さらに好ましく
は20重量%以下である。ガス遮断性のためにはポ
リエステル系樹脂の配合量は少ない方が好ましい
が、ガス遮断性と共にヒートシール性を付与する
ためにはポリエステル系樹脂の配合量を増すのが
よい。
は、ポリエステル系樹脂および塩化ビニリデン系
樹脂の合計量に対し、固形分として1重量%以上
である。ポリエステル系樹脂が1重量%未満であ
るとポリエステル成形物層と塗布層の接着性が不
充分である。ガス遮断性は、塩化ビニリデン系樹
脂の特性、塗布層の厚さ、塗布層中の塩化ビニリ
デン系樹脂の含有量に依存するため、ポリエステ
ル系樹脂の配合量の上限を限定するのは困難であ
るが、50重量%以下が好ましく、さらに好ましく
は20重量%以下である。ガス遮断性のためにはポ
リエステル系樹脂の配合量は少ない方が好ましい
が、ガス遮断性と共にヒートシール性を付与する
ためにはポリエステル系樹脂の配合量を増すのが
よい。
ポリエステル系樹脂と塩化ビニリデン系樹脂
は、混合して塗布するのが好ましく、混合水分散
物をポリエステルフイルムに塗布する方法は、原
崎勇次「コーテイン方式」槙書店(1979)に示さ
れているリバースロールコータ、グラビアコー
タ、ロツドコータ、エアドクタコータなどを用い
ることができる。
は、混合して塗布するのが好ましく、混合水分散
物をポリエステルフイルムに塗布する方法は、原
崎勇次「コーテイン方式」槙書店(1979)に示さ
れているリバースロールコータ、グラビアコー
タ、ロツドコータ、エアドクタコータなどを用い
ることができる。
ポリエステルフイルムへの水分散物の塗布は、
ロール延伸法による1軸延伸ポリエステルフイル
ムに水分散物を塗布し、適当な乾燥を施し、ある
いは乾燥を施さず、ポリエステルフイルムをただ
ちに先の延伸方向とは直角方向に延伸し、熱処理
する方法によつても本発明の積層2軸延伸ポリエ
ステルフイルムは製造できる。本方法によるなら
ば、延伸と同時に塗布層の乾燥も可能となる。
ロール延伸法による1軸延伸ポリエステルフイル
ムに水分散物を塗布し、適当な乾燥を施し、ある
いは乾燥を施さず、ポリエステルフイルムをただ
ちに先の延伸方向とは直角方向に延伸し、熱処理
する方法によつても本発明の積層2軸延伸ポリエ
ステルフイルムは製造できる。本方法によるなら
ば、延伸と同時に塗布層の乾燥も可能となる。
例えば、約95℃で3.5倍程度延伸した1軸延伸
ポリエステルフイルムに、本発明の塗布液を塗布
し、前記延伸方向と直向する方向に約110℃で3.7
倍程度延伸し、次いで200℃前後の温度で10秒程
度熱固定することにより本発明のフイルムを製造
することができる。
ポリエステルフイルムに、本発明の塗布液を塗布
し、前記延伸方向と直向する方向に約110℃で3.7
倍程度延伸し、次いで200℃前後の温度で10秒程
度熱固定することにより本発明のフイルムを製造
することができる。
ポリエステル延伸フイルムに塗布されれた塗布
層の厚さは、必要とされるガス遮断性に応じて選
択されるが、通常は0.5〜20μ、さらに好ましくは
1〜10μ程度である。重量でいえば0.5〜25g/m2
好ましくは1〜12g/m2程度である。
層の厚さは、必要とされるガス遮断性に応じて選
択されるが、通常は0.5〜20μ、さらに好ましくは
1〜10μ程度である。重量でいえば0.5〜25g/m2
好ましくは1〜12g/m2程度である。
塗布層には、顔料、染料、滑剤、ブロツキング
改良剤、可塑剤、静電気防止剤、安定剤、曇り防
止剤などを含有してもよい。
改良剤、可塑剤、静電気防止剤、安定剤、曇り防
止剤などを含有してもよい。
かくして得られた本発明のポリエステル延伸成
形物は、ガス遮断性、ヒートシール性、透明性が
良好であり、食品包装用として好適に使用でき
る。
形物は、ガス遮断性、ヒートシール性、透明性が
良好であり、食品包装用として好適に使用でき
る。
以下、実施例を挙げて本発明を説明する。な
お、実施例中の測定頂目は、下記の方法で測定し
た。
お、実施例中の測定頂目は、下記の方法で測定し
た。
(1) 接着性
20℃、65%RHの雰囲気に24時間放置したポ
リエステル延伸成形物の塗布層面上に巾18mmの
ニチバン(株)製セロハンテープを気泡の入らぬよ
う7cmの長さに貼り、この上を3Kgの手動式荷
動ロールで一定の荷重を与える。成形物を固定
し、セロハンテープの一端を500gの錘に接続
し、錘が45cmの距離を自然落下後に180゜方向の
剥離試験が開始する方法で塗布層とポリエステ
ル層の接着性を評価した。接着性は、次の5段
階の基準で評価し、評価4以上を合格とした。
リエステル延伸成形物の塗布層面上に巾18mmの
ニチバン(株)製セロハンテープを気泡の入らぬよ
う7cmの長さに貼り、この上を3Kgの手動式荷
動ロールで一定の荷重を与える。成形物を固定
し、セロハンテープの一端を500gの錘に接続
し、錘が45cmの距離を自然落下後に180゜方向の
剥離試験が開始する方法で塗布層とポリエステ
ル層の接着性を評価した。接着性は、次の5段
階の基準で評価し、評価4以上を合格とした。
評価5:セロハンテープ面に全く剥離しない。
評価4:10%未満しかセロハンテープ面に剥離
しない。
しない。
評価3:10〜50%の部分がセロハンテープ側に
剥離する。
剥離する。
評価2:50%以上の部分がセロハンテープ側に
剥離する。
剥離する。
評価1:完全にセロハンテープ側に剥離する。
(2) ヒートシール強度
フイルムの塗布層面同士を120℃で1Kg/cm2
の圧力で1秒間ヒートシールした。このフイル
ムを20℃、65%RHの雰囲気中に24時間放置し
たのち、引張試験機を用いて引張速度200mm/
分、剥離角180゜で剥離する方法によりヒートシ
ール強度を測定した。
の圧力で1秒間ヒートシールした。このフイル
ムを20℃、65%RHの雰囲気中に24時間放置し
たのち、引張試験機を用いて引張速度200mm/
分、剥離角180゜で剥離する方法によりヒートシ
ール強度を測定した。
(3) ガス遮断性
ASTM D−1434−63に準じる方法で30℃に
おけるガス透過度を測定した。
おけるガス透過度を測定した。
(4) 透明性
ASTM D−1005−52による。
比較例 1
厚さ12μの2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフイルムの酸素ガス透過度は、168c.c./m3、
24hr・atmであつた。このフイルムの片面に呉羽
化学工業(株)製の水分散性塩化ビニリデン系樹脂で
あるクレハロンDOA(商品名)を塗布し、80℃で
1分間、さらに130℃で1分間熱風乾燥器で乾燥
した。塗布層の厚さは、約4g/m2であつた。こ
のフイルムの酸素ガス透過度は、51c.c./m2・
24hr・atmと良好であつた。しかしながら、塗布
層とポリエステルフイルム層の接着性は、セロハ
ンテープによる剥離試験で評価1であると共にヒ
ートシール強度69g/cmであり、95℃の熱水処理
後はフイルムの透明性が悪化し、実用に供し得る
フイルムではなかつた。
トフイルムの酸素ガス透過度は、168c.c./m3、
24hr・atmであつた。このフイルムの片面に呉羽
化学工業(株)製の水分散性塩化ビニリデン系樹脂で
あるクレハロンDOA(商品名)を塗布し、80℃で
1分間、さらに130℃で1分間熱風乾燥器で乾燥
した。塗布層の厚さは、約4g/m2であつた。こ
のフイルムの酸素ガス透過度は、51c.c./m2・
24hr・atmと良好であつた。しかしながら、塗布
層とポリエステルフイルム層の接着性は、セロハ
ンテープによる剥離試験で評価1であると共にヒ
ートシール強度69g/cmであり、95℃の熱水処理
後はフイルムの透明性が悪化し、実用に供し得る
フイルムではなかつた。
実施例 1
呉羽化学工業(株)製の水分散性塩化ビニリデン系
樹脂であるクレハロンDOA(商品名)95部(固形
分重量、以下同じ)、ジカルボン酸中、テレフタ
ル酸成分50モル%、イソフタル酸成分43モル%、
5−ソジオスルホイソフタル酸7モル%であり、
グリコール中、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコールの比率が約
2対1である水分散性ポリエステル系樹脂5部か
らなる塗布液を95℃で3.5倍延伸した1軸延伸ポ
リエチレンテトフタレートフイルムの片面に塗布
し、さらにこのフイルムを110℃で先の延伸方向
とは直角方向に3.7倍延伸し、次いで210℃で10秒
間緊張下熱固定した。この2軸延伸フイルムのポ
リエステルフイルムの基体厚さは約12μ、塗布層
は約4g/m2であつた。このフイルムのセロハン
テープによる剥離試験は評価5、ヒートシール強
度205g/cm、酸素ガス透過度65c.c./m2・24hr・
atmであり、透明性も良好であり、実用に供し得
るものであつた。
樹脂であるクレハロンDOA(商品名)95部(固形
分重量、以下同じ)、ジカルボン酸中、テレフタ
ル酸成分50モル%、イソフタル酸成分43モル%、
5−ソジオスルホイソフタル酸7モル%であり、
グリコール中、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコールの比率が約
2対1である水分散性ポリエステル系樹脂5部か
らなる塗布液を95℃で3.5倍延伸した1軸延伸ポ
リエチレンテトフタレートフイルムの片面に塗布
し、さらにこのフイルムを110℃で先の延伸方向
とは直角方向に3.7倍延伸し、次いで210℃で10秒
間緊張下熱固定した。この2軸延伸フイルムのポ
リエステルフイルムの基体厚さは約12μ、塗布層
は約4g/m2であつた。このフイルムのセロハン
テープによる剥離試験は評価5、ヒートシール強
度205g/cm、酸素ガス透過度65c.c./m2・24hr・
atmであり、透明性も良好であり、実用に供し得
るものであつた。
実施例 2
三菱油化−バーデイツシユ(株)製の水分散性塩化
ビニリデン系樹脂であるデイオフアン207DC(商
品名)80部、実施例1で用いた水分散性ポリエス
テル系樹脂10部、アルキロールメラミン10部から
なる塗布液を実施例1の塗布液の代りに用いる以
外は実施例1と同様にして、基体のポリエステル
フイルムの厚さ12μ、塗布層の厚さ1.2μのフイル
ムを得た。得られたフイルムの酸素ガス透過度
は、43c.c./m2・24hr・atmと良好であつた。
ビニリデン系樹脂であるデイオフアン207DC(商
品名)80部、実施例1で用いた水分散性ポリエス
テル系樹脂10部、アルキロールメラミン10部から
なる塗布液を実施例1の塗布液の代りに用いる以
外は実施例1と同様にして、基体のポリエステル
フイルムの厚さ12μ、塗布層の厚さ1.2μのフイル
ムを得た。得られたフイルムの酸素ガス透過度
は、43c.c./m2・24hr・atmと良好であつた。
実施例 3
三菱油化−バーデイツシユ(株)製の水分散性塩化
ビニリデン樹脂であるデイオフアン207DC(商品
名)80部、大日本インキ化学工業(株)製のスルホン
酸塩基を含有する水分散性ポリエステル系樹脂で
あるフアインテツクスES−670(商品名)10部、
アルキロールメラミン8部、東芝シリコーン(株)製
のシリコーン粒子であるトスパール120(商品名)
2部からなる塗布液を実施例1の塗布液の代りに
用いる以外は実施例1と同用にして、基体のポリ
エステルフイルムの厚さ12μ、塗布層の厚さ1.2μ
のフイルムを得た。得られたフイルムの酸素ガス
透過度は49c.c./m2・24hr・atmと良好であつた。
ビニリデン樹脂であるデイオフアン207DC(商品
名)80部、大日本インキ化学工業(株)製のスルホン
酸塩基を含有する水分散性ポリエステル系樹脂で
あるフアインテツクスES−670(商品名)10部、
アルキロールメラミン8部、東芝シリコーン(株)製
のシリコーン粒子であるトスパール120(商品名)
2部からなる塗布液を実施例1の塗布液の代りに
用いる以外は実施例1と同用にして、基体のポリ
エステルフイルムの厚さ12μ、塗布層の厚さ1.2μ
のフイルムを得た。得られたフイルムの酸素ガス
透過度は49c.c./m2・24hr・atmと良好であつた。
Claims (1)
- 1 ポリエステルフイルムの少なくとも片面に、
スルホン酸塩基を含有する水分散性ポリエステル
系樹脂および水分散性塩化ビニリデン系樹脂から
なる塗布液を塗布した後、延伸してなる積層ポリ
エステルフイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57030048A JPS58147354A (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | ポリエステル延伸成形物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57030048A JPS58147354A (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | ポリエステル延伸成形物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58147354A JPS58147354A (ja) | 1983-09-02 |
| JPH0236386B2 true JPH0236386B2 (ja) | 1990-08-16 |
Family
ID=12292933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57030048A Granted JPS58147354A (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | ポリエステル延伸成形物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58147354A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2744948B2 (ja) * | 1987-07-15 | 1998-04-28 | ダイアホイルヘキスト 株式会社 | 塗布層を有する微細気泡含有ポリエステルフィルム |
| US5039339A (en) * | 1988-07-28 | 1991-08-13 | Eastman Kodak Company | Ink composition containing a blend of a polyester and an acrylic polymer |
| US4996252A (en) * | 1988-07-28 | 1991-02-26 | Eastman Kodak Company | Ink composition containing a blend of a polyester and an acrylic polymer |
| US4921899A (en) * | 1988-10-11 | 1990-05-01 | Eastman Kodak Company | Ink composition containing a blend of a polyester, an acrylic polymer and a vinyl polymer |
| US5075364A (en) * | 1988-10-11 | 1991-12-24 | Eastman Kodak Company | Ink composition containing a blend of a polyester, an acrylic polymer and a vinyl polymer |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5110273A (ja) * | 1974-07-15 | 1976-01-27 | Tokico Ltd | Ekiatsukanshoki |
| JPS5298074A (en) * | 1977-02-28 | 1977-08-17 | Toyobo Co Ltd | Coated polyester films |
| JPS54152085A (en) * | 1978-05-22 | 1979-11-29 | Teijin Ltd | Coated polyester film |
| JPS54153883A (en) * | 1978-05-24 | 1979-12-04 | Toyobo Co Ltd | Composite polyester film |
-
1982
- 1982-02-26 JP JP57030048A patent/JPS58147354A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58147354A (ja) | 1983-09-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10843447B2 (en) | Heat-sealable and peelable polyester film, use thereof and process for production thereof | |
| EP0712719B1 (en) | A polyester laminated film | |
| US7396578B2 (en) | Adhesion-promoted , heatsealable and peelable polyester film, process for its production and its use | |
| CA2206240A1 (en) | Polymeric film coated with a polyester composition | |
| US11752678B2 (en) | Polyester film with coating | |
| US5268420A (en) | Aqueous polyesters, easily bondable polyester films formed by coating said aqueous polyesters, and process for producing same | |
| US4868064A (en) | Composite PVDC-coated polyester films | |
| JPH0422692B2 (ja) | ||
| JPS581727A (ja) | 易接着性ポリエステルフイルムの製造法 | |
| JPS58147354A (ja) | ポリエステル延伸成形物 | |
| JPS6297890A (ja) | ポリエステルフイルムを基材とするラベル | |
| JPH06293875A (ja) | コーティング剤及び該剤を塗布した易接着性ポリエステルフイルム | |
| JPH0316728A (ja) | 蒸着ポリエステルフィルム | |
| JPS63189227A (ja) | 離型性ポリエステルフイルムの製造法 | |
| JPH0250835A (ja) | 被覆プラスチックフィルム | |
| JP3724050B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
| JPH03169549A (ja) | ポリエステル系樹脂積層フィルム | |
| JPH04348941A (ja) | 易接着性ポリエステルフィルム | |
| JPH02227174A (ja) | エチレン―酢酸ビニル共重合体ケン化物の塗膜形成方法 | |
| JPH041039A (ja) | 被覆ポリエステルフィルムおよびそれを用いた蒸着フィルム | |
| JPH0253222B2 (ja) | ||
| JPS60248232A (ja) | 易接着性ポリエステルフィルムの製造方法 | |
| JPS63290730A (ja) | 蒸着フイルム | |
| JPH041040A (ja) | 被覆ポリエステルフィルムおよびそれを用いた蒸着フィルム | |
| JPH01236247A (ja) | ポリエステル系被覆フィルム |